JP2006003835A - 光受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケース本体の性質上、天板3cと、結線盤3aの高さを低くできない状態にあっても、作業者が余長の光ファイバ44を収容部24に収容する作業が楽になるような姿勢でできるケースに対して用いることのできる蓋体4を提供する。
【解決手段】 天板3cにおける自由端までの幅寸法L1と、結線盤3aにおける自由端までの幅寸法L2は、周壁58の自由端までの寸法L4よりも大きく、 二つの側板3b、3bにおける自由端までの幅寸法L3は、周壁58の自由端までの寸法L4よりも小さくし、 蓋体4は、両側に折り曲げ状の垂れ片4cを形成し、結線盤3aにおける自由端に対応させる形状は、結線盤3aの自由端に対応させ、天板3cの庇部11に対応させる蓋体4の形状は、蓋体4の表面が庇部11と同高となり、かつ蓋体側から庇部側に向けて延出した幅広の飛出片4dの全域が庇部11の内側に潜り込む状態で位置するように形成してある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、大きな曲率で添え付け状に配置される光ファイバを受け止める為の基板と、光ファイバを大きな曲率で基板に添わせた状態で配置した場合に、周方向外部に向けて光ファイバが逃げ出すのを防ぐために基板面上に柵状に配設した周壁とで構成される光ファイバ収容部を備えるケース本体と、ケース本体の開口部に対しては着脱自在に蓋体を被せ付けて構成する光受信機に関する。
光受信機においては、ケース内の光ファイバ収容部に余長の光ファイバを収容させている。余長の光ファイバを光ファイバ収容部に収容させる際、周壁に添え付け作業中誤って光ファイバをぶつけて傷けたり、折るおそれがある。
よって、このような光ファイバの損傷事故を防止する為に、外部から光ファイバを操作する表側面の開口部や、周壁は、作業しやすい広さがあることが望まれる。
そこで出願人会社における試作品にあっては、図1、図2に表れているように、光受信機1におけるケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内5の光ファイバ44等を操作する為に、他の面と比較して大きな開口部3eを備えさせ、さらに、上記大きな開口部3eにおいては、外部の電線と結線するための部材を配備する結線盤3aは一定の広さが要求されるために狭くすることはできないが、それ以外の天板3cと、二つの側板3b、3bは、夫々の開口縁方向に向けて飛出す部材の自由端を、柵状に配設した周壁58等の自由端より低く構成し、余長の光ファイバを光ファイバ収容部24における周壁に添え付けて収容させる作業を、広い範囲の空間でやり易いように構成していた。(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3参照)
特願2003−188541明細書、図面 特願2003−270152明細書、図面 特願2003−270153明細書、図面
しかしながら、光受信機1を建物の軒先の壁面に設置する場合、雨水の飛沫や、霧などからケース7内の電子機器を保護する為には、天板3cは防滴可能に広く大きく構成されることが望まれる。
そこで天板3cを広く大きくし、それに伴って側板3b、3bの幅も広く(高く)することも考えられるが、そのようにすると周辺の周壁が邪魔になり、余長の光ファイバを、光ファイバ収容部24に添え付けて収容する作業が非常にやりづらくなる問題点が発生する。
本件出願の目的は、作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部24に収容させる場合、ケース7における比較的大きな開口部3eから、余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部24の周壁に添え付けて収容作業できる作業性の良い光受信機を提供しようとするものである。
特に本件出願は、天板3cと、結線盤3aの高さを低くできない状態にあっても、作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部24に収容させる作業の姿勢を考慮し、体を中心にして両手を左右に大きく広げて作業ができるように、両側の二つの側板3b、3bの高さを低くすることにより、作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部24に収容させる作業の姿勢を楽にさせるようにした光受信機を提供しようとするものである。
本件出願の目的は、作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部に収容させた後は、ケース7における作業用の比較的大きな開口部3eを蓋体4で確実に覆って、ケース7内の、余長の光ファイバ、電子機器等を保護することが出来る光受信機を提供しようとするものである。
さらに上記蓋体4が、比較的大きな開口部3eを蓋体4で確実に覆うようにしたものであっても、保守点検時には蓋体4を外して内部の点検をすることが出来る光受信機を提供しようとするものである。
他の目的は、光受信機1を建物の軒先の壁面に設置する場合、ケース7が雨水の飛沫や霧などからケース7内の電子機器を保護し、故障少なく使用できる光受信機を提供しようとするものである。
他の目的は、蓋体4を薄くコンパクトにでき、丈夫で破損しにくく、ケース内の機器類を保護し、故障少なく使用が出来る光受信機を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本願発明における光受信機1は、天板3cと、天板3cに平行する状態で配置される結線盤3aと、天板3cと結線盤3aとの間に夫々配置される二つの側板3b、3bとを角形に配置すると共に、上記天板3c、結線盤3a及び二つの側板3b、3bで囲まれる角形の空間の一面を塞ぐように備えさせた裏側板3dとでケース本体を構成し、ケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内5の光ファイバ44等を操作するための比較的大きな開口部3eを備えさせ、さらに上記ケース本体3の開口部3eに対しては着脱自在に蓋体4を被せ付けてケース7を構成し、さらに、上記ケース本体3の内において外部から表側面の開口部3eを通してケース内の光ファイバ44等を操作可能とする位置には、大きな曲率で添え付け状に配置される光ファイバを受け止める為の基板25と、光ファイバを大きな曲率で基板に添わせた状態で配置した場合に、周方向外部に向けて光ファイバが逃げ出すのを防ぐために基板面上に柵状に配設した周壁58、27等とで構成される光ファイバ収容部24を備えさせている光受信機において、上記天板3cにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す庇部11の自由端までの幅寸法L1と、 結線盤3aにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す部材の自由端までの幅寸法L2は、夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58、27等の自由端までの寸法L4よりも大きく形成してあり、 上記二つの側板3b、3bにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて延びる部材の自由端までの幅寸法L3は、夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58、27等の自由端までの寸法L4と同様に乃至はそれよりも小さく形成してあり、一方、上記ケース本体3の開口部3eを覆う為に開口部3eに対して着脱自在に装着する蓋体4は、両側に折り曲げ状の垂れ片4cを形成具備させ、上記天板3cと、結線盤3aの幅寸法L1、L2に対する上記二つの側板3b、3bにおける幅寸法L3の差G1、G2を補うように構成し、夫々の垂れ片4cにおける自由端は、上記二つの側板3b、3bにおける夫々の自由端に対接させて両者の接合面の面方向に向けて摺動自在に構成してあり、さらに、結線盤3aにおける上記自由端に対応させる蓋体4の形状は、蓋着状態において、両側の折曲状の垂れ片4cを含む部材の内面形状と、結線盤3aにおける上記自由端との形状を対応させ、蓋体4の内側に結線盤3aにおける上記自由端が収まる形状に形成してあり、さらに上記天板3cにおける庇部11に対応させる蓋体4の形状は、蓋体4を閉じた状態では蓋体4の表面が庇部11の表面と同高となり、かつ蓋体側から庇部側に向けて延出した幅広の飛出片4dの全域が蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、夫々庇部11の内側に潜り込む状態で位置するように形成してあり、さらに蓋体4の両側における垂れ片4cの自由端部には、蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、側板3bの自由端側と掛合するようにした掛合部4eを備えさせたものである。
また好ましくは、蓋体4における結線盤3a側の端部の一部には、結線盤3aの側に向けて舌片4fを突設させ、その舌片4fの形状を、蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、結線盤3aの自由端に形成する切れ目6aに収まるように補完的な対応形状に形成してあればよい。
以上のように本願発明は、天板3cにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す庇部11の自由端までの幅寸法L1と、結線盤3aにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す部材の自由端までの幅寸法L2は、夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58、27等の自由端までの寸法L4よりも大きく形成するものであるから、大きく形成できる天板3cは雨水の飛沫や霧などからケース7内の電子機器を保護することができ、また大きくできる結線盤3aは、外部の電線と結線するための部材及びネームプレートなどを配備するに充分な広さを確保できる効果がある。
しかも天板3cと、結線盤3aを大きくするものであっても、本来の目的である作業者が余長の光ファイバ44等を光受信機のケース本体3における光ファイバ収容部24に収容する作業をする場合、ケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内5の光ファイバ44等を操作するための比較的大きな開口部3eを備えさせ、外部から表側面の比較的大きな開口部3eを通してケース内の光ファイバ44等を操作可能とする位置に、大きな曲率で添え付け状に配置される光ファイバを受け止める為の基板25と基板面上に柵状に配設した周壁58等とで構成される光ファイバ収容部24を備えさせているから、ケース7における比較的大きな開口部3eから、余長の光ファイバ44等を光ファイバ収容部24の周壁58等に添え付けて収容作業がやりやすい作業上の効果がある。
特に本願発明にあっては、天板3cと、結線盤3aの高さを低くできない状態にあっても、作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部24に収容させる作業の姿勢を考慮し、体を中心にして両手を左右に大きく広げて作業ができるように、
二つの側板3b、3bにおける裏側板3dから開口縁方向に向けての幅寸法L3が、
夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58等の自由端までの寸法L4と同様に乃至はそれよりも小さく形成してあるから、
作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部24に収容させる作業の姿勢を楽にできる作業上の効果がある。
さらに本願発明は、天板3cと、結線盤3aを大きくし、二つの側板3b、3bを小さく低くするものであっても、ケース本体3の開口部3eを覆う為に開口部3eに対して着脱自在に装着する蓋体4は、両側に折り曲げ状の垂れ片4cを形成具備させ、上記天板3cと、結線盤3aの幅寸法L1、L2に対する上記二つの側板3b、3bにおける幅寸法L3の差G1、G2を補うように構成し、夫々の垂れ片4cにおける自由端は、上記二つの側板3b、3bにおける夫々の自由端に対接させて両者の接合面の面方向に向けて摺動自在に構成してあるから、
作業者が余長の光ファイバ44を光ファイバ収容部に収容させた後は、ケース7における作業用の変形している開口部3eを蓋体4で綺麗に覆って、ケース7内の余長の光ファイバ、電子機器等を保護することが出来る効果がある。
さらに上記蓋体4が、比較的大きな開口部3eを蓋体4で確実に覆うようにしたものであっても、蓋体4は着脱自在に装着するように構成してあるから、保守点検時には蓋体4を外して内部の点検をすることができる使用上の効果がある。
さらに本願発明にあっては、天板3cと、結線盤3aの高さを高くし、二つの側板3b、3bは小さく低くすることによって、これらで構成される開口部3eを変形にしたものであるが、そのため、開口部3eを塞ぐ為の蓋体4は上記天板3cと、結線盤3aの幅寸法L1、L2に対する上記二つの側板3b、3bにおける幅寸法L3の差G1、G2を補うように両側に折り曲げ状の垂れ片4cを形成具備するので、蓋体4を薄くコンパクトにしても丈夫で、破損しにくく、ケース内の機器類を保護する効果がある。
以下本願発明の実施の形態を示す図1乃至図11について説明する。これらの図の内、図1及び図2は、ケース7におけるケース本体3と、ケースの中に収納される電子機器13及び光ファイバ収容部24の位置関係を示す正面図及び分解斜視図である。なお、これらの図において天板3c、側板3b、出入口6に係わる構成は、出願人会社における本件出願前の試作品に係わるものを表示するものであり、図3乃至図11に係わる構成とは一部相違する。
以下順次図面を用いて実施例を説明する。
符号3は、周知のようにオフィスビルやマンションなどの出入り口近くや屋内に設置する光受信機1におけるケース本体を示し、蓋体4を開閉自在に備える。
ケース本体3は、プラスチックなどの成形可能材料を用いて形成される部材を用いて構成される。構成材としての天板3cと、天板に平行する状態で配置される結線盤3aと、天板3cと結線盤3aとの間に夫々配置される二つの側板3bとを角形に配置すると共に、上記天板3c、結線盤及び二つの側板3b、3bで囲まれる角形の空間5の一面を塞ぐように備えさせた裏側板3dを組み合わせ、一体的に合着させることにより構成されている。
ケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内5の光ファイバ44等を操作するための比較的大きな開口部3eを備えさせ、さらに上記ケース本体3の開口部3eに対しては着脱自在に蓋体4を被せ付けてケース7を構成している。
上記ケース本体3の内において外部から表側面の開口部3eを通してケース内の光ファイバ44等を操作可能とする位置には、大きな曲率で添え付けに状に配置される光ファイバを受け止める為の基板25と、光ファイバを大きな曲率で基板に添わせた状態で配置した場合に、周方向外部に向けて光ファイバが逃げ出すのを防ぐために基板面上に柵状に配設した周壁58、27等とで構成される光ファイバ収容部24を備えさせている。
上記天板3cにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す庇部11の自由端までの幅寸法L1と、結線盤3aにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す部材の自由端までの幅寸法L2は、図8から明らかなように夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58等の自由端までの寸法L4よりも大きく形成してある。
上記二つの側板3b、3bにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて延びる部材の自由端までの幅寸法L3は、図8から明らかなように夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58等の自由端までの寸法L4と同様に乃至はそれよりも小さく形成してある。
上記ケース本体3の開口部3eを覆う為に開口部3eに対して着脱自在に装着する蓋体4は、両側に折り曲げ状の垂れ片4cを形成具備する。これらの垂れ片4cは上記天板3cと、結線盤3aの幅寸法L1、L2に対する上記二つの側板3b、3bにおける幅寸法L3の差G1、G2を補うように構成してある。
夫々の垂れ片4cにおける自由端は、図3に表れているように下向きで、上記二つの側板3b、3bにおける夫々の上向きの自由端に隙間なく対接させ、両者の接合面の面方向(図中斜め左右方向)に向けて摺動自在に構成してある。
図3、図7に表れている結線盤3aにおける上記上向きの自由端に対応させる蓋体4の形状は、蓋着状態において、両側の折曲状の垂れ片4cを含む部材の内面形状と、結線盤3aにおける上記上向きの自由端との形状を対応合着を可能に対応させ、蓋体4の下側に向いている内面側に対して結線盤3aにおける上記自由端が収まる形状に形成してある。
4aは蓋体4の止具を示し、図4(C)に表れているように蓋体4の先に弾力性を有する掛合用の爪片4aを同時成型により一体的に備えさえ、閉蓋時には図示のように天板3cにおける折り曲げ状形成の庇部11の一部に掛かり合いするようにしてある。なお図3の状態で滑り止め凹凸4kを押さえると爪片4aの掛合は外れる。
上記天板3cにおける庇部11に対応させる蓋体4の形状は、蓋体4を閉じた状態では蓋体4の表面が庇部11の表面と同高となり、かつ蓋体側から庇部側に向けて延出した幅広の飛出片4d、4dの全域が蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、夫々庇部11の内側に潜り込む状態で位置するように図6において蓋体4の先端から上方に突設させる形状に形成してある。
蓋体4の両側における垂れ片4cの自由端部には、図5に現れているように内向きの掛合部4eを備えている。掛合部4eの位置は、図5のように庇11に対して飛出片4dがいまだ達する以前において、蓋体4の手前側4hが結線盤3aよりも飛び出している位置に設けられている。
そして蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに(図5で示される位置から、図3で示される位置に変位させたとき)、図5に現れている側板3bの上部における自由端3f側に備えさせた係部12に掛合するようにしてある。
なお、側板3bの自由端3f側に備えさせた係部12と、これに掛合するように蓋体4の両側における垂れ片4cに設けた掛合部4eとの関係は、図10のようにしてもよい。即ち、側板3bの自由端3f側に縦溝18aと、それに連なる横溝18bとからなる係部18を設け、一方、垂れ片4cには図示のように掛合部4eを設け、図7の状態から図3の状態に向けて蓋体4を閉めると、掛合部4eは縦溝18aを通って下降し、続いてそれに連なる横溝18bを通って進行する。このようにして垂れ片4cに設けた掛合部4eと側板3bの自由端3f側に備えさせた係部18とは係合する。
上記蓋体4における結線盤3a側の端部の一部には、図3に示されているように結線盤3aの側に向けて舌片4fを突設させ、その舌片4fの形状を、蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたとき(図5で示される位置から、図3で示される位置に前進させたとき)に、結線盤3aの自由端に形成する切れ目6aに収まるように補完的な対応形状に形成してある。なお切れ目6aの形状が図11のように下方が大きい場合は、図3で示される位置に前進させるときには舌片4fは、切れ目6aに容易に入るが、上方には抜け難い。従って、蓋体4において、側板3bの自由端側と掛合する掛合部4eの役割を担うことになる。
次にベース板76を備える側板について説明する。上記二つの側板3b、3bの内のいずれか一方(例えば光受信部13がある、或いはケーブルが付される等、重心が偏在している場合は重心に近い側)の側板3bに、ベース板76を定置する為の対応外形形状の細長い添え付け凹部30を設ける。この添え付け凹部30には長手方向の寸法が側板の幅寸法よりも長い寸法で、側板3bの長手方向長さよりも著しく短い寸法の細長く形成されている平板状のベース板76を、表面が側板3bの表面と同高になる状態で着脱自在に添え付ける。その添え付け状態の維持は、側板3bの側に掛合凹部32a、33aを構成すると共に、ベース板の側には開放用の爪77aを備えている一体形成の掛合片77を掛合凹部32aに向けた方向で突出具備させ、それを側板3bの掛合凹部32aに係脱自在に係合させて維持させるようにしてある。32b、33bは嵌合孔で、ベース板76の内面に一体状に形成した嵌合突片78を選択的に抜き差し可能に嵌合させる為のもので、装着状態では外観的に隠れるようにしてある。また上記爪77aは、装着状態では掛合凹部(孔)32a、33aの位置関係から外観的に僅かに表出する位置に設けてある。
さらに、上記側板3bにおいては、上記細長い添え付け凹部30と同じ深さの第2添え付け凹部31、4bを側板の長手方向を横切る方向に向けて設け、第2添え付け凹部31の幅に対応して嵌合可能とする形状の上記ベース板76の中間部をその第2添え付け凹部31、4bに着脱自在に装着することにより、状態では上記側板3bの下面と、上記板状のベース板76における同高状になっている下面とでケース7を卓上において樹立状に定置できるようにしてある。
その添付け状態での維持は、前述の場合の考えと同じで、爪77aが掛合凹部33aに嵌合し、嵌合突片78が嵌合孔33bに抜き差し自在に嵌合する。なお、第2添え付け凹部31,4bを図3において右側に寄せると、掛合凹部32aと掛合片77だけでも、ベース板76を添付状態は維持できる。従って、掛合凹部33aと、嵌合孔32bと、嵌合孔33bとは省略できる。また、第2添え付け凹部4bは蓋体4がそこに位置したので、蓋体4の側面に設けたことにより第2添え付け凹部31、4bにベース板76を装着した状態ではベース板76が蓋体4のロック片の役を果たすことになり、卓上で樹立させて使用する場合に物が蓋体4に当たって蓋体を開放させて、ケース内の光ファイバを傷つけるという不測の事故を防止する役割を果たす。
上記裏側板3dの裏側面は、ケース7を卓上へ定置可能に平らに構成する。図9に示されるように、裏側面に突起48を設ける場合は、平らにする為、複数の突起48、48、48、48は同じ高さにして、ケース7を卓上へ平らに定置できるようにしてある。さらに、上記裏側板3dの裏側面には、複数の掛止部(だるま孔)49a、49b、49cが備えさせてある。
だるま孔49a、49bは、図9に表れる状態でケース7を壁面に対して添え付け可能になるように構成し、だるま孔49b、49cは、側板3bに沿わせたベース板76が下になる状態でケース7を壁面に対して添え付け可能になるように構成してある。
ケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内の光ファイバ44等を操作するための比較的大きな開口部3eを備えさせ、さらに上記ケース本体の開口部3eに対しては着脱自在に蓋体4を被せ付けてケース7を構成し、さらに、上記ケース本体3において、外部から表側面の開口部3eを通してケース内5の光ファイバ44等を操作可能とする位置には、大きな曲率で添え付け状に配置される光ファイバを受け止める為の基板25と、光ファイバを大きな曲率で基板25に添わせた状態で配置した場合に、周方向外部(矢印80)に向けて光ファイバが逃げ出すのを防ぐために基板面上に柵状に配設した周壁58、27等で構成される光ファイバ収容部24を備えさせている。
5は、ケース本体3における収納空間を示し、O/E変換手段を備える光受信部13と、余長の光ファイバ44、45、46、47を収容する為の収容部24とを備えている。ケース本体3の下側の結線盤3aは、例えば底部3d、側部3bを含む本体部分とプラスチック材で一体に又は各別材を組み合わせて形成してある。結線盤3aに備える8、9は公知のテレビ信号を取り出す為の出力端子突出口を示す。
なお光受信機1の設置は、図3の状態で机上に、また側板3bに沿わせたベース板76が下になる状態で机上に、さらには、背面に周知のだるま孔49a複数を配設し、それを利用することにより天板3cを上にして、または側板3bに沿わせたベース板76を下にして建物壁面に装着して用いる。
なお、本件明細書においては、設置状態が三態様あるので「上下及び前後」の言葉を用いての方向の特定はできない。しかし多くの場合、方向を称する場合は、図4の状態で左手前の突出口8が見える面を下と称し、右側の天板3cの側を上と称する。また図3(A)で上を向いている面(蓋4の表面)を前と称し、図示の下面を後と称する。
上記光受信部13と余長の光ファイバ収容部24とは、図1、2に表れているように光ファイバ収容部24が図中上側となるように上下に重合させ、光ファイバの余長部分を収納する場合に上部に空間が生じて作業性が向上するようにしてある。
光受信部13は、通常知られているように外部はシールド効果を有する金属製のケース(シャーシ)14で構成されており、内部には、光信号をテレビ受像機用の入力信号に変換する為の手段、通常、O/E変換手段として知られている電子回路が収められている。また必要に応じては周知のように増幅回路が収まっている。光受信部13のケース14は任意の着脱自在に構成されたケース本体3側の取付具、例えば鈎片10で着脱自在に保持される。ケース(シャーシ)14の表面には、基板25の表面よりも高くなるように高さを設定した光アダプタ20が着脱自在に固着されている。この光アダプタ20には、ケース14内のO/E変換手段に連なる光ファイバ17の先端に付されている光コネクタ21aが抜差自在に接続されている。光コネクタ21aはケース14に設けた孔を通してケース14の内に収納できるようにしても良いし、ケース14の蓋が開閉できるように光ファイバ17のリード線を長くしてあっても良い。16、16aは周知のテレビ信号用出力端子及びテレビ信号用出力レベル測定端子の存在を示す。
余長の光ファイバ収容部24において、25は基板を示し、プラスチックまたは金属などの硬質平板材で形成してある。基板25は任意の手段、例えばケース本体3に対して直接的に、又はケース本体3に装着されている上記のケース14に対して着脱自在にねじ部材などを用いて装着する。図1、2に現れる25aは基板25から延長させたカバーを示し、リード線17を保護する為のものである。25bは基板25の上に設けたコネクタ仮止め具の存在を示すものである。
基板25の上面に対しては、図示のように光ファイバ44、45、46、47の添え付けを可能とする安全曲率の範囲内で小さい曲率に形成されている周壁26a,27aを有する第1巻枠26と、第2巻枠27とを並置させてある。安全曲率としては光ファイバのメーカーによって種々な説があるが、一般的には半径が20mm〜30mmあれば安全な曲率といわれている。
第1巻枠26と、第2巻枠27とは、基板25が合成樹脂で成型される場合には一体材で成型される。周壁26a,27aには、光ファイバの滑りを止める為に、必要に応じて上下方向に長いスリットが周方向に多数配設してあってもよい。更に巻枠の平面形状は真円であっても良いし、安全曲率以上の曲率を備える楕円形であっても良い。
また、巻枠の周壁26a,27aは、基板25とは別体で形成し、基板25の所定位置に任意の接合手段、例えば基板25に多数の孔を穿ち、巻枠の側から延びる多数の爪を嵌合させる手段を用いて、或いは接着剤などを用いて密着状態に装着してもよい。
28は周壁26a,27aに添わせる光ファイバ44、45、46、47が跳ね上がるのを阻止するために予め周壁26a,27aの上部位置に均等に割り付けて配置された複数の跳止爪を示す。この跳止爪28は周壁26a,27aの上部位置から放射方向に向けて一体材で張り出し状に備えさせてある。上記張り出し状の跳止爪における下方の基板25には、必要に応じて、周知のように成形時に必要な型(中子)を抜き出す為に透孔を設けておくとよい。
上記基板25の上面に対し、前述のごとく並置されている第1巻枠26と、第2巻枠27について説明する。これらの並置の状態は、第1巻枠26と第2巻枠27の夫々の中心点位置26f,27fを中心にして、上記安全曲率が得られる半径で描かれる円弧(周壁26a,27aの外周面とほぼ一致する)の一部が半径方向において相互に重合267するように、第1巻枠26と、第2巻枠27の中心点位置26f,27fを相互に近づけてある。このように配置すると当然のことながら図1から明らかなように第1巻枠26と第2巻枠27の左右全体の幅寸法は狭くなり、専有面積は小さくなる。
第1巻枠26と第2巻枠27との上記重合部267においては、図1に現れているように構成することにより、第1巻枠26の外周と、第2巻枠27の外周に対し、図から明らかなように夫々個別に光ファイバを安全曲率の範囲内で巻付け可能に構成してある。
その巻付け可能な構成を先ず第1巻枠26について説明する。図1に現れているように相手方である第2巻枠27に対して、両側に第1巻枠26の外周円弧面に向けて夫々開口させた開口部27hを有する空間R4aを構成し、かつ、その空間R4aの第1巻枠寄りには光ファイバ添付の為の円弧状の周壁26aを形成する。
次に、対応相似的に形成されている第2巻枠27について説明する。図1に現れているように相手方である第1巻枠26に対して、両側に第2巻枠27の外周円弧面に向けて夫々開口させた開口部26hを有する空間R4dを構成し、かつ、その空間R4dの第2巻枠寄りには光ファイバ添付の為の円弧状の周壁27aを形成する。
さらに、光ケーブル出入口6における導入路R1と、第1巻枠26における左回り巻き付けの始端26dとの間に、光ファイバを通過させる為の上記安全曲率以上の曲率に形成した光ファイバ通路R4bが設けられている。この光ファイバ通路R4bは、第2巻枠27の中間位置において中心点27f寄りに湾曲させてある。 このような通路R4bを設けることにより、通常、光ケーブル出入口6から挿入される光ファイバは、第1巻枠26,第2巻枠27に対して右回りに巻けるのであるが、これを図から理解できるように、逆向きの左回りに巻き付け可能になる。また上記構成により第2巻枠27は見ためで巻枠要素27cと、巻枠要素27dと、巻枠要素27eとに分かれる。
なお、光ファイバ通路R4a、R4b、R4dにおいては、夫々の周壁26a、27a、27gに対向する面に対して光ファイバを案内する壁面が構成されている。
基板25の上面に対しては、上記第1巻枠26と第2巻枠27の夫々の小さい曲率を有する周壁26a,27aの外周から遠く離れた位置に、第1巻枠26と第2巻枠27を取り囲むように、相互に適当な間隔を隔てて複数個所において光ファイバの外周位置規制用の跳止壁29bを夫々自立状に並設してある。外周位置規制用の跳止壁29bが並設してある位置は、第1巻枠26と第2巻枠27の周壁26a、27aから大きな間隙を隔てて光ファイバを大きな曲率で配置することを許容するように選定してある。上記跳止壁29bの上部には夫々対応する第1巻枠26と、第2巻枠27に向けて延出させた爪29aを備えさせ、光ファイバが上方に向けて跳ね上がらないように形成してある。
これらの複数の爪29aと、上記複数の跳止爪28との配列は、図1に示してあるように平面形状において、跳止爪28の先端と、複数の爪29aの先端が相互に入り組んだ状態に配置されている。このことは光ファイバ44、45、46、47が第1巻枠26と第2巻枠27の夫々の周壁26a、27aから近い位置にて巻かれた場合は、複数の跳止爪28によってその浮き上がりは防止され、光ファイバが曲率半径大きく、夫々の周壁26a、27aから離れた遠い位置に巻かれた場合は、複数の爪29aによってその浮き上がりは防止され、図1のように光ファイバが直線状態或いはやや湾曲した状態では、上方に向けて飛び出すことができないように交互に入れ込み状態で配列してある。
基板25の上面において、34、35は公知の第1と第2のスプライスホルダの存在を示し、光ファイバ44と47、45と46とを夫々接続するための公知の第1と第2のメカニカルスプライス36、37を着脱自在に保持する為のものである。
配設位置としては、邪魔にならないように図1における第1巻枠26と第2巻枠27の中間位置の上方に選定してある。
基板25において、基板25の上面とほぼ同じ高さに配設してある光アダプタ20が存在する隅部は、基板25を欠如させ、光ファイバ47の自由端に付着させた光コネクタ21bを光アダプタ20の受口22に着脱自在に接続できるようにしてある。
光ケーブルの出入口6近くの基板25の上面においては、出入口6から巻枠27に向けて大きな曲率で2芯の光ケーブル41や、2芯(又は単芯)の光ケーブル42の出入りを導くために緩やかに上昇するスロープが付された通路R1が形成されている。
出入口6の近くには上下から光ケーブル41、42を弾力的に挟み付ける為に通常知られているように上下の当たり面に弾力部材を備える挟着用部材から成る挟着具39a、39bが配設されており、挿入された光ケーブル41、42を着脱自在に保持している。
図1、2に現れる構成のものに光ケーブルを敷設する作業は、光ケーブルの出入口6から先端の光ファイバ44、45を先頭にして光ファイバ収容部24に2芯の光ケーブル41を挿入する。また必要に応じて2芯(又は単芯)の光ケーブル42をも挿入し、固定する。この状態で通常知られている第1と第2のメカニカルスプライス36、37を利用する接続手段(他の任意周知の接続手段でもよい)を用いて光ファイバ44と47、及び光ファイバ45と46とを接続する。この接続作業においては通常知られている工具を用いるので、光ファイバ44、45、46、47は比較的長くなければならない。例えば50cm以上であることが望ましい。作業員の都合によっては100cm以上の場合もある。
上記のようにして光ファイバ相互が接続された後は、図に現れているように、これらのループ状になっている余長の光ファイバ(余分な長い光ファイバ)を光ファイバ収容部24に対して綺麗に納めなければならない。
このように引き込まれた光ファイバの余長部分を邪魔にならないように丸め、小嵩に収納する場合、大小多数の巻態様を選択してきっちり、過不足無くきれいに収納することができる。
なお図面においてR1〜R12は光ファイバを配設する場所(通路)を示すものである。
例えば第1の態様は、二つの巻枠26、27の外周に沿って、通路R2、R3、R7、R6、R5、R10を渡って1巻の長さを長く巻き付ける。
第2の態様は、二つの巻枠26、27のいずれか一方の巻枠の外周に倣って最も短く巻き付ける。
第3の態様は、第1巻枠26と第2巻枠27の周壁から間隙を隔てて光ファイバを大きな曲率で配置することを許容するように配設されている複数の外周位置規制用の跳止壁29bに沿わせて、通路R2、R8、R6、R9を渡って1巻の長さを最も長く巻く。
第4の態様は、通路R1、R4b、R9、R6、R7、R3のように、斜めになる通路R4bを利用する巻き方である。このような巻き方を利用すると第1巻枠26,第2巻枠27に対して右回り(通路R3からR7に向けての巻き方)に巻くべき光ファイバを、逆向きの左回り(通路R10からR5に向けての巻き方)に巻き付け可能にする。
従って、挿入口6から通路R2に向けて入れた複数本の光ファイバを右回りに巻枠に巻いたり、左回り状に取り出したりすることができ、固定されている器具20に対し、左から光ファイバを接続できるようになり、光ファイバをきれいに巻いて整理することができる。
第5の態様は、通路R11、R12を利用する例がある。ここの中間には第1と第2のスプライスホルダ34、35が存在固定されている。従って第1と第2のメカニカルスプライス36、37を用いて光ファイバ相互を接続した後は、その第1と第2のメカニカルスプライス36、37を第1と第2のスプライスホルダ34、35に対して着脱自在に装着することにより、図示のようにこれらに接続される光ファイバを安定させることができる。また、光アダプタ20に対して光コネクタ21を介して接続される光ファイバ47も安定状態を維持する。
このように光ファイバ接続後、余長部分を収納する場合、上記多数の態様の巻き方を適宜選択利用することにより、光ファイバの余りの長さが大きく、しかも、ループ状で、そのループの長さが適当で定かでない場合でも、光ファイバを仕上がりよく巻き付け、格好の良い仕上がりにすることが可能になる。
しかも上記態様の巻き方は夫々巻枠26、27に対して緩く巻き付けても、きつく巻き付けても、巻枠の安全曲率以下にはならないので、光ファイバの曲率が小さくなって損傷することを気にしなくても、必ず安全曲率以上の曲率で巻くことができるようになる。
上記のようにして、ケース本体3の内に光受信部13と、余長の光ファイバ収容部24とを任意の手段で装着し、光ファイバ収容部24に光ファイバを納めた後は通常の利用方法によって利用される。
この場合外部に対しても長く連なっている光ケーブル41の中間をつまみ、ケース本体3に設けられている出入口6における切れ目6aの上方から切れ目6aを通して出入口6に光ケーブル41を存置させ、任意の手段によって固定する。
次に蓋4を閉じる。蓋4には予め切れ目6aに対応する大きさの舌片4fが一体的に形成されている。従って蓋4を閉じると切れ目6aはきれいに塞がれる。
その後は出入口6から引き出されている光ケーブル42に例えば家屋54内におけるメディアコンバータ50、パソコン51を接続して光信号を利用する。又出入口9の接続端子16から引き出された同軸ケーブルにはセットトップボックス52、テレビ受像機53を接続して利用する。
なお、符号58は、光ファイバを大きな曲率で配置させた場合に、外部に向けて逃げ出すのを防ぐための周壁で、内面は上記安全曲率の範囲内でカーブさせてある。この周壁58は必要に応じて上記それぞれは独立して立設されている複数の外周位置規制用の跳止壁29bと連続させて、一体に形成するとよい。
以上のように第1巻枠26と第2巻枠27との配置、構成を図1のように構成することにより、平面的な専有面積を著しく小さくすることができる。それにより、ケースの外形形状をより小型、コンパクトにすることが可能になる。
光受信機1の設置は三態様ある。第1の態様は、図3の状態で机上に設置する態様。第2の態様は、側板3bに沿わせたベース板76を下にした状態で机上に設置する態様。
第3の態様は、図9の状態で、または図9(A)における右側を上にして建物壁面に装着して設置する態様である。
第1の態様で設置する場合は、図3に表れるように、裏側板3dの裏側面が下に、蓋体4が上になるような状態で机上に設置する。裏側板3dの裏側面に設けた同じ高さの突起48、48、48、48によって、光受信機1は卓上へ平らに定置されることになる。この態様では、図1に示される光ファイバ収容部24の光ファイバ44等の保守点検が便利である。
次に第2の態様で設置する場合は、まず、側板3bの添え付け凹部30に添え付けられるベース板76を外す。ベース板76を外すには、ベース板76に備えさせた開放用の爪77aを図3の上方向に押しながら、掛合片77を掛合凹部32aから引き抜き、さらに嵌合突片78を嵌合孔32bから抜くとベース板76は外れる。
次に、外したベース板76を略90度回転させて向きを変え、側板3bの第2添え付け凹部31、4bに装着する。この装着は、まず嵌合突片78を嵌合孔33bに嵌合させ、そして掛合片77を掛合凹部33aに係合させて装着する。
すると、側板3bの下面と板状のベース板76における下面とは同じ高さとなって装着されることになる。そして、光受信機1を側板3bに沿わせたベース板76が下になるような状態で机上に設置する。
上記側板3bの下面と、上記板状のベース板76における同高状になっている下面とでケース7を卓上において樹立状に定置されることになる。この状態だと机上の専有面積が小さくなり、かつ、ベース板76の上面も活用できる空間活用状の効果がある。
最後に、第3の態様で設置する場合は、上記裏側板3dの裏側面に備えさせた、複数の掛止部(だるま孔)49a、49b、49cを利用して、建物壁面に装着する。
だるま孔49a、49bを利用する場合には、図9に表れる状態で光受信機1は建物壁面に装着されることになる。だるま孔49b、49cを利用する場合には、
側板3bに沿わせたベース板76が下になる状態でケース7を壁面に装着されることになる。
なお、第2の態様から第1又は第3の態様へ設置替えするときは、上記側板3bの第2添え付け凹部31、4bに添え付けられるベース板76を外し、ベース板76の向きを変えて側板3bの添え付け凹部30に装着した後に第1又は第3の態様で設置すると良い。
ケースにおけるケース本体と、ケースの中に収納される光ファイバ収容部との位置関係を示す正面図。なお、図において天板、側板、出入口の構成は、出願人会社における本件出願前の試作品に係わるものを表示するものである。 ケースにおけるケース本体と、ケースの中に収納される電子機器、光ファイバ収容部の位置関係を示す分解斜視図。なお、図において天板、側板、出入口の構成は、出願人会社における本件出願前の試作品に係わるものを表示するものである。 光受信機のケース本体と蓋体との関係を説明する為の斜視図。(A)は、光受信機全体の斜視図で、蓋体が閉じた状態を示す。(B)は、ケース本体と、蓋体と、光ケーブル出入口との関係を説明する為の部分破断斜視図。(C)は、ケース本体と、蓋体と、光ケーブル出入口との関係を説明する為の部分破断した断面図。 (A)は図3(A)におけるE−E線断面図。(B)は図3(A)におけるF−F線断面図。(C)は図3(A)におけるG−G線断面図。 光受信機全体の斜視図で、庇に対して飛出片が未だ達する以前の状態を示す。 蓋体を説明する為の図で、蓋体の内側からみた図。 光受信機のケース本体と蓋体との関係を説明する為の斜視図で蓋着前の状態を示す。 ケース本体における天板、側板、結線盤、光ファイバ収容部、周壁との関係を説明する為の図。 (A)は光受信機の裏側板からみた図。(B)は、光受信機を(A)図における左側から見た図。 側板の自由端側に備えさせた係部と、蓋体の垂れ片に設けた掛合部の異なる例を説明する為の図で、(A)は一部破断した斜視図、(B)は(A)のX−X線断面図。 舌片4fと切れ目6aの異なる例を説明する為の図。
符号の説明
1・・・光受信機、3・・・ケース本体、3a・・・結線盤、3b・・・側板、3c・・・天板、3d・・・裏側板、3e・・・開口部、4・・・蓋体、4b・・・第2添え付け凹部、4c・・・垂れ片、4d・・・飛出片、4e・・・掛合部、4f・・・舌片、5・・・収納空間、6・・・光ケーブル出入口、6a・・・切れ目、7・・・ケース、8・・・TV出力端子、9・・・TV出力端子、12・・・係部、13・・・光受信部、電子機器、14・・・ケース(シャーシ)、15・・・回路要素(O/E変換器、増幅器)、16・・・出力端、17・・・光ファイバ、20・・・光アダプタ、21・・・コネクタ、24・・・光ファイバ収容部、25・・・基板、26・・・第1巻枠、26a・・・壁、27・・・第2巻枠、27a・・・壁、28・・・跳止爪、41・・・光ケーブル、42・・・光ケーブル、44〜47・・・光ファイバ、48・・・突起、76・・・ベース板、80・・・矢印

Claims (2)

  1. 天板3cと、天板3cに平行する状態で配置される結線盤3aと、天板3cと結線盤3aとの間に夫々配置される二つの側板3b、3bとを角形に配置すると共に、
    上記天板3c、結線盤3a及び二つの側板3b、3bで囲まれる角形の空間の一面を塞ぐように備えさせた裏側板3dとでケース本体を構成し、
    ケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内5の光ファイバ44等を操作するための比較的大きな開口部3eを備えさせ、
    さらに上記ケース本体3の開口部3eに対しては着脱自在に蓋体4を被せ付けてケース7を構成し、さらに、
    上記ケース本体3の内において外部から表側面の開口部3eを通してケース内の光ファイバ44等を操作可能とする位置には、大きな曲率で添え付け状に配置される光ファイバを受け止める為の基板25と、光ファイバを大きな曲率で基板に添わせた状態で配置した場合に、周方向外部に向けて光ファイバが逃げ出すのを防ぐために基板面上に柵状に配設した周壁58、27等とで構成される光ファイバ収容部24を備えさせている光受信機において、
    上記天板3cにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す庇部11の自由端までの幅寸法L1と、
    結線盤3aにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて張出す部材の自由端までの幅寸法L2は、夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58、27等の自由端までの寸法L4よりも大きく形成してあり、
    上記二つの側板3b、3bにおける裏側板3dから開口縁方向に向けて延びる部材の自由端までの幅寸法L3は、夫々裏側板3dから柵状に配設した周壁58、27等の自由端までの寸法L4と同様に乃至はそれよりも小さく形成してあり、
    一方、上記ケース本体3の開口部3eを覆う為に開口部3eに対して着脱自在に装着する蓋体4は、両側に折り曲げ状の垂れ片4cを形成具備させ、上記天板3cと、結線盤3aの幅寸法L1、L2に対する上記二つの側板3b、3bにおける幅寸法L3の差G1、G2を補うように構成し、夫々の垂れ片4cにおける自由端は、上記二つの側板3b、3bにおける夫々の自由端に対接させて両者の接合面の面方向に向けて摺動自在に構成してあり、
    さらに、結線盤3aにおける上記自由端に対応させる蓋体4の形状は、蓋着状態において、両側の折曲状の垂れ片4cを含む部材の内面形状と、結線盤3aにおける上記自由端との形状を対応させ、蓋体4の内側に結線盤3aにおける上記自由端が収まる形状に形成してあり、
    さらに上記天板3cにおける庇部11に対応させる蓋体4の形状は、蓋体4を閉じた状態では蓋体4の表面が庇部11の表面と同高となり、かつ蓋体側から庇部側に向けて延出した幅広の飛出片4dの全域が蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、夫々庇部11の内側に潜り込む状態で位置するように形成してあり、
    さらに蓋体4の両側における垂れ片4cの自由端部には、蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、側板3bの自由端側と掛合するようにした掛合部4eを備えさせてあることを特徴とする光受信機。
  2. 上記蓋体4における結線盤3a側の端部の一部には、結線盤3aの側に向けて舌片4fを突設させ、その舌片4fの形状を、蓋体4を結線盤3aの側から天板3cの方向に進行させたときに、結線盤3aの自由端に形成する切れ目6aに収まるように補完的な対応形状に形成してあることを特徴とする請求項1記載の光受信機。
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