JP5823852B2 - 耐火性配線ボックス - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の耐火性配線ボックスにおいて、前記シート材は、金属層と、粘性材料からなる粘着層とを積層して形成されることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の耐火性配線ボックスにおいて、前記耐火性配線ボックスには、ケーブルを挿通するケーブル挿通孔が形成され、前記ケーブル挿通孔は前記シート材で隙間なく覆われてなることを要旨とする。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、耐火性配線ボックス1は、壁W裏に設置される配線ボックス10と、この配線ボックス10を覆うカバーとしての耐火カバー30とから構成されている。
図8(a)に示すように、壁Wは、造営材としての柱Hと、柱Hの前後両面に立設される一対の壁材W1(図8(a)では一枚の壁材W1のみ図示)とによって構成されている。壁材W1は、石膏ボード製である。また、一対の壁材W1の間には中空部W2が形成されるとともに、中空部W2には発泡ポリスチレン板やグラスウール、硬質発泡ウレタン板等の断熱部材(図示せず)が設けられている。
図1に示すように、配線ボックス10は、矩形板状の底壁11と、この底壁11の周縁から立設された四つの側壁12a〜12dとから前面(一面)に開口13を有する有底四角箱状に形成されている。そして、底壁11及び側壁12a〜12dにより配線ボックス10の周壁が形成されている。なお、以下の説明において、図1の上下に対向する側壁を上側壁12a及び下側壁12bとし、図1の左右に対向する側壁を右側壁12c及び左側壁12dとする。配線ボックス10は、合成樹脂製である。
耐火カバー30は、前面(一面)に開口31aを有する有底四角箱状に形成されたカバー本体31を備えている。カバー本体31は、金属材料製である。また、カバー本体31は、矩形板状の底壁32と、この底壁32の周縁から立設された四つの側壁32a〜32dとから形成されてなる。そして、底壁32及び側壁32a〜32dによりカバー本体31の周壁が形成されている。さらに、カバー本体31は、底壁32及び側壁32a〜32dによって囲み形成されて配線ボックス10を収容可能とする収容空間33を有する。なお、以下の説明において、図1の上下に対向する側壁を上側壁32a及び下側壁32bとし、図1の左右に対向する側壁を右側壁32c及び左側壁32dとする。
以下、シート材35について、図1又は図3に従って説明する。
貫挿孔38は、シート材35により耐火カバー30の内面から被覆され、貫挿孔38がシート材35によって隙間なく覆われることになる。
図2に示すように、配線ボックス10を収容空間33に向けて強制的に押し込むようにして挿入する。すると、配線ボックス10が、各位置決め片36,37の先端面36a,37aの間に挟持された状態になり、配線ボックス10における収容空間33での左右方向への移動が規制される。さらに、位置決め突出部40と嵌合凹部21とが嵌合することで、配線ボックス10における収容空間33での上下方向への移動が規制される。その結果、配線ボックス10が収容空間33において位置決めされる。
まず、図4に示すように、空間K1にドライバーDを挿入するとともに、図5に示すように、ドライバーDの基端側を下側壁32b側に回動させることで、ドライバーDの先端部をノック部34aに押し当ててノック部34aを除去して、上側壁32aにケーブル貫挿孔34を一つ開口させる。空間K1は、ノック部34aを除去するために必要な空間になっている。
火災等の発生時、合成樹脂製の配線ボックス10は耐火性を有していないため、火災により燃焼し易い。しかしながら、金属製の耐火カバー30は耐火性を有しているため燃焼し難く、火災により配線ボックス10が燃焼したとしても、この耐火カバー30により、壁W裏に火炎、煙、有毒ガス等が流入してしまうことが阻止される。さらに、耐火カバー30の貫挿孔38は、金属製のシート材35で耐火カバー30の内側から被覆されているため、耐火カバー30内に流入した火炎、煙、有毒ガス等が、貫挿孔38を介して壁W裏に流入してしまうことが抑制される。
(1)耐火性配線ボックス1を、合成樹脂製の配線ボックス10と、該配線ボックス10の全周壁の外面を覆う金属製の耐火カバー30とで構成した。そして、耐火カバー30の貫挿孔38を、固定ビスBが突き破り可能な厚さで形成された金属からなるシート材35で隙間なく覆った。これによれば、貫挿孔38がシート材35で覆われているため、貫挿孔38を介して壁W裏に火炎、煙、有毒ガスなどが流入してしまうことを阻止することができる。
次に、本発明を耐火性配線ボックスに具体化した第2の実施形態を図9に従って説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
金属製の配線ボックス50としたことで、配線ボックス50自体が火災によって消失し難い。さらに、配線ボックス50の挿通孔51が、配線ボックス50の内側から、金属製のシート材35で被覆されているため、配線ボックス50内に流入した火炎、煙、有毒ガス等が、挿通孔51を介して壁W裏に流入してしまうことが抑制される。
(15)金属製の配線ボックス50そのもので、耐火性配線ボックス2を形成した。そして、金属製の配線ボックス50の挿通孔51を、固定ビスBが突き破り可能な厚さで形成された金属からなるシート材35で隙間なく覆った。これによれば、挿通孔51がシート材35で覆われているため、挿通孔51を介して壁W裏に火炎、煙、有毒ガスなどが流入してしまうことを阻止することができる。
○ 第2の実施形態において、配線ボックス50を直接、柱に取り付けても良い。この場合、配線ボックス50の左側壁12dに固定ビスBが挿通される挿通孔を形成し、左側壁12dの内面から、挿通孔を覆うようにシート材35を貼着すれば良い。
○ 第1の実施形態において、位置決め突出部40を削除してもよい。
○ 第1の実施形態において、例えば、配線ボックス10の左側壁12dの外面121dに、貫挿孔38の周縁部に係止する係止突起を設けて貫挿孔38の周縁部に係止突起を係止させることで配線ボックス10を収容空間33において位置決めしてもよい。
○ 第1の実施形態において、各貫挿孔38が、配線ボックス10が収容空間33に収容された状態において、各挿通孔16に対応する位置に設けられていなくてもよい。
○ 第1の実施形態において、フランジ41を削除してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(ハ)前記配線ボックスを強度の高い金属で構成する一方で、前記シート材を、前記配線ボックスを構成する金属よりも強度の低い金属で構成した請求項2に記載の耐火性配線ボックス。
Claims (5)
- 壁裏に設置される造営材に直接又は支持具を介して固定される耐火性配線ボックスであって、
合成樹脂製の配線ボックスと、前記配線ボックスの全周壁の外面を覆う金属製のカバーと、を備え、
前記カバーには、前記造営材又は前記支持具に前記配線ボックスを固定するための固定部材が挿通される貫挿孔が形成され、前記貫挿孔は前記固定部材が突き破り可能な厚さで形成された金属からなるシート材で隙間なく覆われてなり、
前記配線ボックスには、前記固定部材が挿通される挿通孔が形成され、前記配線ボックスが前記カバーに収容された状態において、前記貫挿孔が前記挿通孔に対応する位置に設けられている、耐火性配線ボックス。 - 前記シート材は、建築基準法に定めた不燃性を有する金属からなる請求項1に記載の耐火性配線ボックス。
- 前記シート材は、金属層と、粘性材料からなる粘着層とを積層して形成される請求項1又は請求項2に記載の耐火性配線ボックス。
- 前記貫挿孔は、長孔状である請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の耐火性配線ボックス。
- 前記耐火性配線ボックスには、ケーブルを挿通するケーブル挿通孔が形成され、前記ケーブル挿通孔は前記シート材で隙間なく覆われてなる請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の耐火性配線ボックス。
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