JP2005031559A - 光学接続構造、およびその光学接続方法 - Google Patents

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Masayoshi Suzuki
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Abstract

【課題】本願発明は、複数の光機能部品,光伝送媒体,光学接続部品から構成される光回路構造において、組立てが容易で,接続作業時に光ファイバを損傷させず,保守点検時には光機能部品を個々に点検,交換することができ,また,基板上のスペースを有効に使用できる光学接続構造を提供することを目的とする。
【解決手段】モジュールアダプタ110a、110bに光機能モジュール100が装着されてなる光学接続構造120であって、該光機能モジュール100が、(A)光機能部品固定部位2、光伝送媒体固定部位3a、3bおよび光学接続部位4a,4bが一体化した固定接続部材と、(B)光機能部品8、とから構成されることを特徴とする光学接続構造である。また、該接続構造を用いた光学接続方法である。
【選択図】図3

Description

本発明は、光部品、光伝送媒体、光接続部品等から構成される光回路における接続構造および接続方法に関するものである。
複数の光機能部品、光伝送媒体、光学接続部品から構成される光回路構造において、個々の光機能部品から光伝送媒体として光ファイバが接続されているものが多く、その光ファイバを接続させることで、個々の光機能部品を相互に接続させている。その光ファイバを他の光ファイバと接続させる方法としては、融着接続、メカニカルスプライサ、光コネクタ等が使用されている。その中で融着接続、またはメカニカルスプライサにおいては、光デバイスの組立てまたは保守点検等で光機能部品同士を接続する場合、接続装置に光ファイバを装着する必要があり、光ファイバに余長が必要となる。この光ファイバの余長があるためにマザーボード上や装置内で光ファイバが嵩張り、過大なスペースが必要となり、光回路のサイズが大きくなる不具合があった。また、光コネクタが光ファイバに取り付けられている光機能部品では、光コネクタと光機能部品との位置関係が固定されていないため、中間の光ファイバに多大な応力がかかり、光ファイバが破損する恐れがあった。
また、プリント基板(例えば、マザーボード等)上や装置内において、光回路の点検を行う際には、融着接続またはメカニカルスプライスは永久接続として、主に使用されるため、脱着不可能であり、光機能部品を個々に保守点検することは困難であった。そのため、光機能部品または光回路に不具合があった場合、光デバイス全体を交換する必要があり、経済的に問題があった。また、融着接続では接続部保護のため大きな補強スリーブが必要であり、メカニカルスプライスではスプライササイズが大きく、さらに、現状のプッシュプル型光コネクタでは、サイズ的にも大きく、抜き挿しスペースを確保する必要があった。したがって、これらいずれの接続方法でも、大きな設置スペースが必要となり、他のモジュールの配置を考慮する必要があった。さらに、光コネクタと光機能部品間における光ファイバの長さを短くすると、光ファイバが急激に曲がり易く、そのため破損し易くなり、かつ光損失が拡大するため、光ファイバ長さを短くすることができず、スペースを有効に使えなかった。
特開2001−66464 特開2000−258662
本発明は、従来の技術における上記のような問題点を解決することを目的としてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、上記のような光学接続構造を構成するにあたり、光学接続構造を構成する光機能部品同士を接続する際に、組立てが容易であり、作業者が光ファイバを損傷させず、接続作業を負担なく行うことができ、また、保守点検時には光機能部品を個々に点検、交換することができ、さらに、基板上のスペースを有効に使用できる光学接続構造を提供することにある。
本発明は、モジュールアダプタに光機能モジュールが装着されてなる光学接続構造であって、該光機能モジュールが、(A)光機能部品固定部位、光伝送媒体固定部位および光学接続部位が一体化した固定接続部材と、(B)光機能部品、とから構成されることを特徴とする光学接続構造である。
請求項2の発明は、前記光機能部品固定部位に、光機能部品収納溝が備えられていることを特徴とする光学接続構造であり、請求項3の発明は、前記光伝送媒体固定部位に、光伝送媒体収納溝が備えられていることを特徴とする光学接続構造であり、請求項4の発明は前記光学接続部位に光伝送媒体収納溝あるいは貫通孔が備えられていることを特徴とする光学接続構造である。
請求項5の発明は、前記光学接続部位に光伝送媒体が収納されており、該光伝送媒体が、前記モジュールアダプタに装着されている他の光伝送媒体と接続されていることを特徴とする光学接続構造であり、請求項6の発明は、前記光機能部品固定部位、前記光伝送媒体固定部位、前記光学接続部位により構成された前記固定接続部材の少なくとも一部が、一体成形されていることを特徴とする光学接続構造であり、また、請求項7の発明は、前記光伝送媒体固定部位に光伝送媒体が収納固定されており、該光伝送媒体および前記光機能部品が、前記固定接続部材に、樹脂により被覆され固定されていることを特徴とする光学接続構造である。
請求項8の発明は、前記光伝送媒体固定部位に光伝送媒体が収納固定されており、前記光機能部品に付加的に備えられた光機能部品固定部材が前記固定接続部材に装着されることにより、該光機能部品および該光伝送媒体が該固定接続部材に固定されることを特徴とする光学接続構造であり、請求項9の発明は、ラッチ構造により、該光機能部品固定部材が該固定接続部材に装着されることを特徴とする。また、請求項10の発明は、コ字形部材により、前記光機能部品固定部材が前記固定接続部材に装着されることを特徴とする光学接続構造である。
請求項11の発明は、前記光学接続部位に収納される光伝送媒体と、前記モジュールアダプタに装着される他の光伝送媒体との接続の際の位置合わせのために、該光学接続部位と該モジュールアダプタのいずれか一方に位置合わせ溝が設けられ、かつ他方に位置合わせガイドが設けられていることを特徴とする光学接続構造であり、請求項12の発明は、この接続の際の位置合わせのために、該モジュールアダプタに整列溝が設けられており、かつ、該光機能モジュールに押圧部材が設けられていることを特徴とする光学接続構造である。また、請求項13の発明は、前記光機能モジュールまたは前記モジュールアダプタのいずれか一方に設けられたラッチと、他方に設けられたラッチ係合部が係合することで、該光機能モジュールが該モジュールアダプタに固定されることを特徴とする光学接続構造である。
請求項14の発明は光機能部品固定部位の光機能部品収納溝に光機能部品を収納する工程、光伝送媒体固定部位に光伝送媒体を固定する工程および光学接続部位に光伝送媒体を固定する工程を経て光機能モジュールを形成した後、該光機能モジュールをモジュールアダプタに装着、固定することを特徴とする光学接続方法であり、請求項15の発明は前記光機能モジュールを前記モジュールアダプタに装着、固定する際に、前記光学接続部位に設けられた位置合わせ溝または位置合わせガイドを該モジュールアダプタに設けられた位置合わせガイドまたは位置合わせ溝に沿わせることを特徴とする光学接続方法である。
請求項16の発明は、前記光機能モジュールを前記モジュールアダプタに装着、固定する際に、前記光学接続部位に固定された光伝送媒体と該モジュールアダプタに装着されている他の光伝送媒体とを接続することを特徴とする光学接続方法であり、その接続の際に、前記光機能モジュールに設けられた押圧部材により、該光学接続部位の光伝送媒体の少なくとも一部を、該モジュールアダプタに設けられた整列溝に移動させることを特徴とする光学接続方法が請求項17の発明である。
また、請求項18の発明は、前記光機能モジュールを形成する際に、前記光機能部品収納溝に収納された前記光機能部品と、前記光伝送媒体固定部位に固定された光伝送媒体とが接続されることを特徴とする光学接続方法である。
本発明の光学接続構造を用いることで、光機能部品に接続される光伝送媒体の長さが短くなった場合にも、光機能部品固定部位および光伝送媒体固定部位により、光機能部品と光伝送媒体の位置が固定されるため、光ファイバ等の光伝送媒体が急激に曲がることがなく、かつ衝撃により位置関係が崩れることによる光伝送媒体の破損がなくなった。
また、固定接続部材と光機能部品固定部材をラッチ、またはコ字形部材で係合し固定することで、光機能部品を交換後、固定接続部材と光機能部品固定部材は再使用できるので、保守点検コストに優れ、かつ環境面での改善も可能となった。また、モジュールアダプタを適所に配置し、モジュールアダプタ上方から光機能モジュールを装着できることから、光機能部品の設置の際に光ファイバ等光伝送媒体の余長、および、抜き挿しスペースが不必要となるため、プリント基板等における設置スペースの省スペース化ができ、光回路の配置設計も簡単化できた。さらに、ラッチ及びラッチ係合部等を用いて、光機能モジュールをモジュールアダプタに固定することにより、光回路から光機能部品の脱着が可能となり、容易に保守点検することが可能となった。
図1(a)は、本発明の光学接続構造を構成する固定接続部材の一例を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)であり、図1(b)は光伝送媒体が設けられた光機能部品の一例を示す正面図、および図1(c)は光機能モジュールの一例を示す正面図(c−1)と側面図(c−2)である。固定接続部材1は、光機能部品固定部位2、光伝送媒体固定部位3a、3b、光学接続部位4a、4bにより構成されており、固定接続部材1の光機能部品固定部位2の光機能部品収納溝5(請求項2に対応)に光機能部品8、および光伝送媒体固定部位3a、3bと光学接続部位4a、4bの光伝送媒体収納溝6、6a、6b、7、7a、7b(請求項3および請求項4に対応)に光伝送媒体9、9a、9bを、光機能部品と光伝送媒体の位置関係が変化しないように設置固定することで、光機能モジュール100が構成される。
図2は本発明の光学接続構造を構成するモジュールアダプタの一例を示した正面図(図2−1)、および側面図(図2−2)である。モジュールアダプタ110は、アダプタ基板10、光伝送媒体11、および光伝送媒体収納溝14、および移動可能に固定された光伝送媒体固定部材12を備えている。
図3(a)は本発明の光学接続構造が形成される前の光機能モジュールとモジュールアダプタの一例を説明する正面図であり、図3(b)は形成された本発明の光学接続構造の一例を説明する正面図である。光機能モジュール100は、両端に固定された2個のモジュールアダプタ110a、110bに上方から装着され、光機能モジュール100の光伝送媒体が予めモジュールアダプタに設置されている他の光伝送媒体と接続される(請求項5および請求項16に対応)ことにより本発明の光学接続構造120が構成される。
上記の固定接続部材1(図1)は、各部位を個々に成形し、組立て一体化したものであってもよく、いくつかの部位を予め一体成形したものでも、または全ての部位を一体成形したものでも構わない(請求項6に対応)。また、固定接続部材1への光機能部品8、光伝送媒体9a、9bの設置固定方法においては、光機能部品の形状により組立て効率のよい方法を採用すればよいが、図1のように光機能部品8に予め光伝送媒体9a、9bを取り付け、同時に固定接続部材1に設置する方法や、光機能部品8と光伝送媒体9a、9bを固定接続部材1上で位置合わせして固定する方法等を適宣選択して使用すればよい(請求項18に対応)。
図4は本発明の光学接続構造を構成する固定接続部材の一例を示す正面図である。光学接続部位4a、4bへの光伝送媒体9a、9bの設置方法については、光学接続部位4a、4bに設けた位置合わせ貫通孔(請求項4に対応)や位置合わせ溝に光伝送媒体を挿入または、沿わせて設置する。例えば、図4のように貫通孔28a、28bに光伝送媒体9a、9bを収納する場合には、光学接続部位4a、4bを固定接続部材1から取り外し、貫通孔28a、28bに光伝送媒体を挿入しながら、再装着するのが好ましい。このように、光機能部品8と光伝送媒体9a、9bとを1つの部材上で保持しながら、光学接続部位4a、4bに取り付け可能となるため、より安定的に作業が行える。
また、光学接続部位4a、4bに光伝送媒体収納溝7a、7bを設ける(図1)ことによって、光機能部品8、及び光伝送媒体9a、9bを固定接続部材1に固定する際に、光伝送媒体9a、9bを同時に光学接続部位4a、4bに収納することが可能であり、光機能モジュール100を簡単に構成することが可能となる(図3参照)。また、固定接続部材1に設ける光伝送媒体収納溝7a、7bの本数は、光機能部品8に接続される光伝送媒体9a、9b(図1)の本数と同じあるいはそれ以上に設ければよい。また、光ファイバテープ心線や光導波路のように、光伝送媒体が複数本まとめられている場合、1本の光伝送媒体収納溝に複数本まとめられた光伝送媒体を設置することも可能である。なお、光学接続部位4a、4bは互いに同じ光伝送媒体収納溝あるいは貫通孔を有してもよく、異なる光伝送媒体収納溝あるいは貫通孔を有してもよい。
本発明で使用される光機能部品8は、如何なる機能を持ったものでもよく、光カプラ、光フィルタ、光アイソレータ等の光受動部品、光スイッチ、レーザダイオード、フォトダイオード等の光能動部品であっても構わない。また、その形態も如何なる制限も無く、例えば、光ファイバ、光導波路等で構成されていても、ロッドレンズ等、空間的に処理する光学系で構成されていてもよい。また、本発明に使用される光伝送媒体は、光ファイバの他に、光が伝搬する媒体であるなら特に限定されず、また、固体、液体、気体のどの状態の物質であっても構わず、それらの組み合わせであっても構わない。光ファイバの他には、特に、光導波路等の集積光学系や、ロッドレンズ等の微小光学系が好ましく使用される。また、これらを組み合わせて使用することも可能である。
図5と図6は本発明の光学接続構造を構成する光機能モジュールの一例を示す正面図であり、光機能部品の固定について異なる例を説明している。固定接続部材1への光機能部品8、光伝送媒体9a、9bの固定方法は、光機能部品8と光伝送媒体9a、9bとの位置関係に変化がないように、固定接続部材1に設置されていれば、特に制限はないが、例えば、図5のように、光機能モジュール100の固定接続部材1に光機能部品8と光伝送媒体9a、9bを設置後、樹脂16により覆うことで一体化固定する方法(請求項7に対応)や、図6のように固定接続部材1に固定された光機能部品固定部材15を用いて、光機能部品8と光伝送媒体9a、9bを覆い固定する方法を採用することができる(請求項8に対応)。なお、光機能部品固定部材15は、あらかじめ光機能部品8に備えられていてもよく、また、光機能部品が収納されてからあとで、備えられても構わない。
光機能部品固定部材15の固定接続部材1への固定には、接着剤や、機械的固定方法が使用される。使用される接着剤においては如何なるものでも使用でき、例えばウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ナイロン系、フェノール系、ポリイミド系、ビニル系、シリコーン系、ゴム系、フッ素化エポキシ系、フッ素化アクリル系、フッ素化ポリイミド系など各種の感圧接着剤(粘着剤)、熱可塑性接着剤、熱硬化形接着剤、紫外線(UV)硬化接着剤を使用することができる。作業の容易さからは、UV硬化性接着剤および熱可塑性接着剤が好ましく使用される。また、樹脂16については、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ナイロン系、フェノール系、ポリイミド系、ビニル系、シリコーン系、ゴム系、フッ素化エポキシ系、フッ素化アクリル系、フッ素化ポリイミド系の樹脂が使用されるが、中でもエポキシ系、シリコーン系の樹脂が好ましく使用される。
図7と図8は本発明の光学接続構造を構成する光機能モジュール100の構成方法の一例を示す正面図と側面図であり、光機能部品固定部材の機械的固定についての異なる例を説明する図である。光機能部品固定部材の固定接続部材への機械的固定方法については、例えば、図7のように光機能部品固定部材15にラッチ17を設けて固定接続部材と係合、固定する(請求項9に対応)方法がある。あるいは、逆に、固定接続部材1にラッチを設けて、光機能部品固定部材15と係合、固定することもできる。ラッチ及びラッチ係合部の形状及び係合方法は、公知の如何なるものでも使用することが可能であり、ラッチ部を光機能部品固定部材15または固定接続部材1と一体に成形してもよく、ラッチのみ他の材料で作製し、光機能部品固定部材15また固定接続部材1に組み付ける形態にしてもよい。また、他の機械的な固定方法としては、図8のようにコ字形部材18により光機能部品固定部材15と固定接続部材1を挟み込み固定する方法を用いることもできる(請求項10に対応)。
図9と図10は光機能モジュールのモジュールアダプタへの装着の例を説明する図であり、図9(a)が光機能モジュールの正面図(a−1)と側面図(a−2)であり、図9(b)がモジュールアダプタの正面図である。図10はモジュールアダプタの他の例を示す正面図(図10−1)と側面図(図10−2)である。光機能モジュールの光学接続部位とモジュールアダプタとの固定方法ついては、特に限定されないが、光学接続部位または、モジュールアダプタに接着剤を塗布後、光機能モジュールをアダプタに設置・固定する方法や、機械的に固定する方法を用いることができる。機械的固定方法については、例えば、図9のように光機能モジュール100にラッチ19a、19bを設け、モジュールアダプタ110のラッチ係合部13と係合させ固定させる方法がある。また、図10のように、モジュールアダプタ110にラッチ20を設けることによっても、同様に固定させることができる(請求項13に対応)。また、ラッチ及びラッチ係合部の形状及び勘合方法は、公知の如何なるものでも使用することが可能であり、ラッチ部を光機能モジュールまたはモジュールアダプタと一体に成形する他に、ラッチのみ他の材料で作製し、光機能モジュールおよびモジュールアダプタに組み付ける形態にしてもよい。
図11は本発明の光学接続方法の一例で、(a)は光機能モジュールのモジュールアダプタへの装着前、および(b)は装着後を示す光学接続構造の側面図である。光機能モジュールの光学接続部位とモジュールアダプタとの位置合わせは、使用する光伝送媒体の接続に必要な位置合わせ精度により特別な方法を必要とする。基本的には、光伝送媒体の位置合わせができれば、既存の光コネクタ、スプライサ等で用いられているいかなる方法で行っても構わず、例えば、光学接続部位に、既存の光コネクタまたはフェルールを用いても構わない。また、図11のようにモジュールアダプタに予め位置合わせガイド21a、21bを設け、また光学接続部位にはV字形等の位置合わせ溝22a、22bを設け、位置合わせガイド21a、21bに位置合わせ溝22a、22bを沿わせながら、上記した固定方法で光機能モジュール100とモジュールアダプタ110を固定することができる(請求項11および請求項15に対応)。
図12は上記位置合わせの他の例を示している。その方法は図12(a)のような押圧部材23および図12(b)のような貫通する貫通孔24a、24bを用いる方法である。図12(c)は固定接続部材1の端部に設けた厚さ方向に貫通する貫通孔24a、24b(図12(b))に、押圧部材23を装着し、さらにラッチ部材25を押圧部材23上部に装着した光機能モジュールである。図12(d)は、光伝送媒体固定部材12で光伝送媒体11をアダプタ基板の整列溝26に装着したモジュールアダプタ110である。光機能モジュールのラッチ部材25をモジュールアダプタのラッチ係合部13に係合することで光機能モジュールを固定した後、図12(e)のように光伝送媒体9a、9bを押圧部材23a、23bによりモジュールアダプタ上の整列溝26a、26bに押し込み、位置合わせし、図12(f)のように光伝送媒体固定部材12a、12bを移動することで光伝送媒体9a、9bと光伝送媒体11a、11bとを接続する方法も使用できる(請求項12および請求項17)。上記した方法では、押圧部材23を押し込み固定する際に、ラッチ部材25を用いたが、固定方法はこの方法に限らず、押圧部材が安定的に光伝送媒体を押し込んだ状態であれば、どのような方法を用いても構わない。
上記した整列溝はモジュールアダプタと一体で成形しても、別体で溝基板を成形後、モジュールアダプタと組み合わせ固定してもどちらでもよい。別体で成形し、組み合わせする場合は、溝形状および本数が異なる溝基板に交換することで、異なる光伝送媒体を用いた光機能モジュールも装着可能となる。また、固定接続部材に設ける光伝送媒体収納溝の形状は、光ファイバが位置合わせされ、収納されている状態で光ファイバが破損しなければ、特に制限はないが、光ファイバの位置が一義的に決定できるV字形や、加工し易い矩形形が好ましい。
光伝送媒体を突き合わせる際の光伝送媒体断面にかかる押圧力は、既存の如何なる方法を用いて与えても構わないが、光伝送媒体に中心軸方向に直接押圧力をかけても、接続部材に光伝送媒体中心軸方向に間接的に押圧力をかけてもよい。また、押圧力は、接続部材または整列部材に設置した板バネや、樹脂等の弾性力を利用して発生させるのが好ましい。
また、接続される光伝送媒体間に屈折率整合剤を設け、光伝送媒体の端面同士を突き合わせることも可能である。材料、形態、設置方法は特に限定されず、材料としては、光ファイバの屈折率、材質により適宣材料を選択して使用することができ、例えば、シリコーンオイル、シリコーングリス等が好ましく使用される。また、屈折率整合剤の形態は液状でも固体状でもよく、上記のオイル状、グリス状、ジェル状、フィルム状のものでもよい。
上記した光学接続構造を用いることで、光機能部品、光伝送媒体、光学接続部品により光回路を構成する際に、光機能部品に接続される光伝送媒体の長さが短くなった場合にも、光機能部品固定部位および光伝送媒体固定部位により、光機能部品と光伝送媒体の位置が固定されるため、光ファイバ等の光伝送媒体が急激に曲がったり、衝撃により位置関係が崩れることによる光伝送媒体の破損が生じない。また、固定接続部材と光機能部品固定部材をラッチ、またはコ字形部材で係合し固定することで、光機能部品を交換後、固定接続部材と光機能部品固定部材は再使用でき、保守点検コストの低減や環境的改善も可能となった。また、モジュールアダプタを適所に配置し、モジュールアダプタ上方から光機能モジュールを装着できることから、光機能部品の設置の際に光ファイバ等光伝送媒体の余長、および、抜き挿しスペースが不必要となるため、プリント基板等における設置スペースの省スペース化ができ、光回路の配置設計も簡単化できる。さらに、ラッチ及びラッチ係合部等を用いて、光機能モジュールをモジュールアダプタに固定することにより、光回路から光機能部品の脱着が可能となり、容易に保守点検することが可能となる。
図13に示すのは、本発明の光学接続構造を用いた光回路の概観図である。3個の光機能部品8が、モジュールアダプタ110に装着された光機能モジュール100中に収納固定され、それらが相互に光伝送媒体11で接続されている。光伝送媒体は光伝送媒体収納部130に収納固定されている。本光接続構造を用いることにより、コンパクトな回路設計が可能となる。
以下実施例に基づき本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
( 実施例1)
図14(a)は、実施例1における固定接続部材を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)であり、図14(b)は、光機能モジュールを示す正面図(b−1)と側面図(b−2)である。図15は実施例1におけるモジュールアダプタを示す正面図(図15−1)、および側面図(図15−2)である。図16は実施例1における光学接続構造を説明する正面図である。
〔光モジュールの作製〕
図14(a)のように、一辺が0.26mmの正三角形の断面を持つV字状の光伝送媒体収納溝(31、32)を2本、また、一辺が0.5mmの正三角形の断面を持つガイドピン溝33、34、さらに中央部に3.5mm×40mm×1.5mmの直方体の光機能部品収納溝5を有するABS樹脂製の固定接続部材1(サイズ:5mm×84mm×3mm)を作製した。次に、N2ポート光カプラ(ルミネント社製)37から引き出されている250μm径光ファイバ心線38a、39a、38b、39b(図14(b))の被覆を端部から15mmを除去し、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線42、43、42a、43a、42b、43b(125μm径)をカットし、光伝送媒体収納溝31、32内に光ファイバ心線を配置するように、光機能部品収納溝5に光カプラ37を設置した。シリコーンゴム46で光カプラ37を覆うことで固定接続部材1に固定した図14(b)のような光機能モジュール100を作製した。
〔モジュールアダプタの作製〕
次に、図15に示すように、ガイドピン(47、48)が2本整列固定されているアクリル樹脂で作製されたアダプタ基板10(サイズ5mm×28mm×3mm)に、図14と同様の端部形状を有し、ラッチ58を設けた光伝送媒体固定接続部材12のそれぞれの光伝送媒体収納溝55、56に、被覆除去、カットした光ファイバ心線53、54を載置・固定し、モジュールアダプタ110を作製した。
〔モジュールアダプタへの光機能モジュールの装着〕
次いで、5mm×108mm×1.6mmのガラス−エポキシ樹脂基板60(図16)に、上記モジュールアダプタを2個(110a、110b)設置した。次いで、光機能モジュール100をモジュールアダプタに垂直方向に移動し、固定接続部材1に設けたガイドピン溝33、34(図14(a))をモジュールアダプタのアダプタ基板10上のガイドピン47、48(図15)に沿わせながら、固定接続部材1とモジュールアダプタ110を接着・固定することで、光機能モジュール100をモジュールアダプタ110に設置した(図16)。その後、2個の光伝送媒体固定部材12a、12bを内側へ移動(図16)させることにより、光ファイバ素線を突き合わせ、本発明の光学接続構造を形成した。
得られた光学接続構造は、接続部位が一体化されていることから、他の光学接続部品を取り付ける作業を省略することができ、また、部品点数が少ないことから、組立て作業が容易であった。また、光機能部品とそれに接続されている光伝送媒体を固定接続部材に強固に固定でき、それらを光損失が発生しないような位置に固定するための固定接続部材の形状設計が容易となった。さらに余長がないため、光機能部品を配線・固定する際に、光ファイバが折れる等の損傷もなく、容易にモジュールアダプタとの接続が可能であった。接続点において接続損失を測定したところ、平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
実施例2
図17は実施例2における光機能モジュールを説明する正面図(図17−1)、および側面図(図17−2)である。固定接続部材1に図17に示すようなラッチ62a、62bを設け、図15と同様のアダプタ基材のラッチ係合部63(図15)に係合させることで、光機能モジュールをモジュールアダプタに設置・固定すること以外は、実施例1と同様に光学接続構造を形成した。得られた光学接続構造は、実施例1の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、光機能モジュールとモジュールアダプタとの設置・固定に機械的固定方法を用いている為、光機能モジュールの脱着が可能となり、容易に光機能モジュールの交換が可能となった。接続点において接続損失を測定したところ、平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
実施例3
図18は実施例3における光機能モジュールを示す正面図(図18−1)、および側面図(図18−2)である。実施例1と同様にして、モジュールアダプタを作製した。また、光機能モジュールの固定接続部材は光カプラを固定接続部材に配置するまでは実施例1と同様に作製し、その後、図18に示すような光機能部品固定部材15(サイズ:5mm×50mm×3mm)中の直方体状の孔65(3.5mm×40mm×1.5mm)にシリコーンゴム66を注入し、光機能部品固定部材15を光カプラ37が直方体状の孔65に位置するように、固定接続部材1に設置し、接着・固定することで光機能モジュール100を作製した。次いで、実施例1と同様にして、光機能モジュール100とモジュールアダプタを光学接続し、本発明の光学接続構造を形成した。
得られた光学接続構造は、実施例1の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、光機能部品と光ファイバを完全に構造物で覆うことにより、外部からの衝撃に対する耐久性を向上させ、光機能部品の取り扱い性を向上させることができた。接続点において接続損失を測定したところ、平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
実施例4
図19(a)は実施例4における光機能モジュールを示す正面図(a−1)と側面図(a−2)であり、図19(b)は光機能部品固定部材を示す正面図である。図19のように光機能モジュールを構成する光機能部品固定部材15にラッチ68を設け、ラッチ68を固定接続部材1に係合させ、光カプラ37を覆う様に光機能部品固定部材15を固定接続部材1に固定した以外は、実施例1と同様に、光機能モジュールとモジュールアダプタを作製し、光学接続し、本発明の光学接続構造を形成した。
得られた光学接続構造は、実施例1の光学接続構造について記載したのと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、ラッチによる固定の為、組立て作業が短時間で行え、作業性が向上できた。また、ラッチを外すことにより、光機能部品を外し、他の光機能部品である光フィルタと取り替え、再接続することが可能となり、光機能部品の交換の際に、各部材の再利用が可能となった。接続点において接続損失を測定したところ、平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
実施例5
図20(a)は実施例5におけるコ字形部材の正面図を示し、図20(b)は光機能モジュールを示す正面図(b−1)と側面図(b−2)である。光機能部品固定部材15と固定接続部材1の固定に図20(a)のようなコ字形部材18を用いた以外は、実施例1と同様に図20(b)のような光機能モジュール100を作製し、同様に作製したモジュールアダプタと接続することで、本発明の光学接続構造を形成した。得られた光学接続構造は、実施例1の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、コ字勘合部材による固定の為、組立て作業が短時間で行え、作業性が向上でき、光ファイバが固定接続部材の光伝送媒体収納溝に完全に挿入されていることを確認した後、固定可能となる為、光ファイバを固定接続部材と光機能部品固定部材で挟み込み破損させることがなくなった。接続点において接続損失を測定したところ、平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
実施例6
図21(a)は実施例6における固定接続部材を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)であり、図21(b)は光機能モジュールを示す正面図(b−1)と側面図(b−2)である。図21(c)はモジュールアダプタを示す正面図(c−1)と側面図(c−2)であり、図21(d)光接続構造および光接続方法を示す正面図である。
図21(a)のように、一辺が0.3mmの正三角形の断面を持つ2本のV字状の光伝送媒体収納溝70、71、中央部に3.5mm×40mm×1.5mmの光機能部品収納溝5、さらに、両端に1mm×3mmの矩形の貫通孔24a、24bを有するABS樹脂製の固定接続部材1(サイズ:5mm×84mm×3mm)を作製した。次に、実施例1と同様に光ファイバ心線の加工を行った光カプラ37を固定接続部材1に設置した後(図21(b))、シリコーンゴム46で光カプラ37を覆い、固定接続部材1に固定した。押圧部材23を2個(23a、23b)用意し、ウレタンフォーム76、76a、76bを介して、固定接続部材1の貫通孔24a、24bに挿入し、押圧部材23上部に、ラッチ部材25を取り付けることで光機能モジュール100を作製した。
次に、一端に断面が一辺0.26mmの正三角形のV字形整列溝78、79(図21(c))を有し、ラッチ係合部13を設けたアダプタ基材10(サイズ:5mm×28mm×3mm)に、被覆除去、カットした光ファイバ心線を図22(c)のように光伝送媒体固定部材12に載置、固定し、モジュールアダプタ110を作製した。次いで、5mm×108mm×1.6mmのガラス−エポキシ樹脂基板60(図21(d))に、上記モジュールアダプタを2個(110a、110b)設置した。光機能モジュール100をモジュールアダプタ110に垂直方向に移動し、ラッチ部材25a、25b(以下図21(b)および(c)を参照)のラッチをモジュールアダプタのラッチ係合部13に係合するようにラッチ部材25a、25bを押し込むことで、押圧部材23a、23bにより光ファイバ素線42a、43a、42b、43bは整列部材のV字形溝78、79に押し込まれ固定された。その後、2個の光伝送媒体固定部材12a、12bを移動させることにより、光ファイバ素線を突き合わせ、本発明の光学接続構造を形成した。
得られた光学接続構造は、実施例1の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、1本のV字形溝上で光ファイバを位置合わせさせるために、熱収縮変形が大きい樹脂においても十分に位置合わせが可能となった。また、押圧部材により、光ファイバをV字形溝に押し込み、固定することで、固定接続部材の部品精度に関係なく、光ファイバの接続状態を安定的に保つことができた。 接続点において接続損失を測定したところ、平均0.3dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
本発明の光学接続構造を構成する(a)固定接続部材の一例を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)、(b)光伝送媒体が設けられた光機能部品の一例を示す正面図、および(c)光機能モジュールの一例を示す正面図(c−1)と側面図(c−2)。 本発明の光学接続構造を構成するモジュールアダプタの一例を示した正面図(2−1)、および側面図(2−2)。 (a)本発明の光学接続構造が形成される前の光機能モジュールとモジュールアダプタの一例を説明する正面図、および(b)形成された本発明の光学接続構造の一例を説明する正面図。 本発明の光学接続構造を構成する固定接続部材の一例を示す正面図。 本発明の光学接続構造を構成する光機能モジュールの一例を示す正面図。 本発明の光学接続構造を構成する光機能モジュールの構成方法の一例を示す正面図。 本発明の光学接続構造を構成する光機能モジュールの構成方法の一例を示す正面図(7−1)、および側面図(7−2)。 本発明の光学接続構造を構成する光機能モジュールの構成方法の一例を示す正面図(8−1)、および側面図(8−2)。 本発明の光学接続構造を構成する(a)光機能モジュールの一例を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)、および(b)モジュールアダプタの一例を示す正面図。 本発明の光学接続構造を構成するモジュールアダプタの一例を説明する正面図(10−1)、および側面図(10−2)。 本発明の光学接続方法の一例で、(a)光機能モジュールのモジュールアダプタへの装着前、および(b)装着後を示す光学接続構造の側面図。 本発明の光学接続構造を構成する(a)押圧部材の正面図、(b)固定接続部材の正面図(b−1)、と側面図(b−2)、(c)光機能モジュールを示す正面図(c−1)と側面図(c−2)、(d)モジュールアダプタを示す正面図(d−1)と側面図(d−2)、および(e)本発明の光学接続構造と(f)光学接続方法の一例を説明する正面図。 本発明の光学接続構造を用いた光回路の上面概観図。 実施例1における(a)固定接続部材を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)、および(b)光機能モジュールを示す正面図(b−1)と側面図(b−2)。 実施例1におけるモジュールアダプタを示す正面図(15−1)、および側面図(15−2)。 実施例1における光学接続構造を説明する正面図。 実施例2における光機能モジュールを説明する正面図(17−1)、および側面図(17−2)。 実施例3における光機能モジュールを示す正面図(18−1)、および側面図(18−2)。 (a)実施例4における光機能モジュールを示す正面図(a−1)と側面図(a−2)、および(b)光機能部品固定部材を示す正面図。 実施例5における(a)コ字形部材の正面図、および(b)光機能モジュールを示す正面図(b−1)と側面図(b−2)。 実施例6における(a)固定接続部材を示す正面図(a−1)と側面図(a−2)、(b)光機能モジュールを示す正面図(b−1)と側面図(b−2)、(c)モジュールアダプタを示す正面図(c−1)と側面図(c−2)、および(d)光接続構造および光接続方法を示す正面図。
符号の説明
1…固定接続部材、2…光機能部品固定部位、3、3a、3b…光伝送媒体固定部位、4、4a、4b…光学接続部位、5…光機能部品収納溝、6、6a、6b、7、7a、7b、14、31、32、70、71…光伝送媒体収納溝、8…光機能部品、9、9a、9b…光伝送媒体、10…アダプタ基板、11、11a、11b…光伝送媒体、12、12a,12b…光伝送媒体固定部材、13、63…ラッチ係合部、15…光機能部品固定部材、16…樹脂、17、19、19a、19b、20、58、62、62a、62b、68…ラッチ、18…コ字形部材、21、21a、21b…位置合わせガイド、22、22a、22b…位置合わせ溝、23、23a、23b…押圧部材、24、24a、24b、28、28a、28b…貫通孔、25、25a、25b…ラッチ部材、26、26a、26b、78、79…整列溝、33、34…ガイドピン溝、37…光カプラ、38、38a、38b、39、39a、39b、53、54…光ファイバ心線、42、42a、42b、43、43a、43b、55、56…光ファイバ素線、46、66…シリコーンゴム、47、48…ガイドピン、60…ガラス―エポキシ樹脂基板、65…孔、76、76a、76b…ウレタンフォーム、100…光機能モジュール、110、110a、110b…モジュールアダプタ、120…光接続構造、130…光伝送媒体収納部

Claims (18)

  1. モジュールアダプタに光機能モジュールが装着されてなる光学接続構造であって、該光機能モジュールが、(A)光機能部品固定部位、光伝送媒体固定部位および光学接続部位が一体化した固定接続部材と、(B)光機能部品、とから構成されることを特徴とする光学接続構造。
  2. 前記光機能部品固定部位に、光機能部品収納溝が備えられていることを特徴とする請求項1記載の光学接続構造。
  3. 前記光伝送媒体固定部位に、光伝送媒体収納溝が備えられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光学接続構造。
  4. 前記光学接続部位に光伝送媒体収納溝あるいは貫通孔が備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の光学接続構造。
  5. 前記光学接続部位に光伝送媒体が収納されており、該光伝送媒体が、前記モジュールアダプタに装着されている他の光伝送媒体と接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の光学接続構造。
  6. 前記光機能部品固定部位、前記光伝送媒体固定部位、前記光学接続部位により構成された前記固定接続部材の少なくとも一部が、一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の光学接続構造。
  7. 前記光伝送媒体固定部位に光伝送媒体が収納固定されており、該光伝送媒体および前記光機能部品が、前記固定接続部材に、樹脂により被覆され固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の光学接続構造。
  8. 前記光伝送媒体固定部位に光伝送媒体が収納固定されており、前記光機能部品に付加的に備えられた光機能部品固定部材が前記固定接続部材に装着されることにより、該光機能部品および該光伝送媒体が該固定接続部材に固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の光学接続構造。
  9. 前記光機能部品固定部材あるいは前記固定接続部材のいずれか一方に設けられたラッチが、他方に設けられたラッチ係合部と係合されることにより、該光機能部品固定部材が該固定接続部材に装着されることを特徴とする請求項8記載の光学接続構造。
  10. コ字形部材により、前記光機能部品固定部材が前記固定接続部材に装着されることを特徴とする請求項8記載の光学接続構造。
  11. 前記光学接続部位に収納される光伝送媒体と、前記モジュールアダプタに装着される他の光伝送媒体との接続の際の位置合わせのために、該光学接続部位と該モジュールアダプタのいずれか一方に位置合わせ溝が設けられ、かつ他方に位置合わせガイドが設けられていることを特徴とする請求項1乃至10記載の光学接続構造。
  12. 前記光学接続部位に収納される光伝送媒体と、前記モジュールアダプタに装着される他の光伝送媒体との接続の際の位置合わせのために、該モジュールアダプタに整列溝が設けられており、かつ、該光機能モジュールに押圧部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項11記載の光学接続構造。
  13. 前記光機能モジュールまたは前記モジュールアダプタのいずれか一方に設けられたラッチと、他方に設けられたラッチ係合部が係合することで、該光機能モジュールが該モジュールアダプタに固定されることを特徴とする請求項1乃至請求項12記載の光学接続構造。
  14. 光機能部品固定部位の光機能部品収納溝に光機能部品を収納する工程、光伝送媒体固定部位に光伝送媒体を固定する工程および光学接続部位に光伝送媒体を固定する工程を経て光機能モジュールを形成した後、該光機能モジュールをモジュールアダプタに装着、固定することを特徴とする光学接続方法。
  15. 前記光機能モジュールを前記モジュールアダプタに装着、固定する際に、前記光学接続部位に設けられた位置合わせ溝または位置合わせガイドを該モジュールアダプタに設けられた位置合わせガイドまたは位置合わせ溝に沿わせることを特徴とする請求項14記載の光学接続方法。
  16. 前記光機能モジュールを前記モジュールアダプタに装着、固定する際に、前記光学接続部位に固定された光伝送媒体と該モジュールアダプタに装着されている他の光伝送媒体とを接続することを特徴とする請求項14または請求項15記載の光学接続方法。
  17. 前記光学接続部位に固定された光伝送媒体と前記モジュールアダプタに装着されている他の光伝送媒体とを接続する際に、前記光機能モジュールに設けられた押圧部材により、該光学接続部位の光伝送媒体の少なくとも一部を、該モジュールアダプタに設けられた整列溝に移動させることを特徴とする請求項16記載の光学接続方法。
  18. 前記光機能モジュールを形成する際に、前記光機能部品収納溝に収納された前記光機能部品と、前記光伝送媒体固定部位に固定された光伝送媒体とが接続されることを特徴とする請求項14乃至請求項17記載の光学接続方法。

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