JP5089635B2 - 光コネクタ - Google Patents
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Description
従来、光コードを接続するための光コネクタ(例えば、JIS C 5973に制定されるSC形光コネクタ(Single fiber Coupling optical fiber connector))が知られている。これらの光コネクタは、光コード内の光ファイバを固定するフェルール、フェルールを収容するハウジング、フェルールを接続方向前方へ付勢する付勢部材等から構成される。また、光コネクタのハウジングの内部には、光コードの抗張力体が固定される固定部材が設けられている。
なお、本明細書では、光ケーブル10及び光コード100を総称して、光ケーブル等という。
以下、図面を参照して本発明に係る第1実施形態を説明する。
図1は、光ケーブル10(例えば、架空ドロップケーブル)の断面図である。
光ケーブル10は、鋼線からなる支持線2、単心の光ファイバ或いはテープファイバ等の多心の光ファイバ3及びテンションメンバ4(抗張力体)が可撓性を有する合成樹脂製のシース5で被覆されている。光ケーブル10は、薄肉部5aでシース5を引き裂くと、支持線2とテンションメンバ4を含む光ファイバ3とに、薄肉部5bでシース5を引き裂くと、光ファイバ3とテンションメンバ4を覆うシース5とに、それぞれ軸方向に沿って分離することができる。
なお、図4において示すF方向は、光コネクタ11の突き合わせ接続方向の前方であり、R方向は、突き合わせ接続方向の後方である。
プラグフレーム13は、図2及び図3に示すように、フェルール12を挿着する四角筒形状の部材で、側面にスリット13a(図5参照)が形成されている。
以上のように構成されるコネクタ付き光ケーブル10は、先ず、光ケーブル10を薄肉部5aで引き裂き、支持線2とテンションメンバ4を含む光ファイバ3とに分離し、支持線2を適宜の位置で切断しておく。
誘導用穴部23は、図5に示す固定部材14の右側(光ケーブル又は光コード側。突き合わせ接続方向の後端側)に開口を有し、その開口がX方向に延びる長穴形状に形成されている(図6及び図8参照)。この長穴形状の幅寸法は、規制用穴部22の幅とほぼ等しくなっている。すなわち、光ファイバ3を挿通穴14fに挿通したときに、光ファイバ3は、図8における左右方向の位置は規制されるが、上下方向(長穴の長軸方向)には自由に移動(撓み。図7参照)できるようになっている。また、誘導用穴部23は、テーパ状に広がる傾斜面23aを備えている(図7参照)。
光コネクタ11は、接続前の状態では、フェルール12が押しばね17によって前方Fに付勢されているので、光ファイバ3には撓みは発生しない。そのため、光ファイバ3は、図4,図5,及び図7に実線で示すように、前後方向にほぼ直線上に延在する。
すなわち、本発明では、開口がX方向に長い長穴形状の誘導用穴部23を設けているので、光ファイバ3の撓みをテンションメンバ4が存在するY方向ではなく、X方向(テンションメンバ4が存在しない方向)に誘導する態様で規制しているので、撓んだ光ファイバ3がテンションメンバ4およびシース5と干渉して自然な撓み形状が阻害され、局所的な曲げが生じるおそれがない。また、分岐されたテンションメンバ4およびシース5の隙間に制限されずに光ファイバの撓みを収容できるので、光コネクタ11の大きさ、長さを縮小することができる。すなわち、光ファイバ3の屈曲半径の限度内で光コネクタ11の長さを短く形成することができる。さらに、誘導穴部23が長穴形状でありY方向に幅が狭いため、光ケーブル10のテンションメンバ4およびシース5を収容する凹部14eをY方向中央寄りに深く形成することが可能となり、支持部14d、ひいては光コネクタ11の大きさを小さく設計することができる。
また本実施例ではSC形光コネクタを採用しているが、その他の単心光コネクタ、および多心光コネクタに対しても応用が可能である。
以下、図面を参照して本発明に係る第2実施形態を説明する。
図9は、光コード100の断面図である。
光コード100は、図9に示すように、シース105内に収納したケブラー繊維の抗張力体104を光ファイバ103の周囲に配置してなる。特に、本第2実施形態における光コード100は、シース105内に抗張力体104が高密度に収納され、光ファイバ103が周囲の抗張力体104に押さえ込まれて移動しないようになっている。すなわち、シース105内で光ファイバ103が拘束され、移動が許容されていないから、光コード100から引き出された光ファイバ103は、後述するフェルール112が後方へ押し込まれた時に、光ファイバ103に局所的な曲げが生じるようになる。
光コード100の口出しされた先端から引き出された光ファイバ103(ここでは、光ファイバ単心線)の先端は、図10〜図11に示すように、フェルール112に挿入され、突き合わせ接続可能に成端されている。詳細には、光ファイバ103先端の被覆を除去して露出させた裸ファイバをフェルール112の微細孔に挿入して精密位置決めし、前記裸ファイバ基端部近傍に位置する光ファイバ103先端をフェルール112内に接着等により固定する。
この抗張力体104は、図10および図11では、紙面に垂直な方向に2分岐され、それぞれ固定部材114と把持部材115の間に挟まれ固定されている。すなわち、抗張力体104は、光ファイバ103の上方及び下方には位置しないように固定部材114に固定されている。
誘導用穴部123は、固定部材114の右側(光コード側。突き合わせ接続方向の後端側)に開口を有し、その開口が上下方向に延びる長穴形状に形成されている(詳細は、第1実施形態の図8に示す長穴形状と同じである)。この長穴形状の幅寸法は、規制用穴部122の径とほぼ等しい長さになっている。すなわち、光ファイバ103を挿通穴114fに挿通したときに、光ファイバ103は、左右方向の位置は規制されるが、上下方向(長穴の長軸方向)には自由に移動(撓み。図11及び図12参照)できるようになっている。また、誘導用穴部123は、テーパ状に広がる傾斜面123aを備えている。
図10及び図11に示すように、光コネクタ111の後端部であって、この光コネクタ111と光コード100との接続部分の外側には、この接続部分の全体を覆うようにブーツ116が設けられている。このブーツ116は、この接続部分に大きな屈曲応力が作用しないようにするためのものである。
光コネクタ111は、接続前の状態では、フェルール112が前方Fに付勢されているので、光ファイバ103には撓みは発生しない。そのため、光ファイバ103は、図10に示すように、前後方向にほぼ直線上に延在している。
すなわち、本発明では、抗張力体104を2つの束にして固定部材114の左右の両側に固定し、かつ誘導用穴部123を設けているので、左右の抗張力体104が存在する方向ではなく、上下方向(抗張力体104が存在していない方向)に誘導する態様で光ファイバ103の撓み方向を規制しているので、撓んだ光ファイバ103が抗張力体104と干渉して、局所的な曲げが生じるおそれがない。また、抗張力体104と干渉することがないので、この光コネクタ111の大きさ、長さを縮小することができる。すなわち、光ファイバ103の屈曲半径の限度内で光コネクタ111の長さを短く形成することができる。
例えば、図14(a)に示すように、固定部材214の左右の両端部(挿通穴114fの開口の長手方向と直交する方向における両端部)に抗張力体104を固定するための固定溝230を形成することもできる。この固定溝230,230は、固定部材114後方の抗張力体固定部分に形成されており、この固定溝230,230内で抗張力体104を固定することにより、この固定部分が固定部材214の外側に張り出すことがなくなる。そのため、光コネクタ111の半径方向における外形を小さくすることができる。また、抗張力体104を固定部材214の全周に広がらせずに、容易に左右方向に集合させて固定できるという効果も得られる。
3 光ファイバ
4 テンションメンバ(抗張力体)
5 シース
5a 薄肉部
5b 薄肉部
10 光ケーブル
11 光コネクタ
12 フェルール
13 プラグフレーム
13a スリット
14 固定部材
14a 筒状部
14c フック
14d 支持部
14e 凹部
14f 挿通穴
14g 突起
15 把持部材
16 ブーツ
17 押しばね
18 スライダ
21 ばね用穴部
21b 穴部
22 規制用穴部
23 誘導用穴部
23a 傾斜面
100 光コード
103 光ファイバ
104 抗張力体
105 シース
111 光コネクタ
112 フェルール
113 ハウジング
114 固定部材
114f 挿通穴
115 把持部材
116 ブーツ
117 押しばね
118 穴部
122 規制用穴部
123 誘導用穴部
123a 傾斜面
130 ファイバ撓み空間
131,132 光ファイバ用溝
133,134 抗張力体用溝
Claims (3)
- 一端に光接続部を、他端に抗張力体を含む光ケーブル又は光コード固定部を有する光コネクタであって、
前記光ケーブル又は光コード固定部には、前記抗張力体を取り付ける抗張力体取付部分と、前記光ケーブル又は光コードの光ファイバが挿通される挿通穴を含む規制部分とが含まれ、
前記規制部分の前記挿通穴の少なくとも前記他端側の開口部は、前記光コネクタの接続時に生じる前記光ファイバの撓みの方向を規制するように長穴形状に形成され、前記抗張力体は、この長穴形状の長軸を挟んで、前記抗張力体取付部分の前記光ファイバの撓みと干渉しない位置に固定され、
前記光ケーブル又は光コード側に位置し、この光ケーブル又は光コードと固定部材との接続部を覆うブーツをさらに備え、
前記ブーツには、前記光ファイバの撓みを収容するファイバ撓み空間が形成され、
前記ファイバ撓み空間は、断面略十字形状であり、前記長穴形状に対応し、前記光ファイバを収容する光ファイバ用溝と、該光ファイバ用溝と略十字に交わり前記抗張力体を収容する抗張力体用溝からなることを特徴とする光コネクタ。 - 前記挿通穴は、前記一端側に光ファイバの位置を規制する規制用穴部と、この規制用穴部から前記他端側の開口部に向けて前記光ファイバの撓みを規制する傾斜面を有する誘導用穴部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
- 前記抗張力体は、前記光ケーブル又は光コードの前記抗張力体を覆うシースとともに前記抗張力体取付部分に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光コネクタ。
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