JP2015097151A - コネクタ付き多心ケーブル - Google Patents

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弘之 仙波
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Abstract

【課題】多心ケーブルを構成する複数の電線を複数の群に分けてその群ごとに接続したコネクタを接続相手となる基板に接続するときに、電線長の誤差を吸収してコネクタと基板との接続信頼性を向上させるようにする。
【解決手段】コネクタ付多心ケーブル10は、複数の電線1を外被により一括して被覆した多心ケーブル2の少なくとも一方の端部で外被を所定長除去して電線1を露出し、露出した電線1を複数の群に分け、各群の電線1の端末をそれぞれフラット状に配列して群ごとにコネクタ5を接続する。そして少なくとも一つの群の電線1が曲げられて形成され、曲げられた電線1の露出した部分の長さが一つの群において一定ではない。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の絶縁電線や同軸電線を備えた多心ケーブルに関し、より詳細には、多心ケーブルの両端部で複数本の電線に電気コネクタが接続されたコネクタ付き多心ケーブルに関する。
医療機器や計測機器、あるいは携帯端末などの情報機器などの各種の機器の配線用途として、複数の細径の絶縁電線や同軸電線(シールド電線という場合もある)を集合一体化させたハーネス形状の多心ケーブルが用いられている。多心ケーブルでは、予めケーブル端部に所定の配列で接続した電気コネクタ(以下、単にコネクタという)によって電気接続が行なわれる。コネクタとしては、例えば多数のコンタクトを列状に配列したエッジ形状のコネクタが用いられる。
図4は、従来のコネクタ付き多心ケーブルの構成例を示す図で、図4(A)はコネクタ付き多心ケーブルの先端部の平面概略図、図4(B)はその側面概略図である。この例は、超音波診断装置に使用されるコネクタ付き多心ケーブルの構成例を示している。
図4に示すように、コネクタ付き多心ケーブル10は、導体を絶縁体で覆った細径の電線1が複数本束ねられ、これらの複数本の電線1の周囲に外被が形成された多心ケーブル2を有している。多心ケーブル2の長手方向の先端では、多心ケーブル2の外被が除去され、複数の電線1が露出される。外被が除去されていない部分の先端側の部分には、ストレインリリーフ3が取り付けられる。
コネクタ付き多心ケーブル10で露出された複数の電線1は、複数の群(この例では3つ)に分けられている。そして各群の電線1の先端部にそれぞれコネクタ5が接続される。従来の例では、電線1の露出部分の長さは、各群ごとに同一の長さとされている。そして各コネクタ5は、例えば超音波検出部の基板など接続相手先となる基板上のレセプタクルに接続される。
図5は、図4のコネクタ付き多心ケーブルを接続する基板構成の例を示す図で、図5(A)は基板の平面概略図、図5(B)はその側面概略図である。
図5に示すように、コネクタ付多心ケーブル10のコネクタ5を接続する基板20には、複数のレセプタクル21が設けられ、コネクタ付き多心ケーブル10のコネクタ5の数がレセプタクル21の数に一致している。そしてそれぞれのレセプタクル21に対して、各群の電線1に取り付けられたコネクタ5が接続される。コネクタ付き多心ケーブル10は、基板20の図示下側から基板表面に沿った方向にその軸心方向が配置され、各コネクタ5がレセプタクル21に接続される。このため図4に示すように、各群の電線1の露出部分の長さは、基板20側のレセプタクル21の位置に応じてその長さが異なっている。
上記のような複数の電線を複数の群に分けて基板へ接続する構成に関して、例えば特許文献1には、多心同軸ケーブルを構成する複数本の同軸ケーブルが、複数の同軸ケーブル群に分けられ、各同軸ケーブル群の長さが接続相手となる端末基板に積層される順に長くされ、端末基板に設けられた接点導体群に同軸ケーブル群が順に接続される構成が開示されている。
特開2011−146163号公報
図6は、コネクタ付き多心ケーブルの不具合を説明する図である。
上記のように、コネクタ付き多心ケーブル10は、基板20の図示下側から基板表面に沿った方向にその軸心方向が配置され、各コネクタ5がレセプタクル21に接続される。このため、各群の電線1の露出部分の長さは、基板20側のレセプタクル21の位置に応じてその長さが異なっている。つまり、各群の電線1の露出部分の長さの差を、基板20のレセプタクル21の間隔に一致させる必要がある。
この場合、各群の電線1の露出部分の長さは、コネクタ付き多心ケーブル10の製造時に決定され、基板20への接続時に微調整することはできない。従って、コネクタ付多心ケーブル10の製造時における電線1の露出部分の長さ管理が厳格になる。このとき、電線1の露出部分の長さに誤差が生じると、コネクタ5を基板20のレセプタクル21にうまく接続できない。
例えば図6のRに示す部分のように、一つの群の電線1の長さが所定長より若干長くなってしまった場合、その群のコネクタ5とレセプタクル21との接続部に電線1の予長によるストレスがかかり、コネクタ5とレセプタクル21が外れてしまうことがある。また、電線1の長さが所定長より短くなってしまった場合には、コネクタ5とレセプタクル21との接続自体ができなくなる場合も生じる。
特許文献1では、複数の電線を複数の群に分けて基板へ接続する構成を開示しているが、複数の群に分けた電線を基板上の各接点に半田により接続するもので、電線の端部にコネクタを接続し、そのコネクタを使用して基板への接続を行うものではない。
本発明は、上述した実状に鑑みてなされたもので、多心ケーブルを構成する複数の電線を複数の群に分けてその群ごとに接続したコネクタを接続相手となる基板に接続するときに、電線長の誤差を吸収してコネクタと基板との接続信頼性を向上させるようにしたコネクタ付き多心ケーブルの提供を目的とする。
本発明によるコネクタ付き多心ケーブルは、複数の電線を外被により一括して被覆した多心ケーブルの少なくとも一方の端部で前記外被を所定長除去して前記電線を露出し、前記露出した電線を複数の群に分け、各群の電線の先端をフラット状に配列して群ごとにコネクタを接続したコネクタ付き多心ケーブルであって、少なくとも一つの群の前記電線が同一の向きに曲げられて形成され、前記曲げられた電線の前記外被の端からさらに先端側に露出した部分の長さが一つの群において一定ではない、コネクタ付多心ケーブルである。
本発明によれば、多心ケーブルを構成する複数の電線を複数の群に分けてその群ごとに接続したコネクタを接続相手となる基板に接続するときに、電線長の誤差を吸収してコネクタと基板との接続信頼性を向上させるようにしたコネクタ付き多心ケーブルを提供することができる。
本発明によるコネクタ付き多心ケーブルの構成例を示す図である。 本発明によるコネクタ付き多心ケーブルの他の構成例を示す図である。 コネクタ付き多心ケーブルを製造する際のフォーミングの様子を示す図である。 従来のコネクタ付き多心ケーブルの構成例を示す図である。 図4のコネクタ付き多心ケーブルを接続する基板構成の例を示す図である。 従来のコネクタ付き多心ケーブルの不具合を説明する図である。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本願の光ファイバテープ心線の製造装置に係る発明は、
(1)複数の電線を外被により一括して被覆した多心ケーブルの少なくとも一方の端部で前記外被を所定長除去して前記電線を露出し、前記露出した電線を複数の群に分け、各群の電線の先端をフラット状に配列して群ごとにコネクタを接続したコネクタ付き多心ケーブルであって、少なくとも一つの群の前記電線が同一の向きに曲げられて形成され、前記曲げられた電線の前記外被からさらに先端側に露出した部分の長さが一つの群において一定ではない、コネクタ付多心ケーブルである。これにより、多心ケーブルを構成する複数の電線を複数の群に分けてその群ごとに接続したコネクタを接続相手となる基板に接続するときに、電線が曲げられた部分でコネクタの位置調整を行うことができ、電線長の誤差を吸収してコネクタと相手基板との接続信頼性を向上させることができる。
(2)前記電線の前記コネクタに対する配列方向を前記コネクタの幅方向とし、前記多心ケーブルを直線状に伸ばしたときに、前記少なくとも一つの群の電線が、前記多心ケーブルの軸心方向に対して曲げられて、前記曲げられた電線に接続された前記コネクタの幅方向が前記多心ケーブルの軸心方向に一致しているコネクタ付多心ケーブルである。これにより、多心ケーブルの軸心方向に一致するレセプタクルを有する基板に対してコネクタの位置調整を行うことができ、電線長の誤差を吸収してコネクタと相手基板との接続信頼性を向上させることができる。
(3)さらに前記複数の群の電線に接続された複数のコネクタのうち、一つのコネクタを除き、前記コネクタの幅方向が前記多心ケーブルの軸心方向に一致している、コネクタ付き多心ケーブルである。一つのコネクタを接続するレセプタクルを除いて、多心ケーブルの軸心方向に一致するレセプタクルを有する基板に対してコネクタの位置調整を行うことができ、電線長の誤差を吸収してコネクタと相手基板との接続信頼性を向上させることができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明に係るコネクタ付多心ケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
図1は、本発明によるコネクタ付き多心ケーブルの構成例を示す図で、図1(A)はコネクタ付き多心ケーブルの先端部の平面概略図、図1(B)はコネクタ付多心ケーブルの接続相手となる基板の構成例を示す図である。この例は、医療機器である超音波診断装置に使用されるコネクタ付き多心ケーブルの構成例を示しているが、本発明によるコネクタ付多心ケーブルは、医療機器用途に限定されない。
本構成例では、図1(A)に示すように、コネクタ付き多心ケーブル10は、導体を絶縁体で覆った細径の電線1が複数本束ねられ、これらの複数本の電線の周囲に外被が形成された多心ケーブル2を有している。電線1は細径の同軸電線を用いたものであるが、絶縁電線を適用したものであってもよい。電線1は、AWG(American Wire Gauge)の規格によるAWG40よりも細い電線である。
多心ケーブル2の少なくとも一方の先端部では、多心ケーブル2の外被が所定長除去され、複数の電線1が露出される。そして露出された各群の電線1の先端部に各群ごとにコネクタ5が接続される。電線1が同軸電線である場合、同軸電線の外部導体は群ごとに一括してコネクタ5のグランド端子に接続される。このときに、外部導体をグランド端子に接続させるためのグランドバーを使用する構成としてもよく、グランドバーを使用することなく接続を行うように構成してもよい。
露出された電線1の中間部分では、テープ等の結束帯6によって各群ごとに電線1が束ねられている。従ってコネクタ5への接続部分でフラット状に並列された各群の電線1は、結束帯6では丸く束ねられたものとなる。また、束ねられた電線1と外被との間には、シールド線(図示省略)が周方向にわたって設けられていて、電線1の露出部では、そのシールド線も除去されている。
多心ケーブル2において外被が除去されていない部分には、ストレインリリーフ3が取り付けられる。そして外被が除去された複数の電線1が、図示しないプローブケースの中に挿入される。プローブケースは超音波診断装置の超音波検出器を収容するケースであり、コネクタ付多心ケーブル10を超音波診断装置用途に使用するときに用いられる。
コネクタ付き多心ケーブル10の複数の電線1は、複数の群(この例では3つ)に分けられている。そして各群の電線1の先端部にそれぞれコネクタ5が接続される。各群の電線1のうち、少なくとも一つの群の電線1は、結束帯6の先端側で多心ケーブル2の軸心に対して同一方向に側方に曲げられて、コネクタ5に接続される。この例では全ての群の電線1が曲げられてその先端にコネクタ5が接続される。なお多心ケーブル2の軸心方向とは、多心ケーブル2を直線状にしたときのその軸心の方向を指すものとする。
この構成では、一つの群の電線1は外被の端からさらに先端側に露出した部分でそれらの長さは同一ではなく、コネクタ5の幅方向(電線1の配列方向に一致する方向)の一端側から他端側に向けて並列した電線1の長さが徐々に変化する。つまり、曲げられた電線群の外側に位置する電線1よりも、電線群の内側に位置する電線の方が長さが短くなる。
そして、多心ケーブル2の軸心に対して側方に曲げられた群の電線1に接続されたコネクタ5は、その幅方向(電線のコネクタに対する配列方向)が多心ケーブル2の軸心方向に一致している。
これらの各コネクタ5は、図1(B)に示す基板20に設けられた複数のレセプタクル21に接続される。超音波診断装置への適用例では、基板20は、プローブケースの内側に設けられた超音波検出部に設けられている。コネクタ付き多心ケーブル10は、基板20の図示下側から基板表面に沿った方向に挿入され、各コネクタ5がレセプタクル21に接続される。
基板20に設けられるレセプタクル21は、その長手方向(接続されるコネクタの幅方向に一致する方向)が、コネクタ付き多心ケーブル10を接続するときの多心ケーブル2の軸心方向に一致している。ここでは、全てのコネクタ5の幅方向が多心ケーブルの軸心方向に一致しているために、全てのレセプタクル21の長手方向も多心ケーブル2の軸心方向に一致するように構成されている。
図2は、本発明によるコネクタ付き多心ケーブルの他の構成例を示す図で、図2(A)はコネクタ付き多心ケーブルの先端部の平面概略図、図2(B)はコネクタ付多心ケーブルの接続相手となる基板の構成例を示す図である。
図2(A)に示すように、本構成例のコネクタ付多心ケーブル10は、図1(A)に示す構成例と異なり、複数の群の電線1に接続された複数のコネクタ5のうち、一つのコネクタ5を除き、コネクタ5の幅方向が多心ケーブル2の軸心方向に一致するように構成されている。この例では、3つの群の電線1のうち、2つの群の電線1がそれぞれ多心ケーブル2の軸心方向に対して左右に振り分けられ、互いに反対の方向に曲げられてコネクタ5が接続される。のこりの一つのコネクタ5は、その幅方向が多心ケーブル2の軸心に直交する方向に配設されている。
図2(B)に示すように、基板20には、その長手方向が平行な二つのレセプタクル21と、それらのレセプタクル21の長手方向に直交する方向の一つのレセプタクル21が配設される。この基板20に対して、図2(A)のコネクタ付多心ケーブル10を好適に接続することができる。
上記図1及び図2に示すような構成により、多心ケーブル2を構成する複数の電線を複数の群に分けてその群ごとに接続したコネクタ5をレセプタクル21に接続するときに、電線1が曲げられた部分でコネクタ5の位置調整を行うことができる。そして電線1に曲げられた部分があることで、コネクタ5とレセプタクル21との接続部分に対するストレスを緩和することができ、コネクタ5が基板20のレセプタクル21から外れてしまうような不具合を回避することができる。
また、露出した部分の電線長に多少の誤差がある場合でも、電線1が曲げられて形成されているのでその誤差を吸収することができ、コネクタ5とレセプタクル21との接続信頼性を向上させることができる。そしてこれにより、コネクタ付き多心ケーブル10の製造時における電線長の管理が容易になる。
また、コネクタ付き多心ケーブル10の一端側で、図1、図2に示すようなコネクタ5の接続構成とした場合、コネクタ付き多心ケーブル10の反対側でも同様の構成として対称の形状とすることで、それぞれの電線1の長さを同じにすることができる。これにより各電線1間における電気的特性のばらつきを抑えることができる。
図3は、コネクタ付き多心ケーブルを製造する際のフォーミングの様子を示す図である。
上記のようにコネクタ付多心ケーブル10は、少なくとも一つの群の電線1が曲げられてコネクタ5が接続されて形成され、曲げられた電線1の露出した部分の長さが一つの群において一定ではないようにしたものである。
この形状の一例として、一つの群で配列した電線1のうち、曲げられた結果として曲率半径が大きい側(曲げ外側)の所定本数の電線群1aと、曲率半径の小さい側(曲げ内側)の所定本数の電線群1bとがコネクタの幅方向(電線の配列方向)に対して垂直に位置するようにフォーミングされる。これにより、コネクタ根元における曲げ外側の電線群と曲げ内側の電線群の断線を効果的に抑えることができる。
電線1のフォーミング工程では、図3に示すような治具30を用いることで各電線1をフォーミングできる。治具30は、コネクタ5を収納するコネクタ収納溝31と、コネクタ収納溝31と連なった溝であって、コネクタ5に接続する溝を収納する電線収納溝32とを備える。
コネクタ収納溝31は、コネクタ5の幅方向が多心ケーブルの軸心方向xと一致するように配置される。また、電線収納溝32は、多心ケーブルの軸心方向に対して曲げて形成すべき一群の電線1を収納することで、コネクタ収納溝31に収納したコネクタ5に対して、電線1を所定形状にフォーミングして接続させることができる。
ここでは、曲げ外側の電線群1aをコネクタ5の幅方向に垂直にフォーミングするために、曲げ外側の所定数の電線群1aを他の電線群と分けて迂回させる迂回用凸部33を底面に備えるようにしてもよい。フォーミング時には、所定数の電線群1aを迂回用凸部33の外側を通して曲げることで、コネクタ5の幅方向に垂直にフォーミングすることができる。
また、電線収納溝32は、迂回用側壁34を備える。迂回用側壁34は、曲げ内側の電線群1bに沿うように形成された側壁である。迂回用側壁34は、コネクタ収納溝31に収納したコネクタ5の幅方向に垂直に設けられる。そして迂回用側壁34は、電線1が曲げられる部分が直角に形成されているため、フォーミング時には、曲げ内側の電線群1bをコネクタ5の幅方向に垂直にフォーミングすることができる。
上記のフォーミングによる電線1のフォーミングは、コネクタ付き多心ケーブルを形成するための手法の一例を示すものであり、上記のフォーミング方法と電線1の曲げ形状に限定されることはない。
1…電線、1a,1b…電線群、2…多心ケーブル、3…ストレインリリーフ、5…コネクタ、6…結束帯、10…コネクタ付多心ケーブル、20…基板、21…レセプタクル、30…治具、31…コネクタ収納溝、32…電線収納溝、33…迂回用凸部、34…迂回用側壁。
本発明によるコネクタ付き多心ケーブルは、複数の電線を外被により一括して被覆した多心ケーブルの少なくとも一方の端部で前記外被を所定長除去して前記電線を露出し、前記露出した電線を複数の群に分け、各群の電線の先端をフラット状に配列してコネクタ接続したコネクタ付き多心ケーブルであって、少なくとも一つの群に含まれる全ての前記電線が同一の向きに曲げられて形成され、前記曲げられた電線の外被からさらに先端に露出した部分の長さが一つの群において一定ではない、コネクタ付多心ケーブルである。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本願の光ファイバテープ心線の製造装置に係る発明は、
(1)複数の電線を外被により一括して被覆した多心ケーブルの少なくとも一方の端部で前記外被を所定長除去して前記電線を露出し、前記露出した電線を複数の群に分け、各群の電線の先端をフラット状に配列してコネクタ接続したコネクタ付き多心ケーブルであって、少なくとも一つの群に含まれる全ての前記電線が同一の向きに曲げられて形成され、前記曲げられた電線の外被からさらに先端に露出した部分の長さが一つの群において一定ではない、コネクタ付多心ケーブルである。これにより、多心ケーブルを構成する複数の電線を複数の群に分けてその群ごとに接続したコネクタを接続相手となる基板に接続するときに、電線が曲げられた部分でコネクタの位置調整を行うことができ、電線長の誤差を吸収してコネクタと相手基板との接続信頼性を向上させることができる。
(2)前記電線の前記コネクタに接続される部分での配列方向を前記コネクタの幅方向とし、前記多心ケーブルを直線状に伸ばしたときに、前記少なくとも一つの群の電線が、前記多心ケーブルの軸心方向に対して曲げられて、前記曲げられた電線に接続された前記コネクタの幅方向が前記多心ケーブルの軸心方向に一致しているコネクタ付多心ケーブルである。これにより、多心ケーブルの軸心方向に一致するレセプタクルを有する基板に対してコネクタの位置調整を行うことができ、電線長の誤差を吸収してコネクタと相手基板との接続信頼性を向上させることができる。

Claims (3)

  1. 複数の電線を外被により一括して被覆した多心ケーブルの少なくとも一方の端部で前記外被を所定長除去して前記電線を露出し、前記露出した電線を複数の群に分け、各群の電線の先端をフラット状に配列して群ごとにコネクタを接続したコネクタ付き多心ケーブルであって、
    少なくとも一つの群の前記電線が同一の向きに曲げられて形成され、前記曲げられた電線の前記からさらに先端側に露出した部分の長さが一つの群において一定ではない、コネクタ付き多心ケーブル。
  2. 前記電線の前記コネクタに対する配列方向を前記コネクタの幅方向とし、前記多心ケーブルを直線状に伸ばしたときに、前記少なくとも一つの群の電線が、前記多心ケーブルの軸心方向に対して曲げられて、前記曲げられた電線に接続された前記コネクタの幅方向が前記多心ケーブルの軸心方向に一致している、請求項1に記載のコネクタ付き多心ケーブル。
  3. 前記複数の群の電線に接続された複数のコネクタのうち、一つのコネクタを除き、前記コネクタの幅方向が前記多心ケーブルの軸心方向に一致している、請求項2に記載のコネクタ付き多心ケーブル。
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