JP2013236044A - 光電変換装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光電変換装置11の製造方法は、電極層2上に、第1金属元素および第1有機化合物が存在する皮膜を作製する工程と、皮膜を硫黄元素を含む雰囲気で加熱して、第1有機化合物を熱分解することによって熱分解皮膜を作製する工程と、熱分解皮膜をセレン元素を含む雰囲気で加熱して、セレン化金属を含むとともに電極層2とは反対側の表面において硫黄元素が多く存在した半導体層3にする工程とを具備する。
【選択図】 図1
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る光電変換装置の製造方法を用いて作製した光電変換装置11の一例を示す斜視図である。図2は、図1の光電変換装置11のXZ断面図である。なお、図1から図10には、光電変換セル10の配列方向(図1の図面視左右方向)をX軸方向とする右手系のXYZ座標系が付されている。
、第1〜3溝部P1,P2,P3といった3種類の溝部が設けられている。
CISともいう)、Cu(In,Ga)Se2(二セレン化銅インジウム・ガリウム、CIGSともいう)等が挙げられる。また、I−II−IV−VI族化合物としては、例えば、Cu2ZnSnSe4(CZTSeともいう)等が挙げられる。
を用いることにより測定することができる。
電型)を有している。第1の半導体層3と第2の半導体層4との接合によって、第1の半導体層3で光電変換されて生じた正負キャリアが良好に電荷分離される。なお、導電型が異なる半導体とは、伝導担体(キャリア)が異なる半導体のことである。また、上記のように第1の半導体層3の導電型がp型である場合、第2の半導体層4の導電型は、n型でなく、i型であっても良い。更に、第1の半導体層3の導電型がn型またはi型であり、第2の半導体層4の導電型がp型である態様も有り得る。
IZO(Indium Zinc Oxide)、ITO(Indium Tin Oxide)、FTO(Fluorine tin Oxide)等がある。
図3から図10は、光電変換装置11の製造途中の様子をそれぞれ模式的に示す断面図である。なお、図3から図10で示される各断面図は、図2で示された断面に対応する部分の製造途中の様子を示す。
の有機溶媒に溶解することによって原料溶液とすることができる。あるいは、銅元素とインジウム元素がフェニルセレノールを介して結合された単一源前駆体(特許文献2参照)と銅元素とガリウム元素がフェニルセレノールを介して結合された単一源前駆体を、有機溶媒に溶解することによって原料溶液としてもよい。これらの場合、第1の皮膜に含まれる第1金属元素は、銅、インジウム、ガリウムであり、第1の皮膜に含まれる第1有機化合物は、フェニルセレノールである。
素が気化等で消失するのを低減できる。特に過度の酸化を抑制することができ、取扱性に優れるという観点からは、酸化性ガスとして水を用いてもよい。
び接続導体6については、例えば、Ag等の金属粉を樹脂バインダー等に分散した導電性を有するペースト(導電ペーストともいう)を、所望のパターンを描くように印刷し、これを乾燥し、固化することで形成できる。なお、固化した状態は、導電ペーストに用いられるバインダーが熱可塑性樹脂である場合の熔融後の固化状態、およびバインダーが熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂等の硬化性樹脂である場合の硬化後の状態の双方を含む。図10は、集電電極7および接続導体6を形成した後の状態を示す図である。
上記の光電変換装置の製造方法の第1の例では、複数の熱分解工程を繰り返して第1の半導体層3を作製したが、1回の熱分解工程で第1の半導体層3を作製してもよい。その方法について、以下に説明する。まず、光電変換装置の製造方法の第1の例(以下、光電変換装置の製造方法の第1の例のことを単に第1の例ともいう)と同様にして、図4に示す下部電極層2に第1溝部P1を形成した後の状態までの工程を行なう。
ここでは、まず、次の工程[a]〜[d]を順次に行うことで原料溶液を作製した。
。
ガラスによって構成される基板1の表面にMoからなる下部電極層2が成膜されたものを用意し、その下部電極層2の上に原料溶液をブレード法によって塗布して皮膜を形成した。
評価試料および比較試料としての各基板を、アンモニア水に酢酸カドミウムとチオ尿素が溶解された溶液に浸漬することで、第1の半導体層の上に厚さが50nmのCdSからなる第2の半導体層を形成した。そして、この第2の半導体層の上に、スパッタリング法によってAlがドープされたZnOからなる上部電極層を形成して光電変換装置を作製した。
2:下部電極層
3:第1の半導体層
3a:第1の熱分解皮膜
3b:第2の熱分解皮膜
4:第2の半導体層
5:上部電極層
6:接続導体
7:集電電極
10:光電変換セル
11:光電変換装置
Claims (12)
- 電極層上に、第1金属元素および第1有機化合物が存在する皮膜を作製する工程と、
該皮膜を硫黄元素を含む雰囲気で加熱して、前記第1有機化合物を熱分解することによって熱分解皮膜を作製する工程と、
前記熱分解皮膜をセレン元素を含む雰囲気で加熱して、セレン化金属を含むとともに前記電極層とは反対側の表面において硫黄元素が多く存在した半導体層にする工程と
を具備する光電変換装置の製造方法。 - 前記第1金属元素にI−B族元素およびIII−B族元素を含ませる、請求項1に記載の
光電変換装置の製造方法。 - 前記第1有機化合物にセレン元素含有有機化合物を含ませる、請求項1または2に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記硫黄元素を含む雰囲気中に酸化性ガスをさらに含ませる、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記酸化性ガスは水である、請求項4に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記熱分解皮膜を作製する工程は、前記皮膜を前記酸化性ガスを含む雰囲気で加熱した後、前記酸化性ガスおよび硫黄元素を含む雰囲気で加熱する工程である、請求項5または6に記載の光電変換装置の製造方法。
- 電極層上に、第1金属元素および第1有機化合物が存在する第1の皮膜を作製する工程と、
該第1の皮膜を加熱して、前記第1有機化合物を熱分解することによって第1の熱分解皮膜を作製する工程と、
該第1の熱分解皮膜上に、前記第1金属元素および前記第1有機化合物が存在する第2の皮膜を作製する工程と、
該第2の皮膜を硫黄元素を含む雰囲気で加熱して、前記第1有機化合物を熱分解することによって第2の熱分解皮膜を作製する工程と、
前記第1の熱分解皮膜および前記第2の熱分解皮膜をセレン元素を含む雰囲気で加熱して、第1の層領域および第2の層領域を有する、セレン化金属を含むとともに前記電極層とは反対側の表面において硫黄元素が多く存在した半導体層にする工程と
を具備する光電変換装置の製造方法。 - 前記第1金属元素にI−B族元素およびIII−B族元素を含ませる、請求項7に記載の
光電変換装置の製造方法。 - 前記第1有機化合物にセレン元素含有有機化合物を含ませる、請求項7または8に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記硫黄元素を含む雰囲気中に酸化性ガスをさらに含ませる、請求項7乃至9のいずれかに記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記酸化性ガスは水である、請求項10に記載の光電変換装置の製造方法。
- 前記第2の熱分解皮膜を作製する工程は、前記第2の皮膜を前記酸化性ガスを含む雰囲気で加熱した後、前記酸化性ガスおよび硫黄元素を含む雰囲気で加熱する工程である、請
求項10または11に記載の光電変換装置の製造方法。
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