JP2012505973A - 高Tgを有するポリマーから得られる繊維またはフォイル、ならびにそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
本出願は、記載内容全体があらゆる目的で本明細書に参照により援用される2008年10月17日に出願された米国仮特許出願第61/106,177号明細書の優先権の利益を主張する。
(aa)溶液の重量を基準にして、少なくとも45重量%、好ましくは少なくとも48重量%、より好ましくは少なくとも50重量%のポリマーと、溶液の重量を基準にして少なくとも20重量%の、ポリマーに対する少なくとも1種類のハロゲン非含有有機溶媒(S1)とを含む溶液を提供するステップと;
(bb)溶液をノズルから押し出すステップと;
(cc)凝固浴であって
(cc1)ポリマーが不溶性である少なくとも1種類の液体(L1)と、場合により
(cc2)有機溶媒(S1)と同一または異種である、ポリマーに対する少なくとも1種類の有機溶媒(S2)と、
を含む凝固浴中に溶液を導入して、繊維またはフォイルを形成するステップと;
を含む方法を提供する。
式中:
− Qは以下の構造:
(式中、Rは:
(式中、n=1〜6の整数である)、あるいは最大6個の炭素原子の線状または分岐の脂肪族の二価の基である);
ならびにそれらの混合物から選択される基であり;
− Arは、以下の構造:
(式中、Rは:
(式中、n=1〜6の整数である)、あるいは最大6個の炭素原子の線状または分岐の脂肪族の二価の基である);
ならびにそれらの混合物から選択される基であり;
− Ar’は、以下の構造:
(式中、Rは:
(式中、n=1〜6の整数である)、あるいは最大6個の炭素原子の線状または分岐の脂肪族の二価の基である);
ならびにそれらの混合物から選択される基である。
本発明のある一実施形態(E1)においては、ポリ(アリールエーテルスルホン)(P3)はポリ(ビフェニルエーテルスルホン)である。
少なくとも1つのエーテル基(−O−)、および少なくとも1つのスルホン基[−S(=O)2−]を含有する1つ以上の式の繰り返し単位(R3)であるポリマーを意味することを意図している。
(式中、R1〜R4は、−O−、−SO2−、−S−、−CO−であり、但し、R1〜R4の少なくとも1つが−SO2−であり、R1〜R4の少なくとも1つが−O−であり;Ar1、Ar2、およびAr3は、6〜24個の炭素原子を含有するアリーレン基であり、好ましくはフェニレンまたはp−ビフェニレンであり;aおよびbは0または1のいずれかである)
の1つ以上であることが好ましい。
などの繰り返し単位(R3*)、およびそれらの混合物で構成されることもできる。
本発明のある一実施形態(E2)においては、ポリ(アリールエーテルスルホン)はポリスルホンである。本発明の目的では、ポリスルホンは、50重量%を超える繰り返し単位が、少なくとも1つのエーテル基(−O−)、少なくとも1つのスルホン基(−SO2−)、および:
で示される少なくとも1つの基を含有する1つ以上の式の繰り返し単位(R3)であるあらゆるポリマーを意味することを意図している。
(ii)一方で、式(M)および(N)の少なくとも1つの繰り返し単位(R3)、他方で:
などの、繰り返し単位(R3)とは異なる繰り返し単位(R3*)、およびそれらの混合物で構成されることができる。
本発明のある一実施形態(E3)においては、ポリ(アリールエーテルスルホン)はポリエーテルスルホンである。
などの、繰り返し単位(R3)とは異なる繰り返し単位(R3*)、およびそれらの混合物の混合物が好都合となる。
本発明の特定の一実施形態(E4)においては、ポリ(アリールエーテルスルホン)はポリイミドエーテルスルホンである。
の式(X)、(Y)および/または(Z)の繰り返し単位(R3)であるポリマーを意味することを意図しており、
式中:
− (Y)および(Z)は、イミド型(X)に対応するアミド酸型であり;
− →は、異性を示しており、任意の繰り返し単位中、矢印が指す基が、図示するように、または変換した位置に存在する場合があり;
− Ar”は、以下の構造:
(式中、結合基は、オルト位、メタ位、またはパラ位にあり、R’は、水素原子または1〜6個の炭素原子を含むアルキル基である)
(式中、Rは、最大6個の炭素原子を含む、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどの脂肪族の二価の基である)
およびそれらの混合物から選択される。
の1つ以上であり、式中:
− Arは、独立して、フェニレン、ビフェニレン、またはナフチレンから選択される二価の芳香族基であり、
− Xは、独立して、O、C(=O)、または直接結合であり、
− nは0〜3の整数であり、
− b、c、d、およびeは0または1であり、
− aは1〜4の整数であり、
− 好ましくは、bが1である場合、dは0である。
(i)50重量%を超える繰り返し単位、好ましくは実質的にすべての繰り返し単位、さらにより好ましくはすべての繰り返し単位が式
である少なくとも1種類のポリ(アリールエーテルケトン)(P2a)と、
(ii)50重量%を超える繰り返し単位、好ましくは実質的にすべての繰り返し単位、さらにより好ましくはすべての繰り返し単位が式
である少なくとも1種類のポリ(アリールエーテルケトン)(P2b)と、場合によりさらに、(iii)ポリ(アリールエーテルケトン)(P2a)および(P2b)とは異なる少なくとも1種類の別のポリ(アリールエーテルケトン)(P2c)とからなる混合物;
特に、(i)すべてではないとしても実質的にすべての繰り返し単位が式(VII)である少なくとも1種類のポリ(アリールエーテルケトン)(P2a)と、(ii)すべてではないとしても実質的にすべての繰り返し単位が式(IX)である少なくとも1種類のポリ(アリールエーテルケトン)(P2b)とからなる混合物;
さらに特に、(i)すべての繰り返し単位が式(VII)である1種類のポリ(アリールエーテルケトン)(P2a)と、(ii)すべての繰り返し単位が式(IX)である1種類のポリ(アリールエーテルケトン)(P2b)とからなる2成分混合物である。
式中:
− Arは:
であり、
であり、n=1、2、3、4、または5であり;
− Rは:
であり、
Y=
であり、n=0、1、2、3、4、または5である。
であり、式中:
− Arは:
であり、
X=
であり、n=1、2、3、4、または5であり;
− Rは:
であり、
Y=
であり、n=0、1、2、3、4、または5である。
(R1B−1)
および/または対応するアミド−アミド酸含有繰り返し単位:
((XIII)中に示される2つのアミド基の芳香環への結合は、1,3および1,4ポリアミド−アミド酸配置を表しているものと理解されたい);
(R1b−2)
および/または対応するアミド−アミド酸含有繰り返し単位:
((XV)中に示される2つのアミド基の芳香環への結合は、1,3および1,4ポリアミド−アミド酸配置を表しているものと理解されたい);ならびに
(R1b−3)
および/または対応するアミド−アミド酸含有繰り返し単位:
((XVII)中に示される2つのアミド基の芳香環への結合は、1,3および1,4ポリアミド−アミド酸配置を表しているものと理解されたい)
から選択される。
(R1c−1)
および
(R1c−2)
から選択される芳香族ポリエーテルイミド類からなり、
式中:
− Arは:
であり、
X=
であり、n=1、2、3、4、または5であり;
− Rは:
である。
および/またはその2つの対応するアミド酸型[式(XIX)および(XX)対、式(XVIII)の全体のイミド型を参照されたい]
である芳香族ポリイミド類である。
自体、および/またはそれらのアミド酸型
である芳香族ポリエーテルイミド類からなり、
式中:
− →は、異性を示しており、任意の繰り返し単位中、矢印が指す基が、図示するように、または変換した位置に存在する場合があり;
− Eは:
(E−i)
(式中、R’は、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を含むアルキル基、アリール、またはハロゲンである);
(E−ii)
(n=1〜6の整数である);
(E−iii)
(式中、R’は、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を含むアルキル基、アリール、またはハロゲンである);
(E−iv)
(式中R’は、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を含むアルキル基、アリール、またはハロゲンである)
から選択され;
Yは:
(Y−i)1〜6個の炭素原子のアルキレン、特に
(式中、n=1〜6の整数である)、
(Y−ii)1〜6個の炭素原子のパーフルオロアルキレン、特に
(式中n=1〜6の整数である)、
(Y−iii)4〜8個の炭素原子のシクロアルキレン;
(Y−iv)1〜6個の炭素原子のアルキリデン;
(Y−v)4〜8個の炭素原子のシクロアルキリデン;
(Y−vi)
(Y−vii)
(Y−viii)
(Y−ix)
(Y−x)
から選択され、
− Ar”は:
(Ar”−i)6〜20個の炭素原子を有する芳香族炭化水素基、およびそれらのハロゲン置換誘導体、またはそれらのアルキル置換誘導体(アルキル置換基は1〜6個の炭素原子を含有する、たとえば:
およびそれらのハロゲン置換誘導体、またはそれらのアルキル置換誘導体(アルキル置換基は1〜6個の炭素原子を含有する);
(Ar”−ii)
(式中、Yは、前述の定義の(Y−i)、(Y−ii)、(Y−iii)、(Y−iv)、(Y−v)、(Y−vi)、(Y−vii)、(Y−viii)、(Y−ix)、および(Y−x)から選択される)、
(Ar”−iii)2〜20個の炭素原子を有するアルキレン基およびシクロアルキレン基、ならびに
(Ar”−iv)末端ポリジオルガノシロキサン類
から選択される。
(式中、Eは前出の定義の通りである)
の任意の芳香族ビス(エーテル無水物)を式
H2N−Ar”−NH2 (XXXVII)
(式中、Ar”は前出の定義の通りである)
のジアミノ化合物と反応させることによって調製することができる。一般に、これらの反応は、周知の溶媒、たとえば、o−ジクロロベンゼン、m−クレゾール/トルエン、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)などを使用して好都合に行うことができ、その中で、約20℃〜約250℃の間の温度において二無水物とジアミンとの間で相互作用が起こる。
− 2,2−ビス[4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物;
− 4,4’−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水物;
− 1,3−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物;
− 4,4’−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物;
− 1,4−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物;
− 4,4’−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノン二無水物;
− 4,4’−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物;
− 2,2−ビス[4(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物;
− 4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水物;
− 4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィド二無水物;
− 1,3−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物;
− 1,4−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物;
− 4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノン二無水物;
− 4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)−4’−(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニル−2,2−プロパン二無水物など;およびこれらの二無水物の混合物が挙げられる。
から選択され、式中、R’は、互いに独立して、1〜6個の炭素原子を含むアルキル基、アリール、またはハロゲンであり;より好ましくは、Eは非置換のm−フェニレンである。
から選択され、式中、Yは、前述の定義の(Y−i)、(Y−ii)、(Y−iii)、(Y−iv)、(Y−v)、(Y−vi)、(Y−vii)、(Y−viii)、(Y−ix)、および(Y−x)から選択される。
式(XXXIX)および(XL)中、→は、異性を示しており、任意の繰り返し単位中、矢印が指す基が、図示するように、または変換した位置に存在する場合がある。
式中:
− (XLII)および(XLIII)は、イミド型(XLI)に対応するアミド酸型であり;
− →は、異性を示しており、任意の繰り返し単位中、矢印が指す基が、図示するように存在する場合もあるし、変換した位置にある場合もあり;
− Ar”は以下の構造:
(式中、結合基は、オルト位、メタ位、またはパラ位に存在し、R’は、水素原子、または1〜6個の炭素原子を含むアルキル基である)、
(式中、Rは、メチレン、エチレン、イソプロピレンなどの最大6個の炭素原子の脂肪族の二価の基である)、
およびそれらの混合物から選択される。
(cc1)ポリマーが不溶性である少なくとも1種類の液体(L1)と、場合により
(cc2)ポリマーが可溶性であり、有機溶媒(S1)と同一または異種である少なくとも1種類の有機溶媒(S2)と、
を含む凝固浴中に、溶液を導入することで、繊維またはフォイルが形成される。
(aa)溶液の重量を基準にして少なくとも45重量%のポリマーと、溶液の重量を基準にして少なくとも20重量%の、ポリマーに対する少なくとも1種類のハロゲン非含有有機溶媒(S1)とを含む溶液を提供するステップと;
(bb)溶液をノズルから押し出すステップと;
(cc)凝固浴であって
(cc1)ポリマーが不溶性である少なくとも1種類の液体(L1)と、場合により
(cc2)有機溶媒(S1)と同一または異種である、ポリマーに対する少なくとも1種類の有機溶媒(S2)と、
を含む凝固浴中に溶液を導入して、繊維またはフォイルを形成するステップと;
を含む方法によって得ることができる、繊維またはフォイルに関する。
V(単位cm3)=100,000πr2となり、繊維の半径rはcmの単位で表している。
テックス=ρ100,000πr2であり、式中、ρはg/ccの単位でのポリマーの比重であり、0.1デシテックス=1テックスであるので、
繊維dtex(デシテックス)=ρ1,000,000πr2となり、式中、ρはg/ccの単位でのポリマーの比重である。
多孔度Φ(間隙分率)=VV/VB=1−(実際のdtex/理論dtex)。
Mn(数平均分子量)=2,000,000/(全末端基濃度)、およびMw(重量平均分子量)=4,000,000/(全末端基濃度)、
が導かれ、ここで全末端基濃度は、ポリマー1g当たりのマイクロモル当量の単位で測定される。したがって、特定のポリマー分子量に的を絞ると、全末端基濃度が固定される。簡単に述べると、分子量および全末端基濃度は逆相関しているので、末端基濃度を増加させる唯一の方法は、より低い分子量を生成することにもなる。
本発明により使用されるポリマーの合成の一例として、特に好適なポリ(アリールエーテルスルホン)類の合成を、好ましくは実験室規模で使用される以下の一般手順により説明する。
500mlの4口丸底フラスコの中央の口に、ステンレス鋼パドルに取り付けられたオーバーヘッド撹拌機を取り付ける。Dean−Starkトラップおよび水冷冷却器が取り付けられたClaisenアダプタを側方の口の1つに取り付け、温度制御装置に取り付けられた熱電対温度計をClaisenアダプタから反応器に挿入する。ガス流入管およびストッパーを丸底フラスコの別の口に取り付ける。反応器は、温度制御装置に接続されたヒーターが取り付けられた油浴中に入れる。
以下の紡糸例においては、室温においてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)測定によってポリスチレン標準物質を使用して測定した重量平均分子量が40,200である化学構造
を有するポリ(エーテルスルホン)(PES)を使用した。滴定によって測定したヒドロキシル末端基濃度は91μeq/g(マイクロ当量/グラム)であり、塩素末端基濃度を求めると10μeq/gであった。Flory & Stockmeyerの重縮合理論によると、この末端基濃度は、重量平均分子量が39601(4,000,000/101)であることを示しており、GPCによる測定値とよく一致している。さらに留意すべきこととして、この材料は、設計によって、反応性OH末端基を設計によって優先的に有する。一般に、これらのOH末端基は、繊維製造プロセス中に実質的に破壊されることなく残存することが重要である。
紡糸ドープは、20〜110℃の温度で熱的に安定した容器中に保管される。約2barの圧力が紡糸ドープに加えられることで、紡糸ドープが定量ポンプまで移動する(V=6cm3)。このドープは、約10μmメッシュサイズの濾材で濾過され、直接または空隙(0.5〜10cm)の空隙を介するかのいずれかで、紡糸管(紡糸口金)から凝固浴中に押し出される。使用した紡糸口金は、40〜150μmの外周を有する1〜500個の孔を有した。典型的な大きさの1つは、100個の孔で、それぞれの外周が60μmであった。ドープを紡糸口金から押し出す手段は特に限定されない。しかし溶融ポンプを併用した押出機を使用することが好ましい。紡糸ドープの注入速度Vdie[m/分]は、紡糸例に示されるようにさまざまである。
凝固浴長さの20〜120cmで変動し、凝固温度Tは10〜90℃で変動する。純水、水/DMFの50:50%混合物、および純イソプロパノールを凝固剤として使用した。
第1のローラーから、繊維は第2のローラーに移動する(速度V2[m/分])。第1のローラーおよび第2のローラーとの間の空間は延伸方向にある。実施例における延伸の程度は0〜169%で変動し、これは異なるV1/V2比によって調節される。延伸は、空気中または温水浴(80cmの長さ)中95℃において行われる。
第2のローラーから、繊維は、通常はV2に等しい紡糸速度V3で回転する第3のローラーまで移動する。一般に95℃の純水が使用される洗浄浴が、第2のローラーと第3のローラーの間に位置している。
洗浄ゴデットの後には、帯電防止仕上げ剤が塗布される(亜リン酸エステル塩の0.5%溶液)仕上げ浴が続く。
仕上げ処理の後、繊維(モノフィラメントまたはマルチフィラメントのいずれか)はボビン上に巻き取られ、空気下で乾燥されるか、または加熱ファンネル(160℃〜220℃、長さ1.5〜3m)に通して乾燥され、続いてローラー4(速度V5)の後で巻き取られる。乾燥中に繊維を収縮させるためにV5<V4であってよいし(0.1〜20%)、乾燥中の収縮を最小限にするためにV5>V4であってもよい(1〜30%)。このような乾燥方法は当業者には周知である。
前述のポリ(エーテルスルホン)を、27.5%〜40%の範囲の濃度(実施例C1〜C5)、および50%の濃度(実施例1および2)でDMA中に溶解させ、表1に示す種々の凝固溶媒中で処理した。空隙は空気で満たした。凝固浴の温度は、表1に示すように室温(RT)または60℃のいずれかであった。実施例C1〜C5は、種々の凝固浴組成およびポリマー組成を試みたが、繊維は弱く破断時伸びが少なく、材料の脆性を明確に示している。50%ポリマー濃度の利点は、表1の実施例1〜3のデータに示されており、150%を超える破断時伸びを有する繊維が得られたことを示しており、大きな改善である。「14BD」はブタン−1,4−ジオールの略記である。
実施例4〜6は、表2に記載される相違点を除けば実施例1〜3と同様に行った。実施例4〜6は、強い繊維を得ることができる方法を示している。特に強い繊維ではテナシティ>10cN/texとなる。当業者には明らかなように、低ポリマー濃度から製造された場合のように(実施例C1〜C5)、繊維が脆い場合には、繊維を延伸することができない。実施例4〜6は、本発明の方法によって強い繊維を製造できることを示している。これらの実施例は最大167%の延伸を示しているが、当業者は、より高い延伸比によって改善された性質を得ることができることを理解している。特に実施例4および6に示されるように高多孔度の高テナシティ繊維が製造されたことが特に興味深い。
実験7〜14は、表3に記載される相違点を除けば実施例1〜6と同様に行った。実施例7〜14は、延伸が、より高強度(テナシティ)の繊維の形成に実質的に寄与することを示す。さらに、延伸およびジェット延伸の効果は、得られたPES繊維の機械的性質を考慮することによって示すことができる。
Claims (19)
- ポリ(アリールエーテルスルホン)(PAES)、ポリ(アリールエーテルケトン)(PAEK)、および芳香族ポリイミドからなる群から選択され高Tgを有する、少なくとも1種類の場合により官能化されたポリマーを含む繊維またはフォイルの製造方法であって、
(aa)溶液の重量を基準にして、少なくとも45重量%の前記ポリマーと、前記溶液の重量を基準にして少なくとも20重量%の、前記ポリマーに対する少なくとも1種類のハロゲン非含有有機溶媒(S1)とを含む溶液を提供するステップと;
(bb)前記溶液をノズルから押し出すステップと;
(cc)凝固浴であって
(cc1)前記ポリマーが不溶性である少なくとも1種類の液体(L1)と、場合により
(cc2)前記有機溶媒(S1)と同一または異種である、前記ポリマーに対する少なくとも1種類の有機溶媒(S2)と、
を含む凝固浴中に前記溶液を導入して、繊維またはフォイルを形成するステップと;
を含む、方法。 - 前記少なくとも1種類の液体(L1)が、水および/またはC1〜C15一価または多価アルコールである、請求項1に記載の方法。
- 前記溶媒(S1)および/または前記溶媒(S2)が、DMF、DMA、NMPおよびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記ノズルと前記凝固浴との間に、0.2cm〜20cmの空隙が使用される、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノズルが前記凝固浴中に入っている、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
- ステップ(cc)で得た前記繊維またはフォイルを延伸するステップ(dd)をさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
- ステップ(cc)で得た前記繊維またはフォイルが5%〜300%だけ延伸される、請求項6に記載の方法。
- ポリ(アリールエーテルスルホン)(PAES)、ポリ(アリールエーテルケトン)(PAEK)、および芳香族ポリイミドからなる群から選択され高Tgを有する、少なくとも1種類の場合により官能化されたポリマーを含む繊維またはフォイルであって、
(aa)溶液の重量を基準にして、少なくとも45重量%の前記ポリマーと、前記溶液の重量を基準にして少なくとも20重量%の、前記ポリマーに対する少なくとも1種類のハロゲン非含有有機溶媒(S1)とを含む溶液を提供するステップと;
(bb)前記溶液をノズルから押し出すステップと;
(cc)凝固浴であって
(cc1)前記ポリマーが不溶性である少なくとも1種類の液体(L1)と、場合により
(cc2)前記有機溶媒(S1)と同一または異種である、前記ポリマーに対する少なくとも1種類の有機溶媒(S2)と、
を含む凝固浴中に前記溶液を導入して、繊維またはフォイルを形成するステップと;
を含む方法によって得ることができる、繊維またはフォイル。 - 前記少なくとも1種類の液体(L1)が、水および/またはC1〜C15一価または多価アルコールである、請求項8に記載の繊維またはフォイル。
- ポリ(アリールエーテルスルホン)(PAES)、ポリ(アリールエーテルケトン)(PAEK)、および芳香族ポリイミドからなる群から選択され高Tgを有する、少なくとも1種類の場合により官能化されたポリマーを含む繊維またはフォイルであって、多孔質コアを含み、間隙空間の体積VVと、固体成分および間隙成分を含めた前記繊維の全(かさ)体積VBとの間の比として定義される多孔度Φが少なくとも5%であり;
(a)テナシティ≧6cN/tex、および/または
(b)破断時伸び≧150%を有する、
繊維またはフォイル。 - テナシティ≧7cN/texを有する、請求項10に記載の繊維またはフォイル。
- 破断時伸び≧200%を有する、請求項10に記載の繊維またはフォイル。
- 高Tgを有する前記ポリマーが、1つ以上の官能基で官能化される、請求項10から12のいずれか1項に記載の繊維またはフォイル。
- ポリ(アリールエーテルスルホン)(PAES)、ポリ(アリールエーテルケトン)(PAEK)、および芳香族ポリイミドからなる群から選択され高Tgを有する、少なくとも1種類の場合により官能化されたポリマーを含む繊維またはフォイルであって、
テナシティ≧12CN/tex、および/または
破断時伸び≧60%
を有する、繊維またはフォイル。 - テナシティ>12CN/tex、および破断時伸び≦180%を有する、請求項14に記載の繊維またはフォイル。
- テナシティ4.8〜9,5CN/tex、および破断時伸び≧100%を有する、請求項14に記載の繊維またはフォイル。
- 前記ポリマーの重量平均分子量が5,000〜120,000の範囲内である、請求項8から16のいずれか1項に記載の繊維またはフォイル。
- 前記ポリマーがポリ(アリールエーテルスルホン)(PAES)である、請求項8から17のいずれか1項に記載の繊維またはフォイル。
- 前記ポリマーが、アミン基またはヒドロキシ基によって末端が官能化されているポリマー鎖を含む、請求項8から18のいずれか1項に記載の繊維またはフォイル。
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