JP2019182043A - ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水カバーのピボットホルダに対するがたつきを抑える。【解決手段】防水カバー60に、ホルダ本体41の径方向外側からホルダ本体41の外周壁41aに当接して、AS側ピボットホルダ40に対する防水カバー60の位置決めを行う3つの位置決め突起62を設け、AS側ピボットホルダ40および防水カバー60に、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に対して固定する固定機構(係合凸部45,第1移動規制凸部46,第2移動規制凸部,係合凹部,第1当接部63c,第2当接部64b)を設けた。【選択図】図9

Description

本発明は、先端部にワイパ部材が装着されるピボットシャフトと、ピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダと、ピボットホルダに装着され、ピボットシャフトの基端部が被水することを防止する防水カバーと、を備えたワイパ装置に関する。
従来、自動車等の車両には、ウィンドシールドに付着した雨水等を払拭して、良好な視界を確保するワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、ワイパモータと、ワイパモータの回転運動を揺動運動に変換するリンク機構と、リンク機構により揺動されるピボットシャフトと、車体に固定されてピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダと、ピボットシャフトの先端部に装着されるワイパ部材と、を備えている。
ワイパ装置は、ウィンドシールドの前方側に配置され、カウルトップパネルで覆われている。カウルトップパネルにはピボット孔が設けられ、ピボット孔からピボットシャフトの先端側が外部に露出されている。そして、操作スイッチを操作してワイパモータを駆動することでワイパ部材が揺動され、これによりウィンドシールドが払拭される。
このようなワイパ装置が、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたワイパ装置は、ピボットシャフトの基端側においてリンク機構の連結部分が揺動するようになっている。ピボットホルダには、リンク機構の連結部分が被水することを防止する防水カバー(防水キャップ)が装着されている。そして、防水カバーは、カウルトップパネルのピボット孔に対向配置され、これによりリンク機構の連結部分に水が掛かることが抑えられる。よって、連結部分のグリス切れ等に起因した作動抵抗の増大や異音の発生が抑えられる。
特開2009−190587号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパ装置では、防水カバーの筒部をピボットホルダの筒部に装着している。そのため、互いに寸法誤差が小さくフィットしている場合には、防水カバーはピボットホルダに対してがたつくことは無いが、高温環境下等での使用により、防水カバーの方がピボットホルダよりも大きく膨張した場合には、防水カバーがピボットホルダに対してがたつくという問題を生じ得る。
本発明の目的は、防水カバーのピボットホルダに対するがたつきが抑えられるワイパ装置を提供することにある。
本発明の一態様では、先端部にワイパ部材が装着されるピボットシャフトと、前記ピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダと、前記ピボットホルダに装着され、前記ピボットシャフトの基端部が被水することを防止する防水カバーと、を備えたワイパ装置であって、前記防水カバーに設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側から前記ピボットホルダの外周壁に当接して、前記ピボットホルダに対する前記防水カバーの位置決めを行う複数の位置決め突起と、前記ピボットホルダおよび前記防水カバーに設けられ、前記防水カバーを前記ピボットホルダに対して固定する固定機構と、を有する。
本発明の他の態様では、前記複数の位置決め突起が、前記ピボットホルダの外周壁に対して周方向に分散して当接されている。
本発明の他の態様では、前記固定機構は、前記防水カバーが前記ピボットホルダに対して回転することを規制する回転規制部を備え、前記回転規制部は、前記ピボットホルダの外周壁に設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側に突出し、かつ前記ピボットホルダの軸方向に延びる係合凸部と、前記防水カバーに設けられ、前記係合凸部が係合される係合凹部と、を有し、前記係合凸部は、前記ワイパ部材側からその反対側に向かうに連れて徐々に幅広になっている。
本発明の他の態様では、前記固定機構は、前記防水カバーが前記ピボットホルダに対して、前記ワイパ部材側とは反対側に移動することを規制する第1移動規制部を備え、前記第1移動規制部は、前記ピボットホルダの外周壁に設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側に突出した第1移動規制凸部と、前記防水カバーに設けられ、前記第1移動規制凸部に対して前記ワイパ部材側から当接する第1当接部と、を有する。
本発明の他の態様では、前記固定機構は、前記防水カバーが前記ピボットホルダに対して、前記ワイパ部材側に移動することを規制する第2移動規制部を備え、前記第2移動規制部は、前記ピボットホルダの外周壁に設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側に突出した第2移動規制凸部と、前記防水カバーに設けられ、前記第2移動規制凸部に対して前記ワイパ部材側とは反対側から当接する第2当接部と、を有する。
本発明によれば、防水カバーに、ピボットホルダの径方向外側からピボットホルダの外周壁に当接して、ピボットホルダに対する防水カバーの位置決めを行う複数の位置決め突起を設け、ピボットホルダおよび防水カバーに、防水カバーをピボットホルダに対して固定する固定機構を設けるので、防水カバーおよびピボットホルダの装着構造を、それぞれ筒部同士の装着構造に換えて、複数の位置決め突起による装着構造にできる。
したがって、防水カバーがピボットホルダよりも大きく膨張することを見込んで、複数の位置決め突起をピボットホルダの外周壁に対して押圧するようにしておけば、防水カバーが膨張したとしても、防水カバーのピボットホルダに対するがたつきが抑えられる。
また、防水カバーをピボットホルダに装着した後は、防水カバーはピボットホルダに対して、固定機構によりがたつくこと無く固定される。
車両の前方側を示す概要図である。 図1のワイパ装置を拡大して示す斜視図である。 AS側ピボットホルダをエンジンルーム側から見た斜視図である。 AS側ピボットホルダを車室内側から見た斜視図である。 防水カバーをワイパ部材側から見た斜視図である。 防水カバーをリンク機構側から見た斜視図である。 図1のワイパ装置のAS側ピボットシャフトの軸線に沿う断面図である。 図1のワイパ装置のAS側ピボットシャフトの軸線と直交する方向に沿う断面図である。 防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着手順を説明するエンジンルーム側から見た斜視図である。 防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着状態を示すエンジンルーム側から見た斜視図である。 防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着手順を説明する車室内側から見た斜視図である。 防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着状態を示す車室内側から見た斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は車両の前方側を示す概要図を、図2は図1のワイパ装置を拡大して示す斜視図を、図3はAS側ピボットホルダをエンジンルーム側から見た斜視図を、図4はAS側ピボットホルダを車室内側から見た斜視図を、図5は防水カバーをワイパ部材側から見た斜視図を、図6は防水カバーをリンク機構側から見た斜視図を、図7は図1のワイパ装置のAS側ピボットシャフトの軸線に沿う断面図を、図8は図1のワイパ装置のAS側ピボットシャフトの軸線と直交する方向に沿う断面図を、図9は防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着手順を説明するエンジンルーム側から見た斜視図を、図10は防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着状態を示すエンジンルーム側から見た斜視図を、図11は防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着手順を説明する車室内側から見た斜視図を、図12は防水カバーのAS側ピボットホルダへの装着状態を示す車室内側から見た斜視図をそれぞれ示している。
図1に示されるように、車両10を形成する車体11の前方側には、フロントウィンドシールド12が設けられている。フロントウィンドシールド12上には、当該フロントウィンドシールド12に付着した雨水や埃等を払拭するDR側(運転席側)ワイパ部材13と、AS側(助手席側)ワイパ部材14とが設けられている。
DR側ワイパ部材13は、DR側ワイパブレード13aとDR側ワイパアーム13bとを備え、DR側ワイパブレード13aはDR側ワイパアーム13bの先端部に回動自在に装着されている。AS側ワイパ部材14は、AS側ワイパブレード14aとAS側ワイパアーム14bとを備え、AS側ワイパブレード14aはAS側ワイパアーム14bの先端部に回動自在に装着されている。DR側,AS側ワイパブレード13a,14aは、DR側,AS側ワイパアーム13b,14bの内側に設けられたコイルばね(図示せず)のばね力により、フロントウィンドシールド12にそれぞれ弾性接触されている。
DR側,AS側ワイパブレード13a,14aは、フロントウィンドシールド12上の下反転位置LRPと上反転位置URPとの間に形成された払拭範囲15a,15b(図中二点鎖線の範囲内)を、それぞれ同期して同一方向に往復払拭動作するようになっている。すなわち、DR側,AS側ワイパ部材13,14の払拭パターンは、所謂タンデム型となっている。
車体11におけるフロントウィンドシールド12の前方側(図中下方側)には、DR側,AS側ワイパ部材13,14を揺動駆動するワイパ装置20が搭載されている。そして、当該ワイパ装置20を駆動することで、DR側,AS側ワイパ部材13,14は、フロントウィンドシールド12上を往復払拭動作する。
ワイパ装置20は、車体11におけるフロントウィンドシールド12の前方側に装着されるカウルトップパネル16(図中二点鎖線)によって覆われている。カウルトップパネル16は、ワイパ装置20が被水することを防止するとともに、ワイパ装置20を覆い隠して外部からの見栄えを良くする機能を備えている。
カウルトップパネル16には、DR側ピボット孔16aとAS側ピボット孔16bとが設けられている。そして、DR側,AS側ピボット孔16a,16bからは、ワイパ装置20を形成するDR側ピボットシャフト25aおよびAS側ピボットシャフト25bの先端側がそれぞれ露出されており、DR側,AS側ピボットシャフト25a,25bの先端部には、DR側,AS側ワイパアーム13b,14bの基端部がそれぞれ固定されている。
ワイパ装置20は、車室内等に設けられた操作スイッチ(図示せず)を操作することで、所定の回転速度で回転駆動されるワイパモータ21を備えている。ワイパモータ21は、電動モータ22とギヤケース23とを有しており、電動モータ22の内部には、先端側にウォームを有するアーマチュア軸(図示せず)が回転自在に設けられている。ここで、電動モータ22には、ブラシ付き電動モータやブラシレス電動モータ等が採用される。
ギヤケース23の内部には、アーマチュア軸のウォームに噛み合わされるウォームホイール(図示せず)が回転自在に収容され、ウォームおよびウォームホイールにより減速機構が構成される。この減速機構は、アーマチュア軸の高速回転を所定の回転速度にまで減速し、減速して高トルク化された回転力をウォームホイールに設けられた出力軸23aからリンク機構24に出力するようになっている。
ワイパ装置20は、ワイパモータ21の回転運動を揺動運動に変換するリンク機構24を備え、当該リンク機構24は、ワイパモータ21とDR側,AS側ピボットシャフト25a,25bとの間に設けられている。リンク機構24は、図1および図2に示されるように、クランクアーム24a,駆動ロッド24b,DR側駆動レバー24c,AS側駆動レバー24dおよび連結ロッド24eによって形成されている。
ここで、図2に示されるように、ワイパ装置20のワイパモータ21側が、エンジンルーム側(図中下側)に配置され、ワイパ装置20のフレーム部材50側が、車室内側(図中上側)に配置されている。
クランクアーム24aの一端は、ワイパモータ21の出力軸23aに固定され、他端はボールジョイントBJ1(図1参照)を介して、駆動ロッド24bの一端に回動自在に連結されている。DR側駆動レバー24cの一端は、DR側ピボットシャフト25aの基端部(図中下部)に固定され、他端はボールジョイントBJ2を介して、駆動ロッド24bの他端に回動自在に連結されている。
AS側駆動レバー24dの一端は、AS側ピボットシャフト25bの基端部(図中下部)に固定され、他端はボールジョイントBJ3を介して、連結ロッド24eの一端に回動自在に連結されている。また、連結ロッド24eの他端は、ボールジョイントBJ4を介して、DR側駆動レバー24cの他端に回動自在に連結されている。これにより、ワイパモータ21を回転駆動することで、DR側,AS側ピボットシャフト25a,25bが、それぞれ同期して同一方向に揺動される。
図2に示されるように、ワイパ装置20は、溶融したアルミ材料等を鋳造成形することで所定形状に形成されたDR側ピボットホルダ30およびAS側ピボットホルダ40を備えている。DR側,AS側ピボットホルダ30,40は、中空パイプよりなるフレーム部材50によって互いに接続(一体化)されている。すなわち、ワイパ装置20は、所謂フレーム一体型のモジュラー型ワイパ装置となっている。
ここで、DR側ピボットホルダ30およびAS側ピボットホルダ40は、何れも略同様の構造であるため、以下、DR側ピボットホルダ30の説明を省略し、AS側ピボットホルダ40のみについて詳細に説明する。なお、図2において、DR側ピボットホルダ30のAS側ピボットホルダ40と同様の部分については、AS側ピボットホルダ40と同一の記号を付している。
AS側ピボットホルダ40は、図3,図4,図7ないし図12に示されるように、略円筒形状に形成されたホルダ本体41を備えている。ホルダ本体41は、AS側ピボットシャフト25bを回動自在に支持している。具体的には、図7に示されるように、ホルダ本体41の径方向内側には、当該ホルダ本体41の軸方向に並ぶようにして一対の軸受部材41bが装着されている。そして、一対の軸受部材41bは、ホルダ本体41の軸方向両端側に配置され、これによりAS側ピボットシャフト25bのスムーズな回転が許容される。
また、一対の軸受部材41bの近傍には、ゴム等の弾性部材よりなる一対のOリング41cが設けられている。そして、これらのOリング41cは、軸受部材41bよりもそれぞれ軸方向外側に配置されている。すなわち、一対のOリング41cは、AS側ピボットシャフト25bとホルダ本体41との間に雨水や埃等が進入することを抑制している。
ホルダ本体41の軸方向一側(図7中上側)には、移動規制部材42が設けられている。移動規制部材42は、AS側ピボットシャフト25bに固定される止め輪42aと、AS側ピボットシャフト25bが挿通されて止め輪42aとホルダ本体41との間に配置されるワッシャ42bとから形成されている。このように、移動規制部材42は、AS側ピボットシャフト25bに固定され、かつホルダ本体41の軸方向一側に支持されている。よって、AS側ピボットシャフト25bは、ホルダ本体41に対して軸方向への移動が規制された状態となる。
図3および図4に示されるように、AS側ピボットホルダ40には、ホルダ本体41を固定ボルト(図示せず)により車体11(図1参照)に固定するための固定脚部43が一体に設けられている。固定脚部43にはゴム製のブッシュ43a(図2参照)が装着され、固定脚部43はブッシュ43aを介して車体11に固定される。これにより、ワイパモータ21の振動が車体11に伝達されることを防止している。
また、AS側ピボットホルダ40には、フレーム固定部44が一体に設けられている。フレーム固定部44は、ホルダ本体41を中心に固定脚部43側とは反対側に延び、フレーム部材50(図2参照)の長手方向一端に差し込まれるようになっている。そして、フレーム固定部44に形成された複数のかしめ用凹部44aに対して、フレーム部材50を外側からかしめることで、フレーム部材50の長手方向一端がフレーム固定部44に強固に固定される。
図3に示されるように、筒状に形成されたホルダ本体41の外周壁41aには、ホルダ本体41の径方向外側に突出され、かつホルダ本体41の軸方向に延ばされた係合凸部45が一体に設けられている。具体的には、係合凸部45は、ホルダ本体41の軸方向一側(AS側ワイパ部材14側)寄りに配置され、かつワイパ装置20を車体11(図1参照)に搭載した状態において、エンジンルーム側に配置されている。
係合凸部45は、細長の略三角形形状に形成され、ホルダ本体41の軸方向一側に向けて先細り形状となっている。言い換えれば、係合凸部45は、ホルダ本体41の軸方向他側、つまりAS側ワイパ部材14側からその反対側(図中下側)に向かうに連れて、徐々に幅広となるように形成されている。
係合凸部45は、防水カバー60に設けられた係合凹部63a(図6参照)の内部に収容されて、この係合凹部63aと係合するようになっている。係合凸部45は、互いに平行となった一対の平行面45aと、これらの平行面45aに対して傾斜された一対の傾斜面45bと、を備えている。そして、一対の平行面45aおよび一対の傾斜面45bは、それぞれホルダ本体41の周方向に向けられている。
また、一対の平行面45aおよび一対の傾斜面45bは、それぞれ係合凹部63aの一対の支持面63b(図6参照)と対向するようになっている。ここで、一対の平行面45aにおいては、防水カバー60をホルダ本体41に装着した状態で、一対の支持面63bにそれぞれ接触するようになっている(図8参照)。これにより、防水カバー60のAS側ピボットホルダ40に対する回転が規制される。
ここで、一対の傾斜面45bは、係合凸部45を係合凹部63aの内部に案内する機能を有している。すなわち、係合凸部45の先細り形状の先端部分を係合凹部63aに誘導するだけで、防水カバー60をホルダ本体41に容易に装着することができる。よって、互いの係合部分をしっかりと目視せずに、容易に防水カバー60をホルダ本体41に装着でき、組み立て作業性を向上させることが可能となる。
このように、係合凸部45は、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して回転することを規制している。言い換えれば、係合凸部45は、防水カバー60を、ホルダ本体41の周方向に対して固定する機能を備えている。すなわち、係合凸部45は、本発明における固定機構および回転規制部を構成している。
また、図3に示されるように、ホルダ本体41の外周壁41aには、ホルダ本体41の径方向外側に突出された第1移動規制凸部46が一体に設けられている。具体的には、第1移動規制凸部46は、係合凸部45よりもホルダ本体41の軸方向中央寄りの部分に配置され、かつ係合凸部45よりも幅広となっている。すなわち、第1移動規制凸部46の方が係合凸部45よりもホルダ本体41の周方向に沿う幅寸法が大きくなっている。
また、第1移動規制凸部46の外周壁41aからの突出高さの方が、係合凸部45の外周壁41aからの突出高さよりも高くなっている。さらに、第1移動規制凸部46は係合凸部45の近傍に配置されており、具体的には、第1移動規制凸部46は、係合凸部45の一対の平行面45a寄りの部分で、当該係合凸部45に一体化されている。
したがって、第1移動規制凸部46においても、係合凸部45と同様に、ワイパ装置20を車体11(図1参照)に搭載した状態において、エンジンルーム側に配置されている。
第1移動規制凸部46には、防水カバー60に設けられた一対の第1当接部63c(図6参照)が当接するようになっている。具体的には、第1移動規制凸部46には、一対の第1当接部63cが、ホルダ本体41の軸方向一側(AS側ワイパ部材14側)から当接するようになっている。これにより、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して、軸方向他側(AS側ワイパ部材14側とは反対側)に移動することが規制される。
このように、第1移動規制凸部46は、防水カバー60を、ホルダ本体41の軸方向他側に対して固定する機能を備えている。すなわち、第1移動規制凸部46は、本発明における固定機構および第1移動規制部を構成している。
さらに、図4に示されるように、ホルダ本体41の外周壁41aには、ホルダ本体41の径方向外側に突出された第2移動規制凸部47が一体に設けられている。具体的には、第2移動規制凸部47は、ホルダ本体41の軸方向中央寄りの部分に配置され、かつホルダ本体41を中心に、第1移動規制凸部46側とは反対側に配置されている。つまり、第2移動規制凸部47においては、ワイパ装置20を車体11(図1参照)に搭載した状態において、車室内側に配置されている。
第2移動規制凸部47には、防水カバー60に設けられた第2当接部64b(図6参照)が引っ掛けられるようになっている。具体的には、第2移動規制凸部47には、第2当接部64bが、ホルダ本体41の軸方向他側(AS側ワイパ部材14側とは反対側)から当接するようになっている。これにより、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して、軸方向一側(AS側ワイパ部材14側)に移動することが規制される。つまり、第2移動規制凸部47は、防水カバー60のホルダ本体41に対する抜け止めとしての機能を備えている。
このように、第2移動規制凸部47は、防水カバー60を、ホルダ本体41の軸方向一側に対して固定する機能を備えている。すなわち、第2移動規制凸部47は、本発明における固定機構および第2移動規制部を構成している。
また、第2移動規制凸部47における、ホルダ本体41の軸方向一側には、第2移動規制凸部47の頂部からホルダ本体41の外周壁41aに向けて傾斜された一対の案内傾斜部47aが設けられている。これにより、第2当接部64bが第2移動規制凸部47を容易に乗り越えられるようにしている。すなわち、第2当接部64bは、一対の案内傾斜部47a上をスライドしていくことで、ホルダ本体41の径方向外側に弾性変形されて、これにより比較的弱い押圧力で第2当接部64bを第2移動規制凸部47に引っ掛けることができる。これによっても、防水カバー60のホルダ本体41に対する組み立て作業性の向上が図られている。
図5および図6に示されるように、防水カバー60は、AS側ピボットシャフト25b(図7参照)の基端部が被水することを防止するものであって、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成されている。具体的には、略お椀形状に形成されたカバー本体61を備え、当該カバー本体61は、環状壁部61aと、当該環状壁部61aの径方向外側に一体に設けられた筒状壁部61bと、から形成されている。
また、環状壁部61aの中心部分には、AS側ピボットシャフト25bが非接触の状態で挿通される挿通孔61cが形成され、当該挿通孔61cは、筒状突起61dの径方向内側に形成されている。筒状突起61dは、筒状壁部61b側とは反対側(AS側ワイパ部材14側)に突出されている。そして、筒状突起61dの先端部分は、図7に示されるように、ワイパ装置20を組み立てた状態において、AS側ワイパアーム14bの基端部に設けられた基端凹部14cの内部に入り込むようになっている。
これにより、図7の破線矢印に示されるように、ラビリンス状の隙間LPが形成され、雨水等の進入が破線矢印のように屈曲される。言い換えれば、このラビリンス状の隙間LPは、非接触シールを形成している。これにより、防水カバー60の内側に配置された移動規制部材42等が被水することが防止される。したがって、移動規制部材42の近傍に設けられたOリング41cが、埃等の堆積によって早期に劣化等することも確実に防止される。
図5に示されるように、環状壁部61aの表側(AS側ワイパアーム14b側)には、略三角形形状に形成された目印61eが設けられている。この目印61eは、図2に示されるように、ワイパ装置20に防水カバー60を装着する際の取り付け方向性を示す目印となっている。具体的には、目印61eがエンジンルーム側(図2中左下側)を向くように、防水カバー60をワイパ装置20に装着するようにする。
また、図6に示されるように、環状壁部61aの裏側(AS側ワイパアーム14b側とは反対側)には、3つの位置決め突起62と、第1突出部63と、第2突出部64と、が一体に設けられている。これらの位置決め突起62,第1突出部63,第2突出部64は、それぞれ挿通孔61cを中心に、環状壁部61aから筒状突起61dがある側とは反対方向に延びている。
3つの位置決め突起62は、図6および図8に示されるように、環状壁部61aから筒状突起61dがある側とは反対方向に延在されるとともに、挿通孔61cの中心に向けて突出されている。具体的には、これらの位置決め突起62の軸方向の突出高さは、筒状壁部61bの軸方向長さと略同じ寸法となっている。
そして、これらの3つの位置決め突起62は、ホルダ本体41の外周壁41a(図3および図4参照)に対して、ホルダ本体41の径方向外側から当接するようになっている(図8参照)。これにより、3つの位置決め突起62は、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着することで、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に対して位置決めするようになっている。
ここで、3つの位置決め突起62は、ホルダ本体41の外周壁41aに対して周方向に分散して当接されている。より具体的には、3つの位置決め突起62は、ホルダ本体41の外周壁41aに対して、それぞれ異なる3つの方向からバランス良く当接されている。これにより、防水カバー60はホルダ本体41に対して自動で調心(センタリング)される。また、3つの位置決め突起62は、それぞれ所定の押圧力f(図8参照)で、外周壁41aに押し付けられている。
このように、本実施の形態では、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40よりも大きく膨張することを見込んで、3つの位置決め突起62をホルダ本体41の外周壁41aに対して押圧させている。したがって、防水カバー60が膨張したとしても、防水カバー60のホルダ本体41に対するがたつきが効果的に抑えられる。
図6に示されるように、隣り合う位置決め突起62同士の間には、位置決め突起62の突出高さよりも大きく突出された第1突出部63が設けられている。この第1突出部63は、環状壁部61aの表側に設けられた目印61eが設けられた側に配置されている。したがって、第1突出部63は、ワイパ装置20を車体11(図1参照)に搭載した状態において、エンジンルーム側に配置される。
第1突出部63には係合凹部63aが設けられ、この係合凹部63aは、挿通孔61cの中心に向けて開口されている。そして、係合凹部63aの内部には、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着した状態で、ホルダ本体41に設けられた係合凸部45(図3参照)が収容されるようになっている。
また、係合凹部63aには、一対の支持面63bが設けられ、これらの支持面63bは、それぞれ挿通孔61cの周方向に向けられている。そして、一対の支持面63bには、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着した状態で、一対の平行面45aにそれぞれ接触するようになっている(図8参照)。これにより、防水カバー60のAS側ピボットホルダ40に対する回転が規制される。
このように、係合凹部63aは、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して回転することを規制している。言い換えれば、係合凹部63aは、防水カバー60を、ホルダ本体41の周方向に対して固定する機能を備えている。すなわち、係合凹部63aは、係合凸部45とともに、本発明における固定機構および回転規制部を構成している。
さらに、第1突出部63の先端部分には、一対の第1当接部63cが一体に設けられている。これらの第1当接部63cは、ホルダ本体41に設けられた第1移動規制凸部46(図3参照)に当接するようになっている。これにより、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して、軸方向他側(AS側ワイパ部材14側とは反対側)に移動することが規制される。
このように、一対の第1当接部63cは、防水カバー60を、ホルダ本体41の軸方向他側に対して固定する機能を備えている。すなわち、これらの第1当接部63cは、第1移動規制凸部46とともに、本発明における固定機構および第1移動規制部を構成している。
さらに、図6に示されるように、隣り合う位置決め突起62同士の間には、位置決め突起62の突出高さよりも大きく突出された第2突出部64が設けられている。この第2突出部64は、挿通孔61cを中心に、第1突出部63側とは反対側に配置されている。すなわち、第2突出部64は、ワイパ装置20を車体11(図1参照)に搭載した状態において、車室内側に配置される。
第2突出部64の先端寄りの部分には、当該第2突出部64の板厚方向に貫通貫された貫通穴64aが設けられている。この貫通穴64aには、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着した状態で、ホルダ本体41に設けられた第2移動規制凸部47(図4参照)が入り込むようになっている。貫通穴64aの具体的な形状は、第2移動規制凸部47が略ピッタリと入り込める形状(略U字形状)となっている。
また、第2突出部64の貫通穴64aよりもさら先端寄りの部分には、第2当接部64bが設けられている。この第2当接部64bは、ホルダ本体41の軸方向他側(AS側ワイパ部材14側とは反対側)から第2移動規制凸部47に当接するようになっている。これにより、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して、軸方向一側(AS側ワイパ部材14側)に移動することが規制される。つまり、第2当接部64bは、防水カバー60のホルダ本体41に対する抜け止めとしての機能を備えている。
このように、第2当接部64bは、防水カバー60を、ホルダ本体41の軸方向一側に対して固定する機能を備えている。すなわち、第2当接部64bは、第2移動規制凸部47とともに、本発明における固定機構および第2移動規制部を構成している。
図5および図6に示されるように、防水カバー60を形成するカバー本体61の周囲には、AS側ピボット孔16b(図1参照)から落ちてくる雨水等を受け止める傘部65が一体に設けられている。傘部65は、筒状突起61dの軸方向と直交する方向に広がっており、平板状の傘本体65aと、筒状突起61dを中心に互いに対向配置された一対の平板状の縦壁65bと、を備えている。
そして、一対の縦壁65bは、傘本体65aに流れ落ちた雨水等が、周囲に飛び散るのを防止するとともに、傘本体65aに流れ落ちた雨水等を、エンジンルーム側(図2中左下側)に誘導(排出)する機能を備えている。これにより、AS側ピボットシャフト25bの基端部(AS側駆動レバー24d等)や、リンク機構24の連結部分(ボールジョイントBJ3等)に、直接的に水が掛かること(被水すること)が確実に防止される。
さらには、図6に示されるように、平板状に形成された傘本体65aおよび一対の縦壁65bの裏側には、これらの傘本体65aおよび一対の縦壁65bを補強する複数の補強リブRBが一体に設けられている。これにより、防水カバー60が補強されて、当該防水カバー60に歪みが発生すること等が防止される。
次に、以上のように形成されたワイパ装置20の組み立て手順、特に、防水カバー60のAS側ピボットホルダ40への装着手順について、図面を用いて詳細に説明する。ここで、図9ないし図12では、ワイパ装置20を構成する複数の部品のうち、防水カバー60およびAS側ピボットホルダ40のみを記載しており、その他の構成部品の記載を省略している。
まず、それぞれ別の製造工程で製造された、アルミ製のAS側ピボットホルダ40と、プラスチック製の防水カバー60を準備する。次いで、図9および図11の矢印Mで示されるように、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に臨ませる。このとき、防水カバー60の第1突出部63を、AS側ピボットホルダ40の係合凸部45に対して、ホルダ本体41の軸方向から臨ませる。また、防水カバー60の第2突出部64を、AS側ピボットホルダ40の第2移動規制凸部47に対して、ホルダ本体41の軸方向から臨ませる。
そして、まず、係合凸部45の先細り形状となった先端側を、係合凹部63a(図6参照)の内部に収容させる。すると、係合凸部45に設けられた一対の傾斜面45bによって、係合凸部45の位置と、係合凹部63aの位置とが整合されて、互いに正確に係合されていく。すると、一対の平行面45aと一対の支持面63b(図6参照)とが、互いに対向しかつ当接される。
このとき、係合凸部45が係合凹部63aに係合していくに従って、3つの位置決め突起62がホルダ本体41の外周壁41aに装着されていく。その後、さらに、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着していくことで、今度は、第2突出部64の第2当接部64bが、第2移動規制凸部47を乗り越えていく。このとき、第2当接部64bは、第2移動規制凸部47に設けられた一対の案内傾斜部47a上をスライドしていくので、第2当接部64bは容易に第2移動規制凸部47を乗り越える。
その後、さらに、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着していくことで、図12に示されるように、第2移動規制凸部47が、第2突出部64の貫通穴64aに入り込み、第2当接部64bが第2移動規制凸部47に引っ掛けられる。それとともに、図10に示されるように、第1突出部63の一対の第1当接部63cが、ホルダ本体41の第1移動規制凸部46に当接される。
なお、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40から外す場合には、図12の太破線矢印に示されるように、第2当接部64bと外周壁41aとの間にマイナスドライバー等の工具を差し込み、第2当接部64bの第2移動規制凸部47に対する引っ掛かりを解除すれば良い。
このようにして、係合凸部45が係合凹部63a(図6参照)にがたつくこと無く係合され、一対の第1当接部63cが第1移動規制凸部46に当接され、かつ第2移動規制凸部47が貫通穴64aにがたつくこと無く入り込むことで、防水カバー60のAS側ピボットホルダ40への装着が完了する。これにより、防水カバー60は、AS側ピボットホルダ40に対して、回転規制された状態で、かつ軸方向への移動も規制された状態となり、車体11(図1参照)の振動程度でがたついたり外れたりするようなことが確実に防止される。
以上詳述したように、本実施の形態に係るワイパ装置20によれば、防水カバー60に、ホルダ本体41の径方向外側からホルダ本体41の外周壁41aに当接して、AS側ピボットホルダ40に対する防水カバー60の位置決めを行う3つの位置決め突起62を設けた。
また、AS側ピボットホルダ40および防水カバー60に、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に対して固定する固定機構(係合凸部45,第1移動規制凸部46,第2移動規制凸部47,係合凹部63a,第1当接部63c,第2当接部64b)を設けた。
これにより、防水カバー60およびAS側ピボットホルダ40の装着構造を、それぞれ筒部同士の装着構造に換えて、3つの位置決め突起62による装着構造にできる。
したがって、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40よりも大きく膨張することを見込んで、3つの位置決め突起62をホルダ本体41の外周壁41aに対して押圧するようにしておけば、防水カバー60が膨張したとしても、防水カバー60のAS側ピボットホルダ40に対するがたつきが抑えられる。
また、防水カバー60をAS側ピボットホルダ40に装着した後は、防水カバー60はAS側ピボットホルダ40に対して、固定機構(係合凸部45,第1移動規制凸部46,第2移動規制凸部47,係合凹部63a,第1当接部63c,第2当接部64b)によりがたつくこと無く固定される。
さらに、本実施の形態に係るワイパ装置20によれば、3つの位置決め突起62が、ホルダ本体41の外周壁41aに対して周方向に分散して当接されているので、防水カバー60をホルダ本体41に対して自動で調心(センタリング)させることができ、ひいてはワイパ装置20の組み付け性を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係るワイパ装置20によれば、係合凹部63aに係合される係合凸部45が、AS側ワイパ部材14側からその反対側に向かうに連れて徐々に幅広になっているので、防水カバー60をホルダ本体41に装着する際に、係合凸部45を装着案内として機能させることができる。これにより、互いの係合部分をしっかりと目視せずに、容易に防水カバー60をホルダ本体41に装着でき、組み立て作業性を向上させることが可能となる。
さらに、本実施の形態に係るワイパ装置20によれば、係合凸部45に対して一体となるように第1移動規制凸部46を設け、当該第1移動規制凸部46により、防水カバー60がAS側ピボットホルダ40に対して、軸方向他側(AS側ワイパ部材14側とは反対側)に移動することを規制している。よって、回り止め機能と軸方向他側への移動規制機能とを、ホルダ本体41の1箇所に集約させることができ、ホルダ本体41を大型化させたり、ホルダ本体41の見栄えを悪くさせたりするようなことが無い。
また、本実施の形態に係るワイパ装置20によれば、ホルダ本体41を中心に、係合凸部45および第1移動規制凸部46が設けられた側とは反対側に、第2移動規制凸部47を設け、当該第2移動規制凸部47により防水カバー60のAS側ピボットホルダ40に対する抜け止めをさせている。したがって、ホルダ本体41の固定脚部43やフレーム固定部44を避けたデッドスペースの部分に、係合凸部45および第1移動規制凸部46,第2移動規制凸部47を設けることができ、AS側ピボットホルダ40が無用に大型化することが効果的に抑えられる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態では、防水カバー60に3つの位置決め突起62を設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、防水カバー60に設けるスペースがあるのであれば、3つ以上の位置決め突起を設けるようにしても構わない。
また、上記実施の形態では、ワイパ装置20の払拭パターンをタンデム型としたものを示したが、本発明はこれに限らず、対向払拭型等、他の払拭パターンとしても良い。
さらに、上記実施の形態では、ワイパ装置20を、車両10の前方側のフロントウィンドシールド12を払拭するものとしたが、本発明はこれに限らず、車両10の後方側に設けられるリヤウィンドシールドや、鉄道車両や航空機等のウィンドシールドを払拭するものであっても良い。
その他、上記実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記実施の形態に限定されない。
10 車両
11 車体
12 フロントウィンドシールド
13 DR側ワイパ部材(ワイパ部材)
13a DR側ワイパブレード
13b DR側ワイパアーム
14 AS側ワイパ部材(ワイパ部材)
14a AS側ワイパブレード
14b AS側ワイパアーム
14c 基端凹部
15a,15b 払拭範囲
16 カウルトップパネル
16a DR側ピボット孔
16b AS側ピボット孔
20 ワイパ装置
21 ワイパモータ
22 電動モータ
23 ギヤケース
23a 出力軸
24 リンク機構
24a クランクアーム
24b 駆動ロッド
24c DR側駆動レバー
24d AS側駆動レバー
24e 連結ロッド
25a DR側ピボットシャフト(ピボットシャフト)
25b AS側ピボットシャフト(ピボットシャフト)
30 DR側ピボットホルダ(ピボットホルダ)
40 AS側ピボットホルダ(ピボットホルダ)
41 ホルダ本体
41a 外周壁
41b 軸受部材
41c Oリング
42 移動規制部材
42a 止め輪
42b ワッシャ
43 固定脚部
43a ブッシュ
44 フレーム固定部
44a かしめ用凹部
45 係合凸部(固定機構,回転規制部)
45a 平行面
45b 傾斜面
46 第1移動規制凸部(固定機構,第1移動規制部)
47 第2移動規制凸部(固定機構,第2移動規制部)
47a 案内傾斜部
50 フレーム部材
60 防水カバー
61 カバー本体
61a 環状壁部
61b 筒状壁部
61c 挿通孔
61d 筒状突起
61e 目印
62 位置決め突起
63 第1突出部
63a 係合凹部(固定機構,回転規制部)
63b 支持面
63c 第1当接部(固定機構,第1移動規制部)
64 第2突出部
64a 貫通穴
64b 第2当接部(固定機構,第2移動規制部)
65 傘部
65a 傘本体
65b 縦壁
BJ1〜BJ4 ボールジョイント
LP ラビリンス状の隙間
LRP 下反転位置
RB 補強リブ
URP 上反転位置
f 押圧力

Claims (5)

  1. 先端部にワイパ部材が装着されるピボットシャフトと、
    前記ピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダと、
    前記ピボットホルダに装着され、前記ピボットシャフトの基端部が被水することを防止する防水カバーと、
    を備えたワイパ装置であって、
    前記防水カバーに設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側から前記ピボットホルダの外周壁に当接して、前記ピボットホルダに対する前記防水カバーの位置決めを行う複数の位置決め突起と、
    前記ピボットホルダおよび前記防水カバーに設けられ、前記防水カバーを前記ピボットホルダに対して固定する固定機構と、
    を有する、
    ワイパ装置。
  2. 請求項1記載のワイパ装置において、
    前記複数の位置決め突起が、前記ピボットホルダの外周壁に対して周方向に分散して当接されている、
    ワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載のワイパ装置において、
    前記固定機構は、前記防水カバーが前記ピボットホルダに対して回転することを規制する回転規制部を備え、
    前記回転規制部は、
    前記ピボットホルダの外周壁に設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側に突出し、かつ前記ピボットホルダの軸方向に延びる係合凸部と、
    前記防水カバーに設けられ、前記係合凸部が係合される係合凹部と、
    を有し、
    前記係合凸部は、前記ワイパ部材側からその反対側に向かうに連れて徐々に幅広になっている、
    ワイパ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイパ装置において、
    前記固定機構は、前記防水カバーが前記ピボットホルダに対して、前記ワイパ部材側とは反対側に移動することを規制する第1移動規制部を備え、
    前記第1移動規制部は、
    前記ピボットホルダの外周壁に設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側に突出した第1移動規制凸部と、
    前記防水カバーに設けられ、前記第1移動規制凸部に対して前記ワイパ部材側から当接する第1当接部と、
    を有する、
    ワイパ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイパ装置において、
    前記固定機構は、前記防水カバーが前記ピボットホルダに対して、前記ワイパ部材側に移動することを規制する第2移動規制部を備え、
    前記第2移動規制部は、
    前記ピボットホルダの外周壁に設けられ、前記ピボットホルダの径方向外側に突出した第2移動規制凸部と、
    前記防水カバーに設けられ、前記第2移動規制凸部に対して前記ワイパ部材側とは反対側から当接する第2当接部と、
    を有する、
    ワイパ装置。
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