JP2012244816A - 耐火性配線ボックス及びシート材 - Google Patents
耐火性配線ボックス及びシート材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012244816A JP2012244816A JP2011113807A JP2011113807A JP2012244816A JP 2012244816 A JP2012244816 A JP 2012244816A JP 2011113807 A JP2011113807 A JP 2011113807A JP 2011113807 A JP2011113807 A JP 2011113807A JP 2012244816 A JP2012244816 A JP 2012244816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring box
- wall
- sheet material
- box
- wiring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
【解決手段】耐火性配線ボックス1は、合成樹脂製の配線ボックス10と、この配線ボックス10の周壁の外面全体を覆うように貼着され、固定ビス又はケーブルが貫通可能な厚さで形成されたアルミニウムからなるシート材30とから形成されている。
【選択図】図1
Description
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記シート材は、建築基準法の不燃性を有する金属からなることを要旨とする。
図1に示すように、耐火性配線ボックス1は、壁裏に設置される配線ボックス10と、この配線ボックス10の外面全体を覆うように貼着されるシート材30とから構成されている。
図7に示すように、壁Wは、造営材としての柱Hと、柱Hの前後両面に立設される一対の石膏ボード製の壁材W1(図7では一枚の壁材W1のみ図示)とによって構成されている。また、一対の壁材W1の間には中空部W2が形成されるとともに、中空部W2には発泡ポリスチレン板やグラスウール、硬質発泡ウレタン板等の断熱部材(図示せず)が設けられている。
図1及び図2に示すように、配線ボックス10は合成樹脂製であるとともに、矩形板状の底壁11と、この底壁11の周縁から立設された四つの側壁12a〜12dとから前面(一面)に開口13を有する有底四角箱状に形成されている。そして、底壁11及び側壁12a〜12dにより配線ボックス10の周壁が形成されている。なお、以下の説明において、図1及び図2の上下に対向する側壁を上側壁12a及び下側壁12bとし、図1及び図2の左右に対向する側壁を右側壁12c及び左側壁12dとする。
図3に示すように、シート材30は、建築基準法施行令第108条のニで定める技術的基準に適合する不燃材料からなり、本実施形態では略十字状の薄いシート状をなすアルミニウムからなる。また、シート材30の裏面には糊が塗布され、シート材30の裏面は、配線ボックス10の周壁に貼着される貼着面となっている。
図6に示すように、まず、当接部21が柱Hの側面に当接するように耐火性配線ボックス1を配置する。このとき、図7において拡大して示すように、柱Hの側面に突起22が食い込むため、柱Hの側面に沿った耐火性配線ボックス1の移動が規制される。続いて、図6に示すように、配線ボックス10の挿通孔16に固定ビスBを挿通する。挿通孔16を通過した固定ビスBは、シート材30の左側被覆部35を貫通する。すなわち、シート材30は、固定ビスBが貫通可能な厚さで形成されている。そして、シート材30の左側被覆部35を貫通した固定ビスBを柱Hに強制的に螺入する。すると、耐火性配線ボックス1が柱Hに固定される。
火災等の発生時、合成樹脂製の配線ボックス10は耐火性を有していないため、火災により燃焼し易い。しかしながら、アルミニウムにより形成されたシート材30は簡易的な耐火性を有しているため燃焼し難く、火災により配線ボックス10が燃焼したとしても、このシート材30により、壁W裏に火炎が流入してしまうことが抑制される。
(1)耐火性配線ボックス1を、合成樹脂製の配線ボックス10と、この配線ボックス10の周壁の外面全体を覆うように貼着され、固定ビスB又はケーブルCが貫通可能な厚さで形成されたアルミニウムからなるシート材30とで形成した。例えば、配線ボックス自体を金属製にすることで、配線ボックス自体に耐火性を有することができるが、配線ボックス自体を金属材料製にすると、本実施形態の配線ボックス10に設けられた磁石保持部20及びビス保持部18を形成する場合、金属を加工して形成しなければならない分だけ手間が掛かり、又、コストも嵩む。しかし、本実施形態によれば、配線ボックス10を合成樹脂材料で形成し、この配線ボックス10の周壁の外面全体を覆うように貼着されるシート材30をアルミニウムで形成した。このため、合成樹脂製の配線ボックス10を採用しながらも、シート材30により簡易的な耐火性を確保することができ、壁W裏に火炎が流入してしまうことを抑制することができる。
○ 図10に示すように、ケーブル挿通孔14に配管51が取り付けられていてもよい。この場合、まず、図8に示すように、右側被覆部34の上端部における切り込み34aよりも内側の部位を、切り込み34aに沿うようにしてめくり上げる。続いて、図9に示すように、貼付部32aをめくり上げる。このとき、貼付部32aの一部分が上側被覆部32に連結されている。その後、ケーブル挿通孔14のリブ14a(図1参照)を除去する。
○ 実施形態において、シート材30は不燃材料であるアルミニウムにより形成されていたが、これに限らず、例えば、その他の不燃材料であるステンレスにより形成されていてもよい。
Claims (5)
- 底壁と、該底壁の周縁から立設された側壁とからなる周壁により前面に開口を有する有底箱状に形成されるとともに壁裏に設置され、壁を構築する造営材に固定される合成樹脂製の配線ボックスと、
前記配線ボックスの周壁の外面全体を覆うように貼着され、前記配線ボックスを前記造営材に固定する固定部材又はケーブルが貫通可能な厚さで形成された金属からなるシート材とからなることを特徴とする耐火性配線ボックス。 - 前記配線ボックスの側壁の外面には、壁裏での設置状態で前記造営材の側面に当接する当接部が設けられるとともに、前記当接部には前記造営材に食い込む突起が設けられ、
前記シート材は、前記突起に対応して変形して前記シート材の表面に前記突起が現れ得る柔軟性を有する厚さで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の耐火性配線ボックス。 - 前記配線ボックスは電気的絶縁性を有する合成樹脂からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の耐火性配線ボックス。
- 前記シート材は、建築基準法の不燃性を有する金属からなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の耐火性配線ボックス。
- 底壁と、該底壁の周縁から立設された側壁とからなる周壁により前面に開口を有する有底箱状に形成されるとともに壁裏に設置され、壁を構築する造営材に固定される合成樹脂製の配線ボックスの周壁の外面全体を覆うように貼着され、前記配線ボックスを前記造営材に固定する固定部材又はケーブルが貫通可能な厚さで形成された金属からなることを特徴とするシート材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011113807A JP2012244816A (ja) | 2011-05-20 | 2011-05-20 | 耐火性配線ボックス及びシート材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011113807A JP2012244816A (ja) | 2011-05-20 | 2011-05-20 | 耐火性配線ボックス及びシート材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012244816A true JP2012244816A (ja) | 2012-12-10 |
Family
ID=47465926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011113807A Pending JP2012244816A (ja) | 2011-05-20 | 2011-05-20 | 耐火性配線ボックス及びシート材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012244816A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014108551B3 (de) * | 2014-06-17 | 2015-08-27 | Svt Brandschutz Vertriebsgesellschaft Mbh International | Brandschutz für Hohlwanddosen |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07298449A (ja) * | 1994-04-18 | 1995-11-10 | Furukawa Techno Material:Kk | 防火型アウトレットボックス |
JP2002209321A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 埋込型ボックスの防耐火構造 |
JP2003041683A (ja) * | 2001-05-23 | 2003-02-13 | Furukawa Techno Material Co Ltd | 中空壁の配線ボックス設置箇所の遮音・防火構造及び処理方法 |
JP2010119219A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Mirai Ind Co Ltd | 配線ボックス及び配線ボックス装置 |
-
2011
- 2011-05-20 JP JP2011113807A patent/JP2012244816A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07298449A (ja) * | 1994-04-18 | 1995-11-10 | Furukawa Techno Material:Kk | 防火型アウトレットボックス |
JP2002209321A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Sekisui Chem Co Ltd | 埋込型ボックスの防耐火構造 |
JP2003041683A (ja) * | 2001-05-23 | 2003-02-13 | Furukawa Techno Material Co Ltd | 中空壁の配線ボックス設置箇所の遮音・防火構造及び処理方法 |
JP2010119219A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Mirai Ind Co Ltd | 配線ボックス及び配線ボックス装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014108551B3 (de) * | 2014-06-17 | 2015-08-27 | Svt Brandschutz Vertriebsgesellschaft Mbh International | Brandschutz für Hohlwanddosen |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6085378B2 (ja) | 耐火カバー、耐火カバーを有する耐火性配線ボックス及び耐火性配線ボックスの設置構造 | |
JP4420865B2 (ja) | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火壁へのボックス類の配設構造に使用する耐火材シート | |
JP2012244816A (ja) | 耐火性配線ボックス及びシート材 | |
JP2006254571A (ja) | 電気接続ボックス及び電気接続ボックス用ボックスカバー | |
JP6388171B2 (ja) | 被覆材固定金具及び被覆材の固定構造 | |
JP2015048616A (ja) | 面材の保持構造及び建具 | |
KR100946912B1 (ko) | 단열 및 화재예방을 위한 벽체 시공방법 | |
JP4927797B2 (ja) | 配線ボックス用耐火処理部材 | |
JP2008228480A (ja) | ボックスカバー | |
JP5813579B2 (ja) | 耐火ボックス体及び耐火ボックス体の配置構造 | |
JP5823852B2 (ja) | 耐火性配線ボックス | |
JP6147036B2 (ja) | 壁の耐火構造 | |
JP5757553B2 (ja) | 床下断熱構造 | |
JP5848048B2 (ja) | 耐火遮煙ボックス及び耐火遮煙構造 | |
JP6212166B2 (ja) | 遮音カバー及び遮音構造 | |
JP5354813B2 (ja) | 耐火壁へのボックス類の配設構造及び耐火壁へのボックス類の配設構造に使用する耐火材シート | |
JP5745924B2 (ja) | 耐火構造及び耐火性ブロック体 | |
JP6138637B2 (ja) | 配線ボックス、遮音材、及び中空壁における配線ボックスの設置箇所の遮音方法 | |
JP2015010448A (ja) | 建物の防湿構造 | |
JP5758694B2 (ja) | 耐火ボックス | |
JP5977075B2 (ja) | 遮音カバー | |
JP2017198230A (ja) | 断熱パネル | |
JP2016007304A (ja) | 防煙垂壁および防煙垂壁の施工方法 | |
JP2015100402A (ja) | 防煙垂れ壁 | |
JP2014075886A (ja) | 電線管コネクタ用耐火部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20131216 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140130 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150728 |