JP2005195654A - 光コネクタ用アウトレット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 外装ケース11に引き込まれた光ファイバ14と、外装ケース前面11c側の光コネクタレセプタクル13から延びるピグテール光ファイバとを接続するメカニカルスプライス部を、ピグテール光ファイバの余長とともに収納した余長収納ケース30にを外装ケース11内に収納することで組み立てられ、しかも、余長収納部ケース30では、メカニカルスプライス部が、外装ケースの前後方向に対して傾斜する向きで支持される光コネクタ用アウトレット10を提供する。
【選択図】 図1
Description
図14は、前記光コネクタ用アウトレットの構造の概要を示す断面図であり、図14中、符号1は光コネクタ用アウトレット、2は光コネクタ用アウトレット1の外装ケース、3は光コネクタ用アウトレット1が取り付けられる壁(建物等の構造物の壁)、4は外装ケース2の前面側(図14左側)に設けられている光コネクタレセプタクルである。
図14において、光コネクタ用アウトレット1の外装ケース2には、壁3から引き出した光ファイバ5が引き込まれている。前記光ファイバ5の先端は、現場付け光コネクタ6(後述)によってコネクタ成端されている。この現場付け光コネクタ6は、光コネクタレセプタクル4に組み込まれており、この光コネクタレセプタクル4に、別途、光コネクタ用アウトレット1外側から、光ファイバ(以下、外部光ファイバ)先端をコネクタ成端する光コネクタを挿入接続すると、光コネクタレセプタクル4内での光コネクタ同士の接続により、光ファイバ5と外部光ファイバとが光接続されることとなる。
本発明では、光ファイバが引き込まれる外装ケースに、前記外装ケースの前面側から別の光ファイバがコネクタ接続される光コネクタが設けられている光コネクタ用アウトレットであって、前記光コネクタから延びるピグテール光ファイバの余長を湾曲収納する余長収納ケースが前記外装ケースにおける光コネクタの設置位置に対応させて前記外装ケース内に収納されるようになっており、前記余長収納ケースには、前記ピグテール光ファイバの前記光コネクタとは逆の側の端部と前記外装ケースに引き込まれる光ファイバとを接続するメカニカルスプライス部を支持するスプライス支持部が設けられており、前記スプライス支持部は、該メカニカルスプライス部において接続する光ファイバの光軸が前記外装ケースの前後方向に対して傾斜する向きで前記メカニカルスプライス部を支持するようになっていることを特徴とする光コネクタ用アウトレットを提供する。
この発明では、前記光コネクタは前記余長収納ケースに取り付けられており、前記余長収納ケースを前記外装ケースに収納することで前記外装ケースに前記光コネクタが組み込まれるようになっている構成も採用可能である。さらに、前記外装ケースは、取付対象物に取り付けられるケース本体と、このケース本体に着脱可能であり外装ケースの前面を形成する前面プレートとを有し、前記前面プレートを取り外すことで、前記余長収納ケースを前記外装ケースに前面側から収納できるようになっており、前記前面プレートには、前記外装ケース内に収納された前記余長収納ケースに取り付けられている前記光コネクタを前記外装ケースの前面側に露出させて、外装ケース前面側からの前記別の光ファイバの前記光コネクタに対するコネクタ接続を可能とするコネクタ穴が開口されている構成も採用可能である。
また、前記外装ケースは、前記余長収納ケースと前記光コネクタとの組を複数組み込めるようになっている構成も採用可能である。
また、前記余長収納ケースに、前記外装ケースに引き込まれた光ファイバを引き留める引き留め部が設けられている構成も採用可能である。
また、前記スプライス支持部に対して前記メカニカルスプライス部が着脱可能になっている構成も採用可能である。
また、前記メカニカルスプライス部は、突き合わせ接続した一対の光ファイバを、スリーブ状のバネの内側に収納した半割り構造の一対の素子の間にて前記バネの弾性によってクランプ保持して接続状態を維持する構成であり、前記メカニカルスプライス部には、前記ピグテール光ファイバの前記光コネクタとは逆の側の端部が前記一対の素子の間に挿入した状態で固定されており、しかも、一対の素子の間には、当該一対の素子の間の開放状態を維持する楔部品が引き抜き可能に割り込ませてあり、前記ピグテール光ファイバに対して接続される光ファイバの一対の素子の間への挿入が可能になっている構成も採用可能である。
また、前記外装ケースが建物の壁等の取付対象物に取り付けられるものであり、前記取付対象物に配線された光ファイバが、前記メカニカルスプライス部にて前記ピグテール光ファイバに接続されて、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端されている構成も採用可能である。
余長収納ケースに、別の光ファイバが外装ケース前面側からコネクタ接続される光コネクタと、メカニカルスプライス部とが取り付けられている構成であれば、余長収納ケースを外装ケースに組み込むと同時に、光コネクタの外装ケースへの組み込みも実現でき、アウトレットの組立作業効率を大幅に向上できる。外装ケースに、光コネクタが取り付けられている余長収納ケースを収納すれば、余長収納ケースの収納後に、光コネクタからメカニカルスプライス部まで延びるピグテール光ファイバの余長処理を行う必要は無く、この点でも、アウトレットの組立作業効率の向上に有利である。さらに、光コネクタからメカニカルスプライス部まで延びるピグテール光ファイバを余長収納ケースによって、非常に小型に纏めることができるため、ピグテール光ファイバを収納するために外装ケース内に確保する収納スペースが小さくて済み、アウトレットの小型化に有利である。
また、スプライス支持部が、該メカニカルスプライス部において接続する光ファイバの光軸が前記外装ケースの前後方向(奥行き方向と同じ)に対して傾斜する向きで前記メカニカルスプライス部を支持するようになっていることも、余長収納ケースの小型化に有効に寄与する構成であり、アウトレットの小型化、とりわけ、アウトレットの奥行き寸法の縮小を、容易に実現できる。
図1は、本発明に係る光コネクタ用アウトレット(以下、アウトレットと略称する場合がある)の構造の概要を示す断面図であり、図1中、符号10はアウトレット、11は外装ケース、12はアウトレット10が取り付けられる取付対象物としての壁(建物等の構造物の壁)、13は光コネクタとしての光コネクタレセプタクル(コネクタハウジング。以下、光コネクタとも言う)、20は光コネクタ付き成端用部品、30は余長収納ケースである。
図1、図2において、アウトレット10は、壁12から引き出した光ファイバ14が引き込まれる外装ケース11に、前記光ファイバ14の余長14cと、余長収納ケース30とを収納した概略構成になっている。
前記光コネクタ21は、余長収納ケース30に固定されたコネクタハウジング13aに組み込まれて光コネクタレセプタクル13を構成しており、この光コネクタレセプタクル13に、別途、アウトレット10の前面11c側から、別の光ファイバ15(以下、外部光ファイバ)先端をコネクタ成端した光コネクタ16を挿入接続すると、光コネクタレセプタクル13内での光コネクタ21、16同士の接続により、光ファイバ14と外部光ファイバ15とが光接続されることとなる。
なお、光ファイバ用開口部11bの形成位置は、上壁部11fに限定されず、裏面側(外装ケース11の内部空間Sを介して、前記前面11cを形成する前面プレート112とは逆の側。裏面壁11d)であっても良い。
前記前面プレート112には、前記外装ケース11内に収納された前記余長収納ケース30に取り付けられている前記光コネクタレセプタクル13を前記外装ケース11の前面11c側に露出させるコネクタ穴112aが開口されており、このコネクタ穴112aに露出する光コネクタレセプタクル13に、前記光ファイバ15の先端の前記光コネクタ16を挿入することで、光ファイバ15を、光ファイバ14側の光線路と光接続することができる。前記光コネクタ16は、光コネクタレセプタクル13に対して挿脱可能であり、光コネクタレセプタクル13から光コネクタ16を引き抜くことで、光ファイバ14、15同士の接続を解除できる。
図6に示すように、光コネクタ付き成端用部品20は、光コネクタ21と、この光コネクタ21から延びる光ファイバ22(ピグテール光ファイバ)と、この光ファイバ22の前記光コネクタ21からの延出先端に組み立てられ、該光ファイバ22に対して別の光ファイバ14(ここでは、壁12から引き出した光ファイバ14)を接続するメカニカルスプライス部23とを有している。
光ファイバ22は、ここでは単心の光ファイバ心線であるが、この他、光ファイバ素線等、各種単心の光ファイバを採用できる。
また、ここでは、光ファイバ14として、所謂インドアケーブル(屋内配線用光ファイバケーブル)を採用し(以下、光ファイバ14を、インドアケーブルと称する場合がある)、外装ケース11内に引き込んだインドアケーブル14を、メカニカルスライス部23にて光ファイバ22と接続して、光ファイバ22を介して、光コネクタレセプタクル13によってコネクタ接続可能に成端する構成を例示しているが、外装ケース11内に引き込まれる光ファイバ14としては、インドアケーブルに限定されず、インドアケーブル以外の各種光ファイバケーブル(例えばドロップケーブル)、光ファイバ心線、光ファイバ素線等、各種採用可能である。
図7、図8に示すように、メカニカルスプライス部23は、断面C形あるいはコ字状のスリーブ状のバネ24(ここではコ字形バネ)の内側に半割り構造の素子25を収納した構成である。素子25は、ベース側素子26と、蓋側素子27とによって構成されている以下、ベース側素子26、蓋側素子27についても、単に「素子」と言う場合がある)。また、蓋側素子27は、3つの蓋側素子271、272、273に分割されており、3つの蓋側素子271、272、273は、細長形状のベース側素子26の長手方向に沿って、一列に配列配置されている。3つの蓋側素子271〜273は、符号272の蓋側素子の両側に、他の二つの蓋側素子271、273が対向配置された状態でベース側素子26上に配置されている。
図10(a)、(b)において、第1〜第3クランプ部231〜233から代表して第3クランプ部233を例示して説明すると、第3クランプ部233は、楔部品28aを、該バネ24の側部の開口部24aから、蓋側素子273と、ベース側素子26において蓋側素子273に対応する部分との間に割り込ませるようにして圧入することで、素子26、273間をバネ24(具体的にはバネ部243)の弾性力に抗して押し開くことができ(図10(a)の状態。この状態を、以下「開状態」とも言う)、素子26、273間から楔部品28aを引き抜くと、バネ24(具体的にはバネ部243)の弾性によって素子26、273間が閉じられる(図10(b)の状態。この状態を、以下「閉状態」とも言う)。第1クランプ部231についても、楔の挿脱によって素子26、271間の開閉を、第3クランプ部233と同様に行えるようになっており、また、第2クランプ部232についても、楔の挿脱によって素子26、272間の開閉を、第3クランプ部233と同様に行うようになっている。
なお、図中、符号25aは、ベース側素子26と蓋側素子27との間に楔を割り込ませるための差し込み凹所である。この差し込み凹所は、素子25の側面に開口する凹みであり、ベース側素子26と蓋側素子27との境界付近において、ベース側素子26及び/又は蓋側素子27を僅かに切り欠いた形状に形成されている。
また、位置決め溝は、ベース側素子26の内、第3クランプ部233を構成する部分にも、第1クランプ部231と同様に、ベース側素子26の蓋側素子27(蓋側素子273)に対面する合わせ面261に形成されている(符号263の位置決め溝)。光ファイバ14は、該光ファイバ14先端に口出しした光ファイバ心線14A、及び、該光ファイバ心線14A先端に露出させた裸光ファイバ14bを位置決め溝263に挿入して、光ファイバ22との接続を行う。この位置決め溝263は、メカニカルスプライス部23の第3クランプ部233側の端部から素子26、27間へ光ファイバ14を挿入する作業において、光ファイバ14先端に露出させておいた裸光ファイバ14bを調心溝29に誘導するための誘導溝としての機能と、第3クランプ部233に光ファイバ14先端に口出ししておいた光ファイバ心線14Aをクランプ保持する際に、光ファイバ心線14Aの被覆部14a(光ファイバ心線部分)の位置ズレを防止する機能とを果たす。
ベース側素子26の第1、第3クランプ部231、233に対応する部分、すなわち、ベース側素子26の長手方向両側に形成されている位置決め溝262、263は、前記調心溝29と連通しており、調心溝29からベース側素子26の長手方向に沿って延びて、ベース側素子26の長手方向の端部に開口している。これら位置決め溝262、263も、ここではV溝であるが、光ファイバ14を位置決めする位置決め精度は、調心溝29よりも低いものである。
なお、前記位置決め溝も、調心溝と同様に、V溝に限定されるものではなく、例えば、U溝、丸溝(断面半円状の溝)等、各種構成が採用可能である。また、位置決め溝は、ベース側素子26側ではなく、蓋側素子271において、前記ベース側素子26の合わせ面261に対面される合わせ面231aに形成してもよく、ベース側素子26と蓋側素子271の両方に形成しても良い。また、調心溝29の形成位置も、ベース側素子26の側に限定されず、蓋側素子27(具体的には蓋側素子272)に形成することも可能である。
光ファイバ22先端へのメカニカルスプライス部23の組み立ては、例えば、メカニカルスプライス部23の第1、第2クランプ部231、232を楔を用いて開状態とし(第3クランプ部233も一緒に開状態としても良い)、光ファイバ22(光ファイバ22において、光コネクタ21とは逆側の端部)を、メカニカルスプライス部23の第1クランプ部231側の端部から位置決め溝262に挿入して行き、光ファイバ22先端の裸光ファイバ22bを調心溝29に挿入せしめ、第1、第2クランプ部231、232から楔を引き抜いて、第1、第2クランプ部231、232を閉状態とすることで、光ファイバ22を第1、第2クランプ部231、232にクランプ保持する。
図3〜図5に示すように、余長収納ケース30は、トレー状の収納ケース本体31と、この収納ケース本体31の底板31aの周囲に立設されている側壁部31bの前記底板31aからの突出先端によって囲まれる開口部31cを覆うようにして収納ケース本体31に装着される蓋32とを有し、前記光コネクタ付き成端用部品20を収納する筐体であり、また、前述したように、光コネクタレセプタクル13に取り付けられているものである。前記光コネクタレセプタクル13は、具体的には、収納ケース本体31の側壁部31bに取り付けられている。図3に示した例では、光コネクタレセプタクル13のハウジング13aの両側に突設されている突片13bを収納ケース本体31の外側から側壁部31bに押し当てた状態で、前記突片13bをネジ31cで側壁部31bに固定して取り付けている。収納ケース本体31、蓋32の材質は、例えば、樹脂、金属等を採用できる。樹脂製の場合、成形性の点、内部に収納した光ファイバを接触によって傷めにくい点、低コスト化の点で有利である。
光ファイバ22の余長22cは、余長収納ケース30の収納ケース本体31の底板31a上に突設されている円筒状の湾曲維持突起31eへの巻き付けによって、小さいスペースで効率良く湾曲処理することができる。なお、湾曲維持突起としては、余長を巻き付けるための筒状のものに限定されず、例えば、リング状に巻いて纏めた余長22cを嵌め込むことで、外側から余長22cを押さえ込んでリング状を保つようにする構成のもの等も採用可能である。
メカニカルスプライス部23の着脱が可能な構成のスプライス支持部33であれば、例えば、メカニカルスプライス部23での光ファイバ14、22同士の接続作業を失敗したときなどに必要となるメカニカルスプライス部23の交換を簡単に行えるといった利点もある。
なお、図10(a)中、符号28bは、引き抜き操作用の取っ手である。
なお、光ファイバ14は、メカニカルスプライス部23に挿入する部分が、先端に裸光ファイバ14bが露出された光ファイバ心線であれば良く、外装ケース11内に引き込んだ部分の構成については、特に限定は無い。
また、このアウトレット10では、外装ケース11に余長収納ケース30を収納すると、この余長収納ケース30に取り付けられている光コネクタ13は、前面プレート112から突出せず、光コネクタ13全体が、外装ケース11内に収納されるようになっているため、特に前面11c側に優れた美観が得られるといった利点もある。このように、光コネクタ13が前面プレート112から突出しないか、あるいは、前面プレート112によって形成される前面11cと面一、あるいは、前面11cから僅かに突出する構成であれば、前面11cから大きく突出している場合に比べて、衝突物などによる損傷等の不都合の防止に有利であるといった利点もある。
なお、余長収納ケース30は全体として外観偏平の板状に形成されており、ここでは、図1、図2に示した例では、余長収納ケース30は横置き状態、すなわち、収納ケース本体31の底板31aが、上下方向(図1、図2において上下)の中心軸線を横切るようになる向きで収納されるが、光ファイバ14は、余長収納ケース30の左右いずれかの側壁部、具体的には、外装ケース11内の余長収納ケース30を外装ケース11前面側から見て、左右いずれかに位置する側部においてトレー状の蓋32の側壁部(周壁部32a)に開口されている光ファイバ挿通孔30aに通して、余長収納ケース30の内外に連通されている。仮に、光ファイバ挿通孔30aが、余長収納ケース30の裏面側(外装ケース11の裏面壁11dに臨む側。光コネクタレセプタクル13とは逆の側)に開口されている場合は、余長収納ケース30の外側にて光ファイバ挿通孔30a付近に配線される光ファイバ14の配線スペースを確保する必要性から、外装ケース11の前後方向寸法の大型化を招く可能性があるが、前述したように、光ファイバ挿通孔30aの形成位置が余長収納ケース30の左右いずれかの側壁部である構成であれば、外装ケース11の前後方向寸法の大型化を招くおそれが無く、前後方向寸法の縮小が容易になる。
また、前記アウトレット10では、前面プレート112の上下複数箇所にコネクタ穴1112aが形成されており、外装ケース11には、余長収納ケース30(余長収納ケース30と光コネクタ13との組)を上下複数段に収納することができるが、例えば、光ファイバ14、22同士の接続状態を維持したまま、余長収納ケース30を交換することも可能であり、光ファイバ14の光線路に対応する光コネクタ13の位置の変更等を、非常に簡単に行える。
また、図中、符号35はシャッターであり、光コネクタ13が配置されていない空きのコネクタ穴112aの防塵性(外装ケース11内への塵等の侵入防止)を確保するものである。
外装ケースに設ける光コネクタ(コネクタハウジング)としては、光コネクタレセプタクルに限定されず、光コネクタアダプタ等であっても良い。
アウトレットを取り付ける取付対象物としては、建物の壁に限定されず、例えば、建物の柱、光配線盤をはじめとする各種架体等、各種構成の採用が可能である。
前述した実施の形態では、光コネクタ付き成端用部品として、単心用のものを例示したが、本発明はこれに限定されず、多心用に構成することも可能である。この場合、光コネクタ21としては、多心用の光コネクタ、例えば、MT形光コネクタ(JIS C 5981に制定されるF12形光コネクタ等)等を採用する。光ファイバ22としては、例えば多心光ファイバテープ心線等を採用できるが、単心光ファイバを複数本用いた構成とすることも可能である。メカニカルスプライス部23としては、例えば、素子(ベース側素子及び/又は蓋側素子)に並列に形成した複数本の調心溝によって、複数対の光ファイバの接続に対応できるものを採用する。
Claims (8)
- 光ファイバ(14)が引き込まれる外装ケース(11)に、前記外装ケースの前面(11c)側から別の光ファイバ(15)がコネクタ接続される光コネクタ(13)が設けられている光コネクタ用アウトレットであって、
前記光コネクタから延びるピグテール光ファイバ(22)の余長(22c)を湾曲収納する余長収納ケース(30)が前記外装ケースにおける光コネクタの設置位置に対応させて前記外装ケース内に収納されるようになっており、
前記余長収納ケースには、前記ピグテール光ファイバの前記光コネクタとは逆の側の端部と前記外装ケースに引き込まれる光ファイバとを接続するメカニカルスプライス部(23)を支持するスプライス支持部(33)が設けられており、
前記スプライス支持部は、該メカニカルスプライス部において接続する光ファイバの光軸が前記外装ケースの前後方向に対して傾斜する向きで前記メカニカルスプライス部を支持するようになっていることを特徴とする光コネクタ用アウトレット(10)。 - 前記光コネクタは前記余長収納ケースに取り付けられており、前記余長収納ケースを前記外装ケースに収納することで前記外装ケースに前記光コネクタが組み込まれるようになっていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ用アウトレット。
- 前記外装ケースは、取付対象物(12)に取り付けられるケース本体(111)と、このケース本体に着脱可能であり外装ケースの前面を形成する前面プレート(112)とを有し、前記前面プレートを取り外すことで、前記余長収納ケースを前記外装ケースに前面側から収納できるようになっており、
前記前面プレートには、前記外装ケース内に収納された前記余長収納ケースに取り付けられている前記光コネクタを前記外装ケースの前面側に露出させて、外装ケース前面側からの前記別の光ファイバの前記光コネクタに対するコネクタ接続を可能とするコネクタ穴(112a)が開口されていることを特徴とする請求項2記載の光コネクタ用アウトレット。 - 前記外装ケースは、前記余長収納ケースと前記光コネクタとの組を複数組み込めるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光コネクタ用アウトレット。
- 前記余長収納ケースに、前記外装ケースに引き込まれた光ファイバを引き留める引き留め部(34)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光コネクタ用アウトレット。
- 前記スプライス支持部に対して前記メカニカルスプライス部が着脱可能になっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の記載の光コネクタ用アウトレット。
- 前記メカニカルスプライス部は、突き合わせ接続した一対の光ファイバを、スリーブ状のバネ(24)の内側に収納した半割り構造の一対の素子(25、26、27)の間にて前記バネの弾性によってクランプ保持して接続状態を維持する構成であり、
前記メカニカルスプライス部には、前記ピグテール光ファイバの前記光コネクタとは逆の側の端部が前記一対の素子の間に挿入した状態で固定されており、しかも、一対の素子の間には、当該一対の素子の間の開放状態を維持する楔部品(28a)が引き抜き可能に割り込ませてあり、前記ピグテール光ファイバに対して接続される光ファイバの一対の素子の間への挿入が可能になっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の光コネクタ用アウトレット。 - 前記外装ケースが建物の壁等の取付対象物に取り付けられるものであり、前記取付対象物に配線された光ファイバが、前記メカニカルスプライス部にて前記ピグテール光ファイバに接続されて、前記光コネクタによってコネクタ接続可能に成端されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光コネクタ用アウトレット。
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