JP3364638B2 - 光コネクタ及び光コネクタと光ファイバの組立方法 - Google Patents

光コネクタ及び光コネクタと光ファイバの組立方法

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JP3364638B2
JP3364638B2 JP00617497A JP617497A JP3364638B2 JP 3364638 B2 JP3364638 B2 JP 3364638B2 JP 00617497 A JP00617497 A JP 00617497A JP 617497 A JP617497 A JP 617497A JP 3364638 B2 JP3364638 B2 JP 3364638B2
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光雄 請地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光コネクタ及び
光コネクタと光ファイバの組立方法に関し、特に光コネ
クタの前面の保護に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光コネクタ1は例えば図5に示す
ように、フェルール2とカバー3またはフェルール2と
カバー3と一対のガイドピン4とで構成される。フェル
ール2は、内面に複数のV溝が平行に形成されたV溝基
板5,6を重ね合せて構成され、プラスチックなどの角
筒状のカバー3に収納される。V溝基板5,6はシリコ
ンより成り、その内面の両端側にガイドピン4を挿入ま
たは収納保持するための一対のV溝7と、それらの間に
光ファイバ9を収納保持する複数のV溝8とが形成され
る。
【0003】互いに嵌合される一対のコネクタの内の一
方のコネクタのフェルール2には、V溝7が重ね合わさ
ってガイドピン挿入穴7′が形成される。また他方のコ
ネクタのフェルール2には、そのV溝7にガイドピン4
が収納保持される。図5は光コネクタ1を光ファイバケ
ーブル10の端部に取付けた状態を示している。この場
合の光コネクタ1と光ファイバ9との組立ては次のよう
に行われる。
【0004】 光ファイバケーブル10内の光ファイ
バ9の先端部に接着剤を塗布してV溝基板5のV溝8に
収納し、その上にV溝基板6を接着剤で接合、硬化させ
てV溝基板5,6と光ファイバ9とを一体に固定する。 一体化されたフェルール2(V溝基板5,6より成
る)の側面に角筒状のカバー3を被せて保護する。
【0005】 フェルール2の前面を光ファイバ端面
と共に研磨する。 図5の右側の光コネクタの場合には、一対のガイド
ピン4を例えばフェルール2の後面側よりV溝7に圧入
する。 フェルール2の後側の光ファイバ9及び光ファイバ
ケーブル10にブーツ11を被せる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 従来の光コネクタは、相手側光コネクタと接続する
際の衝撃によって、前面(嵌合面)のシリコンや接着剤
が割れて欠落する問題があった。 光ファイバケーブルふ設現場で、光ファイバ端末と
コネクタとを一体に組立る作業が行われるが、その場合
特に、現場に研磨機をすえて、フェルール2の前面を光
ファイバ端面と共に研磨する作業では、作業環境が悪
く、作業がやりずらく、多くの人手と工数を要し、組立
作業の効率を著しく低下させる問題があった。
【0007】この発明はこれら従来の問題を解決して、
相手コネクタとの嵌合時の衝撃によって破損する恐れが
なく、またケーブルふ設現場で組立る際の作業性に優れ
た光コネクタを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の光コネクタは、コネクタ挿脱方向に光
ファイバを収納保持する穴が形成されているフェルール
と、そのフェルールの前面(相手コネクタと対向される
面)に接着固定されるFOP(Fiber Optic
al Plate)とを具備するものである。
【0009】(2)フェルールは、内面に複数のV溝が
平行に形成されたシリコン製の2枚のV溝基板を接合し
て構成される。 (3)請求項は光コネクタと光ファイバの組立方法で
あって、コネクタ挿脱方向に光ファイバを収納保持する
穴が形成されているフェルールの前面に、FOPを接着
固定し、然る後、切断端面が未研磨の光ファイバの先端
部に光学接着剤を塗布して、フェルールの穴に後方より
挿入して、切断端面をFOPに当接させて、接着固定す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図1、図2
に、図5と対応する部分に同じ符号を付けて示す。この
発明の光コネクタには、光コネクタの嵌合時の破損を防
止し、また光ファイバと光コネクタの組立作業性を向上
させるために、フェルール2の前面にFOP(Fibe
r Optical Plate)20が接着固定され
る。
【0011】FOP20は図3に示すように、多数の光
ファイバを束ねて引き伸ばした後に、薄くスライスした
光学部品であり、図4Aに示すように片方の面から入力
した光はコアの方向にしか伝搬しない。従ってFOP2
0では拡散による光量の損失とクロストークが抑制され
る。図4Bに示すようにもしFOP20の代りにガラス
板23を用いたとすれば、光ファイバ9から出射した光
はガラス板中で拡散し、相手側光コネクタの光ファイバ
へ入射する迄にロスを生じ、またクロストークも起り易
くなる。
【0012】FOP20のコア21は直径3μm程度で
あり、通常の光ファイバのコア(シングルモードファイ
バのコアで10μm程度、マルチモードファイバのコア
で50μm程度)よりも小さく、マトリクス状の構造で
ある為、FOP20をフェルール2の前面へ接着する場
合には、精密な位置合せ操作は必要ない。フェルール2
には従来と同様にコネクタ挿脱方向に光ファイバ9を収
納保持する穴8′が形成される。図1の例ではフェルー
ル2は、内面に複数のV溝8が平行に形成されたシリコ
ン製のV溝基板5,6を接合して構成される。
【0013】この発明では、光ファイバを含まないコネ
クタ単体の組立は全て製造工場に於いて次のように行う
ことができる。 V溝基板5,6を接着剤により接合してフェルール
2を作製する。 フェルール2の前面を研磨する。 フェルール2の前面にFOP20を接着固定する。
【0014】 必要に応じ一対のガイドピン4をフェ
ルールのV溝7及びFOP20のガイドピン挿入穴20
aに圧入する。 フェルール2またはフェルール2とFOP20の周
りに角筒状のカバー3を被せる。 上述のにおけるフェルール2の研磨は、光ファイバケ
ーブルのふ設現場で行うのと異なり、製造ラインで例え
ば自動研磨機を用いて行うので、充分生産性よく行え
る。
【0015】光ファイバケーブルのふ設現場でこの発明
の光コネクタを光ファイバへ取付ける場合には、図2に
示すように、工場において組立てられた光コネクタ1
(図2A)を用意し、その光ファイバ用穴8′に、後方
より光学接着剤24(屈折率を光ファイバのそれと整合
させてある)を塗布した光ファイバ9(その切断端面は
未研磨のままでよい)を挿入し、切断端面をFOP20
の内面に当接させて、接着固定し(請求項)、必要に
応じブーツ11を被せるだけでよい。従来のように、フ
ェルール2の前面を光ファイバ端面と共に研磨する必要
はなく、作業性が極めてよい。
【0016】製造工場などにおいて光ファイバケーブル
に光コネクタを取付ける場合には、勿論上記と同様に行
うことができるが、研磨機等の使用が容易であるので、
場合によっては、従来と同様にフェルール2の穴に光フ
ァイバを接着固定した後に、フェルールの前面を光ファ
イバ端面と共に研磨し、然る後、FOP20を光学接着
剤(屈折率を光ファイバのそれと整合させてある)を用
いて接合することもできる。
【0017】FOP20にはガイドピン挿入穴20aが
必要であるが、嵌合される一対の光コネクタのフェルー
ル同士は一方のコネクタのガイドピン4を他方のコネク
タのガイドピン挿入穴7′へ挿入することにより位置合
せを精度よく行えると共に、FOPのフェルールへの接
着自体には、位置合せ精度はそれほど必要でないので、
ガイドピン挿入穴20aはガイドピン4の径より大き目
に作っておけばよい。
【0018】これ迄の説明では、フェルール2はシリコ
ン製のV溝基板5,6を接合して構成されるものとした
が、この発明はこの場合に限らず、フェルールの材質は
シリコン以外のものでもよく、また2枚の基板を用いず
一体のものでもよい。
【0019】
【発明の効果】 この発明では光コネクタの前面にFOP20を接着
固定することにより、フェルール2を保護することがで
きるので、光コネクタ同士の嵌合時の衝撃で、フェルー
ルが破損する恐れはない。 光ファイバケーブルふ設現場で、この発明の光コネ
クタを光ファイバに取付ける場合には、光ファイバの切
断端面を未研磨の状態で、光学接着剤を塗布した光ファ
イバを光ファイバ用穴8′に挿入し、接着固定するだけ
でよく、現場での研磨作業は必要でないので、作業性が
頗るよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図。
【図2】図1の光コネクタを光ファイバに取付ける方法
を説明するための原理的な断面図。
【図3】図1のFOP20を示す図で、Aは斜視図、B
はAのP部を拡大して示した平面図、CはAのa−a′
断面図。
【図4】Aは図1の光コネクタの出射光の状態を示す断
面図、BはAのFOP20の代りにガラス板23を用い
た場合の出射光の状態を示す断面図。
【図5】従来の光コネクタの一例を示す斜視図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ挿脱方向に光ファイバを収納保
    持する穴が形成されているフェルールと、 そのフェルールの相手コネクタと対向される面に接着固
    定され、多数の光ファイバを束ねて引き延ばした後に薄
    くスライスされ、その引き延ばされた光ファイバの複数
    本のコアの端面が上記フェルールの1つに保持される光
    ファイバの端面に対向するFOP(Fiber Opt
    ical Plate)とを具備することを特徴とする
    光コネクタ。
  2. 【請求項2】 コネクタ挿脱方向に光ファイバを収納保
    持する穴が形成されているフェルールの前面に、多数の
    光ファイバを束ねて引き延ばした後に薄くスライスした
    FOPを接着固定し、然る後、切断端面が未研磨の光フ
    ァイバの先端部に光学接着剤を塗布して、前記フェルー
    ルの穴に後方より挿入して、前記切断端面を前記FOP
    に当接させて、接着固定することを特徴とする光コネク
    タと光ファイバの組立方法。
JP00617497A 1997-01-17 1997-01-17 光コネクタ及び光コネクタと光ファイバの組立方法 Expired - Fee Related JP3364638B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8882362B2 (en) 2011-07-08 2014-11-11 Fujitsu Limited Methods for optical device including transparent member areas between core and connector insertion hole

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8882362B2 (en) 2011-07-08 2014-11-11 Fujitsu Limited Methods for optical device including transparent member areas between core and connector insertion hole

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