JPS6334193B1 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6334193B1
JPS6334193B1 JP1446582A JP1446582A JPS6334193B1 JP S6334193 B1 JPS6334193 B1 JP S6334193B1 JP 1446582 A JP1446582 A JP 1446582A JP 1446582 A JP1446582 A JP 1446582A JP S6334193 B1 JPS6334193 B1 JP S6334193B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carpet
flame retardant
latex
flame
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1446582A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Kishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IIOKA KK
Original Assignee
IIOKA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IIOKA KK filed Critical IIOKA KK
Priority to JP1446582A priority Critical patent/JPS6334193B1/ja
Publication of JPS6334193B1 publication Critical patent/JPS6334193B1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はカーペツト裏打用接着剤に関するもの
であり、後加工により風合の損われないカーペツ
トを提供しようとするものである。 近時、室内繊維製品に対する防炎処理の必要性
が指摘され、カーテン、壁装クロス等と共に、カ
ーペツトの防炎性能も問題視される様になりつつ
ある。 一般的に繊維製品の防炎処理は、繊維製品を防
炎剤溶液に浸漬→絞液→乾燥する所謂デツピング
方式や、繊維製品に防炎剤溶液を噴霧して付与す
る所謂スプレー方式により行われるが、カーペツ
トは、極めて高重量の繊維製品であるため、スプ
レー方式では十分な防炎剤を内部浸透させて付与
することは困難であり、デツピング方式によると
乾燥工程における乾燥熱エネルギの浪費を余儀な
くし、加えて、防炎剤のカーペツト表面への付着
付与はカーペツト表面の風合、特にパイルの開毛
や毛並を損い、更に、防炎剤は繊維を変質し、或
は、吸湿性を有するものが多いため、カーペツト
の物性低下(特に防炎処理工程の加熱乾燥による
変色や脆化)や防汚機能(カーペツトは土足で踏
まれるので特に重要)の低下が免れない。又、カ
ーペツト裏面に防炎剤を付着させるために、防炎
剤をラテツクスに混入しカーペツトの裏面に浸潤
塗着させることとし、その様な防炎剤として70%
塩素化パラフインと三酸化アンチモン(Sb2o3
の併用や含ハロゲン有機燐酸エステル等の使用が
あげられるが、これらの防炎剤はハロゲンを含有
するため火炎その他の加熱により有毒ガスを発生
し、又、或種のベースラテツクスでは防炎効果を
全く示さないためにベースラテツクスが限定さ
れ、或は又、ポリプロピレンやアクリル等を主材
とするカーペツトには防炎性を示さないために処
理対象としてのカーペツトが限定され、更に又、
カーペツトの裏打のためのラテツクスは予め調製
保存しておいてカーペツト原反の製造に応じて使
用されるものであるが、防炎剤を配合調製したラ
テツクスに保存時の安定性が悪く裏打使用時にト
ラブルを発生する点でも問題があり、加えるに、
防炎剤はコスト的にも極めて高価であるという点
でも問題があつた。 本発明は、これらの問題を解決するものであ
り、高分子ラテツクス100重量部に対して100〜
300重量部の水酸化アルミニウムを配合したラテ
ツクス組成物をカーペツト裏打用接着剤として使
用するとき、カーペツト表面側に防炎剤を付与せ
ずして所要の防炎性能が生じること、そして、こ
の様に組成したカーペツト裏打用接着剤はカーペ
ツトの原反の後処理仕上工程でトラブルを発生さ
せないという知見を得て完成されたものである。 以下、図面を参照しつつ実施例により本発明を
説明するに、第一表及び第二表に示す如く、カー
ペツト裏打用接着剤は、天然ゴム、スチレンブタ
ジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエ
ンゴム(NBR)、アクリル、酢酸ビニル、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合物等の高分子物質である高
分子ラテツクス100重量部と水酸化アルミニウム
100〜300重量部とを主成分とし、硫黄、亜鉛華、
ジブチルジオキシカルバミン酸ソーダ、ピロリン
酸ソーダ、オレイン酸カリ等の助剤を配合して組
成調製される。 この様に調製されたラテツクス組成物3は、粗
く織つた基布(所謂第一次基布)2にカツトパイ
ル1を密植立(所謂タフテイング)したカーペツ
ト原反の裏面に、ロールコーターにて浸潤塗着さ
れ、その後120〜140℃の温度で10〜15分間乾燥と
同時に架橋し、かくして、カツトパイルの基布裏
面突出部4は互に、及び基布と接着して固定され
る。 これらの実施例におけるカーペツト裏打用接着
剤の組成、及び、この接着剤を用いて仕上げられ
たカーペツトの防炎性能を、比較例と共に第一表
及び第二表に示し、これにより本発明の構成及び
効果を具体的に説明する。
【表】
【表】 基布:パンチングカーペツト
上記の第一表は天然ゴムをベースとしたラテツ
クス中への各種耐炎材の各種配合処方例、及び上
記各種ラテツクス組成物を種々の材質からなるカ
ーペツト裏面に浸潤塗着し、加工仕上したものを
樟脳法にて試験した結果である。尚、JIS規格で
は樟脳法による試験結果の合格値を下記の通り規
定している。 燃焼時間 5分以内 炭化長 5cm以内 (但し、試料ラテツクス組成物塗布量は、800
g/m2wet、400g/m2dryである。)
【表】
【表】 基布:パンチングカーペツト
上記の第二表は、各種ラテツクスへの水酸化ア
ルミニウムの配合処方例及び上記各種ラテツクス
組成物を種々の材質からなるカーペツト裏面に浸
潤塗着し、加工仕上げしたものを樟脳法にて試験
した結果である。 上記の結果により明らかな如く、ポリプロピレ
ン及びアクリル繊維を素材とするカーペツトに対
し、従来の一般防炎剤を配合したカーペツト裏打
用接着剤は、全く防炎効果を示さないのに対し、
本発明に係るカーペツト裏打用接着剤は良好な防
炎効果を示し、又、本発明に係るカーペツト裏打
用接着剤はビニロン繊維や綿製のカーペツトに対
しても一般防炎剤を配合したカーペツト裏打用接
着剤に比してはるかに優れた防炎効果を示し、且
つ又、主材とする高分子ラテツクスに限定される
ことなく、JIS規格値に示される合格値を満足す
る良好な防炎効果をもたらす。 そして、これらの実施例において本発明のカー
ペツト裏打用接着剤は保存中のゲル化や変質、或
は、浸潤塗着後の乾燥加熱によりプリスター等、
カーペツトの後仕上工程でのトラブル発生もなか
つた。 この様に本発明に係るカーペツト裏打用接着剤
は、カーペツトの表面側に防炎剤を付与すること
なく防炎性のあるカーペツトを提供するものであ
り、従つて、好風合で防汚性のあるカーペツトが
得られると共に、溶液状の防炎剤をデツピング方
式やスプレー方式で付与する一般の防炎加工程に
所要の格別の装置を必要とせず工程管理上からも
合理化され、又、溶液状の防炎剤の付与後に必要
とされる溶液中の溶媒の加熱発散が不要であるた
め省熱エネルギ化され、この様にして得られるカ
ーペツトはハロゲンを含有しないために火災その
他の加熱により有毒ガスを発生せず、従つて、火
災時の有毒ガスによる二次的災害を有効に防止
し、更に、導電性のある水酸化アルミニウムが裏
打付着させられることになるので静電気の発生し
ないカーペツトが得られる等、本発明の産業利用
性は多大である。 尚、本発明に係るカーペツト裏打用接着剤は、
パイル糸、経糸、緯糸、基布、スライバー、ウエ
ブ等の繊維素材により厚手に製布され可撓で寸法
安定性のないカーペツト原反の裏面に浸潤塗着
し、そのカーペツト原反に所要の硬さと寸法安定
性とを付与するものであり、フオーム・ラバーを
作る泡立つたラテツクスのようにカーペツト原反
の裏面を構成する繊維間に浸潤させることができ
ないものは使用されず、その意味では本発明に係
るカーペツト裏打用接着剤は非発泡のものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係るカーペツト裏打用接着剤を用
いたカーペツトの断面図である。 1……カツトパイル、2……基布、3……カー
ペツト裏打用接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高分子ラテツクスと水酸化アルミニウムを主
    成分とし、水酸化アルミニウムの配合量が高分子
    ラテツクス100重量部に対し100重量部以上である
    カーペツト裏打用接着剤。
JP1446582A 1982-01-29 1982-01-29 Pending JPS6334193B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1446582A JPS6334193B1 (ja) 1982-01-29 1982-01-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1446582A JPS6334193B1 (ja) 1982-01-29 1982-01-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6334193B1 true JPS6334193B1 (ja) 1988-07-08

Family

ID=11861799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1446582A Pending JPS6334193B1 (ja) 1982-01-29 1982-01-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6334193B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013103104A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Ono:Kk タフテッドカーペット裏打用接着剤と難燃性タフテッドカーペット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013103104A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Ono:Kk タフテッドカーペット裏打用接着剤と難燃性タフテッドカーペット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3714078A (en) Foamable acrylic latex composition and method of preparation
US4439473A (en) Hydrophobic foam fabric coating
US4600606A (en) Process for rendering non-thermoplastic fibrous materials flame resistant to molten materials by application thereto of a flame resistant composition, and related articles and compositions
US4555813A (en) Slip resistant gloves
US4514460A (en) Slip resistant surfaces
US3502537A (en) Air-permeable protective materials
US5126387A (en) Flame retardant compositions and method of use
US2385319A (en) Pressure-sensitive adhesive sheets
US2813046A (en) Flame resistant fiberboard
US3819463A (en) Carpet and preparation thereof
US2640000A (en) Flameproofing method and product
JPS6334193B1 (ja)
US4446202A (en) Process for rendering non-thermoplastic fibrous materials flame resistant to molten materials by application thereto of a flame resistant composition, and related articles and compositions
US5102701A (en) Process for imparting flame retardancy to polypropylene upholstery fabrics
US3594222A (en) Lithium chloride as antistatic agent in rubber latex composition and use of said latex
US3694305A (en) Flame retardant fire barrier composition and laminant
US2770566A (en) Method of bonding a polyamide layer to a polyvinyl chloride layer and products thus obtained
US3788882A (en) Synthetic composite and process for preparing
JPH0134558B2 (ja)
JPS58152037A (ja) 敷物用難燃パツキング組成物
JPH0140751B2 (ja)
US2187563A (en) Article of manufacture
JP3251388B2 (ja) 難燃・撥水性シートの製造方法
JPH06146174A (ja) 難燃性合成皮革
JPH0931860A (ja) 壁装材