JP4969976B2 - 光ファイバ心線への光コネクタ取付方法、光ファイバ心線保護チューブ及びそれに用いられる心線仮固定具 - Google Patents

光ファイバ心線への光コネクタ取付方法、光ファイバ心線保護チューブ及びそれに用いられる心線仮固定具 Download PDF

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本発明は、光ケーブルに直接取り付け可能な光コネクタに対して、光ファイバ心線を取り付ける光ファイバ心線への光コネクタ取付方法、光ファイバ心線を取り付けた光コネクタ組立体、及び、主としてこの取付方法で用いられる光ファイバ心線保護チューブ及び心線仮固定具の構造に関する。
光通信に用いられる光ファイバ心線は、かなり脆弱であり誤って破損したり過度に小さな径で曲げてしまったりすることがある。
このため、光ファイバ心線の破損等を防止するために、様々な方法による光ファイバ心線の保護が行われている。
代表的なものとして光コード、およびドロップ光ケーブルやインドア光ケーブル等が挙げられる。
これらの光ケーブルは光ファイバ心線の外側に抗張力繊維等を配置し、難燃樹脂等による外被によって保護したものであり、光ファイバ心線に比べて高い機械的強度を持つため、取り扱いが容易である。
とりわけドロップ光ケーブルやインドア光ケーブルはFTTH(Fiber To The Home)においてユーザ宅近傍およびユーザ宅内での光線路として広く普及しており、また、これらのケーブル同士を接続するためにケーブルに直接取り付け可能な光コネクタが実用化されている。(例えば、特許文献1及び2参照)
これらの光コネクタ40は、図19に示すように、前半部に内蔵光ファイバ41が埋め込まれた微細穴42を有し後半部にメカニカルスプライス部43を備えた光ファイバフェルール44と、光ファイバフェルール44の後端部側に接続しようとする光ケーブル50の外被51を把持する外被固定部品45と、これらを覆うハウジング46とで構成されている。
図17はこれらの光コネクタ40に光ケーブル50を接続する手順を示したものである。初め図17(ロ)に示すように、光ケーブル50の先端部の外被51を切り裂き、次に図17(ハ)に示すように先端部の外被51を除去して光ケーブル50の端部から光ファイバ心線52を露出させ、次に図17(ニ)に示すように、露出された光ファイバ心線52の光ケーブル50の端部の外被51を外被固定部品45に挟み込んで光ケーブル50に外被固定部品45を固定し、次に図17(ホ)に示すように、光ファイバ心線52の被覆52'を図示しない被覆除去具を用いて外被固定部品45から一定長残して除去し、更にこれにより露出された裸光ファイバ53を図示しない光ファイバ切断器を用いて所定長に切断する。
次に図17(ヘ)に示すように、一定長に切断された裸光ファイバ53及び保護チューブ20から突出している所定長の光ファイバ心線52を光コネクタ40のメカニカルスプライス部43に取り付け、光コネクタ40と光ファイバ心線52とを光学的に接続し、次に図17(ト)に示すように、外被固定部品45を光コネクタ40のハウジング46の収納部46'内に収容し接続作業が完了する。
図18は外被固定部品45の一例を示したもので、中央部に長手方向に沿って光ケーブルの外被を圧入可能なスリット45'が形成されている。こうした光コネクタ接続構造によって、光コネクタ組み立て後に脆弱な光ファイバ心線が露出することがなく、取り扱いが簡単な光コネクタと光ケーブルとの接続部を形成することができる。
特開2005-114770号公報 特開2005-265974号公報
しかしながら、これらの光コネクタは予め外被保護された工場生産の光ケーブルに対してのみ可能であり、単心の光ファイバ心線に保護外被を付けて光ケーブル化して、そこにこれらの光コネクタを取り付けるようなことはできなかった。
このため、例えば多心スロット光ケーブルから光ファイバテープを取り出して光ファイバ心線に分離した後、各光ファイバ心線に光コネクタを取り付けて配線収納箱に収容するような場合、光ファイバ心線を補強なしに使用しなくてはならず、光コネクタの組み立てや光ファイバ心線の余長収容、配線収納箱への光コネクタ設置など全ての工程で光ファイバ心線の取り扱いに注意を必要とし、作業性が悪いという課題があった。
本願はかかる点に鑑みなされたもので、その第1の発明は、光ケーブルの外被を把持するための外被固定部品を収納する収納部を後方部に備えたメカニカル接続部を備えた光コネクタに対して、光ファイバ心線を取り付ける光コネクタ取付方法において、光コネクタ取付け側の光ファイバ心線保護チューブから突出するように前記光ファイバ心線を保護チューブに挿通し、心線仮固定具を用いて光ファイバ心線の長手方向の動きを一時的に固定し、前記保護チューブの光コネクタ取り付け側の端部外側に外被固定部品を取り付けて前記保護チューブを把持し、突出した前記光ファイバ心線の端末を光コネクタ内に挿入してメカニカルスプライス接続し、光コネクタ後方部に外被固定部品を収容し、その後、心線仮固定具による固定を解除して光ファイバ心線と保護チューブとの長手方向の固定を解除することにより光ファイバ心線端末に光コネクタを取付けることを特徴とする光ファイバ心線への光コネクタ取付方法である。
本願の第の発明は、短辺と長辺との断面外形形状を有し、内部に挿通される光ファイバ心線の外径寸法よりも大きな内径寸法を持つ挿通孔が長手方向に沿って形成された光ファイバ心線保護チューブであって、前記光ファイバ心線保護チューブは、対向する両側面から圧縮応力を作用させることにより、前記挿通孔が押し潰され、前記挿通孔に配置された光ファイバ心線の挿通孔内における長手方向の移動を固定可能であることを特徴とする光ファイバ心線保護チューブである。
本願の第の発明は、長辺と短辺とを有する断面矩形状の光ケーブルの外と同じ外形形状を有し、内部に挿通される光ファイバ心線の外寸法よりも大きな挿通孔が長手方向に沿って形成された光ファイバ心線保護チューブの、前記断面矩形形状における前記長辺または前記短辺のいずれかに互いに対向する両側面から圧縮応力を作用させて前記挿通孔を押し潰し、挿通孔に配置された光ファイバ心線の挿通孔内における長手方向の移動を、一時的にまたは恒久的に固定することを特徴とする心線仮固定具である。
本願第1の発明による組立方法により、光ファイバ心線の補強および光コネクタの取り付けを現場で容易に行うことができる
また本願第の発明による保護チューブは外形形状および寸法がドロップ光ケーブルやインドア光ケーブルと略同一であるため、既存の光コネクタに適用することができる。
また本願第の発明による心線仮固定具を用いて保護チューブの挿通孔内に挿入された光ファイバ心線を一時的に固定することによって、従来の光ケーブルの場合と同様の組立手順にて光コネクタを取り付けできる。
以下、本発明を図示した実施形態により説明する。
図1は本願第1及び第2の発明の一実施形態を説明するためのものである。図1において、10は図示しない多心スロット光ケーブルから光ファイバテープを取り出して単心に分離された光ファイバ心線、20は本願の第2発明に係る保護チューブ、40は光コネクタである。光コネクタ40は図17に示す光コネクタ40と同一構造のものである。
図2は本願第3発明の保護チューブ20の一実施形態を示したものである。保護チューブ20は、断面外形形状が略四角形に構成されており、概ねドロップ光ケーブルやインドア光ケーブルと同等、すなわち、おおよそ2.0×3.1mm程度に形成されている。
保護チューブ20中心には、全長にわたって光ファイバ心線収容部として、楕円形状の挿通孔21が形成されている。挿通孔21の長軸および短軸はそれぞれ保護チューブ20の長辺および短辺と直交する向きとなっており、長軸の長さは1.4mm、短軸は0.75mmである。
保護チューブ20の外被22の素材は、各種の機械的特性を確保することや、既存の光ケーブル用固定部品の適用を考慮して、従来のインドア光ケーブルと同等の難燃ポリオレフィン等の樹脂が使用される。
保護チューブ20内には、挿通孔21の両側部にアラミド繊維ロッドによる抗張力体23が配置されていて、従来のドロップ光ケーブルやインドア光ケーブルと同等の耐張力特性や曲げ剛性を持っていることが望ましい。より剛性が必要な場合には、抗張力体23はアラミド繊維ではなく鋼線を使用しても良い。
また保護チューブ20は特殊な工具を使用することなく、素手で千切るなどして長手方向に引き裂き可能であることが望ましい。これを容易にするために、例えば保護チューブ20の対向する1組の面上に、全長にわたって1対のノッチ24を設ける等の工夫も可能である。
挿通孔21は光ファイバ心線の外径よりも大きく形成されているため、光ファイバ心線10を挿通孔21内に通すことは容易である。
図3及び図4は本願第4発明に係る心線仮固定具30の一実施形態を示したものである。この心線仮固定具30は、固定具本体31とスライダ35とで構成されている。
固定具本体31は、長方形の板状体の中央部がくり抜かれた中空部31aを有し、短片側の両端部には保護チューブ20の長辺よりも少し間隔の広い保護チューブ載置溝31bが形成されている。更に前記中空部31a内には短辺側の一端から他端に向かって保護チューブ載置溝31bと略同一の隙間を隔てた一対の平行アーム31cが、この平行アーム31cの外側にも隙間31dを形成されて配置されている。更にその平行アーム31cの先端部には、内側に突出する応力付与部31c'と、外側に肥大する作用部31c''とが形成されている。
スライダ35は、前記一対の平行アーム31cの外側の隙間31dよりもやや広い間隔を隔てた一対のスライダ片35aが、平行アーム31cの外側に形成された隙間31dよりも狭い肉薄で板状体35bの一方の面に形成された構造になっている。また、スライダ片35aの先端には、外側に向かって突出するはずれ防止片35a'が形成されている。このため、図3に示すように、一対のスライダ片35aが隙間31dに差し込まれた際に、スライダ35が隙間31dから抜き出ることなく、隙間31dを移動可能に構成されている。そして更に、スライダ片35aが作用部31c''に達すると、スライダ片35aは肥大になっている作用部31c''に応力を作用して一対の平行アーム31cの先端を狭めるように作用する。
このため、スライダ片35aが作用部31c''に対して応力を作用させない状態で、光ファイバ心線を挿通孔に挿入された保護チューブを保護チューブ載置溝31b及び平行アーム間に横向きに設置して、スライダ35を作用部31c''に移動させることにより、応力付与部31c'相互の間隔が狭まり、その間に配置される保護チューブを長辺方向に圧縮し、挿通孔21を押し潰して内部に収容された光ファイバ心線を保護チューブと一体に固定させることができる。また、この固定を解除するには前記スライダ35を元の状態に移動させることにより可能である。
次に、図5により、これら保護チューブ20及び心線仮固定具30を使用して、図示しない多心スロット光ケーブルから取り出された光ファイバテープ10aを単心分離して構成された各光ファイバ心線10を、従来の光コネクタ40に取付ける方法を説明する。
図5(イ)には、上記光ファイバテープ10aを単心分離して構成された各光ファイバ心線10が示されている。
次に図5(ロ)に示すように、光ファイバ心線10の上に保護チューブ20を被せる。
次に図5(ハ)に示すように、接続側の保護チューブの端部に外被固定部品42を取り付けると共に、保護チューブ20の途中に心線仮固定具30を取り付けて保護チューブ20とその内部の挿通孔に収容された光ファイバ心線を仮固定する。
次に図5(ニ)に示すように、光ファイバ心線10の被覆層を図示しない被覆除去具を用いて外被固定部品45から一定長残して除去し、更にこれにより除去された裸光ファイバ10'を図示しない光ファイバ切断器を用いて所定長に切断する。
次に図5(ホ)に示すように、一定長に切断された裸光ファイバ10'及び保護チューブ20から突出している所定長の光ファイバ心線10を光コネクタ40のメカニカルスプライス部43に取り付け、光コネクタ40と光ファイバ心線10とを光学的に接続する。
次に図5(ヘ)に示すように、外被固定部品43を光コネクタ40のハウジング46の収納部46'内に収容すると共に、心線仮固定具30を取り外し接続作業が完了する。
上記のように、心線仮固定具30によって、光ファイバ心線10と保護チューブ20とを仮固定しているため作業中に光ファイバ心線と保護チューブ20が長手方向に相対的にずれてしまうことがなく、光コネクタ40に適した寸法で適切に端末処理することができる。
なお、心線仮固定具30の取り付け位置は、組立作業の妨げにならない範囲で接続側の保護チューブの端部にできるだけ近いことが望ましい。なぜなら光ファイバ心線10は挿通孔21内で必ずしも中心に留まるわけではなく、偏った軌跡を通ったり蛇行したりすることで、わずかながら光ファイバ心線10の保護チューブ端部からの突出量が変動する余地があるためであり、この影響を少なくするためである。
こうして取り付けられた光コネクタ40および保護チューブ20は、光コネクタ40付近では外観上は図17に示す光ケーブルに光コネクタ40を取り付けた状態と何ら差異がなく、また保護チューブ20の強度を光ケーブルと同等としたことにより、容易に取り扱いができる。
またコネクタ組立後に心線仮固定を解除して再び光ファイバ心線と保護チューブ20が相互固定されていない"ルース"な状態にすることができるため、従来の光ケーブル外被固定型の光コネクタにありがちであった光コネクタハウジング内での光ファイバ心線の余長たわみをも解消することができ、従来以上の低損失化を望めるという効果もある。
図6は本発明の保護チューブ20の他の実施形態を示したものである。
図6において、保護チューブ20の外形は第一の実施例と同一であるが、挿通孔21の形状が長辺1.4mm、短辺0.75mmの略長方形をしている。また本実施例では抗張力体23として、アラミド繊維が使用されている。
なお、挿通孔21の寸法や抗張力体23の材質は、必ずしも本明細書に示されたものに限定されるものではなく、保護チューブ20の機械的強度や挿通孔21への光ファイバ心線10の挿入性や挿通孔21の押し潰し易さを確保する範囲において、異なる設計をとることが可能である。
図7は本発明の更に異なる保護チューブ20の実施形態を示したものである。
この保護チューブ20は、挿通孔21の両側に外被22よりも硬質なナイロン等の介在26を配した構成である。
図8は本願第3の発明である心線仮固定具30の異なる実施の形態を示したものである。本実施形態の心線仮固定具30は固定具本体32とスライダ36とで構成されている。固定具本体32は、図10に示すように、一対の平行アーム32aが前記保護チューブ20の外形寸法よりもやや広い間隔を隔てて配置され、それぞれの一端側で互いに連結され、他端側が開放となっている。更に、平行アーム32aの開放端側の外側に突出する肥大部32bが形成されている。平行アーム32aの下方には互いに内側に突出する凸状体32cが形成され、この凸状体32cによって保護チューブを平行アーム32a間に配置した場合に落下しないようになっている。
スライダ36は、図9に示すように、中央部分に前記一対の平行アーム32aの外側間の間隔よりもやや広い間隔の平行溝36aが形成され、この平行溝36a間に平行アーム32aを収納した状態で平行アーム32aの長手方向にスライド可能に構成されている。そして、スライダ36が平行アーム32aに形成された肥大部32bに移動したときに、肥大部32b間の間隔を狭め、図3に示す心線仮固定具30と同様に、平行アーム32a間に配置された保護チューブ20を圧縮することができるようになっている。
図11は本願第3の発明である心線仮固定具30の更に異なる実施形態を示したものである。本実施形態の心線仮固定具30は固定具37とスライダ33とで構成されている。固定具37は、図12に示すように、一対のコの字状の把持具37aに形成された貫通溝37b間に保護チューブ20を挟み込み、互いに三角形状に嵌合できるように構成されている。スライダ33は、図13に示すように、中央部にテーパ溝33aが構成され、このテーパ溝33aに前記三角形状に嵌合された固定具37を収納できるように構成されている。そして、固定具37をテーパ溝33aの広い方から狭い方の方向にスライドさせた時に、把持具37aの双方が互いに狭まり、貫通溝37b内に配置された保護チューブ20が圧縮を受けるようになっている。コの字状の把持具37aの一方または両方の内側には爪状の突起37cが設けられ、保護チューブの外被を局所的に圧縮する。さらに、一方または両方の把持具37aの外側には弾性を有する係止ラッチ爪が設けられ、スライダ33のテーパ溝33aに形成された鋸状段差部に順次係止させることで段階的に把持具37a同士の間隔を縮小し、保護チューブ20の圧縮を行うことができる。
図14は本願第3の発明である心線仮固定具30の更に異なる実施形態を示したものである。本実施形態の心線仮固定具30は固定具本体34とスライダ38とで構成されている。本実施形態では、図15に拡大表示したように、中央部分に光ファイバ心線固定用のレール34aが形成され、両端に保護チューブを把持固定するスリット34bが形成された把持具34cが形成されている。本実施形態の心線仮固定具30では、その両側のスリット34bに保護チューブ20を把持固定し、両保護チューブを挿通する光ファイバ心線10をレール34aの間に設置する構成である。
レール34aの中央部は外側に向けて肉厚が肥大しており、ここにスライダ38を作用させることでレール34aの内幅を縮小させ、その間に配置された光ファイバ心線10を直接挟み固定することができる。
図16は本願第2の発明の更に異なる実施形態の保護チューブ20を示したものである。本実施形態のものは、保護チューブ20の一部の領域において、外被22の一部を除去した構造とすることで部分的に圧縮応力に対して潰れ易くし、図3、図8、図11に示した形態の心線仮固定具30で外被22の除去部分20'を潰すことにより、一層容易に光ファイバ心線10の固定を行なえるようにしたものである。
本願第1発明の一実施形態を示す平面図。 本願第2発明の一実施形態を示す斜視図。 本願第3発明の一実施形態を示す斜視図。 図3の分解斜視図。 イ〜ヘはそれぞれ本願第1発明の一実施形態の作業手順を示す説明図。 本願第2発明の他の実施形態を示す斜視図。 本願第2発明の更に異なる他の実施形態を示す端面図。 本願第3発明の他の実施形態を示す斜視図。 図8の要部部品の斜視図。 図9と異なる図8の要部部品の斜視図。 本願第3発明の更に異なる他の実施形態を示す斜視図。 図11の要部部品の斜視図。 図12と異なる図11の要部部品の斜視図。 本願第3発明の更に異なる他の実施形態を示す要部断面側面図。 図14の要部拡大断面図。 本願第2発明の更に異なる他の実施形態を示す斜視図。 従来の一例を示す作業手順を示す説明図。 従来の光コネクタの要部平面図。 従来の光コネクタ及び本発明で用いられる光ケーブル用光コネクタの要部断面側面図。
符号の説明
10 光ファイバ心線
10' 裸光ファイバ
20 保護チューブ
21 挿通孔
22 外被
23 抗張力体
24 ノッチ
26 介在
30 心線仮固定具
31 固定具本体
31a 中空部
31b 保護チューブ載置溝
31c 平行アーム
31c' 応力付与部
31c'' 作用部
31d 隙間
32 固定具本体
32a 平行アーム
32b 肥大部
32c 凸状体
33 スライダ
33a テーパ溝
34 固定具本体
34a レール
34b スリット
34c 把持具
35 スライダ
35a スライダ片
35b 板状体
36 スライダ
36a 平行溝
36a' はずれ防止片
37 固定具
37a 把持具
37b 貫通溝
37c 突起
38 スライダ
40 光コネクタ
41 内蔵光ファイバ
42 微細孔
43 メカニカルスプライス部
44 光ファイバフェルール
45 外被固定部品
42' スリット
50 光ケーブル
51 外被
52 光ファイバ心線
52' 被覆
53 裸光ファイバ

Claims (10)

  1. 光ケーブルの外被を把持するための外被固定部品を収納する収納部を後方部に備えたメカニカル接続部を備えた光コネクタに対して、光ファイバ心線を取り付ける光コネクタ取付方法において、光コネクタ取付け側の光ファイバ心線保護チューブから突出するように前記光ファイバ心線を保護チューブに挿通し、心線仮固定具を用いて光ファイバ心線の長手方向の動きを一時的に固定し、前記保護チューブの光コネクタ取り付け側の端部外側に外被固定部品を取り付けて前記保護チューブを把持し、突出した前記光ファイバ心線の端末を光コネクタ内に挿入してメカニカルスプライス接続し、光コネクタ後方部に外被固定部品を収容し、その後、心線仮固定具による固定を解除して光ファイバ心線と保護チューブとの長手方向の固定を解除することにより光ファイバ心線端末に光コネクタを取付けることを特徴とする光ファイバ心線への光コネクタ取付方法。
  2. 護チューブに外被固定部品を取り付けた後に、光ファイバ心線の端末処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ心線への光コネクタ取付方法。
  3. 短辺と長辺との断面外形形状を有し、内部に挿通される光ファイバ心線の外寸法よりも大きな内径寸法を持つ挿通孔が長手方向に沿って形成された光ファイバ心線保護チューブであって、
    前記光ファイバ心線保護チューブは、対向する両側面から圧縮応力を作用させることにより、前記挿通孔が押し潰され、前記挿通孔に配置された光ファイバ心線の挿通孔内における長手方向の移動を固定可能であることを特徴とする光ファイバ心線保護チューブ。
  4. 長辺が3.1±0.2mm、短辺が2±0.2mmの断面矩形であることを特徴とする請求項に記載の光ファイバ心線保護チューブ。
  5. 挿通孔が断面中央部に形成され、その両サイドに抗張力体が配置されていることを特徴とする請求項3もしくは請求項に記載の光ファイバ心線保護チューブ。
  6. 挿通孔の断面形状が長穴形状であり、前記長穴形状の長辺が、保護チューブの断面外形形状の長辺に対し、直交する方向あるいは平行な方向に形成されていることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1に記載の光ファイバ心線保護チューブ。
  7. 長手方向外周の一部もしくは複数箇所に心線仮固定具が配置され、前記挿通孔が押し潰されることで、前記挿通孔に配置された光ファイバ心線の長手方向の動きを一時的にまたは恒久的に固定する手段が形成されたことを特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1に記載の光ファイバ心線保護チューブ。
  8. 長辺と短辺とを有する断面矩形状の光ケーブルの外と同じ外形形状を有し、内部に挿通される光ファイバ心線の外寸法よりも大きな挿通孔が長手方向に沿って形成された光ファイバ心線保護チューブの、前記断面矩形状における前記長辺または前記短辺のいずれかに互いに対向する両側面から圧縮応力を作用させて前記挿通孔を押し潰し、挿通孔に配置された光ファイバ心線の挿通孔内における長手方向の移動を、一時的にまたは恒久的に固定することを特徴とする心線仮固定具。
  9. 前記心線仮固定具が、心線保護チューブを挟持する一対の把持部と、一対の把持部の間隔を狭めるための断面凹状のスライド部品から構成され、心線保護チューブの長手方向に直交する方向から取り付け取り外し可能な構造であることを特徴とする請求項に記載の心線仮固定具。
  10. 心線保護チューブの前記断面矩形状における前記長辺を押し潰す方向に応力を付与することを特徴とする請求項もしくは請求項に記載の心線仮固定具。
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