JP5106890B2 - ボックスカバー - Google Patents

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Description

本発明は、遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備えたボックスカバーに関する。
建築物の壁としての軽量間仕切壁は、軽量形鋼材を立設し、該軽量形鋼材を挟むようにして壁材(例えば、石膏ボード)を立設することで構築される。軽量間仕切壁は、対となる壁材の間に中空部が形成されており、軽量間仕切壁は中空壁となっている。この軽量間仕切壁に配線器具を設置するため、軽量間仕切壁の壁裏側に、前面に開口を有する有底四角箱状の配線ボックスが設置される。この配線ボックスを用いた配線器具の設置は以下のように行われる。すなわち、軽量間仕切壁の構築前(壁材の立設前)、軽量形鋼材に配線ボックスを固定し、該配線ボックス内にケーブルを引き込んでおく。壁材の立設後、該壁材において配線ボックスの開口と対応する位置に貫通孔を形成し、該貫通孔からケーブルを壁表側に引き出した後、ケーブルに対する配線器具の接続作業が行われ、配線器具を壁材に取り付けることで配線器具が軽量間仕切壁に設置される。
上記のように構築された軽量間仕切壁においては、配線ボックスが設置された箇所となる貫通孔を通して音が漏れ、遮音性が低下するという問題があった。そこで、特許文献1には、配線ボックスが設置された箇所における遮音性を向上させた構造が開示されている。この構造は、配線ボックスの外面、内面又は内外両面を遮音性を有するシート状耐熱シール材で覆い、該配線ボックスを設置することで形成されている。具体的には、配線ボックスは、シート状耐熱シール材で外面が覆われた状態で、造営材に固定された支持金具にボルトナットにより固定されている。また、シート状耐熱シール材の前端縁は、貫通孔の周りで壁材の裏面に接触している。このため、壁材と配線ボックスとの間の隙間がシート状耐熱シール材で塞がれ、配線ボックスの設置箇所の遮音性が向上するようになっている。
特開2003−41683号公報
ところが、特許文献1に開示の遮音性を向上させた構造は、シート状耐熱シール材が予め取り付けられた配線ボックスを支持金具を用いて造営材に固定することで形成される。すなわち、配線ボックスは、シート状耐熱シール材とともに軽量間仕切壁に対して位置決め固定されてしまう。このため、配線ボックス内にケーブルを配線する作業を行う際、配線ボックスに形成されたケーブル挿通用の孔を閉鎖する円板を取り除き、さらに、シート状耐熱シール材においてケーブル挿通用の孔に対応する部位を切除する作業を、支持金具に固定された配線ボックスに対して行わなければならず、ケーブルの配線作業が非常に行いにくいものであった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、遮音性を向上させるように配線ボックスを設置する作業において、ケーブルの配線作業を容易に行うことができるボックスカバーを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、該カバー本体と一体に設けられ、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備え、前記壁裏に設置される前記カバー本体には、配線器具を取り付けるために一面に開口を有する箱状をなす配線ボックスを前記開口部から収容可能とし、かつ収容された配線ボックス全体を覆う大きさに形成された収容部と、該収容部に対して前記配線ボックスを着脱可能としつつ収容部内での配線ボックスの移動を規制する移動規制手段とが設けられ、前記収容部は、該収容部に収容される配線ボックスの外形形状と対応し、配線ボックスを嵌め込み可能な大きさに形成されており、前記カバー本体に前記配線ボックスが移動規制された状態で収容され、該カバー本体の前記開口部の周縁は壁裏面に圧接するように取り付けられることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、該カバー本体と一体に設けられ、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備え、前記壁裏に設置される前記カバー本体には、配線器具を取り付けるために一面に開口を有する箱状をなす配線ボックスを前記開口部から収容可能とし、かつ収容された配線ボックス全体を覆う大きさに形成された収容部と、該収容部に対して前記配線ボックスを着脱可能としつつ収容部内での配線ボックスの移動を規制する移動規制手段とが設けられており、前記カバー本体には、前記開口部の全周からカバー本体の外方に向けて延びるフランジが形成され、該フランジはカバー本体の底部側又は底部から離れる側に向けて傾倒可能に形成され、前記カバー本体に前記配線ボックスが移動規制された状態で収容され、該カバー本体の前記開口部の周縁は壁裏面に圧接するように取り付けられることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、該カバー本体と一体に設けられ、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備え、前記壁裏に設置される前記カバー本体には、配線器具を取り付けるために一面に開口を有する箱状をなす配線ボックスを前記開口部から収容可能とし、かつ収容された配線ボックス全体を覆う大きさに形成された収容部と、該収容部に対して前記配線ボックスを着脱可能としつつ収容部内での配線ボックスの移動を規制する移動規制手段とが設けられており、前記移動規制手段は、前記カバー本体の底部と配線ボックスの底壁との間に形成される嵌合関係よりなり、前記カバー本体に前記配線ボックスが移動規制された状態で収容され、該カバー本体の前記開口部の周縁は壁裏面に圧接するように取り付けられることを要旨とする。
本発明によれば、遮音性を向上させるように配線ボックスを設置する作業において、ケーブルの配線作業を容易に行うことができる。
以下、本発明を具体化したボックスカバーの一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
まず、配線ボックス11について説明する。図1に示すように、配線ボックス11は、合成樹脂材料により一面に開口を有する有底四角箱状に形成されている。詳細には、配線ボックス11は、長方形状をなす底壁12と、該底壁12の周縁から立設された四つの側壁13a〜13dとから形成されている。なお、以下の説明において、図1の上下に対向する短側壁を上側壁13a及び下側壁13bとし、図1の右左に対向する長側壁を右側壁13c及び左側壁13dとする。全ての側壁13a〜13dの開口側の端面は同一平面上に位置し、全ての端面が位置する平面によって配線ボックス11の開口面H1が形成されている(図1の2点鎖線参照)。
上側壁13a及び下側壁13bには、ケーブル挿通孔15が二つずつ形成されている。一方のケーブル挿通孔15はノック部14によって閉鎖され、他方のケーブル挿通孔15にはノック部14が形成されず開放されている。また、上側壁13a及び下側壁13bの内面には、配線器具42(図8参照)を配線ボックス11に取り付けるために用いられるボス部19が形成されている。右側壁13cの外面には、右側壁13cに対する正面視で略長方形状をなす当接座部17が突設され、該当接座部17にはビス孔18が複数(実施形態では三つ)形成されている。また、底壁12において、該底壁12の長辺方向の中間位置には、移動規制手段としての二つの嵌合孔12aが底壁12の短辺方向に併設されている。
次に、ボックスカバー20について説明する。ボックスカバー20は、一面に開口部20aを有する有底四角箱状に形成されたカバー本体21と、該カバー本体21に一体化された固定部31とを備えている。カバー本体21は、遮音性材料たる特殊オレフィン系発泡材や高比重エラストマーによって形成されている。カバー本体21は、長方形状に形成された底部22と、該底部22の周縁から立設された周壁23とが一体に成形されてなり、底部22と周壁23によって囲み形成された収容部24を有する。そして、周壁23の先端が位置する平面をカバー本体21の開口面H2とし、前記開口部20aは、周壁23に囲み形成されるとともに開口面H2に開口している(図4参照)。カバー本体21には、底部22及び周壁23を貫通する透孔やスリット等が形成されておらず、カバー本体21の外側から内側、又は内側から外側への音を遮る機能を有している。
図2及び図4に示すように、周壁23は底部22から開口部20aに向かうに従い、長辺方向及び短辺方向へ開口幅を広げるように形成され、収容部24は底部22から開口部20aに向かうに従い広がるように形成されている。また、図2に示すように、収容部24は、開口部20aから収容部24内に配線ボックス11を収容可能とし、収容部24に収容された配線ボックス11の外面全体を覆う大きさに形成されている。収容部24の大きさは、収容部24に配線ボックス11が収容された状態では、配線ボックス11の上側壁13a、下側壁13b、左側壁13d、及び右側壁13cにおける当接座部17の外面が、対向する周壁23の内面に当接し、収容部24内での配線ボックス11の上下左右方向への移動が規制されるような大きさに設定されている。よって、収容部24は、その正面視における大きさが、配線ボックス11の外形形状に対応し、配線ボックス11を嵌め込み可能な大きさに設定されている。
また、収容部24の深さは、配線ボックス11の底壁12をカバー本体21の底部22に当接させた状態では、配線ボックス11の開口側が周壁23の先端から突出しないように設定されている。すなわち、収容部24の深さは配線ボックス11の深さ方向への長さと同じになっている。このため、収容部24に配線ボックス11を収容し、底壁12を底部22に当接させた状態では、配線ボックス11の開口面H1と、カバー本体21の開口面H2とが同一平面上に位置するようになっている。
カバー本体21の底部22において、底部22の長辺方向の中間位置には、移動規制手段としての二つの嵌合突起25が底部22の短辺方向に併設されている。そして、嵌合突起25は、配線ボックス11の嵌合孔12aに嵌合可能になっている。カバー本体21の開口部20aの周囲にはフランジ26が一体形成されている。すなわち、フランジ26は、その基端がカバー本体21の開口端に一体形成されている。このフランジ26は、開口部20aの全周からカバー本体21の外方に向けて延びるように形成され、フランジ26の前面はカバー本体21の開口面H2上に位置している(図7参照)。そして、フランジ26は、特殊オレフィン系発泡材や高比重エラストマーによってカバー本体21に一体成形されているため、その基端を中心として底部22側又は底部22から離れる側に向けて傾倒可能に形成されている。
図2及び図3に示すように、カバー本体21の周壁23のうちの一つの壁部であり、一対の長辺側の壁部のうちの一方には固定部31が取付ネジ32によって取り付けられている。固定部31は合成樹脂材料より細長板状に形成されるとともに、カバー本体21に対する取付面と背向する面は、造営材たる軽量形鋼材P(図8参照)に当接させる当接面31bを形成している。この当接面31bは全体として平面状をなすとともに、一部が肉抜きされて凹状に形成されている。固定部31が周壁23に取り付けられた状態において、固定部31の長さ方向の両端部は、周壁23を形成する一対の短辺側の壁部の外面より突出するとともに、該突出部には固定孔31aが固定部31を貫通して形成されている。また、固定部31の突出部は、各先端に向かうに従い、カバー本体21への取付面側から軽量形鋼材Pへの当接面31b側へ厚みが薄くなるように形成されている。
図1及び図2に示すように、カバー本体21の周壁23のうちの一つの壁部であり、一対の長辺側の壁部のうちの他方には、収容部24内に向けて突出する規制突部23aが一対形成されている。収容部24内に配線ボックス11が収容されたとき、一対の規制突部23aが配線ボックス11の当接座部17を挟む位置に配置されるように周壁23における形成位置が設定されている。すなわち、一対の規制突部23aの対向する側面間の距離は、当接座部17における長辺方向への長さよりわずかに大きくなっている。
次に、配線ボックス11が設置される建築物の壁としての軽量間仕切壁Wについて説明する。図8に示すように、軽量間仕切壁Wは、複数の軽量形鋼材Pと、該軽量形鋼材Pを挟むように固定されることで立設される壁材Waとから構築されている。前記壁材Waは石膏ボードが用いられる。前記軽量形鋼材Pは、薄鋼板からなり、軽量形鋼材Pの立設方向に対して直交する方向への平断面視が略C字状をなすC型鋼である。そして、軽量間仕切壁Wを構築するには、まず、複数の軽量形鋼材Pを立設する。次に、対となる壁材Waを軽量形鋼材Pを挟むように配設し、壁材Waをビスによって軽量形鋼材Pに固定すると、軽量間仕切壁Wが構築される。この軽量間仕切壁Wにおいて、対となる壁材Waの間には中空部Sが形成されている。
次に、上記ボックスカバー20及び配線ボックス11を用いた配線器具42の設置について説明する。なお、軽量形鋼材Pが予め立設されているものとする。さて、軽量間仕切壁Wに配線ボックス11を設置するには、まず、図4に示すように、ボックスカバー20におけるフランジ26を、カバー本体21への連結端(基端)を中心として底部22から離れる側に向けて傾倒させ、フランジ26の先端が底部22から離れる側へ延びるようにフランジ26を傾斜させる。次に、ボックスカバー20を軽量形鋼材Pに固定する。すなわち、固定部31の両固定孔31aに固定ビス33を挿通し、該固定ビス33を軽量形鋼材Pに強制的に螺入する。すると、ボックスカバー20が軽量形鋼材Pに固定され、固定部31を介してカバー本体21が軽量形鋼材Pに固定される。なお、固定部31を軽量形鋼材Pに固定するとき、固定部31は、壁表側となる壁材Waが設置される側に位置する軽量形鋼材Pの外面より若干後退した位置に固定される。これは、カバー本体21の開口面H2を、軽量形鋼材Pにおいて壁材Waが立設される側の面とを同一平面上に位置させるためである。
次に、図5に示すように、周壁23の上部にケーブル40を差し込み、収容部24内に引き込む。なお、周壁23にケーブル40を差し込む際、ケーブル40を差し込む位置に僅かに切れ込みを入れてケーブル40の差し込みを補助する。次に、ケーブル40を収容部24内からカバー本体21の外側まで引き出す。そして、カバー本体21の外側において、配線ボックス11を収容部24に収容したとき、周壁23に差し込まれたケーブル40に近い位置にあるケーブル挿通孔15にケーブル40を挿通する。このとき、ケーブル40に近い位置にあるケーブル挿通孔15がノック部14によって閉鎖されているときは、収容部24内に配線ボックス11を収容する前にノック部14を配線ボックス11から除去しておく。
そして、図6に示すように、ケーブル挿通孔15にケーブル40が挿通された配線ボックス11を収容部24内に収容する。収容部24の大きさは、配線ボックス11の外形形状と対応して略同じに形成されている。このため、配線ボックス11の上側壁13a、下側壁13b、左側壁13d、及び当接座部17の外面が、対向する位置にある周壁23の内面に当接し、収容部24内での配線ボックス11の上下左右方向への移動が規制される。加えて、当接座部17を挟む位置に規制突部23aが位置しているため、両規制突部23aと当接座部17との当接により、配線ボックス11の上下方向への移動が規制される。上側壁13a、下側壁13b、左側壁13d、及び当接座部17の外面と周壁23の内面との当接により、配線ボックス11の嵌合孔12aが嵌合突起25に合致するようにガイドされる。そして、嵌合孔12aに嵌合突起25を嵌合すると、嵌合孔12aと嵌合突起25の嵌合関係により、配線ボックス11とカバー本体21との間に移動規制手段が形成され、該移動規制手段によって収容部24内での配線ボックス11の上下左右方向への移動が規制される。収容部24内に配線ボックス11が移動規制された状態で収容され、底壁12が底部22に当接した状態では、配線ボックス11の開口面H1と、カバー本体21の開口面H2とが同一平面上に位置し、開口面H1と軽量形鋼材Pにおいて壁材Waが立設される側の面とが同一平面上に位置する。
次に、図7に示すように、軽量形鋼材Pを挟むように壁材Waを立設する。すると、壁材Waの裏面がフランジ26に当接し、壁材Waが軽量形鋼材Pに固定されることにより、フランジ26が壁材Waの裏面によって軽量形鋼材P側へ押され、カバー本体21への連結端(基端)を中心として底部22側に向けて傾倒する。すると、フランジ26は原形状に復帰しようとするため、フランジ26は壁材Waの裏面に圧接する。そして、配線ボックス11は、外面全体がカバー本体21によって覆われるとともに、カバー本体21と壁材Waとの間はフランジ26によって閉鎖される。このため、配線ボックス11は、壁材Waとカバー本体21によって中空部Sから遮断される。
次に、壁材Waの裏側に設置された配線ボックス11を探知し、切断工具(図示せず)を用いて壁材Waを切除し、図8に示すように、壁材Waに貫通孔Wbを形成するとともに、配線ボックス11を壁表側に臨ませる。このとき、貫通孔Wbの開口縁は、配線ボックス11の内面に沿っているため、配線ボックス11の外面全体を覆うカバー本体21のフランジ26は、壁材Waにおける貫通孔Wbの周囲に圧接した状態が維持される。その後、配線器具42を保持枠43に保持させ、該保持枠43をボス部19を用いて配線ボックス11に取り付けるとともに、配線器具42を配線ボックス11に収容すると、配線器具42が軽量間仕切壁Wに設置される。
配線器具42が軽量間仕切壁Wに設置された状態において、カバー本体21は配線ボックス11の外面全体を覆い、フランジ26は、貫通孔Wbの周囲で壁材Waの裏面に圧接している。このため、壁材Waと配線ボックス11との間の隙間がカバー本体21で塞がれ、軽量間仕切壁Wにおいて、配線ボックス11の設置箇所の遮音性が向上する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ボックスカバー20は、遮音性を有するカバー本体21と固定部31とを一体に備えるとともに、収容部24に対して配線ボックス11を着脱可能としつつ収容部24内での配線ボックス11の移動を規制する移動規制手段が設けられている。このため、固定部31を用いてカバー本体21を軽量形鋼材Pに取り付けた後、カバー本体21の収容部24内に配線ボックス11を収容し、カバー本体21に対し配線ボックス11を移動規制した状態に取り付けることができる。よって、配線ボックス11に対するケーブル40の配線作業を行う際、ケーブル40をカバー本体21に差し込み、カバー本体21の外側で配線ボックス11のケーブル挿通孔15に挿通することができる。特に、ノック部14によって閉鎖されたケーブル挿通孔15にケーブル40を挿通する場合は、ボックスカバー20の外側でノック部14を除去することができる。そして、ケーブル40が挿通された配線ボックス11を収容部24に収容し、嵌合孔12aと嵌合突起25を嵌合させるだけでカバー本体21に配線ボックス11を移動規制した状態に取り付けることができる。したがって、例えば、ボックスカバー20と配線ボックス11とが一体に固定された状態で、配線ボックス11にケーブル40を挿通する場合に比して、ケーブル40の配線作業を容易に行うことができる。
(2)カバー本体21の底部22には嵌合突起25が形成され、配線ボックス11の底壁12に形成された嵌合孔12aに嵌合可能になっている。このため、カバー本体21の収容部24内に収容された配線ボックス11は、嵌合孔12aと嵌合突起25の嵌合により、収容部24内で上下左右方向への移動が規制されている。よって、配線ボックス11がボックスカバー20に覆われた状態で、壁材Waに貫通孔Wbを形成する際、壁材Waの切断作業による振動がボックスカバー20及び配線ボックス11に作用しても配線ボックス11が収容部24内で移動することが規制される。よって、貫通孔Wb形成後に配線ボックス11の開口を壁表側に臨ませることができ、配線器具42の設置作業を支障無く行うことができる。
(3)カバー本体21の嵌合突起25と配線ボックス11の嵌合孔12aの嵌合により配線ボックス11は収容部24内での移動が規制される。そして、嵌合突起25と嵌合孔12aの嵌合を解除するだけで配線ボックス11をカバー本体21から取外すことができる。よって、背景技術のようにボルトナットによってシート状耐熱材と配線ボックスとが固定される場合と異なり、配線ボックス11をカバー本体21に着脱自在とすることができる。その結果として、例えば、配線ボックス11の交換等を容易に行うことができる。
(4)カバー本体21にはフランジ26が形成され、フランジ26はカバー本体21から延設されている。このため、フランジ26は壁材Waによって押圧されるとカバー本体21側へ傾倒する。そして、フランジ26は傾倒状態から原形状への復帰力によって壁材Waの裏面に圧接する。したがって、壁材Waの裏面と配線ボックス11との間の隙間をフランジ26によって確実に遮断することができ、配線ボックス11の設置箇所の遮音性が向上する。
(5)収容部24の大きさは、配線ボックス11の外形形状と略同じに形成されている。このため、配線ボックス11の上側壁13a、下側壁13b、左側壁13d、及び当接座部17の外面がカバー本体21における周壁23の内面に当接し、収容部24内での配線ボックス11の上下左右方向への移動を規制することができる。よって、嵌合突起25と嵌合孔12aとの嵌合に加え、周壁23と側壁13a〜13dとの当接によって、収容部24内での配線ボックス11の移動を確実に規制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図9にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略又は簡略する。
図9に示すように、ボックスカバー20において、底部22及び周壁23のサイズが第1の実施形態より大きく形成されている。そして、ボックスカバー20は、上下一対のボス部19を二つ備えた配線ボックス11を収容部24に収容可能に形成されている。また、収容部24の大きさは、上下一対のボス部19を二つ備えた配線ボックス11の外形形状と対応する大きさに形成されている。さらに、底部22には四つの嵌合突起25が形成されている。そして、配線ボックス11の上側壁13a、下側壁13b、左側壁13d、及び当接座部17の外面がカバー本体21における周壁23の内面に当接し、収容部24内での配線ボックス11の上下左右方向への移動を規制することができるようになっている。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を図10にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略又は簡略する。
図10(a)に示すように、ボックスカバー20のみを用いて軽量間仕切壁Wに配線器具42を設置してもよい。この場合、配線器具42の保持枠として図10(a)及び(b)に示すものが用いられる。第3の実施形態の保持枠50は、その上下両部に、保持枠50の裏面側に突出する支持部51が形成されている。保持枠50の上下両部における支持部51には挟持部材52が挿通支持されている。挟持部材52は、保持枠50の前面側にビス頭52aを備えるとともに、ビス頭52aから延びる軸部52bの先端に挟持金具52cが螺着されている。挟持金具52cは板状をなし、軸部52bの軸方向に直交するように軸部52bに螺着されている。そして、ビス頭52aを用いて挟持部材52を締め込むと、挟持金具52cが保持枠50に近づきながら回転するようになっている。
そして、ボックスカバー20のみを用いて配線器具42を軽量間仕切壁Wに設置するには、まず、第1の実施形態と同様にボックスカバー20を軽量形鋼材Pに固定し、壁材Waを立設して軽量間仕切壁Wを構築する。次に、壁材Waに貫通孔Wbを形成するが、このとき、ボックスカバー20の開口部20aより貫通孔Wbを若干小さく形成する。そして、ボックスカバー20の内周面よりも内側に貫通孔Wbが位置するようにする。
次に、配線器具42を保持した保持枠50を壁材Waの壁表面に当接させ、挟持部材52を締め付け方向へ回転させる。すると、挟持金具52cが回転し、保持枠50に向けて近づけられる。その結果、保持枠50と挟持金具52cによって壁材Waが挟持され、保持枠50を介して配線器具42が軽量間仕切壁Wに設置される。
したがって、上記第3の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(6)ボックスカバー20は配線ボックス11を収容可能な収容部24を備えるため、配線ボックス11に収容される配線器具42も収容可能になっている。このため、収容部24に配線器具42を直接収容することで配線ボックス11を用いることなく配線器具42を軽量間仕切壁Wに設置することができる。したがって、配線ボックス11にケーブル40を挿通する作業、さらには配線ボックス11を収容部24に収容する作業を省略することができ、ケーブル40の配線作業を簡略化することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図11に示すように、ボックスカバー20の大きさを、その収容部24に第1の実施形態に記載の配線ボックス11を2つ収容可能に形成するとともに、底部22に四つの嵌合突起25を形成してもよい。そして、ボックスカバー20の収容部24に配線ボックス11を一つ又は二つ収容してもよい。なお、収容部24に配線ボックス11が一つだけ収容された場合であっても、嵌合突起25と嵌合孔12aの嵌合により、収容部24内での配線ボックス11の上下左右方向への移動が規制される。
○ ボックスカバー20において、フランジ26は削除してもよい。
○ カバー本体21の周壁23において、ケーブル40が挿通される位置に目印や、周壁23の厚み内に切れ込み等を形成してもよい。このように構成すると、ケーブル40の挿通作業をより一層簡易化することができる。
○ 周壁23の内面から複数の突部を突設し、収容部24に配線ボックス11が収容されたとき、前記突部が配線ボックス11の外面に圧接するようにする。そして、複数の突部の配線ボックス11に対する圧接により、配線ボックス11の上下左右方向への移動を規制してもよく、この場合、複数の突部により移動規制手段が形成される。
○ カバー本体21の底部22において、嵌合突起25の代わりに係合突起を突設するとともに、該係合突起の先端に係合片を形成する。そして、収容部24に配線ボックス11を収容したとき、配線ボックス11の嵌合孔12aに係合突起が挿入され、底壁12において嵌合孔12aの周囲に係合片を係合させて配線ボックス11の上下左右方向への移動を規制してもよく、この場合、嵌合突起25と係合突起により移動規制手段が形成される。
○ 固定部31は、軽量形鋼材Pに固定可能であれば実施形態の形状に限定されず、任意に変更してもよい。
○ 建築物の壁として土壁に配線ボックス11を設置する際にボックスカバー20を用いてもよく、この場合、造営材としての木柱に固定部31が固定されてボックスカバー20が設置される。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載のボックスカバーを造営材に固定し、造営材を挟むようにして壁材を立設した後、一方の壁材に形成された貫通孔からボックスカバーの収容部内に配線器具を収容するとともに、配線器具を保持した保持枠に螺着された挟持部材を回転させ、該挟持部材が備える挟持金具と保持枠によって前記貫通孔が形成された壁材を挟持して配線器具を壁に設置する配線器具の設置方法。
第1の実施形態の配線ボックス及びボックスカバーを示す斜視図。 第1の実施形態の配線ボックス及びボックスカバーを示す正面図。 ボックスカバーを示す側面図。 ボックスカバーを軽量形鋼材に固定した状態を示す断面図。 ボックスカバーにケーブルを引き込んだ状態を示す断面図。 収容部に配線ボックスを収容した状態を示す断面図。 軽量間仕切壁に配線ボックスを設置した状態を示す断面図。 配線器具を設置した状態を示す断面図。 第2の実施形態のボックスカバーを示す正面図。 (a)は第3の実施形態における配線器具の設置状態を示す断面図、(b)は保持枠を示す部分斜視図。 別例のボックスカバーの使用方法を示す正面図。
符号の説明
P…造営材としての軽量形鋼材、W…建築物の壁としての軽量間仕切壁、11…配線ボックス、12…底壁、12a…移動規制手段を形成する嵌合孔、20a…開口部、21…カバー本体、22…底部、24…収容部、25…移動規制手段を形成する嵌合突起、26…フランジ、31…固定部。

Claims (3)

  1. 遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、該カバー本体と一体に設けられ、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備え、
    前記壁裏に設置される前記カバー本体には、配線器具を取り付けるために一面に開口を有する箱状をなす配線ボックスを前記開口部から収容可能とし、かつ収容された配線ボックス全体を覆う大きさに形成された収容部と、該収容部に対して前記配線ボックスを着脱可能としつつ収容部内での配線ボックスの移動を規制する移動規制手段とが設けられ、前記収容部は、該収容部に収容される配線ボックスの外形形状と対応し、配線ボックスを嵌め込み可能な大きさに形成されており、
    前記カバー本体に前記配線ボックスが移動規制された状態で収容され、該カバー本体の前記開口部の周縁は壁裏面に圧接するように取り付けられることを特徴とするボックスカバー。
  2. 遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、該カバー本体と一体に設けられ、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備え、
    前記壁裏に設置される前記カバー本体には、配線器具を取り付けるために一面に開口を有する箱状をなす配線ボックスを前記開口部から収容可能とし、かつ収容された配線ボックス全体を覆う大きさに形成された収容部と、該収容部に対して前記配線ボックスを着脱可能としつつ収容部内での配線ボックスの移動を規制する移動規制手段とが設けられており、
    前記カバー本体には、前記開口部の全周からカバー本体の外方に向けて延びるフランジが形成され、該フランジはカバー本体の底部側又は底部から離れる側に向けて傾倒可能に形成され、
    前記カバー本体に前記配線ボックスが移動規制された状態で収容され、該カバー本体の前記開口部の周縁は壁裏面に圧接するように取り付けられることを特徴とするボックスカバー。
  3. 遮音性材料により一面に開口部を有する有底箱状に形成されたカバー本体と、該カバー本体と一体に設けられ、建築物の壁裏に設置された造営材に固定される固定部とを備え、
    前記壁裏に設置される前記カバー本体には、配線器具を取り付けるために一面に開口を有する箱状をなす配線ボックスを前記開口部から収容可能とし、かつ収容された配線ボックス全体を覆う大きさに形成された収容部と、該収容部に対して前記配線ボックスを着脱可能としつつ収容部内での配線ボックスの移動を規制する移動規制手段とが設けられており、
    前記移動規制手段は、前記カバー本体の底部と配線ボックスの底壁との間に形成される嵌合関係よりなり、
    前記カバー本体に前記配線ボックスが移動規制された状態で収容され、該カバー本体の前記開口部の周縁は壁裏面に圧接するように取り付けられることを特徴とするボックスカバー。
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