JPH08180744A - 線状体 - Google Patents

線状体

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JPH08180744A
JPH08180744A JP32290994A JP32290994A JPH08180744A JP H08180744 A JPH08180744 A JP H08180744A JP 32290994 A JP32290994 A JP 32290994A JP 32290994 A JP32290994 A JP 32290994A JP H08180744 A JPH08180744 A JP H08180744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
tapes
cable
linear body
coarse
Prior art date
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Pending
Application number
JP32290994A
Other languages
English (en)
Inventor
喜直 ▲こ▼玉
Yoshinao Kodama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH08180744A publication Critical patent/JPH08180744A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粗巻き糸またはテープがずれ難く、しかも端
末処理時における除去作業が容易な線状体を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 線状体本体の外側に、複数本の粗巻き糸また
はテープを、それらの巻き方向が一定周期毎に反転し、
かつ反転点で互いに交差するように巻回したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粗巻き構造を改善した線
状体に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の心線を撚合わせて構成される通信
ケーブルや計装ケーブルなどの多心ケーブルにおいて
は、心線群を識別しやすいようにするため、あるいは縦
添えされた押え巻きテープを押さえるため、心線群や押
え巻きテープ層の外周上に、粗巻き糸またはテープが巻
回される。図2は、多心ケーブルの一例として、400
対の心線を備える市内CCPケーブルの心線群構成を示
すもので、4条の心線を撚合わせてカッド1とし、この
カッドを5個平等に撚合わせて10対ユニット2とし、
この10対ユニットを5個撚合わせて50対ユニット3
とし、これを更に8個撚合わせて400対のケーブル心
4としている。上記10対ユニット2および50対ユニ
ット3の外周には、それぞれ識別のため色分けされた粗
巻きテープ5,6が巻回される。また、ケーブル心4の
外側には、プラスチックテープの押え巻き7が重ね巻き
または縦添えによって設けられるが、この押え巻き7が
縦添えによって形成される場合には、その外側にも粗巻
きテープ8が巻回される。図中、9はケーブル遮蔽層を
示し、10はケーブルシースを示す。このような構成の
多心ケーブルにおいて、粗巻きは、1枚または2枚のプ
ラスチックテープまたは糸を、適度の間隔およびピッチ
で開螺旋状に、かつ同一方向に巻回して設けられるが、
ケーブルユニット2,3が左右交互に反転撚りされてい
るような場合には、反転部のばらけを防止するため、図
3に示すように、2枚のテープまたは糸6a,6bを反
対方向に巻き付ける、いわゆるクロス巻きが適用され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多心ケーブルは、その
接続に際して、端末加工を施される。すなわち、ケーブ
ル端末部のケーブルシース10とケーブル遮蔽層9をは
ぎ取り、粗巻きテープ8および押え巻き7を取り除き、
粗巻きテープ6,5の色別を頼りに必要なケーブルユニ
ットを識別し、粗巻きテープ6,5を巻きほぐして除去
し、各心線をばらばらにして端末の絶縁被覆を剥離した
後、露出した心線の導体を相手方の機器端子またはケー
ブル心線の導体に接続する。しかしながら、従来の多心
ケーブルにおいては、粗巻きテープの巻きほぐしの作業
は、粗巻きの巻きピッチが細かい程、また端末処理部の
長さが長い程、容易でない。粗巻きテープを切断除去し
ようとしても、一方方向に巻かれているテープを引き抜
くためには、相当に短尺に切断しなければならず、手間
が掛かる上、ケーブル心を傷付ける恐れがある。特に、
防水性能を向上させるためにケーブル心にジェリー状の
混和物を充填した充填形ケーブルにおいては、粘性の高
い混和物が粗巻きテープの内外面にもこびりつき、周囲
に粘着しているため、粗巻きテープの除去作業は容易で
ない。
【0004】また、前述のように、ケーブルユニットが
左右交互に反転撚りされている場合には、反転部のばら
けを防止するため、クロス巻きが施されているが、2枚
のテープまたは糸を単に反対方向に巻き付けただけで
は、位置ずれが生じやすく、ケーブル心を押さえる力が
弱いため、反転部のばらけを十分に防止することが難し
い。そこで本発明は、粗巻き糸またはテープがずれ難
く、しかも端末処理時における除去作業が容易な線状体
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の線状体は、線状
体本体の外側に、複数本の粗巻き糸またはテープを、そ
れらの巻き方向が一定周期毎に反転し、かつ反転点で互
いに交差するように巻回したことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】本発明の線状体においては、複数本の粗巻き糸
またはテープが、それらの巻き方向が一定周期毎に反転
し、かつ反転点で互いに交差するようにして巻回されて
いるので、巻き付け位置がずれ難く、線状体に対して均
等な押え力が作用する。また、端末処理時には、粗巻き
糸またはテープの交差部を適当区間毎に切断することに
より、容易に引抜き除去することができる。
【0007】
【実施例】以下、図1を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、図2におけると同様、4条の心線を撚合
わせてカッド1とし、これを5個撚合わせて10対ユニ
ット2とし、この10対ユニットを5個撚合わせて50
対ユニット3とし、これを更に必要個数撚合わせてケー
ブル心4とする多心ケーブルにおける50対ユニット3
の構成例を示す。この場合の粗巻き11は、同色または
異なる色に着色した2枚のプラスチックテープ11a,
11bを、それらの巻き方向が180度毎に反転し、か
つ反転点10cで互いに交差するように巻回することに
より構成されている。このような構成の多心ケーブルに
おいては、2本の粗巻きテープ11a,11bが、それ
らの巻き方向が一定周期毎に反転し、かつ反転点11c
で互いに交差するようにして巻回されているので、巻き
付け位置がずれ難く、ケーブルユニットまたはケーブル
心に対して均等な押え力が作用する。また、端末処理時
には、粗巻きテープ11a,11bの交差部(反転点1
1c)を適当区間毎、例えば1個置きに、鋏やナイフで
切断することにより、容易に引抜き除去することができ
る。したがって、粗巻きテープ11a,11bの切断箇
所は少なくて済み、その分、ケーブル心を傷付ける恐れ
は減少する。
【0008】なお、以上の説明においては、粗巻きとし
てプラスチックテープを使用した例につき述べたが、こ
れは粗巻き糸に置換してもよく、粗巻き糸またはテープ
の本数も2本に限らず、3本以上の任意の本数でもよ
い。また、粗巻き糸またはテープの適用箇所も、50対
ユニットに限らず、心線群や縦添え押え巻きテープの外
周でもよく、適用対象も、例示した市内CCPケーブル
に限らず、心線数の多い通信ケーブルや機器配線用電
線、あるいは光ファイバケーブルなど各種の線状体に広
く適用することができる。
【0009】例えば、図4は本発明をルースチューブ型
光ファイバケーブル心に適用した例を示すもので、鋼線
からなる補強心12の周りに、それぞれ光ファイバ(図
示せず)を収納したプラスチック製のチューブ13を6
本、撚り方向が交互に反転するようにして撚合わせ、そ
の外側に2本の粗巻き糸14a,14bを、それらの巻
き方向が一定周期毎に反転し、かつ反転点で互いに交差
するように巻回した線状体を示している。
【0010】
【発明の効果】本発明の線状体においては、複数本の粗
巻き糸またはテープが、それらの巻き方向が一定周期毎
に反転し、かつ反転点で互いに交差するようにして巻回
されているので、巻き付け位置がずれ難く、線状体本体
に対して均等な押え力が作用する。また、端末処理時に
は、粗巻き糸またはテープの交差部を適当区間毎に切断
することにより、容易に引抜き除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の線状体における50対ユニットの構
成例を示す斜視図である。
【図2】 400対の心線を備える市内CCPケーブル
の心線群構成を示す縦断面図である。
【図3】 図2のケーブルにおける50対ユニットの構
成例を示す斜視図である。
【図4】 本発明をルースチューブ型光ファイバケーブ
ルに適用した例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……カッド 2……10対ユニット 3……50対ユニット 4……ケーブル心 5,6,8……粗巻きテープ 7……押え巻き 9……ケーブル遮蔽層 10……ケーブルシース 11a,11b……粗巻きテープ 11c……反転点 12……補強心 13……チューブ 14a,14b……粗巻き糸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状体本体の外側に、複数本の粗巻き糸
    またはテープを、それらの巻き方向が一定周期毎に反転
    し、かつ反転点で互いに交差するように巻回したことを
    特徴とする線状体。
  2. 【請求項2】 2本の粗巻き糸またはテープを、それら
    の巻き方向が180度毎に反転し、かつ反転点で互いに
    交差するように巻回したことを特徴とする請求項1に記
    載の線状体。
  3. 【請求項3】 線状体本体がケーブルユニットであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の線状体。
  4. 【請求項4】 線状体本体が左右交互撚りされているル
    ースチューブ型光ファイバケーブル心であることを特徴
    とする請求項1に記載の線状体。
JP32290994A 1994-12-26 1994-12-26 線状体 Pending JPH08180744A (ja)

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JP32290994A JPH08180744A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 線状体

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005018988A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Totoku Electric Co Ltd 最外層テープギャップ巻き電線
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