JP2005110427A - グロメットおよびその取付構造 - Google Patents

グロメットおよびその取付構造 Download PDF

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俊夫 稲垣
Kazuhiko Kamiyama
和彦 神山
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Abstract

【課題】 防水性や防塵性を向上させるとともに作業性も向上させる。
【解決手段】 グロメット20は、円筒状のケーブル保持部21と、鍔部22と、ケーブル保持部21の一方の開口を閉塞する閉塞部23とからなり、全体がゴムによって一体に形成されている。閉塞部23は、中央に厚肉に形成された厚肉部23aと、周縁部に薄肉に形成された薄肉部23bとからなる。厚肉部23aが形成された領域の面積は、薄肉部23bが形成された領域の面積よりも大きく形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、電子機器等の筺体に穿設したケーブル導出用孔からケーブルを導出可能とするとともにケーブル導出用孔を閉塞するグロメットおよびその取付構造に関するものである。
この種のグロメットは、ケーブル導出用孔からケーブルを導出しない場合、筺体内への雨水や塵埃の侵入を防止するためにケーブル導出用孔を閉塞しておき、この閉塞部をケーブル導出用孔からケーブルを導出する場合に破断可能な構造としている。図7は従来のグロメット30の断面図で、ケーブルを貫通させる円筒状に形成したケーブル保持部31の一方の開口部が閉塞部33によって閉塞されている。この閉塞部33は、ケーブルの挿通によっても容易に破断することができるように厚みδ1によって全体が薄肉に形成されている。このように形成されているにもかかわらず、全体が薄肉に形成されているため、ケーブルによって破断される際に閉塞部33全体を破断することができずに切れ端が残ることがあり、この切れ端がケーブルとグロメットとの間に介在すると防水性や防塵性が低下する。また、残った切れ端を取り除くために工具を必要とする場合があり、作業者にとって煩雑な作業になっていた。
これを解決するものとして、ケーブルを貫通させる小径部の開口端部に薄肉に形成したシール部材を設け、このシール部材に中心から半径方向に放射状に伸びる切り込みを設けておき、ケーブルを貫通させる際にこの切り込みを利用したものがある(例えば、特許文献1参照)。また、ケーブルを貫通させる筒部の開口部にこの開口部を覆うように複数枚のフィンを設けたものもある(例えば、特許文献2参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2003−47137号公報(段落「0014」〜「0016」、図1) 特開2003−111245号公報(段落「0016」、図2)
上述した従来のグロメットにおいては、シール部材に切り込みが設けられていたりフィンとの間に隙間が設けられているため、ケーブルを貫通させずに使用する場合には、これら切り込みや隙間から雨水や塵埃が侵入してしてしまうため、防水性や防塵性が低下するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、防水性や防塵性を向上させるとともに、作業性を向上させることにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ケーブルが貫通し貫通したケーブルを保持する円筒状に形成したケーブル保持部と、このケーブル保持部の一端を閉塞する閉塞部とからなり、前記閉塞部を前記ケーブル保持部に挿入したケーブルを押し当てることによって前記ケーブル保持部から破断可能な厚みに形成したグロメットにおいて、前記閉塞部の中央部を周縁部よりも厚肉に形成し厚肉部を設けたものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記厚肉部を前記ケーブル保持部の内側に設けたものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記ケーブル保持部を保持するアッパーケースとロアーケースとを備え、前記ケーブル保持部にこのケーブル保持部の軸線方向と直交する方向に鍔を突設し、前記ロアーケースに前記鍔が係入される保持溝を設けるとともに、前記鍔を前記両ケースで挟持するものである。
請求項1に係る発明によれば、閉塞部に切り込みやフィンがないため、防水性や防塵性を向上させることができる。また、ケーブルを貫通させるときに、閉塞部全体がその周縁によってケーブル保持部から容易に破断できるため作業性も向上する。
また、請求項3に係る発明によれば、筺体へのグロメットの組付性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るグロメットを筺体に組み付ける作業を説明するための分解斜視図、図2は同じくグロメットが組み付けられた状態を示す筺体の斜視図、図3は図2におけるIII-III 線断面図、図4は図2におけるIV-IV 線断面図、図5は同じくグロメットを示し、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図、同図(d)は背面図、図6は図5(b)におけるVI-VI 線断面図である。
図1において、符号1で示すものは主に屋外に設置される電子機器の筺体であって、上部および下部が開口し略枠状に形成されたロアーケース2と、このロアーケース2の上部開口を覆うアッパーケース3と、ロアーケース2の下部開口を閉塞する底板4とによって概ね構成されている。ロアーケース2の後部側には箱状に形成されたカバー5が一体に設けられており、このカバー部5の両側部には一対のアンテナ6,6が回動自在に支持されている。
ロアーケース2の前端壁には、上方が開口したケーブル導出用孔としてのU字状に形成した溝8が設けられ、この溝8の周部には第1の挟持部9が形成されており、この第1の挟持部9と対向するようにU字状に形成した溝10が形成された第2の挟持部11がロアーケース2に立設され、これら第1および第2の挟持部9,11の間には保持溝12が形成されている。13は屋外に設置された筺体1をブラケット等に固定するための取付片であって、ロアーケース2に一体に突設されている。
アッパーケース3は下方が開口し、前端壁15には下方が開口したコ字状に形成した溝16が設けられており、この溝16の上端面は、中央部に円弧状に形成した第1の押え部16aと、この第1の押え部16aの左右に直線状に形成した第2の押え部16bとによって形成されている。
20は本発明に係るグロメットであって、図6に示すように、円筒状に形成したケーブル保持部21と、このケーブル保持部21の外周部にケーブル保持部21の軸線方向と直交するように上下方向に突設された鍔部22と、ケーブル保持部21の一方の開口を閉塞する閉塞部23とからなり、全体がゴムによって一体に形成されている。
鍔部22は上下方向の中央の左右に段部22a,22aが設けられ、一方の端部に側面視U字状に形成された係合部22bが突設されている。閉塞部23は、中央に厚肉に形成した厚肉部23aと、周縁部に薄肉に形成した薄肉部23bとからなり、薄肉部23bの厚さδ1は従来のグロメットにおける閉塞部の厚さδ1と略同じ厚みに形成され、厚肉部23aの厚さδ2はδ1よりも大きく形成されている。また、厚肉部23aが形成された領域の面積は、薄肉部23bが形成された領域の面積よりも大きく形成されている。
このような構成において、グロメット20を筺体1に組み付けるには、グロメット20を、図1に示すように、ロアーケース2のU字状の溝8の開口から挿入し、鍔部22の係合部22bをU字状の溝8内に係入するとともに、鍔部22の下部側を保持溝12内に係入する。次いで、アッパーケース3をロアーケース2の上部開口に被せると、ロアーケース2の前端壁15の第2の押え部16bが、図3に示すように、グロメット20の鍔部22の段部22aと、第2の挟持部11の上端とに係合するとともに、ロアーケース2の前端壁15の第1の押え部16aが、図4に示すように、グロメット20のケーブル保持部21に係合する。
同時に、保持溝12内に係入されたグロメット20の鍔部22の下部側が、図3に示すように、ロアーケース2の第1および第2の挟持部9,11によって挟持されるとともに、鍔部22の上部側がアッパーケース3の前端壁15とロアーケース2の第1の挟持部9とによって挟持される。したがって、この状態で、アッパーケース3をロアーケース2にねじ24によって固定することによって、グロメット20も筺体1に固定される。このように、グロメット20は鍔部22をロアーケース2の保持溝12内に係入するだけで、ロアーケース2に取り付けたアッパーケース3によって筺体1に固定されるので、グロメット20を筺体1に容易に取り付けることができるから組付性が向上する。
この状態においては、グロメット20の閉塞部23によってケーブル保持部21の一方の開口が閉塞されているため、筺体1を屋外に設置しても雨水や塵埃が筺体1内に侵入するのを確実に規制することができる。一方、筺体1からケーブル25を外部に導出する場合には、ケーブル25をグロメット20のケーブル保持部21内に挿入し、ケーブル25の先端によって閉塞部23を押圧する。上述したように、閉塞部23は厚肉部23aと薄肉部23bとによって形成され、厚肉部23aが形成された領域の面積は、薄肉部23bが形成された領域の面積よりも大きく形成されている。
したがって、ケーブル25によって閉塞部23が押圧されると、厚肉部23aは剛性が大きくかつ応力が分散するため破断しずらいのに対して、薄肉部23bは剛性が小さくかつ応力が集中するため破断し易い。しかも、薄肉部23bが閉塞部23の周縁部に設けられているため、薄肉部23bが破断することにより、閉塞部23全体がケーブル保持部21から破断されるから、ケーブル保持部21に閉塞部23の切れ端が残るというようなことがない。したがって、切れ端を工具等で切断するといった後処理が不要になるから、作業性が向上するとともに、切れ端がケーブル25とグロメット20のケーブル保持部21との間に介在するようなことがないから、防水性や防塵性が低下するようなことがない。
本発明に係るグロメットを筺体に組み付ける作業を説明するための分解斜視図である。 本発明に係るグロメットが組み付けられた状態を示す筺体の斜視図である。 図2におけるIII-III 線断面図である。 図2におけるIV-IV 線断面図である。 本発明に係るグロメットを示し、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図、同図(d)は背面図である。 図5(b)におけるVI-VI 線断面図である。 従来のグロメットの断面図である。
符号の説明
1…筺体、2…ロアーケース、3…アッパーケース、9…第1の挟持部、11…第2の挟持部、12…保持溝、20…グロメット、21…ケーブル保持部、22…鍔部、22a…段部、22b…係合部、23…閉塞部、23a…厚肉部、23b…薄肉部、25…ケーブル。

Claims (3)

  1. ケーブルが貫通し貫通したケーブルを保持する円筒状に形成したケーブル保持部と、このケーブル保持部の一端を閉塞する閉塞部とからなり、前記閉塞部を前記ケーブル保持部に挿入したケーブルを押し当てることによって前記ケーブル保持部から破断可能な厚みに形成したグロメットにおいて、前記閉塞部の中央部を周縁部よりも厚肉に形成し厚肉部を設けたことを特徴とするグロメット。
  2. 請求項1記載のグロメットにおいて、前記厚肉部を前記ケーブル保持部の内側に設けたことを特徴とするグロメット。
  3. 請求項1または2記載のグロメットにおいて、前記ケーブル保持部を保持するアッパーケースとロアーケースとを備え、前記ケーブル保持部にこのケーブル保持部の軸線方向と直交する方向に鍔を突設し、前記ロアーケースに前記鍔が係入される保持溝を設けるとともに、前記鍔を前記両ケースで挟持することを特徴とするグロメットの取付構造。
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JP2009232611A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Saxa Inc グロメットおよびそれを使用した電子機器の防水構造
JP7494658B2 (ja) 2020-08-28 2024-06-04 サクサ株式会社 グロメット

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