JP2014203580A - 光ファイバコード - Google Patents

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岡部 圭寿
Yoshihisa Okabe
圭寿 岡部
真 赤坂
Makoto Akasaka
真 赤坂
尚理 長田
Hisamichi Osada
尚理 長田
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Abstract

【課題】多数の光ファイバコードから容易に識別可能な光ファイバコードを提供する。【解決手段】光ファイバコード2Bは、少なくとも1本の光ファイバ3と、光ファイバ3を挟むように設けられた一対の導線4と、光ファイバ3および一対の導線4を被覆する外被5と、を備え、一対の導線4に電気的に接続された発光素子22Aが設けられている。【選択図】図16

Description

本発明は、光ファイバコードに関する。
回路基板等からなるカードが収容されるサブラックが特許文献1に開示されている。サブラックは、筒状の筺体と、筺体の前面に設けられる前面パネル部と、筺体内に収容される光用の複数のカードとにより構成されている。このサブラックの前面パネル部には、光ファイバ接続部が設けられており、この光ファイバ接続部に光ファイバケーブルの光コネクタが接続されている。
実用新案登録3079473号公報
光ファイバ接続部には多数の光ファイバコード(光ファイバケーブル等)が接続されるため、配線された多数の光ファイバコードの中から選択すべき光ファイバコードを特定することが困難である。
本発明は、多数の光ファイバコードから容易に識別可能な光ファイバコードを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の光ファイバコードは、
少なくとも1本の光ファイバと、
前記光ファイバを挟むように設けられた一対の導線と、
前記光ファイバおよび前記一対の導線を被覆する外被と、
を備え、
前記一対の導線に電気的に接続された発光素子が設けられている。
本発明によれば、多数の光ファイバコードから選択すべき光ファイバコードを容易に識別することができる。
本発明の一実施形態である光コードおよび光コネクタを示す側面図である。 図1の光コネクタの分解図である。 図1の光コネクタの断面図である。 図1の光コネクタを構成する端子ユニットを示す斜視図である。 図4の端子ユニットを示す正面図である。 図1の光コードを示す断面図である。 光コードが光コネクタに固定された状態を示す断面図である。 光コードが光コネクタに固定された状態を示す正面図である。 光コネクタへの光コードの固定方法を示す模式図である。 光コネクタへの光コードの固定方法を示す模式図である。 光コネクタが接続されるパネルを示す正面図である。 図11のパネルのコネクタ挿入口および発光素子を示す図である。 図11のパネルに光コネクタが接続された状態を示す側面図である。 変形例に係る光コネクタへの光コードの固定方法を示す模式図である。 変形例に係る光コードを示す断面図である。模式図である。 別の変形例に係る光コードを示す断面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本願発明の実施形態に係る光ファイバコードは、
(1)少なくとも1本の光ファイバと、
前記光ファイバを挟むように設けられた一対の導線と、
前記光ファイバおよび前記一対の導線を被覆する外被と、
を備え、
前記一対の導線に電気的に接続された発光素子が設けられている。
本構成によれば、パネル等に取り付けられた多数の光ファイバコードのうち選択すべき光ファイバコードを容易に識別することができる。
(2)各導線が軟銅線から構成されていることが好ましい。
各導線が比較的軟らかい抗張力体として機能するとともに、各導線と発光素子との間での導電をスムーズに行うことができる。
(3)各導線が撚線であることが好ましい。
各導線の抗張力性を維持しながら、光ファイバコードの取扱性を向上させることができる。
(4)前記撚線から構成される各導線は、AWG24〜AWG26であることが好ましい。
光ファイバコードの構造上の規定寸法および許容張力を満たすことができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ファイバコードおよび光コネクタを示す側面図である。図2は、図1に示す光コネクタの分解図である。図3は、図1に示す光コネクタの断面図である。
各図において、光コネクタ1は、光コード2(光ファイバコードの一例)が組み付けられたコード型SCコネクタである。光コード2は、光ファイバ素線3(光ファイバの一例)と、光ファイバ素線3を挟むように設けられた一対の導線4と、この光ファイバ素線3および一対の導線4を被覆する外被5とを有している(図6参照)。光コード2の詳細については後述する。
図1および図2に示すように、光コネクタ1は、フェルール6と、このフェルール6を保持するプラグフレーム7と、プラグフレーム7を収容するプラグハウジング8と、プラグハウジング8の後端側に連結されるとともに、プラグフレーム7が連結されるリアハウジング9と、リアハウジング9に装着されるコード押さえ部材10と、コード押さえ部材10に取り付けられるブーツ11と、リアハウジング9とコード押さえ部材10との間に配置される端子ユニット20と、を備えている。
フェルール6は、フェルール本体14と、このフェルール本体14に固定されたフランジ部15とを有している。フェルール本体14にはその周方向の中央部に、光コード2から引き出された光ファイバ素線3からさらに露出されたガラスファイバが挿入される不図示の挿入孔がフェルール本体14の長手方向に沿って設けられている。
プラグフレーム7は、中空の部材であり、フェルール6を保持する。プラグフレーム7は、リアハウジング9に連結して固定されている。
プラグフレーム7とリアハウジング9との間には、ばね24が配置されている。光コネクタ1が組み立てられた状態では、ばね24は、プラグフレーム7の内部に収容されている(図3参照)。
リアハウジング9は、大筒状部25と、この大筒状部25の後側に設けられた小筒状部26とを有している。小筒状部26の径は、大筒状部25の径よりも小さくなっている。小筒状部26の外周には雄ネジ(ネジ部の一例)26Aが形成されている。小筒状部26には、その長手方向に沿って、光コード2の外被5を固定するための複数のスリット28が形成されている。本例においては、複数のスリット28は、小筒状部26の周方向に沿って十字状に設けられており、いわゆるコレットチャック構造となるように構成されている(図8参照)。
このようなリアハウジング9には、コード押さえ部材10が装着されている。コード押さえ部材10は、略筒状をなし、その内周部には雄ネジ26Aがねじ止めされる雌ねじ10Aが形成されている。コード押さえ部材10は、リアハウジング9の後側に対して先細りとなるようにテーパ状に形成されている。従って、コード押さえ部材10の後端の開口径は、コード押さえ部材10の前端の開口径よりも小さくなっている。このコード押さえ部材10は、リアハウジング9の小筒状部26を介して光コード2の外被5を固定するものである。
コード押さえ部材10の外周には、ブーツ11が装着される。ブーツ11は、リアハウジング9の後方において光コード2に急激な曲げが作用しないように光コード2を保護するものである。
リアハウジング9の後側には、端子ユニット20が装着されている。図4および図5に示されるように、端子ユニット20は、金属製のベース部21と、発光素子22とを有している。
ベース部21は、第1のベース部21Aと、第2のベース部21Bとを備えている。第1のベース部21Aと第2のベース部21Bとは、互いに同一の形状であって、互いに点対称の位置に配置されている。第1のベース部21Aおよび第2のベース部21Bは、内側に突出する導線接触部21aおよび導線接触部21bをそれぞれ備えている。導線接触部21a,21bは、リアハウジング9の小筒状部26に設けられた4つのスリット28のうち少なくとも2つにそれぞれ対応して配置されている。また、本例においては、導線接触部21a,21bを含む各ベース部21A,21Bは、複数のスリット28のうち隣接する2つのスリット28にそれぞれ対応して配置されている。
発光素子22は、ベース部21の周方向において、第1のベース部21Aと第2のベース部21Bとの間に設けられている。本例においては、光コネクタ1の上下方向のどちらからでも発光素子22が視認できるように、2つの発光素子22が設けられている。
また、ベース部21において、第1のベース部21Aおよび第2のベース部21Bの発光素子22が互いに対向して搭載される面と直交する面には、外部接触部23A,23Bが設けられている。外部接触部23A,23Bは、光コネクタ1を組み立てた際に外部に露出される。そのため、外部からテスタ等を外部接触部23A,23Bに電気的に接触させることで、ベース部21への導通が可能となる。
次に、光コネクタ1に組み付けられる光コード2の一例について図6を参照して説明する。
上述のように、光コード2は、光ファイバ素線3と、光ファイバ素線3を挟むように設けられた一対の導線4と、この光ファイバ素線3および一対の導線4を被覆する外被5とを有している。
光ファイバ素線3は、コアとクラッドとを有するガラスファイバの周囲に紫外線硬化型樹脂 (UV樹脂)が被覆され、その外径が250μmとされている。
一対の導線4は、横断面で見て光ファイバ素線3の両側にそれぞれ配置されている。各導線4は、例えば複数(本例においては7本)の金属線4aを撚り合わせてなる撚線から構成されている。金属線4aとしては、例えば導電性が高い軟銅線が用いられる。7本の金属線4aを撚り合わせてなる導線4の外径は、例えば0.48mm以上〜0.65mm未満とされている。すなわち、導線4のサイズは、AWG(American Wire Gauge)24〜AWG26であることが好ましい。導線4がAWG24よりも太径であると光コード2の構造上の規定寸法を満たすことができない。また、導線4がAWG26よりも細径であると光コード2の許容張力を満たすことができない。
なお、導線4を単線の金属線から構成してもよい。単線から構成される導線4の場合は、その外径が0.42mm以上〜0.65mm未満(AWG22〜AWG25)としておくことが好ましい。
光ファイバ素線3および一対の導線4の周囲を覆う外被5は、樹脂から構成される。外被5を構成する樹脂としては、特に、難燃ポリエチレンが用いられることが好ましい。光コード2の取扱いの容易さの観点から、外被5のヤング率は5〜20Mpa程度であることが好ましい。外被5の外周において、光ファイバ素線3と一対の導線4とを結ぶ直線と直交する方向に、一対のノッチ5aが設けられている。ノッチ5aを含まない部分における外被5の直径は約2mmである。この直径は1.5mm〜2.8mmであることが好ましい。一対のノッチ5aにより、光ファイバ素線3と一対の導線4との配置関係を外部から容易に把握でき、光ファイバ素線3と一対の導線4とを傷つけることなく外被5を除去することができる。
このように構成された光コード2は、図7に示すように、その端部において外被5が除去されて光ファイバ素線3と一対の導線4が露出されている。光コード2から引き出された一対の導線4は、リアハウジング9に設けられたスリット28から外部へ導出されている。この一対の導線4は、図8に示されるように、端子ユニット20の第1のベース部21Aおよび第2のベース部21Bにそれぞれ設けられた導線接触部21a,21bとそれぞれ接触した状態でコード押さえ部材10により固定されている。
次に、以上のように構成した光コネクタ1を組み立て、光コード2を固定する手順について説明する。まず、プラグフレーム7、ばね24、リアハウジング9および端子ユニット20を仮組み立てし、これらの部品に光コード2を通す。さらに、コード押さえ部材10及びブーツ11にも光コード2を通しておく。
続いて、光コード2の先端部分の外被5を除去して、光ファイバ素線3および一対の導線4を露出させる。続いて、光ファイバ素線3から露出したガラスファイバをフェルール6の挿入孔から挿入する。
続いて、プラグフレーム7、ばね24、リアハウジング9および端子ユニット20が組み立てられた部品を露出された光ファイバ素線3との位置まで移動させる。そして、フェルール6をプラグフレーム7に収容する。このとき、光コード2から露出された一対の導線4をリアハウジング9のスリット28から外部へ導出しておく。これにより、図9に示す状態となる。
続いて、図10に示すように、リアハウジング9の小筒状部26により光コード2の外被5の先端部を覆った状態で、小筒状部26に形成された雄ネジ26Aをコード押さえ部材10の雌ネジ10Aにねじ止めさせる。このとき、コード押さえ部材10は、リアハウジング9の後側に対して先細りとなるようにテーパ状に形成されているため、複数のスリット28が設けられた小筒状部26は、コード押さえ部材10に押されて内側に曲がるようになる。これにより、小筒状部26に外被5が挟み込まれて強く固定される。
また、スリット28から外部へ導出される一対の導線4は、端子ユニット20に接触した状態で挟持される。
続いて、ブーツ11をコード押さえ部材10に装着するとともに、プラグフレーム7およびリアハウジング9の外周にプラグハウジング8を装着する。そして、リアハウジング9のスリット28から外部に飛び出している一対の導線4を切断する。以上により、図1に示すような光コネクタ1が完成する。
以上説明したように、本実施形態に係る光コード2は、少なくとも1本の光ファイバ素線3と、光ファイバ素線3を挟むように設けられた一対の導線4と、光ファイバ素線3および一対の導線4を被覆する外被5と、を備えている。また、光コード2は、その端部に光コネクタ1を備えている。光コネクタ1は、発光素子22を有し、複数のスリット28のうち少なくとも2つに対応して配置される一組の端子ユニット20と、を備えている。そして、光コード2から引き出された一対の導線4が少なくとも2つのスリット28からそれぞれ導出可能であって、コード押え部材10に雄ネジ26Aをねじ止めすることにより、コレットチャック構造の締め付けによって光コード2が固定されるとともに、一対の導線4と一組の端子ユニット20とがそれぞれ重なって挟持される。
この構成によれば、後述の光パネル100(図11〜13参照)等に取り付けられた複数の光コード2のうち特定の光コード2を選択するときに、発光素子22を発光させることで、選択すべき光コード2が容易に識別可能である。例えば、光コード2の両端に光コネクタ1を取り付けておくことで、片端側の光コネクタ1の端子ユニット20に給電すれば、両端の光コネクタ1の発光素子22が発光する。これにより、1つの光コード2の両端の対応関係を識別することができる。
また、本実施形態によれば、発光素子22を有する一組の端子ユニット20をリアハウジング9とコード押え部材10との間に設けるだけの簡便な構成で発光素子22を有する光コード2を提供することができる。そのため、発光素子22を設けるための光コネクタ1の小型化と部品点数の削減も実現することができる。
また、本実施形態においては、光コード2の一対の導線4が軟銅線からなる金属線4aにより構成されている。この構成によれば、一対の導線4が比較的軟らかい抗張力体として機能するとともに、光コード2と端子ユニット20との間での導電をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態においては、一対の導線4が複数本の金属線4aを撚り合わせた撚線から構成されている。この構成によれば、光コード2から露出された一対の導線4がリアハウジング9のスリット28から外部へ導出され、コード押え部材10により一対の導線4が固定される際に、導線4の破断や断線を防ぐことができる。そのため、一対の導線4の抗張力性を維持しながら、光コード2の取扱性を向上させることができる。
また、本実施形態においては、光コード2の許容張力を満たすとともに光コード2の構造上の制約の観点から、各導線4のサイズは、AWG24〜AWG26とされている。
また、本実施形態においては、一組の端子ユニット20は、複数のスリット28のうち直径方向に対向する2つのスリット28にそれぞれ対応して配置されている。この構成によれば、いずれの方向からも光コネクタ1に備わる発光素子22が視認可能となる。
また、本実施形態においては、一組の端子ユニット20は、それぞれベース部21A,21Bを備え、各ベース部21A,21Bは、複数のスリット28のうち隣接する2つのスリット28に対応して配置されている。この構成によれば、光コード2から引き出された一対の導線4を複数のスリット28のうち、いかなるスリット28から導出させても、導線4と端子ユニット20を適切に接触させることができる。
また、本実施形態においては、一組の端子ユニット20は、外部から電気的接触で導通可能な外部接触部23A,23Bをそれぞれ備え、外部接触部23A,23Bは、周方向に対向して設けられる発光素子22と直交するように配置されている。この構成によれば、外部からテスタ等を外部接触部23A,23Bに接触させることで、発光素子22に容易に給電可能である。
次に、図11〜13を参照して、光コネクタ1が取り付けられる光パネル100について説明する。光パネル100は、不図示の光キャビネットあるいは光接続箱と呼ばれる筺体の前面部に設けられている部材である。
図11に示すように、光パネル100は、その前面であるパネル面101Aに、複数のコネクタ挿入口101と、発光素子102とを備えている。
コネクタ挿入口101は、2つのコネクタ挿入口101が一組とされ、この一組のコネクタ挿入口101が複数個(本例においては、12個)並列されている。一組のコネクタ挿入口101は、正面から見て傾いた状態(図11においては、右上がりに傾いた状態)で配置され、一組のコネクタ挿入口101同士が上下方向において一部重なるように配列されている。発光素子102は、各コネクタ挿入口101の近傍に配置されている。各発光素子102の近傍には、番号1〜24が付されている。図12に示すように、一組のコネクタ挿入口101において、一方のコネクタ挿入口101に対応する発光素子102は当該コネクタ挿入口101の下部に配置され、他方のコネクタ挿入口101に対応する発光素子102は当該コネクタ挿入口101の上部に配置されている。
このような光パネル100の各コネクタ挿入口101に上述の光コネクタ1が挿入される。図13に示すように、光パネル100からは前方に向けて突出された一対の腕部103が設けられている。各腕部103は、導体(金属)により形成されており、その前方側の先端部104が互いに近づくように湾曲している。各腕部103は、各コネクタ挿入口101に挿入された光コネクタ1の端子ユニット20の外部接触部23A,23Bと接触し、電気的に接続されている。また、片方の腕部103の光パネル100側の端部は光パネル100上の発光素子102と電気的に接続されている。これにより、光コネクタ1の発光素子22が点灯されると、光コネクタ1が挿入されたコネクタ挿入口101に対応する発光素子102も点灯されることとなる。
この構成によれば、光コネクタ1の発光素子22とともに光パネル100上の発光素子102も点灯されるため、選択すべき光コード2の識別をより容易に行うことができる。また、一対の腕部103の湾曲部104が外部接触部23A,23Bを挟み込むように接触するため、光コネクタ1の脱落防止にも効果を発揮する。さらに、コネクタ挿入口101および発光素子102を図11に示したような配置とすることにより、コネクタ挿入口101および発光素子102を光パネル100内の小さなスペースに配置可能であるとともに、並列された隣りのコネクタ挿入口101に対応した発光素子102との誤認を防止することができる。
(実施例)
本実施形態で用いられる光コードについて、各導線の構成と、引張強度との関係を測定した。
外径が250μmの光ファイバ素線と、軟銅線を撚り合わせた撚線から構成されるAWG20(太径)〜AWG30(細径)の導線を用い、これらを外被により覆うことで、図6に示されるように2本の導線が含まれている光コードを作成した。そして、それぞれの光コードについて引張強度を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2014203580
本実施形態における光コードの許容張力は98N以上である。また、光コードの構造上、各導線の外径(撚線径)は0.67mm以下とされている。以上より、表1に示されるように、2本の導線を含む光コードが用いられる本実施形態においては、各導線のサイズはAWG24〜AWG26であることが好適であると確認できた。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
例えば、図14に示すように、光コード2の導線4をリアハウジング9に設けられているスリット28から導出させた後に、リアハウジング9に端子ユニット20を取り付ける構成を採用してもよい。
具体的には、まず、図14(a)に示すように、プラグフレーム7、ばね24およびリアハウジング9を仮組み立てし、これらの部品に光コード2を通す。さらに、端子ユニット20、コード押さえ部材10およびブーツ11にも光コード2を通しておく。
続いて、光コード2から露出された光ファイバ素線3からさらに露出されたガラスファイバをフェルール6に挿入し、フェルール6をプラグフレーム7に収容する。
次に、光コード2から露出された一対の導線4をリアハウジング9のスリット28から外部へ導出し、その後、図14(b)に示すように、端子ユニット20をリアハウジング9の後端部に取り付ける。このとき、一対の導線4がリアハウジング9と端子ユニット20との間で挟持されるべく、端子ユニット20のベース部21A,21Bに、一対の導線4が挿通されるための不図示のスリットが設けられていることが好ましい。
続いて、図14(c)に示すように、リアハウジング9の小筒状部26により光コード2の外被5の先端部を覆った状態で、リアハウジング9にコード押さえ部材10を取り付けて、光コード2の外被5を固定する。
最後に、ブーツ11をコード押さえ部材10に装着するとともに、プラグフレーム7およびリアハウジング9の外周にプラグハウジング8を装着し、リアハウジング9のスリット28から外部に飛び出している一対の導線4を切断する。以上により、光コネクタ1Aが完成する。
この構成によっても、上記実施形態と同様に、複数の光コード2のうち特定の光コード2を選択するときに、発光素子22を発光させることで、選択すべき光コード2が容易に識別可能である。
また、上記の実施形態では、光コード2として、図6に図示される構成を説明したが、光コード2の例はこれに限られない。例えば、図15に示すように、光コード2Aとして、光ファイバ心線13と、複数の金属線4aを撚り合わせてなる撚線から構成される一対の導線4と、光ファイバ心線13および一対の導線4を被覆する外被5とを有するとともに、光ファイバ心線13の周囲を抗張力繊維13aにより覆う構成を採用してもよい。この構成によれば、光ファイバ心線13を抗張力繊維13aにより保護することで、耐屈曲性により優れた光コード2Aを提供することができる。なお上記光ファイバ心線13の例としては、光ファイバ素線3の外周に難燃ポリエチレンを被覆し、外径を約0.9mmとしている。
なお、図示は省略するが、光コードとして、中央に抗張力体が設けられるとともにその両側に2本の光ファイバ心線が並列された光ファイバテープ心線や、中央に抗張力体が設けられるとともにその周囲を覆うように複数の光ファイバ心線が1層または2層に設けられた光ファイバケーブル等を用いることもできる。
また、上記の実施形態では、光コネクタ1に、発光素子22を有する端子ユニット20が設けられている例を説明したが、この例に限られない。例えば、図16に示すように、光ファイバ素線3と一対の導線4とが外被5により覆われている光コード2Bにおいて、外被5上に一対の導線4と電気的に接続された発光素子22Aが設けられている構成を採用してもよい。この構成によれば、発光素子22Aを備える光コード2Bを従来の光コネクタに接続することで、選択すべき光コード2Bが容易に識別可能な発光素子22A付き光コード2Bを簡便な構成で提供することができる。
また、上記実施形態と同様に、光コード2Bの各導線4が軟銅線から構成されていてもよい。この構成によれば、各導線4が比較的軟らかい抗張力体として機能するとともに、各導線4と光コード2Bに設けられる発光素子22Aとの間での導電をスムーズに行うことができる。
また、上記の実施形態では、一対の導線4がリアハウジング9の複数のスリット28のうち図8の上下方向に設けられた2つのスリット28から外部へ導出される例を説明したが、この例に限られない。例えば、一対の導線4が図8の左右方向に設けられた2つのスリット28から外部へ導出される構成としてもよい。このとき、一対の導線4は、端子ユニット20の第1のベース部21Aおよび第2のベース部21Bにそれぞれ接触した状態でコード押さえ部材10により固定される。また、一対の導線4は、複数のスリット28のうち隣接する2つのスリット28からそれぞれ外部に導出されてもよい。このように、本例においては、一対の導線4が複数のスリット28のうちいずれのスリット28から導出された場合も、端子ユニット20と一対の導線4とが接触した状態で固定されるため、光コネクタ1へ光コード2を固定する際の自由度を高めることができる。
1:光コネクタ(コネクタの一例)
2,2A,2B:光コード(光ファイバコードの一例)
3:光ファイバ素線(光ファイバの一例)
4:導線
4a:金属線
5:外被
6:フェルール
7:プラグフレーム
8:プラグハウジング
9:リアハウジング
10:コード押え部材
10A:雌ネジ
11:ブーツ
13:光ファイバ心線
13a:抗張力繊維
14:フェルール本体
15:フランジ部
16:雄ねじ
20:端子ユニット
21A,21B:ベース部
21a,21b:導線接触部
22,22A:発光素子
23A,23B:外部接触部
24:ばね
25:大筒状部
26:小筒状部
26A:雄ネジ(ネジ部)
28:スリット
100:パネル
101:コネクタ挿入口
102:発光素子
103:腕部

Claims (4)

  1. 少なくとも1本の光ファイバと、
    前記光ファイバを挟むように設けられた一対の導線と、
    前記光ファイバおよび前記一対の導線を被覆する外被と、
    を備え、
    前記一対の導線に電気的に接続された発光素子が設けられている、光ファイバコード。
  2. 各導線が軟銅線から構成されている、請求項1に記載の光ファイバコード。
  3. 各導線が撚線である、請求項1または2に記載の光ファイバコード。
  4. 前記撚線から構成される各導線は、AWG24〜AWG26である、請求項3に記載の光ファイバコード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017027716A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 日本電信電話株式会社 光・メタル複合引込線

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