JP4175271B2 - 防気カバー - Google Patents

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Description

本発明は、高気密、高断熱の住宅における防気のための埋込配線器具用の防気カバーに関するものである。
従来、一般的に住宅のような造営物において、スイッチやコンセントなどの埋込配線器具を壁面のような施工面に埋込配設するには、埋込配線器具を取り付けるための器具取付孔を施工面に形成し、配線器具を取り付けた取付枠を施工面に固定するとともに、取付枠および器具取付孔を覆うように化粧プレートを取り付けることが多く、取付枠を施工面に固定するためにはスイッチボックスが主として用いられていた。
図2はスイッチボックス100の施工状態を示し、スイッチボックス100は前面側が開口した箱状であって、パネル材80に矩形状に開口させた器具取付孔81に開口部を臨ませるようにしてパネル材80に埋設されており、パネル材80の室外側に配置されている。そしてスイッチボックス100の開口部には上下一対の取付片101が突設され、取付片101にはねじ孔102が形成されており、取付枠50の長孔55に通した固定ねじ90をねじ孔102に螺合することによって、取付枠50がスイッチボックス100に取り付けられるようになっている。
ところで、上述のようにパネル材80に器具取付孔81を形成すると、器具取付孔81を通して室内外で空気が流通することになり、室内の冷暖房の効率が低下するという問題が生じる。そこで、従来より、室内の気密性を高めて冷暖房の効率を向上させるために、壁等に埋込配置されたスイッチボックスと、埋込配線器具の前面部を露出させる開口窓を有した化粧プレートとの間に防気の目的で介在させる防気カバーが提供されている(例えば特許文献1参照)。
図8は従来の防気カバー10の外観斜視図を示している。防気カバー10はシート状の合成樹脂成型品(熱可塑性エラストマシート)であって、器具取付孔81内に嵌め込まれるとともに、背面(室外側面)が閉塞された角筒状のカバー本体11と、カバー本体11の室内側の開口周縁から外鍔状に延設された枠体12と、カバー本体11の背部により構成される電線貫通面13とを備え、枠体12の上下の枠辺12a,12bには固定ねじ90に対応する部位に十字状の切り込み孔14が形成されている。而して防気カバー10を施工する際には、カバー本体11を前面側から器具取付孔81内に嵌め込んで、枠体12の後面を器具取付孔81の周部に当接させるとともに、枠体12の前面側に取付枠50を配置した状態で、取付枠50の長孔55に挿通した固定ねじ90を切り込み孔14に通してスイッチボックス100のねじ孔102に螺入することにより、スイッチボックス100と取付枠50との間に防気カバー10が介装されるようになっている。
特開2000−324646号公報
ところで、取付枠50を施工する施工面がパネル壁や石膏ボードのようなパネル材80により形成されている場合には、施工作業を簡略化するために、スイッチボックス100を用いずに、取付枠50と図8に示す挟み金具30とによってパネル材80に穿設した器具取付孔81の周部を挟持したり、取付枠50の上下の枠片52に設けた挿通孔58にタッピングねじ(図示せず)を通してパネル材80に直接螺入することによって取付枠50を施工する場合が多くなっている。
ここで挟み金具30を用いた取付方法について簡単に説明する。挟み金具30は板金に抜き加工および曲げ加工を施すことによって形成され、一部を器具取付孔81に臨ませるようにしてパネル材80の室外側に配置される主部31を備え、取付枠50の長孔55に対応する主部31の部位にねじ孔32を形成してある。また主部31には、上下方向の一端側(器具取付孔81から露出する側)の左右両側部から、先端側が内側(左右方向の中心側)に突出するL字形の係止片33が前方に向かって延出するとともに、他端側の左右両側縁から斜め前方に向かって当接片34,34が延出している。一方、取付枠50の上下の枠片52,52には、挟み金具30の係止片33に対応する部位に、開口窓51に近い側が幅狭に形成されたL字形の挟み金具取付孔57が2個ずつ形成されている(図2参照)。
而して、この挟み金具30を用いて取付枠50を固定する際には、係止片33および当接片34を前方に向けて挟み金具30を器具取付孔81内に挿入するとともに、パネル材80の前面側に取付枠50を配置する。次に挟み金具30の係止片33を挟み金具取付孔57の幅広部に挿入して、取付枠50の前面側に突出させた後、この係止片33を挟み金具取付孔57の幅狭部に導入して、係止片33を挟み金具取付孔57の孔縁に係止させる。その後、取付枠50の長孔55に通した固定ねじ90を主部31のねじ孔32に螺入締結して、挟み金具30の当接片34と取付枠50との間でパネル材80を挟持することにより、取付枠50がパネル材80に固定されるのである。
ところで、上述のように埋込配線器具をボックスレスで取り付ける場合には、取付枠50の背面側に埋込配線器具の側面および背面を覆うパネルカバー20を取り付けて、配線器具を保護するのが望ましい。パネルカバー20は合成樹脂成型品からなり、埋込配線器具の背面に対向配置される矩形板状の背部21と、背部21の左右の側縁から前方に延出する側部22,22と、各側部22の上下両端部から前方に突出するとともに先端側が内側に突出するL字形の突出片23,23と、各突出片23の先端部から前方に突出する弾性係止片24とを一体に形成して成る(図8参照)。なお背部21の上下方向の寸法は、JIS規格などで規格化された取付枠50に最大3個取り付けることができるような大きさに形成された単位寸法の埋込配線器具を短幅方向に3個並べた寸法と略同じ寸法に形成され、背部21の左右方向(幅方向)の寸法は埋込配線器具の長手方向の寸法よりもやや大きめの寸法に形成されている。一方、取付枠50の枠片52,52の左右両側縁にはそれぞれ切欠59,59が形成されており(図2参照)、取付枠50の背面側からパネルカバー20を近づけて、弾性係止片24の前端部に設けた係止爪25を上記の切欠59の縁に係止させることで、パネルカバー20が取付枠50に取り付けられるようになっている。
しかしながら、従来の防気カバー10では、枠体12の上下の枠辺12a,12bに固定ねじ90を挿通するための切り込み孔14しか形成されていないため、パネル材80と取付枠50との間に防気カバー10を介装した場合はパネルカバー20の弾性係止片24を防気カバー10を通して取付枠50に係止させることができず、ボックスレスで施工する際に防気カバー10を取り付けると、パネルカバー20の取付が行えなくなるという問題があった。
また挟み金具30を用いて取付枠50を施工する場合に、防気カバー10が取り付けられていると、挟み金具30の係止片33を防気カバー10を通して取付枠50の挟み金具取付孔57に係止させることができないため、挟み金具30を用いて取付枠50を施工面に施工することができないという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、スイッチボックスを用いずに施工する際に配線器具の側面および背面を覆うパネルカバーの取付を可能にした防気カバーを提供することにある。また請求項2の発明の目的とするところは、挟み金具を用いて取付枠をパネル部材に取り付けることができるようにした防気カバーを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、造営材に形成された器具取付孔内に嵌め込まれるとともに、前面開口より埋込配線器具が収納される箱状のカバー本体と、カバー本体の開口周縁から形成され、器具取付孔の開口周縁の造営材に後面が当接されるとともに、埋込配線器具を取り付けた取付枠が前面に被着される枠体と、カバー本体の背部により構成される電線貫通面とから成り、器具取付孔内に嵌め込まれ埋込配線器具の埋込部分およびカバー本体を覆うパネルカバーに設けられ当該パネルカバーを取付枠に背面側から係止させるための係止手段を挿通するパネルカバー取付孔と、造営材の室外側面に枠体を間にして配置され取付枠との間に造営材を挟むことによって取付枠を造営材に固定する挟み金具の係止部を取付枠の被係止部に係止させるために、係止部を挿通させる挟み金具取付孔と、挟み金具のねじ孔に取付枠に挿通させた固定ねじを螺入させるために、固定ねじを挿通する固定ねじ挿通孔とが枠体に設けられ、挟み金具取付孔及びパネルカバー取付孔は平行に並べて形成され、両取付孔の中央部が連結孔を介して連結されたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1の発明において、パネルカバーは、埋込配線器具の背面を覆う背部と、埋込配線器具の側面を覆う側部とを備え、カバー本体を、幅方向に連接された複数の取付枠に取着される埋込配線器具が内部に収納可能な大きさに形成するとともに、個々の取付枠に取着されるパネルカバーの側部が挿入される逃がし溝をカバー本体に設けたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2の何れかの発明において、カバー本体は、少なくとも取付枠の埋込部分が挿入される部位の幅寸法を、合成樹脂製の取付枠の埋込部分の最大幅寸法よりも幅広に形成したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1つの発明において、取付枠に通されて、造営材に埋設されたスイッチボックスのねじ孔、又は、取付枠との間で造営材を挟持する挟み金具のねじ孔の何れかに螺入される固定ねじを挿通するための丸穴からなる固定ねじ挿通孔を枠体に設けたこと特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1つの発明において、少なくともカバー本体を、可視光に対して透光性を有する材料で形成したことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1乃至の何れか1つの発明において、電線貫通面には、背面側に突出しこの突出部分を切断することによって電線挿入孔を形成するための突出部が設けられており、片面を粘着面とし補修時に不要な電線挿入孔の周部に貼り付けて電線挿入孔を塞ぐための補修テープをカバー本体および枠体の孔が開いていない部位に貼着したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、カバー本体の開口周縁に形成された枠体に、パネルカバーに設けられた係止手段を挿通するためのパネルカバー取付孔が形成されているので、造営材と取付枠との間に防気カバーを介装した場合でも、パネルカバーの係止手段をパネルカバー取付孔に通して取付枠に係止させることができるから、ボックスレスで施工する際に防気カバーを取り付けた場合でも、パネルカバーを取り付けて配線器具を保護することができるという効果がある。
しかも、カバー本体の開口周縁に形成された枠体に、挟み金具の係止部を挿通する挟み金具取付孔と、挟み金具のねじ孔に螺合する固定ねじを挿通する固定ねじ挿通孔が形成されているので、造営材と取付枠との間に防気カバーを介装させた場合でも、挟み金具を用いて取付枠と挟み金具との間で造営材を挟持することで、取付枠を造営材に取り付けることができる。
請求項の発明によれば、カバー本体は、幅方向に連接された複数の取付枠に取着される埋込配線器具を内部に収納可能な大きさに形成されており、個々の取付枠に取着される防気カバーの側部が挿入される逃がし溝をカバー本体に設けてあるので、連接された複数の取付枠の内、所望の取付枠にだけパネルカバーを取着することができ、複数の取付枠の内の一部にだけパネルカバーを取り付けて、埋込配線器具を保護することができる。
請求項の発明によれば、カバー本体は、少なくとも取付枠の埋込部分が挿入される部位の幅寸法を、合成樹脂製の取付枠の埋込部分の最大幅寸法よりも幅広に形成しているので、カバー本体の幅方向の中心と取付枠の幅方向の中心とを合わせて取り付けることができ、カバー本体の内面が取付枠の埋込部分と干渉するのを避けるためにカバー本体と取付枠とを幅方向の中心をずらして取り付ける場合に比べて取付作業を簡単に行うことができる。
請求項の発明によれば、枠体に丸孔からなる固定ねじ挿通孔が形成されているので、固定ねじを挿通するために切り込み孔を形成した場合に比べて、固定ねじ挿通孔を通してスイッチボックスのねじ孔や挟み金具のねじ孔を容易に視認することができ、ねじ締め作業が容易に行えるという効果がある。さらに切り込み孔を形成した場合は固定ねじを切り込み孔に通す際の抵抗が大きくなるが、丸孔からなる固定ねじ挿通孔を形成しているので、固定ねじを固定ねじ挿通孔にスムーズに通すことができる。
請求項の発明によれば、少なくともカバー本体を、可視光に対して透光性を有する材料で形成しているので、カバー本体の内部に収納される埋込配線器具を外部から見ることができ、埋込配線器具に接続する電線を通すための孔を電線貫通面に形成する際に埋込配線器具に対応させて孔開けができるから、孔開けの失敗が減り、防気性の確保ができるとともに配線施工が容易になるという効果がある。
請求項の発明によれば、電線貫通面に形成された突出部を誤って切断し、不要な電線挿入孔を形成した場合には、カバー本体および枠体の孔が開いていない部位に貼着されている補修テープを剥がし、不要な電線挿入孔の周部に貼り付けることで、不要な電線挿入孔を塞ぐことができ、その場で防気カバーを補修して防気性を確保できるという効果がある。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。図2はスイッチボックス100を用いて配線器具をパネル材80(パネル壁や石膏ボード)に取り付ける構成を示している。配線器具を施工する施工面Wは、パネル壁あるいは石膏ボードからなるパネル材80(造営材)により形成された壁面であり、このパネル材80には表裏に貫通する矩形状の器具取付孔81が開口し、この器具取付孔81を用いて埋込配線器具が施工面Wに後部を埋め込んだ形で施工される。図示例では埋込配線器具として押釦式の操作部41を備えるスイッチ本体42と、スイッチ本体42に取り付けられるハンドル43とで構成されるスイッチ40を例示している。なお埋込配線器具はスイッチに限定される趣旨のものではなく、電源コンセント、電話コンセント、TVコンセント、LAN用コンセントなどの埋込配線器具でも良い。
スイッチ本体42は矩形枠状の取付枠50に保持され、取付枠50が施工面Wに対して固定されることにより、スイッチ40が施工面Wに対して固定されるようになっている。スイッチ本体42は、左右方向(前面の長手方向)の寸法が取付枠50に設けた開口窓51の幅方向(左右方向)の寸法にほぼ等しく設定され、上下方向(スイッチ本体42の前面の幅方向)の寸法が開口窓51内に上下に3個並べて配置できるように設定されている。要するに、図示するスイッチ本体42は図示する取付枠50に対して最大3個取り付けることができるように形成されている。このような寸法のスイッチ本体42を有する埋込配線器具を単位寸法の埋込配線器具と呼ぶ。なおスイッチ本体42の前面とは、スイッチ本体42を施工したときの室内側の面を意味する。
図2に示す取付枠50は金属製であって、上下の枠片52,52の左右両端間をそれぞれ側片53,53で連結した矩形枠状に形成されており、各側片53は後方に延長され、それぞれ3対の器具取付孔54が上下方向に沿って形成されている。器具取付孔54は左右2個ずつで合計4個を1組として配線器具を取り付けることができる。すなわち、スイッチ本体42の左右両側面には2個ずつの係止爪46が形成されており、係止爪46を器具取付孔54に係合させることによって、スイッチ本体42が取付枠50に保持されるようにしてある。また上下の枠片52,52には、ボックス取付用の固定ねじ90が挿通される長孔55と、前面にプレート枠60を取り付けるためのプレートねじ用のねじ孔56と、上述した挟み金具30を取着するための一対の挟み金具取付孔57と、パネル材80に直接ねじ固定するためのタッピングねじを挿通する一対のねじ挿通孔58とがそれぞれ形成されている。また上下の枠片52の左右両側縁にはパネルカバー20の弾性係止片24が係止する切欠59がそれぞれ形成されている。なお上述したスイッチ本体42は単位寸法の配線器具であるから、3組の器具取付孔54のいずれか1組を用いて取り付けることができ、取付枠50に対して上下方向の3位置で取付可能になっている。本実施形態に示す構成例では上下方向の中央位置にスイッチ40を1個だけ取り付けているが、上側及び下側の組の器具取付孔54を用いてスイッチ40を2個取り付けても良いし、3組の器具取付孔54を用いてスイッチ40を3個取り付けても良い。
また、スイッチ本体42の前面側には矩形状の操作面を有するハンドル43が配設される。図示例のように取付枠50の上下方向の中央位置にスイッチ本体42を1個だけ取り付ける場合には、取付枠50の上下の枠片52,52にそれぞれ一部が重複する程度の上下方向の寸法を有し、かつ取付枠50の開口窓51の左右方向の寸法よりやや大きい程度の左右方向の寸法を有した1個のハンドル43を用いる。このハンドル43は左右方向の一側縁がスイッチ本体42に設けた支点台44に枢着される。また、ハンドル43の上記一側縁には後方に一対の支点補助片45が突設され、支点補助片45の先端部が取付枠50の開口窓51の内周面に当接するようにしてある。このような構成により、ハンドル43はスイッチ本体42に対して片側支点で枢着され、いわゆるピアノハンドル型の操作が可能になる。なお取付枠50に2個のスイッチ40を取り付ける場合には、図2に示すハンドル43に対して上下方向の寸法が2分の1程度のハンドルを2個用い、取付枠50に3個のスイッチ40を取り付ける場合には、図2に示すハンドル43に対して上下方向の寸法が3分の1程度のハンドルを3個用いることになる。
また取付枠50の前面側にはプレート枠60および化粧プレート70からなるプレートが取り付けられる。プレート枠60は合成樹脂成型体からなり、上下の枠片62,62の左右両端間をそれぞれ側片63,63で連結した矩形枠状に形成されており、中央にスイッチ40に取り付けられたハンドル43の外周形状よりも大きな開口窓61が開口している。上下の枠片62,62の中央には貫通孔(図示せず)が貫設されており、この貫通孔に挿通したプレートねじ65,65を取付枠50のねじ孔56,56に螺入締結することで、プレート枠60が取付枠50に固定され、プレート枠60の開口窓61からスイッチ40に取り付けられたハンドル43の前面を露出させるようになっている。このとき、枠片62,62の後面の凹部(図示せず)に嵌まり込んだ取付枠50の枠片52,52後面と、プレート枠60の枠片62および側片63の後面とが防気カバー10の枠体12の前面に被着され、枠体12がパネル材80と密着することで、防気性が確保される。
プレート枠60の前面には化粧プレート70が結合される。化粧プレート70は、スイッチ40に取り付けられたハンドル43の外周形状にほぼ一致する開口窓71を有するプレート主板72を有し、プレート主板72の外周縁からはプレート枠60の外周面の前面側を覆う覆い壁73が全周に亘って延出している。また、プレート主板72の背面には覆い壁73の内側において、プレート枠60の側片63,63に設けた各3個の係止孔64にそれぞれ係止可能な弾性係止片(図示せず)が突設されており、この弾性係止片を係止孔64に挿入するとともに、弾性係止片の先端部の爪を係止孔64の後縁に係止させることで、化粧プレート70がプレート枠60に結合されることになる。
次に、本発明の要旨である防気カバー10について説明する。防気カバー10は低密度ポリエチレンシートのような可視光に対して透光性を有する合成樹脂の成型品からなり、前面が開口した箱状のカバー本体11と、カバー本体11の開口周縁から外鍔状に形成された枠体12とを一体に備え、外部より内部が見えるように略透明になっている。カバー本体11の内部は埋込配線器具を収納する器具収納室15となり、この器具収納室15はJIS規格や日本配線器具工業会で規格化された単位寸法の埋込配線器具を3個連設して収納できる寸法(一連の寸法)に形成されている。またカバー本体11の背部を側部に比べて薄肉に形成することで、この背部によりVVF線などの電線を外側から突き刺して貫通させることができる電線貫通面13が形成されている。また電線貫通面13には、短手方向(幅方向)の中心を通る中心線に沿って、外方向(後側)に突出して器具収納室15側に凹んだ4つの突出部16が形成されており、図4に示すように外側に突出した突出部16の底部をニッパー等の工具でカットして孔をあけることにより、TV用の同軸ケーブルやLAN用のツイストペアケーブルや電話用のケーブルを器具収納室15内へ導入させる電線挿入孔16aが形成される。
また枠体12の上下の枠辺12a,12bの中央部には、ボックス取付用の固定ねじ90が挿通される十字状の切り込み孔14を形成している(図1(a)(b)参照)。上下の切り込み孔14の間隔は、JIS規格等によって規格化されている埋込配線器具の配設施工時に壁等の施工面Wに形成した器具取付孔81内に収納して用いるスイッチボックス100(図2参照)の上下の取付片101,101のねじ孔102,102間の距離に対応させてある。また枠体12の枠辺12a,12bには、それぞれ、パネルカバー20の弾性係止片24に対応する部位にH字形の切り込み孔からなるパネルカバー取付孔17,17が形成されるとともに、挟み金具30の係止片33に対応する部位にI字形の切り込み孔からなる挟み金具取付孔18,18が形成されており、パネルカバー取付孔17および挟み金具取付孔18は固定ねじ挿通用の切り込み孔14の左右両側に上下方向に並べて配置されている。また図4に示すように枠体12の右側の枠辺には、片面を粘着面とし補修時に不要な電線挿入孔16aの周部に貼り付けて電線挿入孔16aを塞ぐための補修テープ91が貼着してある。なお補修テープ91は、例えばカバー本体11の側面など、カバー本体11および枠体12の孔が開いていない部位に貼着しておけば良い。
次に、本実施形態を用いた埋込配線器具の施工面への取付について図2を参照して説明する。なお図2に示す施工例はスイッチボックス100を用いた施工形態を示しており、この場合はパネルカバー20は使用されない。
まずパネル材80の室外側に先行配線され、器具取付孔81に埋設されたスイッチボックス100に導入されたVVF線を接続するスイッチ40を取り付ける場合は、スイッチ40を取付枠50に予め取り付けておき、この取付枠50に取り付けた状態のスイッチ40の後面(背面)から防気カバー10を被せてカバー本体11の器具収納室15内にスイッチ40の後部を収納する。この状態でスイッチボックス100内から外側に引き出したVVF線の各線をスイッチ本体42の後面に形成された電線挿入孔(図示せず)に狙いを定めて防気カバー10の背部の電線貫通面13に突き刺して貫通させ、その芯線を電線挿入孔に挿入して、スイッチ40内部に収納された速結端子(図示せず)に接続させる。ここで防気カバー10は略透明になっているので、カバー本体11の内部に収納されるスイッチ40を外部から見ることができ、スイッチ40に接続する電線を通すための孔を電線貫通面13に形成する際にスイッチ40に対応させて孔開けができるから、孔開けの失敗が減り、防気性の確保ができるとともに配線施工が容易になる。
そして、防気カバー10を貫通させたケーブルをスイッチ40に接続した状態で防気カバー10のカバー本体11を器具取付孔81内に嵌め込み、枠体12の後面を器具取付孔81の開口周縁の施工面Wに当接させる。その後、スイッチ40が取着された取付枠50の長孔55と、防気カバー10の枠体12に設けた切り込み孔14とに固定ねじ90を挿通し、この固定ねじ90をスイッチボックス100のねじ孔102に螺入締結することによってスイッチ40が取着された取付枠50と防気カバー10とを施工面Wに固定する。ここで取付枠50の前面側にはプレート枠60を、その上下の枠片62に貫挿させたプレートねじ65を取付枠50のねじ孔56に螺入締結させることで固定して、プレート枠60の開口窓61よりスイッチ40の前面に取り付けられたハンドル43を露出させるようになっており、このプレート枠60の枠片62後面の凹部に嵌まり込んだ取付枠50の枠片52後面と、プレート枠60の枠片62および側片63の後面とが防気カバー10の枠体12の前面に被着される。またプレート枠60の前面には弾性係止片(図示せず)によって着脱自在に化粧プレート70が取り付けられ、さらに化粧プレート70の開口窓71よりスイッチ本体42に取着したハンドル43の前面(操作面)が露出するのである。このように施工されて配設された防気カバー10では枠体12を厚肉としたこととその後面を平坦にしてあることにより、枠体12とパネル材80との接触部での防気性を確保できるのである。なお図2に示すように、枠体12の上下の枠辺12a,12bに設けた切り込み孔14の交差部分に、切り込みの交差点を中心とし切り込みの一辺の長さよりも直径が小さい丸孔14aを形成しても良く、この丸孔14aを通してスイッチボックス100のねじ孔102を容易に視認することができる。また切り込み孔14の交差部分に丸孔14aを形成することによって、切り込み孔14のみの場合に比べて固定ねじ90の挿入時に発生する抵抗が小さくなるという利点もある。
なお図2の施工例はスイッチ40を埋込配設する場合を示しているが、TVコンセントや電話コンセントやLAN用コンセントを埋込配設する場合には、先行配線されてスイッチボックス100内に導入されるケーブルが同軸ケーブル或いはツイストペアケーブルであるので、防気カバー10の背部にケーブルを貫挿させる場合に電線貫通面13にケーブルを突き刺して通すことができない。したがって、この場合は電線貫通面13の背面から突出している突出部16の底部をニッパーのような工具を用いてカットしてケーブルの外径に合うような径の電線挿入孔16aをあけ、この電線挿入孔16aを通してケーブルをカバー本体11内部の器具収納室15に導入し、埋込配線器具の接続端子(図示せず)に接続する。ここで電線貫通面13に形成された突出部16を誤って切断し、不要な孔を開けてしまった場合には、枠体12に貼着されている補修テープ91を剥がし、この補修テープ91を不要な孔の周部に貼り付けて、孔を塞ぐことにより、その場で孔の補修作業を行うことができる。なお防気カバー10、取付枠50、プレート枠60、化粧プレート70の取り付けは上記の場合と同様であるので、ここでは説明を省略する。
また図2の施工例はスイッチボックス100を用いる場合の施工例であるが、取付枠50の施工面Wがパネル壁や石膏ボードのようなパネル材80により形成されている場合は、施工を簡単にするためスイッチボックス100を用いずに、取付枠50と図1(b)に示す挟み金具30とによって器具取付孔81の周部を挟持したり、取付枠50の上下の枠片52に設けた挿通孔58にタッピングねじ(図示せず)を通してパネル材80に直接螺入することによって取付枠50を施工面Wに固定する方法を採用しても良い。そして、このようなボックスレスの取付では、図1(a)に示すようなパネルカバー20を取付枠50の背面側に取り付けて、取付枠50に取着された埋込配線器具の背面および側面を保護することが望ましい。なおパネルカバー20および挟み金具30は、背景技術で説明した図8に示すものと同様の構成を有しているので、その説明は省略する。
以下にスイッチボックス100を使用せずに、パネルカバー20を取り付ける場合の施工方法について簡単に説明する。先ずスイッチ40を取付枠50に予め取り付けておき、この取付枠50に取り付けた状態のスイッチ40の後面(背面)から防気カバー10を被せてカバー本体11の器具収納室15内にスイッチ40の後部を収納する。この状態でスイッチボックス100内から外側に引き出したVVF線の各線をスイッチ本体42の後面に形成された電線挿入孔(図示せず)に狙いを定めて防気カバー10の背部の電線貫通面13に突き刺して貫通させ、その芯線を電線挿入孔に挿入して、スイッチ本体42内部に収納された速結端子(図示せず)に接続させる。なお埋込配線器具がTVコンセントや電話コンセントやLAN用コンセントの場合は、埋込配線器具に同軸ケーブル或いはツイストペアケーブルが接続されるので、電線貫通面13に突出している突出部16の底部をニッパーのような工具を用いてカットしてケーブルの外径に合うような径の電線挿入孔16aをあけ、この電線挿入孔16aを通してケーブルをカバー本体11内部の器具収納室15に導入し、埋込配線器具の接続端子に接続する。
このようにケーブルを防気カバー10に貫通させて防気カバー10内に収納されたスイッチ40に接続した状態で、取付枠50の背面側からパネルカバー20を近づけて、パネルカバー20の背部21と側部22,22とで取付枠50に取着されたスイッチ本体42の埋込部分を覆うとともに、側部22の上下両端部から前方に突出する突出片23に設けた弾性係止片24を枠体12の上下の枠辺12a,12bに設けたパネルカバー取付孔17に通して(図1(a)参照)、防気カバー10から前方に突出する弾性係止片24の係止爪25を取付枠50の切欠59の縁に係止させることで、パネルカバー20が取付枠50に取着される。
この状態で防気カバー10のカバー本体11およびパネルカバー20を器具取付孔81内に嵌め込み、枠体12の後面を器具取付孔81の開口周縁の施工面Wに当接させ、取付枠50の上下の枠片52に設けた挿通孔58にタッピングねじを通してパネル材80に螺入することで取付枠50が施工面Wに固定される。一方、挟み金具30を用いて取付枠50を施工面Wに固定する場合は、係止片33および当接片34を前方に向けて挟み金具30を器具取付孔81内に挿入するとともに、パネル材80の前面側に取付枠50を配置する。次に挟み金具30の係止片33を枠体12の上下の枠辺12a,12bに設けた挟み金具取付孔18に通して挟み金具取付孔57の幅広部に挿入して、取付枠50の前面側に突出させた後、この係止片33を挟み金具取付孔57の幅狭部に導入して、係止片33を挟み金具取付孔57の孔縁に係止させる。その後、取付枠50の長孔55に通した固定ねじ90を枠体12の上下の枠辺12a,12bに設けた切り込み孔14に通し、防気カバー10の背面側に突出する固定ねじ90を挟み金具30のねじ孔32に螺入締結することで、挟み金具30の主部31を取付枠50側に接近させ、挟み金具30の当接片34と取付枠50との間にパネル材80を挟持させて、取付枠50をパネル材80に固定されている。
このように本実施形態の防気カバー10では、枠体12の上下の枠辺12a,12bにパネルカバー20の弾性係止片24を挿通するためのパネルカバー取付孔17を形成しているので、防気カバー10を取り付けた場合でもパネルカバー20を取付枠50に取り付けることができ、ボックスレスで施工する際にも気密性を高めつつ、取付枠50に取着された埋込配線器具を保護することができる。また防気カバー10の枠体12には、上下の枠辺12a,12bに挟み金具30の係止片33を挿通するための挟み金具取付孔18を形成しているので、防気カバー10を取り付けた場合でも挟み金具30を用いて取付枠50を施工面Wに固定することができる。
ここで、パネルカバー取付孔17に挿通される弾性係止片24の前端部には厚み方向に突出する係止爪25が設けられているため、パネルカバー取付孔17がスリット状の切り込み孔で構成されている場合は、係止爪25が干渉してパネルカバー取付孔17に挿入しにくいが、上述の防気カバー10では図1(a)(b)及び図5(a)に示すようにパネルカバー取付孔17をH字形の切り込み孔で構成しているので、弾性係止片24の挿入時にパネルカバー取付孔17の周部が撓みやすくなり、弾性係止片24を挿入しやすくなっている。また挟み金具取付孔18はI字形の切り込み孔で構成されているが、この挟み金具取付孔48に挿通される挟み金具30の係止片33は薄肉の板材で形成されており、厚み方向に突出する部位がないので、I字状の切り込み孔からなる挟み金具取付孔18にも容易に差し込むことができる。
なおパネルカバー取付孔17および挟み金具取付孔18の形状を上記の形状に限定する趣旨のものではなく、本実施形態では図5(b)に示すようにI字状の切り込み孔からなるパネルカバー取付孔17と挟み金具取付孔18とを上下に並べて形成し、両取付孔17,18の中央部を切り込み孔19で連通することで、弾性係止片24の挿入時に発生する抵抗を低減するようにしてある。また図5(c)に示すようにスリット状の切り込み孔に比べて幅広の帯状の貫通孔からなるパネルカバー取付孔17と、I字状の切り込み孔からなる挟み金具取付孔18とを上下に並べて形成し、両取付孔17,18の中央部を切り込み孔19で連通したような形状に形成し、パネルカバー取付孔17の幅を切り込み孔の場合よりも広げることで、挿入時の抵抗を低減しても良い。また図5(d)に示すようにスリット状の切り込み孔に比べて幅広の帯状の貫通孔からなるパネルカバー取付孔17と挟み金具取付孔18とを上下に並べて形成し、両取付孔17,18の中央部を切り込み孔19で連通したような形状に形成し、両取付孔17,18の幅を切り込み孔の場合よりも広げることで、挿入時の抵抗を低減しても良い。また更に図5(e)に示すようにI字状の切り込み孔からなるパネルカバー取付孔17と、スリット状の切り込み孔に比べて幅広の帯状の貫通孔からなる挟み金具取付孔18とを上下に並べて形成し、両取付孔17,18の中央部を切り込み孔19で連通したような形状に形成し、挟み金具取付孔18の幅を切り込み孔の場合よりも広げることで、挿入時の抵抗を低減しても良い。
ところで、図2に示す施工例ではスイッチ本体42を金属製の取付枠50に取着する場合を例に説明を行ったが、図7(a)に示すように合成樹脂製の取付枠50’を用いて施工する場合、合成樹脂製の取付枠50’では、一方の側片53に撓み自在に連結された可撓梁部53aを設けてある。この可撓梁部53aと他方の側片53とにスイッチ40の係止爪46と係止する係止孔が形成されており、可撓梁部53aを撓ませて他方の側片53との間隔を広げることによって係止爪46と係止孔とを係止又は離脱できるようになっている。ここで、可撓梁部53aは取付枠50の背面側に大きく突出しているため、カバー本体11の左右の側面が開口面側から背面側にかけて幅寸法が徐々に小さくなるように傾斜している場合、可撓梁部53aとカバー本体11の内面とが干渉することになり(図7(b)のB部)、B部の干渉を避けるためにカバー本体11の幅方向の中心と取付枠50’の幅方向の中心とを距離tだけずらして取り付けねばならず、カバー本体11の取付に非常に手間がかかっていた。そこで、図7(b)に示すようにカバー本体11の前後方向の中間部に段部10bを設け、取付枠50’の埋込分が挿入される部位、すなわち可撓梁部53aの後端位置よりも前側の前半部10aの幅寸法を後半部10cの幅寸法よりも幅広で、且つ、取付枠50’の埋込部分の最大幅寸法よりも幅広に形成しても良く、カバー本体11の幅方向の中心と取付枠50’の幅方向の中心とを合わせて取り付けることができるから、カバー本体11の内面と取付枠50’の埋込部分との干渉を避けるためにカバー本体11と取付枠50’とを幅方向の中心をずらして取り付ける場合に比べて取付作業を簡単に行うことができる。
また本実施形態では、カバー本体11を、単位寸法の埋込配線器具を3個連設して収納できる寸法(一連の寸法)に形成しているが、図6に示すように、幅方向に連接された複数(図6の場合は2つ)の取付枠50に取着される埋込配線器具が内部に収納可能な寸法(複数連の寸法)に形成し、枠体12の上下の枠辺に、個々の取付枠50に対応させてパネルカバー取付孔17と挟み金具取付孔18とを形成するとともに、個々の取付枠50に取着されるパネルカバー20の側部22が挿入される逃がし溝10dをカバー本体11の背部に設けて、カバー本体11の上側から見た形状をM字形に形成しても良く、連接された複数の取付枠50の内、所望の取付枠50にだけパネルカバー20を取着することができ、複数の取付枠50の内の一部だけをパネルカバー20で覆って保護することができる。
(a)(b)は本実施形態の防気カバーを後側から見た外観斜視図である。 同上の施工状態を説明する分解斜視図である。 同上の別の防気カバーの施工状態を説明する分解斜視図である。 同上のまた別の防気カバーの後側から見た外観斜視図である。 (a)〜(e)はパネルカバー取付孔および挟み金具取付孔の形状を説明する説明図である。 同上の別の防気カバーを示し、(a)はパネルカバーを取り付けた状態を後側から見た外観斜視図、(b)は上面図である。 (a)(b)は防気カバーを合成樹脂製の取付枠に取り付けた状態の一部破断せる上面図である。 従来の防気カバーを後側から見た外観斜視図である。
符号の説明
10 防気カバー
11 カバー本体
12 枠体
13 電線貫通面
17 パネルカバー取付孔
18 挟み金具取付孔
20 パネルカバー
24 弾性係止片
30 挟み金具
33 係止片

Claims (6)

  1. 造営材に形成された器具取付孔内に嵌め込まれるとともに、前面開口より埋込配線器具が収納される箱状のカバー本体と、前記カバー本体の開口周縁から形成され、前記器具取付孔の開口周縁の造営材に後面が当接されるとともに、前記埋込配線器具を取り付けた取付枠が前面に被着される枠体と、前記カバー本体の背部により構成される電線貫通面とから成り、前記器具取付孔内に嵌め込まれ前記埋込配線器具の埋込部分および前記カバー本体を覆うパネルカバーに設けられ当該パネルカバーを前記取付枠に背面側から係止させるための係止手段を挿通するパネルカバー取付孔と、前記造営材の室外側面に前記枠体を間にして配置され前記取付枠との間に前記造営材を挟むことによって前記取付枠を造営材に固定する挟み金具の係止部を前記取付枠の被係止部に係止させるために、前記係止部を挿通させる挟み金具取付孔と、前記挟み金具のねじ孔に前記取付枠に挿通させた固定ねじを螺入させるために、前記固定ねじを挿通する固定ねじ挿通孔とが前記枠体に設けられ、挟み金具取付孔及びパネルカバー取付孔は平行に並べて形成され、前記両取付孔の中央部が連結孔を介して連結されたことを特徴とする防気カバー。
  2. 前記パネルカバーは、前記埋込配線器具の背面を覆う背部と、前記埋込配線器具の側面を覆う側部とを備え、前記カバー本体を、幅方向に連接された複数の前記取付枠に取着される埋込配線器具が内部に収納可能な大きさに形成するとともに、個々の取付枠に取着されるパネルカバーの側部が挿入される逃がし溝を前記カバー本体に設けたことを特徴とする請求項1記載の防気カバー。
  3. 前記カバー本体は、少なくとも前記取付枠の埋込部分が挿入される部位の幅寸法を、合成樹脂製の前記取付枠の埋込部分の最大幅寸法よりも幅広に形成したことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の防気カバー。
  4. 前記取付枠に通されて、前記造営材に埋設されたスイッチボックスのねじ孔、又は、前記取付枠との間で前記造営材を挟持する挟み金具のねじ孔の何れかに螺入される固定ねじを挿通するための丸穴からなる固定ねじ挿通孔を前記枠体に設けたこと特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載の防気カバー。
  5. 少なくともカバー本体を、可視光に対して透光性を有する材料で形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つに記載の防気カバー。
  6. 前記電線貫通面には、背面側に突出しこの突出部分を切断することによって電線挿入孔を形成するための突出部が設けられており、片面を粘着面とし補修時に不要な電線挿入孔の周部に貼り付けて前記電線挿入孔を塞ぐための補修テープを前記カバー本体および前記枠体の孔が開いていない部位に貼着したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載の防気カバー
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