JP2011079464A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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恒夫 杉山
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Abstract

【課題】車両用ワイパ装置に設けられる被水防止カバーを小型化し、また、その汎用性を高めることである。
【解決手段】モータブラケット15に取り付けられたワイパモータ12の回転をリンク機構を介して運転席側のピボットホルダに回動自在に支持される運転席側のピボット軸18と助手席側のピボットホルダ21に回動自在に支持される助手席側のピボット軸22とに伝達するようにした車両用ワイパ装置11において、各ピボットホルダ21を連結するパイプフレーム23に被水防止カバー61を取り付け、この被水防止カバー61により、車体16のカウル54からワイパ装置11に向けて流れる雨水を、ワイパモータ12の出力軸に固定されてリンク機構を構成する出力アームの回動範囲外に案内して、当該出力アームに連結される駆動ロッドのボールジョイントの被水を防止する。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等の車両に設けられてウインドシールドガラスを払拭する車両用ワイパ装置に関する。
自動車等の車両には、そのウインドシールドガラスに付着した雨水や雪等の付着物を払拭するためにワイパ装置が設けられている。
このワイパ装置はワイパアームが取り付けられるピボット軸を備えており、このピボット軸をワイパモータによって揺動駆動することにより、ワイパアームに装着されたワイパブレードを払拭動作させてウインドシールドガラスを払拭するようになっている。通常、ワイパ装置は運転席側と助手席側の2本のワイパアームを備えており、ワイパモータと各ワイパアームに対応するピボット軸との間にはリンク機構が設けられ、このリンク機構により2本のワイパアームを連動させるようになっている。
このようなワイパ装置は、ウインドシールドガラスの下部に設けられる車体のカウルの下方に配置されているので、カウルを伝った雨水がワイパ装置にかかることがある。ピボット軸やリンク機構の回動部分に雨水がかかると、その軸受部分のグリスが雨水とともに流出し、ワイパ装置の作動効率や耐久性が低下するおそれがある。
そこで、例えば特許文献1に示されるワイパ装置では、各ピボット軸に防水シールを備えたピボットキャップを装着してその被水を防止するとともに、各ピボット軸を貫通する取付孔を備えた被水防止カバーをピボットホルダとピボットキャップとの間に挟み込んで装着し、この被水防止カバーによりリンク機構の各回動部を覆ってその被水を防止するようにしている。
特開2006−315511号公報
しかしながら、特許文献1に示されるワイパ装置では、被水防止カバーを一対のピボット軸を貫通する取付孔においてワイパ装置に固定するようにしているので、被水防止カバーが一対のピボット軸間を覆うように大型化することになる。そのため、被水防止カバーを製造する金型も大型化し、そのコストが高くなる。また、車両に応じて相違するピボット軸の間隔に合わせて複数の仕様の異なる被水防止カバーを設ける必要があるので、その汎用性が低くなる。
本発明の目的は、車両用ワイパ装置に設けられる被水防止カバーを小型化し、また、その汎用性を高めることにある。
本発明の車両用ワイパ装置は、出力軸を備えたワイパモータと、それぞれワイパアームが取り付けられる一対のピボット軸と、それぞれ対応する前記ピボット軸を回動自在に支持する一対のピボットホルダと、一端が一方の前記ピボットホルダに連結され、他端が他方の前記ピボットホルダに連結されるパイプフレームと、前記出力軸に固定される出力アームを備え、前記出力軸の回転を揺動運動に変換して一対の前記ピボット軸に伝達するリンク機構と、前記パイプフレームに取り付けられ、雨水を前記出力アームの回動範囲外に案内する被水防止カバーとを有することを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記パイプフレームを、かしめ加工により一方の前記ピボットホルダに固定し、かしめ加工により前記パイプフレームの外周面に形成された凹部に位置決め凸部を係合させて前記被水防止カバーを前記パイプフレームに位置決めさせることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記被水防止カバーに断面C字形の取付部を設け、該取付部を弾性変形させた状態で前記パイプフレームに係合させて前記被水防止カバーを前記パイプフレームに取り付けることを特徴とする。
本発明によれば、ピボットホルダを連結するパイプフレームに取り付けた被水防止カバーにより出力アームの被水を防止するようにしたので、被水防止カバーを小型化することができる。また、被水防止カバーをパイプフレームに取り付けるようにしたので、その取付けの汎用性を高めることができる。
本発明によれば、被水防止カバーに位置決め凸部を設け、かしめ加工によってパイプフレームの外周面に形成された凹部に当該位置決め凸部を係合させて被水防止カバーをパイプフレームに位置決めさせるようにしたので、被水防止カバーのパイプフレームへの取り付け作業を容易にすることができる。また、被水防止カバーのパイプフレームに対するガタつきや外れを防止することができる。
本発明によれば、被水防止カバーに断面C字形の取付部を設け、この取付部を弾性変形させた状態でパイプフレームに係合させて被水防止カバーをパイプフレームに取り付けるようにしたので、簡単な構成で容易且つ確実に被水防止カバーをパイプフレームに取り付けることができる。
本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置の全体図である。 図1に示す車両用ワイパ装置を裏面側から見た図である。 図1に示す被水防止カバーをパイプフレームから取り外した状態を示す斜視図である。 図3に示す被水防止カバーを側面側から見た図である。 パイプフレームへの被水防止カバーの取付け状態を示す断面図である。 図1に示すワイパ装置を車体に取り付けた状態を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示す車両用ワイパ装置11(以下、ワイパ装置11とする)は、自動車等の車両に設けられ、運転席側と助手席側の2本のワイパアーム(不図示)を揺動駆動してウインドシールドガラス(フロントガラス)上を払拭動作させるものである。
このワイパ装置11はその駆動源となるワイパモータ12を備えている。このワイパモータ12は電動モータ13と減速機14が一つのユニットとされた減速機付き電動モータとなっており、図示しないボルト等の締結部材によりモータブラケット15に固定されている。
モータブラケット15はアルミダイキャスト製となっており、ワイパモータ12はこのモータブラケット15の板状に形成された本体部15aの表面側に固定されている。また、モータブラケット15には一対の取付脚部15bが本体部15aと一体に設けられており、これらの取付脚部15bにおいて図示しないボルト等の締結部材により車体16(図6参照)に固定されるようになっている。
図1に示すように、モータブラケット15には運転席側のピボットホルダ17が一体に設けられ、このピボットホルダ17には運転席側のピボット軸18が回動自在に支持されている。また、ワイパ装置11は助手席側のピボットホルダ21を備えており、このピボットホルダ21には助手席側のピボット軸22が回動自在に支持されている。助手席側のピボットホルダ21はモータブラケット15つまり運転席側のピボットホルダ17とは別体に形成されたアルミダイキャスト製となっており、これと一体に設けられた一対の取付脚部21aにおいて図示しないボルト等の締結部材により車体16に固定されるようになっている。
モータブラケット15(運転席側のピボットホルダ17)と助手席側のピボットホルダ21はパイプフレーム23により連結されている。パイプフレーム23は鋼材等により断面円形の中空状に形成されており、その一端はモータブラケット15に一体に設けられた連結軸24(図3参照)に嵌め合わされてモータブラケット15つまり運転席側のピボットホルダ17に連結され、他端は助手席側のピボットホルダ21に一体に設けられた連結軸(不図示)に嵌め合わされて助手席側のピボットホルダ21に連結されている。パイプフレーム23の一端はモータブラケット15の連結軸24との嵌合部分の外周面がかしめ加工されることによりモータブラケット15に固定され、同様に、パイプフレーム23の他端は助手席側のピボットホルダ21の連結部との嵌合部分の外周面がかしめ加工されることにより助手席側のピボットホルダ21に固定されている。これにより、モータブラケット15と助手席側のピボットホルダ21はパイプフレーム23により連結されて一体化されている。
パイプフレーム23をモータブラケット15に固定するかしめ加工により、パイプフレーム23のモータブラケット15の連結軸24との嵌合部分の外周面には、周方向に等間隔に並ぶ4つの凹部31が2列に並んで、つまり8つの凹部31が形成されている。同様に、パイプフレーム23を助手席側のピボットホルダ21に固定するかしめ加工により、パイプフレーム23の助手席側のピボットホルダ21の連結軸との嵌合部分の外周面には、周方向に等間隔に並ぶ4つの凹部32が2列に並んで、つまり8つの凹部32が形成されている。
ワイパモータ12の出力軸33の回転を揺動運動に変換して各ピボット軸18,22に伝達するために、ワイパ装置11にはリンク機構41が設けられている。
図2に示すように、リンク機構41はワイパモータ12の出力軸33に固定される出力アーム42を備えている。モータブラケット15の本体部15aの略中心部分には貫通孔(不図示)が設けられており、ワイパモータ12の出力軸33はモータブラケット15の表面側から貫通孔を介して裏面側に突出している。出力アーム42は出力軸33の先端に固定されており、モータブラケット15の裏面側において出力軸33とともに回転するようになっている。
一方、運転席側のピボット軸18と助手席側のピボット軸22の基端部にはそれぞれレバー43,44が固定されている。運転席側のピボット軸18のレバー43には連結ロッド45の一端がボールジョイント45aにより回動自在に連結され、助手席側のピボット軸22のレバー44には連結ロッド45の他端がボールジョイント45bにより回動自在に連結されている。これにより、各ピボット軸18,22は連結ロッド45により連結されて互いに同一方向に連動するようになっている。
また、出力アーム42の先端にはトルクリミッタ46を介して駆動ロッド47の一端がボールジョイント47aにより回動自在に連結され、この駆動ロッド47の他端は助手席側のピボット軸22のレバー44にボールジョイント47bにより回動自在に連結されている。これにより、出力アーム42の回転運動は揺動運動に変換されて助手席側のピボット軸22に伝達される。
このような構造により、ワイパモータ12が作動して出力軸33が回転すると、その回転運動がリンク機構41により揺動運動に変換されて各ピボット軸18,22に伝達される。そして、各ピボット軸18,22が揺動運動すると、運転席側のピボット軸18の先端に取り付けられる運転席側のワイパアーム(不図示)と助手席側のピボット軸22の先端に取り付けられる助手席側のワイパアーム(不図示)とがウインドシールドガラス上を揺動運動してガラス面を払拭することになる。
トルクリミッタ46は、ワイパアームがそのストローク端において過度の荷重を受けたときに、駆動ロッド47の出力アーム42に対する連結位置を出力軸33の側に変位させて当該荷重を逃がすために設けられるものである。このトルクリミッタ46は、出力アーム42にピン51により回動自在に連結されるリンク52を備えており、このリンク52の一端には駆動ロッド47がボールジョイント47aにより回動自在に連結され、他端にはスプリング53が装着されている。ワイパアームに過大な荷重が加えられると、その荷重によりリンク52がピン51を中心としてスプリング53のばね力に抗する方向に回動し、これにより、出力アーム42に対する駆動ロッド47の連結位置が出力軸33の側に移動する。なお、出力軸33つまり出力アーム42の回転方向は図2において反時計周り方向である。
本実施の形態においては、駆動ロッド47をトルクリミッタ46を介して出力アーム42に連結するようにしているが、駆動ロッド47を直接出力アーム42に連結するようにしてもよい。
このワイパ装置11のパイプフレーム23には、車体16のカウル54等からワイパ装置11に向けて流れる雨水が、出力アーム42と駆動ロッド47の連結部分である駆動ロッド47のボールジョイント47aにかかることを防止するために、被水防止カバー61が取り付けられている。この被水防止カバー61は、パイプフレーム23にボルト等の締結部材を用いることなく容易に取り付けることができる小型のものであり、その側部の一部がモータブラケット15の本体部15aの表面側に重なるように配置されている。
図3は図1に示す被水防止カバーをパイプフレームから取り外した状態を示す斜視図であり、図4は図3に示す被水防止カバーを側面側から見た図であり、図5はパイプフレームへの被水防止カバーの取付け状態を示す断面図である。
この被水防止カバー61は、板状のカバー本体部61aと断面C字形の半筒状に形成された取付部61bとを備えており、これらが樹脂材料により一体に形成された構造となっている。図4に示すように、取付部61bの内周面には4つの位置決め凸部62が一体に設けられている。これらの位置決め凸部62は、それぞれ取付部61bの軸方向端部に沿って周方向に等間隔に並べて配置されるとともに、それぞれ取付部61bの内周面から径方向内側に向けて突出している。
取付部61bはC字形の開口部分を拡大させる方向に弾性変形自在となっており、当該方向に弾性変形しながらパイプフレーム23のモータブラケット15の連結軸24との嵌合部分の外側に填め込まれるようになっている。これにより、被水防止カバー61は取付部61bにおいてパイプフレーム23に取り付けられる。
図5に示すように、被水防止カバー61がパイプフレーム23に取り付けられると、取付部61bの内周面に設けられた位置決め凸部62は、それぞれパイプフレーム23の外周面の端部側に設けられたカシメ加工による4つの凹部31に係合する。各位置決め凸部62の幅寸法つまりパイプフレーム23の軸方向に沿う方向の寸法は対応する凹部31の幅寸法よりも僅かに狭く形成されており、また、取付部61bのC字形の内側部分に形成される一対の位置決め凸部62は、それぞれ根本部分の周方向寸法が対応する凹部31の周方向の開口寸法よりも僅かに大きい断面略三角形状に形成されている。これにより、各位置決め凸部62が対応する凹部31に係合すると、各位置決め凸部62が凹部31により軸方向と周方向への移動が規制され、これにより、取付部61bつまり被水防止カバー61はパイプフレーム23に対してその軸方向と周方向について位置決めされるようになっている。
また、パイプフレーム23に係合した取付部61bは、自然状態つまりパイプフレーム23に取り付けられていない状態のときよりも僅かにC字形を拡大する方向に弾性変形した状態となる。これにより、位置決め凸部62が当該弾性力によりパイプフレーム23に押し付けられて、取付部61bつまり被水防止カバー61はパイプフレーム23に確実に取り付けられることになる。
図6は図1に示すワイパ装置を車体に取り付けた状態を示す図である。
このような構造のワイパ装置11は、車体16のウインドシールドガラスの下部に設けられるカウル54の下方に配置され、当該部分において車体16に固定される。ワイパ装置11が車体16に固定されると、モータブラケット15の表面側の一部がカウル54の裏側に重なるとともに被水防止カバー61のカバー本体部61aの上端がカウル54の下端に連ねられる。また、被水防止カバー61のカバー本体部61aの周縁部には、当該本体部61aの下端側でモータブラケット15側の部分のみが開放した壁部61cが設けられており、その開放された部分が被水防止カバー61の排水部61dとなり、被水防止カバー61からモータブラケット15への排水経路が形成される。
ワイパブレードに払拭された雨水やウインドシールドガラスからの雨水がカウル54を伝ってモータブラケット15に向けて流れ込むと、当該雨水はモータブラケット15の表面に沿ってそのまま下方に流され、モータブラケット15の裏面側に配置された出力アーム42の回動範囲に流れることがない。また、ワイパブレードに払拭された雨水やウインドシールドガラスからの雨水がカウル54を伝って被水防止カバー61に向けて流れ込むと、当該雨水は被水防止カバー61のカバー本体部61aの壁部61cによって排水部61dからモータブラケット15の表面に向けて案内され、モータブラケット15の表面に沿って下方に流される。したがって、被水防止カバー61に向けて流れた雨水はモータブラケット15の裏面側に配置された出力アーム42の回動範囲に流れることがない。つまり、カウル54から出力アーム42に向けて流れ込んだ雨水は、モータブラケット15と被水防止カバー61によりモータブラケット15の表面側から下方に流されて、モータブラケット15の裏面側にある出力アーム42の回動範囲外に案内される。
このような被水防止カバー61が設けられないワイパ装置では、カウル54から出力アーム42に向けて流れる雨水がパイプフレーム23に当たってモータブラケット15の裏面側に跳ね返り、出力アーム42と駆動ロッド47との連結部分であるボールジョイント47aにかかることがある。これを防止するためにモータブラケット15を大型化すると、そのコストが高くなる。そこで、本願発明では、パイプフレーム23に小型の被水防止カバー61を取り付けて、安価な構成で出力アーム42と駆動ロッド47との連結部分であるボールジョイント47aの被水を確実に防止するようにしたのである。
このように、このワイパ装置11では、ピボットホルダ17,21を連結するパイプフレーム23に被水防止カバー61を取り付け、この被水防止カバー61により出力アーム42と駆動ロッド47との連結部分であるボールジョイント47aの被水を防止するようにしたので、小型の被水防止カバー61で確実にボールジョイント47aの被水を防止することができる。ボールジョイント47aの被水を防止することにより、当該ボールジョイント47aのグリス流出を防止して、その作動信頼性や耐久性を高めることができる。
また、このワイパ装置11では、被水防止カバー61を小型化することができるので、当該カバー61を製造するための金型等を小型化して、このワイパ装置11のコストを低減することができる。
さらに、この被水防止カバー61はパイプフレーム23に取り付けられる構造であるので、ピボット軸18,22の間隔が相違する仕様違いのワイパ装置にも同一の被水防止カバー61を用いることができる。したがって、この被水防止カバー61の汎用性を高めることができる。また、これにより、この被水防止カバー61つまり当該カバー61が設けられるワイパ装置11のコストを低減することができる。
さらに、このワイパ装置11では、被水防止カバー61に位置決め凸部62を設け、かしめ加工によってパイプフレーム23の外周面に形成された凹部31に当該位置決め凸部62を係合させて被水防止カバー61をパイプフレーム23に位置決めさせるようにしたので、被水防止カバー61のパイプフレーム23への取り付け作業を容易にすることができる。また、位置決め構造が簡素であるので、このワイパ装置11のコストを低減することができる。さらに、被水防止カバー61のパイプフレーム23に対するガタつきや外れを防止することができる。
さらに、このワイパ装置11では、被水防止カバー61に板状のカバー本体部61aと断面C字形の取付部61bを設け、この取付部61bを弾性変形させた状態でパイプフレーム23に係合させて被水防止カバー61をパイプフレーム23に取り付けるようにしたので、簡単な構成で容易且つ確実に被水防止カバー61をパイプフレーム23に取り付けることができる。
なお、各ピボット軸18,22にはそれぞれ防水シールを備えたピボットキャップ63が装着され、これらのピボットキャップ63により各ピボット軸18,22の防水性が確保されるようになっている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、被水防止カバー61に4つの位置決め凸部62を設け、パイプフレーム23に形成された8つの凹部31のうちの4つの凹部31に位置決め凸部62を係合させるようにしているが、これに限らず、少なくとも1つの位置決め凸部62を1つの凹部31に係合させる構造を有していれば、その凹部31や位置決め凸部62の個数は任意に設定することができる。
また、前記実施の形態においては、被水防止カバー61はモータブラケット15に連ねるように配置されてカウル54からの雨水をモータブラケット15に案内するようにしているが、これに限らず、カウル54からの雨水を出力アーム42の回動範囲外に案内する構造であれば、モータブラケット15から離れて設けられていてもよい。
11 車両用ワイパ装置
12 ワイパモータ
13 電動モータ
14 減速機
15 モータブラケット
15a 本体部
15b 取付脚部
16 車体
17 運転席側のピボットホルダ
18 運転席側のピボット軸
21 助手席側のピボットホルダ
21a 取付脚部
22 助手席側のピボット軸
23 パイプフレーム
24 連結軸
31,32 凹部
33 出力軸
41 リンク機構
42 出力アーム
43,44 レバー
45 連結ロッド
45a,45b ボールジョイント
46 トルクリミッタ
47 駆動ロッド
47a,47b ボールジョイント
51 ピン
52 リンク
53 スプリング
54 カウル
61 被水防止カバー
61a カバー本体部
61b 取付部
61c 壁部
61d 排水部
62 位置決め凸部
63 ピボットキャップ

Claims (3)

  1. 出力軸を備えたワイパモータと、
    それぞれワイパアームが取り付けられる一対のピボット軸と、
    それぞれ対応する前記ピボット軸を回動自在に支持する一対のピボットホルダと、
    一端が一方の前記ピボットホルダに連結され、他端が他方の前記ピボットホルダに連結されるパイプフレームと、
    前記出力軸に固定される出力アームを備え、前記出力軸の回転を揺動運動に変換して一対の前記ピボット軸に伝達するリンク機構と、
    前記パイプフレームに取り付けられ、雨水を前記出力アームの回動範囲外に案内する被水防止カバーとを有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記パイプフレームを、かしめ加工により一方の前記ピボットホルダに固定し、かしめ加工により前記パイプフレームの外周面に形成された凹部に位置決め凸部を係合させて前記被水防止カバーを前記パイプフレームに位置決めさせることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用ワイパ装置において、前記被水防止カバーに断面C字形の取付部を設け、該取付部を弾性変形させた状態で前記パイプフレームに係合させて前記被水防止カバーを前記パイプフレームに取り付けることを特徴とする車両用ワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017094943A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 アスモ株式会社 ワイパユニット

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