JP2002296426A - ファイバ心線分岐部材 - Google Patents

ファイバ心線分岐部材

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JP2002296426A
JP2002296426A JP2001097217A JP2001097217A JP2002296426A JP 2002296426 A JP2002296426 A JP 2002296426A JP 2001097217 A JP2001097217 A JP 2001097217A JP 2001097217 A JP2001097217 A JP 2001097217A JP 2002296426 A JP2002296426 A JP 2002296426A
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fiber core
cores
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Takahiro Ogawa
貴弘 小川
Eiki Miyazaki
栄樹 宮崎
Masahito Shiino
雅人 椎野
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイバ心線を露出させるために同心線から
剥がした抗張力体の処理に苦慮していた。 【解決手段】多心ファイバコードを挿通可能な筐体内
に、そこに挿通された多心ファイバケーブルから外部被
覆を除去し、その内側の抗張力体を剥がして露出させ分
岐させた夫々のファイバ心線を整列可能な心線整列部
と、ファイバ心線から剥がされた抗張力体を保持可能な
保持部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数本のファイバ
心線の周囲に抗張力体が配置され、その外側が外部被覆
で被覆された多心ファイバコードから夫々のファイバ心
線を分岐して取り出すためのファイバ心線分岐部材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】前記のような構造を有する多心ファイバ
コードから夫々のファイバ心線を分岐して取り出すため
のファイバ心線分岐部材として従来図8に示すようなフ
ァイバ心線分岐部材がある。図8に示すファイバ心線分
岐部材は、多心ファイバコードAが筐体B内に挿通固定
され、その多心ファイバコードAの外部被覆Cを除去
し、抗張力体Dを剥がして露出させて分岐させた夫々の
ファイバ心線Eが心線整列部Fによって整列されている
ものである。ここで、ファイバ心線Eを露出させるため
に剥がした多心ファイバコードAの抗張力体Dは図9
(a)に示すように、外部被覆C側に折り返えして同フ
ァイバコードAに被せた円筒状の金属部品Gの外側に被
せられ、同図(b)に示すように、さらにその金属部品
Gの外側に被せられた別の金属部品Hとの間に挟着保持
されている。また、前記心線整列部Fは図10に示すよ
うに、円筒状のチューブ留め部J内に複数の保護チュー
ブKを配置し、それらチューブK同士の隙間に接着剤L
を充填・硬化させたものであり、前記露出させた夫々の
ファイバ心線Eを任意の保護チューブK内に通線させる
ことによってそれらファイバ心線Eを整列可能としたも
のである。
【0003】図11に示すように、抗張力体Gを多心フ
ァイバコードAの外部被覆C側に折り返すことなく、そ
の外側に熱収縮チューブMを被せ、抗張力体Gをファイ
バ心線Eと一緒に纏めたファイバ心線分岐部材もある。
尚、図11では筐体は省略してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のファイバ心
線分岐部材は心線整列部Fが前記のようにして製作され
ているため、チューブ留め部J内における保護チューブ
Kの配列状態が製品毎にまちまちであり、次ぎのような
課題があった。 (1)ファイバ心線Eを保護チューブK内へ通線し難
く、作業性が悪い。 (2)ファイバ心線Eの整列状態は製品毎にまちまちで
ある保護チューブKの配置状態に左右されるので、ファ
イバ心線Eを常に同一の状態に整列させることができな
い。このため、通線されたファイバ心線Eの線番識別に
手間や時間がかかる。 (3)いずれの保護チューブKにいずれのファイバ心線
Eを通線させるかが定まっていないため、実際にファイ
バ心線Eを保護チューブKに通線してみないと、当該保
護チューブKに通線されるファイバ心線Eの線番が判別
しない。 (4)当該分岐部材やこれに接続されている多心ファイ
バコードA等に何らかの外力が加わった場合、夫々のフ
ァイバ心線Eに作用する曲げ力が大きく異なり、ファイ
バ心線E同士に重なり、捩じれ、引っかかり等が発生す
ることがあり、それらが原因で損失増加や断線を招く虞
がある。
【0005】図9に示すように2つの金属部品G、Hの
間に抗張力体Dを挟着保持したファイバ心線分岐部材に
は前記課題に加え、さらに次のような課題があった。 (1)一般的に一方の金属部品Gの外周面に被せた抗張
力体Dを同部品Gの外周面に接着固定しており、別の金
属部材Hを用いてこれを挟着しなくとも十分な固定強度
が確保可能であるにも拘らず、2つの金属部品G、Hを
必要とするため、無駄なコストがかかる。
【0006】図11に示すように、熱収縮チューブMを
用いて抗張力体Dをファイバ心線Eと一緒に纏めるファ
イバ心線分岐部材には前記課題に加え、さらに次のよう
な課題があった。 (1)抗張力体Dがファイバ心線Eに接触し、伝送損失
を劣化させる等の悪影響を与える虞がある。 (2)熱収縮チューブMを収縮させた際に、その内側の
ファイバ心線Eに曲がりや捩じれが発生する虞があり、
曲がりや捩じれの発生が予想される場合には一度収縮さ
せた熱収縮チューブMを除去してファイバ心線Eの状態
を確認しなくてはならず、歩留まりの低下を招く。さら
に、熱収縮チューブMを除去しても、ファイバ心線Eの
周囲に抗張力体Dが存在するため、ファイバ心線Eの状
態を確認し難く、さらに歩留まりの低下を招く。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】本件出願のファイバ心線分岐部材の一つ
は、複数本のファイバ心線の周囲に抗張力体が配置さ
れ、その外側が外部被覆で被覆された多心ファイバコー
ドを挿通可能な筐体内に、そこに挿通された多心ファイ
バケーブルから前記外部被覆を除去し、その内側の抗張
力体を剥がして露出させて分岐させた夫々のファイバ心
線を整列可能な心線整列部と、ファイバ心線から剥がさ
れた前記抗張力体を保持可能な保持部が設けられたもの
である。
【0009】本件出願のファイバ心線分岐部材の他の一
つは、抗張力体を露出したファイバ心線に接触させない
ように筐体に固定可能な保持部を設けたものである。
【0010】本件出願のファイバ心線分岐部材の他の一
つは、心線整列部がファイバ心線を通線可能な複数の通
孔を備え、分岐された夫々のファイバ心線を所定の通孔
に通線させることによってそれらファイバ心線を所定状
態に整列可能なものである。
【0011】本件出願のファイバ心線分岐部材の他の一
つは、心線整列部がファイバ心線を収容可能は複数の凹
溝を備え、分岐された夫々のファイバ心線を所定の凹溝
に収容することによってそれらファイバ心線を所定状態
に整列可能なものである。
【0012】本件出願のファイバ心線分岐部材の他の一
つは、心線整列部の通孔又は凹溝に保護チューブが配置
され、分岐された夫々のファイバ心線を所定の通孔に配
置された保護チューブに通線させるか、所定の凹溝に収
容させるかすることによって、それらファイバ心線を所
定状態に整列可能なものである。
【0013】本件出願のファイバ心線分岐部材の他の一
つは、保護チューブはその周囲に抗張力体が配置され、
その外側が外部被覆で被覆されたものであり、外部被覆
を除去し、抗張力体を剥がして露出させた保護チューブ
が心線整列部の通孔又は凹溝に配置されているものであ
る。
【0014】本件出願のファイバ心線分岐部材の他の一
つは、心線整列部が筐体に着脱可能なものである。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明のファイバ
心線分岐部材の実施形態の一例を図1〜図6に基づいて
説明する。このファイバ心線分岐部材は図1に示すよう
に、ファイバ心線13の周囲に抗張力体12が配置さ
れ、その外側が外部被覆11で被覆された8心の多心フ
ァイバコード10を挿通可能な筐体1内に、露出され分
岐されたファイバ心線13を所定状態に整列可能な心線
整列部30と、ファイバ心線13から剥がされた抗張力
体12を保持可能な保持部20とが設けられたものであ
る。
【0016】前記筐体1は図2に示すように、上方開口
の細長箱状に形成され、長手方向一方側面2に多心ファ
イバコード10図1に示す状態で挿通可能な差込み口3
が開設されている。また、幅方向両側面を前記差込み口
3の先方において内側に絞り込み、同差込み口3から挿
通された多心ファイバコード10をその両外側から挟ん
で図1に示すように位置決めする位置決め部4が対向し
て設けられている。ここで、前記差込み口3から多心フ
ァイバコード10を挿通する場合は、図3(a)に示す
ように、多心ファイバコード10の外部被覆11を所定
長だけ除去してから抗張力体12を剥がして内側のファ
イバ心線13を露出させ、さらに、抗張力体12を所定
長(例えば17mm)だけ残して切除する。次ぎに図3
(b)に示すように、当該多心ファイバコード10に予
め通しておいた熱収縮チューブ14を露出したファイバ
心線13側に引き寄せ、その端部を抗張力体12の根元
に所定長(例えば1mm)だけ被せてから、同熱収縮チュ
ーブ14を加熱して収縮させる。その後、図4に示すよ
うに、前記熱収縮チューブ14が当該筐体1内に収容さ
れるまで、多心ファイバコード10を差込み口3から筐
体1内に挿通し、筐体1内に収容された熱収縮チューブ
14を接着剤によって当該筐体1に仮固定する。このと
き、図1に示すように、熱収縮チューブ14が前記位置
決め部4によって両外側から挟まれ、これによって多心
ファイバコード10が位置決めされる。
【0017】図2に示すように、筐体1の前記位置決め
部4の先方には、一対の板状の保持部20が突設されて
いる。具体的には図4に示すように、前記差込み口3か
ら挿通された多心ファイバコード10の露出されたファ
イバ心線13が通過可能な間隔をあけて一対の保持部2
0が対向するように突設されており、前記ファイバ心線
13を露出させるために剥がした抗張力体12を当該筐
体1の幅方向両内面21との間に挟着保持可能としてあ
る。ここで、保持部20によって抗張力体12を挟着保
持するためには、図4に示すように抗張力体12を均等
に二分し、これにアルコール等を塗布して纏めた上で、
保持部20と筐体1の幅方向内面21との間の隙間に押
し込む。この際、必要に応じて隙間に押し込んだ抗張力
体12を接着剤によって仮固定する。
【0018】前記図1に示す心線整列部30は図5に示
すように、長手方向一方に開口部31が形成され、その
開口部31と対向する側面32に多数の通孔33が縦横
に均等な格子状に開設されたチューブ留め部34と、前
記通孔33に挿通固定された保護チューブ35とからな
る。尚、保護チューブ35は、その周囲に抗張力体36
が配置され、その外側が外部被覆37で被覆されてお
り、これを前記通孔33に挿通固定する場合には、外部
被覆37を除去し、抗張力体36を剥がして保護チュー
ブ35を露出させ、これを通孔33に挿通固定する。
【0019】ここで、通孔33に挿通された保護チュー
ブ35の端面38とチューブ留め部34の側面32とは
面一となっていることが望ましく、そのためには保護チ
ューブ35の端面38が側面32と面一となるように、
当該保護チューブ35を通孔33に挿通させるか、側面
32から突出した保護チューブ35の余長部分を事後的
にカットする。何れにしても保護チューブ35は通孔3
3によってその配置位置が固定されるため、熟練者でな
くとも、保護チューブ35を常に同一の状態に配置可能
である。従って、前記図4に示す夫々のファイバ心線1
3を当該心線整列部30の所定の保護チューブ35に通
線させてから、その心線整列部30を筐体1内の所定位
置に収容して図1に示す状態とすることによって、多心
ファイバケーブル10の夫々のファイバ心線13を常に
所定状態に整列させることができる。もっとも、図1に
示す状態とした後に、仮固定しておいた前記熱収縮チュ
ーブ14及び抗張力体12を本固定してから筐体1に図
示されていない蓋を被せてこれを閉塞することは勿論で
あり、これによって本発明のファイバ心線分岐部材が完
成される。
【0020】尚、前記心線整列部30の夫々の保護チュ
ーブ35毎にそこに通線されるファイバ心線13の線番
を予め統一的に定めておけば、後にファイバ心線13の
線番を一々確認しなくとも、当該ファイバ心線13が通
線されている保護チューブ35から同チューブ35に通
線されているファイバ心線13の線番を把握することが
できる。例えば、図6に示すように、チューブ留め部3
4の通孔33が開設された側面32側から見て最右列上
側の保護チューブ35には1番心線を通線し、同列下側
の保護チューブ35には2番心線を通線し、以下順番に
最左列下側の保護チューブ35には8番心線を通線する
と定めておく。
【0021】(実施形態2)前記心線整列部30は図7
に示すように、チューブ留め部32に形成された複数の
凹溝50内に保護チューブ35を配置固定し、それら保
護チューブ35に図4に示す夫々のファイバ心線13を
通線して分岐整列可能としたものであってもよい。尚、
図7に示した心線整列部30では図5に示すような抗張
力体36や外部被覆37によって覆われていないむき出
しの保護チューブ35を使用しているが、図5に示すよ
うな保護チューブ35を使用することも可能である。も
っとも、この場合は、抗張力体36を剥がしたり、外部
被覆37を除去したりすることなく、そのまま前記凹溝
50内に配置固定することが望ましい。
【0022】心線整列部30の保護チューブ35を省略
し、チューブ留め部30の通孔33(図5)、又は凹溝
50(図7)に直接ファイバ心線13を通線させて、同
図に示すファイバ心線13を分岐整列させることもでき
る。この場合も、夫々のファイバ心線13は通孔30又
は凹溝50によって位置が固定されるので、熟練者でな
くとも常に同一の状態にファイバ心線13を分岐整列可
能であり、夫々の通孔33又は凹溝50毎に通線される
ファイバ心線13の線番を予め統一的に定めておくこと
によって、後にファイバ心線13の線番把握が容易にな
る。
【0023】前記実施形態では8心の多心ファイバケー
ブから夫々のファイバ心線を分岐して取り出す場合を例
にとって本発明のファイバ心線分岐部材を説明したが、
本発明のファイバ心線分岐部材によって分岐可能な多心
ファイバケーブルは8心のものに限定されない。例え
ば、6心や12心の多心ファイバケーブから夫々のファ
イバ心線を分岐して取り出すことも可能である。もっと
も、多心ファイバケーブの心線数に応じて、心線整列部
の通孔や凹溝の数を増設することはもとより、これに伴
ってその他の必要個所の寸法や形状等を適宜設計変更す
ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載のファイバ心線分岐部材
は、筐体にファイバ心線から剥がされた抗張力体を保持
可能な保持部が設けられているので、次のような効果を
有する。 (1)ファイバ心線を露出させるために剥がした多心フ
ァイバコードの抗張力体を保持するために図9に示すよ
うな別体の部品を必要とせず、その分だけ生産コストが
低減される。
【0025】請求項2記載のファイバ心線分岐部材は、
保持部が抗張力体を露出させたファイバ心線に接触しな
いように筐体に固定可能なので、前記効果に加えて特に
次のような効果を有する。 (1)熱収縮チューブによって抗張力体とファイバ心線
を一緒に纏めて処理する場合(図11)のように、抗張
力体がファイバ心線に接触し、伝送損失を劣化させる等
の悪影響を与える虞がない。 (2)ファイバ心線が前記熱収縮チューブや抗張力体に
よって覆われることがないので、同心線に曲がりや捩じ
れが発生しても、これを即座に把握することができ、従
来に比べて歩留まりが向上する。
【0026】請求項3又は請求項4記載のファイバ心線
分岐部材は、心線整列部がファイバ心線を通線可能な複
数の通孔又は凹溝を備え、分岐された夫々のファイバ心
線を所定の通孔に通線させる、あるいは凹溝に収容する
だけで、それらファイバ心線を所定状態に整列可能なの
で、前記効果に加えて特に次のような効果を有する。 (1)熟練者でなくとも複数のファイバ心線を常に所定
状態に整列させることができるので、作業者毎のバラツ
キがなくなる。 (2)夫々の通孔又は凹溝毎に通線あるいは収容するフ
ァイバ心線の線番を予め定めておけば、後にファイバ心
線の線番を一々確認しなくても、線番を把握することが
できる。 (3)ファイバ心線が常に均一に整列されるため、何ら
かの原因で当該分岐部材やそれに接続された多心ファイ
バコードに外力が加わっても、夫々のファイバ心線に作
用する曲げ力に大差が生じないので、ファイバ心線同士
に重なり、捩じれ、引っかかり等が発生することがな
く、損失増加や断線を招く虞もない。
【0027】請求項5記載のファイバ心線分岐部材は、
心線整列部の通孔又は凹溝に保護チューブが配置され、
分岐された夫々のファイバ心線を所定の通孔に配置され
た保護チューブに通線させるか、所定の凹溝に収容させ
るかすることによって、それらファイバ心線を所定状態
に整列可能なので、前記効果に加えて特に次のような効
果を有する。 (1)ファイバ心線が保護チューブによって保護されて
いるので、傷が付いたり、破断したりし難く、信頼性の
高い分岐部材となる。
【0028】請求項6記載のファイバ心線分岐部材は、
保護チューブがその周囲に抗張力体 が配置され、その外側が外部被覆で被覆されたものなの
で、前記効果に加えて特に次のような効果を有する。 (1)ファイバ心線がさらに強固に保護され、より一層
信頼性の高い分岐部材となる。
【0029】請求項7記載のファイバ心線分岐部材は、
心線整列部が筐体に着脱可能なので、前記効果に加えて
特に次のような効果を有する。 (1)露出された夫々のファイバ心線を心線整列部によ
って整列させてから、その心線整列部を筐体内に収容す
ることができる。従って、心線整列部が筐体内に収容さ
れた状態で前記作業を行う場合に比べて作業性が良く、
組立時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファイバ心線分岐部材の実施形態の一
例を示す平面図。
【図2】図1に示すファイバ心線分岐部材の筐体を示す
斜視図。
【図3】(a)(b)は多心ファイバコードを筐体に挿
通固定するための前処理工程を示す説明図。
【図4】図3に示す前処理工程が済んだ多心ファイバコ
ードを筐体に挿通固定した状態を示す平面図。
【図5】図1に示すファイバ心線分岐部材の心線整列部
を示す斜視図。
【図6】心線整列部におけるファイバ心線の整列状態の
一例を示す説明図。
【図7】心線整列部の他例を示す斜視図。
【図8】従来のファイバ心線分岐部材の一例を示す説明
図。
【図9】(a)(b)は図8に示すファイバ心線分岐部
材における抗張力体の処理方法を示す説明図。
【図10】図8に示すファイバ心線分岐部材の心線整列
部を示す斜視図。
【図11】ファイバ心線分岐部材における抗張力体の処
理方法の他例を示す説明図。
【符号の説明】
1 筐体 2 筐体の側面 3 差込み口 4 位置決め部 10 多心ファイバコード 11 多心ファイバコードの外部被覆 12 多心ファイバコードの抗張力体 13 多心ファイバコードの夫々のファイバ心線 14 熱収縮チューブ 20 保持部 21 筐体の幅方向内面 30 心線整列部 33 心線整列部の通孔 35 保護チューブ 50 心線整列部の凹溝
フロントページの続き (72)発明者 椎野 雅人 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本のファイバ心線の周囲に抗張力体が
    配置され、その外側が外部被覆で被覆された多心ファイ
    バコードを挿通可能な筐体内に、そこに挿通された多心
    ファイバケーブルから前記外部被覆を除去し、その内側
    の抗張力体を剥がして露出させて分岐させた夫々のファ
    イバ心線を整列可能な心線整列部と、ファイバ心線から
    剥がされた前記抗張力体を保持可能な保持部が設けられ
    たことを特徴とするファイバ心線分岐部材。
  2. 【請求項2】保持部は抗張力体を露出したファイバ心線
    に接触させないように筐体に固定可能であることを特徴
    する請求項1記載のファイバ心線分岐部材。
  3. 【請求項3】心線整列部がファイバ心線を通線可能な複
    数の通孔を備え、分岐された夫々のファイバ心線を所定
    の通孔に通線させることによってそれらファイバ心線を
    所定状態に整列可能であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のファイバ心線分岐部材。
  4. 【請求項4】心線整列部がファイバ心線を収容可能は複
    数の凹溝を備え、分岐された夫々のファイバ心線を所定
    の凹溝に収容することによってそれらファイバ心線を所
    定状態に整列可能であることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のファイバ心線分岐部材。
  5. 【請求項5】心線整列部の通孔又は凹溝に保護チューブ
    が配置され、分岐された夫々のファイバ心線を所定の通
    孔に配置された保護チューブに通線させるか、所定の凹
    溝に収容させるかすることによって、それらファイバ心
    線を所定状態に整列可能であることを特徴とする請求項
    3又は請求項4記載のファイバ心線分岐部材。
  6. 【請求項6】保護チューブはその周囲に抗張力体が配置
    され、その外側が外部被覆で被覆されたものであり、外
    部被覆を除去し、抗張力体を剥がして露出させた保護チ
    ューブが心線整列部の通孔又は凹溝に配置されているこ
    とを特徴とする請求項5記載のファイバ心線分岐部材。
  7. 【請求項7】心線整列部が筐体に着脱可能であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のフ
    ァイバ心線分岐部材。
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Cited By (4)

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JP2007114658A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ケーブル引留把持機構
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JP2014126667A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Fujikura Ltd 分岐構造体、成端処理用キット及び光ファイバケーブルの成端方法
KR101742341B1 (ko) * 2009-12-21 2017-05-31 스미토모 덴키 고교 가부시키가이샤 광 파이버 홀더 및 광 파이버 심선의 보지 방법

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