JP2013230711A - ワイパピボット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピボットカバーをピボットホルダとは別体とし、その形状を複雑化すること無く、ピボットカバーの径方向に流れる水の経路を長くして、水の流れの勢いを弱める。
【解決手段】DR側ピボットホルダに装着されるDR側ピボットカバー50を、装着部51,底部52および壁部53とから形成し、底部52の装着部51と壁部53との間で、かつボールジョイントBJ1,BJ2側には、底部52に対してDR側ピボット軸の軸方向に向けて凹凸形状となり、底部52を伝ってDR側ピボット軸の径方向に流れる雨水等の経路RT1を長くする水流ガイド部54を設け、装着部51を挟んで水流ガイド部54側とは反対側には、底部52で受け止めた雨水等を外部に排水する排水部55を設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、ワイパ部材が取り付けられるピボット軸と、ピボット軸を回動自在に支持するピボットホルダと、ピボットホルダに装着されてピボット軸とリンク部材との連結部が被水するのを抑制するピボットカバーとを備えたワイパピボット装置に関する。
従来、自動車等の車両には、ウィンドシールドに付着した雨水等を払拭して、良好な視界を確保するためにワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、駆動源としての電動モータと、電動モータの回転運動を揺動運動に変換するリンク部材と、リンク部材により揺動駆動されるピボット軸と、車両に固定されてピボット軸を回動自在に支持するピボットホルダと、ピボット軸の先端部分に取り付けられるワイパ部材とを備えている。
自動車等の車両に搭載されるワイパ装置は、ウィンドシールドの前端側に位置するバルクヘッド等の内部に搭載され、カウルトップパネルにより覆われている。カウルトップパネルにはピボット孔が設けられ、当該ピボット孔からはピボット軸の先端部分が外部に延出されている。ワイパ装置のピボット孔と対向する部分には、略椀状に形成されたピボットカバーが設けられ、当該ピボットカバーは、ピボット軸の基端部分に固定されたピボットレバーとリンク部材との連結部分(ボールジョイント等)が被水するのを抑制するようになっている。ここで、ピボット軸,ピボットホルダおよびピボットカバーにより、ワイパピボット装置を形成している。
このように、連結部分が被水するのを抑制するようにしたワイパピボット装置としては、例えば、特許文献1および特許文献2に記載された技術が知られている。
特許文献1に記載されたワイパピボット(ワイパピボット装置)は、車両に固定される固定片を備えたピボットホルダを有し、当該ピボットホルダのホルダ本体は、ピボットシャフト(ピボット軸)を回動自在に支持している。ピボットホルダには、ピボットシャフトの径方向に延びるよう鍔部が一体に設けられ、当該鍔部には、周壁,弧状リブ,複数の放射状リブが一体に設けられている。周壁,弧状リブ,複数の放射状リブは、ピボットシャフトの軸方向に向けて延在しており、周壁の放射状リブ側には、ピボットホルダに落下した雨水を外部に排水するための排水ゲートが設けられている。
特許文献1に記載されたワイパピボットでは、ピボットカバーに相当する鍔部,周壁,弧状リブ,複数の放射状リブを、亜鉛合金やマグネシウム合金等をダイカスト成形することでピボットホルダに一体成形している。そして、ホルダ本体と弧状リブとの間に落下した雨水等は、弧状リブの内壁面,ホルダ本体の外壁面,放射状リブの壁面に導かれて、排水ゲートから外部に排水されるようになっている。
一方、特許文献2に記載されたワイパピボット(ワイパピボット装置)は、ピボットホルダとは別体の防水キャップ(ピボットカバー)を備え、当該防水キャップは、ゴム等によって形成されるとともに、ピボットホルダの周囲に装着されるようになっている。防水キャップは傘部を備え、当該傘部には外周縁から中心下方へ向けて傾斜した勾配面が設けられている。勾配面には、中心部から周縁部に向けて放射状に位置する複数の堰が立設され、傘部の中心部の集水流路を介して傘部の中心部に設けられた排水口から雨水を排水するようにしている。
特開2006−297969号公報(図3) 特開2002−127874号公報(図1)
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパピボットによれば、ホルダ本体,固定片,鍔部,周壁,弧状リブ,複数の放射状リブを、亜鉛合金やマグネシウム合金等をダイカスト成形することで一体成形しているので、ピボットホルダを成形するための金型が複雑化するばかりか車種毎に金型が必要になる等、製造コストの増大を招いていた。また、ピボットホルダの重量が嵩む等の問題も生じ得る。一方、上述の特許文献2に記載されたワイパピボットによれば、ピボットホルダと防水キャップとを別体としているため、上述のような課題は解決できるものの、以下に示すような排水機能の面で問題が生じ得る。
つまり、特許文献2においては、防水キャップの傘部に、中心部から周縁部に向けて放射状に位置する複数の堰が立設されているが、中心部から周縁部の間は、傘部の径方向に向けて真っ直ぐで凹凸の無い勾配面となっている。したがって、傘部に落下した雨水等は、場合によっては中心部から周縁部に向かって勢い良く勾配面(傘部)を伝って流れていき、その結果、外周縁を乗り越えて外部に漏出してしまうという問題を生じ得る。
本発明の目的は、ピボットカバーをピボットホルダとは別体とし、その形状を複雑化すること無く、ピボットカバーの径方向に流れる水の経路を長くして、水の流れの勢いを弱めることができるワイパピボット装置を提供することにある。
本発明のワイパピボット装置は、ワイパ部材が取り付けられるピボット軸と、前記ピボット軸を回動自在に支持するピボットホルダと、前記ピボットホルダに装着されて前記ピボット軸とリンク部材との連結部が被水するのを抑制するピボットカバーとを備えたワイパピボット装置であって、前記ピボットカバーは、前記ピボットホルダのホルダ筒部に装着される装着部と、前記装着部から前記ピボット軸の径方向外側に延び、前記ピボット軸の前記ワイパ部材側から流れてくる水を受け止める底部と、前記底部から前記ピボット軸の軸方向一側に延び、前記底部で受け止めた前記水の外部への漏出を抑制する壁部と、前記底部の前記装着部と前記壁部との間で、かつ前記連結部側に設けられ、前記底部に対して前記ピボット軸の軸方向に向けて凹凸形状となり、前記底部を伝って前記ピボット軸の径方向に流れる前記水の経路を長くする水流ガイド部と、前記装着部を挟んで前記水流ガイド部側とは反対側に設けられ、前記底部で受け止めた前記水を外部に排水する排水部と、を有することを特徴とする。
本発明のワイパピボット装置は、前記水流ガイド部は、前記ピボット軸の軸方向一側に突出して形成され、前記水流ガイド部の前記排水部側には、前記排水部に向けて前記水の流れをガイドする傾斜面が設けられることを特徴とする。
本発明のワイパピボット装置は、前記ワイパピボット装置は、当該ワイパピボット装置が搭載される搭載部のワイパカバーに形成したピボット孔の径方向内側が、前記ピボット軸の軸方向に向けて前記傾斜面と重なるよう前記搭載部に搭載されることを特徴とする。
本発明のワイパピボット装置は、前記排水部は、前記底部および前記壁部のうちの少なくとも何れか一方に形成されることを特徴とする。
本発明のワイパピボット装置は、前記ホルダ筒部に当該ホルダ筒部の径方向外側に突出する係合凸部を設け、前記装着部の前記排水部側に前記係合凸部が入り込んで前記ピボットカバーの前記ピボットホルダに対する回り止めを行う係合凹部を設けることを特徴とする。
本発明のワイパピボット装置によれば、ピボットホルダに装着されるピボットカバーを、装着部,底部および壁部とから形成し、底部の装着部と壁部との間で、かつ連結部側には、底部に対してピボット軸の軸方向に向けて凹凸形状となり、底部を伝ってピボット軸の径方向に流れる水の経路を長くする水流ガイド部を設け、装着部を挟んで水流ガイド部側とは反対側には、底部で受け止めた水を外部に排水する排水部を設ける。したがって、ピボットカバーの連結部側で底部を伝って径方向に流れる水の経路を、水流ガイド部を設けていない従前に比して長くすることができ、ひいては底部で受け止めた水の径方向への流れの勢いを弱めることができる。よって、底部で受け止めた水が壁部を乗り越えて外部に漏出することを抑制でき、ひいてはワイパピボット装置の被水信頼性を向上させることができる。また、ピボットカバーは別体であり、かつ水流ガイド部は、水が伝って流れ得る凹凸形状に形成されるため、凹凸形状の高さや深さを大きくしなくて済み、ピボットカバーの形状が複雑化するのを抑制して、ひいては製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明のワイパピボット装置によれば、水流ガイド部は、ピボット軸の軸方向一側に突出して形成され、水流ガイド部の排水部側には、排水部に向けて水の流れをガイドする傾斜面が設けられるので、底部で受け止めた水を排水部に向けてスムーズにガイドすることができ、ひいてはピボットカバーに水が溜まるのを抑制することができる。
本発明のワイパピボット装置によれば、ワイパピボット装置は、ワイパピボット装置が搭載される搭載部のワイパカバーに形成したピボット孔の径方向内側が、ピボット軸の軸方向に向けて傾斜面と重なるよう搭載部に搭載されるので、ワイパカバーからピボット孔を介して流れてくる水を傾斜面にガイドさせて、ピボットカバーの水を効率良く外部に排水することができる。
本発明のワイパピボット装置によれば、排水部は、底部および壁部のうちの少なくとも何れか一方に形成することができる。また、ホルダ筒部に当該ホルダ筒部の径方向外側に突出する係合凸部を設け、装着部の排水部側に係合凸部が入り込んでピボットカバーのピボットホルダに対する回り止めを行う係合凹部を設けることもできる。
ワイパ装置の車両への搭載状態を説明する説明図である。 本発明に係るワイパピボット装置を拡大して示す斜視図である。 図2のピボットホルダを示す斜視図である。 (a)は図2のピボットカバーの表側を示す斜視図,(b)は図2のピボットカバーの裏側を示す斜視図である。 図2の矢印A方向から見たピボットカバーの装着部を横切る断面図である。 図2の矢印A方向から見たワイパピボット装置のピボット軸を横切る断面図である。 (a)は図6の破線円B部分を拡大して示す部分拡大断面図,(b)は図6の破線円B部分に対応した比較例(水流ガイド部無し)を示す部分拡大断面図である。 第2実施の形態に係るピボットカバーの図5に対応した断面図である。 第3実施の形態に係るピボットカバーの図5の破線円C部分に対応した部分拡大断面図である。 第4実施の形態に係るピボットカバーの図5の破線円C部分に対応した部分拡大断面図である。
以下、本発明の第1実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1はワイパ装置の車両への搭載状態を説明する説明図を、図2は本発明に係るワイパピボット装置を拡大して示す斜視図を、図3は図2のピボットホルダを示す斜視図を、図4(a)は図2のピボットカバーの表側を示す斜視図,(b)は図2のピボットカバーの裏側を示す斜視図を、図5は図2の矢印A方向から見たピボットカバーの装着部を横切る断面図を、図6は図2の矢印A方向から見たワイパピボット装置のピボット軸を横切る断面図を、図7(a)は図6の破線円B部分を拡大して示す部分拡大断面図,(b)は図6の破線円B部分に対応した比較例(水流ガイド部無し)を示す部分拡大断面図をそれぞれ表している。
図1に示すように、自動車等の車両10における車体11の前方側には、ウィンドシールドとしてのフロントガラス12が設けられている。フロントガラス12上には、当該フロントガラス12に付着した雨水や埃等を払拭するためのDR側(運転席側)ワイパ部材13およびAS側(助手席側)ワイパ部材14が設けられている。
DR側ワイパ部材13は、DR側ワイパブレード13aとDR側ワイパアーム13bとを備え、DR側ワイパブレード13aはDR側ワイパアーム13bの先端側に回動自在に設けられている。また、AS側ワイパ部材14は、AS側ワイパブレード14aとAS側ワイパアーム14bとを備え、AS側ワイパブレード14aはAS側ワイパアーム14bの先端側に回動自在に設けられている。各ワイパブレード13a,14aは、各ワイパアーム13b,14bの内側に設けられたコイルバネ(図示せず)によって、フロントガラス12に対して弾性接触するようになっている。
各ワイパブレード13a,14aは、フロントガラス12上の下反転位置LRPと上反転位置URPとの間に形成される各払拭範囲15a,15b(図中二点鎖線)を、それぞれ同期して同一方向に往復払拭動作するようになっており、各ワイパ部材13,14の払拭パターンは、所謂タンデム型を採用している。
車体11におけるフロントガラス12の前端側(図中下側)には、図示しないバルクヘッドに近接して搭載スペース(搭載部)11aが設けられ、当該搭載スペース11aの内部には、各ワイパ部材13,14を揺動駆動するワイパ装置20が搭載されている。ワイパ装置20は、車室内に設けられたワイパスイッチ(図示せず)の操作により駆動され、これにより各ワイパ部材13,14はフロントガラス12上を往復払拭動作して雨水等の付着物を払拭するようになっている。
ワイパ装置20は、図中二点鎖線に示すように、搭載スペース11aの開口部分に装着されるカウルトップパネル(ワイパカバー)16によって覆われている。カウルトップパネル16は、ワイパ装置20が被水するのを防止するとともに、ワイパ装置20を覆い隠して外部からの見栄えを良くしている。
カウルトップパネル16には、DR側ピボット孔16aとAS側ピボット孔16bとが形成されている。各ピボット孔16a,16bからは、ワイパ装置20を形成するDR側ピボット軸25aおよびAS側ピボット軸25bの一端側がそれぞれ延出されており、各ピボット軸25a,25bの一端側には、各ワイパアーム13b,14bの基端側が取り付けられている。
ワイパ装置20はワイパモータ21を備えており、当該ワイパモータ21は、電動モータ22とギヤケース23とを有している。電動モータ22の内部には、先端側にウォームを有するアーマチュア軸(図示せず)が回転自在に設けられている。ここで、電動モータ22としては、ブラシ付き電動モータやブラシレス電動モータ等を用いることができる。
ギヤケース23の内部には、アーマチュア軸のウォームと噛み合うウォームホイール(図示せず)が回転自在に収容され、ウォームおよびウォームホイールは減速機構を構成している。減速機構は、アーマチュア軸の回転を所定の回転速度にまで減速し、減速して高トルク化された回転力をウォームホイールに設けた出力軸23aから外部に出力するようになっている。
ワイパ装置20は、ワイパモータ21の回転運動を揺動運動に変換するリンク機構(リンク部材)24を備えており、リンク機構24は、ワイパモータ21の出力軸23aと、各ピボット軸25a,25bを形成するピボットレバーとしてのDR側駆動レバー26aおよびAS側駆動レバー26bとの間に配置されている。リンク機構24は、クランクアーム24a,駆動ロッド24bおよび連結ロッド24cによって形成されている。ここで、ワイパ装置20は、ワイパモータ21側がエンジンルーム(図示せず)側に配置され、連結ロッド24c側が車室内(図示せず)側に配置されている。
クランクアーム24aの一端は出力軸23aに固定され、クランクアーム24aの他端はボールジョイント(図示せず)を介して駆動ロッド24bの一端に回動自在に連結されている。DR側駆動レバー26aの一端はDR側ピボット軸25aの他端に固定され、DR側駆動レバー26aの他端はボールジョイントBJ1(図6参照)を介して駆動ロッド24bの他端に回動自在に連結されている。
AS側駆動レバー26bの一端はAS側ピボット軸25bの他端に固定され、AS側駆動レバー26bの他端はボールジョイント(図示せず)を介して連結ロッド24cの一端に回動自在に連結されている。また、連結ロッド24cの他端はボールジョイントBJ2(図6参照)を介してDR側駆動レバー26aの他端に回動自在に連結されている。これにより、ワイパモータ21を回転駆動することで、各ピボット軸25a,25bが同期して同一方向に揺動駆動される。
図2に示すように、ワイパ装置20は、DR側ワイパピボット装置30を備えている。DR側ワイパピボット装置30は、DR側駆動レバー26aが固定されたDR側ピボット軸25aと、DR側ピボット軸25aを回動自在に支持するDR側ピボットホルダ40と、ボールジョイントBJ1,BJ2(図6参照)への被水を抑制するDR側ピボットカバー50とを備えている。なお、本発明の要諦部分であるDR側ワイパピボット装置およびAS側ワイパピボット装置は、何れも略同様に構成されるため、以下の説明においては、AS側ワイパピボット装置の説明を省略し、DR側ワイパピボット装置30のみについて詳細に説明する。
図2,3に示すように、DR側ワイパピボット装置30を形成するDR側ピボットホルダ40は、溶融したアルミ材料等を鋳造成形することにより所定形状に形成されている。DR側ピボットホルダ40は、略円筒形状に形成されたホルダ筒部41を備えており、当該ホルダ筒部41は一対の軸受42(図6参照)を介してDR側ピボット軸25aを回動自在に支持している。これにより、DR側ピボット軸25aのスムーズな回動を可能としている。
図6に示すように、DR側ピボット軸25aの先端側(図中上側)に設けられた軸受42の近傍には、ゴム製のOリング43が配置されている。Oリング43は、DR側ピボット軸25aとホルダ筒部41との間に雨水等が浸入するのを防止するようになっており、これにより長期に亘りDR側ピボット軸25aはスムーズに回動可能となっている。また、DR側ピボット軸25aは、ホルダ筒部41に対して止め輪等よりなる抜け止め機構44により抜け止めされている。
図3,6に示すように、ホルダ筒部41の径方向外側には、DR側ピボットカバー50の係合段差部51a(図5参照)が係合する環状の支持段差部41aが一体に設けられ、当該支持段差部41aは、DR側ピボットカバー50のホルダ筒部41の軸方向に対する位置決めを行うようになっている。
また、ホルダ筒部41には、その径方向外側に突出するようにして、フレーム固定部45が一体に設けられている。フレーム固定部45には、中空パイプよりなるフレーム部材(図示せず)の一端がカシメ固定されるようになっている。ここで、フレーム部材の他端には、AS側ピボットホルダのフレーム固定部(図示せず)が同様にカシメ固定されるようになっており、このようにワイパ装置20は、所謂フレーム一体型のモジュラー型ワイパ装置となっている。
ホルダ筒部41には、さらにその径方向外側に突出するようにして、固定脚部46が一体に設けられている。固定脚部46は、ホルダ筒部41を挟んでフレーム固定部45の反対側に設けられ、固定脚部46にはゴム製のブッシュ46a(図2参照)が装着されるようになっている。固定脚部46はブッシュ46aを介して車体11に取り付けられ、これによりワイパモータ21の振動が車体11に伝達されるのを防止している。
ホルダ筒部41のフレーム固定部45と固定脚部46との間には、図3に示すように、ホルダ筒部41の径方向外側に突出する係合凸部47が一体に設けられている。係合凸部47は、ホルダ筒部41の軸方向に延び、支持段差部41aにまで達するよう設けられ、係合凸部47の図中上側、つまりDR側ピボットカバー50が装着される側は、DR側ピボットカバー50の係合凹部51b(図4(b)参照)をガイドし易いように先細り形状となっている。係合凸部47は、DR側ピボットカバー50の係合凹部51bに入り込み、これにより係合凸部47と係合凹部51bとが係合して、DR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対する周方向への位置決めはもちろん、DR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対する回り止めも行うようになっている。ここで、係合凸部47は、ワイパ装置20を搭載スペース11aに搭載した状態のもとで、図6に示すようにエンジンルーム側(車両前方側)に向けられるようになっている。
ホルダ筒部41の軸方向に沿う図中下側、つまりDR側駆動レバー26a側には、略円弧状に形成されたスカート部48が一体に設けられている。スカート部48は、ホルダ筒部41の軸方向に沿って係合凸部47と並んで設けられ、図6に示すように、DR側駆動レバー26aの側面を覆うようになっている。これにより、DR側ピボットカバー50の排水部55から排水された雨水等が、DR側駆動レバー26aに掛からないようにしている。
図4,5に示すように、DR側ワイパピボット装置30を形成するDR側ピボットカバー50は、DR側ピボットホルダ40とは別体となり、溶融したプラスチック材料等を射出成形することにより所定形状に形成されている。DR側ピボットカバー50は、DR側ピボットホルダ40のホルダ筒部41(図3参照)に装着される円筒形状に形成された装着部51を備えており、当該装着部51の内径寸法とホルダ筒部41の外径寸法とは略同じ寸法に設定されている。これにより、装着部51をホルダ筒部41に装着した状態のもとで、DR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対するガタつきを抑制している。
装着部51の軸方向に沿う基端側(図5,6中下側)で、かつ径方向内側には、環状の係合段差部51aが設けられている。係合段差部51aは、図6に示すようにホルダ筒部41に設けた支持段差部41aに係合するようになっている。また、装着部51の径方向に沿う排水部55側(図中右側)には、ホルダ筒部41の係合凸部47が入り込む係合凹部51bが設けられている。係合凹部51bの内側の形状は、係合凸部47と略同じ形状(先細り形状)をなし、これにより係合凸部47の係合凹部51bへの装着を容易にしている。そして、係合凸部47が係合凹部51bに入り込むことで、DR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対する回り止めがなされる。
装着部51の係合段差部51aがホルダ筒部41の支持段差部41aに係合されて、装着部51の軸方向に沿う先端側(図5,6中上側)が抜け止め機構44に係合されることで、DR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対する抜け止めがなされる。ここで、DR側ピボットカバー50をDR側ピボットホルダ40へ装着する際に、装着部51は抜け止め機構44を乗り越えることになるが、DR側ピボットカバー50はプラスチック製で柔軟性を有するため、容易に装着できるようになっている。
装着部51の軸方向に沿う基端側、つまり係合段差部51a側には、環状の底部52が一体に設けられている。底部52は、装着部51からDR側ピボット軸25aの軸方向と直交する径方向外側に延在しており、DR側ピボット軸25aのDR側ワイパ部材13側(図1参照)から流れてくる雨水等(水)を受け止めるようになっている。
また、底部52の径方向外側には壁部53が一体に設けられ、当該壁部53は、DR側ピボット軸25aの軸方向一側(図5,6中上側)に向けて延在している。つまり、壁部53は装着部51と同じ方向に延在されている。これにより、底部52に流れてくる雨水等は、装着部51,底部52および壁部53によって形成されるDR側ピボットカバー50の内部を流れるようになっている。つまり、壁部53は、底部52で受け止めた雨水等のDR側ピボットカバー50の外部への漏出を抑制する機能を備えている。
底部52の装着部51と壁部53との間で、かつ連結部としての各ボールジョイントBJ1,BJ2側には、水流ガイド部54が一体に設けられている。水流ガイド部54は、DR側ピボット軸25aの軸方向一側、つまりDR側ピボットカバー50の内部に向けて突出するよう形成されている。水流ガイド部54は、図4に示すように略円弧形状に形成され、底部52の装着部51を挟む各ボールジョイントBJ1,BJ2側(図中左側)において、略180°の範囲に亘って設けられている。
このように、水流ガイド部54を、底部52に対してDR側ピボット軸25aの軸方向に向けて凹凸形状とすることで、底部52を伝ってDR側ピボット軸25aの径方向に流れる雨水等の経路RT1(図4(a),図5,図7(a)の二点鎖線参照)を、水流ガイド部54を備えないものの経路RT2(図7(b)の破線参照)に比して長くしている(RT1>RT2)。これにより、水流ガイド部54を備えないものに対して、DR側ピボットカバー50の外径寸法を変えること無く、DR側ピボット軸25aの径方向外側に向けて流れる雨水等の流れを、水流ガイド部54に沿わせて弱めることができ、これにより雨水等が壁部53を乗り越えて外部に漏出されるのをより確実に抑制できるようにしている。ここで、図7(b)においては、図7(a)と同様の機能を有する部分に同一の記号を付している。
図4,5に示すように、水流ガイド部54は、装着部51側、つまり排水部55側に向けて緩やかに傾斜する傾斜面54aを備えており、当該傾斜面54aは、底部52の径方向外側から底部52に向けて略滑り台形状に形成されている。これにより、底部52で受け止めた雨水等は排水部55に向けてスムーズにガイドされ、DR側ピボットカバー50の内部に雨水等が溜まるのを効果的に抑制できるようにしている。
ここで、ワイパ装置20(DR側ピボットカバー50)は、図5に示すように、車体11の前方側(エンジンルーム側)に所定角度α°、例えば25°で傾斜して搭載されるようになっている。この場合、水流ガイド部54は車室内側に配置され、排水部55はエンジンルーム側に配置されている。したがって、DR側ピボットカバー50の内部に流れてくる雨水等は排水部55に集約され易くなっており、さらに水流ガイド部54の径方向外側と壁部53との間に流れた雨水等は、水流ガイド部54の外周部分を伝って排水部55に向けて流れ易くなっている。
装着部51を挟んで水流ガイド部54側とは反対側、つまり装着部51の径方向に沿う各ボールジョイントBJ1,BJ2側とは反対側には、複数の排水孔55aよりなる排水部55が設けられている。各排水孔55aは、壁部53の周方向に沿うよう等間隔(例えば15°間隔)で5つ設けられ、壁部53の内部と外部とを連通するようになっている。これにより、DR側ピボットカバー50の内部に流れてきて排水部55に集約された雨水等は、各排水孔55aからエンジンルーム内に素早く排水されるようになっている。ただし、各排水孔55aの大きさや個数は図示のものに限らず、DR側ピボットカバー50に必要とされる剛性等に応じて任意に設定することができる。
底部52の裏面(図5,6中下側)には、排水部55、つまり各排水孔55aに近接するようにして、DR側ピボット軸25aの軸方向他側(図5,6中下側)に向けて延びる舌片55bが一体に設けられている。この舌片55bにおいても、DR側ピボットホルダ40のスカート部48と同様に略円弧形状に形成されている。舌片55bは、各排水孔55aから排水された雨水等を、エンジンルーム内に向けて確実に排出させるための機能を有している。
図6に示すように、DR側ワイパピボット装置30は、DR側ピボット軸25aの軸方向一側をDR側ピボット孔16aの略中心部分から突出させることで、搭載スペース11aに搭載されている。DR側ピボット孔16aの内径寸法は、壁部53の内径寸法よりも小さい内径寸法に設定されており、これによりDR側ピボット孔16aの径方向内側が、DR側ピボット軸25aの軸方向に向けて、水流ガイド部54の傾斜面54aと重なるようになっている。このように、図6に示す配置関係となるようワイパ装置20を搭載スペース11aに搭載することで、フロントガラス12,カウルトップパネル16を伝ってDR側ピボットカバー50の内部に流れてくる雨水等を、傾斜面54aにガイドさせることができるようにしている。これにより、DR側ピボットカバー50の内部の雨水等を、効率良く各排水孔55aに集約させて、素早く外部(エンジンルーム内)に排水できるようにしている。
次に、以上のように形成したDR側ワイパピボット装置30における雨水等の流れ経路について、図面を用いて詳細に説明する。
ワイパ装置20の払拭動作によりフロントガラス12上に付着した雨水等は、図6,7(a)の太線矢印に示すように、フロントガラス12およびカウルトップパネル16を介して、DR側ピボット孔16aに流れ込む。すると、雨水等は、DR側ピボットカバー50の内部に流れ込んで、底部52によって受け止められる。その後、底部52によって受け止められた雨水等は、DR側ピボットカバー50の傾斜により排水部55に向けて流れて、各排水孔55aを介して素早くエンジンルーム内に排水される。
底部52よって受け止められた雨水等の一部は、装着部51に跳ね返される等して、図7(a)に示すように、水流ガイド部54を伝って底部52の径方向外側に流れる。このとき、雨水等の流れは、長い長さに設定された経路RT1(本発明)に沿うため、図7(b)に示す短い長さに設定された経路RT2(比較例)に比して、その流れの勢い(流速)を大幅に弱めることができる。これにより、図6,7(a)の破線矢印に示すように、壁部53を越えて雨水等が外部に漏出するのを抑制でき、ひいてはボールジョイントBJ1,BJ2が被水するのを抑制することができる。ここで、図7(b)に示すように、水流ガイド部54を備えない比較例においては、経路RT2が短いため、雨水等の流れの勢いを充分に弱めることができず、同図中太線矢印に示すように、雨水等は壁部53を越えて外部に漏出し易く、その結果、ボールジョイントBJ1,BJ2が頻繁に被水するようなことが起こり得る。
以上詳述したように、第1実施の形態に係るDR側ワイパピボット装置30によれば、DR側ピボットホルダ40に装着されるDR側ピボットカバー50を、装着部51,底部52および壁部53とから形成し、底部52の装着部51と壁部53との間で、かつボールジョイントBJ1,BJ2側には、底部52に対してDR側ピボット軸25aの軸方向に向けて凹凸形状となり、底部52を伝ってDR側ピボット軸25aの径方向に流れる雨水等の経路RT1を長くする水流ガイド部54を設け、装着部51を挟んで水流ガイド部54側とは反対側には、底部52で受け止めた雨水等を外部に排水する排水部55を設けた。
したがって、DR側ピボットカバー50のボールジョイントBJ1,BJ2側で底部52を伝って径方向に流れる雨水等の経路RT1を、水流ガイド部54を設けていない従前の場合(図7(b)参照)に比して長くすることができ、ひいては底部52で受け止めた雨水等の径方向への流れの勢いを弱めることができる。よって、底部52で受け止めた雨水等が壁部53を乗り越えて外部に漏出することを抑制でき、ひいてはDR側ワイパピボット装置30の被水信頼性を向上させることができる。また、DR側ピボットカバー50は別体であり、かつ水流ガイド部54は、雨水等が伝って流れ得る凹凸形状に形成されるため、凹凸形状の高さや深さを大きくしなくて済み、DR側ピボットカバー50の形状が複雑化するのを抑制して、ひいては製造コストの上昇を抑えることができる。
また、第1実施の形態に係るDR側ワイパピボット装置30によれば、水流ガイド部54は、DR側ピボット軸25aの軸方向一側に突出して形成され、水流ガイド部54の排水部55側には、排水部55に向けて雨水等の流れをガイドする傾斜面54aを設けたので、底部52で受け止めた雨水等を排水部55に向けてスムーズにガイドすることができ、ひいてはDR側ピボットカバー50に雨水等が溜まるのを抑制することができる。
さらに、第1実施の形態に係るDR側ワイパピボット装置30によれば、DR側ワイパピボット装置30は、当該DR側ワイパピボット装置30が搭載される搭載スペース11aのカウルトップパネル16に形成したDR側ピボット孔16aの径方向内側が、DR側ピボット軸25aの軸方向に向けて傾斜面54aと重なるよう搭載スペース11aに搭載されるので、カウルトップパネル16からDR側ピボット孔16aを介して流れてくる雨水等を傾斜面54aにガイドさせて、DR側ピボットカバー50の雨水等を効率良く外部に排水することができる。
また、第1実施の形態に係るDR側ワイパピボット装置30によれば、ホルダ筒部41に当該ホルダ筒部41の径方向外側に突出する係合凸部47を設け、装着部51の排水部55側に係合凸部47が入り込んでDR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対する回り止めを行う係合凹部51bを設けたので、DR側ピボットカバー50のDR側ピボットホルダ40に対する誤組み付けを防止することができ、組み立て作業性を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分について同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8は第2実施の形態に係るピボットカバーの図5に対応した断面図を表している。
第2実施の形態においては、DR側ワイパピボット装置30(図6参照)を形成するDR側ピボットカバー50の構成が異なっている。具体的には、図8に示すように、底部52に設けられる水流ガイド部60の形状のみが異なっている。第2実施の形態に係るDR側ピボットカバー50の水流ガイド部60は、DR側ピボット軸25aの軸方向他側、つまりDR側ピボットカバー50の外部に向けて突出するよう形成されている。水流ガイド部60は、底部52を境界面として、第1実施の形態に係るDR側ピボットカバー50の水流ガイド部54(図5参照)に対して鏡像対称となるよう形成されている。
水流ガイド部60を含む雨水等の経路の長さ寸歩は、第1実施の形態と同様にRT1(図中二点鎖線参照)に設定されている。また、水流ガイド部60の排水部55側には、緩やかに傾斜する傾斜面60aが設けられ、水流ガイド部60の排水部55側には角部が形成されていない。これにより、水流ガイド部60が形成する窪みに雨水等が溜まることは無く、長い長さ寸法の経路RT1を確保できるようになっている。
以上のように形成した第2実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
次に、本発明の第3,第4実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分について同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図9は第3実施の形態に係るピボットカバーの図5の破線円C部分に対応した部分拡大断面図を、図10は第4実施の形態に係るピボットカバーの図5の破線円C部分に対応した部分拡大断面図をそれぞれ表している。
第3,第4実施の形態においては、DR側ワイパピボット装置30(図6参照)を形成するDR側ピボットカバー50の構成が異なっている。具体的には、図9,10に示すように、排水部70,80の形状のみが異なっている。
図9に示すように、第3実施の形態に係るDR側ピボットカバー50の排水部70は、壁部53の延在方向、つまりDR側ピボット軸25aの軸方向に沿って延びるよう、壁部53を切り欠いて形成された複数の排水切欠70a(合計5つ,図示では3つのみ示す)から形成されている。このように形成された排水部70においても、DR側ピボットカバー50の内部に流れ込んだ雨水等を、図9の太線矢印に示すように素早く外部に排水することができる。
図10に示すように、第4実施の形態に係るDR側ピボットカバー50の排水部80は、底部52の壁部53寄りに、DR側ピボット軸25aの軸方向に向けて底部52を貫通して形成された複数の排水穴80a(合計5つ,図示では1つのみ示す)から形成されている。各排水穴80aを底部52に設けたことにより、本実施の形態においては舌片80bを底部52の各排水穴80aを設けた部位よりも径方向内側に配置している。このように形成された排水部80においても、DR側ピボットカバー50の内部に流れ込んだ雨水等を、図10の太線矢印に示すように素早く外部に排水することができる。
以上のように形成した第3,第4実施の形態においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、本発明における水流ガイド部として、DR側ピボット軸25aの軸方向一側に突出させたもの(水流ガイド部54)およびDR側ピボット軸25aの軸方向他側に突出させたもの(水流ガイド部60)を示したが、本発明はこれに限らず、DR側ピボット軸25aの軸方向一側および他側に交互に突出するような凹凸形状(波形形状)としても良い。要は、底部52を伝う雨水等の経路を、水流ガイド部を有さないもの(図7(b)参照)に比して長くできれば良い。
また、上記各実施の形態においては、本発明における排水部を、壁部53または底部52のいずれか一方に形成した場合を示したが、本発明はこれに限らず、DR側ピボットカバー50の周方向に沿って、壁部53と底部52とに交互に並べて設けても良い。つまり、例えば図9,10に示すように、DR側ピボットカバー50の周方向に沿って、排水切欠70aと排水穴80aとを交互に並べて設けることもできる。
さらに、上記各実施の形態においては、払拭パターンがタンデム型であるワイパ装置20を形成するDR側ワイパピボット装置30に、本発明を適用したものを示したが、これに限らず、対向払拭型等、他の払拭パターンのワイパ装置を形成するワイパピボット装置にも適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、車両10の前方側のフロントガラス12を払拭するワイパ装置20を形成するDR側ワイパピボット装置30に、本発明を適用したものを示したが、これに限らず、車両10の後方側に設けられるリヤウィンドガラスや、鉄道車両や航空機等のウィンドガラスを払拭するワイパ装置を形成するワイパピボット装置にも適用することができる。
10 車両
11 車体
11a 搭載スペース(搭載部)
12 フロントガラス
13 DR側ワイパ部材
13a DR側ワイパブレード
13b DR側ワイパアーム
14 AS側ワイパ部材
14a AS側ワイパブレード
14b AS側ワイパアーム
15a,15b 払拭範囲
16 カウルトップパネル(ワイパカバー)
16a DR側ピボット孔
16b AS側ピボット孔
20 ワイパ装置
21 ワイパモータ
22 電動モータ
23 ギヤケース
23a 出力軸
24 リンク機構(リンク部材)
24a クランクアーム
24b 駆動ロッド
24c 連結ロッド
25a DR側ピボット軸
25b AS側ピボット軸
26a DR側駆動レバー
26b AS側駆動レバー
30 DR側ワイパピボット装置
40 DR側ピボットホルダ
41 ホルダ筒部
41a 支持段差部
42 軸受
43 Oリング
44 抜け止め機構
45 フレーム固定部
46 固定脚部
46a ブッシュ
47 係合凸部
48 スカート部
50 DR側ピボットカバー
51 装着部
51a 係合段差部
51b 係合凹部
52 底部
53 壁部
54 水流ガイド部
54a 傾斜面
55 排水部
55a 排水孔
55b 舌片
60 水流ガイド部
60a 傾斜面
70 排水部
70a 排水切欠
80 排水部
80a 排水穴
80b 舌片
BJ1,BJ2 ボールジョイント(連結部)
RT1,RT2 経路
LRP 下反転位置
URP 上反転位置

Claims (5)

  1. ワイパ部材が取り付けられるピボット軸と、前記ピボット軸を回動自在に支持するピボットホルダと、前記ピボットホルダに装着されて前記ピボット軸とリンク部材との連結部が被水するのを抑制するピボットカバーとを備えたワイパピボット装置であって、
    前記ピボットカバーは、
    前記ピボットホルダのホルダ筒部に装着される装着部と、
    前記装着部から前記ピボット軸の径方向外側に延び、前記ピボット軸の前記ワイパ部材側から流れてくる水を受け止める底部と、
    前記底部から前記ピボット軸の軸方向一側に延び、前記底部で受け止めた前記水の外部への漏出を抑制する壁部と、
    前記底部の前記装着部と前記壁部との間で、かつ前記連結部側に設けられ、前記底部に対して前記ピボット軸の軸方向に向けて凹凸形状となり、前記底部を伝って前記ピボット軸の径方向に流れる前記水の経路を長くする水流ガイド部と、
    前記装着部を挟んで前記水流ガイド部側とは反対側に設けられ、前記底部で受け止めた前記水を外部に排水する排水部と、
    を有することを特徴とするワイパピボット装置。
  2. 請求項1記載のワイパピボット装置において、前記水流ガイド部は、前記ピボット軸の軸方向一側に突出して形成され、前記水流ガイド部の前記排水部側には、前記排水部に向けて前記水の流れをガイドする傾斜面が設けられることを特徴とするワイパピボット装置。
  3. 請求項2記載のワイパピボット装置において、前記ワイパピボット装置は、当該ワイパピボット装置が搭載される搭載部のワイパカバーに形成したピボット孔の径方向内側が、前記ピボット軸の軸方向に向けて前記傾斜面と重なるよう前記搭載部に搭載されることを特徴とするワイパピボット装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパピボット装置において、前記排水部は、前記底部および前記壁部のうちの少なくとも何れか一方に形成されることを特徴とするワイパピボット装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパピボット装置において、前記ホルダ筒部に当該ホルダ筒部の径方向外側に突出する係合凸部を設け、前記装着部の前記排水部側に前記係合凸部が入り込んで前記ピボットカバーの前記ピボットホルダに対する回り止めを行う係合凹部を設けることを特徴とするワイパピボット装置。
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