JP2013013390A - 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 - Google Patents
苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013013390A JP2013013390A JP2011185374A JP2011185374A JP2013013390A JP 2013013390 A JP2013013390 A JP 2013013390A JP 2011185374 A JP2011185374 A JP 2011185374A JP 2011185374 A JP2011185374 A JP 2011185374A JP 2013013390 A JP2013013390 A JP 2013013390A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bitterness
- edible
- masking agent
- bitterness masking
- food
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L27/00—Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L27/86—Addition of bitterness inhibitors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L27/00—Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L27/84—Flavour masking or reducing agents
Abstract
【解決手段】昔からの食材の可食凝集剤を用いることにより、医薬品飲食品を包含する可食物が、微粉末でも、丸のままの果実でも、その苦味を安全に安価に簡単に、常温含水状態でも長期に防菌的防変性的に、その含有成分を破壊変性させずに、胃腸吸収させ、かつ産業廃棄物を生じない苦味マスキング剤と方法、及びその方法を用いた医薬品飲食品を包含する可食物と、これを利用した可食物の輸出入方法。生鮮外国可食物を、大量にでも、安全に安価に簡単に、防疫的に輸出入させることができる。
【選択図】なし
Description
Yamada,Y.: Analytical Biochemistry 164(1987)170-174. J Biochem Biophys
Methods 7(1983)175-185.8(1983)175-181.8(1983)183-188. Advanced Methoods.Biochemical & Clinical
Apparatuses(1983)De Gruiter. Brain Research
142(1978)187-190.172(1979)165-168. Neuroendocrinology18(1975)263-271. Nature 247(1974)284-286, Jpn J Alcohol
21(1986)128-134.
Yamada,Y.: Brain Research
142(1978)187-190.172(1979)165-168. Neuroendocrinology18(1975)263-271. Nature 247(1974)284-286, Jpn J Alcohol
21(1986)128-134.Analytical Biochemistry 164(1987)170-174. J Biochem Biophys
Methods 7(1983)175-185.8(1983)175-181.8(1983)183-188. Advanced Methoods.Biochemical & Clinical
Apparatuses(1983)De Gruiter.
漢方生薬の大黄末を用いた。水に混ぜると直径5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径50μmの凝集粒となり、苦味は30%となった。空中で乾燥させた粉末に、十分に炭酸ガスを吸着させ炭酸カルシウムにしたら、苦味は10%となった。このような凝集作用により、可食物の経時的軟化を防ぐことができた。よって、非常に有用である。この凝集物は、指で押すと簡単に潰れる程度で、口触りが悪くなることはなかった。この出来上がった乾燥粉末を服用すると、もとの大黄末と同じ下剤の作用を示した。胃酸により、簡単に、炭酸カルシウムや水酸化カルシウムは溶解し、離れ去り、胃腸でもとの漢方生薬に戻り、体に働く。
鷹の爪を用いた。水に混ぜると直径5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径50μmの凝集粒となり、苦味は30%となった。
ウコンの葉を用いた。水に混ぜると直径3μmと20μmの2種類の細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径100μmの凝集粒となり、苦味は10%となった。
ウコンの緑色のガク(蕚calyx)を用いた。水に混ぜると直径3μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径100μmの凝集粒となり、苦味は10%となった。
からし菜を用いた。水に混ぜると直径3μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径10〜50μmの凝集粒となり、苦味は10%となった。
鮎の内臓を用いた。水に混ぜると直径10μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径50μmの凝集粒となり、苦味は50%となった。
緑色のオリーブを用いた。水に混ぜると直径5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径100μmの凝集粒となり、苦味は10%となった。茶色のオリーブでも同じであったが、直径10〜50μmの油の滴が多く見られた。
カンパチの胆汁を用いた。水に混ぜると直径10μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径100μmの凝集粒となり、苦味は30%となった。
青汁のケールを用いた。水に混ぜると直径5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径20μm以上の凝集粒となり、苦味は10%となった。
苦瓜のゴーヤを用いた。水に混ぜると直径5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径50μmの凝集粒となり、苦味は30%となった。ゴーヤを潰さずに2mmの厚さで飽和水酸化カルシウム液に3日間漬けておくと、苦味は0%となった。5mmの厚さでは、苦味は20%となった。
人参の葉を用いた。水に混ぜると直径2〜3μmと10μmの2種類の細粒が混在していた。5%の水酸化カルシウム懸濁液に混ぜると、直径50〜100μmの凝集粒となり、苦味は10%となった。潰さないで、自然の形のままの葉を、5%の水酸化カルシウム懸濁液に漬けておくと、5時間後に、苦味は10%となった。3日後でも同じく苦味は10%であったが、弾性が減少し、もろく小さく割れやすくなった。
オリーブの葉を用いた。水に混ぜると直径5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径50μmの凝集粒となり、苦味は30%となった。
オリーブの枝を用いた。乳鉢では潰れず、まずスリーロールミル(three−roll mill)で潰してから、乳鉢で水と混ぜた。直径は10〜100μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径10〜300μmの凝集粒となり、苦味は30%となった。12時間自然乾燥させ、十分に炭酸化させた粉末の苦味は10%となった。
渋柿を用いた。水に混ぜると直径10μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、すぐに肉眼的にも明らかに凝集し、直径100μm〜1mmの凝集塊となり、苦味は10%となった。
渋柿のガク(蕚calyx)を用いた。乳鉢では潰れず、まずスリーロールミルで潰してから、乳鉢で水と混ぜた。直径は5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、すぐに肉眼的にも明らかに凝集し、直径100μm〜200μmの凝集塊となり、苦味は10%となった。
渋柿の葉を用いた。乳鉢では潰れず、まずスリーロールミルで潰してから、乳鉢で水と混ぜた。直径は5μmの細粒であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、すぐに肉眼的にも明らかに凝集し、直径100μmの凝集塊となり、苦味は10%となった。潰さないで、自然の形のままの葉を、5%の水酸化カルシウム懸濁液に漬けておくと、24時間後に、苦味は10%となった。
渋柿の枝を用いた。乳鉢では潰れず、まずスリーロールミルで潰してから、乳鉢で水と混ぜた。直径は10〜100μmの細粒と繊維であった。飽和水酸化カルシウム液に混ぜると、直径30〜200μmの凝集塊となり、苦味は10%となった。潰さないで、自然の形のままの小枝を、5%の水酸化カルシウム懸濁液に漬けておくと、24時間後に、苦味は10%となった。
乳酸カルシウム、クエン酸カルシウム、塩化カルシウムの、それぞれの5%水溶液や懸濁液に、大黄末とオリーブを漬けてみた。軽度の苦味マスキング作用はあったが、防菌防変性作用は無く、保存により腐敗した。
腐敗変性しやすいオリーブとして、種抜きしたり、表面に剣山で無数に刺し傷を作った。長期保存に役に立つ可食物として、酸、糖、及び/又はアルコールが適当である。特に、酢、澱粉シロップ(果糖ブドウ糖液糖)及び/又はエタノールが適当であった。それぞれ%を変えた液に、上記の傷つきオリーブを、苦味マスキング処理後に、漬けて、2日後と7カ月後に試食した。結果を次の表に示す。
No 酢 シロップ エタノール 2日後 7月後
1
0 100 0 良 カビ有
2
1 98 1 良 良
3
45 45 10 優 優
4
98 1 1 可 可
5
100 0 0 可 苦味有
6
0 0 100 もろく かたく
パサパサ ボロボロ
オリーブを、5%の水酸化カルシウム懸濁液に漬けると10日間で、苦味が10%になった。半分に切ったり、または種を除去したものは、5日間で、苦味が10%になった。剣山で表面に無数の小さな刺し傷を作り、摂氏100度で3分間加熱し、5%の水酸化カルシウム懸濁液に24時間漬けると、苦味が10%になった。
[0044]と [0045]のように、傷を付けたオリーブは、100%シロップに漬けて7カ月後にカビが生じた。しかし、傷のない丸のままのオリーブでは、10カ月後にもカビや変性の発生は見られなかった。味は、シロップの薄まった味で、苦味も僅かしかなかった。食感は、やや柔らかめであった。
傷のない丸のままのオリーブを、オリーブオイルに漬けた。10カ月後にカビが発生した。
更に、他の食用凝集剤として、エタノール(エチルアルコール)を使った。緑色のオリーブ200mgに、1mlの無水エタノールを加え、乳鉢ですり潰した。直径100〜200μmに凝集したが、苦味は、全く減少しなかった。次に、丸のままの黒色のオリーブを、無水エタノールに5日間漬けたところ、苦味は10%に減少した。そのまま9カ月間漬け続けたところ、強いアルコールの食感覚はあったが、苦味は10%のままで、全体としての食感覚は悪くはなかった。[0045]のNo.6のように傷を付けると、後に食感覚が悪くなるため、アルコールを使う場合には、傷を付けないなどの注意が必要である。
次に、エタノールを含みかつエタノールを発生する酒粕を使った。丸のままの茶色のオリーブを、酒粕に漬けた。苦味は、16日後に30%に,22日後に20%に,25日後に10%に減少した。味と食感覚は共に優であった。9カ月後には、苦味はほとんどなく、味と食感覚は共に優であった。漬けたオリーブの周りの酒粕には、オリーブの苦味は全く移っていなかった。
次に、酒粕に良く似た組成の、麹菌と酵母菌と乳酸菌の混合物に漬けた。22日後までは、上記と同様の変化を示したが、9カ月後には、カビが発生し、腐敗した。
[0050] [実施例23]のように、熟した黒のオリーブと違い、未熟な緑のオリーブでは、苦味が身の中心部まで強固に存在する。よって、緑のオリーブを無水アルコールに漬けて5日後でも、まだ80%の苦味が残った。この時点で、アルコールに、水酸化カルシウムを5(w/v)%になるように加えた。2日後に苦味は、20%に減少した。水酸化カルシウムを加えなかった方は、2日後でも苦味は殆ど変化しなかった。水酸化カルシウムの濃度は、10%及び20%でも使えた。20%では粘性が高くなった。含有水分を減らすためもあり、酸化カルシウムも、5%、10%、及び20%で使えた。軽度の発熱があった。20%では粘性が高くなった。
何ら処置をしていない丸のままの緑のオリーブを、45%酢、45%シロップ、10%エタノールの液に漬けた。苦味は、2日後に80%、4日後に60%に減少した。
1本の苦瓜を3個に切断して、5%の可食凝集剤水酸化カルシウム液に漬けた。苦味は、2日後に30%、4日後に20%になった。
1本の苦瓜を3個に切断して、可食凝集剤無水エタノールに漬けた。苦味は、2日後に30%、4日後に10%になった。
1本の苦瓜を3個に切断して可食凝集剤10%エタノール、可食凝集剤45%酢、及び45%シロップの混合液に漬けた。苦味は、2日後に10%、4日後には殆ど0%になった。
1本の苦瓜を3個に切断して、可食凝集剤50%酢、及び50%シロップの混合液に漬けた。苦味は、2日後に10%、4日後には殆ど0%になった。
1本の苦瓜を3個に切断して、酒粕に漬けた。苦味は、2日後に30%に減少した。2ヵ月後にはほとんど苦味は無くおいしく、食感も色も良好であった。
果物は一般的に、熟した物ほどおいしい。しかるにオリーブでは、現在の苦味を取り除くための唯一の方法である、熟したものを苛性ソーダに漬けたり、塩に漬けたりすると、身が崩れてしまう。しかるに、今回の発明の方法では、身が崩れずしっかりしたままである。
今回の方法は、粉末でも、破砕物でも、丸のままの果実でも、使えた。一般には食べられないオリーブの種子(ナッツ)もおいしくなった。まず、オリーブの種子を破砕し、酢45%、シロップ45%、エタノール10%の混合液に混ぜる。種皮は沈み、胚と胚乳は表面に浮く。破砕した果肉も、石灰処理後に、上記の混合液に混ぜると、おいしくなり、液はワイン状になった。
種抜きオリーブを、石灰水処理後に、酢45%、シロップ45%、エタノール10%の混合液に漬けると赤いワインのようになった。種抜きオリーブを、石灰エタノール処理後に、酢45%、シロップ45%、エタノール10%の混合液に漬けると緑のワインのようになった。いずれもおいしかった。ここに述べた以外の処理方法では、すべて茶色のワインのようになった。苛性ソーダ処理の後では、ポリフェノールや栄養物が破壊消滅させられており、まったく色は出なかった。ここに述べた緑色は、緑のオリーブから無水エタノール抽出した緑色よりもはるかに濃い緑色であった。
オリーブ製品などは現在、消費期限が非常に短い。かつ、ボツリヌス菌などの食中毒が、世界中で起こっている。しかし、今回の発明による方法では、長期に、ほぼ無限に安定である。現在使われている苛性ソーダの方法では、熟したオリーブが無残に脱色され、グルコン酸鉄などの合成着色料が必要である。しかし、今回の発明による方法では、オリーブ本来の色の、紫、茶、赤、緑、黒が残る。
以上のように、苦味マスキングされたオリーブなどは、苛性ソーダ塩漬けなどと違って、甘くかつ消費期限がほぼ無限の為、各種のお菓子などに使えた。チョコレートに入れて、チョコレートボンボン。アイスクリームに入れて、ワインオリーブアイス。漬けてある液は、着色料を使っていないオリーブ本来の色々な美しい色のおいしいオリーブワイン。
次の条件で、苦味が半分になる必要時間を計った。丸のままの緑オリーブを、4.2%醸造酢に漬けて、4日間。丸のままの緑オリーブを、無水エタノールに漬けて、5日間。種抜き緑オリーブを、45%酢、45%シロップ、10%エタノール混合液に漬けて、24時間。
使用済みのエタノールは、酸化カルシウムで、汚れや水を除去して、ろ過すれば、再度使えた。
石灰懸濁水液や石灰懸濁エタノール液を、全体に拡散させるためには、軽い振動や動きを加えるのが有効であった。超音波では、1.7MHzで、200mlから5Lに、4VAから75VAが使い良かった。
commonly used binders for patients with kidney failure in contemporary practice
worldwide. New Engl J Med 362:1312-1324,2010.
黒オリーブを加熱した場合の苦味の変化を見た。
煮沸時間 全果 半切果
10sec 100% 90%
30sec 90% 80%
1min 90% 70%
3min 90% 70%
10min 90% 70%
黒オリーブをより高温で加熱した場合の、24時間後の苦味と食感の変化を見た。
250℃ X 20sec 90% 柔
593℃ X 10sec 90% 固
黒オリーブを―20℃で24時間及び1年間凍結したところ、苦味の変化はなかった。
[0070]から[0072]のように、温度変化での苦味への影響は大きくなかった。しかし、種を抜いたり、剣山で表面に傷を付けたりしたオリーブを、10秒間煮沸して、水酸化カルシウム10%水に漬けると、24時間後には、苦味が全く無くなった。
可食凝集剤酸の、生体刺激つまり味蕾刺激の閾値を計った。酸度10%の醸造酢で、0.1%、つまり、酸度0.01%が閾値であった。この値が、酸の最低濃度となる。酸度とは、色々な酸を酢酸に換算した値である。ここに記した酸も、酢酸を一例として挙げたもので、酢酸に限るものではなく、いろいろな酸を包含している。糖についても同様で、ここに記した糖も、いろいろな糖を包含している。コーンシロップの、果糖ぶどう糖液の閾値は、1%であった。
可食凝集剤エタノールの閾値は、[0074]の[実施例45]のように計ったところ、4%であった。しかし、生体神経細胞Purkinje cellでは、0.04%つまり8.7mMが閾値となる。これは[0008]に記したように、今回の発明者が学会誌に報告している。The Effects of Different Concentrations of Directly-applied Ethanol
on the Purkinje cell in vitro. Jpn J Alcohol 21(1986)128-134.
前記炭酸類の重曹を、水酸化カルシウムに混ぜた。当量比の84.0対74.1で、それぞれ4.2%と3.7%の懸濁液にした。これにオリーブを漬けると14時間後に完全に脱渋できた。混合比を変化させると、pHを変化させたり、脱渋の速度を変化させたりできた。
今まで記述してきたいろいろな処理の方法によったり、又は、MgやCuや塩やにがりなどを加えたりすることによって、色や固さを変化させることができた。オリーブの色では、緑、黒、茶、赤、黄、白など。故に、オリーブでは、グルコン酸鉄などの着色料は不必要であった。マスキング後のオリーブポリフェノールの濃度は、40mg/dlであった。香川県発酵食品研究所計測。オリーブポリフェノールは、酸性下では、赤ワインと同じく、濃い赤紫色である。舌では、酸性と感じにくいPh6〜5でもこの色であった。よって、酸味のないオリーブ赤ワインが作れる。
西洋文化のオリーブに、日本文化の酒粕を加えると、信じられないほど美味となることを発見した。こうすると、永久に変性や腐敗はしない。酒粕は、スタッフドオリーブのように中に詰めても美味であった。ここでは、請求項も含めて、酒粕とはすべての酒類やアルコール飲料類の粕を包含し、みりん粕や焼酎粕なども含む。
急速冷凍法でなく、普通の冷凍法では、後に解凍すると、オリーブなどの食品は柔らかくなり、苛性ソーダに漬けると、さらに柔らかくなり、原形をとどめにくくなる。しかし、ここで報告した方法では、普通の冷凍解凍後の柔らかな果実が、新鮮時と同じく、しっかりと充実した果実になる。オリーブに、凍結と解凍処置を繰り返すと、赤色色素が表面から出てくる。しかし、上記の可食凝集剤水酸化カルシウムに漬けると、防げた。
苦味マスキング方法及び/又は保存方法は、可食物の表面からの方法に限られるものではない。例えば、苦瓜内にマスキング剤や保存剤を注射して、表面からは自然のままの新鮮苦瓜と同じに見える方法もある。自然のままの外観で、長期に保存できる。摘果前後を問わない。摘果前の生きているままで注射すると、注射跡は2日で消失し、表面は、摘果後の注射と比べて速やかに変色し、アポトーシス様の変化が見られた。
苦瓜重量g数の40-50%容積ml数のマスキング保存剤を、苦瓜内に注射した。すし酢35-70%、蜂蜜10-50%、エタノール5-10%が有効であった。特にそれぞれ、45%、45%、10%が有効であった。その後、丸のままで真空乾燥したものは、長期に安定であった。
マスキングされたオリーブからは、美しくおいしい赤ワイン色のポリフェノールが出てきた。アルコール中ではオリーブワインとなり、ミキサーに入れればオリーブジュースとなった。苦瓜も、苦瓜ワインや、苦瓜ジュースになった。味は、加える含水物によって、自由に調節できる。オリーブ果実酢は、きれいな赤ワイン色になった。このように、いろいろな種類のポリフェノール液を作ることができる。
オリーブを、15%の水酸化カルシウム懸濁液に常温で1ヶ月間漬けた。腐敗変性は無かった。オリーブは固くなった。
Claims (16)
- 可食物の苦味をマスキングする作用を有する可食凝集剤を有効成分とすることを特徴とする苦味マスキング剤。
- 前記可食凝集剤は、カルシウム及び/又はカルシウム含有物を主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の苦味マスキング剤。
- 前記可食凝集剤は、石灰を有効成分とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の苦味マスキング剤。
- 前記可食凝集剤は、エタノール含有酒粕を有効成分とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤。
- 前記可食凝集剤は、可食凝集剤エタノール、可食凝集剤酸、及び糖を有効成分とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤。
- オリーブの苦味をマスキングするものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤。
- 苦瓜の苦味をマスキングするものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤。
- 可食物の保存作用を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤を使うことを特徴とする苦味マスキング方法。
- 苦味マスキング剤を、可食物の中に注射することを特徴とする請求項9に記載の苦味マスキング方法。
- 請求項2又は請求項3に記載の苦味マスキング剤を使う工程に、さらに炭酸類処理工程を加えることを特徴とする苦味マスキング方法。
- 可食物の苦味をマスキングするとともに、該可食物の保存性を向上させることを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の苦味マスキング方法。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤を用い、及び/又は請求項9乃至請求項12のいずれか1項の苦味マスキング方法を用いて製造することを特徴とする可食物の製造方法。
- 前記可食物は、ワイン・ジュース・酢・ポリフェノール液及び内包菓子のいずれかであることを特徴とする請求項13に記載の可食物の製造方法。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤を含有する、及び/又は請求項9乃至請求項14のいずれか1項の方法を用いて製造されたことを特徴とする可食物。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の苦味マスキング剤を用い、及び/又は請求項9乃至請求項12のいずれか1項の苦味マスキング方法を用いて可食物を輸出入する方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011185374A JP2013013390A (ja) | 2010-09-16 | 2011-08-27 | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 |
PCT/JP2011/070577 WO2012036080A1 (ja) | 2010-09-16 | 2011-09-09 | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 |
US13/819,635 US20130209656A1 (en) | 2010-09-16 | 2011-09-09 | Bitterness-masking ingredient and bitterness-masking method |
EP11825083.6A EP2617293A4 (en) | 2010-09-16 | 2011-09-09 | INGREDIENT MASKING AMERTUME AND METHOD OF MASKING AMERTUME |
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010207608 | 2010-09-16 | ||
JP2010207608 | 2010-09-16 | ||
JP2010256611 | 2010-11-17 | ||
JP2010256611 | 2010-11-17 | ||
JP2011031471 | 2011-02-17 | ||
JP2011031471 | 2011-02-17 | ||
JP2011125889 | 2011-06-06 | ||
JP2011125889 | 2011-06-06 | ||
JP2011185374A JP2013013390A (ja) | 2010-09-16 | 2011-08-27 | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014053085A Division JP6112308B2 (ja) | 2010-09-16 | 2014-03-17 | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013013390A true JP2013013390A (ja) | 2013-01-24 |
JP2013013390A5 JP2013013390A5 (ja) | 2013-06-27 |
Family
ID=45831543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011185374A Pending JP2013013390A (ja) | 2010-09-16 | 2011-08-27 | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130209656A1 (ja) |
EP (1) | EP2617293A4 (ja) |
JP (1) | JP2013013390A (ja) |
WO (1) | WO2012036080A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2015364481B2 (en) | 2014-12-17 | 2020-05-14 | Cargill, Incorporated | Steviol glycoside compounds, compositions for oral ingestion or use, and method for enhancing steviol glycoside solubility |
CN107494829A (zh) * | 2017-10-13 | 2017-12-22 | 贵州旺业农业科技有限公司 | 一种刺梨茶咖啡及其制备方法 |
CN108560254B (zh) * | 2018-06-10 | 2021-02-19 | 上海踏绮纺织有限公司 | 一种中草药抗菌消炎防臭技术 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743660A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-11 | Shogo Yamada | Taste improving, mineral supplying, and salty taste- reinforcing agent |
JPH0315184A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 点火栓用複合外側電極の製造方法 |
JPH04108358A (ja) * | 1990-08-28 | 1992-04-09 | San Ei Chem Ind Ltd | 塩化カリウムの脱苦味方法 |
JP2000050833A (ja) * | 1998-08-05 | 2000-02-22 | Lotte Co Ltd | 香味改善機能性材料、これを使用した飲食物および口腔用組成物 |
JP2000060526A (ja) * | 1998-08-17 | 2000-02-29 | Iwate Prefecture | 乳酒の製造方法 |
JP2003128664A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Nagaoka Koryo Kk | ポリフェノール塩、食品、飲料およびポリフェノールまたはポリフェノール含有抽出物の渋味、苦味または収斂味の軽減方法 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2548510A (en) * | 1935-08-13 | 1951-04-10 | Florida State | Method for treatment of fruit wastes |
DE1901980A1 (de) * | 1969-01-16 | 1970-09-03 | Wunder Kg Heinrich | Sicherheits-Skibindung mit ausschwenkbarem Andrueckbacken |
JPS59143546A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-17 | Shirotani Tsukemono Kk | 果実・野菜類の漬物状食品の保存方法 |
JP2626976B2 (ja) * | 1987-03-30 | 1997-07-02 | エーザイ株式会社 | 苦味を軽減した固形剤及びその製造方法 |
CH674876A5 (ja) | 1987-07-20 | 1990-07-31 | Kindt Ag | |
JPH03151849A (ja) * | 1989-11-08 | 1991-06-28 | Sakamoto Yakuhin Kogyo Kk | グリセリンの味覚の改良方法 |
ATE153372T1 (de) * | 1992-12-03 | 1997-06-15 | Unilever Nv | Olivenölmischungen |
JP3414270B2 (ja) * | 1998-08-12 | 2003-06-09 | 不二製油株式会社 | 豆乳の製造方法 |
JP2001069961A (ja) * | 1999-09-02 | 2001-03-21 | Fuji Chem Ind Co Ltd | 苦味マスキング用組成物 |
JP4311133B2 (ja) | 2003-02-04 | 2009-08-12 | ブラザー工業株式会社 | インクジェットプリンタ |
JP4808392B2 (ja) | 2003-09-04 | 2011-11-02 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 苦味を隠蔽する薬理組成物 |
KR20070002911A (ko) * | 2005-06-30 | 2007-01-05 | 주식회사 유맥스 | 초임계 유체를 이용한 토코페롤 고함유 식용유지 및 그생산 방법 |
RU2321288C1 (ru) * | 2006-07-19 | 2008-04-10 | Олег Иванович Квасенков | Способ получения консервированного продукта "свинина по-китайски" |
JP5564167B2 (ja) | 2008-05-22 | 2014-07-30 | 日本たばこ産業株式会社 | 苦味マスキング剤及び苦味低減方法 |
JP2010088392A (ja) | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Marunaka Shokuhin Kk | 渋味を低減させたオリーブ果汁シロップ及び該シロップを含有する加工食品 |
JP2010110263A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Riken Shokuhin Kk | わかめ粉末及びその製造方法 |
DE102009016171A1 (de) * | 2009-04-03 | 2010-10-07 | Plantextrakt Gmbh & Co. Kg | Verfahren zur Herstellung einer Extraktionssubstanz aus Blättern der süßen Brombeere und deren Verwendung |
-
2011
- 2011-08-27 JP JP2011185374A patent/JP2013013390A/ja active Pending
- 2011-09-09 US US13/819,635 patent/US20130209656A1/en not_active Abandoned
- 2011-09-09 EP EP11825083.6A patent/EP2617293A4/en not_active Withdrawn
- 2011-09-09 WO PCT/JP2011/070577 patent/WO2012036080A1/ja active Application Filing
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743660A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-11 | Shogo Yamada | Taste improving, mineral supplying, and salty taste- reinforcing agent |
JPH0315184A (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-23 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 点火栓用複合外側電極の製造方法 |
JPH04108358A (ja) * | 1990-08-28 | 1992-04-09 | San Ei Chem Ind Ltd | 塩化カリウムの脱苦味方法 |
JP2000050833A (ja) * | 1998-08-05 | 2000-02-22 | Lotte Co Ltd | 香味改善機能性材料、これを使用した飲食物および口腔用組成物 |
JP2000060526A (ja) * | 1998-08-17 | 2000-02-29 | Iwate Prefecture | 乳酒の製造方法 |
JP2003128664A (ja) * | 2001-10-25 | 2003-05-08 | Nagaoka Koryo Kk | ポリフェノール塩、食品、飲料およびポリフェノールまたはポリフェノール含有抽出物の渋味、苦味または収斂味の軽減方法 |
Non-Patent Citations (6)
Title |
---|
JPN6013038737; 新潟県食品研究所研究報告 Vol.26, 1991, p.7-9 * |
JPN6013038739; 新潟県食品研究所研究報告 Vol.24, 1989, p.29-34 * |
JPN6013038740; 朝日新聞 , 20031011, 18頁 * |
JPN6013038742; Eur.J.Lipid Sci.Technol. Vol.107, 2005, p.513-520 * |
JPN6013038744; Crop Prot. Vol.29, 201008, p.884-890 * |
JPN6014005678; 小児科臨床 Vol.60, No.2, 2007, p.337-349 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20130209656A1 (en) | 2013-08-15 |
WO2012036080A1 (ja) | 2012-03-22 |
EP2617293A1 (en) | 2013-07-24 |
EP2617293A4 (en) | 2014-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102287247B1 (ko) | 반려동물 관절 영양제 조성물 | |
CN102871087B (zh) | 一种糖醋生姜的生产方法 | |
JP6112308B2 (ja) | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 | |
JP2007252357A (ja) | 新しい抽出方法の発見 | |
CN102550991B (zh) | 健康梅片及制作工艺 | |
JP2020068773A (ja) | 乳酸菌生産物質含有組成物、エクオール生成方法および乳酸菌生産物質含有組成物の製造方法 | |
KR20160017227A (ko) | 기능성 발효 탄산음료. 발효 술. 화장품 및 피부치료제 원료. 발효 및 제조방법 | |
JP2005296000A (ja) | 海藻を含む新規健康飲食品 | |
KR100568604B1 (ko) | 수산물 통조림 및 그 가공방법 | |
JP2013013390A (ja) | 苦味マスキング食材、及び苦味マスキング方法 | |
CN106360239A (zh) | 一种无花果解酒粉末饮料 | |
JP2007215534A (ja) | 新しい抽出方法の発見 | |
KR20090023750A (ko) | 오징어먹물 및 해조류를 주성분으로 하는 건강식분말조미료 | |
KR101253342B1 (ko) | 비타민을 함유하는 새로운 향미의 마른김 조성물과 그 제조방법 | |
KR101742975B1 (ko) | 쇠비름 당침액이 함유된 김치 제조방법 | |
KR101042810B1 (ko) | 심층수가 함유된 건조오징어 제조방법 | |
RU2453129C2 (ru) | Способ производства пресервов в ароматизированном масле | |
Miloudi et al. | Application of pulsed electric field for intensification of essential oil extraction | |
JP3950848B2 (ja) | セリを含有した健康食品の製造方法 | |
KR100623280B1 (ko) | 함초즙을 주재료로 하는 다이어트용 발효음료의 제조방법 | |
KR101633686B1 (ko) | 해조류를 이용한 샐러드의 제조방법 | |
KR100418191B1 (ko) | 토하액젓의 제조방법 | |
KR20110116736A (ko) | 기능성 막걸리의 제조방법 | |
KR100934348B1 (ko) | 동백나무잎 또는 꽃송이 부각 조성물과 그 제조방법 | |
KR101934697B1 (ko) | 차조기를 포함하는 황매실 발효액 및 이의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130514 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130827 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130830 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140304 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140317 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140507 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20140711 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161019 |