JPH07122123A - 多芯ケーブル - Google Patents
多芯ケーブルInfo
- Publication number
- JPH07122123A JPH07122123A JP5287641A JP28764193A JPH07122123A JP H07122123 A JPH07122123 A JP H07122123A JP 5287641 A JP5287641 A JP 5287641A JP 28764193 A JP28764193 A JP 28764193A JP H07122123 A JPH07122123 A JP H07122123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- ribbon
- unit
- optical fiber
- ribbon cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 医療機器などに用いられる多芯ケーブルの端
末処理に際し、特定の線芯が容易に判別できる構造とす
る。 【構成】 リボンケーブルを巻き込んでユニットとし、
これを複数集合した多芯ケーブルで、このリボンケーブ
ルは複数本の線芯を並列し、その一側に光ファイバを配
した。端末加工の際、外被等を取り除いてユニットを露
出し、ケーブルの一端から光ファイバに入光して他端で
これを確認すればユニットの特定が容易にできる。ま
た、各線芯は光ファイバを基準とし、そこからの配列順
を確認することで容易かつ確実に判別できる。
末処理に際し、特定の線芯が容易に判別できる構造とす
る。 【構成】 リボンケーブルを巻き込んでユニットとし、
これを複数集合した多芯ケーブルで、このリボンケーブ
ルは複数本の線芯を並列し、その一側に光ファイバを配
した。端末加工の際、外被等を取り除いてユニットを露
出し、ケーブルの一端から光ファイバに入光して他端で
これを確認すればユニットの特定が容易にできる。ま
た、各線芯は光ファイバを基準とし、そこからの配列順
を確認することで容易かつ確実に判別できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療機器などに使用され
る多芯ケーブルに関するものである。
る多芯ケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】同軸多芯ケーブルの端末処理においてケ
ーブル両端で多数芯の中から特定の線芯を判別する手段
としては、同軸芯の外被色もしくは外被色と絶縁体色と
の組み合わせによって判別したり、同軸芯の中心導体若
しくは外部シールドを用い電気的に導通をあたって探し
出し、プラグを立てて目印とすることが行われている。
ーブル両端で多数芯の中から特定の線芯を判別する手段
としては、同軸芯の外被色もしくは外被色と絶縁体色と
の組み合わせによって判別したり、同軸芯の中心導体若
しくは外部シールドを用い電気的に導通をあたって探し
出し、プラグを立てて目印とすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、情報伝送量が
増えて多芯化が進むと色分けによる区別は人間の識別能
力との関係から限界があり困難となってきている。即
ち、現実問題として誤認なく識別できるのは8色程度が
限度であり、8色を基本とした組み合わせやストライプ
状の着色を施しているのが現状である。そのため、ケー
ブル製造段階での工程が複雑になり、コスト的にも高く
なるといった問題があった。
増えて多芯化が進むと色分けによる区別は人間の識別能
力との関係から限界があり困難となってきている。即
ち、現実問題として誤認なく識別できるのは8色程度が
限度であり、8色を基本とした組み合わせやストライプ
状の着色を施しているのが現状である。そのため、ケー
ブル製造段階での工程が複雑になり、コスト的にも高く
なるといった問題があった。
【0004】また、電気的導通による識別は作業効率が
悪く、生産能力,コスト面での問題が残されていた。今
日の医療機器、特に超音波内視鏡もその例外ではなく、
解像度向上のため芯数が増え、探触子部分の加工が困難
を極めている。というのは探触子に使用される圧電素子
の並列ピッチが細かくなりスペース的に余裕がないた
め、探触子側のケーブルの接続作業を先に行っており、
その後内視鏡本体のチューブなどに挿入して装置本体側
コネクタを加工している。その際、探触子側は振動によ
る断線などを防止するため樹脂によって封入されてお
り、装置本体側のコネクタ加工は電気的に導通をあたっ
て探し出すことができない。また、プラグを立ててもケ
ーブルのその部分の体積が増えてしまい、チューブの挿
入が不可能となるためプラグによる識別もできなくな
る。従って、このような場合同軸芯の色分けによって判
別するしかなく、これでは前記のケーブル製造段階での
工程複雑化が避けられなかった。
悪く、生産能力,コスト面での問題が残されていた。今
日の医療機器、特に超音波内視鏡もその例外ではなく、
解像度向上のため芯数が増え、探触子部分の加工が困難
を極めている。というのは探触子に使用される圧電素子
の並列ピッチが細かくなりスペース的に余裕がないた
め、探触子側のケーブルの接続作業を先に行っており、
その後内視鏡本体のチューブなどに挿入して装置本体側
コネクタを加工している。その際、探触子側は振動によ
る断線などを防止するため樹脂によって封入されてお
り、装置本体側のコネクタ加工は電気的に導通をあたっ
て探し出すことができない。また、プラグを立ててもケ
ーブルのその部分の体積が増えてしまい、チューブの挿
入が不可能となるためプラグによる識別もできなくな
る。従って、このような場合同軸芯の色分けによって判
別するしかなく、これでは前記のケーブル製造段階での
工程複雑化が避けられなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解消するためになされたもので、その特徴はリボンケ
ーブルを巻き込んでユニットとし、これを複数集合した
多芯ケーブルであって、このリボンケーブルを複数本の
線芯と少なくとも1本の光ファイバが並列されたもので
して構成したことにある。ここで、線芯には同軸線の
他、絶縁線などが適用できる。
を解消するためになされたもので、その特徴はリボンケ
ーブルを巻き込んでユニットとし、これを複数集合した
多芯ケーブルであって、このリボンケーブルを複数本の
線芯と少なくとも1本の光ファイバが並列されたもので
して構成したことにある。ここで、線芯には同軸線の
他、絶縁線などが適用できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。中
心導体7本/0.03mmの錫メッキ合金線に、フッ素
樹脂で外径が0.24mmとなるよう絶縁層を形成し、
その上に錫メッキ合金線で横巻きシールドを施し、さら
にポリエステルテープを二重に巻いて熱処理により一体
化して外被を形成し、外径0.34mmの同軸ケーブル
を製作した。
心導体7本/0.03mmの錫メッキ合金線に、フッ素
樹脂で外径が0.24mmとなるよう絶縁層を形成し、
その上に錫メッキ合金線で横巻きシールドを施し、さら
にポリエステルテープを二重に巻いて熱処理により一体
化して外被を形成し、外径0.34mmの同軸ケーブル
を製作した。
【0007】次に図1に示すようにこの同軸ケーブル1
を16芯並列してフラット状とし、その片側に外径0.
5mmのプラスチックファイバ2を添えて一体化し合計
17芯のリボンケーブル3を作製した。光ファイバの配
列位置は特に限定されないが、並列された同軸ケーブル
の片側とすれば、光ファイバから各同軸ケーブルの配列
順を数え易く便利である。そしてこのリボンケーブル3
をピッチ約60mmで捻回し、図2に示すようなユニッ
トケーブル4とした。このユニットケーブル4の断面は
ほぼ円形で同軸ケーブル1が渦巻き状に巻き込まれ、そ
のほぼ中心にプラスチックファイバ2が位置したものと
なっている。なお、このユニットケーブルはリボンケー
ブルを寿司巻き状に巻き込んで作製してもよい。
を16芯並列してフラット状とし、その片側に外径0.
5mmのプラスチックファイバ2を添えて一体化し合計
17芯のリボンケーブル3を作製した。光ファイバの配
列位置は特に限定されないが、並列された同軸ケーブル
の片側とすれば、光ファイバから各同軸ケーブルの配列
順を数え易く便利である。そしてこのリボンケーブル3
をピッチ約60mmで捻回し、図2に示すようなユニッ
トケーブル4とした。このユニットケーブル4の断面は
ほぼ円形で同軸ケーブル1が渦巻き状に巻き込まれ、そ
のほぼ中心にプラスチックファイバ2が位置したものと
なっている。なお、このユニットケーブルはリボンケー
ブルを寿司巻き状に巻き込んで作製してもよい。
【0008】以上のように製作されたユニットケーブル
4を12ユニット集合して192芯のケーブルとし、こ
れに抑え巻き5,一括シールド6及び外被7を施して外
径約8.5mmの多芯ケーブルを作製した(図3参
照)。
4を12ユニット集合して192芯のケーブルとし、こ
れに抑え巻き5,一括シールド6及び外被7を施して外
径約8.5mmの多芯ケーブルを作製した(図3参
照)。
【0009】このようなケーブルは端末加工の際、外
被、一括シールド及び抑え巻きを取り除いてユニットケ
ーブルを露出し、ケーブルの一端から入光して他端でこ
れを確認すればユニットケーブルの特定を容易に行うこ
とができる。また、各同軸ケーブルはリボンケーブルの
製作時に規則正しく配列されているので、光ファイバを
基準とし、そこからの配列順を確認することで容易かつ
確実に特定の同軸ケーブルを判別することができる。勿
論電気的に通電を確認する必要もない。
被、一括シールド及び抑え巻きを取り除いてユニットケ
ーブルを露出し、ケーブルの一端から入光して他端でこ
れを確認すればユニットケーブルの特定を容易に行うこ
とができる。また、各同軸ケーブルはリボンケーブルの
製作時に規則正しく配列されているので、光ファイバを
基準とし、そこからの配列順を確認することで容易かつ
確実に特定の同軸ケーブルを判別することができる。勿
論電気的に通電を確認する必要もない。
【0010】このように本発明のケーブルによれば、特
定のユニット或は同軸ケーブルを判別する作業が効率的
に行え、かつ色分け作業も不要なため製造工程も簡易化
でき安価な製品を提供することができる。
定のユニット或は同軸ケーブルを判別する作業が効率的
に行え、かつ色分け作業も不要なため製造工程も簡易化
でき安価な製品を提供することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明多芯ケーブ
ルによれば光ファイバへの入光により特定の線芯を効率
的に判別できるため、端末加工時の作業性を大幅に向上
させることができる。特に、リボンケーブルで構成され
たユニットは各線芯が規則正しく配列されているため、
FPCやTAB等線芯を配列通りに配線する場合に有効
である。また、ケーブル製造時に色分け作業を行う必要
もないため製造性も向上でき安価な製品を提供できる。
従って、本発明ケーブルは多芯化の進む電子機器,医療
機器などの分野に使用すると効果的である。
ルによれば光ファイバへの入光により特定の線芯を効率
的に判別できるため、端末加工時の作業性を大幅に向上
させることができる。特に、リボンケーブルで構成され
たユニットは各線芯が規則正しく配列されているため、
FPCやTAB等線芯を配列通りに配線する場合に有効
である。また、ケーブル製造時に色分け作業を行う必要
もないため製造性も向上でき安価な製品を提供できる。
従って、本発明ケーブルは多芯化の進む電子機器,医療
機器などの分野に使用すると効果的である。
【図1】本発明ケーブルに用いるリボンケーブルの説明
図である。
図である。
【図2】図1のリボンケーブルを捻回したユニットを示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】図2のユニットを複数集合し、それに一括シー
ルド等を施した多芯ケーブルの概略図である。
ルド等を施した多芯ケーブルの概略図である。
【符号の説明】 1 同軸ケーブル 2 プラスチックファイバ 3 リボンケーブル 4 ユニットケーブル 5 抑え巻き 6 一括シールド 7 外被
Claims (1)
- 【請求項1】 リボンケーブルを巻き込んでユニットと
し、これを複数集合した多芯ケーブルであって、前記リ
ボンケーブルは複数本の線芯と少なくとも1本の光ファ
イバを並列してなることを特徴とする多芯ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5287641A JPH07122123A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 多芯ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5287641A JPH07122123A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 多芯ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07122123A true JPH07122123A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17719861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5287641A Pending JPH07122123A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 多芯ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07122123A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7465879B2 (en) | 2005-04-25 | 2008-12-16 | Cable Components Group | Concentric-eccentric high performance, multi-media communications cables and cable support-separators utilizing roll-up designs |
US7473850B2 (en) | 2005-04-25 | 2009-01-06 | Cable Components Group | High performance, multi-media cable support-separator facilitating insertion and removal of conductive media |
US7473849B2 (en) | 2005-04-25 | 2009-01-06 | Cable Components Group | Variable diameter conduit tubes for high performance, multi-media communication cable |
JP2010026196A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバユニット |
US9245669B2 (en) | 2004-11-06 | 2016-01-26 | Cable Components Group, Llc | High performance support-separators for communications cables providing shielding for minimizing alien crosstalk |
US9711261B2 (en) | 2012-03-13 | 2017-07-18 | Cable Components Group, Llc | Compositions, methods, and devices providing shielding in communications cables |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5287641A patent/JPH07122123A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9245669B2 (en) | 2004-11-06 | 2016-01-26 | Cable Components Group, Llc | High performance support-separators for communications cables providing shielding for minimizing alien crosstalk |
US10204719B2 (en) | 2004-11-06 | 2019-02-12 | Cable Components Group, Llc | High performance support-separators for communications cables providing shielding for minimizing alien crosstalk |
US10204720B2 (en) | 2004-11-06 | 2019-02-12 | Cable Components Group, Llc | High performance support-separators for communications cables providing shielding for minimizing alien crosstalk |
US7465879B2 (en) | 2005-04-25 | 2008-12-16 | Cable Components Group | Concentric-eccentric high performance, multi-media communications cables and cable support-separators utilizing roll-up designs |
US7473850B2 (en) | 2005-04-25 | 2009-01-06 | Cable Components Group | High performance, multi-media cable support-separator facilitating insertion and removal of conductive media |
US7473849B2 (en) | 2005-04-25 | 2009-01-06 | Cable Components Group | Variable diameter conduit tubes for high performance, multi-media communication cable |
JP2010026196A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光ファイバユニット |
US9711261B2 (en) | 2012-03-13 | 2017-07-18 | Cable Components Group, Llc | Compositions, methods, and devices providing shielding in communications cables |
US9875825B2 (en) | 2012-03-13 | 2018-01-23 | Cable Components Group, Llc | Compositions, methods and devices providing shielding in communications cables |
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