JP4128839B2 - コネクタ付き光ケーブル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ付き光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、通信用の架空光クロージャや加入者宅の光成端ボックス等の光機器において接続に用いられる光ケーブルとしては、例えば、ドロップケーブルを用いる。ドロップケーブルは、例えば、鋼線からなる支持線、単心あるいは多心の光ファイバ心線、及び、支持線よりも細い鋼線や繊維強化プラスチック(FRP)等からなる2本のテンションメンバを備えている。これらの支持線、光ファイバ心線及びテンションメンバは適宜の配置をもって、可撓性を有する合成樹脂製のシースで一体的に被覆されている。
【0003】
従来、ドロップケーブルが上述の光機器に接続される際は、光ファイバには融着やメカニカルスプライス等の加工が施されている。一方、光ファイバの接続作業の簡略化を図るために、上述のような光機器に、着脱自在に接続される光コネクタを一端部に設けたドロップケーブル、即ち、コネクタ付き光ケーブルを用いることが提案されている。
【0004】
コネクタ付き光ケーブルは、例えば光ケーブルの一端部を光コネクタに固定する固定部品を備えている。このとき、光ケーブルは、光ファイバ心線、光ファイバ心線の周囲に配置された繊維状で坑張力を有する抗張力体、及び、光ファイバ心線並びに抗張力体を被覆するシースより成る。
この種のコネクタ付き光ケーブルは、例えば、次のような一連の工程により製造される(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
先ず、リング状の固定部品に光ケーブルを挿通し、光ケーブルの一端部からシースを分離し、その一端部分において表出した坑張力体を更に光ファイバ心線から離脱させ、更に露出した光ファイバ心線をフェルールに取り付ける。
次いで、大外径部分を有する光コネクタの一端部側からフェルールを収容し、その大外径部分の周面に光ケーブルの坑張力体を被せ、更に光コネクタの他端部側の小外径部分にシースを被せる。
【0006】
次いで、光ケーブルと光コネクタの接触部分に固定部品が被せられる。このとき、固定部品は大内径部分と小内径部分とを有し、大内径部分、小内径部分のそれぞれは、光コネクタにおける坑張力体を被せられた大外径部分、及び、シースを被せられた小内径部分に被せられている。
更に、固定部品全体をかしめ治具を用いて一括してかしめ、コネクタ付き光ケーブルを得ている。尚、固定部品の外周であって、大内径部分と小内径部分の境界部分に設けられたスリットにより、固定部品をかしめた際に発生する歪みが開放される。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−90582号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のコネクタ付き光ケーブルにおいては、光コネクタの一端部側の大外径部分、他端部側の小外径部分のそれぞれには、光ケーブルの坑張力体、及び、シースが被せられ、これら光ケーブルと光コネクタの接触部分には固定部品が被せられ、更にこの固定部品全体がかしめられている。このようなコネクタ付き光ケーブルにおいては、コネクタ付き光ケーブルの長手方向に対して垂直方向から外力が作用しても、分離部分の根元から不所望に引き裂かれが進行することは殆どない。
【0009】
一方、繊維状の坑張力体を有しない上述のドロップケーブルにおいては、その長手方向のシースの適宜位置に肉厚の薄い部分が設けられており、その肉厚の薄い部分を引き裂くことにより、支持線、光ファイバ心線およびテンションメンバの各々に分離することができる。その分離部分における光ファイバ心線の先端部に光ファイバ(この場合裸ファイバ)を露出させ、光コネクタのハウジングの内部に設けられたフェルールにその露出された光ファイバを有する光ファイバ心線が取り付けられている。又、シースで覆われたテンションメンバ各々は、例えば、接着剤を介して固定部品によって光コネクタに固定され、更に、分離部分の根元近傍にブーツが被せられている。このようなコネクタ付き光ケーブルにおいては、固定部品によって光コネクタに固定された、分離部分のシースで覆われたテンションメンバは、コネクタ付き光ケーブルの長手方向の引っ張り強度が十分でないことがあり、問題であった。即ち、分離部分の根元から引き裂かれが更に進行し、延いてはドロップケーブルの分離部分以外の部分の結束強度が低下し、問題であった。
【0010】
又、分離部分を長くした方が光ファイバ心線の余長が長くなるので、フェルールへの取り付けに関しては作業が容易になるので好ましい。しかし、分離部分が長過ぎると、例えば分離部分がブーツからはみ出してしまうことがある。これにより、コネクタ付き光ケーブルの見栄えを悪くする問題があった。一方、分離部分が短過ぎると、光ファイバ心線をフェルールに取り付ける際の光ファイバ心線の取り回しが制限された。これにより、光ファイバ心線の接合部分の機械的強度を低下させ、コネクタ付き光ケーブルを製造する際の作業性が著しく低下するという問題があった。
【0011】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ドロップケーブルを用いたコネクタ付き光ケーブルの長手方向において、分離部分のシースで覆われたテンションメンバの引っ張り強度が十分であり、分離部分の長さが適度に設定でき、且つ、その長さを維持することができ、更に、外観が良好なドロップケーブルを用いたコネクタ付き光ケーブルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、シース内に一対のテンションメンバ及びこれらのテンションメンバ間に光ファイバを有する光ケーブルと、フェルール及び前記テンションメンバが固定される固定部を有するコネクタとを備えたコネクタ付き光ケーブルであって、前記光ケーブルの一端部の光ファイバは前記シースより分離されてフェルールに接続され、前記光ケーブルの一端部のテンションメンバは分離されて分離テンション部分を形成し、分離された各々のテンションメンバは前記固定部に固定され、前記分離テンション部分のうち前記コネクタから最も離れた部分となる前記テンションメンバが分離される根元部であり、かつ前記コネクタのハウジング後端から延びるブーツで覆われた位置に、前記シースの分離の進行を防ぐ破断規制部材が設けられたことを特徴とするコネクタ付き光ケーブルを提供する(請求項1)。
【0013】
より具体的には、前記破断規制部材は、前記光ケーブルを囲繞し、且つ前記光ケーブルの外周形状に合わせて変形されている(請求項2)。
前記一対の分離テンション部分により挟み付けられる支持部と、前記一対の分離テンション部分を前記支持部とともに囲繞し、これら分離テンション部分を前記支持部に締付けて接続する連結リングとを含み、前記支持部はその外周面に、前記各分離テンション部分がそれぞれはめ込まれ、且つ前記分離テンション部分よりも小さい横断面積を有した一対の溝を有し、前記各分離テンション部分は前記連結リングの締付けにより、前記溝内にて圧縮変形された状態にある(請求項3)。
【0014】
前記連結リングは、前記溝内に向けて突出する凸部を更に有する(請求項4)。
前記分離テンション部分の前記テンションメンバは繊維強化プラスチックから成り、前記連結リングの前記凸部と前記テンションメンバとの間には少なくとも前記シースの一部が確保されている(請求項5)。
【0015】
或いは、前記各溝の内壁は、前記分離テンション部分のシース半体に食い込む複数の歯を有する(請求項6)。
このようなコネクタ付き光ケーブルによれば、コネクタ付き光ケーブルの長手方向において、分離部分のシースで覆われたテンションメンバの引っ張り強度が十分であり、分離部分の長さを適度に設定し、且つ外力等による分離部分のさらなる引き裂かれが起こらないため分離部分の長さを維持することができ、更に、外観が良好なコネクタ付き光ケーブルを提供することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のコネクタ付き光ケーブルに係る第1の実施形態を図1乃至図7に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、コネクタ付き光ケーブルは光ケーブル10と、この光ケーブル10の先端に設けられた光コネクタ11からなっている。光ケーブル10はテンションメンバ4と光ファイバ心線3を有し、例えば、図2に示す光ドロップケーブル1のようにシース5の薄肉部5aにて、その先端から所定の長さに亘って引き裂かれて、シース5内に支持鋼線2を有した支持ケーブルと、光ケーブル10とに分離して形成され、そして、支持ケーブルはその根元から切断して除去されている。尚、シース5は熱可塑性樹脂からなり、弾性力を有している。
【0017】
ここで、光ケーブル10はそのシース5内に、単心又は多心の光ファイバ心線3と、この光ファイバ心線3の両側を延びる一対のテンションメンバ4とをそれぞれ有し、これらテンションメンバ4は支持鋼線2よりも細い鋼線又は繊維強化プラスチック(FRP)から成っている。具体的には、この実施例の場合、光ファイバ心線3は多心構造を有し、そして、テンションメンバ4は繊維強化プラスチックから成る。
【0018】
即ち、上述した光ケーブル10は光ドロップケーブル1の端部処理により得られる。
更に、図3に示されるように光ケーブル10の先端側の部分はシース5から光ファイバ心線3が露出した露出心線3aと、この露出心線3aの両側に位置する一対の分離テンション部分6とを有し、これら露出心線3a及び分離テンション部分6は光ケーブル10の端部処理により得られる。即ち、ここでの端部処理にて、光ケーブル10はそのシース5の薄肉部5b(図2参照)にて、その先端から更に引き裂かれることで、図4に示されるように各テンションメンバ4がシース5によりそれぞれ覆われた一対の部位と、光ファイバ心線3が露出した露出心線3aとに分離され、そして、前記一対の部位を光ケーブル10の先端から所定の長さに亘って切断除去することで、一対の分離テンション部分6が得られる。
【0019】
この後、露出心線3aの先端部分はその被覆が除去され、個々の光ファイバ(この場合裸ファイバ)が露出されている。
尚、コネクタ付き光ケーブルには、光ドロップケーブル1の一部である光ケーブル10の他、インドアケーブル,フロアケーブル,ターミネーションケーブル等の光ファイバケーブルを使用することもできる。
【0020】
一方、光コネクタ11はそのハウジング13内にフェルール12を備え、このフェルール12に光ファイバ心線3の先端が取り付けられている。
より詳しくは、フェルール12は多心コネクタ用のフェルールであって、その両側部には一対のピン孔12aが貫通して形成されているとともに、これらピン孔12a間に複数のファイバ挿通孔が貫通して形成されている。そしてフェルール12の後端側には把持部品19が設けられる。把持部品19は一対のピン19aを有し、これらのピン19aは前記ピン孔12aにそれぞれ挿通され、フェルール12の先端面7から突出して設けられる。前記ファイバ挿通孔には光ファイバ心線3の先端部、つまり、その被覆を除去した各光ファイバがそれぞれ挿通され、これら光ファイバとフェルール12とは互いに接着剤により固定されている。ピン孔12a及びファイバ挿通孔はフェルール12の先端面7にそれぞれ開口している。
【0021】
図3から明らかなように、ハウジング13は四角形の筒形状をなし、その内部に光ファイバ心線3が連結されたフェルール12をその後端面側から受け入れ、これにより、フェルール12の先端面7はハウジング13の先端開口から露出する(図1参照)。
ハウジング13内には、把持部品19及び圧縮コイルばね17がフェルール12側から順次配置され、これらはストッパ部材14をハウジング13に装着することにより、ハウジング13内に収容して設けられる。
【0022】
ストッパ部材14は、ハウジング13の後端側に位置付けられ、図3に示すように、本体14aと、この本体14aからフェルール12側に向けて突出し、ハウジング13内に装着される2本の係止アーム14bと、本体14aから係止アーム14bとは反対側、つまり、ハウジング13の後端から突出する支持部14cとを有する。本体14aの中央には挿通孔(図示せず)が形成され、この挿通孔を通じて露出線3aが延びている。
【0023】
圧縮コイルばね17は、把持部品19とストッパ部材14の本体14aとの間にて露出心線3aを囲んで配置され、把持部品19、つまり、フェルール12とストッパ部材14とを互いに離間する方向に押圧付勢している。この押圧付勢を受け、フェルール12はハウジング13内の止め(図示しない)に押付けられる一方、ストッパ部材14の一対の係止アーム14bはハウジング13の係合部(図示しない)に係合され、これにより、ストッパ部材14がハウジング13に連結された状態にある。
【0024】
一方、ストッパ部材14の支持部14cは、光ケーブル10の前述した一対の分離テンション部分6により挟み付けられ、そして、これら支持部14c及び一対の分離テンション部分6はかしめリング15により互いに連結されている。尚、図3は、かしめリング15がかしめ加工を受ける前の分離した状態で示されている。
【0025】
尚、ハウジング13の後端からはブーツ16が延び、このブーツ16はハウジング13から所定の長さに亘って光ケーブル10を覆っている。
更に、ブーツ16により覆われた光ケーブル10の部位、より詳しくは、分離テンション部分6の根元近傍の部位には破断規制部材18が設けられている。この破断規制部材18は、光ケーブル10の挿通を許容する大きさを有した円形又は図5に示す長円形の筒体から成り、光ケーブル10に対してかしめられるか、又は、接着剤を使用することで、光ケーブル10に取り付けられている。尚、破断規制部材18は軟鋼、アルミニウム又は黄銅等の金属から成る。
【0026】
破断規制部材18は、一対の分離テンション部分6の引き裂きが更に進行するのを防止するものであるが、これら分離テンション部分6にはストッパ部材14の支持部14cに対し、かしめリング15を使用してかしめ結合を許容するだけの長さが確保されていなければならない。それ故、各分離テンション部分6に上述した長さを確保し、尚且つ、各部品類の取り付け作業の支障とならない範囲で、ストッパ部材14の本体14aから最も離れた位置に破断規制部材18を取り付けることが好ましい。又、破断規制部材18の内面に突起等の係止部を設けると、破断規制部材18が光ケーブル10にかしめられたとき、前記係止部がシース5に噛み込み、破断規制部材18と光ケーブル10との間の結合力が増加して望ましい。
【0027】
上述したコネクタ付き光ケーブルは、以下のようにして製造される。
先ず、ドロップケーブル1に対して前述の端部処理を実施して光ケーブル10を得た後、光ケーブル10に対して前述の端部処理の引き裂きを実施して、光ケーブル10の先端側部分を露出心線3aと、一対の分離テンション部分6に分離する。この後、光ケーブル10の所望の位置に破断規制部材18を位置付け、この破断規制部分18をかしめダイス等の工具でかしめて、光ケーブル10の外周形状に合わせて変形させるか、又は、エポキシ系等の接着剤によって接着することで、図1及び図3に示されるように光ケーブル10に装着する。このように、破断規制部材18がかしめ又は接着剤で光ケーブル10に取り付けられると、破断規制部材18と光ケーブル10との間の隙間を無くすことができるので、雨水等が光ケーブル10の外面をその先端側に伝わり、そして、光コネクタ11内に侵入することを防ぐことができる。
【0028】
ここで、光ケーブル10における端部処理の引き裂きを行う前に、光ケーブル10に破断規制部材18を予め取り付けておくこともできる。この場合、光ケーブル10が引き裂かれても、この引き裂き長さは破断規制部材18がストッパとなって制限されることから、光ケーブル10が不所望に長く引き裂かれることはない。
【0029】
又、破断規制部材は、光ケーブル10の引き裂きを拘束するものであれば種々のものを使用することができる。例えば、図6に示す破断規制部材22は一対の半割体22a,22bから成り、これら半割体22a,22bは光ケーブル10の半外周形状に合致した内面形状を有する。又、図7に示す破断規制部材24はスリット24aを有するCリング形状又はコの字形状を成している。
【0030】
この後、光ケーブル10における端部処理の残り、つまり、一対の分離テンション部分6の切断形成が実施され、これら分離テンション部分6に所望の長さが与えられる。
この後、光ケーブル10をその露出心線3a側からブーツ16、かしめリング15、ストッパ部材14の本体14a及び圧縮コイルばね17に挿通する。
【0031】
次に、露出心線3aの先端部の被覆を除去して個々の光ファイバを露出させ、これら光ファイバを前述したようにフェルール12に取り付ける。
尚、露出心線3aの先端部の被覆を除去した後、光ケーブル10を前記各部品、つまり、ブーツ16、かしめリング15、ストッパ部材14の本体14a及び圧縮コイルばね17に挿通してもよい。
【0032】
次いで、フェルール12の先端面7を研磨した後、フェルール12に把持部品19を組付け、これらフェルール12及び把持部品19にハウジング13を被せる。
この後、ハウジング13の後端から圧縮コイルばね17を介してストッパ部材14を装着し、これにより、ハウジング13内へのフェルール12の装着が完了する。この際、光ケーブル10の一対の分離テンション部分6はその切断端がストッパ部材14の本体14aに当接するのに十分な長さを有している。
【0033】
しかる後、一対の分離テンション部分6の切断端をストッパ部材14の本体14aに当接させ、且つ、これら分離テンション部分6間にて支持部14cを挟み付けた状態で、これらの外側にかしめリング15を配置し、これら分離テンション部分6及び支持部14cに対してかしめリング15をかしめる。これにより、一対の分離テンション部分6はかしめリング15を介してストッパ部材14に連結され、光ケーブル10、つまり、ドロップケーブル1と光コネクタ11とが連結される。
【0034】
そして、ブーツ16を光コネクタ11側へ移動し、そのハウジング13の後端に被着すると、コネクタ付き光ケーブル10が完成する。
このように、コネクタ付き光ケーブルには、その光ケーブル10に破断規制部材18が取り付けられているので、光ケーブル10に外力が加わっても、一対の分離テンション部分6の引き裂きが更に進行することはない。また、光ケーブル10を引き裂く前に、光ケーブル10の適切な位置に破断規制部材18を予め取り付けておけば、常に、光ケーブル10の引き裂きを正確に行うことができる。しかも、光コネクタ11のハウジング13の後端から延びる一対の分離テンション部分6及び露出心線3aは、常にブーツ16で覆われているので、露出心線3aが一対の分離テンション部分6からはみ出しても外部からは見えない。従って、コネクタ付き光ケーブルは見栄えが良いうえ、機能上も好ましい。
【0035】
次に、本発明のコネクタ付き光ケーブルに係る第2の実施形態を図8乃至図12を参照して、詳細に説明する。
以下、本実施形態の説明を説明するにあたり、第1の実施形態と同様の機能を有する部位には同一の参照符号を付けて、説明の重複を避け、相違する点のみの説明に留める。
【0036】
図8(a)及び(b)は、本実施形態のコネクタ付き光ケーブルを示す。
ストッパ部材14は略円柱形状の支持部14dを有し、この支持部14dは光コネクタ11におけるハウジング13の後端から突出している。支持部14dの外周面には一対の溝26が形成され、これら溝26は支持部14dの直径方向に離間し、支持部14dの端面にてそれぞれ開口している。各溝26は略U字形の断面形状を有し、その開口幅及び深さはそれぞれ前述した分離テンション部分6の直径よりも若干小さい。
【0037】
更に、図9(a),(b)から明らかなように、各溝26の底面には複数(本実施例では4つ)のセンタ歯28が突出しており、これらセンタ歯28は三角錐形状をなし、溝26の長手方向に所定の間隔を存して配置されている。又、各溝26の両側壁にはその底から複数のサイド歯30が突出しており、これらサイド歯30は三角形状の突起から成り、溝26の長手方向にセンサ歯28とは交互に配置されている。
【0038】
各溝26には前述した一対の分離テンション部分6がそのシース5の弾性変形を伴って押し込められ、これら分離テンション部分6の切断端は溝26の終端に当接された状態にある。
そして、ストッパ部材14の支持部14dの外側には、かしめリング15が配置され、このかしめリング15は一対の分離テンション部分6を介して支持部14dに対してかしめられている。より詳しくは、かしめリング15の内周面は支持部14dの外周面に密着され、そして、図8(b)から明らかなように、かしめリング15の一部は溝26内に侵入した状態にあり、これにより、かしめリング15の外周面には溝26に対応した凹部34が形成されている。これら凹部34は、分離テンション部分6のシース5を弾性圧縮し、この弾性圧縮に伴い、溝26のセンタ歯28及びサイド歯30がシース5に食い込んでいる。
【0039】
図8(b)に示されるように、かしめリング15の凹部34と分離テンション部分6内のテンションメンバ4との間には所望の厚みでシース5の一部が存在しており、凹部34がテンションメンバ4に直接に接触することはない。
なお、図8(b)中、参照符号38はストッパ部材14の挿通孔を示し、この挿通孔38に露出心線3aが挿通されている。
【0040】
次に、第2の実施形態におけるコネクタ付き光ケーブルの製造方法に関し、特に、かしめリング15のかしめ工程について詳細に説明する。
第1の実施形態の場合と同様に、光ドロップケーブル1の端部処理及び光ケーブル10の端部処理等を経て、フェルール12と光ケーブル10との間の接続及び光コネクタ11の組付けが完了される。
【0041】
この後、ストッパ部材14における支持部14dの各溝26に分離テンション部分6がそれぞれはめ込まれる。ここで、各溝26の断面積は分離テンション部分6の断面積に比べて少し小さくなっているので、分離テンション部分6はそのシース5の弾性変形を伴い、溝26に押し込められることになり、このとき、シース5の一部は溝26からはみ出た状態にある。
【0042】
次に、図10に示すように、支持部14dの外側にかしめリング15が配置される。ここで、かしめリング15の内径は支持部14dの外径よりも若干大きく、それ故、支持部14dに対するかしめリング15の嵌め合わせは分離テンション部分6をシース5のはみ出し部分を圧縮させながら行われる。
上述したようにして嵌め合わされたかしめリング15は支持部14d及び分離テンション部分6と共に、リングアセンブリ20を構成する。
【0043】
この後、かしめリング15のかしめが行われるが、このかしめ作業には、図11に示すようなかしめダイス40が使用される。このかしめダイス40は上ダイ41と、下ダイ42とから成り、これら上下のダイ41,42は互いに接離する方向に移動可能に支持されている。上ダイ41の下面及び下ダイ42の上面には互いに噛み合うような凹部44及び凸部46がそれぞれ形成され、これら凹部44の下面及び凸部46の上面には断面が略半円形の溝48,50がそれぞれ形成されている。これら溝48,50は上下のダイ41,42が閉じられたとき、つまり、凹部44及び凸部46が噛み合ったとき、断面円形のかしめ孔52を形成する。このかしめ孔52の内径はかしめ後におけるかしめリング50の外径に一致する。
【0044】
更に、溝48,50の底には断面が半円形をなす突条54がそれぞれ形成されており、これら突条54の突出高さは、前述したリングアセンブリ20における支持部14dの外周面と分離テンション部分6のテンションメンバ4との間の距離よりも低く設定されている。
次に、図12(a)に示すように、かしめダイス40を開いた後、下ダイ42の溝50内にリングアセンブリ20を配置する。この際、リングアセンブリ20はその支持部14dの2つの溝26が溝48,50の突条54と対応するように位置付けられる。この後、上ダイ41を下ダイ42に向けて下降させ、溝48,50の突条54間にてリングアセンブリ20を把持する。
【0045】
この後、図12(b)に示すように、かしめダイス40を完全に閉じると、リングアセンブリ19はかしめリング15の塑性変形を伴い、上下のダイ41,42の溝48,50間にてかしめられると同時に、これら溝48,50の突条54はかしめリング15の一部を支持リング14dの溝26内に向けて押込み、前述した一対の凹部34が形成される。このような凹部34の形成に伴い、分離テンション部分6のシース5は弾性圧縮され、そして、支持部14dにおける溝26のセンタ及びサイド歯28,30が分離テンション部分6のシース5に食い込むこととなる。
【0046】
又、前述したようにかしめリング15の凹部34と分離テンション部分6内のテンションメンバ4との間には弾性圧縮されたシース5の一部が介在しており、凹部34とテンションメンバ4とが互いに接することはない。それ故、テンションメンバ4が繊維強化プラスチックからなっていても、テンションメンバ4がかしめリング15のかしめ時、その凹部34により破断されることはない。
【0047】
以上のような一連の工程により、コネクタ付き光ケーブルが得られる。
上述のようなコネクタ付き光ケーブルの製造方法によれば、かしめリング15の凹部34が支持部14dの溝26に侵入した状態で、かしめリング15がかしめられるため、大きいかしめ強度が得られる。
しかも、分離テンション部分6のシース5は弾性圧縮を受けているため、シース5の復元力は分離テンション部分6とかしめリング15との間の摩擦を増大させる。
【0048】
更に、支持部14dにおける溝26のセンタ及びサイド歯28,30は分離テンション部分6のシース5に食い込んでいるので、分離テンション部分6は支持部14d、即ち、光コネクタ11にしっかりと連結される。
このような特徴を有することにより、ストッパ部材14からの光ケーブル10の脱落や破損等の不具合を被ることがなく、大きな引っ張り強度を有するコネクタ付き光ケーブルが得られることとなる。
【0049】
本発明は、かしめリング15に形成されるべき凹部34は断面半円形に限らず、様々な形状を採用することができる。
又、溝26におけるセンタ及びサイド歯28,30の形状に関しても、図示のものに限定されるものではない。
更に、前述した実施態様では、分離テンション部分6のテンションメンバ4が繊維強化プラスチックから形成されているため、かしめリング15の凹部34とテンションメンバ4との直接的な接触を避けているが、テンションメンバ4が鋼線からなっている場合、凹部34はテンションメンバ4に直接的に接触してもよい。
【0050】
【発明の効果】
このようなコネクタ付き光ケーブル(請求項1〜6)によれば、コネクタ付き光ケーブルの長手方向において、分離部分の引っ張り強度が十分であり、分離部分の長さを適度に設定し、且つ、その長さを維持することができ、更に、ブーツを伴った分離部分の外観を良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ付き光ケーブルの第1の実施形態を示すもので、光コネクタのブーツを後退させた斜視図である。
【図2】光ケーブルの一例として挙げたシースで一括被覆されたドロップケーブルの斜視図である。
【図3】図1のコネクタ付き光ケーブルの分解斜視図である。
【図4】図2の光ケーブルの分離されたドロップケーブル(支持鋼線は図示しない)の斜視図である。
【図5】図1のコネクタ付き光ケーブルで用いる破断規制部材の一例を示す斜視図である。
【図6】破断規制部材の他の例を示す斜視図である。
【図7】破断規制部材の更に他の例を示す斜視図である。
【図8】本発明のコネクタ付き光ケーブルの第2の実施形態を示すもので、(a)は縦断面図、(b)は接続部分の右断面図である。
【図9】図8のストッパ部材を示すもので、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図10】かしめリングで嵌め合わされたリングアセンブリの断面図である。
【図11】かしめダイスの断面図である。
【図12】かしめダイスにより、かしめリングで嵌め合わされたリングアセンブリをかしめ加工する方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光ドロップケーブル(光ケーブル)
2 支持鋼線
3 光ファイバ心線
3a 露出心線
4 テンションメンバ
5 シース
5a,5b 薄肉部
6 分離テンション部分
10 光ケーブル
11 コネクタ
12 フェルール
13 ハウジング
14 ストッパ部材
14a 本体
14c,14d 支持部
15 かしめリング
16 ブーツ
17 圧縮コイルばね
18,22,24 破断規制部材
19 把持部品
20 リングアセンブリ
26, 溝
28 センタ歯
30 サイド歯
34 凹部
38 挿通孔
40 かしめダイス
41 上ダイ
42 下ダイ
44 凹部
46 凸部
48 溝
50 溝
52 かしめ孔
54 突条

Claims (6)

  1. シース内に一対のテンションメンバ及びこれらのテンションメンバ間に光ファイバを有する光ケーブルと、
    フェルール及び前記テンションメンバが固定される固定部を有するコネクタとを備えたコネクタ付き光ケーブルであって、
    前記光ケーブルの一端部の光ファイバは前記シースより分離されて前記フェルールに接続され、
    前記光ケーブルの一端部のテンションメンバは分離されて分離テンション部分を形成し、分離された各々のテンションメンバは前記固定部に固定され、
    前記分離テンション部分のうち前記コネクタから最も離れた部分となる前記テンションメンバが分離される根元部であり、かつ前記コネクタのハウジング後端から延びるブーツで覆われた位置に前記シースの分離の進行を防ぐ破断規制部材が設けられたことを特徴とするコネクタ付き光ケーブル。
  2. 前記破断規制部材は、前記光ケーブルを囲繞し、且つ前記光ケーブルの外周形状に合わせて変形されていることを特徴とする請求項1のコネクタ付き光ケーブル。
  3. 前記一対の分離テンション部分により挟み付けられる支持部と、前記一対の分離テンション部分を前記支持部とともに囲繞し、これら分離テンション部分を前記支持部に締付けて接続する連結リングと
    を含み、
    前記支持部はその外周面に、前記各分離テンション部分がそれぞれはめ込まれ、且つ前記分離テンション部分よりも小さい横断面積を有した一対の溝を有し、前記各分離テンション部分は前記連結リングの締付けにより、前記溝内にて圧縮変形された状態にある
    ことを特徴とする請求項1のコネクタ付き光ケーブル。
  4. 前記連結リングは、前記溝内に向けて突出する凸部を更に有することを特徴とする請求項3のコネクタ付き光ケーブル。
  5. 前記分離テンション部分の前記テンションメンバは繊維強化プラスチックから成り、
    前記連結リングの前記凸部と前記テンションメンバとの間には少なくとも前記シースの一部が確保されていることを特徴とする請求項4のコネクタ付き光ケーブル。
  6. 前記各溝の内壁は、前記分離テンション部分のシース半体に食い込む複数の歯を有することを特徴とする請求項3のコネクタ付き光ケーブル。
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