JPH04108358A - 塩化カリウムの脱苦味方法 - Google Patents

塩化カリウムの脱苦味方法

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JPH04108358A
JPH04108358A JP2227434A JP22743490A JPH04108358A JP H04108358 A JPH04108358 A JP H04108358A JP 2227434 A JP2227434 A JP 2227434A JP 22743490 A JP22743490 A JP 22743490A JP H04108358 A JPH04108358 A JP H04108358A
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JP
Japan
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potassium chloride
acid
chloride
bitterness
salt
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JP2227434A
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English (en)
Inventor
Takahiro Nakagawa
中川 隆博
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San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
San Ei Kagaku Co Ltd
Sanei Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、食品に係るものであって、工業的に有利な
塩化カリウムの脱苦味方法に関する。
〔従来法とその欠点〕
近年ナトリウムイオンの過剰摂取が本態性高血圧症を発
生させたり、胃ガン発生のプロモーターとなることが知
られるようになり一般消費者が食塩の過剰摂取を避ける
ようになった。そこで、食塩にかわる塩味成分としてカ
リウムイオン特に塩化カリウムを主体とした食塩代替物
やそれを用いた良品が多くみられるようになっている。
塩化カリウムを用いればナトリウムイオンの摂取が抑え
られる食品を提供することができるが、しかし、いずれ
も塩化カリウムに起因する苦味が強く食品の味は著しく
劣るものとなる。
このため、ナトリウムイオンの摂取が抑えられ、しかも
食品の味を変えないように塩化カリウムの苦味を除去す
る方法が強く望まれている。
この発明は、この要望に応えるものであって、以下にそ
の詳細が説明される。
〔発明の構成〕
この発明は、塩化カリウムに有機酸のカルシウム塩およ
び/またはマグネシウム塩を併用使用することによる塩
化カリウムの脱苦味方法である。
〔課題を解決するだめの手段〕
この発明に用いる有機酸のカルシウム塩及びマグネシウ
ム塩は、その有機酸部分がカルボキシル基を持った有機
化合物であり、一般に果物や野菜に含まれる酸味を呈す
る物質及びアミノ酸類で構r 成される。例え≠、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマ
ール酸、アジピン酸、酢酸、コハク酸、乳酸、L−アス
コルビン酸、グルコン酸、アスパラギン酸、グルタミン
酸、パントテン酸、シヌチン、フェニルアラニン、スレ
オニン、チロシン、クリシン、アラニン、その他があげ
られる。有機酸のカルシウム塩及びマグネシウム塩は前
記の有機酸を原料として、これにカルシウム塩または、
マグネシウム塩を付加したものである。
有機酸のカルシウム塩および/または有機酸のマグネシ
ウム塩は塩化カリウムに対して2%(重量、以下同じ)
から50%の併用使用でよく、好ましくは10〜30%
の範囲である。使用量が2%未満の場合は塩化カリウム
の脱苦味効果はほとんどない。また、使用量が50%を
越えて多い場合は、有機酸のカルシウム塩及びマグネシ
ウム塩に起因する異味が感じられるようになシ、食品へ
使用したときも食品の味を劣化させるようになる。
本発明による塩化カリウムの脱苦味方法は、塩化カリウ
ムに有機酸のカルシウム塩、および/またはマグネシウ
ム塩の1種以上を併用使用することにある。その使用態
様は、特に限定するものではなく、例えば両者を水溶液
の状態で用いるか、ベースト状態、粉末状態で用いても
よい。
まだ、塩化カリウムには、塩化ナトリウムを混合したも
のであってもよい。
上記のように塩化カリウムに有機酸のカルシウム塩およ
び/″!たはマグネシウム塩を併用使用すると塩化カリ
ウムは脱苦味される。
ここにこの発明の目的は達しおえる。
以下に実施例をもって詳しく説明する。
実施例1 塩化カリウム0.5%の水溶液に各種カルシウム塩、マ
グネシウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩(表1参照
)を0.0596添加した水溶液を作製し、0から0.
5%(0,05%間隔)の塩化カリウム水溶液をコント
ロールとして、各種カルシウム塩、マグネシウム塩、カ
リウム塩、アンモニウム塩を添加した試料溶液の苦味が
塩化カリウムのどの濃度の水溶液に相当するかをパネラ
−10名による官能検査によシ求め、その平均値をその
試料溶液の苦味に相当する塩化カリウム溶液の濃度とし
た。そして、次式により苦味の低下率を求めた。
結果は表1に示す通シで、有機酸のカルシウム塩及びマ
グネシウム塩を併用使用するものが塩化カリウムの脱苦
味に効果があることが明らかであった。
表1 :各種カルシウム塩、マグネシウム塩、カリウム
塩、アンモニウム塩0.05%添加による0、5%塩化
カリウム水溶液の脱苦味実施例2 塩化ナトリウム50部(重量、以下同じ)、塩化カリウ
ム50部とからなる組成物100部に、乳酸カルシウム
8部、グルコン酸カルシウム5部、リンゴ酸マグネシウ
ム2部の混合物を粉体混合し、この混合物の1.15%
の水溶液(試料Aとする)と塩化ナトリウム50部、塩
化カリウム50部の組成物の1%水溶液(試料Bとする
)を作製した。
試料Aおよび試料Bについてパネラ−10名による官能
検査を行い、次の6段階で塩化カリウムの苦味度合を評
価した。
5・非常に苦味強い 4・・・苦味強い 3・・・苦味
やや強い 2・・・苦味わすか 1・・苦味ごくわずか
0・・苦味はとんど々し 評価結果より、標価値ごとの
パネラ−の人数を表にすると表2の通りとなり、有機酸
のカルシウム塩及び有機酸のマグネシウム塩を併用使用
したものが塩化カリウムの脱苦味に効果があることが明
らかであった。
表2 試料Aと試料Bの苦味評価 実施例3 塩化ナトリウム0.65%、塩化カリウム0.85%併
用使用して常法により作製したチキンヌープ(試料Cと
する)とこの試料Cにグルタミン酸カルシウム0.03
%とリンゴ酸マクネシウム000596併用使用したも
の(試料りとする)を同様に作製し、実施例2と同様に
パネラ−10名により官能検査した結果を評価表(表3
)に示す。
表3から有機酸のカルシウム塩とマグネシウム塩を併用
使用した試料りのチキンヌープが塩化カリウムの脱苦味
に効果があった。
表3     チキンスープの苦味評価実施例4 塩化カリウム80部とクエン酸カルシウム5部、グルコ
ン酸カルシウム5部、乳酸マグネシウム5部、グルタミ
ン酸マグネシウム5部とを粉体混合し、この混合物の1
%液(試料Eとする)と塩化カリウムの08%液(試料
Fとする)とを、実施例2と同様にパネラ−10名によ
り官能検査した結果を評価表(表4)で示す。
結果は、表4に示す通りで、塩化カリウムに有機酸のカ
ルシウム塩、有機酸のマグネシウム塩を併用使用したも
のが、塩化カリウムの脱苦味に効果があった。
表4     試料の苦味評価

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化カリウムに有機酸のカルシウム塩および/または有
    機酸のマグネシウム塩を併用使用することを特徴とする
    塩化カリウムの脱苦味方法。
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