JP4153418B2 - 光学接続構造 - Google Patents

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Description

この発明は、光ファイバなどの光機能部品(以下、「接続部材」という場合がある。)同士を接続する光学接続構造に関する。
単心接続用の光ファイバコネクタにおいては、F01形単心光ファイバコネクタ(Sectional specification for fiber optic connector−Type FC、以下「FC形光コネクタ」という。)、F04形単心光ファイバコネクタ(Sectional specification for fiber optic connector−Type SC、以下「SC形光コネクタ」という。)、F14形光ファイバコネクタ(Type MU connector family、以下「MU形光コネクタ」という。)、およびLC形光コネクタといったタイプなどの接続部品が提供されている。
また、多心接続用の光ファイバコネクタとしては、F13形多心光ファイバコネクタ(Type MPO connector family、以下「MPO形光コネクタ」という。)、MPX形光コネクタ、およびMTP形光コネクタといったタイプなどの接続部品が提供されている。
一般的にこれらの光ファイバコネクタは、光ファイバの軸方向から突き合わせることにより接続を可能としている。例えば、MPO形光コネクタでは、光ファイバコネクタアダプタに対向する両側から光ファイバコネクタプラグを挿入することで、光ファイバコネクタアダプタに内蔵された内部ハウジング内にて光ファイバコネクタプラグ同士が位置決めされ、光ファイバコネクタプラグの先端に保持されたMTコネクタフェルール同士が突合され接続される。
特に、光ファイバの軸方向の抜き差しを容易にしたプッシュプル方式が提案されているが、これらのプッシュプル式コネクタは、接続される光ファイバの軸方向に抜き差しするため、バックプレーンなどの装置壁面に取り付けられたアダプタとの接続に関しては、簡便に光ファイバの接続を行うことができるという特徴がある。
前述した公知の接続部品としては、以下の特許文献1乃至3等がある。
特開平8−5869号公報 特開平8−240746号公報 特開2000−139642号公報
しかしながら、上述したような光ファイバコネクタをプリント基板(例えば、マザーボードなど)上や装置内での光ファイバの接続に用いる際には、コネクタの抜き差し方向への作業者の視野が悪くなり、そのため作業時間が長くなったり、コネクタを差し込む際にフェルール端部を割ってしまったり、コネクタをスリーブやガイド用シャフトに接触させ、破損または損傷するおそれがあった。
また、コネクタの抜き挿しスペースを確保するために他のデバイスの配置を考慮する必要があり、場合によっては他のデバイスの設置ができなくなるなど、基板上のスペースを有効に使えなかった。
また、コネクタの着脱方向が安定せず、しかもコネクタの着脱の際の反動で光ファイバ接続部品が周囲の部品と接触し、光ファイバまたは周囲の部品を破損させてしまうおそれがあった。
さらに、接続時間を短縮させたり、接続作業性を向上させたりするには、着脱動作を単純化させる必要があり、ラッチ機構を用いて着脱時にラッチが係合することで、フェルールに印加される押圧力を安定的に保持することができるが、構造が複雑となり、部品点数も増えるため、光コネクタの設計に多大な時間と経費が必要となっていた。
本発明は,従来の技術における上記のような問題点を解決することを目的としてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、上記のような光学接続構造を構成するにあたり、光学接続構造を構成する光機能部品同士を接続する際に、組立が容易であり、作業者が光ファイバを損傷させずに接続作業を簡単に行うことができ、さらには基板上のスペースを有効に使用できる光学接続構造を提供することにある。
本発明の請求項1に記載の光学接続構造は、光ファイバを保持する機能を有し、相対する位置に配されてなる一対の接続部材と、前記接続部材を搭載するアダプタと、光ファイバを保持した状態にある前記接続部材を、該光ファイバの軸方向に移動させるカム部材と、前記接続部材に対して該光ファイバの軸方向に圧力を加える押圧手段とを少なくとも具備した光学接続構造であって、前記カム部材を回転させることで、前記一対の接続部材は押圧手段より押圧を受け、突き合わせられた状態で固定されることを特徴とする。
これにより、カム部材によって光ファイバを保持した状態にある接続部材を光ファイバの軸方向に移動させ、かつ、光ファイバ同士が突き合わせられた状態で固定され、光機能部品である光ファイバ同士を容易に密接に接続することが出来る。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項1に記載の光学接続構造において、前記接続部材を装着するプラグを具備したことを特徴とする。
これにより、接続部材を取り扱う際に、プラグを直接手で接続部材を把持することや他の部品などの接触によって、接続部材端部や光ファイバ端部が汚染されるおそれを少なくすることが出来る。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項1又はに記載の光学接続構造において、前記接続部材は、前記光ファイバおよび/または前記プラグに対して、摺動可能に装着されていることを特徴とする。
これにより、接続部材をアダプタに装着する際にプラグの端部より接続部材の端部を内側に位置させ、もう一方のプラグのプラグ端部同士と突き合わせることで、アダプタに対する接続部材の位置合わせを正確に行うことができ、さらに、接続部材同士が接触し破損する可能性がより少なくなる。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項に記載の光学接続構造において、前記カム部材および/または前記押圧手段は、前記プラグに付設されていることを特徴とする。
これにより、アダプタの構造を簡略化でき、アダプタを基板上に装着する際の組立作業性を向上させることが出来る。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項に記載の光学接続構造において、前記カム部材および/または前記押圧手段は、前記アダプタに付設されていることを特徴とする。
これにより、接続部材単体での接続が可能であり、部品点数を少なくすることが出来る。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項1に記載の光学接続構造において、前記カム部材は、着脱可能な構造を有することを特徴とする。
これにより、1組の光学接続構造毎にカム部材を用意する必要がなく、構造全体での部品点数が少なくなると同時に、誤って動作させてしまい、接続状態が変化することを避けることができる。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項に記載の光学接続構造において、前記押圧手段は、バネ構造を有することを特徴とする。
これにより、バネ構造の弾性力を利用して、光ファイバ同士が突き合わせられた状態で固定することが出来る。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項1に記載の光学接続構造において、光ファイバを保持する機能を有し、相対する位置に配されてなる一対の接続部材を備え、前記接続部材のうち一方の接続部材内において光ファイバ同士を突合させることを特徴とする。
これにより、接続部材の機械的または熱的変動に対して信頼性を持たせることが出来る。しかもカム部材により、信頼性を維持したまま、接続工程を簡略化し、作業性の良いものとすることが出来る。
また、本発明の請求項に記載の光学接続構造は、前記請求項1に記載の光学接続構造において、前記接続部材間の相対位置を制御する位置合わせ手段を具備したことを特徴とする。
これにより、接続部材の先端部の位置合わせをより確実に行い、カム部材による突合・固定を補助することが出来る。
また、本発明の請求項10に記載の光学接続構造は、前記請求項に記載の光学接続構造において、前記位置合わせ手段は、前記アダプタに付設されていることを特徴とする。
これにより、部品点数を少なくすることが出来ると共に、接続工程を簡略化することが出来る。
また、本発明の請求項11に記載の光学接続構造は、前記請求項1に記載の光学接続構造において、前記接続部材は、前記アダプタの開放方向から該アダプタに装着されることを特徴とする。
これにより、接続作業を負担なく行うことができ、歩留りが向上して接続作業効率を向上させることが出来る。
また、本発明の請求項12に記載の光学接続構造は、前記請求項1に記載の光学接続構造において、前記カム部材は、光ファイバの軸方向に対して直交する方向を軸として回転操作可能な構造を具備していることを特徴とする。
これにより、カム部材に加えられた動力の伝達方向を、光ファイバの軸方向に対して直交する方向を軸として回転する方向から光ファイバの軸方向に変換させ、この回転操作によって接続部材を光ファイバの軸方向に移動させることが出来る。
また、本発明の請求項13に記載の光学接続構造は、前記請求項12に記載の光学接続構造において、前記カム部材は、前記接続部材と直接的または間接的に接して配されるカム部を備え、前記カム部が回転操作により偏心移動することを特徴とする。
これにより、カム部材におけるカム部の偏心移動による動力の伝達方向を直線的に作用するように変換させることが出来、接続部材を光ファイバの軸方向に移動させることが出来る。
また、本発明の請求項14に記載の光学接続構造は、前記請求項12に記載の光学接続構造において、前記カム部材は、該カム部材を回転操作する操作部を備え、前記操作部自体が光ファイバの軸方向に沿って移動することを特徴とする。
これにより、カム部材における操作部自体の回転による動力の伝達方向を直線的に作用するように変換させることが出来、接続部材を光ファイバの軸方向に移動させることが出来る。
本発明によれば、プリント基板(例えば、マザーボードなど)上や装置内での光ファイバの接続において、接続作業者の視野方向(アダプタ開放方向)から接続作業が行えるため、複数の工程を、まとめて簡単に一度に行え、接続作業時間を短縮できる。
また、カム部材により、作用方向を変えて接続部材を移動できるため、接続部材端部が位置合わせ部材に接触して破損または損傷することを抑制できる。
また、上方からプラグをアダプタに設置可能であることから、プリント基板上のスペースを有効に使用できるようになり、作業者が接続作業をアダプタ開放方向から負担なく行うことができる。これにより、歩留りを向上させることができ、また接続作業効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を実施した第一の光学接続構造に用いるアダプタの一例を示す模式図である。
図中、符号101はアダプタ、符号102は押圧手段、符号103はカム部材、符号111はアダプタ本体、符号112はカム部材をアダプタに取り付ける取り付け部材、符号113は動力伝達部、符号123は動力伝達操作部、をそれぞれ示す。
後述する図3に示す第一のアダプタ101は上方開放型であり、光ファイバ10が装着された接続部材1と、光ファイバ20が装着された接続部材2とを搭載するアダプタ本体111を有する。この接続部材1,2は、光ファイバを保持する機能を有し、相対する位置に配されている。
上記アダプタ101には、接続部材1,2に対して光ファイバの軸方向に圧力を加える押圧手段102が具備されている。この押圧手段は、バネ構造を有している。
ここで、バネ構造を有する押圧手段102としては、光ファイバ端部間に光ファイバ軸方向の圧力をかけるものを意図し、例えば、スプリング(コイルバネ)や板バネなど押圧に対して弾性復元力を有するものをいう。
また、上記アダプタ101には、接続部材1,2を光ファイバの軸方向に移動させる移動手段としてのカム部材103が備えられている。このカム部材103は、アダプタ101から上方へ開放可能な取り付け部材112を介して取り付けられている。
図2(a)は、本発明の実施の形態に係る第一の光学接続構造に用いるカム部材の一例を示す斜視図であり、図2(b)は、その上面図である。第一のカム部材103は、接続部材1または接続部材2に当接して押圧する動力伝達部としてのカム部113と、カム部材103自身を回転操作するための動力伝達操作部としてのカム操作部123と、回転操作の際に操作具が挿入される操作溝133とを具備する。
図2に一例として示した第1のカム部材103では、平面楕円形状のカム部113を備え、このカム部113上面には、回転軸となるカム操作部123が上方に延びるように設けられている。
図1のようにアダプタ101にカム部材103が装着されている場合は、接続部材単体での接続が可能であり、部品点数を少なくすることができる。また、カム部材103をプラグ(後述。)に装着する場合は、アダプタ101の構造を簡略化でき、アダプタ101を基板上に装着する際の組立作業性を向上させることができる。
また、本実施形態の第一の光学接続構造100を作製する方法としては、図3のように、上方開放型のアダプタ101に、光ファイバ10,20が保持(装着)された接続部材1,2をアダプタ101の上方より距離を設けて搭載し、次いで、取り付け部材112を閉じる(図3(a)参照)。
そして、カム部材103を回転させることで、接続部材2を接続部材1に接近させ、接触・突合させる(図3(b)参照)。
その後、さらにカム部材103を回転させることで、接続部材2は接続部材1の後方に設置されている押圧手段であるスプリング102より押圧を受け、接続部材1,2同士は突き合わせられた状態で固定され、本実施形態の第一の光学接続構造100が得られる(図3(c)参照)。
上記のように、アダプタ101に、接続部材1,2を装着する際、接続部材1,2間に距離を設けて装着できるため、接続部材端部同士が接触することを抑制できる。このため、接触により接続部材が損傷することがなくなり、また、光ファイバが接続部材から突き出している構造の場合、装着時に光ファイバ同士が接触し破損する恐れがない。
また、カム部材を用い、作用方向を変えることにより、より簡便な位置、すなわち上方から接続作業を行うことができ、接続作業性の改善につながることになる。
また、本実施形態では、使用される接続部材の材料および形状は特に限定されない。たとえば、材料としてはジルコニア、ガラス、プラスチック、セラミック、金属、などで作製されたものが好ましく使用される。また、断面形状は、たとえば円形、四角形のものが好ましく使用される。
光ファイバを挿入し固定する貫通孔形状は、光ファイバを安定して固定可能な形状であれば如何なる形状でも良いが、円筒状、三角柱状が好ましく使用される。また、光ファイバは、接続部材に接着剤で永久固定させても、機械的に把持させて取り替え可能としても構わない。
さらに、接続部材が有する貫通孔の数にも制限はなく、保守点検などの用途で複数本の光ファイバが固定できる貫通孔を有していても構わない。
接続部材と光ファイバの固定に接着剤を使用する場合、如何なるものでも使用でき、例えばウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ナイロン系、フェノール系、ポリイミド系、ビニル系、シリコーン系、ゴム系、フッ素化エポキシ系、フッ素化アクリル系、フッ素化ポリイミド系、など各種の感圧接着剤(粘着剤)、熱可塑性接着剤、熱硬化形接着剤、紫外線(UV)硬化接着剤を使用することができる。作業の容易さからは、UV硬化性接着剤および熱可塑性接着剤が好ましく使用される。
また、光ファイバ接続方法は何等限定されず、如何なる既存の光ファイバ接続方法も使用することができ、さらに、屈折率整合剤を接合する光ファイバ間に塗布して接続しても、また、光ファイバ同士を突き合わせることによるPC(Physical Contact)接続を行っても良い。
本実施形態の光ファイバ接続部品に使用される光ファイバは、光ファイバ接続部品の適用目的に応じて適宜選択して使用され、たとえば、石英またはプラスチック製のシングルモード光ファイバ、マルチモード光ファイバ、などが好ましく使用される。
屈折率整合剤を用いる場合は、材料、形態、設置方法は特に限定されず、材料としては、光ファイバの屈折率、材質により適宣材料を選択して使用すればよく、例えば、シリコーンオイル,シリコーングリス、などが好ましく使用される。
また、屈折率整合剤の形態は液状でも固体状でもよく、たとえば、オイル状、グリス状、ジェル状、フィルム状のものでもよい。
光ファイバを突き合わせる際の光ファイバ断面にかかる押圧力は、既存の如何なる方法を用いて与えても構わず、また、光ファイバの中心軸方向に直接押圧力をかけても、接続部材に光伝送媒体中心軸方向の押圧力を間接的にかけてもよい。
また、押圧力として、プラグやアダプタに設置した板バネや、樹脂、などの弾性力を利用して発生させるのが好ましい。
図4は、本実施形態の光学接続構造に用いるプラグの一例を示す平面図である。図4(a)に示すように、第一のプラグ104に光ファイバ30を装着し、さらにプラグ104に接続部材3が装着されていることにより、接続部材3を取り扱う際にプラグ104を把持すればよく、手や他の部品などの接触による接続部材3端部および光ファイバ30端部が汚染されることがなくなる。
また、プラグ104に対し、接続部材3が摺動できるように装着することで、アダプタに装着する際に、図4(b)のように、プラグ104の端部104aより接続部材3の端部3aを内側に位置させ、もう一方のプラグのプラグ端部同士と突き合わせることで、アダプタに対する接続部材の位置合わせを正確に行うことができ、さらに、接続部材同士が接触し破損する可能性がより少なくなる。
図5は、本実施形態の第二の光学接続構造に用いる接続部材の一例を示す斜視図である。
接続部材11は、押圧手段としてのスプリング202が当接する鍔部14と、当該鍔部14より前方の先端部12と、当該鍔部14より後方の基端部13とを具備し、基端部13に光ファイバが接続されるようになっている。
図6は、接続部材同士の接続工程の一例を示す側面図である。
接続部材11がプラグ204に固定された第一のプラグ固定接続部材110と、接続部材21がプラグ204に固定されていると共にカム部材203が装着された第二のプラグ固定接続部材120とが突き合わせられて接続部材11,21同士が接続されている。
第一のプラグ固定接続部材110は、プラグ204と、このプラグ204に装着され、基端部13に光ファイバ40が接続された接続部材11と、接続部材11の鍔部14に当接した状態で接続部材11の基端部13に装着されたスプリング(押圧手段)202とから構成されている。
一方、第二のプラグ固定接続部材120は、プラグ304と、このプラグ304に装着され、基端部23に光ファイバ40が接続された接続部材21と、接続部材21の鍔部24に当接した状態で接続部材21の先端部22に装着されたスプリング(押圧手段)202と、接続部材21の鍔部24の基端部側側面に当接するようにプラグ304に装着された第二のカム部材(移動手段)203とから構成されている。
図7(a)は、本実施の形態に係る第二の光学接続構造に用いるカム部材の一例を示す斜視図であり、図7(b)は、その上面図である。
図7に示すとおり、第二のカム部材203は、接続部材21における鍔部24に当接して押圧するカム部213と、カム部材203自身を回転操作するためのカム操作部223と、回転操作の際に操作具が挿入されるカム操作溝233とを有する。
本形態におけるカム部213は、平面円形をしている。
なお、移動手段としてのカム部材203は、図1のようにアダプタに装着されていてもよく、カム部材によりプラグを移動させることで、間接的に接続部材が移動するようにしても良い。
また、図8は、本実施の形態に係る第二の光学接続構造に用いるアダプタの一例を示す斜視図である。
図8に示すとおり、第二のアダプタ201は、接続する一対の接続部材を相対し間隔を離してそれぞれ配置する凹状に窪んだ段差からなる二つのプラグ固定用凹段部211,221を有する。
そして、本実施の形態に係る第二の光学接続構造を作製する方法としては、図9のように、二つの接続部材11,21を接続する場合、まず、第二のアダプタ201に設けられた二つのプラグ固定用凹段部211,221に、それぞれのプラグ固定接続部材110,120を互いの接続部材11,21の先端部12,22同士が相対するように設置する(図9(a)参照)。
この際、第一のプラグ固定接続部材110における接続部材11の先端部12に、予め位置合わせ部材105を取り付けておく。
次いで、第二のプラグ固定接続部材120に設けられたカム部材203を回転してスプリング202の基端側に向かっての付勢力を拘束し、かつ接続部材21の先端部22を位置合わせ部材105の位置合わせ挿通孔115内に挿入する。これにより接続部材12,22は位置合わせされ、押圧手段としてのスプリング202による押圧を受け、突合・固定される(図9(b)参照)。
これにより、本実施形態の第二の光学接続構造200が得られる。
なお、図6に示されるように、接続部材11は、プラグ204内に摺動可能に装着されていても良く、押圧手段としてのスプリング202により鍔部14の基端部側が押圧され、先端側に向かって付勢された状態でプラグ204に装着されていても良い。
また、カム部材203は、たとえば図6のように、接続部材21が摺動可能に装着されたプラグ304に装着されていても良く、カム部材203を回転することで、押圧手段としてのスプリング202により鍔部24の先端側が押圧され、基端側に向かって付勢された接続部材21を移動させるようにしても良い。
さらには、接続部材11,21(プラグ固定接続部材110,120)は、アダプタまたはプラグから着脱可能になっていても良い。
また、接続部材同士の接合は、図10および図11のように、予め押圧手段であるスプリングから押圧を受けた状態において、カム部材103により接続部材31が移動しないよう固定し、カム部材103を回転させることで、固定力を解放し、接続部材31を移動させると同時に、もう一方の接続部材11に突合・固定させても良い。
図10および図11は、第三の光学接続構造を形成する際の接続部材同士の接続方法の一例を示す平面図である。
本実施の形態に係る第三の光学接続構造では、図10のように、前述した第一のプラグ固定接続部材110と、第三のプラグ固定接続部材130とが突き合わされることによって、接続部材11,31同士が接続されるようになっている。
第三のプラグ固定接続部材130は、プラグ404と、このプラグ404に装着され、基端部33に光ファイバ50が接続された接続部材31と、接続部材31の鍔部34に当接した状態で接続部材31の基端部33に装着されたスプリング(押圧手段)202と、接続部材31の鍔部34の先端部側に当接するようにプラグ404に装着された第一のカム部材103(図2参照。)とから構成されている。
そして、本実施形態に係る第三の光学接続構造を作製する方法としては、図11のように、二つの接続部材11,31を接続する場合、まず、前述した第二のアダプタ201に設けられた二つのプラグ固定用凹段部211,221に、それぞれのプラグ固定接続部材110,130を互いの接続部材11,31の先端部12,32同士が相対するように設置する(図11(a)参照)。
この際、第一のプラグ固定接続部材110における接続部材11の先端部12に、予め位置合わせ部材105を取り付けておく。
次いで、第三のプラグ固定接続部材130に設けられたカム部材103を回転してスプリング202の先端側への付勢力を開放することで、このスプリング202の付勢力によって接続部材31の先端部32を位置合わせ部材105内に挿入する。これにより接続部材11,31の先端部12,32は位置合わせされ、押圧手段としてのスプリング202による押圧を受け、突合・固定される(図11(b)参照)。
これにより、本実施形態の第三の光学接続構造300が得られる。
なお、上記プラグ404に装着される移動手段として、本実施形態では前述した第一のカム部材103を用いたが、本実施形態のカム部材は、前述した第一のカム部材103に限らず第二のカム部材203としても良い。
次に、本実施形態に係る第四の光学接続構造400に用いるプラグを説明する。
図12および図13は、第四の光学接続構造を形成する際の接続部材同士の接続方法の一例を示す平面図である。
本実施の形態に係る第四の光学接続構造では、図12のように、前述した第一のプラグ固定接続部材110と、接続部材41をプラグ504に固定すると共にカム部材303を接続部材41の先端部42側に着脱可能に装着した第四のプラグ固定接続部材140とが突き合わされることによって接続部材11,41同士が接続されるようになっている。
第四のプラグ固定接続部材140は、プラグ504と、このプラグ504に装着され、基端部43に光ファイバ60が接続された接続部材41と、接続部材41の鍔部44に当接した状態で接続部材41の基端部43に装着されたスプリング(押圧手段)202と、接続部材41の鍔部44の先端部側に当接するように上記プラグ504に着脱可能に装着された第三のカム部材(移動手段)303とから構成されている。
このカム部材303は、略くの字形の基体からなり、基材の一端側のカム部313と、基材の他端側の操作部323と、基材の側面から側方に延びるように設けられた凸部のカム操作支点333とから構成されている。カム部材303は、そのカム操作支点333がプラグ504のカム部材固定溝514に収容された状態でプラグに装着されている。カム部材303の操作部323を扇動すると、カム操作支点333とカム部材固定溝514との接点を支点として操作部323が扇動するようになっており、操作部323を動かせることによって、カム部313を接続部材41の鍔部44に当接させ、接続部材41をその長手方向に移動させることができるようになっている。
本実施形態に係る第四の光学接続構造を作製する方法としては、図13のように、二つの接続部材11,41を接続する場合、まず、前述した第二のアダプタ201に設けられた二つのプラグ固定用凹段部211,221に、それぞれのプラグ固定接続部材110,140を互いの接続部材11,41の先端部12,42同士が相対するように設置する(図13(a)参照)。
この際、第一のプラグ固定接続部材110における接続部材11の先端部12に、予め位置合わせ部材105を取り付けておく。
次いで、第四のプラグ固定接続部材140に設けられたカム部材303を回転してスプリング202の先端側に向かっての付勢力を開放することで、スプリング202の付勢力によって接続部材41の先端部42を位置合わせ部材105内に挿入する。これにより接続部材11,41の先端部12,42は位置合わせされ、押圧手段としてのスプリング202による押圧を受け、突合・固定される(図13(b)参照)。
その後、カム部材303をプラグ504のカム部材固定溝514から抜き取る(図13(c)参照)。
これにより、本実施形態の第四の光学接続構造400が得られる。
このように、カム部材の形状(構造)は、図2および図7のように回転つまみ型(式)に設けられたものでも、図12および図13のようにレバー型(式)であっても良く、接続部材形状やプラグ形状など、光学接続構造を構成できる形状であれば、特に制限はない。
また、本実施形態に係る第四のカム部材303がプラグ504から着脱可能な場合、1組の光学接続構造毎にカム部材を用意する必要がなく、構造全体での部品点数が少なくなると同時に、誤って動作させてしまい、接続状態が変化することを避けることができる。
次に、本実施形態に係る第五の光学接続構造500に用いるプラグを説明する。
図14は、本実施形態に係る第五の光学接続構造において用いる接続部材の一例を示す平面図であり、図15は、第五の光学接続構造において用いるアダプタの一例を示す斜視図であり、図16は、第五の光学接続構造において用いるカム部材の一例を示す斜視図である。
図14に示す接続部材51は、図5に示す接続部材11と同様に、押圧手段としてのスプリング202が当接する鍔部54と、当該鍔部54より前方の先端部52と、当該鍔部54より後方の基端部53とを具備する。接続部材51には、その基端部53に光ファイバ70が接続され、さらに基端部53にスプリング202が装着されている。
図15に示す本実施形態に係る第三のアダプタ301は、上面が開放された有底枠体であり、接続する一対の接続部材を相対し間隔を離してそれぞれ配置することが可能であると共に、光ファイバの軸方向に沿う側方枠部にカム部材403が装着されるカム部材固定溝311が設けられている。
また、図16に示す本実施形態に係る第四のカム部材403は、接続部材51の鍔部54に当接して押圧する動力伝達部としてのカム部413と、カム部材403自身を回転操作するための動力伝達操作部としてのカム操作部423とがそれぞれ具備されている。
図17は、第五の光学接続構造を形成する際の接続部材同士の接続方法の一例を工程順に示す平面図である。
まず、図14に示す接続部材51aを、図15に示す第三のアダプタ301に装着する(図17(a)参照)。
次いで、アダプタ301に、図16に示す第四のカム部材403を装着し、このカム部材403の操作部423を図面右手方向に押し込む(図17(b)参照)。
また、もう一方の接続部材51bをアダプタ301に装着する(図17(c)参照)。
そして、カム部材403を光ファイバの軸方向に沿って移動し左手方向に倒すことで、接続部材51aを解放し接続部材51bと突合させる(図17(d)参照)。
その後、カム部材をアダプタから取り外すことによって第五の光学接続構造500が形成される(図17(e)参照)。
このように、第五の光学接続構造500では、第三のアダプタ301から第四のカム部材403が着脱可能であり、このような場合においても、上記プラグからカム部材を着脱可能な場合と同様な効果が得られる。
また、図18のように第五のカム部材503に押圧手段として板バネ302を設けても良く、その場合には、カム部材503と一体加工されたものや、別体で加工された部材をカム部材に装着し構成されたものでも良い。
図18に示す第五のカム部材503は、基端部側にカム部材回動支軸523を有すると共に、押圧手段としての板バネ302を有し、さらに先端部側に、後述する第四のアダプタのアダプタ係止部411と係合するカム部材係止部513を具備する。
一方、図19に示す第四のアダプタ401は、アダプタ本体411の基端部側に前述した第五のカム部材503のカム部材回動支軸523を係合するカム部材回動係止部421を有すると共に、先端部側に前述した第五のカム部材503のカム部材係止部513と係合するアダプタ係止部411を具備する。
本実施形態に係る第六の光学接続構造600を作製する方法としては、まず図20のように、接続部材11a,11bを図19に示す第四のアダプタ401に装着する(図20(a)参照)。
次いで、図18のカム部材503をアダプタ401に装着し、カム部材503を倒すことで、板バネ302の弾性力により一方の接続部材11aを光ファイバ軸方向に移動させ、接続部材11a端を位置合わせ部材105内に挿入させる(図20(b)参照)。
さらにカム部材503を、アダプタ401を覆うまで倒し、カム部材係止部513とアダプタ係止部411とを係合させることにより、押圧手段である板バネ302の変形により、接続部材11aの鍔部14aに押圧力が働き、突合され、光学接続構造600が得られる(図20(c)参照)。
また、押圧手段については、アダプタ、プラグのどちらに設けられても、カム部材の場合と同様な効果が得られる。また、アダプタまたはプラグと一体化させることで部品点数の削減につながる。

また、本実施形態に係る第七の光学接続構造700を作製する方法としては、まず図21のように、光ファイバ用貫通孔38に光ファイバ80が挿入された接続部材61が、ガイドピン109を介してプラグ604に装着されたプラグ固定接続部材150を2つ用意する。
そして、図22に示すレバー型の第六のカム部材603を具備する第五のアダプタ501に装着する。第五のアダプタ501と第六のカム部材603は、一旦側で互いに連結されており、第五のアダプタ501の上に第六のカム部材603が被さる様に構成されている。
また、第五のアダプタ501における第六のカム部材603との連結部側には、押圧手段としての板バネ402が一体的に設けられている。
一方、第六のカム部材603の下面(すなわち、第五のアダプタ501側)には、二つのカム部613a,613bが間隔を有して、第五のアダプタ501との連結部側とその反対の先端側とにそれぞれ一体的に設けられている。
このカム部613a,613bは、光ファイバの軸方向に対して傾斜している接触面(操作面)を有し、この接触面は互いに相対している。
図22に示す本実施形態の光学接続構造700での接続方法は、まず、レバー型カム部材603を解放し、アダプタ501に一対のプラグ604a,604bを、互いの接続部材61a,61b同士が相対するように装着する(図22(a)参照)。
次いで、カム部材603を倒し、一方のカム部613aの光ファイバ中心軸に対して傾斜する接触面(操作面)が一方の接続部材61aと接触することで、当該接続部材61aが移動し、2本の光ファイバ端部を一方の光ファイバ用貫通孔38内に位置させることで、光ファイバ同士の端面を位置合わせする(図22(b)参照)。
さらにカム部材603を倒すことで、もう一方のカム部613bの光ファイバ中心軸に対して斜め方向である接触面(操作面)がもう一方のプラグ604bと接触することで、プラグ604を移動させ、光ファイバ80a,80b同士を突き合わせ、板バネ402から押圧力を受け、突合したまま固定され、本実施形態の光学接続構造700が得られる。
この方法では、2本の光ファイバは一方の接続部材中で接続されている為、部材の機械的または熱的変動に対して信頼性を持つことができるが、接続工程が複雑となり、作業性が悪かったが、本実施形態の光学接続構造および光学接続方法を用いることで、接続部材を移動させ、2本の光ファイバを一方の接続部材に挿入し、さらに突き合せる工程が、簡単なレバーを倒す工程のみで行えるため、信頼性を維持したまま、接続工程の簡略化につながった。
また、図23のように、それぞれ異なるカム部材および接続部材を備えた2つのプラグを用意し、これらを互いに接合する光学接続構造としても良い。
図23(a)は、第六のプラグ固定接続部材160を示しており、第六のプラグ固定接続部材160は、光ファイバ90が装着された接合部材71の基端部側に光ファイバ固定部材108が固定され、当該光ファイバ固定部材108の基端部側にスプリング202を介してプラグ704に装着されている。また、図23(a)では、移動手段として第七のカム部材703がプラグ704に具備されている。
なお、本実施形態におけるカム部材703は、略ナイフ形をしている。
また、図23(b)は、第七のプラグ固定接続部材170を示しており、第七のプラグ固定接続部材170は、光ファイバ1010が装着された接合部材81の基端部側にスプリング202を介してプラグ804に装着されている。また、図23(b)では、移動手段として前述した第一のカム部材103がプラグ804に具備されている。
なお、上記プラグ804に装着される移動手段として、本実施形態では前述した第一のカム部材103を用いたが、本実施形態のカム部材は、前述した第一のカム部材103に限らず第二のカム部材203としても良い。
そして、図25に示す本実施形態の光学接続構造800での接続方法は、まず、第六のアダプタ601に、両方のプラグ704,804を装着する(図25(a)参照)。
次いで、一方のカム部材103を回転させることで、スプリング202により接続部材81が解放され、さらに、もう一方のカム部材703を時計回りに回転させることで、接続部材71は、スプリング202からの押圧により、接続部材が同時に移動し、光ファイバ170は、接続部材71中に位置するようになる(図25(b)参照)。
その後、カム部材703を回転させることで、光ファイバ固定部材108が解放され、スプリング202からの押圧により、光ファイバ固定部材108が移動し、光ファイバ160,170が突合し、固定される(図25(c)参照)。
回転カム部材703をプラグに固定しても、そのカム部材に複数個のカム部を設けることで、複数の工程を一度に行うことができ、接続工程を簡略化させることができる。
上記の接続部材には、予め、接続部材用位置合わせ部材が装着されていてもかまわない。位置合わせ部材は,接続部材種、光ファイバ種、設置環境により、適宣選択して使用されるが、接続部材外形を基準として位置合わせを行う場合、ガラス管、プラスチック管、金属管、セラミック管が好ましく使用される。
さらに、数種類の複合材料により構成されても構わない。たとえば、プラスチックまたはガラス製のV字溝を有する部材に金属管を整列させ、固定部材で固定したものが挙げられる。
位置合わせ部材に設ける貫通孔の数は、位置合わせ部材の強度、位置精度、穴形が保持できれば、特に制限されるものではない。例えば、一列に多数の貫通孔を設け、多数本の接続部材を同時に位置合わせすることや、保守点検用に接続される光ファイバよりも多く設けることも可能である。
なお、位置合わせ部材に設ける貫通孔の形状は、接続部材の形状によって適宣選択して使用される。たとえば、円柱状の接続部材同士を接続する際には、円筒状、三角柱状、四角柱状のものが好ましく使用される。
また,V字溝を有する整列部材上部に平面板を配置させ、三角柱状の貫通孔を有する接続部材として用いても構わない。これらの貫通孔は、接続部材の挿入をより容易にするためにその内径が貫通孔端面において最も大きく、中央部付近で最も小さくなっているものが好ましい。たとえば、貫通孔端面が面取り、またはコーン(円錐)状のものを使用すれば良い。
また、位置合わせ部材の外形は特に限定されず、適宣選択して使用することができるが、上記貫通孔の外周の一部を切り離して使用しても良い。このことで、接続部材を安定して保持させることが可能となる。
また、位置合わせ部材が複数使用される場合、その位置合わせ部材をまとめて固定する位置合わせ部材固定部材が接続部材に装着されていてもよい。また、その装着方法は特に限定されない。
また、位置合わせ部材は接続部材に沿って摺動させることが可能であることから、接続部材の位置合わせ可能な位置までの移動距離を短くすることができ、位置合わせ部材および、光学接続構造自体のサイズを小さくすることができる。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例1]
図5のように、光ファイバ心線40(古河電工社製,250μm径)の端部付近の被覆を除去することで光ファイバ素線(125μm径)を剥き出しにし、MUコネクタ用ジルコニアフェルール(接続部材)11(セイコーインスツルメンツ社製、フェルール外径1.25mmφ)に挿入・固定・研磨したものを2個用意した。
次いで、ABS樹脂を加工して作製した第1プラグ204に、図5に示す一方のフェルール11とスプリング202を装着し、第一のプラグ固定接続部材110を形成した。
同様に、ABS樹脂を加工して作製した第2プラグ204に、他方のフェルール21と、図7に示すカム部材203と、スプリング202を装着し、第二のプラグ固定接続部材120を形成した。
また、位置合わせ部材として金属割りスリーブ105(三和電気工業製、リン青銅製)を、フェルール11の先端部12に装着した。
次いで、図8に示すように、上記2個のプラグを装着する本実施形態における第二のアダプタ201を、ABS樹脂を加工して作製した。その後、図9のように第1,第2プラグ204,304をアダプタ201に装着した。
第2プラグ304のカム部材203を、精密マイナスドライバを用い180度回転させることで、カム部213で他方のフェルール21の鍔部24を押し、他方のフェルール21の先端部22を一方のフェルール11側に移動させてフェルール11,21の先端部12,22を位置合わせして、本実施形態における第二の光ファイバ接続構造200を作製した。
得られた光学接続部品は、プッシュプルの着脱方法と異なり、カムを用いることにより、光ファイバ中心軸に対して垂直方向からの接続操作がしやすくなり、作業スペースが小さい基板上での接続作業性が向上した。
また、手で行うために着脱方向が安定せず、反動で光ファイバ接続部品が周囲の部品と接触し、破損させる恐れのあるプッシュプルの着脱方式と比較して安定した着脱が可能であり、光ファイバが破損する恐れがなくなった。
さらに、基板に平行な回転力を加えるために、基板に対し垂直方向の押圧力が働かないため、基板を破損させることがなくなった。また、ラッチ機構を複雑に複合した光コネクタと比較し、フェルールなどの接続部材を移動させるための構造が簡単になり、そのため部品点数が少なくなり、光コネクタの設計が容易となった。
得られた第二の光ファイバ接続構造200について、光ファイバの接続点における接続損失を以下の方法により測定した。
一方の光ファイバ心線40に、FC形コネクタを介して光強度測定器(ライトウェーブマルチメータ8163A アジレントテクノロジー社製)を接続した。そして、他方の光ファイバ心線40から測定用光信号を入射し、接続点を通過して一方の光ファイバ心線40から出射した測定用光信号の光強度を測定した。
そして、入射前の測定用光信号の光強度と、出射後の測定用光信号の光強度の測定値より接続損失を求め、FC形コネクタの接続損失を差し引いて、光ファイバの接続点における接続損失とした。
その結果、接続損失は平均0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
[実施例2]
実施例1と同様、図14のように、MUコネクタ用ジルコニアフェルール(接続部材)51に光ファイバ70を挿入・固定・研磨したものを2個用意した。ついで、一方のフェルール51aに1個のスプリング202を装着した。また、他方のフェルール51bに、位置合わせ部材として金属割りスリーブ105(三和電気工業製、リン青銅製)を装着した。
図15に示すように、上記フェルール51a,51bを装着するための本実施形態における第三のアダプタ301、および図16に示すような腕(操作部423)を設けた本実施形態における第四のカム部材403を作製した。
次いで、図17のようにスプリング付フェルール51aをアダプタ301に装着した(図17(a)参照)。
その後、カム部材403をアダプタ301に装着し、腕を右側に倒すことで、カム部413がフェルール鍔部を押すことで、スプリングを縮めながらフェルール51aを右側に移動させた(図17(b)参照)。
その後、もう一方のフェルール51bをアダプタ301に装着し(図17(c)参照)、カム部材403を左側に倒すことで(図17(d)参照)、カム部413からフェルール51aは解放され左側に移動し、フェルール先端部52aは割りスリーブ105内に挿入され、フェルール同士が位置合わせされ、フェルール同士を突き合わせることができた。
その後、カム部材403をプラグ301から取り去り、本実施形態における第五の光ファイバ接続構造500が得られた(図17(e)参照)。
得られた光学接続部品は、実施例2の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、接続工程時にカム部材を必要とし、その後の定常状態では、カム部材を取り外すことができ、不用意にカムに接触し、構成部品を破損することがなくなり、また誤って着脱動作を行うこともなくなった。
その後、実施例1と同様に、接続点において接続損失を測定したところ、接続損失は平均0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
[実施例3]
実施例1と同様に、MUコネクタ用ジルコニアフェルール(接続部材)11に光ファイバ40を挿入・固定・研磨したものを2個用意した。ついで、図19に示すようなステンレス板を加工し作製した本実施形態における第四のアダプタ401に、ABS樹脂を加工し作製した図18のような本実施形態における第五のカム部材503を装着した。また、上記フェルールの1個に、位置合わせ部材として金属割りスリーブ105(三和電気工業製、リン青銅製)を1個装着した。
その後、図20のように上記2個のフェルール11a,11bをアダプタ401に装着し、カム部材503のカム部材回動支軸523をアダプタ401の支軸係止部421に係止することでカム部材503をアダプタ401に装着した。
次いで、カム部材503をアダプタ401側に倒し、カム部513を回転させることで、カム部513でフェルール11aの鍔部14aを押し、フェルール11aを移動させ、金属割スリーブ105にフェルール先端部12aを挿入し、フェルール同士を位置合わせすると同時に、カム部一体の板バネ302により押圧力を加え、フェルールに突き合わせ、本実施形態における第六の光ファイバ接続構造600を作製した。
得られた光学接続部品は、実施例2の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、カム部材が、アダプタとフェルールおよびスリーブ固定部材を固定し、さらに、実施例2で必要であった押圧手段であるスプリングを取り除き、カム部材と押圧手段として板バネを一体化させることで、接続部材としてのフェルールを安定的に固定できる構造が最小部品数で構成可能となった。そのため、組立工程もさらに簡単になった。
その後、実施例1と同様に、接続点において接続損失を測定したところ、接続損失は平均0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
[実施例4]
実施例1と同様に、MUコネクタ用ジルコニアフェルール(接続部材)に光ファイバを挿入・固定・研磨したものを2個用意した。ついで、図26に示すようなABS樹脂を加工し作製した本実施形態における第七のアダプタ701に、ABS樹脂を加工し作製した図7と同じ本実施形態における第二のカム部材203を装着した。また、上記フェルールの一方に、スプリング202と、位置合わせ部材として金属割りスリーブ105(三和電気工業製、リン青銅製)を装着した。
その後、図27のように2つのフェルール11,51をアダプタに装着し、精密マイナスドライバを用い90度回転させ、カム部材を回転させることで、カム部203でフェルール11の基端部13を押し、フェルール11を移動させ、金属割スリーブ105にフェルール先端を挿入し、フェルール同士を位置合わせすると同時に、もう一方のフェルール51に設けられたスプリング202により押圧力を加え、フェルールに突き合わせ、本実施形態における第九の光ファイバ接続構造900を作製した。
得られた光学接続部品は、実施例1の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。また、この光学接続構造の場合には、アダプタにカム部材を取り付けるため、カム部材を取り付けるためのプラグは必要なくなり、フェルールのみをアダプタに装着するため、さらに構成部品を少なくでき、組立工程が簡単になった。
その後、実施例1と同様に、接続点において接続損失を測定したところ、接続損失は平均0.2dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
[実施例5]
図28のように、8心光ファイバテープ心線1020(古河電工社製,250μm径光ファイバ使用)の端部付近の被覆を除去することで光ファイバ素線(125μm径)を剥き出しにし、MTフェルール(接続部材)91(白山製作所社製、シングルモード用)に挿入・固定・研磨してプラグ180を2個作製した。
図29に示すようなステンレス板を加工して本実施形態における第五のカム部材503の他の実施形態として、本実施形態における第八のアダプタ801を一体的に形成して作製した。
この第8のアダプタ801に、一方のプラグ180aをスプリング202、押圧板106、ガイドピン109を介して固定した(図30(a)参照)。
次いで、アダプタ801に他方のプラグ180bを図30(a)のように装着した。
その後、カム部材203を精密マイナスドライバで90度回転させることで、スプリング202によりプラグ180aが解放され、プラグ180aはスプリング202による押圧によって、他方のプラグ180b方向に移動し、ガイドピン109により位置合わせされて他方のプラグ180bに突き合わされる。以上により本実施形態における第十の光ファイバ接続構造1000を作製した(図30(b)参照)。
得られた光学接続部品は、実施例2の光学接続構造について記載したと同様の優れた効果を生じるものであった。この光学接続構造の場合には、接続状態では、カム部に押圧力は働かず、常にカムに応力がかかっていないためにカム部の耐久性が増し、さらに部品を小型化させることも可能である。
また、通常のMTクリップでは、基板にクリップを固定し、MTフェルールを装着させる場合、あらかじめ、MTフェルールをガイドピンを介して突き合わせた後、MTクリップに装着するが、その際、基板には上方から過剰な押圧力がかかる恐れがあったが、この光学接続構造の場合には、基板には、上方から押圧力がかからないため、基板を破損させることがなくなった。
その後、実施例1と同様に、接続点において接続損失を測定したところ、接続損失は平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
[実施例6]
図31のように、8心光ファイバテープ心線1030(古河電工社製,250μm径光ファイバ使用)の端部付近の被覆を除去することで光ファイバ素線(125μm径)を剥き出しにし、被覆端部から10mmのところで光ファイバ素線をカットした。
この光ファイバ素線をMTフェルール(接続部材)1001(白山製作所社製、シングルモード用)に挿入してプラグ190を2個作製した。
次に、図32に示すような上面にカム挿入溝117を有するガイドピン固定部材107と、図33のような本実施形態における第8のカム部材803を用意した。
図34に示したように、ガイドピン固定部材107のガイドピン挿通孔127にガイドピン109を固定し、このガイドピン109を上記した一方のプラグ190aのMTフェルール1001aのガイドピン挿通孔219に挿入して取り付け、ABS樹脂により作製した第1プラグ上部部品904aにスプリング202と、図33に示した本実施形態における第8のカム部材803を介して設置した。
その後、第1プラグ下部部品904bを取り付け、図34のように第1プラグ固定接続部材210を作製した。
ここで、光ファイバテープ心線1030は、第1プラグ上部部品904aと、第1プラグ下部部品904bとで挟み込むようにして固定した。また、第8のカム部材803は、カム操作部823と、上記ガイドピン固定部材107の上面に設けられたカム挿入溝117に挿入される下方に突出するピン状のカム部813を有する。
また、図35に示すような光ファイバ固定部材108と、図36のようにバネ構造を有する板バネ602を一体的に有する本実施形態における第九のカム部材903を用意した。
図37に示したように、光ファイバ固定部材108のガイドピン挿通孔128にガイドピン109を固定し、このガイドピン109を他方のプラグ190bのMTフェルール1001bガイドピン挿通孔219にスプリング202を介して挿入して取り付けた。
また、ABS樹脂により作製した第2プラグ上部部品1004aに、図36に示した第九のカム部材903と第2プラグ下部部品1004bを取り付け、図37のような第2プラグ固定接続部材220を作製した。
ここで、光ファイバテープ心線は、光ファイバ固定部材の溝にエポキシ系接着剤で固定した。また、ABS樹脂を加工して本実施形態における第六のアダプタ601を作製した。
そして、図38のように本実施形態における第六のアダプタ601に、第1プラグ固定接続部材210及び第2プラグ固定接続部材220を装着した(図38(a)参照)。
次いで、本実施形態における第八のカム部材803を180度回転させることで、第1プラグ固定接続部材210のガイドピン109を、第2プラグ固定接続部材220のガイドピン孔127に挿入させた(図38(b)参照)。
さらに、カム部材803を90度回転させることで、ガイドピン固定部材107によりMTフェルール1001aが押され、MTフェルール1001aがスライドし、第1プラグのMTフェルール内に、両プラグの光ファイバが位置するようにした(図38(c)参照)。
その後、第2プラグ固定接続部材220の本実施形態における第九のカム部材903を180度回転させることで、第2カム部材と一体化されているバネ構造を有する板バネ602の弾性反発力で、光ファイバ固定部材108を押しこみ、光ファイバ間に押圧をかけ突き合わせて、本実施形態における第十一の光ファイバ接続構造1100を作製した(図38(d)参照)。
得られた光学接続部品は、プッシュプルの着脱方法と異なり、カムを用いることにより、光ファイバ中心軸方向の移動に対し垂直方向からの接続操作がしやすくなり、作業スペースが小さい基板上での接続作業性が向上した。
また、着脱方向が安定せず、また、反動で光ファイバ接続部品が周囲の部品と接触し、破損させる恐れのあるプッシュプルの着脱方式と比較して、安定した着脱が可能であり、光ファイバが破損する恐れがなくなった。
また、基板に平行な回転力を加えるために、基板に対し垂直方向に押圧力が働かないため、基板を破損させることがなくなった。
さらに、カムを用いることにより、光ファイバの突き合わせ、光コネクタの固定などの異なった動作を、一回の動作で行うことが可能となり、光コネクタ接続工程を短縮化することができ、さらにまた、ガイドピンを収納できるようになったことから、突起物がなくなり、接続部材として用いているMTフェルールに、光ファイバを完全に収納したまま、プラグをアダプタに垂直に装着できるようになり、ガイドピンと光ファイバとの接触、または接続部材と光ファイバとの接触により光ファイバが破損する恐れがなくなった。ラッチ機構を複雑に複合した光コネクタと比較し、構造が簡単になり、光コネクタの設計が容易となった。
また、部品点数が少なく、光コネクタの着脱方法と異なった方向にカム動作させるため、光ファイバ中心軸に垂直方向からの接続操作がしやすくなり、基板上面からの接続作業性が向上した。
その後、実施例1と同様に、接続点において接続損失を測定したところ、接続損失は平均0.5dB以下であり、光学接続構造として十分使用可能であった。
本発明の第一の実施の形態に係る光学接続構造を構成するアダプタの一例を示した(a)平面図、(b)図1(a)中、A−A線縦断面図、(c)カム部材取り付け部材を開放した状態の平面図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の一例を示した(a)斜視図、(b)平面図である。 本発明の第一の光学接続構造を構成する際の接続工程を順次示した平面図である。 本発明のプラグを備えた光学接続構造の一例を説明する(a)第一の状態を示す平面図、(b)第二の状態を示す平面図である。 本発明の光学接続構造を構成する接続部材の一例を説明する斜視図である。 本発明の光学接続構造を構成するプラグ固定接続部材の一例を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の第二の例を示した(a)斜視図、(b)平面図である。 本発明の光学接続構造を構成するアダプタの第二の例を示した斜視図である。 本発明の第二の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するプラグ固定接続部材の第二の例を示した側面図である。 本発明の第三の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するプラグ固定接続部材の第三の例を示した側面図である。 本発明の第四の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成する接続部材の第二の例を説明する側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するアダプタの第三の例を示した斜視図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の第四の例を示した斜視図である。 本発明の第五の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の第三の例を示した斜視図である。 本発明の光学接続構造を構成するアダプタの第四の例を示した斜視図である。 本発明の第六の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するプラグの一例を示した斜視図である。 本発明の第七の光学接続構造を構成するアダプタの第五の例とカム部材の第四の例を用いた際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するプラグの一例を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の第四の例を示した斜視図である。 本発明の光学接続構造を構成するアダプタの第六の例を用いた際の第八の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本発明の光学接続構造を構成するアダプタの第七の例を示した斜視図である。 本発明の第九の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本形態における光学接続構造を構成するMTフェルールを示した図である。 本発明の光学接続構造を構成するアダプタの第八の例を示した斜視図である。 本発明の第十の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。 本形態における光学接続構造を構成する他のMTフェルールを示した図である。 本形態における光学接続構造を構成するガイドピン固定部材を示した図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の第八の例を示した斜視図である。 本形態における光学接続構造を構成するプラグを示した図である。 本形態における光学接続構造を構成する光ファイバ固定部材を示した図である。 本発明の光学接続構造を構成するカム部材の第九の例を示した斜視図である。 本形態における光学接続構造を構成するプラグを示した図である。 本発明の第十一の光学接続構造を構成する際の接続工程を示した側面図である。
符号の説明
1,2,11,21,31,41,51a,51b,61,71,81,91,1001a,1001b・・・接続部材、10,20,30,40,50,60,70,80,90,1010,1020・・・光ファイバ(光ファイバテープ心線)、12,22,32,42・・・先端部、13,23,33,43・・・基端部、14,24,34,44・・・鍔部、38・・・光ファイバ用貫通孔、100,200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100・・・光学接続構造、101,201,301,401,501,601,701,801・・・アダプタ、102,202,302,402,502,602・・・押圧手段(バネ構造)、103,203,403,503,603,703,803,903・・・移動手段(カム部材)、104,204,304,404,504,604a,604b,704,804,904a,904b・・・プラグ、105・・・位置合わせ部材、106・・・押圧板、107・・・ガイドピン固定部材、108・・・光ファイバ固定部材、109・・・ガイドピン、110,120,130,140,150,160,170,210,220・・・プラグ固定接続部材、111,411・・・アダプタ本体、112・・・カム取り付け部材、113,213,313,413,613a,613b,713,813・・・カム部、117・・・カム挿入溝、115・・・位置合わせ挿通孔、119,127,128,219・・・ガイドピン挿通孔、123,223,323,423,723,823,923・・・カム操作部、133,233・・・カム操作溝、211,221,711,721・・・プラグ固定凹溝段部、311,514・・・カム部材固定溝、333・・・カム操作支点、411・・・アダプタ係止部、421・・・カム部材回動係止部、513・・・カム部材係止部、523・・・カム部材回動支軸。

Claims (14)

  1. 光ファイバを保持する機能を有し、相対する位置に配されてなる一対の接続部材と、
    前記接続部材を搭載するアダプタと、
    光ファイバを保持した状態にある前記接続部材を、該光ファイバの軸方向に移動させるカム部材と、
    前記接続部材に対して該光ファイバの軸方向に圧力を加える押圧手段と、
    を少なくとも具備した光学接続構造であって、
    前記カム部材を回転させることで、前記一対の接続部材は押圧手段より押圧を受け、突き合わせられた状態で固定されることを特徴とする光学接続構造。
  2. 前記接続部材を装着するプラグを具備したことを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  3. 前記接続部材は、前記光ファイバおよび/または前記プラグに対して、摺動可能に装着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学接続構造。
  4. 前記カム部材および/または前記押圧手段は、前記プラグに付設されていることを特徴とする請求項2に記載の光学接続構造。
  5. 前記カム部材および/または前記押圧手段は、前記アダプタに付設されていることを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  6. 前記カム部材は、着脱可能な構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  7. 前記押圧手段は、バネ構造を有することを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  8. 光ファイバを保持する機能を有し、相対する位置に配されてなる一対の接続部材を備え、前記接続部材のうち一方の接続部材内において光ファイバ同士を突合させることを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  9. 前記接続部材間の相対位置を制御する位置合わせ手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  10. 前記位置合わせ手段は、前記アダプタに付設されていることを特徴とする請求項9に記載の光学接続構造。
  11. 前記接続部材は、前記アダプタの開放方向から該アダプタに装着されることを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  12. 前記カム部材は、光ファイバの軸方向に対して直交する方向を軸として回転操作可能な構造を具備していることを特徴とする請求項1に記載の光学接続構造。
  13. 前記カム部材は、前記接続部材と直接的または間接的に接して配されるカム部を備え、
    前記カム部が回転操作により偏心移動することを特徴とする請求項12に記載の光学接続構造。
  14. 前記カム部材は、該カム部材を回転操作する操作部を備え、
    前記操作部自体が光ファイバの軸方向に沿って移動することを特徴とする請求項12に記載の光学接続構造。
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