JP2000119969A - 難燃性支持体挿入物 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着性が改善された難燃性支持体挿入物、特
にビチューメンを後に塗布した被覆剤として優れた接着
性を示す難燃支持体挿入物を提供する。 【解決手段】 可融性ポリマーによって固定された塗布
耐炎剤を有する部分繊維形状の難燃性支持体挿入物であ
って、耐炎剤の平均塗布が２０〜１００ｇ／ｍ2の範囲
内にあり、かつ、該耐炎剤が、部分繊維形状の表面の３
０％〜９０％を被覆し、該部分繊維形状の領域のみに塗
布され、残りの領域には全く被覆されていないことを特
徴とする難燃性支持体挿入物。
にビチューメンを後に塗布した被覆剤として優れた接着
性を示す難燃支持体挿入物を提供する。 【解決手段】 可融性ポリマーによって固定された塗布
耐炎剤を有する部分繊維形状の難燃性支持体挿入物であ
って、耐炎剤の平均塗布が２０〜１００ｇ／ｍ2の範囲
内にあり、かつ、該耐炎剤が、部分繊維形状の表面の３
０％〜９０％を被覆し、該部分繊維形状の領域のみに塗
布され、残りの領域には全く被覆されていないことを特
徴とする難燃性支持体挿入物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビチューメンの改
善された接着性を支持体挿入物に付与する、特にビチュ
ーメンストリップ用の難燃性支持体挿入物に関する。
善された接着性を支持体挿入物に付与する、特にビチュ
ーメンストリップ用の難燃性支持体挿入物に関する。
【０００２】
【従来の技術】西ドイツ公開特許明細書ＤＥ−ＯＳ第１
９５ ２０．３１４号には、少なくとも１つの部分繊維
形状および少なくとも１つの粉末の耐炎材料および／ま
たは粉末形態の添加剤を含有する難燃性支持体挿入物が
開示されており、そこでは耐炎材料および／または添加
剤は、その接着温度が少なくとも部分繊維形状の支持体
繊維の軟化温度より下にある可融性ポリマーの手段によ
って固定されている。その後、ビチューメンを、既に耐
炎材料で覆われている部分繊維形状の側面に使用し、そ
の結果得られたビチューメンストリップには、耐炎材料
の層を、ビチューメンと部分繊維形状との間に並べる。
織物に直に、難燃剤と同様には接着しないので、この方
法によれば、後で塗布されたビチューメン層の接着性
が、減少してしまう可能性がある。
９５ ２０．３１４号には、少なくとも１つの部分繊維
形状および少なくとも１つの粉末の耐炎材料および／ま
たは粉末形態の添加剤を含有する難燃性支持体挿入物が
開示されており、そこでは耐炎材料および／または添加
剤は、その接着温度が少なくとも部分繊維形状の支持体
繊維の軟化温度より下にある可融性ポリマーの手段によ
って固定されている。その後、ビチューメンを、既に耐
炎材料で覆われている部分繊維形状の側面に使用し、そ
の結果得られたビチューメンストリップには、耐炎材料
の層を、ビチューメンと部分繊維形状との間に並べる。
織物に直に、難燃剤と同様には接着しないので、この方
法によれば、後で塗布されたビチューメン層の接着性
が、減少してしまう可能性がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明者
らは、後に塗布されるビチューメン層が部分繊維形状の
みに関して殆ど又は全く同じ持続時間で接着する、塗布
した耐炎層を備えた部分繊維繊維を含む難燃支持体挿入
物の開発を目的として、鋭意検討した。その結果、本発
明者らは、２０から１００ｇ／ｍ2までの範囲内で平均
化した、繊維形状の全表面領域にわたって耐炎剤を平均
塗布した状態での部分繊維形状が、その表面領域の３０
％と９０％の間の被覆度を示すような場合に、上記目的
が達成されることを見出した。この際、耐炎剤は表面領
域の部分にのみ使用される一方で、織物形状の表面領域
の残りの部分は、耐炎剤によって完全には覆われていな
いままである。
らは、後に塗布されるビチューメン層が部分繊維形状の
みに関して殆ど又は全く同じ持続時間で接着する、塗布
した耐炎層を備えた部分繊維繊維を含む難燃支持体挿入
物の開発を目的として、鋭意検討した。その結果、本発
明者らは、２０から１００ｇ／ｍ2までの範囲内で平均
化した、繊維形状の全表面領域にわたって耐炎剤を平均
塗布した状態での部分繊維形状が、その表面領域の３０
％と９０％の間の被覆度を示すような場合に、上記目的
が達成されることを見出した。この際、耐炎剤は表面領
域の部分にのみ使用される一方で、織物形状の表面領域
の残りの部分は、耐炎剤によって完全には覆われていな
いままである。
【０００４】
【課題を解決しようとする手段】すなわち、本発明は、
可融性ポリマーによって固定された塗布耐炎剤を有する
部分繊維形状の難燃性支持体挿入物であって、耐炎剤の
平均塗布が２０〜１００ｇ／ｍ2の範囲内にあり、か
つ、該耐炎剤が、部分繊維形状の表面の３０％〜９０％
を被覆し、該部分繊維形状の領域のみに塗布され、残り
の領域には全く被覆されていないことを特徴とする難燃
性支持体挿入物を提供するものである。
可融性ポリマーによって固定された塗布耐炎剤を有する
部分繊維形状の難燃性支持体挿入物であって、耐炎剤の
平均塗布が２０〜１００ｇ／ｍ2の範囲内にあり、か
つ、該耐炎剤が、部分繊維形状の表面の３０％〜９０％
を被覆し、該部分繊維形状の領域のみに塗布され、残り
の領域には全く被覆されていないことを特徴とする難燃
性支持体挿入物を提供するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明では、「部分繊維形状」の
文言は、その広範な意味で理解されるべきである。した
がって、表面形成技術によって製造された繊維の、特に
合成高分子のあらゆる形状に関係する。このような形状
の例は、織布、編物および好ましくは撚りをかけ、捻っ
た裏毛生地である。合成高分子繊維の裏毛のなかで、新
たに融合−延伸フィラメントのランダム堆積によって製
造されたスパンフリース、いわゆる「スパンボンド」が
好ましい。それらは、可融性ポリマー材料の連続合成繊
維から構成される。好適な高分子材料の具体例として
は、例えば、ポリヘキサメチレンジアジパミドのような
ポリアミド、ポリカプロラクタム、芳香族または部分的
な芳香族ポリアミド（「アラミド」）、部分的または全
体的芳香族ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド
（ＰＰＳ）、例えばポリエーテルケトン（ＰＥＫ）およ
びポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）のようなエ
ーテルおよび／またはケト基を有するポリマー、または
ポリベンズイミダゾールなどである。
文言は、その広範な意味で理解されるべきである。した
がって、表面形成技術によって製造された繊維の、特に
合成高分子のあらゆる形状に関係する。このような形状
の例は、織布、編物および好ましくは撚りをかけ、捻っ
た裏毛生地である。合成高分子繊維の裏毛のなかで、新
たに融合−延伸フィラメントのランダム堆積によって製
造されたスパンフリース、いわゆる「スパンボンド」が
好ましい。それらは、可融性ポリマー材料の連続合成繊
維から構成される。好適な高分子材料の具体例として
は、例えば、ポリヘキサメチレンジアジパミドのような
ポリアミド、ポリカプロラクタム、芳香族または部分的
な芳香族ポリアミド（「アラミド」）、部分的または全
体的芳香族ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド
（ＰＰＳ）、例えばポリエーテルケトン（ＰＥＫ）およ
びポリエーテルエーテルケトン（ＰＥＥＫ）のようなエ
ーテルおよび／またはケト基を有するポリマー、または
ポリベンズイミダゾールなどである。
【０００６】使用される耐炎材料は、先行文献で知られ
る発泡性防炎および／または気体放出耐炎剤である。こ
のような炎、または耐火材料は、特に： （ｉ）熱の放出を伴って伸長し、そして防火気体（膨張
グラファイト）を放出する、登録商標シグラフレックス
（ＳｉｇｒａｆｌｅｘR）のようなグラファイトおよび
／または （ｉｉ）リン酸アンモニウムおよび登録商標名エクソラ
イト（ＥｘｏｌｉｔR）として入手可能なポリホスフェ
ートのようなリン−窒素化合物、および／または （ｉｉｉ）例えばジシアノジアミドおよび／またはリン
酸ジアンモニウムのような、例えばペンタエリスリトー
ルを足した、都合によりリン−窒素化合物（類）を足し
た澱粉のような炭素供与体を含有する組成物； （ｉｖ）自動散水性形態で存在し、そして都合によりホ
スフェートおよびワックスを含有する赤燐を含有する。
この例は、登録商標ホスタフラム（Ｈｏｓｔａｆｌａｍ
R）ＲＰ６８１、６８２および６８３のような市販品で
ある。
る発泡性防炎および／または気体放出耐炎剤である。こ
のような炎、または耐火材料は、特に： （ｉ）熱の放出を伴って伸長し、そして防火気体（膨張
グラファイト）を放出する、登録商標シグラフレックス
（ＳｉｇｒａｆｌｅｘR）のようなグラファイトおよび
／または （ｉｉ）リン酸アンモニウムおよび登録商標名エクソラ
イト（ＥｘｏｌｉｔR）として入手可能なポリホスフェ
ートのようなリン−窒素化合物、および／または （ｉｉｉ）例えばジシアノジアミドおよび／またはリン
酸ジアンモニウムのような、例えばペンタエリスリトー
ルを足した、都合によりリン−窒素化合物（類）を足し
た澱粉のような炭素供与体を含有する組成物； （ｉｖ）自動散水性形態で存在し、そして都合によりホ
スフェートおよびワックスを含有する赤燐を含有する。
この例は、登録商標ホスタフラム（Ｈｏｓｔａｆｌａｍ
R）ＲＰ６８１、６８２および６８３のような市販品で
ある。
【０００７】好ましくは、耐炎または防火材料は、２０
から１００ｇ／ｍ2の量で、耐炎または防火材料の塗布
を、接着剤として機能する可融性ポリマーの塗布の前
に、同時にまたはその後に行ってよい、合成高分子繊維
の部分繊維形状の頂部に塗布される。特に好ましいの
は、アスファルト化する時に１８０℃の通常の温度を越
えて最初に活性化された耐炎または防火材料である。接
着剤として使用される可融性ポリマーは、部分繊維形状
の少なくとも支持体繊維の軟化温度より低い接着温度を
示す。合成高分子繊維の部分繊維形状が溶融−バインダ
ー圧縮裏毛材料である現象では、溶融−バインダー圧縮
裏毛材料の可融性ポリマーと結合繊維との軟化温度は、
選択的にほとんど等しいかまたは重なりさえする可能性
がある。
から１００ｇ／ｍ2の量で、耐炎または防火材料の塗布
を、接着剤として機能する可融性ポリマーの塗布の前
に、同時にまたはその後に行ってよい、合成高分子繊維
の部分繊維形状の頂部に塗布される。特に好ましいの
は、アスファルト化する時に１８０℃の通常の温度を越
えて最初に活性化された耐炎または防火材料である。接
着剤として使用される可融性ポリマーは、部分繊維形状
の少なくとも支持体繊維の軟化温度より低い接着温度を
示す。合成高分子繊維の部分繊維形状が溶融−バインダ
ー圧縮裏毛材料である現象では、溶融−バインダー圧縮
裏毛材料の可融性ポリマーと結合繊維との軟化温度は、
選択的にほとんど等しいかまたは重なりさえする可能性
がある。
【０００８】可融性ポリマーは、粉末、顆粒、ステープ
ル繊維、連続繊維、フィルムまたは部分繊維形状のよう
な形態で使用できる。適切な可融性ポリマーは、熱可塑
性高分子または樹脂である。熱可塑性高分子としては、
ポリプロピレン、ポリエチレンのようなポリオレフィ
ン、並びにポリアミドおよびポリブチレンテレフタレー
ト、および脂肪族ジカルボン酸およびイソフタル酸を用
いて修飾したポリエチレンテレフタレートが適切であ
る。好ましくは、可融性ポリマーは、５〜１２０ｇ／ｍ
2の量で、さらに好ましくは１０〜４０ｇ／ｍ2の量で、
合成高分子繊維の部分繊維形状の頂部に使用される。樹
脂としては、デュロマーに縮合する能力のある可融性デ
ュラミン−ホルムアルデヒドが適している。領域形状に
対する耐炎剤の燃焼のために特に好まれるのは、例え
ば、メラミンエポキシド、またはフェノール性樹脂のよ
うな架橋樹脂またはその混合物である。
ル繊維、連続繊維、フィルムまたは部分繊維形状のよう
な形態で使用できる。適切な可融性ポリマーは、熱可塑
性高分子または樹脂である。熱可塑性高分子としては、
ポリプロピレン、ポリエチレンのようなポリオレフィ
ン、並びにポリアミドおよびポリブチレンテレフタレー
ト、および脂肪族ジカルボン酸およびイソフタル酸を用
いて修飾したポリエチレンテレフタレートが適切であ
る。好ましくは、可融性ポリマーは、５〜１２０ｇ／ｍ
2の量で、さらに好ましくは１０〜４０ｇ／ｍ2の量で、
合成高分子繊維の部分繊維形状の頂部に使用される。樹
脂としては、デュロマーに縮合する能力のある可融性デ
ュラミン−ホルムアルデヒドが適している。領域形状に
対する耐炎剤の燃焼のために特に好まれるのは、例え
ば、メラミンエポキシド、またはフェノール性樹脂のよ
うな架橋樹脂またはその混合物である。
【０００９】その後、耐炎材料および／または添加剤お
よび可融性ポリマーを添加した合成高分子繊維の部分繊
維形状を、可融性ポリマーの接着温度まで熱および／ま
たは圧力の放出によって処理し、その結果耐炎材料およ
び／または添加剤は、合成高分子繊維の部分繊維形状の
頂部に接着する。接着温度によって、可融性ポリマー
が、支持体挿入物および耐炎剤および／または添加剤を
湿潤し、その結果支持体挿入物に対する耐炎剤および／
または添加剤の十分な滞留時間が生じ、そして巻取りま
たはアスファルト化のような連続操作が、耐炎剤および
／または添加剤の分離なしに進行できる温度が意図され
る。
よび可融性ポリマーを添加した合成高分子繊維の部分繊
維形状を、可融性ポリマーの接着温度まで熱および／ま
たは圧力の放出によって処理し、その結果耐炎材料およ
び／または添加剤は、合成高分子繊維の部分繊維形状の
頂部に接着する。接着温度によって、可融性ポリマー
が、支持体挿入物および耐炎剤および／または添加剤を
湿潤し、その結果支持体挿入物に対する耐炎剤および／
または添加剤の十分な滞留時間が生じ、そして巻取りま
たはアスファルト化のような連続操作が、耐炎剤および
／または添加剤の分離なしに進行できる温度が意図され
る。
【００１０】好ましい実施態様では、部分繊維形状に使
用した耐炎剤は、規則的なパターンを形成する。このよ
うなパターンとして特に好ましいのは、三角形、四角形
または偏菱形のような互いに連結するか、または分離し
た多角形である。別の好ましい実施態様では、耐炎剤
は、規則的なパターンで使用されている代わりに、会社
の標識または他の一単位の文字群の形態で使用すること
ができる。別の好ましい実施態様では、最終的に、耐炎
剤は、横、対角線または縦のストリップの形態で配置さ
れる。本発明によれば、先行文献と比較して実質的に増
強されたビチューメン接着が得られ、耐炎剤が全部で３
０％〜９０％の間で、部分繊維形状の表面の部分のみを
覆う一方で、残りの部分は、未被覆であるので、増強ビ
チューメン接着として利用できる。非常に驚くべきこと
に、部分繊維形状が耐炎剤にその総領域の３０％から９
０％の範囲まで覆われた際には、部分繊維形状に対する
ビチューメンの接着それ自身が、耐炎剤で覆われていな
い支持体挿入物に対するビチューメンの接着により等し
いか又は殆ど等しいことがわかり、被覆および未被覆部
分は、全領域に規則的に分配されて存在しているのが好
ましい。本発明による部分的表面の被覆は、耐炎剤の付
着を制御することによってパターンの形態で達成される
のが好ましい。その後、耐炎剤は、領域の連結部分をも
はや被覆しないので、その被覆は領域の露出部分によっ
て分断されるが、それにもかかわらず、充分な耐炎効果
が維持される。
用した耐炎剤は、規則的なパターンを形成する。このよ
うなパターンとして特に好ましいのは、三角形、四角形
または偏菱形のような互いに連結するか、または分離し
た多角形である。別の好ましい実施態様では、耐炎剤
は、規則的なパターンで使用されている代わりに、会社
の標識または他の一単位の文字群の形態で使用すること
ができる。別の好ましい実施態様では、最終的に、耐炎
剤は、横、対角線または縦のストリップの形態で配置さ
れる。本発明によれば、先行文献と比較して実質的に増
強されたビチューメン接着が得られ、耐炎剤が全部で３
０％〜９０％の間で、部分繊維形状の表面の部分のみを
覆う一方で、残りの部分は、未被覆であるので、増強ビ
チューメン接着として利用できる。非常に驚くべきこと
に、部分繊維形状が耐炎剤にその総領域の３０％から９
０％の範囲まで覆われた際には、部分繊維形状に対する
ビチューメンの接着それ自身が、耐炎剤で覆われていな
い支持体挿入物に対するビチューメンの接着により等し
いか又は殆ど等しいことがわかり、被覆および未被覆部
分は、全領域に規則的に分配されて存在しているのが好
ましい。本発明による部分的表面の被覆は、耐炎剤の付
着を制御することによってパターンの形態で達成される
のが好ましい。その後、耐炎剤は、領域の連結部分をも
はや被覆しないので、その被覆は領域の露出部分によっ
て分断されるが、それにもかかわらず、充分な耐炎効果
が維持される。
【００１１】
【実施例】本発明は、以下の実施例によって、さらに詳
細に説明される。実施例１ 粉末散布手段から構成される１ｍ幅の被覆系で、赤外源
および２つの水冷圧縮シリンダーが一方を他方の上に載
せ、ポリエステルフィラメント裏毛材料に、０．１〜
０．３ｍｍの平均粒子サイズを有する膨張グラファイト
粉末と、エポキシドを含有する有機化合物で変性された
フェノール性ノボラック接着剤粉末との混合物（重量で
１：１）を全体に均一にまいた。使用された裏毛材料
は、化学バインダーで固め、そして１６０ｇ／ｍ2（登
録商標トレヴィラ（ＴｒｅｖｉｒａR）スパンボンド
（不織）タイプ０３３）の単位領域当たりの重量を示す
ポリエステルの針状フィラメント裏毛であった。裏毛材
料に、８５ｇ／ｍ2の粉末混合物を塗布した。赤外源
を、１５０℃の表面温度に輻射高温計で調整した。一対
の圧縮シリンダーを通過させた後、表面温度は、３５〜
４５℃であった。被覆支持体を、従来の系で進行させ
て、ルーフィングおよびシーリング用ストリップを製造
した。加工したルーフィングおよびシーリング用ストリ
ップでは、ビチューメンの接着が低いことのみが分かっ
た。
細に説明される。実施例１ 粉末散布手段から構成される１ｍ幅の被覆系で、赤外源
および２つの水冷圧縮シリンダーが一方を他方の上に載
せ、ポリエステルフィラメント裏毛材料に、０．１〜
０．３ｍｍの平均粒子サイズを有する膨張グラファイト
粉末と、エポキシドを含有する有機化合物で変性された
フェノール性ノボラック接着剤粉末との混合物（重量で
１：１）を全体に均一にまいた。使用された裏毛材料
は、化学バインダーで固め、そして１６０ｇ／ｍ2（登
録商標トレヴィラ（ＴｒｅｖｉｒａR）スパンボンド
（不織）タイプ０３３）の単位領域当たりの重量を示す
ポリエステルの針状フィラメント裏毛であった。裏毛材
料に、８５ｇ／ｍ2の粉末混合物を塗布した。赤外源
を、１５０℃の表面温度に輻射高温計で調整した。一対
の圧縮シリンダーを通過させた後、表面温度は、３５〜
４５℃であった。被覆支持体を、従来の系で進行させ
て、ルーフィングおよびシーリング用ストリップを製造
した。加工したルーフィングおよびシーリング用ストリ
ップでは、ビチューメンの接着が低いことのみが分かっ
た。
【００１２】実施例２ 膨張ガラファイトと接着剤との粉末混合物が、ストリッ
プ中の裏毛材料にまかれる以外は、実施例１と同様の実
験を繰返した。被覆ストリップは幅８ｍｍであり、そし
て未被覆グラファイト不含ストリップは幅４ｍｍであっ
た。被覆領域は、総領域の６７％であった。実施例１の
ように使用された粉末は、重量で１：１の比率での０．
１〜０．３ｍｍの平均粒子サイズを示す膨張グラファイ
トと接着剤粉末との混合物であった。全領域にわたって
平均された混合物の塗布は、８５ｇ／ｍ2であった、す
なわち８５ｇは、０．６７ｍ2の領域に有効に分配さ
れ、それにより被覆ストリップに６３ｇ／ｍ2の耐炎剤
の塗布になった。アスファルト化したルーフィング用ス
トリップに対するビチューメンの満足のいく接着が見ら
れた。
プ中の裏毛材料にまかれる以外は、実施例１と同様の実
験を繰返した。被覆ストリップは幅８ｍｍであり、そし
て未被覆グラファイト不含ストリップは幅４ｍｍであっ
た。被覆領域は、総領域の６７％であった。実施例１の
ように使用された粉末は、重量で１：１の比率での０．
１〜０．３ｍｍの平均粒子サイズを示す膨張グラファイ
トと接着剤粉末との混合物であった。全領域にわたって
平均された混合物の塗布は、８５ｇ／ｍ2であった、す
なわち８５ｇは、０．６７ｍ2の領域に有効に分配さ
れ、それにより被覆ストリップに６３ｇ／ｍ2の耐炎剤
の塗布になった。アスファルト化したルーフィング用ス
トリップに対するビチューメンの満足のいく接着が見ら
れた。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、接着性が改善された難
燃性支持体挿入物、特にビチューメンを後に塗布した被
覆剤として優れた接着性を示す難燃支持体挿入物を提供
することができる。
燃性支持体挿入物、特にビチューメンを後に塗布した被
覆剤として優れた接着性を示す難燃支持体挿入物を提供
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｄ０６Ｍ 101:32 (71)出願人 599054282 717 Ｓｅｖｅｎｔｅｅｎｔｈ Ｓｔｒｅ ｅｔ，Ｄｅｎｖｅｒ，Ｃｏｌｏｒａｄｏ 80202，Ｕｎｉｔｅｄ Ｓｔａｔｅｓ ｏ ｆ Ａｍｅｒｉｃａ (72)発明者 モニカ・ナーグル ドイツ連邦共和国、86150 アウグスブル ク、フェルクシュトラーセ ６ (72)発明者 ペーター・ハイデル ドイツ連邦共和国、86399 ボービンゲン、 ザントドルンシュトラーセ １ (72)発明者 ハンス‐ユルゲン・プロフェ ドイツ連邦共和国、86399 ボービンゲン、 コロニーシュトラーセ ５
Claims (6)
- 【請求項１】 可融性ポリマーによって固定された塗布
耐炎剤を有する部分繊維形状の難燃性支持体挿入物であ
って、耐炎剤の平均塗布が２０〜１００ｇ／ｍ2の範囲
内にあり、かつ、該耐炎剤が、部分繊維形状の表面の３
０％〜９０％を被覆し、該部分繊維形状の領域のみに塗
布され、残りの領域には全く被覆されていないことを特
徴とする難燃性支持体挿入物。 - 【請求項２】 上記耐炎剤での部分繊維形状の被覆が、
規則的なパターンを形成することを特徴とする請求項１
記載の難燃性支持体挿入物。 - 【請求項３】 上記耐炎剤での部分繊維形状の被覆が、
三角形、四角形又は偏菱形の、互いに連結もしくは互い
から完全に分離した、多角形の形態で配置されているこ
とを特徴とする請求項１又は２に記載の難燃性支持体挿
入物。 - 【請求項４】 上記耐炎剤での部分繊維形状の被覆が、
横、対角線又は縦のストリップの形態で配置されている
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の難燃性支持体
挿入物。 - 【請求項５】 上記耐炎剤での部分繊維形状の被覆が、
書き込まれた一単位の文字群又は会社の標識の形態で付
着されていることを特徴とする請求項１記載の難燃性支
持体挿入物。 - 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかに記載の難燃性
支持体挿入物を含むことを特徴とするビチューメン被覆
ストリップ。
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