JP2014126667A - 分岐構造体、成端処理用キット及び光ファイバケーブルの成端方法 - Google Patents

分岐構造体、成端処理用キット及び光ファイバケーブルの成端方法 Download PDF

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Abstract

【課題】融着接続を無くし、コネクタ接続箇所を減らせる成端処理を実現させる。
【解決手段】本発明は、複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルを把持するためのケーブル把持部と、挿入穴に前記光ファイバを挿入した保護チューブを複数把持するためのチューブ把持部とを備えた分岐構造体である。このような分岐構造体によれば、融着接続を無くしコネクタ接続箇所を減らせる成端処理を実現できる。また、その際に、光ファイバケーブルの口出し部と保護チューブとの間で分岐している光ファイバを固定できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、分岐構造体、成端処理用キット及び光ファイバケーブルの成端方法に関する。
多心の光ファイバケーブル(例えばドロップケーブルやインドアケーブルなど)の成端処理では、光ファイバケーブルから分離された複数の光ファイバのそれぞれにコネクタ付き光ファイバを接続する場合や、光ファイバケーブルにコネクタ付きの光ファイバ分岐コード(FO(ファンナウト)コード)を接続する場合などがある。光ファイバケーブルに接続されたコネクタ付き光ファイバのコネクタは、アダプタを介して導出コードと接続されることになる。
特許文献1〜3には、一端又は両端にコネクタの付いた光ファイバ分岐コードやその製造方法が記載されている。
特開平08−278431号公報 特開平06−118282号公報 特開2002−267881号公報
一端にコネクタの付いた光ファイバ(ピグテール)を光ファイバケーブルに接続する場合には、一般的に融着接続が採用されている。但し、この場合、融着トレイ等の保護ケースを用いて融着箇所を保護する必要がある。
また、両端にコネクタの付いた光ファイバを接続する場合には、コネクタ接続が行われることになる。但し、この場合、接続損失が大きくなる。
本発明は、上記の課題を解決した多心の光ファイバケーブルの成端処理に用いられる新規な分岐構造体及び成端処理用キットを提供することを目的とする。また、本発明は、上記の課題を解決した多心の光ファイバケーブルの成端方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルを把持するためのケーブル把持部と、挿入穴に前記光ファイバを挿入した保護チューブを複数把持するためのチューブ把持部とを備えた分岐構造体である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、融着接続を無くしコネクタ接続箇所を減らせる成端処理を実現できる。
図1は、成端処理された光ファイバケーブル1の概要説明図である。 図2Aは、光ファイバケーブル1の構成を説明するための斜視図である。図2Bは、光ファイバケーブル1の断面図である。 図3Aは、保護チューブ2の構成を説明するための斜視図である。図3Bは、保護チューブ2の断面図である。 図4Aは、分岐構造体5の全体斜視図である。図4Bは、使用時の分岐構造体5の斜視図である。 図5は、分岐構造体5の分解図である。 図6は、分岐構造体5を構成する本体50の斜視図である。 図7Aは、カバー60を斜め上から見た斜視図である。図7Bは、カバー60を斜め下から見た斜視図である。 図8は、光ファイバケーブル1の成端処理のフロー図である。 図9は、光ファイバケーブル1の成端処理の様子の概要説明図である。 図10は、光ファイバケーブル1の成端処理の様子の概要説明図である。 図11は、第2実施形態の分岐構造体5の本体50の斜視図である。 図12は、第3実施形態の分岐構造体5の本体50の斜視図である。 図13は、第4実施形態の分岐構造体5(本体50)の斜視図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルを把持するためのケーブル把持部と、挿入穴に前記光ファイバを挿入した保護チューブを複数把持するためのチューブ把持部とを備えた分岐構造体が明らかとなる。
このような分岐構造体によれば、融着接続を無くしコネクタ接続箇所を減らせる成端処理を実現できる。また、その際に、光ファイバケーブルの口出し部と保護チューブとの間で分岐している光ファイバを固定できる。
前記保護チューブは、抗張力体を有することが望ましい。これにより、チューブ把持部が保護チューブを把持しても、その把持力によって光ファイバに負荷がかかることを軽減できる。
前記チューブ把持部に把持される前記保護チューブの端部を案内するガイド部を更に有することが望ましい。これにより、光ファイバの曲率半径が小さくなることを抑制できる。
前記ガイド部は、ケーブル側ガイド壁とチューブ側ガイド壁とを有しており、前記ケーブル側ガイド壁と前記チューブ側ガイド壁との間に隙間が形成されていることが望ましい。これにより、成端処理時に光ファイバを隙間から外部に一時的に逃がすことができる。
前記ケーブル把持部は、前記光ファイバケーブルの方向と垂直な方向に沿うケーブル用凸条を有するとともに、前記光ファイバケーブルを把持させるときに、前記ケーブル用凸条に沿う方向から前記光ファイバケーブルを差し込めるように構成されていることが望ましい。これにより、把持された光ファイバケーブルが抜けにくい構造であるにもかかわらず、光ファイバケーブルをケーブル把持部に差し込むことは容易である。
前記チューブ把持部は、前記保護チューブの方向と垂直な方向に沿うチューブ用凸条を有するとともに、前記保護チューブを把持させるときに、前記チューブ用凸条に沿う方向から前記保護チューブを差し込めるように構成されていることが望ましい。これにより、把持された保護チューブが抜けにくい構造であるにもかかわらず、保護チューブをチューブ把持部に差し込むことは容易である。
前記チューブ把持部は、一対の外壁と、一対の外壁の間に形成された複数の隔壁とを有し、前記外壁と前記隔壁との間、及び、前記隔壁と前記隔壁との間に、それぞれ複数の前記保護チューブを並べて把持できることが望ましい。これにより、分岐構造体の小型化が可能にある。
前記光ファイバケーブルの口出し部と前記保護チューブとの間の前記光ファイバを覆うためのカバーを更に備えることが望ましい。これにより、光ファイバが保護される。
前記カバーは、前記分岐構造体を取り付け面に取り付けたときに、取り付け面とは反対側から前記光ファイバを覆うように取り付けられることが望ましい。これにより、成端処理が便利になる。
前記分岐構造体を取り付け面に取り付けたときに、前記取り付け面との間で前記光ファイバケーブル及び前記保護チューブを挟み込むように構成されていることが望ましい。これにより、カバーが無くても光ファイバが保護される。
前記ケーブル把持部には、前記光ファイバケーブルを押し込むためのケーブル用凹部が形成されていることが望ましい。これにより、光ファイバケーブルをケーブル把持部に差し込みやすくなる。
前記チューブ把持部には、前記保護チューブを押し込むためのチューブ用凹部が形成されていることが望ましい。これにより、保護チューブをチューブ把持部に差し込みやすくなる。
光ファイバを挿入する挿入穴を有する保護チューブと、複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルを把持するためのケーブル把持部と前記保護チューブを複数把持するためのチューブ把持部とを備えた分岐構造体とを備えた成端処理用キットが明らかになる。このような成端処理用キットによれば、融着接続を無くしコネクタ接続箇所を減らせる成端処理を実現できる。また、その際に、光ファイバケーブルの口出し部と保護チューブとの間で分岐している光ファイバを固定できる。
複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルから前記光ファイバを口出しする工程と、分岐構造体のケーブル把持部に前記光ファイバケーブルを把持させる工程と、保護チューブの挿入穴に前記光ファイバを挿入する工程と、前記分岐構造体のチューブ把持部に、前記光ファイバを挿入した前記保護チューブを複数把持させる工程と、前記チューブ把持部とは逆側の前記保護チューブの端部にコネクタを取り付ける工程とを有することを特徴とする光ファイバケーブルの成端方法が明らかになる。このような成端方法によれば、融着接続を無くし、コネクタ接続箇所を減らすことができる。また、その際に、光ファイバケーブルの口出し部と保護チューブとの間で分岐している光ファイバを固定できる。
===第1実施形態===
<概要>
図1は、成端処理された光ファイバケーブル1の概要説明図である。図2Aは、光ファイバケーブル1の構成を説明するための斜視図である。図2Bは、光ファイバケーブル1の断面図である。
光ファイバケーブル1は、光ファイバ11の引き込みに用いられる光ケーブルであり、例えばドロップケーブルやインドアケーブルである。光ファイバケーブル1は、複数の光ファイバ11と、テンションメンバ12(抗張力体)と、これらを被覆するシース13とを備えている。図2A及び図2Bに示す光ファイバケーブル1は、支持線が無く、主に屋内の支線系に用いられるインドアケーブルである。なお、支持線の連結された屋外用のドロップケーブルの場合であっても、支持線を分離すれば、図2A及び図2Bと同様の状態になる。
図2A及び図2Bに示す光ファイバケーブル1は、2つの4心テープ心線を備えており、計8本の光ファイバ11を備えている。但し、図1では簡略化のため4本の光ファイバ11だけを示している。なお、光ファイバケーブル1の光ファイバ11の数は、4本や8本に限られない。また、テープ心線ではなく単心線の形態で複数の光ファイバ11が光ファイバケーブル1に配置されても良い。
テンションメンバ12は、光ファイバ11の歪みや曲げを抑制するための抗張力体である。光ファイバケーブル1には、複数の光ファイバ11を挟むように一対のテンションメンバ12が配置されている。但し、テンションメンバ12の数は2つに限られない。
テンションメンバ12には、メタリックタイプと、ノンメタリックタイプがある。メタリックタイプのテンションメンバ12の場合にはアースが必要になるため、ここでは非導電性のFRPを用いたノンメタリックタイプのテンションメンバ12が用いられている。
光ファイバケーブル1の断面は、扁平状である。扁平状の光ファイバケーブル1の両面にはノッチ13Aが形成されている。シース13にノッチ13Aが形成されることによって、シース13を引き裂きやすくなり、光ファイバ11の口出しが容易になる。
光ファイバケーブル1から口出しした光ファイバ11(光ファイバ素線)は、保護チューブ2に挿入され、保護チューブ2によって保護されている。これにより、光ファイバ11の露出を防ぎ、光ファイバ11の損傷を抑制できる。
保護チューブ2の先には、保護チューブ2から出ている光ファイバ11に対してコネクタ3が取り付けられている。このコネクタ3は、例えば外被把持型のSCコネクタであり、現地で取り付けられたものである。コネクタ3は、アダプタを介して導出コードと接続されることになる。
図1に示す成端処理によれば、光ファイバ11を融着接続する箇所がないので、融着箇所を保護する融着トレイが不要である。また、光ファイバケーブル1の光ファイバ11にコネクタ3を取り付けているため、コネクタ接続する箇所が減り、接続損失を抑制できる。
上記の成端処理では、光ファイバケーブル1の端部が分岐構造体5に把持され、口出しされた光ファイバ11を保護する保護チューブ2の一端が分岐構造体5に把持されている。これにより、分岐構造体5において分岐している光ファイバ11が固定される。分岐構造体5については、後述する。
図3Aは、保護チューブ2の構成を説明するための斜視図である。図3Bは、保護チューブ2の断面図である。
保護チューブ2は、光ファイバケーブル1から口出しした光ファイバ11を保護するためのチューブである。保護チューブ2は、挿入穴21と、テンションメンバ22と、外被23とを備えている。なお、保護チューブ2は、光ファイバが無いことを除き、一般的なテンションメンバ入り単心インドアケーブルと同じ構造・材質であり、インドアケーブルの製造設備があれば保護チューブ2を容易に製造することができる。
挿入穴21は、光ファイバ11を挿入するための穴である。挿入穴21は、光ファイバケーブル1から口出しした光ファイバ11よりも径が大きい。例えば、光ファイバ11の直径は0.25mmであり、挿入穴21の径は0.5mmである。挿入穴21が光ファイバ11の直径よりも2倍の直径を有するため、作業現場において光ファイバ11を容易に挿入しやすい。
テンションメンバ22は、挿入穴21に挿入された光ファイバ11の歪みや曲げを抑制するための抗張力体である。保護チューブ2には、挿入穴21を挟むように一対のテンションメンバ22が配置されている。但し、テンションメンバ22の数は2つに限られない。なお、ここでは、非導電性のFRPを用いたノンメタリックタイプのテンションメンバ22が用いられている。
保護チューブ2の断面は、扁平状である。扁平状の保護チューブ2の両面にはノッチ23Aが形成されている。外被23にノッチ23Aが形成されることによって、外被23を引き裂きやすくなり、保護チューブ2からの光ファイバ11の口出しが容易になる。
<分岐構造体5>
図4Aは、分岐構造体5の全体斜視図である。図4Bは、使用時の分岐構造体5の斜視図である。なお、図4Bでは、図面の簡略化のため保護チューブ2が2つだけ描かれているが、実際には保護チューブは8つある。図5は、分岐構造体5の分解図である。
以下の説明では、図示するように、各方向を定義する。すなわち、分岐構造体5を取り付ける取り付け面に垂直な方向を「上下方向」とし、取り付け面から見て分岐構造体5の側を「上」とし、逆側を「下」とする。つまり、分岐構造体5の本体50から見てカバー60の側が「上」となり、逆側が「下」となる。また、分岐構造体5に把持される光ファイバケーブル1の方向を「前後方向」とし、光ファイバケーブル1から見て口出しされた側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、上下方向及び前後方向に垂直な方向を「左右方向」とし、前から見たときの方向に従って「右」と「左」を定義する。
分岐構造体5は、本体50と、カバー60とを有する。分岐構造体5は、金属製のキャビネット(成端箱)に分岐構造体5を吸着させるためのマグネットユニット70を更に有する。
・本体50
図6は、分岐構造体5を構成する本体50の斜視図である。
本体50は、光ファイバケーブル1を把持すると共に、光ファイバケーブル1から分岐された光ファイバ11を挿入した保護チューブ2を把持するための部材である。本体50は、ベース51と、ケーブル把持部52と、チューブ把持部53と、ガイド部54とを有する。本体50は樹脂で成型されており、本体50を構成する各部位(ベース51、ケーブル把持部52、チューブ把持部53及びガイド部54)は一体的に形成されている。
ベース51は、取り付け面に平行な板状の基台である。ベース51の上側に、ケーブル把持部52、チューブ把持部53及びガイド部54が構成されている。ベース51をネジで取り付け面に直接取り付けることが可能である(但し、ここでは、ベース51の下面にマグネットユニット70を取り付けて、マグネット71で金属製のキャビネット(成端箱)の取り付け面に本体50を吸着させる)。
ケーブル把持部52は、光ファイバケーブル1を把持する部位である。ケーブル把持部52は、一対の外壁521を有している。外壁521は、ベース51の後側の上面から上側に突出した板状の部位である。一対の外壁521の間には、光ファイバケーブル1の厚さに相当する間隔が空いている。一対の外壁521の間の隙間が、光ファイバケーブル1を配置するための通路となる。また、一対の外壁521は、左右方向から対向するように配置されている。一対の外壁521が左右方向に対向しているので、一対の外壁521に把持される光ファイバケーブル1は、前後方向に沿うことになる。外壁521の外側には、カバー60を取り付けるための後側引掛部521Aが形成されている。外壁521の内側には、多数のケーブル用凸条523が形成されている。
ケーブル用凸条523は、筋状の凸部であり、ケーブル把持部52から光ファイバケーブル1が外れることを抑制するための部位である。ケーブル用凸条523が上下方向に沿って形成されているため、ケーブル把持部52に把持された光ファイバケーブル1が前後方向(ケーブル用凸条523と垂直な方向)にズレ難くなる。一方、ケーブル用凸条523が上下方向に沿って形成されているため、ケーブル把持部52の一対の外壁521の間へ上から光ファイバケーブル1を差し込むことは容易である。なお、カバー60が取り付けられることによって、ケーブル把持部52に把持された光ファイバケーブル1が上にズレて抜けることは防止される。
外壁521のケーブル用凸条523同士が対向するように、それぞれの外壁521のケーブル用凸条523が形成されている。つまり、一方の外壁521のケーブル用凸条523の前後方向の位置と、他方の外壁521のケーブル用凸条523の前後方向の位置が同じになっている。これにより、光ファイバケーブル1が、左右からケーブル用凸条523に挟まれて、真っ直ぐな状態でケーブル把持部52に把持される。仮に一方の外壁521のケーブル用凸条523と他方の外壁521のケーブル用凸条523とが対向せずに、一方の外壁521のケーブル用凸条523の前後方向の位置と他方の外壁521のケーブル用凸条523の前後方向の位置とが異なっていると、光ファイバケーブル1がジグザグに屈曲した状態でケーブル把持部52に把持されてしまう。
チューブ把持部53は、光ファイバ11を挿入した複数の保護チューブ2を把持する部位である。チューブ把持部53は、一対の外壁531と、3個の隔壁532とを有している。外壁531及び隔壁532は、ベース51の前側の上面から上側に突出した板状の部位である。外壁531と隔壁532との間、及び、隔壁532と隔壁532との間には、保護チューブ2の厚さに相当する間隔が空いている。外壁531と隔壁532の間の隙間、及び、隔壁532と隔壁532との間の隙間が、保護チューブ2を配置するための通路となる。また、外壁531と隔壁532は左右方向から対向するように配置されているため、外壁531と隔壁532に把持される保護チューブ2は、前後方向に沿うことになる。また、隔壁532同士も左右方向から対向するように配置されているため、隔壁532に把持される保護チューブ2も前後方向に沿うことになる。
外壁531と隔壁532の間、及び、隔壁532と隔壁532との間には、それぞれ、2つの保護チューブ2を上下方向に並べて把持させることが可能である(図4B参照)。つまり、チューブ把持部53は、左右方向に4つ、上下方向に2つの保護チューブ2を2次元配置させて把持することが可能である。2つの保護チューブ2を上下方向に並べて把持させることによって、チューブ把持部53の左右方向の寸法を小さくできる。この結果、本体50に把持された光ファイバケーブル1と保護チューブ2との間の光ファイバ11の湾曲を小さくでき、ケーブル把持部52とチューブ把持部53との間隔を狭くできるため、分岐構造体5の前後方向の寸法も小さくできる。
なお、仮に、外壁531と隔壁532の間や隔壁532と隔壁532との間にそれぞれ1つの保護チューブ2しか把持できないとすると、チューブ把持部53は、8つの保護チューブ2を左右方向に並べて把持することになり、チューブ把持部53の左右方向の寸法が大きくなってしまう。更に、この場合、一番端の光ファイバ11の許容曲げ半径を確保するために、ケーブル把持部52とチューブ把持部53との前後方向の間隔を広げる必要があるため、分岐構造体5の前後方向の寸法も大きくなってしまう。
外壁531の外側には、カバー60を取り付けるための前側引掛部531Aが形成されている。外壁531の内側、及び、隔壁532の両面には、多数のチューブ用凸条533が形成されている。
チューブ用凸条533は、筋状の凸部であり、チューブ把持部53から保護チューブ2が外れることを抑制するための部位である。チューブ用凸条533が上下方向に沿って形成されているため、チューブ把持部53に把持された保護チューブ2が前後方向にズレ難くなる。一方、チューブ用凸条533が上下方向に沿って形成されているため、チューブ把持部53の外壁531と隔壁532との間や、隔壁532の間へ上から保護チューブ2を差し込むことは容易である。なお、カバー60が取り付けられることによって、チューブ把持部53に把持された保護チューブ2が上にズレて抜けることは防止される。
外壁531のチューブ用凸条533の前後方向の位置と、隔壁532のチューブ用凸条533の前後方向の位置は同じになっている。このため、チューブ把持部53のチューブ用凸条533が対向して配置されている。これにより、保護チューブ2が左右からチューブ用凸条533に挟まれて、真っ直ぐな状態でチューブ把持部53に把持される。
ガイド部54は、チューブ把持部53に把持された保護チューブ2を案内する部位である。ガイド部54が保護チューブ2の端部を内側に案内することによって、光ファイバ11が許容曲げ半径以下に曲げられてしまうことが抑制される。ガイド部54は、一対のガイド壁541を有する。第1実施形態では、ガイド壁541は、ケーブル側ガイド壁541Aとチューブ側ガイド壁541Bとから構成されている。
ガイド壁541(ケーブル側ガイド壁541A及びチューブ側ガイド壁541B)は、ベース51の上面から上側に突出した板状の部位である。ガイド壁541の後端(ケーブル側ガイド壁541Aの後端)は、ケーブル把持部52の外壁521の前端と連結しており、ガイド壁541の前端(チューブ側ガイド壁541Bの前端)は、チューブ把持部53の外壁531の後端と連結している。ケーブル把持部52の一対の外壁521の間隔よりもチューブ把持部53の一対の外壁531の間隔の方が広いため、一対のガイド壁541は、前側ほど左右方向の間隔が広がるように構成される。
ガイド部54の中央部には、隙間542が形成されている。言い換えると、ケーブル側ガイド壁541Aとチューブ側ガイド壁541Bとの間には隙間542が形成されている。この隙間542は、成端処理時にケーブル把持部52に把持された光ファイバケーブル1から口出しされた光ファイバ11を、本体50の外部に一時的に逃がすための通路になる。本体50の外部に光ファイバ11を一時的に逃がすことによって、成端処理が容易になる。また、隙間542から光ファイバ11を出すことによって、成端処理時の光ファイバ11の損傷を抑制できる。成端処理の手順については、後述する。
・カバー60
図7Aは、カバー60を斜め上から見た斜視図である。図7Bは、カバー60を斜め下から見た斜視図である。
カバー60は、本体50に把持された光ファイバケーブル1と保護チューブ2との間の光ファイバ11を覆い、光ファイバ11を保護する部材である。
カバー60は、分岐構造体を取り付け面に取り付けたときに、取り付け面とは反対側から光ファイバ11を覆うように本体50に取り付けられる。これにより、本体50を取り付け面に取り付けた状態で作業者が成端処理できるので便利である。
カバー60は、上板部61と、側壁とを有する。カバー60は樹脂で成型されており、カバー60を構成する各部位(上板部61及び側壁)は一体的に成型されている。
上板部61は、本体50に把持された光ファイバケーブル1と保護チューブ2との間の光ファイバ11を上側から覆う部位である。上板部61は、本体50のベース51と平行な板状の部位である。上板部61の前側の上面には、トレーサマーク61Cを示す凸部が形成されている。ここでは、トレーサマーク61Cは、最も右側に把持される保護チューブ2の上側に位置するように、上板部61の上面に配置されている。上板部61の後側の下面には、ケーブル押さえ61Aが形成されている。ケーブル押さえ61Aは、上板部61の下面から下側に突出した凸部である。ここでは、ケーブル押さえ61Aを構成する凸部が前後方向に延びて凸条に構成されている。ケーブル押さえ61Aは、本体50に把持される光ファイバケーブル1の上側に位置するように、上板部61の下面に配置されている。カバー60が本体50に取り付けられると、ケーブル押さえ61Aが、ケーブル把持部52に把持された光ファイバケーブル1を上側から押さえて、光ファイバケーブル1が上方向にズレることを抑制する。上板部61の前側の下面には、4個のチューブ押さえ61Bが形成されている。チューブ押さえ61Bは、上板部61の下面から下側に突出した凸部である。ここでは、チューブ押さえ61Bを構成する凸部が前後方向に延びて凸条に構成されている。4個のチューブ押さえ61Bは、それぞれ、本体50に把持される保護チューブ2の上側に位置するように、上板部61の下面に配置されている。カバー60が本体50に取り付けられると、チューブ押さえ61Bが、チューブ把持部53で上下方向に並べて把持された2つの保護チューブ2を上側から押さえて、保護チューブ2が上方向にズレることを抑制する。なお、2つの保護チューブ2がチューブ把持部53に上下方向に並べて把持されるのに対し、1つの光ファイバケーブル1がケーブル把持部52に把持されるため、ケーブル押さえ61Aはチューブ押さえ61Bよりも上下方向に長く形成されている。
側壁部62は、本体50に把持された光ファイバケーブル1と保護チューブ2との間の光ファイバ11を左右方向から覆う部位である。側壁部62は、後側側壁部621と、前側側壁部622と、中央側壁部623とを有する。後側側壁部621は、ケーブル把持部52を左右方向から覆う部位である。後側側壁部621には後側窓621Aが形成されている。後側窓621Aは、本体50の後側引掛部521Aを引っ掛けてカバー60を本体50に取り付けるための開口である。後側窓621Aの前後にスリットが形成されることによって、後側窓621Aに後側引掛部521Aを引っ掛けるときに後側側壁部621が変形しやすくなっている。前側側壁部622は、チューブ把持部53を左右方向から覆う部位である。前側側壁部622には前側窓622Aが形成されている。前側窓622Aは、本体50の前側引掛部531Aを引っ掛けてカバー60を本体50に取り付けるための開口である。前側窓622Aの前後にスリットが形成されることによって、前側窓622Aに前側引掛部531Aを引っ掛けるときに前側側壁部622が変形しやすくなっている。中央側壁部623は、ガイド壁541を左右方向から覆う部位である。なお、中央側壁部623は、ガイド壁541の隙間542を覆う機能も有する。
・マグネットユニット70
図5に示すように、分岐構造体5は、マグネットユニット70を有する。マグネットユニット70は、金属製のキャビネット(成端箱)に分岐構造体5を吸着させるための部位である。
マグネットユニット70は、マグネット71と、マグネットベース72とを有する。マグネットベース72は、本体50のベース51との間でマグネット71を保持するための部材である。マグネットベース72は、マグネット収容部72Aと、フック72Bとを有する。マグネット収容部72Aは、マグネット71を収容するための部位である。フック72Bは、本体50のベース51の縁を保持する部位である。
マグネットベース72には、付勢部72C及び貫通穴72Dが更に形成されている。付勢部72Cは、マグネットベース72を本体50のベース51に取り付けたときに、両者が離れる方向に力を付勢する部位である。付勢部72Cがマグネットベース72と本体50とを離す方向に力を付勢することによって、フック72Bが本体50のベース51から外れにくくなる。貫通穴72Dは、マグネットベース72を本体50に取り付けたまま本体50をキャビネットの取り付け面にネジ留めするための穴である。
<成端処理>
図8は、光ファイバケーブル1の成端処理のフロー図である。図9及び図10は、光ファイバケーブル1の成端処理の様子の概要説明図である。なお、成端処理の際には、作業者は、前述の保護チューブ2と分岐構造体5とを備えた成端処理用キットを予め用意しておく。
まず、作業者は、光ファイバケーブル1から光ファイバ11を口出しする(図8のS101、図9A参照)。このとき、作業者は、光ファイバケーブル1のシース13のノッチ13Aを利用してシース13を引き裂き、光ファイバケーブル1から光ファイバ11を取り出す。作業者は、口出しされる光ファイバ11の長さが保護チューブ2よりも50mm程度長くなるようにシース13を引き裂き、引き裂いたシース13を切り落とす。
次に、作業者は、光ファイバケーブル1をケーブル把持部52に把持させる(図8のS102、図9B参照)。このとき、作業者は、ケーブル把持部52の一対の外壁521の間の上に光ファイバケーブル1を置き、光ファイバケーブル1を上から指で押し込んで、外壁521の間に光ファイバケーブル1を差し込む。ケーブル用凸条523が上下方向に沿って形成されているため、ケーブル把持部52の一対の外壁521の間へ上から光ファイバケーブル1を差し込むことは容易である。図9Bでは、光ファイバケーブル1の口出し部13Bがケーブル把持部52よりも前側に位置しているが、光ファイバケーブル1の口出し部13Bがケーブル把持部52の外壁521に挟まれるように位置しても良い。
次に、作業者は、ガイド部54の隙間542から光ファイバ11を外部に逃がす(図8のS103、図9B参照)。本体50の外部に光ファイバ11を一時的に逃がすことによって、各光ファイバ11に保護チューブ2を挿入する処理や(S104)、光ファイバ11を挿入した保護チューブ2をチューブ把持部53に把持させる処理(S105)が容易になる。
また、仮に光ファイバ11がガイド壁541(ケーブル側ガイド壁541A又はチューブ側ガイド壁541B)を乗り越えるようにして外部に出されると、光ファイバ11に外力が加わったときに、ガイド壁541によって光ファイバ11が剪断力を受けて、光ファイバ11が損傷するおそれがある。これに対し、本実施形態では、隙間542から光ファイバ11を出すことによって、光ファイバ11がガイド壁541から剪断力を受けることを回避し、光ファイバ11の損傷を回避している。
次に、作業者は、保護チューブ2に光ファイバ11を挿入する(図8のS104、図9C参照)。作業者は、保護チューブ2の先から光ファイバ11が出てくるまで、保護チューブ2に光ファイバ11を挿入する。
次に、作業者は、光ファイバ11を挿入した保護チューブ2をチューブ把持部53に把持させる(図8のS105、図9D参照)。挿入穴21が光ファイバ11の直径よりも2倍の直径を有するため、この工程時に光ファイバ11が保護チューブ内を光ファイバ11の長手方向に沿って自由に移動することができるので、光ファイバ11に負荷(例えば曲げなどの負荷)をかけることなく、チューブ把持部53に把持させることができる。このとき、作業者は、チューブ把持部53の外壁531と隔壁532の間(又は隔壁532と隔壁532の間)に保護チューブ2を置き、保護チューブ2を上から指で押し込んで、外壁531と隔壁532の間(又は隔壁532と隔壁532の間)に保護チューブ2を差し込む。チューブ用凸条533が上下方向に沿って形成されているため、外壁531と隔壁532の間(又は隔壁532と隔壁532の間)に保護チューブ2を差し込むことは容易である。図9Dでは、保護チューブ2の端部がチューブ把持部53よりも後側に位置しているが、保護チューブ2の端部がチューブ把持部53に挟まれるように位置しても良い。
保護チューブ2の端部が図9Dに示すよりも後側(ケーブル把持部52の側)に寄って配置されると、保護チューブ2の端部がガイド部54によって内側に変形することになる。つまり、ガイド部54が保護チューブ2の端部を内側に案内する。これにより、光ファイバケーブル1の口出し部13Bと保護チューブ2の端部との前後方向の間隔が短くなっても、両者の左右方向の間隔も短くなるため、光ファイバ11が許容曲げ半径以下に曲げられてしまうことを抑制できる。
作業者は、他の光ファイバ11に対しても、同様に、光ファイバ11に保護チューブ2を挿入する処理(S104)と、光ファイバ11を挿入した保護チューブ2をチューブ把持部53に把持させる処理(S105)とを繰り返し行う(図10A及び図10B参照)。このとき、作業者は、図10Bに示すように、外壁531と隔壁532の間、及び、隔壁532と隔壁532との間に、それぞれ、2つの保護チューブ2を上下方向に並べて把持させる。上側の保護チューブ2をチューブ把持部53に把持させるとき、作業者は、既に保護チューブ2の把持された外壁531と隔壁532の間(又は隔壁532と隔壁532の間)に保護チューブ2を置き、上側の保護チューブ2を上から指で押し込んで、2つの保護チューブ2を一緒に差し込む。
全ての光ファイバ11に保護チューブ2を挿入し、光ファイバ11を挿入した全ての保護チューブ2をチューブ把持部53に把持させた後、作業者は、本体50にカバー60を取り付ける(図8のS106、図10C参照)。これにより、光ファイバケーブル1の口出し部13Bと保護チューブ2との間で露出していた光ファイバ11が覆われて、光ファイバ11が保護される。
なお、カバー60が本体50に取り付けられると、カバー60のケーブル押さえ61A(図7B参照)が、ケーブル把持部52に把持された光ファイバケーブル1を上側から押さえて、光ファイバケーブル1が上方向にズレにくくなる。更に、ケーブル押さえ61Aが光ファイバケーブル1を上側から押さえると、光ファイバケーブル1が左右方向に広がるように変形するため、ケーブル用凸条523が光ファイバケーブル1に食い込み、光ファイバケーブル1がケーブル把持部52から更に抜けにくくなる。なお、ケーブル押さえ61Aはチューブ押さえ61Bよりも上下方向に長く形成されているため、ケーブル把持部52に把持される光ファイバケーブル1が1つだけであるが、外れにくい状態になる。
また、カバー60が本体50に取り付けられると、カバー60のチューブ押さえ61B(図7B参照)が、チューブ把持部53で上下方向に並べて把持された2つの保護チューブ2を上側から押さえて、保護チューブ2が上方向にズレにくくなる。更に、チューブ押さえ61Bが保護チューブ2を上側から押さえると、保護チューブ2が左右方向に広がるように変形するため、チューブ用凸条533が保護チューブ2に食い込み、保護チューブ2がチューブ把持部53から更に抜けにくくなる。
次に、作業者は、保護チューブ2の端部においてコネクタ3を取り付ける(図8のS107、図10D参照)。光ファイバ11の挿入された保護チューブ2が一般的な単心インドアケーブルと同じ構造・材質であるため、保護チューブ2の端部には汎用の外被把持型コネクタを使用することができ、例えば、保護チューブ2の端部に外被把持型のSCコネクタが取り付けられる。なお、必ずしも、全ての保護チューブ2の端部にコネクタ3を取り付けなくても良い。コネクタ3の取り付けを保留する場合には、保護チューブ2から出ている光ファイバ11を保護するため、粘着テープで保護キャップを取り付けると良い。
なお、保護チューブ2の端部に取り付けられたコネクタ3は、アダプタを介して導出コードと接続されることになる。
<小括>
上記の分岐構造体5(本体50)は、光ファイバケーブル1を把持するためのケーブル把持部52と、複数の保護チューブ2を把持するためのチューブ把持部53を備えている(図6参照)。これにより、図1に示す成端処理の際に、光ファイバケーブル1の口出し部13Bと保護チューブ2との間で分岐している光ファイバ11を固定できる。
上記の保護チューブ2は、抗張力体であるテンションメンバ22を有している(図3A及び図3B参照)。これにより、チューブ把持部53が保護チューブ2を把持しても、その把持力によって保護チューブ2内の光ファイバ11に負荷がかかることを軽減できる。
上記の分岐構造体5(本体50)は、チューブ把持部53に把持される保護チューブ2の端部を内側に案内するガイド部54を有している(図6参照)。これにより、仮に保護チューブ2の端部が図9Dに示すよりも後側(ケーブル把持部52の側)に寄って配置されても、保護チューブ2の端部がガイド部54によって内側に変形するため、光ファイバ11の曲率半径が小さくなることを抑制できる。
上記のガイド部54は、ケーブル側ガイド壁541Aとチューブ側ガイド壁541Bとを有しており、ケーブル側ガイド壁541Aとチューブ側ガイド壁541Bとの間に隙間542が形成されている(図6参照)。これにより、成端処理時に光ファイバケーブル1から口出しされた光ファイバ11を外部に一時的に逃がすことができる(図9B参照)。この結果、成端処理が容易になるとともに、成端処理時の光ファイバ11の損失を抑制できる。
上記のケーブル把持部52は、上下方向(光ファイバケーブル1の方向と垂直な方向)に沿うケーブル用凸条523を有するとともに、上から(ケーブル用凸条523に沿う方向から)光ファイバケーブル1を差し込めるように構成されている。これにより、把持された光ファイバケーブル1が抜けにくい構造であるにもかかわらず、光ファイバケーブル1をケーブル把持部52に差し込むことは容易である。
また、上記のチューブ把持部53は、上下方向(保護チューブ2の方向と垂直な方向)に沿うチューブ用凸条533を有するとともに、上から(チューブ用凸条533に沿う方向から)保護チューブ2を差し込めるように構成されている。これにより、把持された保護チューブ2が抜けにくい構造であるにもかかわらず、保護チューブ2をチューブ把持部53に差し込むことは容易である。
上記のチューブ把持部53は、外壁531と隔壁532の間、及び、隔壁532と隔壁532との間に、それぞれ2つの保護チューブ2を並べて把持できる。つまり、チューブ把持部53は、2次元的に保護チューブ2を並べて把持できるように構成されている。これにより、分岐構造体5の左右方向の寸法を小さくできるだけでなく、前後方向の寸法を小さくでき、分岐構造体5の小型化が可能になる。
上記の分岐構造体5は、ケーブル把持部52とチューブ把持部53が設けられた側と反対側にマグネット71を備えている。これにより、金属製のキャビネット(成端箱)に分岐構造体5を吸着させることができる。
また、上記の分岐構造体5は、光ファイバケーブル1の口出し部13Bと保護チューブ2との間の光ファイバ11を覆うためのカバー60を備えている。これにより、光ファイバ11が保護される。
また、上記の成端処理(成端方法)によれば、複数の光ファイバ11を含む光ファイバケーブル1から光ファイバ11を口出しする工程と(S101)、ケーブル把持部52に光ファイバケーブル1を把持させる工程と(S102)、抗張力体を有する保護チューブ2の挿入穴21に光ファイバ11を挿入する工程と(S104)、光ファイバ11を挿入した保護チューブ2をチューブ把持部53に複数把持させる工程と(S105)、チューブ把持部53とは逆側の保護チューブ2の端部にコネクタ3を取り付ける工程と(S107)を有する。このような成端処理によれば、光ファイバ11を融着接続する箇所がないので融着トレイが不要になり、また、接続損失を抑制できるとともに、分岐している光ファイバ11を分岐構造体5で固定できる。
===第2実施形態===
図11は、第2実施形態の分岐構造体5の本体50の斜視図である。第2実施形態の本体50は、ガイド部54に隙間542が形成されていない点で、第1実施形態の本体50(図6参照)と異なっている。
第2実施形態の本体50も、第1実施形態の本体50と同様に、光ファイバケーブル1を把持するためのケーブル把持部52と、複数の保護チューブ2を把持するためのチューブ把持部53を備えている。これにより、図1に示す成端処理の際に、光ファイバケーブル1の口出し部13Bと保護チューブ2との間で分岐している光ファイバ11を固定できる。
但し、第2実施形態ではガイド部54に隙間542が無いため、成端処理し易いように光ファイバ11がガイド壁541を乗り越えるようにして光ファイバ11を外部に逃がすと、光ファイバ11に外力が加わったときにガイド壁541によって光ファイバ11が剪断力を受けやすく、光ファイバ11が損傷しやすい。その代わりに、第2実施形態では、ガイド部54に隙間542を形成しないで済むため、第1実施形態に比べて加工が容易である。
===第3実施形態===
図12は、第3実施形態の分岐構造体5の本体50の斜視図である。
第3実施形態では、ケーブル把持部52に光ファイバケーブル1を押し込むためのケーブル用凹部525が形成されている。ケーブル用凹部525は、ケーブル把持部52の外壁521の上部に形成された凹状の湾曲面である。凹状の湾曲面は、指先の腹面に合わせた滑らかな曲面になっている。ケーブル把持部52にケーブル用凹部525が形成されることによって、作業者が光ファイバケーブル1をケーブル把持部52の奥まで差し込み易くなる。
また、第3実施形態では、チューブ把持部53に保護チューブ2を押し込むためのチューブ用凹部535が形成されている。チューブ用凹部535は、チューブ把持部53の外壁531及び隔壁532の上部に形成された凹状の湾曲面である。この凹状の湾曲面も、指先の腹面に合わせた滑らかな曲面になっている。チューブ把持部53にチューブ用凹部535が形成されることによって、作業者が保護チューブ2をチューブ把持部53の奥まで差し込みやすくなる。特に、上下に2つの保護チューブ2を並べてチューブ把持部53に把持させるときに、2つの保護チューブ2を奥まで差し込みやすくなる。
なお、ケーブル把持部52とチューブ把持部53の両方に凹部を形成するのではなく、どちらか一方に凹部を形成しても良い。
===第4実施形態===
第1実施形態では、分岐構造体5がカバー60を有していた。但し、分岐構造体5が本体50のみから構成されて、カバー60を有していなくても良い。
図13は、第4実施形態の分岐構造体5(本体50)の斜視図である。
分岐構造体5を本体50のみで構成する場合、単に第1実施形態のカバー60を無くしただけの構造では、光ファイバ11が外部に露出してしまう。そこで、第4実施形態では、分岐構造体5(本体50)をこれまでとは上下を逆にして取り付け面にネジ留めを行う。これにより、分岐構造体5(本体50)とキャビネットの取り付け面との間で光ファイバケーブル1や保護チューブ2が挟まれて配置され、光ファイバ11が外部に露出することを回避できる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<チューブ把持部について>
前述のチューブ把持部53は、保護チューブ2を上下方向に2つ並べて把持することが可能に構成されていた。但し、チューブ把持部53は、このような構成に限られるものではない。3以上の保護チューブ2を上下方向に並べて把持しても良い。また、上下方向には保護チューブを並べずに、左右方向に複数の保護チューブを並べて把持しても良い。この場合、左右方向のみに複数の保護チューブを並べて把持することによって、前後左右方向の長さは大きくなったとしても、上下方向(厚さ方向)の長さを小さくすることができるため、より薄い分岐構造体5を実現することができる。
<ガイド部について>
前述の実施形態によれば、本体50にガイド部54が形成されていた。但し、ガイド部54を設けなくても良い。ガイド部54を設けない場合、これまでに説明した実施形態と比べて加工が最も容易であり、ガイド壁によって光ファイバ11が剪断力を受ける心配も無いが、光ファイバ11が許容曲げ半径以下に曲げられやすい。
<凸条について>
前述の実施形態によれば、ケーブル把持部52にケーブル用凸条523が設けられていた。但し、ケーブル把持部52にケーブル用凸条523を設けなくても良い。同様に、チューブ把持部53にチューブ用凸条533が設けられているが、チューブ把持部53にチューブ用凸条533を設けなくても良い。また、ケーブル把持部52及びチューブ把持部53のどちらか一方だけに凸条を設けても良い。
前述の実施形態によれば、ケーブル用凸条523及びチューブ用凸条533を上下方向に沿って形成しているが、これらの凸条を他の方向に沿って形成しても良い。また、筋状の凸条の代わりに、点状の凸部を形成しても良い。
<保護チューブについて>
前述の実施形態によれば、保護チューブ2はテンションメンバ22を有していた。但し、保護チューブ2に挿入された光ファイバ11に負荷がかかる懸念が無い状況下などであれば、テンションメンバ12が無くても良い。
1 光ファイバケーブル、11 光ファイバ、
12 テンションメンバ(抗張力体)、13 シース、
13A ノッチ、13B 口出し部、
2 保護チューブ、21 挿入穴、
22 テンションメンバ(抗張力体)、23 外被、23A ノッチ、
3 コネクタ、5 分岐構造体、
50 本体、51 ベース、
52 ケーブル把持部、521 外壁、521A 後側引掛部、
523 ケーブル用凸条、525 ケーブル用凹部、
53 チューブ把持部、531 外壁、531A 前側引掛部、
532 隔壁、533 チューブ用凸条、535 チューブ用凹部、
54 ガイド部、541 ガイド壁、
541A ケーブル側ガイド壁、541B チューブ側ガイド壁、
542 隙間、
60 カバー、61 上板部、
61A ケーブル押さえ、61B チューブ押さえ、61C トレーサマーク、
62 側壁部、621 後側側壁部、621A 後側窓、
622 前側側壁部、622A 前側窓、623 中央側壁部、
70 マグネットユニット、71 マグネット、
72 マグネットベース、72A マグネット収容部、
72B フック、72C 付勢部、72D 貫通穴

Claims (14)

  1. 複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルを把持するためのケーブル把持部と、
    挿入穴に前記光ファイバを挿入した保護チューブを複数把持するためのチューブ把持部と
    を備えた分岐構造体。
  2. 請求項1に記載の分岐構造体であって、
    前記保護チューブは、抗張力体を有することを特徴とする分岐構造体。
  3. 請求項1又は2に記載の分岐構造体であって、
    前記チューブ把持部に把持される前記保護チューブの端部を案内するガイド部を更に有することを特徴とする分岐構造体。
  4. 請求項3に記載の分岐構造体であって、
    前記ガイド部は、ケーブル側ガイド壁とチューブ側ガイド壁とを有しており、前記ケーブル側ガイド壁と前記チューブ側ガイド壁との間に隙間が形成されていることを特徴とする分岐構造体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記ケーブル把持部は、
    前記光ファイバケーブルの方向と垂直な方向に沿うケーブル用凸条を有するとともに、
    前記光ファイバケーブルを把持させるときに、前記ケーブル用凸条に沿う方向から前記光ファイバケーブルを差し込めるように構成されている
    ことを特徴とする分岐構造体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記チューブ把持部は、
    前記保護チューブの方向と垂直な方向に沿うチューブ用凸条を有するとともに、
    前記保護チューブを把持させるときに、前記チューブ用凸条に沿う方向から前記保護チューブを差し込めるように構成されている
    ことを特徴とする分岐構造体。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記チューブ把持部は、
    一対の外壁と、一対の外壁の間に形成された複数の隔壁とを有し、
    前記外壁と前記隔壁との間、及び、前記隔壁と前記隔壁との間に、それぞれ複数の前記保護チューブを並べて把持できる
    ことを特徴とする分岐構造体。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記光ファイバケーブルの口出し部と前記保護チューブとの間の前記光ファイバを覆うためのカバーを更に備えることを特徴とする分岐構造体
  9. 請求項8に記載の分岐構造体であって、
    前記カバーは、前記分岐構造体を取り付け面に取り付けたときに、取り付け面とは反対側から前記光ファイバを覆うように取り付けられることを特徴とする分岐構造体。
  10. 請求項1〜7のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記分岐構造体を取り付け面に取り付けたときに、前記取り付け面との間で前記光ファイバケーブル及び前記保護チューブを挟み込むように構成されていることを特徴とする分岐構造体。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記ケーブル把持部には、前記光ファイバケーブルを押し込むためのケーブル用凹部が形成されていることを特徴とする分岐構造体。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の分岐構造体であって、
    前記チューブ把持部には、前記保護チューブを押し込むためのチューブ用凹部が形成されていることを特徴とする分岐構造体。
  13. 光ファイバを挿入する挿入穴を有する保護チューブと、
    複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルを把持するためのケーブル把持部と、前記保護チューブを複数把持するためのチューブ把持部とを備えた分岐構造体と
    を備えた成端処理用キット。
  14. 複数の光ファイバを含む光ファイバケーブルから前記光ファイバを口出しする工程と、
    分岐構造体のケーブル把持部に前記光ファイバケーブルを把持させる工程と、
    保護チューブの挿入穴に前記光ファイバを挿入する工程と、
    前記分岐構造体のチューブ把持部に、前記光ファイバを挿入した前記保護チューブを複数把持させる工程と、
    前記チューブ把持部とは逆側の前記保護チューブの端部にコネクタを取り付ける工程と
    を有することを特徴とする光ファイバケーブルの成端方法。
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