JPH0745041Y2 - 多心光ケ−ブルの端末処理構造 - Google Patents

多心光ケ−ブルの端末処理構造

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JPH0745041Y2
JPH0745041Y2 JP12223587U JP12223587U JPH0745041Y2 JP H0745041 Y2 JPH0745041 Y2 JP H0745041Y2 JP 12223587 U JP12223587 U JP 12223587U JP 12223587 U JP12223587 U JP 12223587U JP H0745041 Y2 JPH0745041 Y2 JP H0745041Y2
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JP
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optical cable
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optical
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JP12223587U
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富夫 酒井
宏明 高橋
功 阿部
誠 川崎
啓一 高山
昭一 渡部
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はテンションメンバを有する多心光ケーブルの端
末部が筐体内に固定され、他の光ケーブルと接続される
ような多心光ケーブルの端末処理構造に関する。
[従来の技術] 第4図に光ファイバ心線として例えば光テープ心線をス
ペーサの溝に積層して収納した一般的な多心光ケーブル
の一例を示す。図において、1は多心光ケーブル、2は
中心にテンションメンバ3を有するスペーサ、4はスペ
ーサ2の溝に収納された光テープ心線であり光ファイバ
を例えば5本一括被覆したものである。5は押え巻、6
はシースである。
この様な多心光ケーブル1の端末を第8図に示したよう
に、接続箱またはクロージャ等の筐体7内に導いて他の
光ケーブル9の複数本と接続する場合には、先ずシース
6,押え巻5及びスペーサ2を除去して光ケーブル心線4
及びテンションメンバ3を露出させ、テンションメンバ
3を光テープ心線4とは独立させて筐体7にクランプ14
等で直接固定し、光テープ心線4を複数に分岐し(例え
ば、光テープ心線4をスペーサ2の異なる溝から適当に
引き出して4本ずつまとめて3分岐する)、この分岐光
テープ心線4aのそれぞれを他の光ケーブル9の光テープ
心線10(光ファイバ単線の集合体であってもよい)と接
続していた。
なお、最近では光テープ心線4の接続においては、V溝
付突合せ型接続器等のコネクタ8を使用して接続する方
式が用いられているが、この場合、一つのコネクタ8に
分岐光テープ心線4aの各心線4及び他の光ケーブル9の
各光テープ心線10をそれぞれ並列にセットして突き合わ
せ、一括して接続するようにしている。この様なコネク
タ接続では、融着接続のように接続余長を取る必要がな
いため、接続後の光ファイバ心線には十分な余長が与え
られていないことが多い。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、全光テープ心線4(第4図においては12
心、場合によっては60〜100心)を適当本数まとめて分
岐する場合、それぞれ分岐された分岐光テープ心線4aに
は適当な保護材料を用いて接続点まで引き出す必要があ
るが、ケーブル1のテンションメンバ3は筐体7に直接
固定されて使用できないため、分岐光テープ心線4aには
十分な機械的強度が期待できず、次のような問題があっ
た。
(a)多心光ケーブル1に張力がかかった場合には、そ
の張力はテンションメンバ3により吸収し得るが、他の
光ケーブル9に張力がかかった場合、多心光ケーブル1
のテンションメンバ3はその張力を吸収できず、張力が
分岐光テープ心線4aに直接加わってしまい、伝送損失が
増大したり、更には分岐光テープ心線4aが破断してしま
うおそれがある。これは、他の光ケーブル9のテンショ
ンメンバを筐体7に固定していても起こり得る。
(b)分岐光テープ心線4aにパイプ等の保護被覆が施さ
れたとしても、筐体7内での端末処理中に間違って保護
被覆を引っ張るなどして分岐光ファイバ心線4aに張力を
加えてしまった場合には、分岐光テープ心線4aが損傷、
破断してしまうおそれがある。
[考案の効果] 本考案の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、
分岐される光ファイバ心線の機械的強度を向上させ、安
全に多心光ケーブルの端末処理を行うことができる多心
光ケーブルの端末処理構造を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案の要旨は、テンションメンバを有する
多心光ケーブルの端末部が筐体内に固定されてなる多心
光ケーブルの端末処理構造において、上記テンションメ
ンバが光ファイバ心線の分岐数以上に分岐されており、
該分岐テンションメンバの少なくとも一部のそれぞれと
上記各分岐光ファイバ心線とがそれぞれ対にされて上記
筐体内に導かれていることにある。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図であり、多心光
ケーブル1の端末部は筐体7内に導かれ、シース6,押え
巻5及びスペーサ2の一部が除去されて、光テープ心線
4及びテンションメンバ3が露出されており、光テープ
心線4はスペーサ2の各溝毎に4分岐されてされてい
る。
従来の多心光ケーブルの端末処理構造では、テンション
メンバ3が直接筐体7に固定されていたが、本実施例で
はテンションメンバ3が光テープ心線4の分岐数に合わ
せて分岐され、各分岐テンションメンバ3aは各分岐光テ
ープ心線4aに縦添えされている。
この様に各分岐光テープ心線4aと各分岐テンションメン
バ3aとを一対にして接続点まで分岐光テープ心線4aを引
き出すようにしたことにより、分岐光テープ心線4aに十
分な機械的強度を与えることができ、更に光テープ心線
4の接続部をも保護することができる。
なお、分岐光テープ心線4aと対にした以外にテンション
メンバが残っている場合は、直接筐体7に固定しておく
ことが望ましい。このようにすれば、多心光ケーブル1
に張力がかかった場合でも、分岐光テープ心線4aと対に
された分岐テンションメンバ3aに張力が加わる前に、そ
の張力をある程度残りのテンションメンバにより吸収す
ることができる。
第2図は光テープ心線を3分岐して3本の他の光ケーブ
ルと接続した場合の実施例を示す説明図である。先に第
8図において説明したように、本実施例においても分岐
光テープ心線4aと他の光ケーブル9の光テープ心線10は
コネクタ8により接続されている。
しかし、本実施例では、従来筐体7に直接固定されてい
たテンションメンバ3を複数に分岐し、この分岐テンシ
ョンメンバ3aを対にされる分岐光テープ心線4aのコネク
タ8に固定するようにしている。従って、他の光ケーブ
ル9に張力が加わっても、その張力は分岐テンションメ
ンバ3aで吸収できるため、分岐光テープ心線4aには直接
張力が加わることがない。
なお、本実施例における多心光ケーブル1と他の光ケー
ブル9との接続は筐体7内に限られるものではなく、分
岐光テープ心線4a及び分岐テンションメンバ3aのそれぞ
れを筐体7の外部まで引き出して、他の光ケーブル9と
接続するようにしてもよい。
また、他の光ケーブル9にテンションメンバがある場合
は、そのテンションメンバもコネクタ8に固定するよう
にすれば光テープ心線10をも張力から保護することがで
きる。
同様に、他の光ケーブル9にテンションメンバ11がある
場合は、第3図に示すように、分岐光テープ心線4aと光
テープ心線10とをコネクタ8で接続し、分岐テンション
メンバ3aとテンションメンバ11とを接続部12で接続する
ようにしてもよい。
この様に分岐光テープ心線4aと対にされた分岐テンショ
ンメンバ3aを心線接続用のコネクタ8に固定するか、或
いは、他の光ケーブルのテンションメンバ11と直接固定
することにより、ケーブル1,9にかかる張力を分岐テン
ションメンバ3aが吸収することができ、分岐光テープ心
線4aを異常張力等から十分に保護することができる。
なお、第4図に示したように、分岐テンションメンバ3a
をクランプ14で固定し、分岐光テープ心線4aと分岐テン
ションメンバ3aとの外周に保護被覆を設けることによ
り、作業中間違って保護被覆13を引っ張ってしまって
も、分岐テンションメンバ3aが有るため、分岐光テープ
心線4aを保護することができる。また、この保護被覆13
を第2図及び第3図に示した実施例の場合にも適用する
ことにより、より一層分岐光テープ心線4aの機械的強度
を向上させることができることは言うまでもない。
なお、テンションメンバ3は、複数に分割できるもので
あれば、特にその形状は制限されるものではなく、例え
ば第5図及び第6図に示すように、断面扇形の鋼線を複
数本撚合わせたもの、或いは断面円形の鋼線を複数本撚
合わせたものでもよく、またこれらに限定されるもので
はない。
[考案の効果] 以上に説明したように、本考案の多心光ケーブルの端末
処理構造によれば、ケーブルのテンションメンバが光フ
ァイバ心線の分岐数以上に分岐され、この分岐テンショ
ンメンバの少なくとも一部のそれぞれと各分岐光ファイ
バ心線とがそれぞれ対にされて筐体内に導かれるように
したことにより、分岐光ファイバ心線に十分な機械的強
度を与えることができ、光テープ心線に損傷を与えたり
或いは断線させたりすることなく安全に多心光ケーブル
の端末処理を行うことができるという頻著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示す説明図、第5
図及び第6図はテンションメンバの断面を示す説明図、
第7図は多心光ケーブルの一例を示す説明図、第8図は
従来例を示す説明図である。 1……多心光ケーブル、2……スペーサ、3,11……テン
ションメンバ、3a……分岐テンションメンバ、4,10……
光テープ心線、4a……分岐光テープ心線、7……筐体、
8……コネクタ、9……他の光ケーブル、12……テンシ
ョンメンバ接続部、13……保護被覆、14……クランプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 阿部 功 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 川崎 誠 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 高山 啓一 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)考案者 渡部 昭一 東京都千代田区丸の内2丁目1番2号 日 立電線株式会社内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テンションメンバを有する多心光ケーブル
    の端末部が筐体内に固定されてなる多心光ケーブルの端
    末処理構造において、前記テンションメンバが光ファイ
    バ心線の分岐数以上に分岐されており、該分岐テンショ
    ンメンバの少なくとも一部のそれぞれと前記各分岐光フ
    ァイバ心線とがそれぞれ対にされて前記筐体内に導かれ
    ていることを特徴とする多心光ケーブルの端末処理構
    造。
  2. 【請求項2】前記分岐光ァイバ心線の先端にこれと対に
    される前記分岐テンションメンバをも固定できるコネク
    タが装着されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の多心光ケーブルの端末処理構造。
  3. 【請求項3】前記分岐光ァイバ心線が他の光ケーブルの
    光ファイバ心線と接続され、前記分岐光ファイバ心線と
    対にされる前記分岐テンションメンバが前記他の光ケー
    ブルのテンションメンバと接続されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の多心光ケーブ
    ルの端末処理構造。
  4. 【請求項4】対にされた前記分岐光ァイバ及び前記分岐
    テンションメンバの外周にこれらを覆う保護被覆が設け
    られていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項乃至第3項記載の多心光ケーブルの端末処理構造。
  5. 【請求項5】前記各光ファイバ心線と対にされた以外の
    前記分岐テンションメンバが前記筐体内に直接固定され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    乃至第4項記載の多心光ケーブルの端末処理構造。
JP12223587U 1987-08-10 1987-08-10 多心光ケ−ブルの端末処理構造 Expired - Lifetime JPH0745041Y2 (ja)

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JP12223587U JPH0745041Y2 (ja) 1987-08-10 1987-08-10 多心光ケ−ブルの端末処理構造

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JPS6426705U JPS6426705U (ja) 1989-02-15
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