JP2013103104A - タフテッドカーペット裏打用接着剤と難燃性タフテッドカーペット - Google Patents

タフテッドカーペット裏打用接着剤と難燃性タフテッドカーペット Download PDF

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Abstract

【課題】熱溶融性合成繊維を素材とする一次基布にナイロンパイルが植設されているナイロンパイルタフテッドカーペットの燃焼試験において、接炎した一次基布が熱溶融して破れるのを防ぐ。
【解決手段】熱溶融性合成繊維糸条を経糸と緯糸に用いて織成された一次基布にナイロンパイルが植設されたタフテッドパイル布帛の裏面に、水酸化アルミニウムと耐熱非溶融繊維と熱膨脹性黒鉛を高分子エマルジョンに配合して成り、その高分子エマルジョンの主成分である高分子物質100重量部に対する水酸化アルミニウムの配合量が100重量部以上となる裏打用接着剤を塗布すると共に、ナイロンパイルにグアニルスルフォアミド化合物を主材とする難燃剤を付与する。耐熱非溶融繊維には、セルロース繊維をリン系難燃剤によって難燃化して用いるとよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、難燃性タフテッドカーペット、特に、ナイロンがパイルに用いられている難燃性ナイロンパイルタフテッドカーペット、および、難燃性タフテッドカーペットに適用されるタフテッドカーペット裏打用接着剤に関するものである。
タフテッドパイル布帛の難燃剤として、高分子エマルジョンに水酸化アルミニウムを配合したカーペット裏打用接着剤は周知である(例えば、特許文献1参照)。
ナイロンの燃焼時の熱溶融を抑えてノンドリップ性をナイロンに付与する難燃剤として、ジホスフィン酸塩、ポリリン酸塩、ホスフィン酸塩等のリン酸塩や、グアニルスルフォアミド、メラミンシアヌレート等の含窒素化合物が知られている(例えば、特許文献2参照)。
そのように、リン酸系難燃剤と窒素系難燃剤によってナイロンにノンドリップ性を付与することが出来るとしても、国土交通省鉄道技術局技術規格課の規定の鉄道に関する技術上の基準を定める省令第83条の鉄道車両用材料燃焼試験に従ってタフテッドカーペットから幅182mm×長さ257mmの試験片を採取し、パイル面を下向きに45度傾斜させて試験片を支持し、その試験片の下面中心の垂直下方1吋の位置にエチルアルコールを0.5cc注入された容器を設置し、そのエチルアルコールに着火し、そのエチルアルコールの燃焼中に、エチルアルコールの炎が試験片に着炎し、その着炎した炎が試験片の上端に達しても、その試験片の発煙状態が普通であり、エチルアルコールの燃焼後には試験片の上端まで試験片が炭化していても、又、試験片に局部的貫通穴が認められても、試験片に残炎も残燼も認められない場合に試験片が難燃性能を有し合格と判定されるタフテッドカーペットの燃焼試験(以下、『鉄道技術局難燃規格』と言う。)では、図1に図示するように45度下向きに傾斜させたパイル面が接炎されるので、その燃焼試験過程において熱溶融したナイロンが斜面に沿って流れて垂れ落ち、そのエチルアルコールの炎の接炎箇所23(図1参照)には、一次基布が露出して来る(例えば、特許文献3参照)。
ところで、繊維糸条が長さ方向に縦割れし易いことからタフティング時にニードルに対する抵抗が少なく、その縦割れした隙間にパイルが挟まれて安定に保持され、他の繊維に比して比重が少なくタフテッドカーペットの軽量化に適する等の利便性から、ポリプロピレンを素材とする扁平率10以上の扁平断面のテープヤーンを経糸と緯糸に用いたポリプロピレン織物がタフテッドカーペットの一次基布に使用されている(例えば、特許文献4参照)。
その一次基布にポリプロピレンやポリエステル等の熱溶融性合成繊維を用いたタフテッドカーペットの鉄道技術局難燃規格に基づく燃焼試験において、接炎されたパイル面は、図1に図示するように、接炎当初のナイロンパイルは、熱収縮して熱変形物11となって一次基布12に密着し、パイル糸が連続するステッチ方向Sに熱変形物11が連続した畝13を形成し、その後は、図2の上側に図示するように、そのゲージ方向Gにおいて隣り合うパイル糸の畝13aとパイル糸の畝13bの間の谷間に一次基布12の経糸14と緯糸15のテープヤーン16が次第に露出して来る。更に燃焼試験が進むと、その熱変形物の畝13に着炎すると同時に露出したテープヤーン16が熱溶融して、図2の下側に図示するように、一次基布12に破れ穴17が発生する。
そして更に燃焼試験が進むと、破れ穴17の周縁18、特に破れ穴17の上側周縁19が着炎し、破れ穴17の上側周縁19の延焼が試験片20の上縁21に到るまで拡大し、その試験片20は鉄道技術局難燃規格において不合格と判定されることになる。
特公昭63−34193号公報(特許請求の範囲) 特開2010−18906号公報(請求項1と4,段落0096) 特開平09−250052号公報(段落0043,図2) 特公昭42−826号公報
鉄道技術局難燃規格に基づく燃焼試験において、基布に熱溶融痕としての破れ穴17が発生し、その破れ穴17の周縁18に露出しているテープヤーンの熱溶融物に着炎し、その破れ穴17の周縁18に燃え拡がるので、テープヤーンに成る一次基布にパイルを植設されたタフテッドカーペットは、たとえ、特許文献1に示される水酸化アルミニウム配合のカーペット裏打用接着剤や特許文献2に示されるリン酸系難燃剤や窒素系難燃剤による難燃処理を施してもタフテッドカーペットの燃焼試験においては不合格となる。
特に、ポリプロピレンは、ポリエステルその他の熱溶融性合成繊維に比して融点が低いことから、一次基布にポリプロピレンを用い、パイルにナイロンを用いたナイロンパイルタフテッドカーペットでは、破れ穴17の周縁18が燃え拡がり易い。
タフテッドカーペットの燃焼試験における一次基布の破れ穴17を防ぎ、破れ穴の周縁18からの延焼を防ぐには、アラミド繊維や炭素繊維のように耐熱性繊維やセルロース繊維のように耐熱非溶融繊維を一次基布に使用すればよいのであるが、それらの耐熱非溶融繊維は、ポリプロピレン繊維に比して高価で高比重であり、タフテッドカーペットの軽量化に応えことは出来ず、タフティング時に縦割れし難い点でも一次基布には適しない。
加えて、鉄道技術局難燃規格に規定される難燃性能は、全てのタフテッドカーペットに要求される訳ではないので、その一部のタフテッドカーペットに要求される難燃性能の故に難燃処理の施された特別仕様の一次基布を用意することは経済的ではなく、本発明が解決しようとする課題の解決手段としては問題にもならない。
そこで、本発明は、特に、低比重でタフテッドカーペットの軽量化に適し、縦割れし易くタフティング時にニードルに対する抵抗が少なく、植設されたパイルが安定に保持され、汎用されていて経済的に入手し得るテープヤーンを経糸と緯糸に用いた一次基布にナイロンパイルが植設されているナイロンパイルタフテッドカーペットの鉄道技術局難燃規格による燃焼試験における一次基布の接炎による破れを防ぐことを目的とする。
本発明に係るタフテッドカーペット裏打用接着剤は、熱溶融性合成繊維を素材とする一次基布にパイルが植設されているタフテッドカーペットに最適な接着剤であって、高分子エマルジョンに水酸化アルミニウムと耐熱非溶融繊維と熱膨脹性黒鉛を配合して成り、高分子エマルジョンの主成分である高分子物質100重量部に対する水酸化アルミニウムの配合量が100重量部以上であることを第1の特徴とする。
本発明に係るタフテッドカーペット裏打用接着剤の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、耐熱非溶融繊維が、リン系難燃剤と共に高分子エマルジョンに配合され、その共に配合されているリン系難燃剤によって難燃化されている難燃性セルロース繊維である点にある。
本発明に係るタフテッドカーペット裏打用接着剤の第3の特徴は、上記第2の特徴に加えて、難燃性セルロース繊維の繊度が0.01dtex〜13dtexである点にある。
本発明に係るタフテッドカーペット裏打用接着剤の第4の特徴は、上記第1と第2の何れかの特徴に加えて、熱膨脹性黒鉛の粒径が50μm〜100μmである点にある。
本発明に係るタフテッドカーペット裏打用接着剤の第5の特徴は、上記第1と第2と第3と第4の何れかの特徴に加えて、水酸化アルミニウムの粒径が1〜5μmである点にある。
本発明に係る難燃性タフテッドカーペットは、熱溶融性合成繊維を素材とする繊維糸条を経糸と緯糸に用いて織成された一次基布にナイロンを主材とするパイルが植設されたタフテッドパイル布帛の裏面に、高分子エマルジョンに水酸化アルミニウムと耐熱非溶融繊維と熱膨脹性黒鉛を配合して成り、高分子エマルジョンの主成分である高分子物質100重量部に対する水酸化アルミニウムの配合量が100重量部以上であるタフテッドカーペット裏打用接着剤を塗布して構成され、ナイロンパイルにグアニルスルフォアミド化合物を主材とする難燃剤が付与されていることを第1の特徴とする。
本発明に係る難燃性タフテッドカーペットの第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、一次基布の素材がポリプロピレンであり、一次基布がポリプロピレンを素材とする扁平断面のポリプロピレンテープヤーンを経糸と緯糸に用いて織成されており、タフテッドカーペット裏打用接着剤には耐熱非溶融繊維と共にリン系難燃剤が配合されており、リン系難燃剤と共にタフテッドカーペット裏打用接着剤に配合されている耐熱非溶融繊維が、その共に配合されているリン系難燃剤によって難燃化されている難燃性セルロース繊維である点にある。
本発明によると、タフテッドパイル布帛の裏面に塗布されて形成されるタフテッドカーペット裏打用接着剤の塗膜には燃焼過程で結晶水が解離し水分を放出して難燃機能を発揮する水酸化アルミニウムが配合されており、その水酸化アルミニウムによってパイル面と一次基布が難燃化される。
そのタフテッドカーペット裏打用接着剤に配合されている耐熱非溶融繊維は、タフテッドカーペットの燃焼試験の燃焼過程において溶融することなく繊維としての形態を維持し、恰も壁土に混在する寸莎(スサ)の如く裏打用接着剤の塗膜を補強し、同時に、一次基布の経緯(14・15)の熱溶融性合成繊維糸条16に固着しており、熱溶融性合成繊維糸条16の熱溶融を阻害する防融効果を発揮するものと思われるところ、タフテッドカーペットの燃焼試験において一次基布12に破れ穴17が発生せず、鉄道技術局難燃規格の燃焼試験において合格と判定される難燃性能を有する難燃性タフテッドカーペットを得ることが出来る。
そして特に本発明によると、その耐熱非溶融繊維22が難燃性セルロース繊維であれば、非難燃性である通常のセルロース繊維は極めて容易且つ安価に入手することが出来、そのセルロース繊維をリン系難燃剤と共にタフテッドカーペット裏打用接着剤に配合するときは、そのセルロース繊維が共に配合されているリン系難燃剤によって難燃化されて難燃性セルロース繊維となるので、格別難燃性セルロース繊維を用意する手間が省かれる。
そして、そのリン系難燃剤に難燃化された難燃性セルロース繊維は、鉄道技術局難燃規格に基づく燃焼試験の燃焼過程で炭化するとしても溶融することなく繊維としての形態を維持し、熱溶融性合成繊維糸条16の熱溶融を阻害する防融効果を発揮する。
従って本発明によると、難燃性タフテッドカーペットを経済的に得ることが出来る。
加えて、ポリオレフィンの一種であるポリプロピレン繊維糸条に成る一次基布は、タフテッドカーペットに汎用されており、本発明では、そのポリプロピレン繊維糸条に成る一次基布の仕様を変えることなくカーペット裏打用接着剤の仕様を変えて、一次基布の燃焼過程での破れ穴の発生を回避することとしている。
従って、本発明は、難燃性能の要求される小ロットのタフテッドカーペットの生産に適し、難燃性タフテッドカーペットを経済的に得る上で頗る実用的である。
タフテッドカーペットの燃焼試験に供されたタフテッドカーペットの試験片のパイル面の表面図である。 タフテッドカーペットの燃焼試験において不合格と判定されたタフテッドカーペットの試験片のパイル面の接炎箇所の拡大表面図である。 タフテッドカーペットの燃焼試験において合格と判定された本発明に係る難燃性タフテッドカーペットの試験片のパイル面の接炎箇所の拡大表面図である。
難燃性タフテッドカーペットは、タフテッドパイル布帛の裏面に裏打用接着剤の塗膜を介して二次基布その他の裏材を裏打積層したものであってもよいし、タフテッドパイル布帛の裏面に裏打用接着剤を裏打積層しただけで二次基布その他の裏材が裏打積層されないものであってもよい。本発明に言う「破れ穴」とは、二次基布その他の裏材が裏打積層されない難燃性タフテッドカーペットでは、タフテッドカーペットの表裏に貫通した貫通穴を意味し、二次基布その他の裏材が裏打積層された難燃性タフテッドカーペットでは、一次基布が熱溶融してパイル面に盆地状に生じた窪みを意味し、必ずしもタフテッドカーペットの表裏に貫通した貫通穴だけを意味するものではない。
一次基布の素材となる熱溶融性合成繊維には、ポリプロピレン繊維の他にポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン等を使用することが出来る。しかし、好ましい熱溶融性合成繊維糸条は、一次基布に汎用されており、ポリエステルその他の繊維糸条に比して低比重であり、タフテッドカーペットの軽量化に適し、縦割れし易く、タフティング時にニードルに対する抵抗が少なく、植設されたパイルに対する保持力が強く、経済的に入手し得る扁平率10以上の扁平断面のポリプロピレンテープヤーンである。
そのように、一次基布にポリプロピレンテープヤーンが推奨されるのは、ポリプロピレンの融点がポリエステルその他の熱溶融性合成繊維の融点に比して低く、鉄道技術局難燃規格の燃焼試験において熱溶融し易いが故に、本発明による効果は、ポリプロピレンテープヤーンに成る一次基布に防融効果として顕著に生じることにもよる。
ポリプロピレンは一種のポリオレフィンであるから、ポリプロピレンに代えてポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル・コポリマーを一次基布に適用することも出来る。
カーペット裏打用接着剤の主成分である高分子エマルジョンには、天然ゴムエマルジョン、スチレンブタジエンゴムエマルジョン、アクリロニトリルブタジエンゴムエマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、塩化ビニル樹脂エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン・塩化ビニル樹脂エマルジョンなどが用いられる。
タフテッドパイル布帛の一次基布やパイル繊維に対する接着性や、カーペット裏打用接着剤に配合する水酸化アルミニウムや耐熱非溶融繊維に対する接着性、或いは、一次基布とパイル繊維の間の接着強度、カーペット裏打用接着剤の塗膜の強度や耐久性等の点で、カーペット裏打用接着剤の主成分である高分子エマルジョンには、アクリル樹脂エマルジョンを用いることが望ましい。
本発明において、”耐熱非溶融繊維”とは、羊毛その他の動物繊維、木綿やレーヨン、木材パルプ、竹パルプ、藁パルプ、ケナフ等の植物繊維やレーヨン等のセルロース繊維、ノボロイド繊維(フェノール繊維)、炭素繊維、ガラス繊維、鉱滓繊維のように500℃以下の火炎に接して炭化、或いは、熱分解することがあっても熱溶融することがない耐熱性を有する繊維を意味する。動物繊維やセルロース繊維のように500℃以下の火炎に接して炭化、或いは、熱分解する耐熱非溶融有機繊維では、それに難燃剤を付与して難燃化して使用する。好ましい耐熱非溶融繊維は、タフテッドカーペット裏打用接着剤に共に配合されるリン系難燃剤によって容易に難燃化することが出来、安価で入手が容易なセルロース繊維、中でも紙パルプ繊維として汎用されている植物繊維である。
そのセルロース繊維の繊度は、0.01dtex(繊維径1μm)〜13dtex(繊維径35μm)にし、その繊維長は0.3〜7mmに、好ましくは0.3〜2mmにし、カーペット裏打用接着剤の塗膜の中で網目構造を形成するようにする。
セルロース繊維に代る好ましい耐熱非溶融繊維は、ノボロイド繊維(フェノール繊維)である。それに対し、炭素繊維、ガラス繊維、鉱滓繊維等は、タフテッドカーペット裏打用接着剤の塗膜を硬くし、難燃性タフテッドカーペットの風合いを損なうので、耐熱非溶融繊維としては推奨されない。
タフテッドカーペット裏打用接着剤に配合される水酸化アルミニウムの配合量、および、タフテッドパイル布帛の裏面に塗布されるタフテッドカーペット裏打用接着剤の塗布量は、一次基布の目付け、タフテッドパイル布帛のパイル目付け等に応じて加減される。
リン系難燃剤は、タフテッドカーペット裏打用接着剤に配合されるセルロース繊維を難燃化するためにタフテッドカーペット裏打用接着剤に配合されるので、リン系難燃剤のタフテッドカーペット裏打用接着剤に対する配合量は、タフテッドカーペット裏打用接着剤に配合されるセルロース繊維の配合量に応じて加減される。
高分子エマルジョンの主成分である高分子物質100重量部に対して”重量部”を単位として表示される耐熱非溶融繊維の配合量(重量部数)は、耐熱非溶融繊維の比重1に換算して表示される。そのように、耐熱非溶融繊維の比重1に換算して表示するのは、耐熱非溶融繊維の比重が種類によって異なり、特に、ガラス繊維や鉱滓繊維等のように耐熱非溶融無機繊維の比重は、概して2.5〜3.3であり、動物繊維やセルロース繊維、ノボロイド繊維等の比重が概して1.3〜1.5の耐熱非溶融有機繊維に比して重いので、その比重の異なる耐熱非溶融繊維の高分子エマルジョンの高分子物質100重量部に対する配合量を、耐熱非溶融繊維の比重1に換算せずに”重量部”で表示するときは、その配合量を加減する際に誤りが生じ易くなるためである。
セルロース繊維の配合される標準的カーペット裏打用接着剤は、その接着性樹脂固形分100重量部に対し、リン系難燃剤の有効成分10〜20P.H.R.(樹脂固形分100重量部に対し10〜20重量部、即ち、10〜20パーハンドレッドレジンの意味、以下、同じ)、水酸化アルミニウム150〜300P.H.R.、熱膨脹性黒鉛を7〜50P.H.R.、セルロース繊維を比重1に換算して7〜20P.H.R.配合して調製される。
このようにセルロース繊維を配合して調製された標準的カーペット裏打用接着剤は、ポリプロピレンテープヤーンを経糸と緯糸に用いて織成された目付け80〜120g/m2 の一次基布にパイルの植設されたパイル目付け800〜1100g/m2 のタフテッドパイル布帛の裏面に、固形分塗着量を550〜650g/m2 に設定して塗布される。
リン系難燃剤は、カーペット裏打用接着剤に配合されるセルロース繊維を難燃化するためにカーペット裏打用接着剤に配合されるのであるから、難燃化を必要としないノボロイド繊維(フェノール繊維)、炭素繊維、ガラス繊維、鉱滓繊維等を耐熱非溶融繊維としてカーペット裏打用接着剤に配合する場合には、リン系難燃剤をカーペット裏打用接着剤に配合するにおよばない。
熱膨脹性黒鉛は、タフテッドカーペットの燃焼試験において、熱膨脹し、標準的タフテッドカーペット裏打用接着剤による発泡した嵩高な難燃性炭化物層が発生し、その難燃性炭化物層にパイルの燃焼物が覆われて難燃化され、又、その嵩高な難燃性炭化物層が一次基布の熱溶融を阻害する防融効果を発揮することになる。
熱膨脹性黒鉛は、天然の鱗片状グラファイトを強酸化剤で処理し、鱗片状グラファイトの層間に酸成分を挿入し、加熱によって層間が膨脹するように調製される。
熱膨脹性黒鉛の粒径は50〜100μmにすればよい。
そのように熱膨脹性黒鉛の粒径を100μm以下とするのは、カーペット裏打用接着剤の塗膜によって、タフテッドカーペットがあまり硬くならないようにするためである。
熱膨脹性黒鉛の配合量を50P.H.R.以下とするのは、タフテッドカーペットの燃焼試験において、カーペット裏打用接着剤の塗膜があまりにも嵩高に発泡し、タフテッドカーペットの燃焼面から剥離脱落してしまわないようにするためである。
セルロース繊維の難燃化のためにカーペット裏打用接着剤に配合されるリン系難燃剤には、赤リン、リン酸ナトリウム、リン酸マグネシウム、リン酸アンモニウム、リン酸グアニジン、ポリリン酸カルバメート、オルソリン酸、リン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム、リン酸尿素、リン酸グアニル尿素、リン酸メラミン、ホスフィン酸アルミニウム、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリヘキシルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ジメチルメチルフォスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、2−エチルへキシルジフェニルホスフェート、トリス( t−ブチルフェニル) ホスフェート、トリス( イソプロピルフェニル) ホスフェートなどを用いることが出来る。
本発明において、水酸化アルミニウムの粒径を1μm〜5μmとするのは、その粒径が細かければ細かい程優れた難燃機能を発揮し、その配合量を少なくしてタフテッドカーペットを軽量化し易くなるためである。
タフテッドカーペット裏打用接着剤には、水酸化アルミニウム(Al23 ・3H2 O)に加えて他の結晶水を保有する無機金属水酸化物、例えば脱水温度が100〜600℃の水酸化マグネシウム(Mg(OH)2 )、硫酸カルシウム(CaSO4 ・2H2 O)、亜硫酸カルシウム、水酸化カルシウム(Ca(OH)2 )、塩基性炭酸マグネシウム(3MgCO3 ・Mg(OH)2 ・3H2 O〜4MgCO3 ・Mg(OH)2 ・4H2 O)、アタパルジャイト(5MgO・8SiO2 ・9H2 O)を配合することが出来る。
ナイロンをパイルに用いる場合は、トリアジン、グアニジン、シアヌレート、イソシアヌレート等の窒素系難燃剤をパイルに付与する。ナイロンパイルに対する好ましい窒素系難燃剤は、グアニルスルフォアミドである。天然のポリアミド繊維である羊毛繊維は自己消火性を有するので、羊毛繊維をパイルに用いる場合は、格別難燃剤をパイルに付与する必要はない。鉄道車両用材料として使用され、鉄道技術局難燃規格による難燃性能が問題視されるタフテッドカーペットは、ポリアミド繊維をパイルに用いたタフテッドカーペットであるので、ポリエステル繊維やアクリル繊維その他のポリアミド繊維以外の繊維をパイルに用いたタフテッドカーペットに本発明を適用するには及ばない。
[燃焼試験方法]
燃焼試験は、鉄道技術局難燃規格に従ってタフテッドカーペットから幅182mm×長さ257mmの試験片を採取し、パイル面を下向きに45度傾斜させて試験片を支持し、その試験片の下面中心の垂直下方1吋の位置にエチルアルコールを0.5cc注入された容器を設置し、そのエチルアルコールに着火し、そのエチルアルコールの燃焼中に、エチルアルコールの炎が試験片に着炎し、その着炎した炎が試験片の上端に達しても、その試験片の発煙状態が普通であり、エチルアルコールの燃焼後には試験片の上端まで試験片が炭化していても、又、試験片に局部的貫通穴が認められても、試験片に残炎も残燼も認められない場合、その試験片は、燃焼試験において難燃性能を有し合格と判定される。
[実施例]
繊度440dtexのポリプロピレンテープヤーン(偏平断面モノフィラメント)を経糸とし、繊度1045dtexのポリプロピレンテープヤーン(偏平断面モノフィラメント)を緯糸として織成された経糸密度22本/(25.4mm)、緯糸密度16本/(25.4mm)、目付け100g/m2 の一次基布に総繊度2750dtexのナイロンマルチフィラメント・パイル糸を幅方向に1/10(インチ・ゲージ)のニードルゲージを持って配列されたニードルにより、長さ方向に11.7(ステッチ/10cm)のステッチ間隔をもってパイルを植設したパイル長4mm、パイル目付け950g/m2 のタフテッドパイル布帛の裏面に、アクリル樹脂エマルジョンにその主成分であるアクリル樹脂固形分100重量部に対して平均粒径2μmの水酸化アルミニウム230P.H.R.と、平均粒径50μmの熱膨脹性黒鉛25P.H.R.と、繊維長500μm・繊度0.1dtex(繊維径3.1μm)のセルロース繊維10P.H.R.と、ポリリン酸アンモニウム15P.H.R.を配合して固形分濃度50重量%に調製したタフテッドカーペット裏打用接着剤を乾燥塗布量を600g/m2 に設定して塗布すると同時に、パイル面に純分濃度35%のグアニルスルフォアミド化合物溶液を35g/m2 (乾燥付着量)散布し、テンターに通して加熱乾燥し、ナイロンパイルタフテッドカーペットを仕上げた。
[比較例1]
実施例1で使用のタフテッドパイル布帛の裏面に、アクリル樹脂エマルジョンにその主成分であるアクリル樹脂固形分100重量部に対して平均粒径2μmの水酸化アルミニウム230P.H.R.と、ポリリン酸アンモニウム15P.H.R.を配合して固形分濃度50重量%に調製したタフテッドカーペット裏打用接着剤を乾燥塗布量を600g/m2 に設定して塗布すると同時に、パイル面に純分濃度35%のグアニルスルフォアミド化合物溶液を35g/m2 (乾燥付着量)散布し、テンターに通して加熱乾燥し、ナイロンパイルタフテッドカーペットを仕上げた。
[比較例2]
実施例1で使用のタフテッドパイル布帛の裏面に、アクリル樹脂エマルジョンにその主成分であるアクリル樹脂固形分100重量部に対して平均粒径2μmの水酸化アルミニウム230P.H.R.と、平均粒径50μmの熱膨脹性黒鉛25P.H.R.と、ポリリン酸アンモニウム15P.H.R.を配合して固形分濃度50重量%に調製したタフテッドカーペット裏打用接着剤を乾燥塗布量を600g/m2 に設定して塗布すると同時に、パイル面に純分濃度35%のグアニルスルフォアミド化合物溶液を35g/m2 (乾燥付着量)散布し、テンターに通して加熱乾燥し、ナイロンパイルタフテッドカーペットを仕上げた。
[比較例3]
実施例1で使用のタフテッドパイル布帛の裏面に、アクリル樹脂エマルジョンにその主成分であるアクリル樹脂固形分100重量部に対して平均粒径2μmの水酸化アルミニウム230P.H.R.と、繊維長500μm・繊度0.1dtex(繊維径3.1μm)のセルロース繊維10P.H.R.と、ポリリン酸アンモニウム15P.H.R.を配合して固形分濃度50重量%に調製したタフテッドカーペット裏打用接着剤を乾燥塗布量を600g/m2 に設定して塗布すると同時に、パイル面に純分濃度35%のグアニルスルフォアミド化合物溶液を35g/m2 (乾燥付着量)散布し、テンターに通して加熱乾燥し、ナイロンパイルタフテッドカーペットを仕上げた。
実施例と比較例1〜3に係るタフテッドカーペットの鉄道技術局難燃規格の燃焼試験による難燃性能は、次の(表1)に示す通りである。
尚、(表1)の裏打用接着剤組成分の欄に示すデータ数値の単位は、重量部である。
Figure 2013103104
[評価]
(表1)に示す通り、実施例に係るタフテッドカーペットは、その一次基布が低融点で熱溶融し易いポリプロピレンテープヤーンに成るものであっても、鉄道技術局難燃規格の燃焼試験において一次基布に破れ穴が発生せず『合格』と判定された。
(表1)に示す通り、水酸化アルミニウムを配合した従来の裏打用接着剤にリン系難燃剤(ポリリン酸アンモニウム)を追加配合しても、耐熱非溶融繊維(セルロース繊維)と熱膨脹性黒鉛の何れか一方または双方を欠く裏打用接着剤を塗布した比較例1〜3に係るタフテッドカーペットは、何れも鉄道技術局難燃規格の燃焼試験において破れ穴が発生して試験片が全焼し『不合格』と判定された。
実施例と比較例1〜3から明らかな通り、本発明によると、国土交通省鉄道技術局技術規格課の規定の鉄道に関する技術上の基準を定める省令第83条の鉄道車両用材料燃焼試験において合格と判定される難燃性能を有する難燃性タフテッドカーペットを得ることが出来る。
本発明に係るタフテッドカーペット裏打用接着剤は、難燃性能の要求されないタフテッドカーペットの裏打仕上げに使用することも出来る。従って、タフテッドカーペット裏打用接着剤は、木綿やレーヨン、木材パルプ、竹パルプ、藁パルプ、ケナフ等の非熱可塑性繊維を素材とする繊維糸条を経糸と緯糸に用いて織成された一次基布にパイルが植設されたタフテッドパイル布帛の裏面に適用することも出来る。
G :ゲージ方向
S :ステッチ方向
11:熱変形物
12:一次基布
13:畝
14:経糸
15:緯糸
16:テープヤーン
17:破れ穴
18:周縁
19:上側周縁
20:試験片
21:上縁
22:耐熱非溶融繊維(難燃化されている難燃性セルロース繊維)
23:接炎箇所

Claims (7)

  1. 高分子エマルジョンに水酸化アルミニウムと耐熱非溶融繊維と熱膨脹性黒鉛を配合して成り、高分子エマルジョンの主成分である高分子物質100重量部に対する水酸化アルミニウムの配合量が100重量部以上であるタフテッドカーペット裏打用接着剤。
  2. 耐熱非溶融繊維がリン系難燃剤によって難燃化されている難燃性セルロース繊維である請求項1に記載のタフテッドカーペット裏打用接着剤。
  3. 難燃性セルロース繊維の繊度が0.01dtex〜13dtexである請求項2に記載のタフテッドカーペット裏打用接着剤。
  4. 熱膨脹性黒鉛の粒径が50μm〜100μmである請求項1と2の何れかに記載のタフテッドカーペット裏打用接着剤。
  5. 水酸化アルミニウムの粒径が1〜5μmである請求項1〜4の何れかに記載のタフテッドカーペット裏打用接着剤。
  6. 熱溶融性合成繊維を素材とする繊維糸条を経糸と緯糸に用いて織成された一次基布にナイロンを主材とするパイルが植設されたタフテッドパイル布帛の裏面に、高分子エマルジョンに水酸化アルミニウムと耐熱非溶融繊維と熱膨脹性黒鉛を配合して成り、高分子エマルジョンの主成分である高分子物質100重量部に対する水酸化アルミニウムの配合量が100重量部以上であるタフテッドカーペット裏打用接着剤を塗布して構成され、ナイロンパイルにグアニルスルフォアミド化合物を主材とする難燃剤が付与されている難燃性タフテッドカーペット。
  7. 一次基布の素材がポリプロピレンであり、一次基布がポリプロピレンを素材とする扁平断面のポリプロピレンテープヤーンを経糸と緯糸に用いて織成されており、タフテッドカーペット裏打用接着剤には耐熱非溶融繊維と共にリン系難燃剤が配合されており、そのリン系難燃剤と共にタフテッドカーペット裏打用接着剤に配合されている耐熱非溶融繊維が、その共に配合されているリン系難燃剤によって難燃化されている難燃性セルロース繊維である請求項6に記載の難燃性タフテッドカーペット。
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