JP2005338263A - 光学接続構造及びその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ファイバ同士を接続する際に、組立が容易であり、光部品や光モジュールにおける光ファイバ固定個所を破損させずに接続作業を簡単に行うことができ、基板上のスペースを有効に使用できる光学接続構造及びその作製方法を提供する。
【解決手段】 アダプタに第2の光ファイバ2を固定する。次に、第1のプラグ3に固定されている第1の光ファイバ1の先端側を屈曲させ、第1のプラグ3をアダプタに装着する。その際、第1の光ファイバと第2の光ファイバは第1のプラグ3のピン状導入部材8により、整列溝10に押圧され位置合わせされる。その後、屈曲している第1の光ファイバ1が伸展することで、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2は突き合せられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学接続構造及びその作製方法に係り、特に、単心及び多心光ファイバを
接続するのに好適な技術に関する。
光ファイバの単心接続用においては、FC、SC、MU、LC等、多心接続用としてはMPO、MPX、MTPタイプ等の接続部品(コネクタ)が提供されている。一般的にこれらのコネクタは、光ファイバの軸方向から突き合わせることにより、接続を可能としている。例えば、MPOタイプ光コネクタでは、アダプタに両側からプラグを挿入することで、アダプタに内蔵された内部ハウジング内にてプラグ同士が位置決めされ、プラグの先端に保持されたMTコネクタフェルール同士が突合され接続される。
特に、光ファイバの軸方向の抜き差しを容易にしたプッシュ・プル方式が提案されているが、これらのプッシュ・プル式コネクタは、接続される光ファイバの軸方向に抜き差しするため、バックプレーン等の装置壁面に取り付けられたアダプタとの接続に関しては、簡便に光ファイバの接続を行うことができるという特徴がある。
ところで、従来の光学接続構造においては、プリント基板(例えば、マザーボード等)上や装置内での光ファイバ接続に用いる場合、様々な光部品や光モジュールに接続されている光ファイバの先端に光コネクタを取り付けて光ファイバ同士の接続を行うことが多く、その場合、抜き差し作業を行うには、光部品や光モジュールに接続されている光ファイバを屈曲させながら抜き差しすることがある。
一方、この種に関連する技術として、一対の光ファイバの突き合わせ先端部同士を互いに突き合わせて接続する接続手段に、上面の中央部に形成されたベースと、このベースの上面側に装着される蓋体とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−240731号公報(第2−4頁、図1−図3)
しかしながら、従来の光学接続構造は、光部品や光モジュールに接続されている光ファイバを屈曲させながら抜き差しする場合、光ファイバの光モジュールにおける固定個所に屈曲による過大な力が働き、固定部が破損する恐れがあった。
また、従来の光学接続構造体においては、抜き差し方向への作業者の視野が悪くなり、そのため作業時間が長くなり、差し込む際にフェルール端部を割りスリープやガイド用シャフトに接触させ、破損または損傷する恐れがあった。しかも、コネクタの抜き挿しスペースを確保するために他のデバイスの配置を考慮する必要があり、更には設置ができなくなるなど、基板上のスペースを有効に使えなかった。
さらに、従来の光学接続構造体においては、着脱方向が安定せず、また反動で光ファイバ接続部品が周囲の部品と接触し、光ファイバまたは周囲の部品を破損させる恐れがあった。また、接続時間を短縮させたり、接続作業性を向上させたりするには、着脱動作を単純化させるために、ラッチ機構を用いて着脱時にラッチが係合することで、フェルールに印加される押圧力を安定的に保持している。しかし、この方法では構造が複雑となり、部品点数も増えるため、光コネクタの設計に多大な時間と経費が必要となり、コストアップの原因になっていた。
一方、特許文献1に記載されたものは、光ファイバを屈曲させたあと、伸展させて接続することについて配慮されていなかった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、光ファイバ同士を接続する際に、組立が容易であり、光部品や光モジュールにおける光ファイバ固定個所を破損させずに接続作業を簡単に行うことができ、さらには基板上のスペースを有効に使用できる光学接続構造及びその作製方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1、第2の光ファイバの先端を整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造であって、該アダプタに装着されるプラグに、ピン状導入部材が保持されており、該プラグに該第1の光ファイバを挿通すると共に、該第1の光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方部を前記プラグに固定し、該第2の光ファイバを整列溝内に設置したのち、該プラグを該アダプタに装着し、該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させると共に、該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を該第2の光ファイバの先端に突き合わせることを特徴とする光学接続構造が提供される。
また、本発明によれば、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1、第2の光ファイバの先端を整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造であって、該アダプタに装着される第1および第2のプラグにピン状導入部材が保持されており、該第1および第2の光ファイバを該第1および第2のプラグにそれぞれ挿通すると共に、該第1の光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方部を前記プラグに固定し、該第1および第2のプラグを該アダプタに装着し、該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させると共に、該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を該第2の光ファイバの先端に突き合わせることを特徴とする光学接続構造が提供される。
また、本発明によれば、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1の光ファイバの先端と光部品の光学接合面を互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造であって、該アダプタに装着されるプラグに、ピン状導入部材が保持されており、該プラグに該第1の光ファイバを挿通すると共に、該第1の光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方部を前記プラグに固定し、該光部品を該アダプタの該整列溝と位置あわせを行いアダプタ上に設置し、該プラグを該アダプタに装着し、該第1の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させると共に、該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を光部品の光学接合面に突き合わせることを特徴とする光学接続構造が提供される。
前記プラグは、前記第1の光ファイバの屈曲部分を収納する空間としての屈曲セル部を有すると共に、一端部に、前記第1の光ファイバの屈曲部分より後方部を固定する光ファイバ固定部位を有していればよい。また前記第1の光ファイバを押圧して前記屈曲部分を形成する一方、前記屈曲部分を開放させるファイバ屈曲部材が、前記プラグに着脱可能に取り付けられていればよい。
前記ピン状導入部材は、前記プラグが有する取り付け孔または取り付け溝により保持されていればよい。前記ピン状導入部材を垂直方向から押圧する押圧固定部材が、アダプタに装着されていればよい。前記ピン状導入部材は、円柱状形状、若しくは多角形形状であればよい。前記プラグは、前記アダプタの上面に対して垂直方向に着脱されればよい。前記プラグおよび/または押圧固定部材は、係合部材によりアダプタに固定されていればよい。
本発明によれば、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1及び第2の光ファイバを、整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造の作製方法であって、該アダプタに装着するプラグに、ピン状導入部材を取り付ける取付工程と、該第1の光ファイバをプラグに挿通すると共に、該第1の光ファイバの先端側をプラグ内で屈曲させて屈曲部分として形成する一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方をプラグに固定する屈曲工程と、該整列溝に第2の光ファイバを設置する光ファイバ設置工程と、該プラグを該アダプタに装着する装着工程と、該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して、該整列溝に密着支持させる光ファイバ密着支持工程と、該屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を移動して該第2の光ファイバの先端と突き合わせ、光学接続する接続工程とを有することを特徴とする光学接続構造の作製方法が提供される。
本発明によれば、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1及び第2の光ファイバを、整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造の作製方法であって、該アダプタに装着する第1及び第2のプラグに、ピン状導入部材を取り付ける取付工程と該第1及び第2の光ファイバを第1および第2のプラグに挿通すると共に、該第1の光ファイバの先端側をプラグ内で屈曲させて屈曲部分として形成する一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方をプラグに固定する屈曲工程と該第1および第2のプラグを該アダプタに装着する装着工程と、該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させる光ファイバ密着支持工程と、該屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を移動して該第2の光ファイバの先端と突き合わせ、光学接続する接続工程とを有することを特徴とする光学接続構造の作製方法が提供される。
本発明によれば、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1の光ファイバの先端と光部品の光学接合面を互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造の作製方法であって、該アダプタに装着するプラグに、ピン状導入部材を取り付ける取付工程と、該プラグに該第1の光ファイバを挿通すると共に、該光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方を該プラグに固定する屈曲工程と、該光部品を該アダプタの該整列溝と位置あわせを行いアダプタ上に設置する光部品設置工程と、該プラグを該アダプタに装着する装着工程と、該第1の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して、該整列溝に密着支持させる光ファイバ密着支持工程と、該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を光部品の光学接合面に突き合わせて接続する接続工程とを有することを特徴とする光学接続構造の作製方法が提供される。
前記屈曲工程は、ファイバ屈曲部材により光ファイバを押圧して屈曲部分を形成すればよい。前記光ファイバ密着支持工程は、押圧固定部材を前記アダプタに装着し、該押圧固定部材に押圧された前記ピン状導入部材が前記光ファイバを押圧する工程を含んでいればよい。前記装着工程は、前記プラグがアダプタ上面に対して交差方向に着脱可能に装着されればよい。
本願発明によれば、ピン状導入部材によって光ファイバを整列溝内に確実に導入し、密着させることができ、光ファイバを互いに位置合わせすることができる効果が得られる。また、屈曲部分が形成された第1の光ファイバを有するプラグをアダプタに装着し、第1の光ファイバの屈曲部分を開放して伸展させることで光ファイバ同士を互いに光学接続するように構成したので、組立が容易であり、光部品や光モジュールにおける光ファイバ固定個所を破損させずに接続作業を簡単に行うことができる。さらに、基板上のスペースを有効に使用でき、そのため、歩留りが向上して接続作業効率が向上する効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を交えて説明する。図1に示す光学接続構造は、図2に示すような第1の光ファイバが装着される第1のプラグ3と、図3に示すような整列溝10を有するアダプタ5により構成されている。図2の第1のプラグ3は光ファイバ1の一部を固定する光ファイバ固定部位6と、取り付け孔7に取り付けられたピン状導入部材8と、ラッチ9が備えられている。また、アダプタ5には整列溝10と、ラッチ係合部11が備えられている。
このような光学接続構造の作製方法について、図4を用いて以下に説明する。まず、アダプタ5に第2の光ファイバ2を固定する(図4(a)参照)。次に、第1のプラグ3に光ファイバ固定部位6で固定されている第1の光ファイバ1の先端側を屈曲させ、第1のプラグ3をアダプタ5に装着する(図4(b)参照)。その際、第1の光ファイバと第2の光ファイバは第1のプラグ3のピン状導入部材8(8a、8b、8c、8d)の押圧により、整列溝10に密着支持され,それによって互いに位置合わせされる。その後、屈曲している第1の光ファイバ1が伸展することで、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2は突き合せられ、本発明の光学接続構造が作製される(図4(c)参照)。
従って、プリント基板上や装置内での光ファイバの接続において、プラグをアダプタに上方から装着することで、基板上に接続作業スペースを必要とせず、省スペース化が可能となる。また、プラグをアダプタに装着した後で、屈曲した光ファイバを伸ばすことにより光ファイバ端を移動させ光ファイバの接続作業を行うことができる。そのため、接続される光ファイバ同士が急激な接触による衝撃を互いに与えることがないため、破損する恐れがなくなり、接続作業を簡単にかつ安全に行うことができる。また、ピン状部材により光ファイバをV溝に押圧することで、光ファイバ同士を確実に位置合わせさせることができ、かつ、光ファイバ先端は光ファイバ軸方向にスムーズに移動できるようになる。
本願発明は、上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1、第2の光ファイバの先端を整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造を規定している。しかしながら、第1の光ファイバをレーザモジュールのような光学部品と直接光学接続する、即ち、第2の光ファイバが介在せずに接続する場合にも、本願の接続構造はほぼ同じ形で用いることが可能である。その一例を図5に示す。即ち、図5に示す符号の12はレーザモジュールを示しており、その他の符号は図1と同じである。第1の光ファイバ1の長さを、レーザモジュール12の端面まで延長させることによって、PC接続が可能になる。
また、本願の光学接続構造におけるアダプタをレーザモジュール等に使用されるパッケージと一体化させ、さらにプリント基板等に実装できるように、サードフレーム等の電気端子を取り付けてもよい。このように、第2の光ファイバが介在しない、光ファイバと光学部品の接続も、本願発明に包含される。
さらに、図6は、第1のプラグ3に装着された第1の光ファイバ1と第2のプラグ4に装着された第2の光ファイバ2との光学接続構造を示しており、図7に示すような第1のプラグ3と、図8に示すような第2のプラグ4と、図9に示すような2つのプラグを装着可能な整列溝10を有するアダプタ5により構成されている。図7、図8の第1のプラグ3および第2のプラグ4には光ファイバの一部を固定する光ファイバ固定部位6と、ピン状導入部材の取り付け孔7に取り付けられたピン状導入部材8(8a、8b、8c、8d)と、ラッチ9が備えられている。また、アダプタには整列溝10と、ラッチ係合部11が備えられている。
このような光学接続構造の作製方法について、図10を参照して以下に説明する。まず、第1のプラグ3に光ファイバ固定部位6で固定されている第1の光ファイバ1の先端側を屈曲させ(図10(a)参照)、第1のプラグ3をアダプタ5に装着し(図10(b)参照)、次に、第2のプラグ4をアダプタ5に装着する(図10(c)参照)。その際、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2は第1のプラグ3および第2のプラグ4のピン状導入部材8(8a、8b、8c、8d)による押圧により、整列溝10に密着支持され、それによって互いに位置合わせされる(図10(c)参照)。
その後、屈曲している第1の光ファイバ1が伸展することで、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2は突き合せられ、本発明の光学接続構造が作製される(図10(d)参照)。図10に示した光学接続構造の作製方法では、第1のプラグ3をアダプタ5に装着する前に第1の光ファイバ1を屈曲させているが、逆に、第1のプラグ3をアダプタ5に装着した後に、第1の光ファイバ1を屈曲させてもかまわない。
従って、上記によれば、第2プラグ4に第2の光ファイバ2を装着することで、すべての光ファイバをアダプタとは個別に扱えるようになる。このことから、アダプタを基板に設置する作業を容易に行えるようになり、光ファイバを設置作業時に損傷させる恐れがなくなる。
上記した本発明の光学接続構造に用いる第1のプラグ3において、第1の光ファイバ1の屈曲部の屈曲形状は特に限定されない。ただし、上記した第1のプラグには、光ファイバを保護する効果を考慮し、屈曲セル部を設け、屈曲部分をプラグ内に収納していたが、これに限らず、光ファイバを損傷しなければ、屈曲部を露出させても構わない。また、屈曲部分は第1のプラグ3の上方から図11に示すようなファイバ屈曲部材18を第1のプラグ3に装着することで作製することができる。
このようなファイバ屈曲部材を用いることで、細径である光ファイバに直接振れることなく屈曲工程を安全に行うことが可能となる。また、光ファイバ同士または光ファイバと光部品との接続後の光ファイバの形状は、第1の光ファイバ1が伸展する過程で第1の光ファイバ1が伸びきる前に、第2の光ファイバ2と突合し、第1の光ファイバ1が屈曲した状態で保持されることがある。また、場合によっては、第1の光ファイバ1が伸びきり、第2の光ファイバ2が屈曲する場合もある。いずれの場合でも、光ファイバが破損することがなく、光学特性に影響がでなければ、特に問題にならない。
第1の光ファイバ1及び第2の光ファイバ2は、第1および第2のプラグ3,4をアダプタ5に装着することで、各プラグ3,4に装着されたピン状導入部材8によりアダプタ5の整列溝10内に押圧されている。また、図12に示すような押圧固定部材14を図13に示すようにアダプタ5に装着し、ピン状導入部材8を押圧固定部材14と整列溝10で挟みこむことによって、光ファイバを押圧・固定することもできる。
これにより、光ファイバ1,2はより確実に整列溝10内に固定することができ、より光学特性を安定化させることができる。また、プラグ3,4にピン状導入部材8を取り付ける方法としては、図1では第1プラグの側面から開けられる貫通孔を使用しているが、ピン状導入部材8がプラグ3,4に保持可能であれば、図14に示すような、上面から開けれれた溝等の形状が採用可能である。また、上記押圧固定部材14を用いて整列溝10にピン状導入部材8を押圧する場合、直接ピンが整列溝10に押圧されるように、ピンを保持する貫通孔または溝の最下面が整列溝上面より下の位置になるように、プラグ3,4にピン状導入部材8を取り付けることも好ましい。
上記した第1および第2のプラグ3,4は、アダプタ5上面に対して交差方向に着脱可能に装着されるようにすることも可能である。この場合、接続作業者が上方から接続作業を行えることで、作業性がよくなり、接続歩留まりを向上させることができる。また、本発明の光学接続構造をプリント基板上で用いる場合、基板面に平行な接続作業がないため、基板上に接続に必要な作業スペースが必要なくなる。このことで、基板上の省スペース化が行える。
上述した説明では、プラグ3,4または押圧固定部材14をアダプタ5に装着する際にはラッチ9とラッチ係合部11を用い固定していたが、その他に、図15に示すように、上方に開口した係合部材15を図16のようにアダプタのプラグ装着部位16、押圧固定部材装着部位17に設けることができる。この係合部材の係合方法は、係合部材の窓部31にプラグまたは押圧固定部材14の突部32を係合させることで行われているが、この限りではなく、係合部材端にラッチを設けてもよい。これらの係合部材は、アダプタと別体で取り付けられても、一体で形成されていてもどちらでもよい。これにより、上方から各部材の着脱を容易に行うことが可能となる。
上記した本発明の光学接続構造において使用されるプラグおよびアダプタの材料及び形状は特に限定されず,材料としてはプラスチック、セラミック、金属、ジルコニア,ガラス金属等で作製されたものが好ましく使用される.形状についても、プラグがアダプタに確実に固定できれば、特に限定されない。また、アダプタに設けられている整列溝の形状は、光ファイバが位置合わせされれば、特に制限はないが、円柱状の光ファイバを安定して保持するにはV字状であるのが好ましい。また、整列溝はアダプタと一体であっても別体であってもよく、その材料も制限されないが、アダプタの材料と同じような材料を適宣選択して使用できる。
本発明の光学接続部品に使用される光ファイバは、光学接続構造の適用目的に応じて適宜選択して使用され、例えば、石英またはプラスチック製のシングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバ等が好ましく使用される。また、一度に接続される光ファイバの本数に制限はなく、整列溝の本数分の相対する光ファイバを接続できる。したがって、プラグに固定される光ファイバの本数には、特に制限はなく、光ファイバを束ねた光ファイバテープ心線も同様に使用することが可能である。
光ファイバ接続方法に関しては、先端を研磨しても、カットしたまま光ファイバ同士を突き合わせることによるPC(Physical Contact)接続を行ってもよい。屈折率整合剤を用いる場合は、材料、形態、設置方法は特に限定されず、材料としては、光ファイバの屈折率,材質により適宣材料を選択して使用すればよく、例えば、シリコーンオイル,シリコーングリス等が好ましく使用される。また、屈折率整合剤の形態は液状でも固体状でもよく、例えばオイル状、グリス状、ジェル状、フィルム状のものでもよい。
図1に示すような光学接続構造を作製するために、250μm径光ファイバ心線の被覆を端部から15mmを除去し,被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線(125μm径)をカットし、図1の第1の光ファイバ心線1,第2の光ファイバ心線2を用意した。次に、図2に示す第1のプラグ3、図3に示すアダプタ5、図11に示すファイバ屈曲部材18をABS樹脂により作製した。また、4心プラスチックV溝10を切削加工し、アダプタ5に固定した。
光学接続構造の作製は以下のようにして行った。以下図4を用いて説明する。まず、第1のプラグに設けるピン状導入部材としてステンレスピン8a、8b、8c、8dを用い、第1のプラグのピン取り付け孔7に装着し、第1の光ファイバ1の先端をステンレスピン8b、8cの中間に合わせた状態で、第1の光ファイバ1を接着剤により第1のプラグ3の光ファイバ固定部位6に固定した。また、第2の光ファイバは先端がV溝の中央に位置するように、接着剤19によりアダプタに固定した。
次に、第1のプラグ3に図示されていないファイバ屈曲部材18(図11に示したもの)を装着し第1の光ファイバ1を屈曲させ光ファイバ端を1mm引き込ませた(図4(a)参照)。その後、第1のプラグ3をラッチ9をラッチ係合部11に係合することでアダプタ5に装着・固定し、ステンレスピン8a、8b、8c、8dにより、V溝10内に第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ1を押圧し、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2の端面の位置合わせを行い(図4(b)参照)、その後、第1のプラグ3からファイバ屈曲部材18を離脱させることにより、第1の光ファイバ1が伸展することで第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2を突き合わせ、本発明の光学接続構造が得えられた(図4(c)参照)。
こうして得られた光学接続構造は,上記のように、プリント基板上や装置内での光ファイバの接続において、プラグをアダプタに上方から装着することで、基板上に接続作業スペースを必要とせず、省スペース化が可能となった。また、プラグをアダプタに装着した後で、屈曲した光ファイバを伸ばすことにより光ファイバ端を移動させ光ファイバの接続作業を行うことができた。そのため、接続される光ファイバ同士が急激な接触による衝撃を与えることがないため、破損する恐れがなくなり、接続作業を簡単にかつ安全に行うことができ、かつ、歩留まりが向上して接続作業効率が向上した。
また、ステンレスピンにより光ファイバをV溝に押圧することで、光ファイバを確実に位置合わせさせることができ、かつ、光ファイバ先端は光ファイバ軸方向にスムーズに移動できるようになった。そのため、上記接続作業をさらに歩留まり良く行えるようになった。その後,接続点において接続損失を測定したところ,0.5dB以下であり,光学接続構造として十分使用可能であることが確認された。
図17に示すような光学接続構造を作製するために、250μm径4心光ファイバテープ心線の被覆を端部から15mmを除去し,被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線(125μm径)をカットし、第1の光ファイバテープ心線21,第2の光ファイバテープ心線22を用意した。
次に、図18に示す第1のプラグ3、図19に示す第2のプラグ4、図20に示すアダプタ5、図21に示す押圧固定部材14、図11に示すファイバ屈曲部材18をPPS樹脂により作製した。また、4心プラスチックV溝10を切削加工し、アダプタ5に固定した。また、押圧固定部材14およびプラグ3,4をアダプタ5に固定する図15のような係合部材15をリン青銅により3個作製した。
光学接続構造の作製は以下のようにして行った。以下図22参照して説明する。まず、第1プラグ3に光ファイバをV溝に押さえ込むためのステンレスピン8aをピン装着溝7に1本装着し、第1の光ファイバ1を第1のプラグ3先端より1.5mm突き出した状態で、第1の光ファイバ1を接着剤により第1のプラグ3の光ファイバ固定部位6に固定した。また、第2プラグ4のピン装着溝に3本のステンレスピン、8b、8c、8dを装着し、ステンレスピン8b、8cの間に第2の光ファイバ2先端が位置するように、第2の光ファイバ2を接着剤により第2のプラグ4の光ファイバ固定部位6に固定した。
上記のように作製した第1のプラグ3にファイバ屈曲部材18を装着し第1の光ファイバを屈曲させ光ファイバ端を1mm引き込ませた(図22(a)参照)。その後、第1のプラグ3を係合部材15によりアダプタ5に装着・固定し、次いで、第2のプラグ4をアダプタ5に同様に装着・固定したのち(図22(b)参照)、ステンレスピン8a、8b、8c、8dをV溝10との間に挟みこむようにしてファイバ屈曲部材18をプラグ3,4の切り欠き部に沿ってアダプタ5に装着し、プラグ3,4と同様に係合部材15で固定することで、ステンレスピン8a、8b、8c、8dにより、V溝10内に第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2を押圧し、第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2の端面の位置合わせを行い(図22(c)参照)、その後、プラグ3,4からファイバ屈曲部材18を離脱させることにより、第1の光ファイバ1が伸展することで第1の光ファイバ1と第2の光ファイバ2を突き合わせ、本発明の光学接続構造が得えられた(図22(d)参照)。
得られた光学接続構造は,実施例1と同様の優れた効果が得られた。また、上記のように、第2プラグ4に第2の光ファイバ2を装着することで、すべての光ファイバをアダプタとは個別に扱えるようになり、アダプタを基板に設置する作業を容易に行えるようになり、光ファイバを設置作業時に損傷させる恐れがなくなった。
また、ステンレスピン8を押圧固定部材とV溝で挟みこんで押圧・固定することにより、光ファイバをより確実にV溝内に固定することができ、より光学特性を安定させることができた。また、上方に開放した係合部材を用いて、プラグと押圧固定部材をアダプタに装着・固定したことから、上方から各部材の着脱を更に容易に行うことが可能となった。これらのことで、接続作業をさらに歩留まり良く行えるようになった。その後,接続点において接続損失を測定したところ,0.5dB以下であり,光学接続構造として十分使用可能なことが確認された。
図1は、本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図2は、本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図3は、本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図4は、本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図5は、他の本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図6は、他の本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図7は、他の本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図8は、他の本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図9は、他の本発明の光学接続構造を示す平面図である。 図10は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図11は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図12は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図13は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図14は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図15は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図16は、本発明の光学接続構造の作成方法を示す平面図である。 図17は、実施例における光学接続構造を示す平面図である。 図18は、実施例における光学接続構造を示す平面図である。 図19は、実施例における光学接続構造を示す平面図である。 図20は、実施例における光学接続構造を示す平面図である。 図21は、実施例における光学接続構造を示す平面図である。 図22は、実施例における光学接続構造を示す平面図である。
符号の説明
1,21 第1の光ファイバ
2,22 第2の光ファイバ
3 第1のプラグ
4 第2のプラグ
5 アダプタ
6 光ファイバ固定部位
7 取り付け孔
8 ピン状導入部材
9 ラッチ
10 整列溝
11 ラッチ係合部
12 レーザモジュール
14 押圧固定部材
15 係合部材
16 プラグ装着部位
17 押圧固定部材装着部位
18 ファイバ屈曲部材
31 窓部
32 突部

Claims (16)

  1. 上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1、第2の光ファイバの先端を整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造であって、
    該アダプタに装着されるプラグに、ピン状導入部材が保持されており、
    該プラグに該第1の光ファイバを挿通すると共に、
    該第1の光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、
    該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方部を前記プラグに固定し、
    該第2の光ファイバを整列溝内に設置したのち、該プラグを該アダプタに装着し、
    該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させると共に、
    該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、
    該第1の光ファイバの先端を該第2の光ファイバの先端に突き合わせることを特徴とする光学接続構造。
  2. 上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1、第2の光ファイバの先端を整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造であって、
    該アダプタに装着される第1および第2のプラグにピン状導入部材が保持されており、
    該第1および第2の光ファイバを該第1および第2のプラグにそれぞれ挿通すると共に、
    該第1の光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、
    該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方部を前記プラグに固定し、
    該第1および第2のプラグを該アダプタに装着し、
    該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させると共に、
    該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、
    該第1の光ファイバの先端を該第2の光ファイバの先端に突き合わせることを特徴とする光学接続構造。
  3. 上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1の光ファイバの先端と光部品の光学接合面を互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造であって、
    該アダプタに装着されるプラグに、ピン状導入部材が保持されており、
    該プラグに該第1の光ファイバを挿通すると共に、
    該第1の光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、
    該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方部を前記プラグに固定し、
    該光部品を該アダプタの該整列溝と位置あわせを行いアダプタ上に設置し、
    該プラグを該アダプタに装着し、
    該第1の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させると共に、
    該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、
    該第1の光ファイバの先端を光部品の光学接合面に突き合わせることを特徴とする光学接続構造。
  4. 前記プラグは、前記第1の光ファイバの屈曲部分を収納する空間としての屈曲セル部を有すると共に、一端部に、前記第1の光ファイバの屈曲部分より後方部を固定する光ファイバ固定部位を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  5. 前記第1の光ファイバを押圧して前記屈曲部分を形成する一方、前記屈曲部分を開放させるファイバ屈曲部材が、前記プラグに着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  6. 前記ピン状導入部材は、前記プラグが有する取り付け孔または取り付け溝により保持されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  7. 前記ピン状導入部材を垂直方向から押圧する押圧固定部材が、アダプタに装着されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  8. 前記ピン状導入部材は、円柱状形状、若しくは多角形形状であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  9. 前記プラグは、前記アダプタの上面に対して垂直方向に着脱されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  10. 前記プラグおよび/または押圧固定部材は、係合部材によりアダプタに固定されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の光学接続構造。
  11. 上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1及び第2の光ファイバを、整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造の作製方法であって、
    該アダプタに装着するプラグに、ピン状導入部材を取り付ける取付工程と、
    該第1の光ファイバをプラグに挿通すると共に、該第1の光ファイバの先端側をプラグ内で屈曲させて屈曲部分として形成する一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方をプラグに固定する屈曲工程と、
    該整列溝に第2の光ファイバを設置する光ファイバ設置工程と、
    該プラグを該アダプタに装着する装着工程と、
    該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して、該整列溝に密着支持させる光ファイバ密着支持工程と、
    該屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を移動して該第2の光ファイバの先端と突き合わせ、光学接続する接続工程とを有することを特徴とする光学接続構造の作製方法。
  12. 上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1及び第2の光ファイバを、整列溝内で互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造の作製方法であって、
    該アダプタに装着する第1及び第2のプラグに、ピン状導入部材を取り付ける取付工程と
    該第1及び第2の光ファイバを第1および第2のプラグに挿通すると共に、
    該第1の光ファイバの先端側をプラグ内で屈曲させて屈曲部分として形成する一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方をプラグに固定する屈曲工程と
    該第1および第2のプラグを該アダプタに装着する装着工程と、
    該第1および第2の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して該整列溝に密着支持させる光ファイバ密着支持工程と、
    該屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を移動して該第2の光ファイバの先端と突き合わせ、光学接続する接続工程とを有することを特徴とする光学接続構造の作製方法。
  13. 上面が開放された整列溝を有するアダプタ上で、第1の光ファイバの先端と光部品の光学接合面を互いに突き合わせて光学接続する光学接続構造の作製方法であって、
    該アダプタに装着するプラグに、ピン状導入部材を取り付ける取付工程と、
    該プラグに該第1の光ファイバを挿通すると共に、該光ファイバの先端側を前記プラグ内で屈曲部分として屈曲させる一方、該第1の光ファイバの該屈曲部分より後方を該プラグに固定する屈曲工程と、
    該光部品を該アダプタの該整列溝と位置あわせを行いアダプタ上に設置する光部品設置工程と、
    該プラグを該アダプタに装着する装着工程と、
    該第1の光ファイバの先端を該ピン状導入部材で垂直方向から押圧して、該整列溝に密着支持させる光ファイバ密着支持工程と、
    該第1の光ファイバの前記屈曲部分を伸展させ、該第1の光ファイバの先端を光部品の光学接合面に突き合わせて接続する接続工程とを有することを特徴とする光学接続構造の作製方法。
  14. 前記屈曲工程は、ファイバ屈曲部材により光ファイバを押圧して屈曲部分を形成することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載の光学接続構造の作製方法。
  15. 前記光ファイバ密着支持工程は、押圧固定部材を前記アダプタに装着し、該押圧固定部材に押圧された前記ピン状導入部材が前記光ファイバを押圧する工程を含むことを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の光学接続構造の作製方法。
  16. 前記装着工程は、前記プラグがアダプタ上面に対して交差方向に着脱可能に装着されることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1項に記載の光学接続構造の作製方法。
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