JPS5843756A - 改善された呈味を有する食品又は調味料の製造法 - Google Patents

改善された呈味を有する食品又は調味料の製造法

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JPS5843756A
JPS5843756A JP56143359A JP14335981A JPS5843756A JP S5843756 A JPS5843756 A JP S5843756A JP 56143359 A JP56143359 A JP 56143359A JP 14335981 A JP14335981 A JP 14335981A JP S5843756 A JPS5843756 A JP S5843756A
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Japan
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carnosine
food
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anserine
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Tetsuji Shimizu
清水 哲二
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Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、イミダゾール化合物を含有する改善された呈
味な有する食品又は調味料の製造法に関する。さらに詳
しくは、アンセリン、カルノシン、バレニンの中から選
ばれた1種以上のイミダゾール化合物を0.14以上含
有し、かつp)16.5以上である改善された呈味な有
する食品又は調味料の製造法に関する。
カルノシン、アンセリンは牛肉エキス、豚肉エキス、鶏
肉エキスなどtこ比較的多量に含有され、パレニンは鮭
肉エキスに多量に含有されるイミダゾール化合物である
が、これらの物質の呈味効果については明らかにされて
いない。
本発明者は、カルノシンの呈味機能に関する研究を進め
ているなかで、カルノシンを食品又は調味料に対しo、
1qlr (重量%、以下同様)添加し、pHを6.5
以上とすると食品又は調味料がコク味を有すること、ま
た、カルノシンのメチル化合物であるアンセリン、バレ
ニンもカルノシンと同様に食品又は調味料に0.1チ以
上添加し、pHを6.5以上とするとコク味が発現する
こと発見した。
更ニまた、カルノシン、バレニン、アンセリンをa、1
%以上含有するカッオニキス、ホエールエキス、ビーフ
ェキス、チキンエキス等において、pHを6.5以上と
することによりコク味が発現するとの知見に至り、本発
明を完成したものである。
すなわち、本発明は、アンセリン、カルノシン及びバレ
ニンの中から選ばれた1種以上のイミダゾール化合物を
0.1重量%以上含有し、かつpH6.5以上であるこ
とを特徴とする改善された呈味を有する食品又は調味料
の製造法である。
次に本発明を具体的に説明する。
本発明で使用される食品又は調味料の種類については、
特に制限はなく、あらゆる種類の食品又は調味料が対象
となるが、具体的には次の場合が挙ケラレる。(1)ア
ンセリン、カルノシン、バレニンを含有せずpHが6.
5以下の食品、調味料。(2)アンセリン、カルノシン
、バレニンを含有せずpnがa、s以上の食品、調味料
。(3)アンセリン、カルノシン、パレニンの中から選
ばれた1種以上を0.1チ以下含有し、pi(が6.5
以下の食品、調味料。(4)7ンセリン、カルノシン、
バレニンの中から選ばれた1種以上を0.1チ以下含有
し、pHカ6.5以上の食品、調味料。(5)アンセリ
ン、カルノシン、パレニンの中から選ばれた1種以上を
0.1チ以上含有し、P)iが6.5以下の食品、調味
料。
本発明においては、アンセリン、カルノシン及びバレニ
ンの中から選ばれた1種以上を0.1チ以(2)の食品
又は調味料においては、アンセリン、カルノシン、バレ
ニンの中から選ばれた2種以上を0.1%以上添加し、
(3)及び(4)の場合においては、アンセリン、カル
ノシン、バレニンの量カ0.1%以上となるように不足
量を添加することが必須となる。
アンセリン、カルノシン、バレニンの谷有量が0.1%
より少ないと、目的とする効果を得られない。0.1チ
以上で、どの程度の量を添加するがtこついては、目的
とする食品の種類により異なるが、一般的には2チ以下
であることが望ましい。すなわち、アンセリン、カルノ
シン、パレニンの含量が高くなるにつれ、食品又は調味
料の甘さ、こってり感、濃厚感等のコク味が強くなり、
嗜好性が向上するが、逆に2%以上Vこなると、くどさ
が強まり、嗜好性も弱まる傾向舎こある。
本発明−r:、1、上□記ア7□7、ヵ/、/ 、7、
バレニンの含有に加え、P’[(を6.5以上に調整す
ることが要件となる。即ち、後述の実施例中でも明らか
にされるように、食品又は調味料のpHが、アンセリン
、カルノシン、パレニンの呈味効果に及ぼす影響tこつ
いては、呈味差の有無の識別性は、必ずしもpT(が6
.5以上でなくても、呈味差を識別可能であるが、甘味
、こってり感、更には味全体の好ましさという嗜好性に
おいては、pH6,5以上に調整する必要がある。従っ
て、上記i11、(a)及び(5)の食品又は調味料t
こおいては、適当なpH調整剤の使用により、pHを6
.5以上とするようにする。
アンセリン、カルノシン、バレニンの添加方法、時期等
についても特に制限はない。具体的には、例えば、カル
ノシン、アンセリン、パレニンを溶液又はペーストのま
ま食品又は調味料に塗布、噴霧、混合、浸漬、溶解等す
る方法、カルノシン、アンセリン、パレニンの粉末、顆
精などを食品又l↓調味料にコーティング、混合、溶解
等する方法、或いは、カルノシン、アンセリン、バレニ
ンヲ含有するビーフェキス、ボークエキス、カッオニキ
ス等の溶液、ペースト、粉末、顆粒などを食品又は調味
料ンこ塗布、噴霧、混合、浸漬、溶解等してもよい。ま
た、このようにして得られた食品又は調味料に更に乾燥
、造粒、調理等の操作、処理を加えることも可能である
上記の如くして得られる本発明の食品又は調味料は、食
欲を増進させる甘味、こってり感、コク味に富み、著し
く品質が改善され、嗜好性を満足させるという効果を奏
するものである。
以下、実施例により、本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 即席コンソメスープの配合 食    塩              40 2砂
    糖               8乳   
 糖              20脱脂粉乳   
     5 有機酸     0.5 油     脂                 5
t「味の素J           10[WP  J
            O,2ビーフエキス    
       3.5醤    油         
       o、sカルノシン          
10 上記配合により、コンソメスープを調製した。
対照として、上記配合においてカルノシンのみを削除し
て調製したコンソメスープな用い(試料の濃度は、本発
明品が2,2 t / 100 Ill、従って対照は
2.0 t/ 100−として評価)、よく訓練された
味覚パネル20名により、カルノシン含有スープとカル
ノシンを含有しないスープの呈味差の有無を三点識別試
験法により評価した。結果を第1表に示す。
第1表 3点識別試験法tこよる官能評価結果※  危
険率5係で有意差あり ※※ 危険率1チで有意差あり 更ニ、上記コンソメスープな用い、同一のパネルにより
、カルノシンを含有するものとしないものについて、2
点比較試験法により、甘味の強さ、酸味の強さ、こって
り感の強さ及び味全体の好ましさについて評価した。結
果を第2表〜第4表に示す。
第2表 pH5,7tこおける官能評価結果※※※:危
険率0.1 %で有意差あり第4表 pH7,6におけ
る官能評価結果第2表〜第4表から明らかなように、p
T(5,7にお−いて、カルノシンを含有子る即席コン
ソメスープは、カルノシンを含有しないものに比べ、単
に酸味が強くなるのみで、甘味、こってり感が強くなら
ず、味全体の好ましさも有意な差はなかったのに対し、
pH6,8においては、味の好ましさで有意に好まれ、
また、p)(7,6では酸味は強くならず、甘味、こっ
てり感が有意に強くなり、味の好ましさでも有意に好ま
れた。
実施例2 実施例1の即席コンソメスープの配合のうちカルノシン
をパレニンで置換した即席コンソメスーフヲ調製し、バ
レニンを削除した即席コンソメスープな対照として、実
施例1と同様にパネル20名で3点識別試験法、2点比
較試験法により官能評価を行なった。結果は第5表〜第
8表に示す通りであり、pH5,7,6,8,7,6の
いずれにおいでも、バレニンを含有するものと、しない
ものについては1%、5%の有意水準で識別された。又
、同じパネルを用いて行われた2点比較テストではバレ
ニンの場合も、カルノシンの場合と同様に、pH5・7
のとき、バレニンを含有する即席フンツメスープはバレ
ニンを含有しないものに比し、単に酸味が強くなるのみ
で、甘味、こってり感は強くはならなかった。pH6,
8,7,6では酸味は強くならず、甘味、こってり感が
有意に強くなり、1 味の好ましさでも有意に好まれた。
第5表 3点識別試験法による官能評価結果第7表 p
 H6,81こおける官能評価結果実施例3 M5G30%、カルノシン70チの配合組成からなる調
味料Aを以下の方法で調製した。MSGの結晶にカルノ
シンの微粉末加え、次いで水を当該混合物あたり1〜4
%添加し、混和し、流動乾燥した。
調味料AとM S a /FQJの質の差を以下の方法
で確認した。
ガラス−ブーベースの調製 鶏ガラ5002、豚骨500tに水8gを加え、3時間
煮つめた後、濾加して、6eのガラスープ・ベースを調
整した。
被検試料の調製 上記ガラスープ・ベースに食塩なo、st/di濃度に
なるように加え、さらtこ調味料Aを0.1〜o、ay
/dl濃度tこなるよう1こ加え、溶解し、Na0)I
でpH″を6.71こ調整した。
対照試料の調製 上記ガラスープ・ベースに食塩なo、st/di濃度に
なるように加え、さらにMSGを0.03〜o、xy/
dl濃度になるように加え、溶解し、NJIOHでpH
を6.7に調整した。
試験法 20名のパネルを用いて3点識別試験法及び2点比較法
により官能試験を実施した。結果を第9表及び第10表
に示す。
第9表に示すように、被検試料は、対照試料のMSG濃
度がo、o a t /diのときは識別されなかった
が、対照試料のMSG濃度が0.1f/dlのときは5
チの有意水準でJとれた□。又、2点比較法による味全
体の好ましさでは、対照試料のMSG濃度がo、xt/
diのとき、5%の有意水準で調味料Aを添加した被検
試料が好まれた。
第10表 2点比較法による官能評価結果特許出願人味
の素株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アンセリフ、カルノシン及びバレニンの中から選ばれた
    1種以上のイミダゾール化合物を0.1重量−以上含有
    し、かつpH6,5以上であることを特徴とする改善さ
    れた呈味な有する食品又は調味料の製造法。
JP56143359A 1981-09-11 1981-09-11 改善された呈味を有する食品又は調味料の製造法 Granted JPS5843756A (ja)

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JP2007289145A (ja) * 2006-03-27 2007-11-08 Yaizu Suisankagaku Industry Co Ltd 塩化カリウム含有発酵食品の製造方法

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