JP2014000094A5 - 臍帯由来細胞を用いた局部的または散在的脳外傷の改善 - Google Patents

Claims (17)

1. 局部的または散在的脳外傷を治療するための薬剤において、
   前記薬剤は臍帯組織由来細胞を含み、前記臍帯組織由来細胞は、実質的に血液を含まないヒトの臍帯組織に由来するものであり、前記細胞は自己再生および拡大培養が可能であり、かつ、少なくとも神経表現型の細胞へと分化する能力を有し、前記細胞は、ＣＤ１１７を発現しない、
   薬剤。
2. 局部的または散在的脳外傷に続く患者の脳室下領域（ＳＶＺ）の再生能力を刺激するための薬剤において、
   前記薬剤は、単離された臍帯組織由来細胞を含み、前記臍帯組織由来細胞が、実質的に血液を含まないヒトの臍帯組織に由来するものであり、前記細胞は自己再生および拡大培養が可能であり、かつ、少なくとも神経表現型の細胞へと分化する能力を有し、前記細胞は、ＣＤ１１７を発現しない、
   薬剤。
3. 請求項１または２に記載の薬剤において、前記細胞は、神経治療上有用な遺伝子産物を産生するように遺伝的に改変されている、薬剤。
4. 請求項１または２に記載の薬剤において、前記細胞は、少なくとも一つの他細胞種と共に投与される、薬剤。
5. 請求項４に記載の薬剤において、前記他細胞種は、星状細胞、乏突起神経膠細胞、ニューロン、神経前駆体、神経幹細胞、または他の多分化能性または多能性幹細胞である、薬剤。
6. 請求項１または２に記載の薬剤において、前記細胞は、前記患者の中枢神経系または末梢神経系の所定の部位に投与される、薬剤。
7. 請求項１または２に記載の薬剤において、前記細胞は、注射または注入によって投与される、薬剤。
8. 請求項１または２に記載の薬剤において、前記細胞は、ＣＤ１０，ＣＤ１３，ＣＤ４４，ＣＤ７３，ＣＤ９０，ＰＤＧＦｒ−αおよびＨＬＡ−Ａ，Ｂ，Ｃをそれぞれ表現する、薬剤。
9. 請求項１，２または８に記載の薬剤において、前記細胞は、ＣＤ３１，ＣＤ３４，ＣＤ４５，ＣＤ１４１，ＨＬＡ−ＤＲ，ＤＰ，ＤＱのいずれも発現しない、薬剤。
10. 局部的または散在的脳外傷を有する患者を治療するための医薬組成物において、
    前記医薬組成物は、製薬上許容される担体と、前記局部的または散在的脳外傷を治療するのに有効な量の単離された臍帯組織由来細胞とを含み、前記臍帯組織由来細胞は、実質的に血液を含まないヒトの臍帯組織に由来するものであり、前記細胞は自己再生および拡大培養が可能であり、かつ、少なくとも神経表現型の細胞へと分化する能力を有し、前記細胞は、ＣＤ１１７を発現しない、
    医薬組成物。
11. 局部的または散在的脳外傷に続く患者の脳室下領域（ＳＶＺ）の再生能力を刺激するための医薬組成物において、
    前記医薬組成物は、製薬上許容される担体と、脳室下領域の再生能力を刺激するのに有効な量の単離された臍帯組織由来細胞とを含み、前記臍帯組織由来細胞は、実質的に血液を含まないヒトの臍帯組織に由来するものであり、前記細胞は自己再生および拡大培養が可能であり、かつ、少なくとも神経表現型の細胞へと分化する能力を有し、前記細胞は、ＣＤ１１７を発現しない、
    医薬組成物。
12. 請求項１０または１１に記載の医薬組成物において、前記細胞は、神経治療的に有用な遺伝子産物を産生するように遺伝子的に改質されている、医薬組成物。
13. 請求項１０または１１に記載の医薬組成物において、前記組成物は、少なくとも一つの他細胞種を更に含む、医薬組成物。
14. 請求項１３に記載の医薬組成物において、前記他細胞種は、星状細胞、乏突起神経膠細胞、ニューロン、神経前駆体、神経幹細胞、または他の多分化能性または多能性幹細胞である、医薬組成物。
15. 請求項１０または１１に記載の医薬組成物において、前記組成物は、注射または注入によって投与される、医薬組成物。
16. 請求項１０または１１に記載の医薬組成物において、前記細胞は、ＣＤ１０，ＣＤ１３，ＣＤ４４，ＣＤ７３，ＣＤ９０，ＰＤＧＦｒ−αおよびＨＬＡ−Ａ，Ｂ，Ｃをそれぞれ表現する、医薬組成物。
17. 請求項１０，１１または１６に記載の医薬組成物において、前記細胞は、ＣＤ３１，ＣＤ３４，ＣＤ４５，ＣＤ１４１，ＨＬＡ−ＤＲ，ＤＰ，ＤＱのいずれも発現しない、医薬組成物。