JP2000050833A - 香味改善機能性材料、これを使用した飲食物および口腔用組成物 - Google Patents

香味改善機能性材料、これを使用した飲食物および口腔用組成物

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JP2000050833A JP10222098A JP22209898A JP2000050833A JP 2000050833 A JP2000050833 A JP 2000050833A JP 10222098 A JP10222098 A JP 10222098A JP 22209898 A JP22209898 A JP 22209898A JP 2000050833 A JP2000050833 A JP 2000050833A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能性素材が有する苦味渋味等の好ましくな
い香味の発現を低減させて飲食物や口腔用組成物等の嗜
好性に影響を与えることをなくしながら、その機能性素
材の本来の機能を十分に発揮できる香味改善機能性材料
を得る。 【構成】 本発明香味改善機能性材料は、多孔質炭酸カ
ルシウムに苦味渋味等の好ましくない香味を有する機能
性素材を担持させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、香味改善機能性材
料、これを使用した飲食物および口腔用組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、特定保健用食品に代表されるよう
に、人の健康の維持,管理に寄与する機能を有する飲食
物、いわゆる機能性飲食物が注目され、各種のものが開
発、上市されている。菓子の分野においては、たとえ
ば、口臭除去,眠気防止または虫歯予防を目的としたチ
ューインガム、成人病予防または整腸作用を目的とする
チョコレート、あるいは喉の調子を整えるキャンディー
等が知られている。
【0003】このような飲食物において、人の健康の維
持,管理に寄与する機能を有する素材、口臭除去,眠気
防止,虫歯予防または抗アレルギー等を目的とした素材
としては、たとえば、ビタミン類、イチョウ葉抽出物,
緑茶抽出物,ウーロン茶抽出物,甜茶抽出物,ガルシニ
ア・カンボジア抽出物等の植物からの抽出物、ペプシ
ン,ニコチン,硫酸アトロピン,カフェイン,エピガロ
カテキンガレート等の食品原料や医薬品等が使用できる
ところであるが、これらのいわゆる機能性素材は、苦味
渋味等の好ましくない特有の香味を有し、当該飲食物の
風味に嗜好上好ましくない影響を与える。
【0004】これをさらに具体的に述べると、菓子の中
でもチューインガム、キャンディーおよびチョコレート
は、他の一般の食品と比較して口腔内に滞留している時
間が長いために、香味を味覚している時間が長く嗜好性
も高い。機能性食品の開発においては、身体に対して有
益な生理機能を有する素材いわゆる機能性素材の多く
が、苦味渋味等の好ましくない特有の香味を有するた
め、特に、チューインガム,キャンディー,チョコレー
ト等の菓子類に、その機能性素材を使用した場合には、
他の食品に比較して、該素材に起因する特有の苦味渋味
等の好ましくない風味を長い時間味覚してしまうことと
なり、その菓子類の嗜好性に大きな影響を与えてしま
う。
【0005】そのため、従来からこれらの苦味渋味等の
嗜好上好ましくない香味を有する機能性素材を飲食物、
特に、チューインガム、キャンディー、チョコレート等
の菓子に用いる場合には、これら最終製品の風味に対す
る影響を最小限に止めるためにいろいろな研究が重ねら
れてきた。
【0006】たとえば、マイクロカプセル化技術を利用
して、一般的な賦形剤として知られているゼラチン、デ
キストリン、アラビアガム、キサンタンガム、ペクチ
ン、澱粉、セルロース、それに、ショ糖,ブドウ糖,果
糖,乳糖,麦芽糖,イソマルチュロース,キシロース等
の糖類、キシリトール、エリスリトール、ラクチトー
ル、還元麦芽糖、ソルビトール等の糖アルコール類、サ
イクロデキストリン、油脂類等の素材を、適宜組み合わ
せて、苦味渋味等の好ましくない香味を有する機能性素
材をコーティングして、その好ましくない香味をマスキ
ングしたり、あるいは、さんごの粉末等のような多孔質
の物質に、ワサビのような辛味や風味を有する香辛料の
抽出物を吸着させ、さらに、その表面を多糖類や他の調
味料成分等によりコーティングさせることにより香りや
辛味成分の保存を良好にする技術が、特開平6−546
54号公報等に記載されている。
【0007】また、口中での持続された香料および甘味
剤の放出を可能とするチューインガムの製造を目的とし
て、微孔性チャンネルを有するマルトデキストリン等を
使用する技術が、特開昭59−198941号公報や特
公平6−22445号公報に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
技術では、苦味渋味等の好ましくない香味のマスキング
が不十分であったり、使用する賦形剤の持つ特有の風味
や感触が最終製品に悪い影響を与えてしまう等、嗜好上
充分満足できるものは得られなかった。
【0009】特に、チューインガムに機能性素材を使用
した場合には、苦味渋味等の好ましくない香味の発現を
上記マスキング等の手段により低減し、呈味の改善を図
らなければならないという問題の他に、機能性素材が噛
みかすとして残るガムベース中に取り込まれてしまい、
咀嚼中に充分な量の機能性素材を口中に溶出させること
ができないという問題があった。
【0010】チューインガムの一般的な平均咀嚼時間は
3分程度であるが、機能性素材を生体内へ取り込ませる
ためには、その3分程度の咀嚼時間で十分な量の機能性
素材が口中に溶出しなければならない。これをさらに具
体的に述べると、機能性素材として虫歯菌の増殖を抑制
する物質や、歯垢の歯面への付着を抑制する物質等をチ
ューインガムに配合する場合には、3分程度の咀嚼中
に、その物質を口腔内に十分な量溶出させることが、そ
のチューインガムに所期の効果を奏するようにするため
に最低限必要である。また、舌下吸収、胃,腸管吸収さ
れる機能性素材においても、当然チューインガムから十
分な量の素材が溶出されることが、その全部を飲み込む
ようなことはしないチューインガムに求められる基本的
な条件である。
【0011】ところが、これまで一般の飲食物において
行われている、機能性素材を油脂や増粘多糖類等により
コーティングする方法を、チューインガムに適用するに
当たり、仮に、コーティング皮膜を厚くすることにより
苦味渋味等の好ましくない香味を改善できたとしても、
ガムベースからの機能性素材の溶出率がコーティング皮
膜の厚さに反比例して低下してしまうこととなる。反対
に、溶出率を高めるためにコーティング皮膜を薄くして
しまうと、苦味渋味等の好ましくない香味が発現し、香
味の改善は不十分になってしまい、チューインガムの嗜
好性に問題を残してしまう。このような問題は、歯磨、
マウスウオッシュ、トローチ等の口腔内に比較的長く滞
留している口腔用組成物においても同様にあった。
【0012】そこで発明者らは、機能性素材が有する苦
味渋味等の好ましくない香味の発現を低減させて飲食物
や口腔用組成物等の嗜好性に影響を与えることをなくし
ながら、その機能性素材の本来の機能、すなわち、人の
健康の維持,管理機能や、口臭除去,眠気防止,虫歯予
防機能等を十分に発揮できる香味改善機能性材料を得る
ために鋭意研究し、多孔質炭酸カルシウムに機能性素材
を担持させることにより、所期の目的を達成できる香味
改善機能性材料を得られるとの知見を得、本発明を完成
したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明香味改善機能性材
料は、多孔質炭酸カルシウムに苦味渋味等の好ましくな
い香味を有する機能性素材を担持させてなる。多孔質炭
酸カルシウムとしては、炭酸カルシウムの連鎖状粒子の
集合体からなるものであること、比表面積10〜100
/g、空隙容積0.7〜2.5ml/gおよび吸油
量50ml/100g以上、好ましくは比表面積20〜
100m/g、空隙容積1.2〜2.5ml/gおよ
び吸油量100ml/100g以上であること、さら
に、機能性素材と多孔質炭酸カルシウムとの割合が1重
量部:0.1〜1000重量部であること、等が好適で
ある。
【0014】本発明飲食物または口腔用組成物は、上記
香味改善機能性材料を使用してなるものであり、機能性
素材が有する苦味渋味等の好ましくない香味の発現が著
しく低減され、かつ、その機能性素材の本来の機能を十
分に発揮する。
【0015】本発明で使用する炭酸カルシウムは多孔質
炭酸カルシウムであって、従来一般に使用されている炭
酸カルシウムとは相違し、空隙率が高く、吸油性、吸水
性に優れたものである。その多孔質炭酸カルシウムは、
たとえば、特開平8−198623号公報に記載されて
いる次の工程により製造することができる。
【0016】(i)第一炭酸化工程:水酸化カルシウム
水懸濁液に炭酸ガス濃度15容量%以上の炭酸ガス含有
気体を水酸化カルシウム1kg当たり25リットル/分
以上で吹き込み、炭酸化率60〜90%まで炭酸化反応
を行う。
【0017】(ii)第二炭酸化工程:第一炭酸化反応工
程終了後の水懸濁液に、水酸化カルシウム水懸濁液を加
えて、炭酸ガス濃度10容量%以上の炭酸ガス含有気体
を水酸化カルシウム1kg当たり15リットル/分以上
で吹き込み、炭酸化率70〜90%まで炭酸化反応を行
う。
【0018】(iii )最終炭酸化工程:第二炭酸化工程
終了後、さらに第二炭酸化工程と同じ炭酸化工程を1回
以上繰り返し、次いで当該炭酸化工程終了後の水懸濁液
に、水酸化カルシウム水懸濁液を加えて、炭酸ガス濃度
10容量%以上の炭酸ガス含有気体を水酸化カルシウム
1kg当たり15リットル/分以上で吹き込み、pH
6.5〜7.5となるまで炭酸化反応を行う。
【0019】これにより、炭酸カルシウムの連鎖状粒子
の集合体からなる多孔質炭酸カルシウムを得ることがで
きる。
【0020】この多孔質炭酸カルシウムは、好ましく
は、比表面積10〜100m/g(気体吸着による粉
体の比表面積測定方法 慶伊富永著 共立全書157吸
着 95頁 1965年 共立出版 に記載されている
液体窒素温度における窒素ガス吸着法(BET法)によ
る測定)、空隙容積0.7〜2.5ml/g(水銀圧入
法による粉体の空隙容積測定方法 慶伊富永著 共立全
書157吸着 130頁1965年 共立出版 に記載
されている水銀圧入法によるポロシメーターによる測
定)および吸油量50ml/100g以上(小倉法吸油
量 松本織三、小倉正照著 顔料・絵具及びインキ 6
6頁 1950年 共立出版 に記載されている方法)
の物性を持った炭酸カルシウムの粒子が連鎖状に集合し
た多孔質炭酸カルシウム、さらに好ましくは、比表面積
20〜100m/g、空隙容積1.2〜2.5ml/
gおよび吸油量100ml/100g以上の物性を持っ
た炭酸カルシウムの粒子が連鎖状に集合した多孔質炭酸
カルシウムが、当該機能性素材に起因する苦味渋味等の
好ましくない香味を著しく低減させるのに効果的である
ことが確かめられた。因に、この効果を従来一般に使用
されている炭酸カルシウムには期待できない。
【0021】多孔質炭酸カルシウムに担持させる、苦味
渋味等の好ましくない香味を有する機能性素材として
は、人の健康を維持,管理するために有用である素材、
口臭除去,眠気防止,虫歯菌増殖抑制,抗アレルギー等
を目的とした素材、たとえば、ビタミン類、イチョウ葉
抽出物,緑茶抽出物,ウーロン茶抽出物,甜茶抽出物,
ガルシニア・カンボジア抽出物等の植物からの抽出物、
ペプシン,ニコチン,硫酸アトロピン,カフェイン,エ
ピガロカテキンガレート等の食品原料や医薬品等があ
る。
【0022】本発明の香味改善機能性材料においては、
当然のことながら多孔質炭酸カルシウムの微細な空隙に
用途に応じた十分な量の機能性素材を担持させているこ
とが必要であるが、そのための多孔質炭酸カルシウムと
機能性素材の比率としては、機能性素材の1重量部に対
して0.1〜1000重量部の多孔質炭酸カルシウムを
使用することが好ましいと認められる。
【0023】多孔質炭酸カルシウムに機能性素材を担持
させ、本発明の香味改善機能性材料を作成する方法とし
ては、上記したように多孔質炭酸カルシウムの微細な空
隙に用途に応じた十分な量の機能性素材が担持されれば
よく、それにはたとえば、適当な溶媒に当該機能性素材
を溶解し、それを噴霧,散布,塗布,浸漬または含浸法
により、あるいは、粉末化した機能性素材と多孔質炭酸
カルシウムとを混和,混練または混合させる方法等、従
来から行われている方法を適宜選択して行えばよい。こ
の場合、多孔質炭酸カルシウムの表面には、機能性素材
が余分に付着しないように注意することが肝要である。
また、必要により乾燥させてもよい。
【0024】さらに、香味改善機能性材料を飲食物また
は口腔用組成物に含有させるのは、従来公知の方法によ
り行うことができ、また、それは当該飲食物または口腔
用組成物を製造する工程のいかなる段階でも可能であ
り、かつ、砂糖等の他の原料にあらかじめ混合してから
残余の原料と混合してもなんら差し支えない。
【0025】飲食物または口腔用組成物に使用する香味
改善機能性材料の添加量としては、その目的、効果によ
り異なるから一概に決めることは困難であるが、一般的
には飲食物または口腔用組成物に0.005〜25重量
%の範囲で香味改善機能性材料を添加させることが好ま
しく、25重量%を超える添加では、多孔質炭酸カルシ
ウム特有の臭味や食感が、当該飲食物または口腔用組成
物に付与されるおそれがあるため嗜好上好ましくない。
【0026】香味改善機能性材料を使用する飲食物とし
ては、パン、乳製品、ハム,ソーセージ等の畜肉製品
類、カマボコ,チクワ等の魚肉製品、惣菜類、プリンミ
ックス、ホットケーキミックス、スープ、ジャム、チュ
ーインガム、キャンディ、錠菓、グミゼリー,チョコレ
ート,ビスケット,スナック,せんベい,あられ,まん
じゅう,羊羹,ゼリー等の菓子、アイスクリーム,シャ
ーベット,氷菓等の冷菓、ジュース,炭酸飲料,牛乳等
の飲料、珍味料等の各種がある。中でも嗜好品として微
妙な風味が要求される菓子、飲料等は、本発明香味改善
機能性材料を使用すると効果的である。
【0027】特に、たとえばチューインガムに本発明香
味改善機能性材料を使用すると、そのチューインガムの
咀嚼中には機能性素材に起因する苦味渋味等の好ましく
ない香味を感じることなく、しかも、チューインガムの
一般的な咀嚼時間である3分程度の間に機能性素材の9
0%以上が口中に溶出することにより、唾液の嚥下によ
り体内に十分吸収される。すなわち、当該機能性素材の
持つ健康維持、増進、疾病予防等の機能をチューインガ
ムに十分発現させることができる。
【0028】香味改善機能性材料を使用する口腔用組成
物としては、練り歯磨,粉歯磨,液状歯磨等の歯磨類、
マウスウオッシュ、歯肉マッサージクリーム、うがい用
錠剤、トローチ等があげられる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例および比較
例を挙げて説明するが、本発明はその実施例に限定され
るものではない。
【0030】実施例1 香味改善機能性材料(イチョウ
葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム) 800gの70℃の温水に、攪拌下200gのイチョウ
葉抽出物(イチョウの葉より熱水で抽出後、吸着処理を
施してフラボノイド含量を高めた抽出物)を投入混合し
て、イチョウ葉抽出物の20%水溶液を調製し、この調
製液をスプレータンクに入れ、45℃に保温しておく。
【0031】一方、攪拌機付き丸底ガラス容器に800
gの多孔質炭酸カルシウムを入れ、マントルヒーターに
て攪拌下70℃に保温する。この攪拌下の多孔質炭酸カ
ルシウムに、スプレータンクから上記イチョウ葉抽出物
調整液を噴霧する。噴霧終了後、水分が5%以下になる
まで攪拌しながら70℃に保温する。含浸品を105℃
で4時間乾燥後、粉砕し、所期の香味改善機能性材料
(イチョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)を得た。
【0032】実施例2 チューインガム 表1に記載した配合により、まず、ガムベースをニーダ
ーに入れ120℃で攪拌溶解し、50℃まで冷却したと
ころで混合機に投入し、さらに、砂糖、ブドウ糖、水
飴、軟化剤、色素、香料、それに、実施例1の香味改善
機能性材料(イチョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウ
ム)を投入混合し、これを射出成型機によりシート状に
押し出し、圧延、裁断工程を経て1枚当たり3.2gの
チューインガムを作成した。
【0033】比較例1〜3 比較例1として、実施例1の香味改善機能性材料(イチ
ョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)の代わりに、イ
チョウ葉抽出物と多孔質炭酸カルシウムを各別に混合し
てチューインガムを作成した。比較例2として、多孔質
炭酸カルシウムの代わりにさんご粉末を使用したイチョ
ウ葉抽出物−さんご粉末製剤(特開平6−54654号
公報参照)を使用してチューインガムを作成した。比較
例3として、同じく多孔質炭酸カルシウムの代わりにマ
ルトデキストリンを使用したイチョウ葉抽出物−マルト
デキストリン製剤(特公平6−22445号公報参照)
を使用してチューインガムを作成した。これら比較例1
〜3の配合割合は表1に記載した。
【0034】
【表1】
【0035】実施例3 キャンディー 表2に記載した配合により、砂糖、水飴および水を鍋に
入れて煮沸し、煮沸温度が125℃に到達した後、攪拌
しながら練乳を加え、さらに攪拌しなが煮沸し、煮沸温
度が130℃に達した後にバターを加える。引き続き煮
沸し、130℃に達した後に火から下ろし、バニラエッ
センス、実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽
出物−多孔質炭酸カルシウム)等を添加する。これを攪
拌しながら冷却板に流し込み、80℃まで冷却した後、
棒状にして適当な長さに切断し、1粒当たり3gの実施
例3のキャンディを得た。
【0036】比較例4〜6 比較例4は、実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ
葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)の代わりに、イチョ
ウ葉抽出物と多孔質炭酸カルシウムを各別に混合したキ
ャンディーを作成した。比較例5は、多孔質炭酸カルシ
ウムの代わりにさんご粉末を使用して作成したイチョウ
葉抽出物−さんご粉末製剤(特開平6−54654号公
報参照)を使用してキャンディーを作成した。比較例6
は、同じく多孔質炭酸カルシウムの代わりにマルトデキ
ストリンを使用して作成したイチョウ葉抽出物−マルト
デキストリン製剤(特公平6−22445号公報参照)
を使用したキャンディーを作成した。これら比較例4〜
6の配合割合は表2に記載した。
【0037】
【表2】
【0038】実施例4 チョコレート 表3に記載した配合により、カカオマス、カカオ脂、砂
糖、レシチン、全脂粉乳、実施例1の香味改善機能性材
料(イチョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)をミキ
サーで混合し、リファイニングおよびコンチング終了
後、テンパリング工程において均質化する。その後、型
流し、冷却工程、切断工程を経て、一粒当たり3gのチ
ョコレートを得る。
【0039】比較例7〜9 比較例7は、実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ
葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)の代わりにイチョウ
葉抽出物と多孔質炭酸カルシウムを各別に混合してチョ
コレートを作成した。比較例8は、多孔質炭酸カルシウ
ムの代わりにさんご粉末を使用して作成したイチョウ葉
抽出物−さんご粉末製剤(特開平6−54654号公報
参照)を使用してチョコレートを作成した。比較例9、
同じく多孔質炭酸カルシウムの代わりにマルトデキスト
リンを使用して作成したイチョウ葉抽出物−マルトデキ
ストリン製剤(特公平6−22445号公報参照)を使
用してチョコレートを作成した。これら比較例7〜9の
配合割合は表3に記載した。
【0040】
【表3】
【0041】・官能評価 実施例2〜4、比較例1〜9のチューインガム、キャン
ディー、チョコレートのそれぞれについて、30名の専
門パネルにより、イチョウ葉抽出物のもつ苦味について
官能検査を行い、その苦味の強さを、強く感じる、やや
強く感じる、感じる、弱く感じる、感じないの5段階で
評価した。その結果を表4〜6に記載した。
【0042】
【表4】 チューインガムについて 強く感じる やや強く感じる 感じる 弱く感じる 感じない 実施例2 0人 0人 0人 2人 28人 比較例1 13人 14人 3人 0人 0人 比較例2 9人 8人 13人 0人 0人 比較例3 8人 15人 6人 1人 0人
【0043】
【表5】 キャンディーについて 強く感じる やや強く感じる 感じる 弱く感じる 感じない 実施例3 0人 0人 1人 5人 24人 比較例4 10人 17人 3人 0人 0人 比較例5 10人 8人 10人 2人 0人 比較例6 11人 15人 3人 1人 0人
【0044】
【表6】 チョコレートについて 強く感じる やや強く感じる 感じる 弱く感じる 感じない 実施例4 0人 0人 3人 17人 10人 比較例7 20人 9人 1人 0人 0人 比較例8 8人 8人 9人 5人 0人 比較例9 8人 9人 6人 6人 1人
【0045】上記結果より、本発明の実施例2〜4に係
るチューインガム、キャンディー、チョコレートは、イ
チョウ葉抽出物のもつ苦味を感じさせないか、その程度
を著しく低減させていることが明らかである。
【0046】実施例5 香味改善機能性材料(エピガロ
カテキンガレート−多孔質炭酸カルシウム) 800g、70℃の温水に、攪拌下200gのエピガロ
カテキンガレート(栗田工業(株)製エピガロカテキン
ガレート純度95%)を投入混合して、エピガロカテキ
ンガレートの20%水溶液を調整し、この調整液をスプ
レータンクに入れ、45℃に保温しておく。一方、攪拌
機付き丸底ガラス容器に800gの多孔質炭酸カルシウ
ムを入れ、マントルヒーターにて攪拌下70℃に保温す
る。この攪拌下の多孔質炭酸カルシウムに、スプレータ
ンクから上記エピガロカテキンガレート調整液を噴霧す
る。噴霧終了後、水分が5%以下になるまで攪拌しなが
ら70℃に保温する。含浸品を105℃で4時間乾燥
後、粉砕し、香味改善機能性材料(エピガロカテキンガ
レート−多孔質炭酸カルシウム)を得た。
【0047】実施例6 チューインガム 表7の配合により、実施例5の香味改善機能性材料(エ
ピガロカテキンガレート−多孔質炭酸カルシウム)を配
合したチューインガムを作成した。
【0048】比較例10〜12 比較例10のチューインガムは、実施例5の香味改善機
能性材料(エピガロカテキンガレート−多孔質炭酸カル
シウム)の代わりに、エピガロカテキンガレートと多孔
質炭酸カルシウムを各別に混合したチューインガムであ
る。比較例11のチューインガムは、実施例5の香味改
善機能性材料(エピガロカテキンガレート−多孔質炭酸
カルシウム)の代わりに、さんご粉末を使用して作成し
たエピガロカテキンガレート−さんご粉末製剤(特開平
6−54654号公報参照)を使用したチューインガム
である。比較例12のチューインガムは、同じく多孔質
炭酸カルシウムの代わりに、マルトデキストリンを使用
して作成したエピガロカテキンガレート−マルトデキス
トリン製剤(特公平6−22445号公報参照)を使用
したチューインガムである。これら比較例10〜12の
配合割合は表7に記載した。
【0049】
【表7】
【0050】・官能評価 実施例6、比較例10〜12のチューインガムについ
て、30名の専門パネルにより、エピガロカテキンガレ
ートのもつ苦味渋味について官能検査を行い、その苦味
の強さを、強く感じる、やや強く感じる、感じる、弱く
感じる、感じないの5段階で評価した。その結果を表8
に記した。
【0051】
【表8】 強く感じる やや強く感じる 感じる 弱く感じる 感じない 実施例6 0人 0人 0人 3人 27人 比較例10 15人 11人 4人 0人 0人 比較例11 12人 8人 10人 0人 0人 比較例12 9人 11人 8人 2人 0人
【0052】上記より明らかなように、本発明の実施例
6に係るチューインガムは、エピガロカテキンガレート
のもつ苦味渋味を著しく低減あるいは無くしていること
が認められる。
【0053】・エピガロカテキンガレートの溶出性試験 実施例6、比較例10〜12の4種類のチューインガム
について、咀嚼中におけるエピガロカテキンガレートの
溶出性について試験を行った。試験は、10名のパネル
がそれぞれ4種類のチューインガムを1分間に66回の
ペースで1,3,5,10分間咀嚼した後、その噛みか
すを45℃にて24時間減圧乾燥、粉砕し、それにメタ
ノール150mlを加え5時間環流抽出し、吸引濾過後
ろ液を減圧濃縮した。その濃縮物を50vol%メタノ
ールに溶解し正確に50mlとした後、0.45μmの
フィルターで濾過を行い、これを下記の条件でHPLC
分析を行いエピガロカテキンガレートの量を測定した。
【0054】HPLC条件 カラム:資生堂 CAPCELLPAC-C15AG120 (4.6φ×2
50mm) 移動相:CH3CN :EtOAc:0.05%H3PO4aq.sol.(12:
0.6:90,V/V ) 検出器:UV,280nm 流速:1.0ml/min カラム温度:40℃
【0055】これらの噛みかす中のエピガロカテキンガ
レートの量の測定結果と、チューインガムに配合したエ
ピガロカテキンガレートとの差から咀嚼中に溶出した量
を求め、下記の式によりエピガロカテキンガレートの溶
出率(%)を求めた。 溶出率(%)=(E−E)/E×100 E:配合したエピガロカテキンガレートの量(mg) E:噛みかす中に残存したエピガロカテキンガレート
の量(mg) その結果を表9に記載した。
【0056】
【表9】 エピガロカテキンガレートのチューインガムからの溶出試験結果(%) 咀嚼時間 1分 3分 5分 10分 実施例6 76.7 91.1 94.4 98.9 比較例10 13.5 28.2 46.3 51.6 比較例11 26.7 39.5 42.9 58.9 比較例12 18.1 29.5 44.9 48.2
【0057】表9から明らかなように、一般消費者がチ
ューインガムを咀嚼する時間5分間で、比較例10〜1
2のチューインガムでは、エピガロカテキンガレートの
溶出率5割以下であるのに対し、実施例6のチューイン
ガムでは溶出率が9割以上と顕著に溶出率が改善され、
10分間咀嚼すればほぼ全てのエピガロカテキンガレー
トが溶出する。
【0058】このように本発明の実施例6のチューイン
ガムは、エピガロカテキンガレートの苦味渋味等の香味
を低減させる効果と、咀嚼中におけるチューインガムか
らの溶出性を高めるという相反する効果がある。
【0059】実施例7 飲料 定法にしたがい、300mlの精製水を70℃に加熱
し、それにミネラル、調味料、酸類および実施例1の香
味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物−多孔質炭酸カル
シウム)を加え、攪拌,混合する。それに砂糖、ブドウ
糖果糖液糖および1500mlの精製水を加えて攪拌,
溶解するとともに、1μのフィルターで濾過し、適量の
精製水を加えて、最終的に3000mlに液量調節し、
香料を加えて攪拌する。その後、中間タンクで糖度およ
び酸度を調整し、85℃まで加温して80℃にて缶に充
填する。配合割合は表10に記載のとおりである。
【0060】
【表10】 砂糖 4 ブドウ糖果糖液糖 3 酸味料 0.2 ミネラル 0.1 香料 0.1 水 92.1 実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物− 0.5 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100 (数字は重量%)
【0061】実施例8 アイスクリーム 定法にしたがい、360gの生クリーム(乳脂肪45
%)、100gの脱脂粉乳、150gのグラニュー糖、
39gの加糖卵黄、350gの水、1gのバニラエッセ
ンスおよび5gの実施例1の香味改善機能性材料(イチ
ョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)を65℃で混
合,攪拌する。それをホモジナイザーにて均質化し、8
5℃以上で25秒以上加熱し、殺菌するとともに、冷却
器で5℃まで冷却し、4時間以上熟成させた後−5℃ま
で冷却し、容器に充填して急速に−15℃以下に冷凍す
る。配合割合は表11に記載のとおりである。
【0062】
【表11】 生クリーム(乳脂肪分45%) 35.8 脱脂粉乳 10 グラニュー糖 14.9 加糖卵黄 3.9 バニラエッセンス 0.1 水 34.8 実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物− 0.5 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100 (数字は重量%)
【0063】実施例9 ビスケット 定法にしたがい、600gの薄力粉、120gの砂糖、
30gの水飴、120gのショートニング、10gの食
塩、2gの重炭酸ナトリウム、3gの重炭酸アンモニウ
ム、65gの水、50gの実施例5の香味改善機能性材
料(エピガロカテキンガレート−多孔質炭酸カルシウ
ム)をミキサーで混錬した後、圧延し、型押機で成形す
るとともに、190℃で10分焼いた後、冷却する。配
合割合は表12に記載のとおりである。
【0064】
【表12】 薄力粉 60 砂糖 12 水飴 3 ショートニング 12 食塩 1 重炭酸ナトリウム 0.2 重炭酸アンモニウム 0.3 水 6.5 実施例5の香味改善機能性材料(エピガロカテキンガレート− 5 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100 (数字は重量%)
【0065】実施例10 ジャム 定法にしたがい、イチゴピューレ300g、水147g
を混合攪拌し、これにゲル化剤3gと砂糖100gを分
散させて分散液とする。次に、その分散液を加熱沸騰さ
せ、ゲル化剤を完全に溶解させる。さらに砂糖200
g、水飴(Bx.75)200部、50gの実施例5の
香味改善機能性材料(エピガロカテキンガレート−多孔
質炭酸カルシウム)を添加し、充分混合する。配合割合
は表13に記載のとおりである。
【0066】
【表13】 イチゴピューレ 30 水 14.7 ゲル化剤 0.3 砂糖 30 水飴(Bx.75) 20 実施例5の香味改善機能性材料(エピガロカテキンガレート− 5 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100 (数字は重量%)
【0067】実施例11 ゼリー 定法にしたがい、グラニュー糖340g 、水飴(Bx.
75)420g、水200g、ペクチン12g、クエン
酸4g、香料4g、20gの実施例1の香味改善機能性
材料(イチョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)を加
熱溶解した後、型に流し込み、冷却した。配合割合は表
14に記載のとおりである。
【0068】
【表14】 グラニユー糖 34 水飴(Bx.75) 42 水 20 ペクチン 1.2 クエン酸 0.4 香料 0.4 実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物− 2 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100 (数字は重量%)
【0069】実施例12 練り歯磨 第二リン酸カルシウム200g、水酸化アルミニウム1
50g、カルボキシメチルセルロース15g、ポリエチ
レングリコール30g、キシリトール200g、ラウリ
ル硫酸ナトリウム15g、ラウロイルザルコシネート3
g、防腐剤1g、香料10g、サッカリン1g、フッ化
ナトリウム8g、50gの実施例1の香味改善機能性材
料(イチョウ葉抽出物−多孔質炭酸カルシウム)と精製
水31.7gをミキサーにて混練し、充填機により容器
に充填し包装する。配合割合は表15に記載のとおりで
ある。
【0070】
【表15】 第二リン酸カルシウム 20.0 水酸化アルミニウム 15.0 カルボキシメチルセルロース 1.5 ポリエチレングリコール 3.0 キシリトール 20.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ラウロイルザルコシネート 0.3 防腐剤 0.1 香料 1.0 サッカリン 0.1 フッ化ナトリウム 0.8 精製水 31.7 実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物− 5.0 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100.0 (数字は重量%)
【0071】実施例13 トローチ キシリトール350g、ラクチトール350g、香料5
g、アラビアガム60g、タルク20g、50gの実施
例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物−多孔質
炭酸カルシウム)と精製水16.5gを混和するととも
に、圧縮成型して製する。配合割合は表16に記載のと
おりである。
【0072】
【表16】 キシリトール 35.0 ラクチトール 35.0 香料 0.5 アラビアガム 6.0 タルク 2.0 精製水 16.5 実施例1の香味改善機能性材料(イチョウ葉抽出物− 5.0 多孔質炭酸カルシウム) 合計 100.0 (数字は重量%)
【0073】
【発明の効果】本発明香味改善機能性材料は、多孔質炭
酸カルシウムに苦味渋味等の好ましくない香味を有する
機能性素材を担持させたものであり、これを飲食物また
は口腔用組成物に使用することにより、当該機能性素材
に起因する好ましくない香味の発現をを著しく改善する
ことができる。特に、本発明香味改善機能性材料を使用
したチューインガムは、当該機能性素材に起因する苦味
渋味等の好ましくない香味を感じることなく、しかも、
一般的な約3分間の咀嚼時間中に、当該機能性素材が十
分口中に溶出し、その機能性素材のもつ本来の機能を十
分に発揮させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/16 A61K 7/16 47/04 47/04 B Fターム(参考) 4B014 GB01 GB06 GB13 GG18 GK12 GL01 GY04 4B035 LC02 LE01 LG02 LG31 LK07 4B047 LB01 LB03 LE06 LF09 LG01 LP01 LP02 LP07 LP08 4C076 AA49 AA69 BB01 CC01 CC22 CC40 DD25T DD28 DD38 EE58 FF52 4C083 AA072 AA082 AA112 AA122 AB222 AB292 AB312 AB321 AB322 AB332 AB432 AC132 AC302 AC662 AC782 AC842 AC862 AD042 AD202 AD222 AD242 AD272 AD352 AD372 AD572 CC41 DD31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔質炭酸カルシウムに苦味渋味等の好ま
    しくない香味を有する機能性素材を担持させてなること
    を特徴とする香味改善機能性材料。
  2. 【請求項2】多孔質炭酸カルシウムが、炭酸カルシウム
    の連鎖状粒子の集合体からなることを特徴とする請求項
    1記載の香味改善機能性材料。
  3. 【請求項3】多孔質炭酸カルシウムが、比表面積10〜
    100m/g、空隙容積0.7〜2.5ml/gおよ
    び吸油量50ml/100g以上、好ましくは、比表面
    積20〜100m/g、空隙容積1.2〜2.5ml
    /gおよび吸油量100ml/100g以上であること
    を特徴とする請求項1または2記載の香味改善機能性材
    料。
  4. 【請求項4】多孔質炭酸カルシウムと苦味渋味等の好ま
    しくない香味を有する機能性素材の割合が、機能性素材
    が1重量部に対して多孔質炭酸カルシウムが0.1〜1
    000重量部であることを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の香味改善機能性材料。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載の香味改善
    機能性材料を使用してなることを特徴とする飲食物また
    は口腔用組成物。
  6. 【請求項6】飲食物がチューインガムであることを特徴
    とする請求項5記載の飲食物。
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