JP5537268B2 - 気密カバー、配線器具を設置するための装置及び気密カバーの設置方法 - Google Patents

気密カバー、配線器具を設置するための装置及び気密カバーの設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、気密カバーに関する。
例えば、建築物の壁に設置される配線器具には、壁裏に配設されたケーブルが接続される。また、配線器具の設置に伴う気密性を確保するために、配線器具は気密カバー内に収納される。そして、このような気密カバーとしては、例えば特許文献1又は特許文献2に記載のものがある。
特許文献1に記載の防塵パッキンは、一面が開口されるとともに配線器具が収容される箱状の本体(カバー本体)と、本体の開口全周から外方に向けて設けられた固定フランジ板(フランジ部)とからなる。また、本体の底壁には、電線(ケーブル)を気密状態で挿通させるための電線挿通部(引込み部)が複数設けられている。
この防塵パッキンは、壁内に配設されたボックス内部に挿入される。そして、その防塵パッキンの固定フランジ板と、コンセント(器具)が取り付けられている器具取付け金枠(器具枠)との間に押え板が配置された状態で、押え板によって固定フランジ板を塗代カバーの開口端面に密着させる。さらに、押え板の外側に器具取付け金枠を配置した状態で、固定ビスによりボックス、防塵パッキン、押え板及び器具取付け金枠を固定する。これによって、防塵パッキンにより室内側とボックス内部とが遮断されて、ボックス内部に侵入する塵埃類が室内に入り込むのが防止される。さらに、器具取付け金枠に化粧板(化粧カバー)が固定ビスにより固定されて、コンセントのプラグ差込み口を除く部分、及び押え板は化粧板により覆われる。
また、特許文献2に記載のコンセントボックスカバーは、一側面が開口されるとともに、取付枠(器具枠)の内側に固定されるコンセント本体(器具)を内装可能な四角箱状のボックス本体(カバー本体)と、そのボックス本体の開口縁から外側に延設される四角形の鍔部(フランジ部)とからなる。また、ボックス本体におけるコンセント本体の配線コード(ケーブル)への接続端子に近接する部分には、配線コードの接続用端部よりも太い有底円筒状の突起部(引込み部)が隆起するように形成されている。
そして、コンセント本体をボックス本体に内装し、取付枠の建築躯体(例えば壁)側に鍔部が位置するようにして、取付枠を建築躯体に固定する。すると、可撓性のある材質にて一体に形成された鍔部及ボックス本体によって、建築躯体に形成されたコンセント取付用開口部の開口と取付枠との間隙が遮断される。さらに、取付枠の室内側に化粧カバーが固定される。
特開平7−274346号公報 特開平7−288913号公報
ところで、特許文献1の防塵パッキンは、壁内に配設されたボックス内に挿入されるが、器具取付け金枠は、配線器具が壁表で傾いて設置されないようにするため、ボックスに対して角度調整や位置調整してボックスに固定される。このとき、防塵パッキンが器具取付け金枠に対して傾いていたり、防塵パッキンの位置が器具取付け金枠に対してずれていると、化粧板を器具取付け金枠に固定した状態で、化粧板よりも外に固定フランジ板がはみ出してしまう。
また、特許文献2のコンセントボックスカバーは、その材質が軟らかいために、コンセント本体が固定された取付枠をボックス本体に固定したとき、コンセント本体によってボックス本体が押圧される等して変形してしまう場合がある。すると、ボックス本体の変形に追従して鍔部も変形してしまい、この鍔部の変形状態で取付枠に化粧カバーが固定されると、化粧カバーよりも外に鍔部がはみ出してしまう。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、フランジ部が化粧カバーからはみ出ることを防止することができる気密カバーを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、一面に開口を有するとともに建築物の壁に設置される器具を内部に収納可能な有底箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の開口縁全周から外方に向けて延びる環状のフランジ部と、を備え、前記カバー本体が前記壁に穿設される壁孔に挿入されるとともに前記フランジ部が前記壁表の前記壁孔周縁に配置され、さらに、前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ化粧カバーが取り付けられる器具枠が配置されて使用される可撓性を有する気密カバーであって、前記フランジ部には、前記器具枠に対して前記フランジ部を動かして、前記化粧カバーが前記フランジ部全体を覆う位置に前記器具枠に対する前記フランジ部の位置を調整するための位置調整部が設けられていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、上記発明において、前記器具枠には、前記壁裏に設置された器具枠取付体に前記器具枠を取り付けるための第1ビスが挿通されるビス挿通孔が、前記器具枠に保持された前記器具を挟むようにして一対設けられるとともに、前記一対のビス挿通孔の並び方向に沿った各ビス挿通孔の外側には、前記化粧カバーを取り付けるための第2ビスが螺着される一対のビス孔が形成されており、前記化粧カバーは、前記第2ビスが挿通される一対の挿通孔を有する化粧カバー取付板と、前記化粧カバー取付板に取り付けられる化粧カバー本体と、から構成され、前記位置調整部は、前記一対のビス孔と対応する位置に一対設けられ、前記一対のビス孔からそれぞれ臨ませるように前記位置調整部を前記器具枠の前記一対のビス孔に重合させた状態で、前記第2ビスで前記化粧カバー取付板を前記器具枠に取り付け可能であることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、上記発明において、前前記位置調整部は、前記フランジ部の表面から表側へ突出するとともに、前記フランジの表面側と裏面側とが非連通である突出部であり、且つ、前記一対のビス孔に入り込まない高さに形成されたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、上記発明において、前記フランジ部において、前記一対の位置調整部を結ぶ直線の両側に位置するフランジ部の裏面には、該フランジ部を壁に貼着するための両面テープが設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、フランジ部が化粧カバーからはみ出ることを防止することができる。
実施形態における気密カバー、配線ボックス、器具枠及び化粧カバーを示す斜視図。 気密カバーを表側から見た気密カバーの平面図。 図2におけるA−A線断面図。 気密カバーが位置合わせされた状態を示す正面図。 スイッチの設置状態を示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。また、本実施形態では、器具としてのスイッチSを壁Wに設置するために器具枠取付体としての配線ボックス11が用いられ、その配線ボックス11内に気密カバー41が配設されるものとする。
まず、建築物の壁Wについて説明する。
図5に示すように、壁Wは、柱Hと、その柱Hの前後両面に立設される一対の壁材W1とによって構成されている。また、一対の壁材W1の間には中空部Kが形成されており、中空部Kには発泡ポリスチレン板やグラスウール、硬質発泡ウレタン板等の断熱部材(図示せず)が設けられている。また、中空部Kには図示しないケーブルが配設されている。
次に、壁WにスイッチSを設置するために用いられる配線ボックス11について説明する。
図1に示すように、配線ボックス11は、合成樹脂材料により表面(一面)に開口を有する有底四角箱状に形成されている。詳細には、配線ボックス11は、長方形状をなす底壁12と、底壁12の上下に対向する一対の短側壁たる上側壁13a及び下側壁13bと、底壁12の左右に対向する一対の長側壁たる右側壁13c及び左側壁13dとから形成されている。そして、底壁12及び四つの側壁13a〜13dによって収容部14が囲み形成されている。
上側壁13a及び下側壁13bには、ケーブル挿通孔15が二つずつ形成されている。一方のケーブル挿通孔15はノック部16によって閉鎖され、他方のケーブル挿通孔15にはノック部16が形成されずに開放されている。また、上側壁13a及び下側壁13bの内面には、スイッチSを配線ボックス11に取り付けるために用いられるボス部17がそれぞれ対向する位置に形成されている。ボス部17にはボス孔17aが形成されている。左側壁13dの外面には、配線ボックス11を柱Hに固定する際、柱Hの側面に当接させる当接座部18が突設され、この当接座部18にはビス孔19が複数(実施形態では3つ)形成されている。
次に、スイッチSを保持する器具枠21について説明する。
器具枠21は矩形枠状をなすとともに、スイッチSを保持する保持孔22を備える。また、器具枠21の短手方向への長さの中間点を通過し、且つ長手方向に延びる中心線L1上には、一対のビス挿通孔23が保持孔22を挟むようにして設けられている。各ビス挿通孔23は、器具枠21の短手方向へ延びる長孔形状に形成されるとともに、このビス挿通孔23には配線ボックス11に器具枠21を取り付けるための第1ビスB1が挿通されるようになっている。さらに、器具枠21の中心線L1上において、各ビス挿通孔23よりも外側それぞれには円孔状のビス孔24が形成されている。このビス孔24には、器具枠21に化粧カバーCを取り付ける際に、第2ビスB2が挿通されるようになっている。
次に、化粧カバーCについて説明する。化粧カバーCは、器具枠21に取り付けられる化粧カバー取付板31と、化粧カバー取付板31に取り付けられる化粧カバー本体38とから構成されている。
化粧カバー取付板31は矩形枠状をなすとともに、スイッチSが通過可能な貫通孔32を備える。化粧カバー取付板31の裏面には、押圧部35が化粧カバー取付板31の縁部全周に亘って延びるように形成されている。また、化粧カバー取付板31の短手方向への長さの中間点を通過し、且つ長手方向に延びる中心線L2上には、一対のビス挿通孔33が貫通孔32を挟むようにして形成されている。このビス挿通孔33には、器具枠21に化粧カバー取付板31を取り付ける際に、第2ビスB2が挿通されるようになっている。そして、ビス挿通孔33に挿通した第2ビスB2を器具枠21のビス孔24に螺合することにより、器具枠21の中心線L1上に化粧カバー取付板31の中心線L2が位置するように、器具枠21に化粧カバー取付板31が取り付けられるようになっている。なお、化粧カバー取付板31の短手方向及び長手方向への長さは、器具枠21の短手方向及び長手方向への長さよりも長くなっている。
さらに、化粧カバー取付板31の四隅には、取付孔34が形成されている。この取付孔34には、化粧カバー本体38の裏面に突設される図示しない係合部が係合可能になっており、この係合部が取付孔34に対して強制的に係合されることで、化粧カバー本体38が化粧カバー取付板31の表面側に取り付けられる。
化粧カバー本体38は矩形枠状をなすとともに、スイッチSが内側を通過可能な貫通孔39が形成されている。そして、化粧カバー本体38が化粧カバー取付板31の表面側に取り付けられると、化粧カバー本体38によって化粧カバー取付板31全体が覆われるとともに、貫通孔39からスイッチSのみが壁W表に露出する。また、化粧カバー本体38が化粧カバー取付板31に取り付けられると、化粧カバー本体38の長手方向へ延びる中心線L3は、化粧カバー取付板31の中心線L2上に位置する。
次に、気密カバー41について説明する。
気密カバー41は、透明であるとともに可撓性を有する合成樹脂、例えばポリプロピレンをプレス成型や真空成型により所定形状に成形してなる。気密カバー41のカバー本体42は、表面(一面)に開口を有する有底四角箱状に形成されるとともに、配線ボックス11の収容部14に収容可能な大きさに形成されている。詳細には、カバー本体42は、長方形状をなす底壁43と、底壁43の上下に対向する一対の短側壁たる上側壁44a及び下側壁44bと、底壁43の左右に対向する一対の長側壁たる右側壁44c及び左側壁44dとから形成されている。そして、底壁43及び四つの側壁44a〜44dによって収容部45が囲み形成されている。
底壁43には、ケーブルをカバー本体42内へ引き込むための引込み部46がカバー本体42の内部に向かって膨出するように複数(本実施形態では15個)形成されている。引込み部46は、基端から先端に向かうにつれて細くなる円筒形状であるとともに、その先端が封止されている。引込み部46は、ケーブルをカバー本体42内に引き込むために、引込み部46にケーブルを挿通するときに初めて先端側が開口される。
カバー本体42における開口縁全周には、四角環状をなすフランジ部47が一体形成されている。このフランジ部47は、カバー本体42の開口縁全周からカバー本体42の外方に向けて延びるように形成されている。フランジ部47の短手方向に沿った長さは、化粧カバー本体38及び化粧カバー取付板31の短手方向に沿った長さよりも短く、フランジ部47の長手方向に沿った長さは、化粧カバー本体38及び化粧カバー取付板31の長手方向に沿った長さよりも短くなっている。よって、フランジ部47の外縁での四角形は、化粧カバー本体38及び化粧カバー取付板31の外縁での四角形よりも小さく形成されている。フランジ部47は、可撓性を有するカバー本体42に一体形成されているため、その基端を中心として底壁43側又は底壁43から離れる側に向けて傾倒可能に形成されている。
図2に示すように、フランジ部47において、カバー本体42の短手方向への長さの中間点を通過し、且つ長手方向に延びる中心線L4上には、一対の挿通孔48がカバー本体42の開口を挟むようにして形成されている。各挿通孔48は円孔状をなすとともに、この挿通孔48には、器具枠21を配線ボックス11に取り付ける際に、器具枠21のビス挿通孔23に挿通された第1ビスB1が挿通されるようになっている。さらに、各挿通孔48の内縁には、カバー本体42の短手方向に沿って延びるスリット48aが形成されている。このスリット48aには、器具枠21のビス挿通孔23に挿通された第1ビスB1が挿通可能になっている。また、フランジ部47において、カバー本体42の中心線L4上には、位置調整部としての突出部49が各挿通孔48よりも外側に設けられている。
図3に示すように、各突出部49はフランジ部47の表面から表側に向けて有蓋円筒状に突出している。各突出部49は、そのフランジ部47の表面側の基端から先端に至るまで閉じるように形成されるとともに、フランジ部47の裏面側が開放されている。各突出部49の突出側端面は平坦面になっている。また、各突出部49の直径は、各ビス孔24の直径よりも小さくなっており、ビス孔24に突出部49を重合させたとき、突出部49の突出側端面全体がビス孔24から臨むようになっている。
また、図2に示すように、フランジ部47において、一対の突出部49を結ぶ直線(中心線L4)の両側となるフランジ部47の左右の裏面には、帯状をなす両面テープTが長辺方向がカバー本体42の長手方向へ延びるように貼着されている。両面テープTは、フランジ部47の左右両側部内に収まるようにフランジ部47に貼着されている。なお、両面テープTは、裏面がフランジ部47の裏面に貼着されるとともに、表面には剥離紙(図示せず)が貼着されている。
次に、上記構成の気密カバー41を用いてスイッチSを壁Wに設置する方法について説明する。
まず、配線ボックス11の当接座部18を柱Hの側面に当接させて、配線ボックス11を柱Hに対して所望の位置に配置する。このとき、ケーブルを、ケーブル挿通孔15を介して配線ボックス11内に予め引き込んでおく。次に、ビス孔19に図示しない固定ビスを挿通するとともに、固定ビスを柱Hに強制的に螺入する。すると、配線ボックス11が柱Hに固定される。そして、柱Hを挟むように他方の壁材W1を配線ボックス11の表面側に立設することで、壁W内の中空部Kに配線ボックス11が設置される。
次に、壁材W1における配線ボックス11の開口と対応する位置に縦長楕円形状の壁孔W2を穿設するとともに、配線ボックス11の内部が壁孔W2を介して壁材W1の表側に臨むようにする。次に、配線ボックス11内に引き込まれたケーブルを壁孔W2から壁材W1の表側に引き出す。次に、気密カバー41の引込み部46に対してケーブルを強制的に突き刺し、ケーブルをカバー本体42内に引き込む。そして、ケーブルにスイッチSを接続するとともに、スイッチSを器具枠21に保持させる。
次に、気密カバー41のカバー本体42を底壁43側から壁孔W2を介して配線ボックス11の収容部14に向かって挿入するとともに、カバー本体42を配線ボックス11内に収容し、フランジ部47の裏面全体を壁材W1における壁孔W2周縁に密着させる。このとき、挿通孔48及び突出部49は、壁孔W2の内側に位置するようになっている。
次に、スイッチSをカバー本体42内に挿入しながら、器具枠21を、その上下両部をフランジ部47の上下両部の表面側に配置する。続いて、スイッチSが壁W表で傾かないように、器具枠21の位置を調整した後、第1ビスB1をビス挿通孔23、挿通孔48及び壁孔W2を介してボス孔17aに螺入し、器具枠21が移動しないように器具枠21を配線ボックス11に仮固定する。ここで、第1ビスB1をボス孔17aに対して最後まで螺進せずに、フランジ部47を壁材W1と器具枠21との間で挟持することなく、気密カバー41の動きが許容される状態にしておく。
次に、図4に示すように、突出部49の突出側端面全体が器具枠21のビス孔24から臨むように、気密カバー41の位置を調整する。具体的には、フランジ部47を把持して、気密カバー41の突出部49が器具枠21のビス孔24に重合するように、気密カバー41を強制的に動かして位置調整する。ここで、各挿通孔48の内縁にはスリット48aが形成されている。よって、第1ビスB1が挿通孔48内に挿通された状態であっても、スリット48a内に第1ビスB1が入り込めるため、気密カバー41の移動が許容されている。
そして、器具枠21のビス孔24に対し突出部49が重合して、突出部49の突出側端面全体がビス孔24から臨んだことを確認したら、両面テープTの剥離紙を剥がして、両面テープTの表面を壁材W1における壁孔W2周縁に貼着する。さらに、第1ビスB1をボス孔17aに対して最後まで螺進させて、器具枠21を配線ボックス11に固定するとともに壁材W1と器具枠21の上下両部との間にフランジ部47の上下両部を挟持する。これにより、フランジ部47が器具枠21に対して所定位置に配置される。ここで、本実施形態での「所定位置」とは、気密カバー41の中心線L4が器具枠21の中心線L1上に位置し、器具枠21の中心線L1からフランジ部47における左右両縁までの距離が同じになる位置のことである。すなわち、フランジ部47の左右両側縁が器具枠21の両側縁と平行をなす位置のことである。
次に、図5に示すように、化粧カバー取付板31を、ビス挿通孔33がビス孔24に重合するように器具枠21の表面側に配置するとともに、第2ビスB2を、ビス挿通孔33を介してビス孔24に螺入する。そして、第2ビスB2がビス挿通孔33に対して螺進されることで、化粧カバー取付板31の押圧部35によりフランジ部47の縁部が全周に亘って強く挟持される。その結果、フランジ部47が挟持されることにより、室内側と配線ボックス11内とが気密カバー41により遮断されて、配線ボックス11内に侵入する塵埃類が壁孔W2を介して室内に入り込むことが防止される。また、化粧カバー取付板31の押圧部35によりフランジ部47の縁部が押圧された状態では、フランジ部47は化粧カバー取付板31よりはみ出していない。
最後に、化粧カバー本体38が化粧カバー取付板31の表面側に取り付けられる。ここで、フランジ部47が器具枠21に対して所定位置に配置され、フランジ部47は化粧カバー取付板31からはみ出していない。このため、化粧カバー取付板31に化粧カバー本体38が取り付けられても、その化粧カバー本体38からフランジ部47がはみ出ることがなく、スイッチSのみが壁W表に臨んだ状態で、スイッチSが壁Wに設置される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)フランジ部47には、挿通孔48を挟んで一対の突出部49が設けられている。そして、位置調整された器具枠21に対して突出部49の突出側端面全体が器具枠21のビス孔24から臨むように、気密カバー41の位置を調整する。器具枠21のビス孔24は、器具枠21の左右両側縁に対して化粧カバーCの左右両側縁が平行をなすように化粧カバーCを器具枠21に取り付けることができる位置に形成されている。よって、器具枠21のビス孔24にフランジ部47の突出部49を重合させることで、フランジ部47の左右両側縁を、器具枠21の左右両側縁に対して平行にすることができ、器具枠21に対し、フランジ部47が傾くことを防止することができる。その結果、化粧カバーCを器具枠21に取り付けても、化粧カバーCよりも外にフランジ部47がはみ出すことがなく、壁W表側にフランジ部47がはみ出してしまうことを防止することができる。
(2)器具枠21のビス孔24は器具枠21の中心線L1上に位置するとともに、気密カバー41の突出部49は気密カバー41の中心線L4上に位置している。よって、ビス孔24に対して突出部49を重合させると、気密カバー41の中心線L4が器具枠21の中心線L1上に位置し、器具枠21の中心線L1からフランジ部47における左右両縁までの距離が同じになる。したがって、化粧カバーCを器具枠21に取り付けても、化粧カバーCよりも外にフランジ部47がはみ出すことがなく、壁W表側にフランジ部47がはみ出してしまうことを防止することができる。
(3)各突出部49は、フランジ部47の表面側の基端から先端に至るまで閉じるように形成されている。よって、フランジ部47の表面側と裏面側とが非連通になっているため、ビス孔24に対して突出部49を重合させたときに、突出部49が壁孔W2の内側に位置していても、突出部49を介してフランジ部47の表面側と配線ボックス11内とが連通することが防止され、室内側と配線ボックス11内との間の気密を確保することができる。
(4)フランジ部47において、一対の突出部49を結ぶ直線(中心線L4)の両側となるフランジ部47の左右の裏面には両面テープTが貼着されている。そして、器具枠21のビス孔24に突出部49を重合させて気密カバー41を位置調整した後、両面テープTによりフランジ部47を壁材W1における壁孔W2周縁に貼着する。フランジ部47における上下両部は、器具枠21における上下両部により壁材W1との間に挟持されることで、フランジ部47における上下両部が壁材W1に対して移動することが規制される。しかし、フランジ部47における左右両部は、器具枠21により壁材W1側へ圧接されていない。しかし、両面テープTにより、壁材W1における壁孔W2周縁にフランジ部47における左右両部を貼着することで、フランジ部47における左右両部が壁材W1に対して移動することが規制される。よって、第1ビスB1をボス孔17aに対して最後まで螺進させて、壁材W1と器具枠21との間にフランジ部47を挟持する際に、気密カバー41が左右方向へ変形してしまい、この気密カバー41の変形に伴ってフランジ部47も変形した状態になってしまうことを抑制することができる。その結果、フランジ部47が変形することにより化粧カバーCよりも外にフランジ部47がはみ出してしまうことを防止することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、フランジ部47における表面であって、カバー本体42の中心線L4上に、位置調整部として、突出部49を各挿通孔48よりも外側に設けたが、これに限らない。例えば、位置調整部として、フランジ部47の表面であって、器具枠21における上下の両短側縁と対応する箇所に、器具枠21における上下の両短側縁と係止可能な係止部を設けてもよい。また、例えば、位置調整部として、フランジ部47の表面であって、器具枠21の左右の両長側縁と対応する箇所に、器具枠21における左右の両長側縁と係止可能な係止部を設けてもよい。
○ 実施形態において、フランジ部47における表面であって、カバー本体42の中心線L4上に、位置調整部として、突出部49を各挿通孔48よりも外側に設けたが、これに限らない。例えば、器具枠21に、位置調整部専用の貫通孔を別途形成するとともに、その位置調整部専用の貫通孔と突出部とが重合するようにフランジ部47の位置調整を行ってもよい。この場合、位置調整部専用の貫通孔と突出部とが重合したときに、フランジ部47の左右両側縁と器具枠21の左右両側縁とが平行になるようになっている。
○ 実施形態において、フランジ部47における表面であって、カバー本体42の中心線L4上に、位置調整部として、突出部49を各挿通孔48よりも外側に設けたが、これに限らない。例えば、位置調整部として、器具枠21の外形を縁取った線を、フランジ部47の表面に予め印字しておき、その線に合わせてフランジ部47の位置調整を行ってもよい。
○ 実施形態において、フランジ部47における表面であって、カバー本体42の中心線L4上に、位置調整部として、突出部49を各挿通孔48よりも外側に設けたが、これに限らない。例えば、フランジ部47における表面であって、カバー本体42の中心線L4上に、位置調整部として、ドットを各挿通孔48よりも外側に印字してもよい。このドットの色は、容易に視認可能な黒色、濃い青、濃い緑、濃い紫、濃い赤、濃い黄等であるとより好ましい。
○ 実施形態では、各突出部49の直径は、各ビス孔24の直径よりも小さくなっており、突出部49の突出側端面全体がビス孔24から臨んだことを確認することで、フランジ部47が器具枠21に対して所定位置に配置されたこととしたが、これに限らない。例えば、各突出部49の直径を、各ビス孔24の直径よりも大きくするとともに、突出部49の突出側端面の一部分がビス孔24から臨んだことを確認することで、フランジ部47が器具枠21に対して所定位置に配置されたこととしてもよい。
○ 実施形態において、各挿通孔48の内縁に形成されたスリット48aを削除してもよい。例えば、気密カバー41を強制的に動かして位置調整する際に、挿通孔48内に第1ビスB1が挿通された状態であっても、気密カバー41は可撓性を有するため、挿通孔48周りが変形することで、気密カバー41の移動が許容される。
○ 実施形態において、一対の挿通孔48は円孔状に形成されたが、これに限らず、例えば、気密カバー41の短手方向へ延びる長孔形状に形成されていてもよい。この場合、各挿通孔48の内縁に形成されたスリット48aを削除してもよい。これによれば、フランジ部47を把持して、気密カバー41の突出部49が器具枠21のビス孔24に重合するように、気密カバー41を強制的に動かして位置調整する際に、第1ビスB1が挿通孔48内に挿通された状態で気密カバー41が移動し易くなる。
○ 実施形態において、各挿通孔48の内縁にカバー本体42の短手方向に沿って延びるスリット48aを形成したが、これに限らず、例えば、各挿通孔48の内縁にカバー本体42の短手方向及び長手方向に沿って延びる正面視十字状のスリットを形成してもよい。
○ 実施形態において、フランジ部47の中心線L4上には、一対の挿通孔48がカバー本体42の開口を挟むように形成されていたが、これに限らず、例えば、フランジ部47の中心線L4上に、カバー本体42の短手方向及び長手方向に沿って延びる正面視十字状のスリットをカバー本体42の開口を挟むように一対形成してもよい。
○ 実施形態において、器具枠21は、二つ以上のスイッチSを保持するものであってもよい。この場合、器具枠21には、保持孔22が二つ以上設けられるとともに、ビス挿通孔23が各保持孔22を挟むようにして二対以上設けられ、さらに、各ビス挿通孔23よりも外側それぞれにビス孔24が形成される。また、配線ボックス11における上側壁13a及び下側壁13bの内面には、ボス部17が二対以上設けられている。さらに、気密カバー41において、フランジ部47には挿通孔48が二対以上設けられるとともに、各挿通孔48よりも外側であって、ビス孔24と対応する位置に突出部49が設けられている。そして、器具枠21に対してフランジ部47を位置合わせする際には、全ての突出部49が全てのビス孔24から臨むように、気密カバー41の位置を調整する。なお、この場合、器具枠21に対してフランジ部47を位置合わせする際には、突出部49のうちの少なくとも一対が、少なくとも一対のビス孔24から臨んだことを確認することで、フランジ部47が器具枠21に対して所定位置に配置されたこととしてもよい。
○ 実施形態において、フランジ部47における左右の裏面両側部に貼着された両面テープTを削除してもよい。
○ 実施形態において、フランジ部47は化粧カバーCの外形よりも小さく形成されていたが、これに限らず、化粧カバーCの外形と同じ大きさに形成されていてもよい。
○ 実施形態において、化粧カバーCは、化粧カバー取付板31と化粧カバー本体38とから構成されていたが、これに限らず、化粧カバー取付板31を削除して、化粧カバー本体38のみで化粧カバーCを構成してもよい。この場合、化粧カバー本体38の中心線L3上には、器具枠21に化粧カバー本体38を取り付ける際に、第2ビスB2が挿通される一対のビス挿通孔が形成される。
○ 実施形態において、化粧カバーCは、化粧カバー取付板31と化粧カバー本体38とから構成されていたが、これに限らず、化粧カバーCは、化粧カバー取付板31と化粧カバー本体38とが予め一体形成されてなるものであってもよい。
○ 実施形態において、壁材W1に穿設される壁孔W2の形状は縦長楕円形状であったが、これに限らず、例えば、縦長四角形状、小判形状、又は真円を一部分が重合するように二つ形成した略瓢箪状であってもよい。
○ 実施形態において、器具枠取付体として、配線ボックス11を適用したが、これに限らず、器具枠取付体として、例えば、矩形枠状をなす配線器具枠取付枠を適用してもよい。
○ 実施形態において、器具枠21に取り付けられる器具はスイッチSであったが、これに限らず、器具枠21に取り付けられる器具は、例えば、コンセントや報知器であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記器具枠取付体は配線ボックスであるとともに、前記配線ボックス内に前記カバー本体が収容されることを特徴とする請求項2に記載の気密カバー。
B1…第1ビス、B2…第2ビス、C…化粧カバー、T…両面テープ、W…壁、W2…壁孔、S…器具としてのスイッチ、11…器具枠取付体としての配線ボックス、21…器具枠、23…ビス挿通孔、24…ビス孔、41…気密カバー、42…カバー本体、47…フランジ部、49…位置調整部としての突出部。

Claims (13)

  1. 一面に開口を有するとともに建築物の壁に設置される器具を内部に収納可能な有底箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の開口縁全周から外方に向けて延びる環状のフランジ部と、を備え、前記カバー本体が前記壁に穿設される壁孔に挿入されるとともに前記フランジ部が前記壁表の前記壁孔周縁に配置され、さらに、前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ化粧カバーが取り付けられる器具枠が配置されて使用される可撓性を有する気密カバーであって、
    前記フランジ部には、前記器具枠に対して前記フランジ部を動かして、前記化粧カバーが前記フランジ部全体を覆う位置に前記器具枠に対する前記フランジ部の位置を調整するための位置調整部が設けられていることを特徴とする気密カバー。
  2. 一面に開口を有するとともに建築物の壁に設置される器具を内部に収納可能な有底箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の開口縁全周から外方に向けて延びる環状のフランジ部と、を備え、前記カバー本体が前記壁に穿設される壁孔に挿入されるとともに前記フランジ部が前記壁表の前記壁孔周縁に配置され、さらに、前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ化粧カバーが取り付けられる器具枠が配置されて使用される気密カバーであって、
    前記フランジ部には、壁裏に設置された器具枠取付体に取り付けられたと共に前記フランジ部の表面側に配置された前記器具枠に対して前記フランジ部を動かして、前記化粧カバーが前記フランジ部全体を覆う位置に前記器具枠に対する前記フランジ部の位置を調整するための位置調整部が設けられていることを特徴とする気密カバー。
  3. 一面に開口を有するとともに建築物の壁に設置される器具を内部に収納可能な有底箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の開口縁全周から外方に向けて延びる環状のフランジ部と、を備え、前記カバー本体が前記壁に穿設される壁孔に挿入されるとともに前記フランジ部が前記壁表の前記壁孔周縁に配置され、さらに、前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ化粧カバーが取り付けられる器具枠が配置されて使用される気密カバーであって、
    前記フランジ部を介して、壁裏に設置された器具枠取付体と、前記器具枠取付体に取り付けられた前記器具枠との間で該気密カバーの移動が許容された状態で前記器具枠取付体に前記器具枠が仮固定され、
    前記フランジ部には、前記器具枠取付体に取り付けられたと共に前記フランジ部の表面側に配置された前記器具枠に対して前記フランジ部を動かして、前記化粧カバーが前記フランジ部全体を覆う位置に前記器具枠に対する前記フランジ部の位置を調整するための位置調整部が設けられていることを特徴とする気密カバー。
  4. 一面に開口を有するとともに建築物の壁に設置される器具を内部に収納可能な有底箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の開口縁全周から外方に向けて延びる環状のフランジ部と、を備え、前記カバー本体が前記壁に穿設される壁孔に挿入されるとともに前記フランジ部が前記壁表の前記壁孔周縁に配置され、さらに、前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ化粧カバーが取り付けられる器具枠が配置されて使用される気密カバーであって、
    前記フランジ部には、前記化粧カバーによって前記フランジ部全体を覆うために、前記器具枠に対して前記フランジ部を位置合わせするための前記器具枠と係合しない位置調整部が設けられていることを特徴とする気密カバー。
  5. 一面に開口を有するとともに建築物の壁に設置される器具を内部に収納可能な有底箱状に形成されたカバー本体と、前記カバー本体の開口縁全周から外方に向けて延びる環状のフランジ部と、を備え、前記カバー本体が前記壁に穿設される壁孔に挿入されるとともに前記フランジ部が前記壁表の前記壁孔周縁に配置され、さらに、前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ化粧カバーが取り付けられる器具枠が配置されて使用される気密カバーであって、
    前記フランジ部には、前記化粧カバーによって前記フランジ部全体を覆うために、前記器具枠に対して前記フランジ部を位置合わせするための前記器具枠と干渉することなく前記フランジ部を動かせる位置調整部が設けられていることを特徴とする気密カバー。
  6. 前記器具枠には、前記壁裏に設置された器具枠取付体に前記器具枠を取り付けるための第1ビスが挿通されるビス挿通孔が、前記器具枠に保持された前記器具を挟むようにして一対設けられるとともに、前記一対のビス挿通孔の並び方向に沿った各ビス挿通孔の外側には、前記化粧カバーを取り付けるための第2ビスが螺着される一対のビス孔が形成されており、
    前記化粧カバーは、前記第2ビスが挿通される一対の挿通孔を有する化粧カバー取付板と、前記化粧カバー取付板に取り付けられる化粧カバー本体と、から構成され、
    前記位置調整部は、前記一対のビス孔と対応する位置に一対設けられ、前記一対のビス孔からそれぞれ臨ませるように前記位置調整部を前記器具枠の前記一対のビス孔に重合させた状態で、前記第2ビスで前記化粧カバー取付板を前記器具枠に取り付け可能であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の気密カバー。
  7. 前記位置調整部は、前記フランジ部の表面から表側へ突出するとともに、前記フランジの表面側と裏面側とが非連通である突出部であり、且つ、前記突出部が前記一対のビス孔に入り込まない高さに形成されたことを特徴とする請求項に記載の気密カバー。
  8. 前記フランジ部において、前記一対の位置調整部を結ぶ直線の両側に位置するフランジ部の裏面には、該フランジ部を壁に貼着するための両面テープが設けられていることを特徴とする請求項又は請求項に記載の気密カバー。
  9. 前記フランジ部は、前記器具枠に取り付けた前記化粧カバーにより壁に押圧されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の気密カバー。
  10. 前記位置調整部は前記フランジ部に印字されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の気密カバー。
  11. 配線器具を建築物の壁に気密性を確保しつつ設置するための装置であって、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の気密カバーと、
    前記フランジ部の表面側に、前記器具を保持し、且つ前記壁裏に設置された器具枠取付体に前記に器具枠を取り付けるための第1ビスが挿通されるビス挿通孔が、前記器具枠に保持された前記器具を挟むようにして一対設けられるとともに、前記一対のビス挿通孔の並び方向に沿った各ビス挿通孔の外側には、第2ビスが螺着される一対のビス孔が形成された器具枠と、
    前記器具枠に前記第2ビスにより化粧カバー取付板、および、前記化粧カバー取付板に取り付けられる化粧カバー本体により構成される化粧カバーと、を備える装置。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の気密カバーのカバー本体を壁に穿設された壁孔に挿入するとともに前記フランジ部を前記壁表の前記壁孔周縁に配置し、
    壁に設置される器具を保持させた器具枠を前記フランジ部の表面側に配置するとともに、前記フランジ部を前記壁と器具枠との間で挟持することなく気密カバーの動きを許容するように壁裏に設置された器具枠取付体に仮固定し、
    前記フランジ部に設けられた前記位置調整部を利用して、前記器具枠に対して前記フランジ部を動かして位置調整し、
    前記フランジ部を前記壁と前記器具枠との間で挟持し、
    前記器具枠に化粧カバーを取り付けて前記フランジ部全体を覆うことを特徴とする気密カバーの設置方法。
  13. 前記位置調整した後に、両面テープでフランジ部の裏面を壁に貼着する工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の設置方法。
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