JP2007188015A - 光接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】光接続箱と他の機器とを接続する場合の部品点数の削減、光通信損失の低減、及び施工現場の状況や目的に応じた柔軟な光配線が可能となる光接続箱を提供する。
【解決手段】光接続箱1は少なくとも側壁10aと底壁10bを有する接続箱本体10を備えている。該接続箱本体10の側壁10aには、上部から光アダプタの装着が可能な切欠状の光アダプタ取付部11が形成してある。側壁10aにおける光アダプタ取付部11の下方には、上部から光ファイバの挿通が可能な幅と深さが異なる複数種類の光ファイバ導出用スリット12a,12bが並設してある。これら複数種類の光ファイバ導出用スリット12a,12bには、接続箱本体10内に取り回した片端コネクタ付き光コード130の、光コネクタ130aを設けた片端側が導出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ(内部に光ファイバ心線を有するケーブル状又はコード状の種々の形態を含む)同士を相互に接続するための光接続箱に関し、特に、光接続箱と他の機器とを接続する場合の部品点数の削減、光通信損失の低減、及び施工現場の状況や目的に応じた柔軟な光配線が可能となる光接続箱に関する。
近年の光ネットワークの急速な発展に伴い、光ファイバの配線区間、例えば、固定配線区画の配線点や、屋外から屋内に引き込まれる光ファイバの接続には、光接続箱が用いられている。
ここで、従来の一般的な光接続箱を図5及び図6に示す。図5は従来の光接続箱とこれに接続された光通信機器とを示す斜視図である。図6は図5の光接続箱の蓋体を省略した状態を示す平面図である。
これら図面において、従来の光配線では、屋外から引き込んだ光ケーブル101を屋内に設置した光接続箱100に接続し、該光接続箱100を介して種々の機器と分岐接続することが一般的である。
このような光接続箱100は、側壁110aと底壁110bとを有する接続箱本体110に蓋体120を装着した構成となっている。また、接続箱本体110の内部には、例えば、図6に示すような片端コネクタ付き光コード130などの種々形態の光ファイバが収納してある。さらに、接続箱本体110の正面の側壁110aには、光アダプタ140が取り付けてある。該光アダプタ140には、接続箱本体110の内外を向く挿入口140a,140bが設けてある。
次に、上記構成からなる光接続箱100を用いた従来の光配線について説明する。まず、屋外から引き込んだ光ケーブル101を接続箱本体110内に導入し、光ケーブル101の光ファイバ心線と、片端コネクタ付き光コード130を融着又はメカニカルスプライスによって接続する。そして、該片端コネクタ付き光コード130の光コネクタ130aを、接続箱本体110の内側から光アダプタ140の挿入口140aに接続する。
その後、両端コネクタ付き光パッチコード150の一端の光コネクタ150aを、接続箱本体110の外側から光アダプタ140の挿入口140bに接続する。また、両端コネクタ付き光パッチコード150の他端の光コネクタ150bを、光通信機器(メディコン)200に設けた光アダプタ240に接続する。このようにして、屋外から引き込んだ光ケーブル101に、接続箱本体110を介して光通信機器200を接続している。
その他、光アダプタを介して光ファイバ同士をコネクタ接続する光接続箱として、例えば、特許文献1及び2では、接続箱本体の側壁に多数の光アダプタを並設したものが提案されている。これと逆に、特許文献3及び4では、光アダプタを用いずに、接続箱本体の側壁から直接光ファイバーを導出した構成の光接続箱が提案されている。
特開2005−165158号公報(図1参照) 特開2004−198709号公報(図3参照) 特開2005−115263号公報(図1参照) 特開2002−365445号公報(図1参照)
しかし、上述した図5及び図6に示す従来の光接続箱、又は特許文献1及び2に開示されている従来の光接続箱では、他の機器との接続に光アダプタや両端コネクタ付き光パッチコードなどの光接続用部品を必要とするので、部品点数が増大するとともに、コネクタ接続箇所が増えて光損失が増加してしまうという問題があった。特に、これらの問題は、特許文献1及び2のように、光アダプタを多数設けた場合により顕在化してしまう。
一方、特許文献3及び4に開示されている従来の光接続箱では、光アダプタを用いない構成となっているので、上記のような問題は生じないが、機器同士を簡単に光接続することができる手段として、一般に広く普及している光コネクタ接続が行えないので、施工現場の状況や目的に応じた柔軟な光配線が行えないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、光接続箱と他の機器とを接続する場合の部品点数の削減、光通信損失の低減、及び施工現場の状況や目的に応じた柔軟な光配線が可能となる光接続箱の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の光接続箱は、光ファイバの接続に用いられる光接続箱であって、少なくとも側壁と底壁を有する接続箱本体を備え、かつ、該接続箱本体の側壁に光アダプタの装着が可能な切欠状の光アダプタ取付部を設けるとともに、前記側壁の光アダプタ取付部と厚み方向に重なる位置に光ファイバの挿通が可能な光ファイバ導出用スリットを設けたことを特徴としている。
このように、接続箱本体の側壁における光アダプタ取付部と重なる位置に、光ファイバ導出用スリットを設けてあるので、該光ファイバ導出用スリットを介して、接続箱本体内の光ファイバを外部に導出して、直接、相手方の機器に光接続させることができる。これにより、光アダプタ、両端コネクタ付き光パッチコード等の光接続用部品を削減することができるとともに、コネクタ接続箇所を少なくして光損失の減少を図ることができる。
また、光アダプタ取付部には、従来と同様に光アダプタを装着することができるので、施工現場の状況や目的に応じて、光アダプタを介した光接続と、該光ファイバ導出用スリットを介した光接続とを選択又は併用した柔軟な光配線が可能となる。
請求項2に記載の本発明の光接続箱は、請求項1記載の光接続箱において、前記光ファイバ導出用スリットを複数並設し、少なくとも二つの光ファイバ導出用スリットの幅と深さが互いに異なることを特徴としている。
このように、幅と深さが異なる複数種類の光ファイバ導出用スリットを選択又は併用することによって、種類の異なる光ファイバを接続箱本体内から導出することができるようになり、施工現場の状況や目的に応じてより柔軟な光配線が可能となる。また、これら光ファイバ導出用スリットを用いれば、導出する光ファイバの種類に応じた複数種の光アダプタ及び両端コネクタ付き光パッチコード等を用意する必要がなくなり、部品点数の削減を図ることもできる。
請求項3に記載の本発明の光接続箱は、前記接続箱本体内に取り回した前記光ファイバの片端に光コネクタを設けるとともに、該光ファイバの前記光コネクタを設けた片端側を、前記光ファイバ導出用スリット内を通して前記接続箱本体外に導出したことを特徴としている。
このような構成によれば、上記と同様に、部品点数の削減、光通信損失の低減、及び施工現場の状況や目的に応じた柔軟な光配線が可能となるほか、接続箱本体内から導出した光ファイバのコネクタを、相手方の機器に設けられた光アダプタと容易に接続することができる。
請求項1に記載の本発明によれば、接続箱本体の側壁における光アダプタ取付部と重なる位置に、光ファイバ導出用スリットを設けてあるので、光接続箱と他の機器とを接続する場合の部品点数の削減、光通信損失の低減、及び施工現場の状況や目的に応じた柔軟な光配線が可能となる。
請求項2に記載の本発明によれば、種類の異なる光ファイバを接続箱本体内から導出することができるようになり、施工現場の状況や目的に応じてより柔軟な光配線が可能となる。また、これら光ファイバ導出用スリットを用いれば、導出する光ファイバの種類に応じた複数種の光アダプタ及び両端コネクタ付き光パッチコード等を用意する必要がなくなり、部品点数の削減を図ることもできる。
請求項3に記載の本発明によれば、接続箱本体内から導出した光ファイバのコネクタを、相手方の機器に設けられた光アダプタと容易に接続することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る光接続箱について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施形態に係る光接続箱1とこれに接続された光通信機器200とを示す斜視図である。図2は図1の光接続箱1の蓋体20を省略した状態を示す平面図である。
これら図面において、本実施形態に係る光接続箱は、主として接続箱本体10と蓋体20とを備えている。接続箱本体10は、その全体を合成樹脂材料により一体成形された、矩形状の底壁10bと、該底壁10bの外縁から立設した四つの側壁(特許請求の範囲に記載された側壁に相当)10a,10a,10a,10aとを有する長方形状の箱体である。
接続箱本体10の図中正面に位置する側壁10aには、光アダプタ取付部11と、該光アダプタ取付部11と接続箱本体10の厚み方向に重なる位置(図中では下方)に設けられた光ファイバ導出部12とが一体成形されている。ここで、図3は本光接続箱1の光アダプタ取付部11と光ファイバ導出部12とを示す拡大図である。
同図に示すように、光アダプタ取付部11は、図中の上方から(厚み方向に沿って)光アダプタ140(図2の点線参照)の装着が可能な切欠状(側壁10aの一部を切り欠いた形状)となっている。接続箱本体10内における光アダプタ取付部11の接続箱本体10の幅方向の両側には、一対の押え突板11a,11aがそれぞれ立設されている。各押え突板11aと、側壁10aとの間には、光アダプタ140の取付フランジ部140c(図2の点線参照)が嵌合される嵌合溝11b,11bがそれぞれ形成される。
図中の上方から(厚み方向に沿って)光アダプタ取付部11に挿入された光アダプタ140は、基台状の光ファイバ導出部12上に載置され、その両側に連成された取付フランジ部140cが、各嵌合溝11bに圧入されつつ、各押え突板11aに係止されるようになっている。
一方、光ファイバ導出部12は、その直方体の基台状本体に、溝幅及び溝深さが異なる2種類の光ファイバ導出用スリット12a,12a及び12b,12bが計4本並設されている。このように、少なくとも二つの光ファイバ導出用スリット12a,12aは、互いに溝幅及び溝深さが異なっている。各光ファイバ導出用スリット12a,12bには、それぞれ直径の大小や多心又は単心など種類の異なる光ケーブル等を図中の上方から挿通させて、接続箱本体10の外側に導出させることができるようになっている。
本実施形態では、図1及び図2に示すように、接続箱本体10内に片端コネクタ付き光ケーブル130が配索してあり、該片端コネクタ付き光ケーブル130の光コネクタ130a側が、光ファイバ導出用スリット12a内を通して接続箱本体10外に導出されている。
例えば、溝幅及び溝深さが大きい各光ファイバ導出用スリット12aに、図示しない多心光ファイバケーブルを挿通することもできる。このような場合には、各光ファイバ導出用スリット12a内に、前記多心光ファイバケーブルのシース(被覆)に食い込む固定金具を差し込んでもよい。
また、溝幅及び溝深さが小さい各光ファイバ導出用スリット12bの該溝幅を、光ファイバケーブルの外形の0.8〜0.9倍とすることにより、上述したような固定金具を用いずに、光ファイバケーブルのシースを挟み込んで保持するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、図1及び図2に示すように、接続箱本体10の図中の正面の側壁10aに、上述した光ファイバ導出部12とほぼ同様な光ファイバ導出部12’がもう一つ設けられている。この光ファイバ導出部12’には、上述した光ファイバ導出部12のいずれの光ファイバ導出用スリット12a,12bと溝幅及び溝深さが異なる光ファイバ導出用スリット12c,12cが計2本並設されている。
このような光ファイバ導出部12’は、接続箱本体10内に配索される種々の光ファイバや光配線の形態等により柔軟に対応可能にするためのものである。即ち、該光ファイバ導出部12’と厚み方向に重なる位置には、断面略V字状の切り溝16a,16a(図2参照)により切除可能な矩形の切除壁16が設けられている。
そして、光ファイバ導出部12’を使用する必要が生じた場合は、該切除壁16を側壁10aから切除すると、光ファイバ導出部12’と厚み方向と重なる位置に、切欠状の光アダプタ取付部11が形成されるようになっている。これにより、光ファイバ導出部12’の各光ファイバ導出用スリット12cに、その図中の上方から光コネクタ付きの光ファイバケーブルを挿通することができるようになり、また、新たに形成された光アダプタ取付部11に、光アダプタ140を装着することも可能となる。
その他、図2に示すように、接続箱本体10の背面を形成する側壁10aには、従来と同様、屋外から屋内へ引き込んだ光ケーブル101等を導入するための光ケーブル導入部13,13が、それぞれ左右対称的に一体成形されている。各光ケーブル導入部13には、光ケーブル101を挿通して保持するための溝13a,13aがそれぞれ形成してある。図示しないが、これら溝13a内には、光ケーブル101のシースに食い込む固定金具を差し込んでもよい。
ここで、光ケーブル導入部13から接続箱本体10内に導入された光ケーブル101は、該接続箱本体10内に配索された片端コネクタ付き光ケーブル130の図示しない各光ファイバ心線に、接続部15aを介して接続される。
本実施形態における接続部15aは、光ケーブル101と片端コネクタ付き光ケーブル130との各光ファイバ心線を溶かして互いに融着接続し、各融着接続部を融着スリーブで被覆した構成としてある。但し、接続部15aは、このような融着接続に限らず、光ファイバ心線を機械的に付き合わせて接続する「メカニカル接続」等の各種の接続形態による接続部としてもよい。
一方、接続箱本体10の側面に相当する長尺の両側壁10a,10aの近傍には、それぞれ3枚の接続部ホルダ15,15…が、所定の間隔を開けて設けられている。これら接続部ホルダ15は、各側壁10aの近傍において、互いに対向して起立形成した弾性片からなっている。各接続部ホルダ15は、側壁10aと共同してそれぞれ3箇所、合計6箇所で、複数の接続部(融着接続部を被覆した融着スリーブであり、図示例では、一つのみ示す)15a,15a…を、接続箱本体10内に弾性保持する。
また、接続箱本体10の底壁10bの中央部には、一対の略円筒状のファイバガイド14,14が立設してある。各ファイバガイド14は、外周面に片端コネクタ付き光ケーブル130又は光ケーブル101等が沿わされることで、上述した片端コネクタ付き光ケーブル130と光ケーブル101との接続部15aを各接続部ホルダ15に収納するに際し、これら片端コネクタ付き光ケーブル130又は光ケーブル101の取り回しの曲げ半径を規定している。即ち、各ファイバガイド14は、その外周面に沿って、接続箱本体10内に配索された光ファイバを取り回している。
さらに、各ファイバガイド14の上端縁には、取り回した片端コネクタ付き光ケーブル130又は光ケーブル101等が上方へ浮き上がることを防止するための押さえ片14a,14a,14a,14aが4つ放射状に一体成形されている。
次に、上記構成からなる本実施形態の光接続箱1と光通信機器200,300との接続方法について、図1及び図4を参照しつつ説明する。なお、図4は本光接続箱1とこれに接続された2台の光通信機器200,300とを示す斜視図である。
まず、図1に示すように、光接続箱1内に配索した片端コネクタ付き光ケーブル130が単心であって、該光接続箱1に1台の光通信機器200を接続する場合について説明する。
このような場合は、光接続箱1の図中の正面から光ファイバ導出用スリット12a内を通して、片端コネクタ付き光ケーブル130の光コネクタ130a側を外部に導出する。そして、該片端コネクタ付き光ケーブル130の光コネクタ130aを、光通信機器200の光アダプタ240の挿入口に装着することにより、これら光接続箱1と光通信機器200とが光接続される。
一方、図4に示すように、光接続箱1内に配索した片端コネクタ付き光ケーブル130が2心であって、該光接続箱1に2台の光通信機器200,300を接続する場合について説明する。
このような場合は、まず、2心の片端コネクタ付き光ケーブル130のうちの一方の光ケーブル(図1中の符号130を付した光ケーブル)を、光接続箱1の図中の正面から光ファイバ導出用スリット12aに挿通しつつ外部に導出する。次いで、この光ファイバ導出用スリット12aの図中の上方に位置する光アダプタ取付部11に光アダプタ140を装着する。そして、光接続箱1内において、前記2心の片端コネクタ付き光ケーブル130のうちの他方の光ケーブルの光コネクタ(図示せず)を、光アダプタ140の内側挿入口140a(図6参照)に挿入する。
その後、光接続箱1の光ファイバ導出用スリット12aから導出した一方の光ケーブル130の光コネクタ130aを、1台目の光通信機器200の光アダプタ240の挿入口に装着する。これにより、光接続箱1と1台目の光通信機器200とが光接続される。
また、光接続箱1の光アダプタ取付部11に装着した光アダプタ140の外側挿入口140b(図6参照)に、両端コネクタ付き光パッチコード150の一端の光コネクタ150aを装着する。その一方で、該両端コネクタ付き光パッチコード150の他端の光コネクタ150bを、2台目の光通信機器300に設けた光アダプタ340の挿入口に装着する。これにより、光接続箱1と2台目の光通信機器300とが光接続される。
以上のように、本実施形態の光接続箱によれば、接続箱本体10の側壁10aにおける光アダプタ取付部11の図中の下方に、光ファイバ導出用スリット12a,12bを設けてあるので、該光ファイバ導出用スリット12a,12bを介して、接続箱本体10内の片端コネクタ付き光ケーブル130を外部に導出して、直接、相手方の光通信機器200に光接続させることができる。これにより、光アダプタ140、両端コネクタ付き光パッチコード150等の光接続用部品を削減することができるとともに、コネクタ接続箇所を少なくして光損失の減少を図ることができる。
また、光アダプタ取付部11には、従来と同様に光アダプタ140を装着することができるので、施工現場の状況や目的に応じて、光アダプタ140を介した光接続と、該光ファイバ導出用スリット12a,12bを介した光接続とを選択又は併用した柔軟な光配線が可能となる。
さらに、幅と深さが異なる2種類の光ファイバ導出用スリット12a,12bを選択又は併用することによって、種類の異なる光ファイバを接続箱本体内から導出することができるようになり、施工現場の状況や目的に応じてより柔軟な光配線が可能となる。また、これら光ファイバ導出用スリット12a,12a及び12b,12bを用いれば、導出する光ファイバの種類に応じた複数種の光アダプタ及び両端コネクタ付き光パッチコード等を用意する必要がなくなり、部品点数の削減を図ることもできる。
これに加え、光ファイバ導出用スリット12aから片端コネクタ付き光ケーブル130の光コネクタ130a側を外部に導出しているので、該光コネクタ130aを、相手方の光通信機器200に設けられた光アダプタ240と容易に接続させることができる。
なお、上述した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明の光接続箱は、上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、接続箱本体10内に配索した片端コネクタ付き光ケーブル130が単心又は2心の場合の光配線を例示したが、これに限定されるものではなく、本発明は、3心以上の片端コネクタ付き光ケーブルにも適用することができる。
接続箱本体10内に配索した片端コネクタ付き光ケーブル130が、例えば、4心の場合は、分岐する光ケーブルのうち1心の光コネクタを光アダプタ140に接続し、残り3心の光ケーブルを光ファイバ導出用スリット12a,12bから外部へ導出するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では使用しなかった、もう一方の光ファイバ導出部12’及び光アダプタ取付部11を用いて、より多数の光ケーブルを接続箱本体10の外部に導出することも可能である。その他、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る光接続箱とこれに接続された光通信機器とを示す斜視図である。 図1の光接続箱の蓋体を省略した状態を示す平面図である。 本光接続箱の光アダプタ取付部と光ファイバ導出部とを示す拡大図である。 本光接続箱とこれに接続された2台の光通信機器とを示す斜視図である。 従来の光接続箱とこれに接続された光通信機器とを示す斜視図である。 図5の光接続箱の蓋体を省略した状態を示す平面図である。
符号の説明
1 光接続箱
10 接続箱本体
10a 側壁
10b 底壁
11 光アダプタ取付部
11a 押さえ突板
11b 嵌合溝
12 光ファイバ導出部
12a,12b,12c 光ファイバ導出用スリット
13 光ケーブル導入部
13a 溝
14 ファイバガイド
14a 押さえ片
15 接続部ホルダ
15a 接続部
16 切除壁
16a 切り溝
20 蓋体
130 片端コネクタ付き光コード
130a,150a,150b 光コネクタ
140,240,340 光アダプタ
150 両端コネクタ付き光パッチコード
200,300 光通信機器

Claims (3)

  1. 光ファイバの接続に用いられる光接続箱であって、
    少なくとも側壁と底壁を有する接続箱本体を備え、かつ、
    該接続箱本体の側壁に光アダプタの装着が可能な切欠状の光アダプタ取付部を設けるとともに、
    前記側壁の光アダプタ取付部と厚み方向に重なる位置に、光ファイバの挿通が可能な光ファイバ導出用スリットを設けたことを特徴とする光接続箱。
  2. 前記光ファイバ導出用スリットを複数並設し、少なくとも二つの光ファイバ導出用スリットの幅と深さが互いに異なることを特徴とする請求項1記載の光接続箱。
  3. 前記接続箱本体内に取り回した前記光ファイバの片端に光コネクタを設けるとともに、該光ファイバの前記光コネクタを設けた片端側を、前記光ファイバ導出用スリット内を通して前記接続箱本体外に導出したことを特徴とする請求項1又は2記載の光接続箱。
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