JP2013065542A - ヘッダならびに当該ヘッダを用いたコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型のコネクタにあっても嵌合時の感触が良好であり、且つソケットとヘッダの嵌合をより外れ難くすることのできるヘッダならびに当該ヘッダを用いたコネクタを得る。
【解決手段】ヘッダ側保持金具40に、ヘッダ側保持金具40の連結片部(基部)41に対してコネクタ1の幅方向Xに相対移動自在な係止片部42を設け、その係止片部42を、ソケットハウジング(ソケット本体)11のヘッダハウジング(ヘッダ本体)21との嵌合状態で係止片部42と対向する部位に形成された係止穴部(係止部)37に係止自在とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、ヘッダならびに当該ヘッダを用いたコネクタに関する。
従来より、ソケット本体に複数のソケット側端子を少なくとも配設したソケットと、ヘッダ本体に複数のヘッダ側端子とヘッダ側保持金具とを配設したヘッダと、を備えたコネクタが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、ソケットとヘッダとを相互に嵌合させることで、対応する端子同士を接触導通させ、各端子が接続された回路基板の導体パターン同士を電気的に接続するようにしている。
特開2008−270099号公報
ところで、昨今のコネクタ技術にあっては、搭載される機器の小型化に伴い、コネクタ自体の小型化、薄型化が要望されている。しかしながら、コネクタを小型化、薄型化させようとすると、ソケットとヘッダの嵌合時の感触が悪化したり、ソケットとヘッダの嵌合が安易に解除されてしまったりする恐れがあった。これはコネクタの小型化、薄型化に伴い、ソケット側端子とヘッダ側端子の数が少なくなったり、これら端子同士の接圧が低くなったりすることで、ソケットとヘッダの嵌合力が弱まってしまうためである。
そこで、本発明は、小型のコネクタにあっても嵌合時の感触が良好であり、且つソケットとヘッダの嵌合をより外れ難くすることのできるヘッダならびに当該ヘッダを用いたコネクタを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、ヘッダ側端子とヘッダ側保持金具とが配設されたヘッダ本体を備え、前記ヘッダ本体を、少なくともソケット側端子が配設されたソケット本体に嵌合させることで、前記ソケット側端子と前記ヘッダ側端子とが接触するヘッダにおいて、前記ヘッダ側保持金具に、当該ヘッダ側保持金具の基部に対して前記コネクタの幅方向に相対移動自在な係止片部を設け、前記係止片部を、前記ソケット本体の前記ヘッダ本体との嵌合状態で前記係止片部と対向する部位に形成された係止部に係止自在としたことを要旨とする。
第2の特徴は、前記ヘッダ側保持金具の係止片部が、前記ヘッダ側端子と並設して前記ヘッダ本体の幅方向両側又は一側の周壁部に設けられていることを要旨とする。
第3の特徴は、前記ヘッダ側保持金具は、前記基部から略逆V字状に突出する第1の係止片部および第2の係止片部を備えることを要旨とする。
第4の特徴は、前記係止片部は、前記基部の一端部から突出する第1の係止片部と、他端部から突出する第2の係止片部とを備えており、前記ヘッダ側保持金具が、前記基部と前記第1の係止片部と前記第2の係止片部とによって略逆U字状に形成されていることを要旨とする。
第5の特徴は、前記係止片部は、前記基部の一端部又は略中央部から突出し、前記ヘッダ側保持金具が、前記基部と前記係止片部とによって略L字状または略T字状に形成されており、1つの前記係止片部を有した前記ヘッダ側保持金具を、1つ又は複数使用することを要旨とする。
第6の特徴は、前記係止片部が、略S字状に折曲形成されていることを要旨とする。
第7の特徴は、前記係止片部の先端部が、前記コネクタの幅方向と平行に折曲形成されていることを要旨とする。
第8の特徴は、前記係止片部と前記係止部とには、前記ソケットと前記ヘッダとの嵌合状態から互いに抜去方向へ移動した際に接触する係止面が形成されており、前記係止部の係止面および前記係止片部の係止面のうち少なくともいずれか一方に、前記ソケットおよび前記ヘッダの嵌合の解除を規制する規制部が形成されていることを要旨とする。
第9の特徴は、前記係止片部の係止面が、前記係止部の係止面に向けて立ち上がる傾斜面に形成されており、前記傾斜面が前記規制部であることを要旨とする。
第10の特徴は、前記係止片部の係止面と前記係止部の係止面とが互いに平行に配置されており、平行に対向配置された前記一対の係止面が前記規制部であることを要旨とする。
第11の特徴は、前記係止片部と前記ヘッダが実装される回路基板との間に、突張部材が設けられていることを要旨とする。
第12の特徴は、前記ヘッダを用いたコネクタであることを要旨とする。
本発明によれば、ヘッダ側保持金具に、その基部に対してコネクタの幅方向に相対移動自在な係止片部を設け、その係止片部を、ソケット本体のヘッダ本体との嵌合状態で係止片部と対向する部位に形成された係止部に係止自在としている。そのため、小型なコネクタにあっても嵌合時の感触が良好であり、且つソケットとヘッダの嵌合をより外れ難くすることのできるコネクタのヘッダならびにコネクタを得ることができる。
本発明の第1実施形態にかかるコネクタのソケットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるコネクタのヘッダを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるコネクタのソケットとヘッダの嵌合状態を示す断面図である。 図1に示すソケットのソケット側保持金具および片側の長辺のソケット側端子を外した分解斜視図である。 図2に示すヘッダのヘッダ側保持金具を外した分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるコネクタの要部を示した平面図である。 図6のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるコネクタの要部を示した断面図である。 本発明の第3実施形態にかかるコネクタの要部を示した断面図である。 本発明の第4実施形態にかかるヘッダ側保持金具の平面図である。 本発明の第5実施形態にかかるヘッダ側保持金具の平面図である。 本発明の第6実施形態にかかるヘッダ側保持金具の平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図7は、本発明にかかるコネクタ1の第1実施形態を示した図であり、本実施形態のコネクタ1は、図3に示すように、相互に嵌合されるソケット10とヘッダ20とを備えている。なお、本実施形態を説明するにあたって、図中X方向をコネクタ1の幅方向、Y方向を長手方向、Z方向を上下方向として説明するものとする。
ソケット10は、図1に示すように、絶縁性の合成樹脂によって平面視で全体的に矩形(長方形)状に型成形されたソケットハウジング(ソケット本体)11を備えている。このソケットハウジング11には、複数のコンタクト(ソケット側端子)12が、対向した長辺に沿って長手方向Yに所定ピッチPをもって配設されている。また、ソケットハウジング11の長手方向Y両端部には、ソケット側保持金具30が配設されている。
ソケットハウジング11は、その周縁部に沿って略矩形環状に連続的に形成される周壁部13と、中央部において周壁部13から所定間隔をあけて形成される略矩形状の島部14とを備えている。そして、これら周壁部13と島部14との間にヘッダ20を嵌合するための嵌合溝部15が形成されている。
コンタクト12は、図3に示すように、所定厚さを持った帯状の金属材を湾曲成形することにより形成されている。コンタクト12の先端部12aには、第1屈曲部12B1から上方に屈曲した先端側を内方に屈曲させた第2屈曲部12B2が形成されており、基端部12bには、逆U字状に屈曲させた第3屈曲部12B3が形成されている。そして、第3屈曲部12B3のさらに基端側が平坦な接続端子部12Tとなっている。
本実施形態では、図1および図3に示すように、コンタクト12がソケットハウジング11に対して、第2屈曲部12B2が嵌合溝部15内に突出するように取り付けられている。このとき、周壁部13の内部に形成された凹部13H1に第3屈曲部12B3が嵌合されるとともに、島部14の下面に形成された凹部13H2に第1屈曲部12B1が嵌合されている。この状態で、コンタクト12の接続端子部12Tが周壁部13の根元側(下縁)から外方に突出し、これらの接続端子部12Tが、図示せぬ第1の回路基板の導体パターン(端子)に半田付けにより接続されるようになっている。
一方、ヘッダ20は、図2に示すように、絶縁性の合成樹脂によって全体的に矩形(長方形)状に型成形されたヘッダハウジング(ヘッダ本体)21を備えている。このヘッダハウジング21には、複数のポスト(ヘッダ側端子)22が、対向した長辺に沿って長手方向Yにソケットコンタクト12のピッチPと等しいピッチPをもって配設されている。また、ヘッダハウジング21の長手方向Y両端部には、ヘッダ側保持金具40が配設されている。
ヘッダハウジング21は、その周縁部に沿って略矩形環状に連続的に形成される周壁部23を備えており、この周壁部23の内方に凹部24(図3参照)が形成されている。
ポスト22は、図3に示すように、ソケットコンタクト12と同様に所定厚さを持った帯状の金属材を湾曲成形することにより形成されている。ポスト22の先端部22aには、第4屈曲部22B1から上方に立ち上げた先端側を後退する方向に逆U字状に屈曲させて第5屈曲部22B2が形成される一方、基端部22bには、略平坦な接続端子部22Tが形成されている。
そして、ポスト22は、第5屈曲部22B2を周壁部23の先端部(図3の下側)に跨ぐように配置させるとともに、基端部22bを周壁部23の根元部(図3の上側)に貫通させるようにした状態で、ヘッダハウジング21にインサート成形される。この状態で、ヘッダコンタクト22の接続端子部22Tが周壁部23の下縁から外方に突出し、これらの接続端子部22Tが、第2の回路基板B2(図9参照)の導体パターン(端子)に半田付けにより接続されるようになっている。
図3に示すように、ヘッダハウジング21の周壁部23をソケットハウジング11の嵌合溝部15に挿入して嵌合することで、ヘッダ20がソケット10に嵌合される。このとき、コンタクト12の第3屈曲部12B3の先端部12a側の外側面F1が、ポスト22の第5屈曲部22B2の先端部22a側の外側面F2に弾発的に接触する。そして、コンタクト12の第2屈曲部12B2の外側面F3が、ポスト22の第4屈曲部22B1と第5屈曲部22B2との間の平坦な外側面F4に弾発的に接触する。その結果、コンタクト12とポスト22とが電気的に接続され、ひいては、第1の回路基板の導体パターンと第2の回路基板B2の導体パターンとが相互に電気的に接続されることとなる。
また、本実施形態のコンタクト12とポスト22とには、互いに相手側の端子に係合してソケット10とヘッダ20の結合状態を保持するロック機構50が設けられている。
本実施形態のロック機構50は、ポスト22の外側面F2に形成される第1の段差部51と、コンタクト12の外側面F1に形成される第2の段差部52とによって構成されている。
第1の段差部51は、ポスト22の外側面F2のコンタクト12接触面を、傾斜した段差面51aを介して下方側(図3中、上方側)を薄肉化することにより形成されている。一方、第2の段差部52は、コンタクト12の外側面F1のポスト22接触面を、傾斜した段差面52aを介して下方側を薄肉化することにより形成されている。
したがって、ヘッダ20をソケット10に嵌合させる際には、ポスト22の外側面F2、F4が、コンタクト12の外側面F1、F3を弾性力に抗して押し開きつつ挿入され、第1の段差部51が第2の段差部52を乗り越えることにより、嵌着される。そして、第1の段差部51の段差面51aと第2の段差部52の段差面52aとが互いに係合することで、ソケット10とヘッダ20とをロックしてこれらの結合状態を保持することができる。
一方、ソケット10とヘッダ20とを離脱させる際には、これら両者を引き剥がし方向に抜去する。これより、第1の段差部51の段差面51aと第2の段差部52の段差面52aとが相対摺動しつつ、コンタクト12の外側面F1、F3を押し開いて第1の段差部51と第2の段差部52との係合が解除される。この状態でソケット10とヘッダ20とを分離させることができる。
図4は、ソケット側保持金具30および片側のコンタクト12を外したソケット10の分解斜視図、図5は、ヘッダ側保持金具40を外したヘッダ20の分解斜視図である。ソケット側保持金具30およびヘッダ側保持金具40は、ソケットハウジング11およびヘッダハウジング21の強度を高めるとともに、それぞれが有する取付片部33a、41aを上述した回路基板に取付固定するために用いられる。
そして、ソケット側保持金具30の取付片部33aを第1の回路基板に半田付けすることにより、コンタクト12の接続端子部12Tが第1の回路基板に半田付けされたことと相俟って、ソケット10が第1の回路基板に対して強固に結合されるようにしている。
また、ヘッダ側保持金具40の取付片部41aを第2の回路基板B2に半田付けすることにより、ポスト22の接続端子部22Tが第2の回路基板B2に半田付けされたことと相俟って、ヘッダ20が第2の回路基板B2に対して強固に結合されるようにしている。
このような構成によれば、各回路基板に強固に結合されたソケット10とヘッダ20とを相互に嵌合させることができ、これによりコンタクト12とポスト22とが接触導通して、各回路基板の導体パターン同士を電気的に接続することができる。そして、コンタクト12とポスト22とには上述したようにロック機構50が設けられているので、これらソケット10とヘッダ20との結合状態を保持することができる。
ところが、昨今のコネクタ技術にあっては、小型化、薄型化が要望されている。よって、本実施形態のコネクタ1のようにコンタクト12とポスト22との数を減少させなければならない事がある。これにより、ソケット10とヘッダ20の嵌合力が弱まってしまい、例えば落下の衝撃などといった事でヘッダ10とソケット20の嵌合が安易に解除されてしまう恐れがあった。
そこで、本実施形態では、上述の保持金具のうちのヘッダ側保持金具40に、そのヘッダ側保持金具40の連結片部(基部)41に対してコネクタ1の幅方向Xに相対移動自在な係止片部42を設けている。その一方で、ソケット10のヘッダ20との嵌合状態でその係止片部42と対向する部位に、係止片部42を係止可能な係止穴部(係止部)37を形成している。
具体的には、図4に示すように、本実施形態ではソケット10の係止片部42と対向する部位には、ソケット側保持金具30が配設されるようになっている。
ソケット側保持金具30は、所定厚さの金属板をプレス成形することにより形成されており、コネクタ1の幅方向Xに延在する側板部31と、側板部31の両端部下側をコネクタ1の長手方向Y中央側に向かって略直角に折曲した底板部33とを備えている。そして、底板部33の両端部をコネクタ1の幅方向X両側から外側に突出させることで、取付片部33aが形成されている。
また、側板部31は、その側板部31の幅方向X両端部をコネクタ1の長手方向Y中央側に向かって略直角に折曲した延設部32を備えている。そして、この延設部32の延在方向の終着部に、ソケットハウジング11の周壁部13を跨るように略逆U字状に折曲される爪部35が設けられており、この爪部35の先端部35a側に係止穴部37が形成されている。
このようなソケット側保持金具30は、ソケットハウジング11の長手方向Y両端部に形成された係合溝部17に装着されて使用される。具体的には、本実施形態では、ソケットハウジング11にソケット側保持金具30が、例えばインサート成形などによって一体成形されるようになっている。なお、係合溝部17は、周壁部13の外壁面13aとソケット側保持金具30の外壁面30aとが略面一の状態となるような掘り深さとなっている。換言すると、周壁部13の外壁面13aにソケット側保持金具30の外壁面30aが略面一の状態で露出するように、ソケットハウジング11にソケット側保持金具30が一体成形されている。また、このとき、ソケットハウジング11の爪部35と対応する位置には、嵌合溝部15に凹部15aが二段状に凹設されていて、その凹部15aに爪部35の先端部35aが嵌め込まれた状態で一体成形されるようになっている。
このように、本実施形態ではソケット側保持金具30の係止穴部37が、コンタクト12と並設してコネクタ1の幅方向Xと長手方向Yとにそれぞれ一対ずつ、合計四ヶ所設けられている。
一方、ヘッダ側保持金具40も、ソケット側保持金具30と同様にして所定厚さの金属板をプレス成形することにより形成されている。図5に示すように、本実施形態のヘッダ側保持金具40は、連結片部(基部)41と、この連結片部41から略逆V字状(より詳細には略八の字状)となるように突出する第1の係止片部42Aおよび第2の係止片部42Bを備えている。
連結片部41は、ヘッダハウジング21への取付状態で上下方向Zの上側となる位置に配置される取付片部41aと、幅方向Xに伸びるこの取付片部41aから下方に向けて二股状に分岐する一対の分岐片部41bとを備えている。そして、取付片部41aが上述した第2の回路基板B2に取付固定するために用いられる一方で、一対の分岐片部41bにはそれぞれの対向面に段差状の突起41cが設けられるようになっている。
そして、このようなヘッダ側保持金具40は、ヘッダハウジング21の長手方向Y両端部に形成された係合溝部27に嵌着されて使用される。このとき、図5では図示省略したが係合溝部27の上述した突起41cと対応する中央内壁部27aには一対の段差が形成されている。そして、この段差をヘッダ側保持金具40の突起41cが乗り越えるようにして押し込むことにより、ヘッダ側保持金具40が係合溝部27に嵌着されるのである。
なお、係合溝部27は、ヘッダ側保持金具40と略同様の形状で凹設されており、ヘッダ側保持金具40を嵌着させた状態で、取付片部41aがポスト22の接続端子部22Tと略面一の状態となるような掘り深さとなっている。
図6は、ソケット10とヘッダ20の嵌合状態におけるコネクタ1の要部を示す平面図、図7は、図6のA−A断面図である。図6および図7に示すように、本実施形態では、ヘッダ20をソケット10に嵌合させることで、ヘッダ側保持金具40の係止片部42がソケット側保持金具30の係止穴部37に挿入されるようになっている。
すなわち、係止片部42の先端部42aがソケット側保持金具30の爪部35の外壁内側面35cよりも幅方向X外側に若干突出するような寸法となっている。そして、係止片部42の先端部42aを摺動させて爪部35の外壁内側面35cに押し狭められつつ係止穴部37まで移動させる。こうすることで、係止片部42の先端部42aが復元力によって係止穴部37で元の状態に復帰し、係止片部42の先端部42aが係止穴部37に挿着されるのである。
このように、本実施形態のコネクタ1によれば、係止片部42と係止穴部37とによって、ソケット10およびヘッダ20が抜去方向(上下方向Zにおいて互いに離間する方向)に移動した際に、係止片部42と係止穴部37とを係止させることができる。よって、ソケット10とヘッダ20の嵌合力を高めることができ、本実施形態のようなコンタクト12とポスト22とが少ないコネクタ1にあっても、ソケット10とヘッダ20の嵌合をより外れ難くすることができるのである。
以上により、本実施形態では、ヘッダ側保持金具40に、そのヘッダ側保持金具40の連結片部(基部)41に対してコネクタ1の幅方向Xに相対移動自在な係止片部42を設けている。その一方で、ソケットハウジング(ソケット本体)11のヘッダハウジング(ヘッダ本体)21との嵌合状態でその係止片部42と対向する部位に、係止片部42を係止可能な係止穴部(係止部)37を形成している。そのため、ソケット10とヘッダ20とを嵌合させる際には、係止片部42を係止穴部(係止部)37に嵌着させることができるので、嵌合時の感触を良好にできる。また、ソケット10とヘッダ20とが抜去方向へ移動しようとした際には、ヘッダ側保持金具40が係止穴部(係止部)37に係止されるので、これらソケット10とヘッダ20の嵌合をより外れ難くすることができる。
特に、本実施形態では、係止片部42がコネクタ1の幅方向Xに伸縮可能(弾性変形可能)に形成されているため、係止片部42の復元力を利用して嵌合時の感触をより一層良好にできる。
また、本実施形態では、係止部がコネクタ1の幅方向Xに貫通形成された係止穴部37として形成されている。そのため、ヘッダ側保持金具40の係止片部42をソケット側保持金具30の係止穴部37に挿着させることができ、ソケット10とヘッダ20の嵌合をより一層外れ難くすることができる。
さらにまた、本実施形態では、ヘッダ側保持金具40が連結片部(基部)41から略逆V字状突出する第1の係止片部42Aおよび第2の係止片部42Bを備えている。そのため、コネクタ1の幅方向Xの両側を第1の係止片部42Aと第2の係止片部42Bとによって係止することができるようになり、ソケット10とヘッダ20の嵌合をより外れ難くできる。
特に、本実施形態では、第1の係止片部42Aと第2の係止片部42Bとが略八の字状に形成されている。すなわち、第1および第2の係止片部42A、42Bの先端部42aが、基端部42bの傾斜から幅方向X外側に折れ曲がってコネクタ1の幅方向Xと平行に折曲形成されている。これにより、ソケット10とヘッダ20とが抜去方向へ移動しようとした際に、先端部42aが係止穴部(係止部)37に深く(係止幅が長く)係止されるようになるので、ソケット10とヘッダ20の嵌合がより外れ難くなる。また、第1および第2の係止片部42A、42Bの先端部42aが係止穴部(係止部)37に挿入された際には、復元力により勢いよく元の状態へ戻ろうとするので嵌合時の感触となるクリック感もより一層向上する。
また、本実施形態では、ソケット側保持金具30の係止穴部(係止部)37が、コンタクト12と並設して設けられている。そのため、コンタクト12の近傍のスペースを有効利用して係止穴部37をソケットハウジング11の四隅に配置することができるようになり、その係止穴部37に係止される係止片部42と相俟って、ソケット10とヘッダ20の嵌合をより外れ難くできる。さらに、本実施形態では、係止穴部(係止部)37が、コンタクト12と並設してソケットハウジング(ソケット本体)11の幅方向X両側の周壁部13に設けられている。そのため、例えば、特開2010-225400号公報に開示されている構成、具体的には、係止穴部(係止部)37が、ソケットハウジング11の長手方向Y両側の周壁部13に設けられる構成と比べて、幅方向Xの一方側を持ち上げる等によって抜去力が斜め方向に作用した場合に、ソケット10とヘッダ20とをより外れ難くすることができるという利点がある。すなわち、上記構成では、抜去力が斜め方向に作用した場合に、まずは係止穴部(係止部)37と係止片部42との係合が解除され、次にコンタクト12とポスト22とのロック機構50の係合が解除されるという二段階の解除タイミングとなってしまう。
これに対し、本実施形態では、係止穴部(係止部)37が幅方向X両側の周壁部13に設けられているため、係止穴部(係止部)37と係止片部(42)の解除タイミングと、ロック機構50の解除タイミングとを同じにできる。よって、ソケット10とヘッダ20の嵌合をより外れ難くすることができる。なお、本実施形態では、係止穴部(係止部)37が、ソケットハウジング11の長手方向Y両側の周壁部13に設けられていたが、一側の周壁部13のみに設けられる構成であってもよい。
さらにまた、本実施形態では、ソケット側保持金具30は、ソケットハウジング11の周壁部13を跨るように略逆U字状に折曲される爪部35を備えており、この爪部35に係止穴部(係止部)37が形成されている。そのため、ソケット側保持金具30をソケットハウジング11に取り付ける際に、略逆U字状の爪部35をソケットハウジング11の周壁部13に上側から嵌着させることで、剛性を高めてこれらを強固に取り付けることができるようになる。また、爪部35を備えることで、係止片部42と対向するように係止穴部(係止部)37を容易に形成することができる。
また、本実施形態では、爪部35の先端部35aが、ソケットハウジング11に埋設されている。そのため、ソケット側保持金具30をソケットハウジング11に対してさらに強固に取り付けることができるようになり、例えば落下の衝撃などといった外力が入力された時のソケット側保持金具30の外れをより一層抑制することができるようになる。
なお、本実施形態では、ソケット側保持金具30に、係止部として係止穴部37が形成されたものを例示したが、これに限定されず、例えば係止部としてコネクタ1の幅方向Xに段差を持った段差部として形成されたものを用いるようにしてもよい。具体的には、段差部として例えば爪部35の一部を幅方向Xに凹設させた係止凹部として形成されたものや、逆に爪部35の一部を凸設させた係止凸部として形成されたものを用いることができる。
段差部として係止凹部が形成されたものを用いた場合には、ソケット側保持金具30をソケットハウジング11に一体成形する際に、ソケットハウジング11を成す樹脂が爪部35の裏側から係止凹部内に浸入してしまうのを防止できる。よって、樹脂が係止凹部内に漏れ出てしまうのを抑制して、バリ等の発生を防止できるという利点がある。
また、段差部として係止凸部が形成されたものを用いた場合には、係止凸部の突出量を調整することで、係止片部42の係止量(引っ掛かり量)を自由に調整することができるようになる。そのため、ソケット10とヘッダ20の抜去力や、これらの嵌合時の感触となるクリック感を調節し易くなるという利点がある。
また、本実施形態では、爪部35が周壁部13を跨るように略逆U字状に形成されていたが、爪部35をコネクタ1の幅方向Y内側に向けて突出する略L字状に形成し、その爪部35の先端部を、係止部として用いるようにしてもよい。
さらにまた、本実施形態では、係止穴部(係止部)37が爪部35に形成されていたが、ソケット側保持金具30Bの延設部32に爪部を設けることなく、係止穴部(係止部)37を延設部32に直接形成するようにしてもよい。この場合、爪部をプレス成形する必要がなくなるので、ソケット側保持金具30の成形をより容易に行うことができるという利点がある。また、爪部35は、延設部32側に形成するのではなく、ソケット側保持金具30の底板部33側から立ち上げて形成するようにしてもよい。
[第2実施形態]
図8は、本発明の第2実施形態を示した図であり、上記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態のヘッダ側保持金具40Aが上記第1実施形態と主に異なる点は、係止穴部37の係止面37aおよび係止片部42の係止面42cのうち少なくともいずれか一方に、ソケット10およびヘッダ20の嵌合の解除を規制する規制部を形成したことにある。
本実施形態では、係止片部42の係止面42cを、係止穴部(係止部)37の係止面37aに向けて立ち上がる傾斜面42dに形成することで、ソケット10およびヘッダ20の嵌合の解除を規制している。すなわち、係止片部42の係止面42cに形成された傾斜面42dがソケット10およびヘッダ20の嵌合の解除を規制する規制部に相当するものである。勿論、この係止面42cと係止面37aとにあっては、ソケット10とヘッダ20との嵌合状態から互いに抜去方向へ移動した際に接触する係止片部42の先端部42a上壁面と、これに対向する係止穴部(係止部)37の上側内壁面とである。
かかる構成では、ソケット10とヘッダ20の嵌合をさらに外れ難くすることができるという利点がある。
すなわち、ソケット10とヘッダ20の嵌合解除時には係止片部42の先端部42aが下方に下がることが前提となる。よって、係止面42cと係止面37aとが平行に形成されていると、それに伴い係止面42cが係止面37aに対して下方にさがる傾斜面となってしまい、これらの平行状態を維持することができず嵌合が解除され易くなってしまう恐れがある。
これに対し、本実施形態のように、係止面42cを係止面37aに向けて立ち上がる傾斜面42dとしておけば、仮に係止片部42の先端部42aが下方に下がってしまっても、係止面42cと係止面37aとの平行状態を維持し易くできる。よって、ソケット10とヘッダ20の嵌合をさらに外れ難くすることができるのである。
[第3実施形態]
図9は、本発明の第3実施形態を示した図であり、上記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態が上記第1実施形態と主に異なる点は、ヘッダ側保持金具40の係止片部42とヘッダ20が結合される第2の回路基板B2との間に、突張部材60を設けたことにある。
かかる構成では、突張部材60が係止片部42と第2の回路基板B2との間を突っ張るので、係止片部42の先端部42aを係止穴部(係止部)37に係止させる際に、係止片部42が撓んでしまうのを防止することができる。すなわち、係止片部42の先端部42aを爪部35の外壁内側面35cに摺動させることによって、係止片部42が第2の回路基板B2側へ撓んでしまうのを防止することができるようになる。よって、係止片部42の変形などを抑制して、係止片部42を係止穴部(係止部)37へ嵌着させる際の信頼性を高めることができ、ひいては嵌合時の感触が良好で且つ嵌合をより外れ難くすることのできる信頼性の高いコネクタ1を提供することができるのである。
なお、上記第2実施形態では、規制部を傾斜面42dにより構成したが、本実施形態のように、平行に対向配置された係止片部42の係止面42cと係止穴部(係止部)37の係止面37aとにより構成するようにしてもよい。この場合、ソケット10とヘッダ20とが抜去方向へ移動しようとした際に、係止面42cと係止面37aとによって面接触させることができるので、ソケット10とヘッダ20の嵌合力を高めて外れ難くすることができる。
[第4実施形態]
図10は、本発明の第4実施形態を示した図であり、上記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態が上記第1実施形態と主に異なる点は、ヘッダ側保持金具40Aが、連結片部(基部)41の一端部から突出する第1の係止片部42Aと、他端部から突出する第2の係止片部42Bとを備えている。そして、ヘッダ側保持金具を、その連結片部(基部)41と第1の係止片部42Aと第2の係止片部42Bとによって略逆U字状(より詳細には略コの字状)となるように形成したことにある。
かかる構成では、ヘッダハウジング21への取付状態で一対の係止片部42A、42Bの内側に配置されるヘッダハウジング21の成形部を大きく確保することができるため、ヘッダハウジング21の強度を高めることができるという利点がある。すなわち、上記第1実施形態では、ヘッダ側保持金具40の第1の係止片部42Aと第2の係止片部42Bとが略V字状に形成されていた。そのため、一対の係止片部42A、42Bの内側に配置されるヘッダハウジング21の成形部を、連結片部41側に向けて徐々に縮径する台形状とする必要があった。
これに対し、本実施形態では、ヘッダ側保持金具40Aを略逆U字状としたので、係止片部42A、42Bの内側に配置される前記成形部を、縮径させることなく略矩形状に広くとることができる。したがって、ヘッダハウジング21の強度を高めることができ、ヘッダ側保持金具40Aを繰り返しヘッダハウジング21に装着させたとしても、ヘッダハウジング21をより破損し難くすることができる。
[第5実施形態]
図11は、本発明の第5実施形態を示した図であり、上記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態が上記第4実施形態と主に異なる点は、ヘッダ側保持金具40Bの係止片部40(40A、40B)を、略S字状に折曲形成したことにある。その他にあっては上記第4実施形態のヘッダ側保持金具40Aと同じであり、本実施形態のヘッダ側保持金具40Bにあっても第1の係止片部42Aと第2の係止片部42Bとを備えている。
かかる構成では、係止片部42のバネ長を長くとることができ、係止片部42の先端部42aを爪部35の外壁内側面35cに摺動させた際に、係止片部42の撓み量を各R部分によって分散させることができるようになる。よって、係止片部42のへたり量を少なくできるという利点がある。
なお、本実施形態では、本発明の特徴部分を上記第4実施形態に適用した場合を例示したが、これに限定されず、上記第1〜第3実施形態、あるいは後述する第6実施形態にあっても、適用可能である。
[第6実施形態]
図12は、本発明の第5実施形態を示した図であり、上記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態が上記第1実施形態と主に異なる点は、係止片部42Cが連結片部(基部)41の一端部のみから突出し、ヘッダ側保持金具40Cが、連結片部(基部)41と係止片部42Cとによって略L字状に形成されている。そして、その1つの係止片部42Cを有したヘッダ側保持金具40Cを、1つ又は複数使用するようにしたことにある。
本実施形態の場合には、ソケットハウジング11の四隅に配置されたソケット側保持金具30の係止穴部(係止部)37に対応させて、4つのヘッダ側保持金具40Cを用いるのが好適である。
かかる構成では、上記第1〜第5実施形態と比べて、ヘッダ側保持金具40Cの形状をシンプルにすることができるため、金属加工が容易になるとともに、金属加工時の廃棄材を減少させることができるという利点もある。
なお、本実施形態では、ヘッダ側保持金具40Cを略L字状に形成したが、係止片部42Cを連結片部(基部)41の略中央部から突出させ、ヘッダ側保持金具40Cを連結片部(基部)41と係止片部42とによって略T字状に形成するようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、ソケット側保持金具に係止穴部を形成したものを例示したが、係止穴部はソケットハウジングの周壁部に形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ヘッダ側保持金具の係止片部がコネクタの幅方向に伸縮可能(弾性変形可能)なものを例示したが、これに限定されず、例えば係止片部が基部(本実施形態では連結片部)に対して幅方向に突没自在に保持されているものであってもよい。
また、上記各実施形態では、ソケットやヘッダの形状が矩形状のものを例示したが、それ以外の形状であっても本発明を適用することができる。
また、コンタクトやポスト、その他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
1 コネクタ
10 ソケット
11 ソケットハウジング(ソケット本体)
12 ソケット側端子(コンタクト)
20 ヘッダ
21 ヘッダハウジング(ヘッダ本体)
22 ヘッダ側端子(ポスト)
30 ソケット側保持金具
37 係止穴部(係止部)
40 ヘッダ側保持金具
42 係止片部
X コネクタの幅方向
Y コネクタの長手方向
Z コネクタの上下方向

Claims (12)

  1. ヘッダ側端子とヘッダ側保持金具とが配設されたヘッダ本体を備え、前記ヘッダ本体を、少なくともソケット側端子が配設されたソケット本体に嵌合させることで、前記ソケット側端子と前記ヘッダ側端子とが接触するヘッダにおいて、
    前記ヘッダ側保持金具に、当該ヘッダ側保持金具の基部に対して前記コネクタの幅方向に相対移動自在な係止片部を設け、
    前記係止片部を、前記ソケット本体の前記ヘッダ本体との嵌合状態で前記係止片部と対向する部位に形成された係止部に係止自在としたことを特徴とするヘッダ。
  2. 前記ヘッダ側保持金具の係止片部が、前記ヘッダ側端子と並設して前記ヘッダ本体の幅方向両側又は一側の周壁部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヘッダ。
  3. 前記ヘッダ側保持金具は、前記基部から略逆V字状に突出する第1の係止片部および第2の係止片部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッダ。
  4. 前記係止片部は、前記基部の一端部から突出する第1の係止片部と、他端部から突出する第2の係止片部とを備えており、前記ヘッダ側保持金具が、前記基部と前記第1の係止片部と前記第2の係止片部とによって略逆U字状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッダ。
  5. 前記係止片部は、前記基部の一端部又は略中央部から突出し、前記ヘッダ側保持金具が、前記基部と前記係止片部とによって略L字状または略T字状に形成されており、1つの前記係止片部を有した前記ヘッダ側保持金具を、1つ又は複数使用することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッダ。
  6. 前記係止片部が、略S字状に折曲形成されていることを特徴とする請求項1〜5のうち何れか1項に記載のヘッダ。
  7. 前記係止片部の先端部が、前記コネクタの幅方向と平行に折曲形成されていることを特徴とする請求項1〜6のうち何れか1項に記載のヘッダ。
  8. 前記係止片部と前記係止部とには、前記ソケットと前記ヘッダとの嵌合状態から互いに抜去方向へ移動した際に接触する係止面が形成されており、
    前記係止部の係止面および前記係止片部の係止面のうち少なくともいずれか一方に、前記ソケットおよび前記ヘッダの嵌合の解除を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のうち何れか1項に記載のヘッダ。
  9. 前記係止片部の係止面が、前記係止部の係止面に向けて立ち上がる傾斜面に形成されており、前記傾斜面が前記規制部であることを特徴とする請求項8に記載のヘッダ。
  10. 前記係止片部の係止面と前記係止部の係止面とが互いに平行に配置されており、平行に対向配置された前記一対の係止面が前記規制部であることを特徴とする請求項8に記載のヘッダ。
  11. 前記係止片部と前記ヘッダが実装される回路基板との間に、突張部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜10のうち何れか1項に記載のヘッダ。
  12. 請求項1〜11のうち何れか1項に記載のヘッダを用いたことを特徴とするコネクタ。
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