JPH0339911A - 多心光ファイバ心線の分岐部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は多心光ファイバテープ心線、多心光ファイバコ
ード、単心光ファイバ心線の複数本を一括した多心光フ
ァイバ心線等から単心光ファイバ心線に分岐した多心光
ファイバ心線の分岐部に関するものである。

（従来の技術） 第５図は従来の多心光ファイバテープ心線の分岐部の一
例の説明図で、同図（イ）は分岐部の形成に用いる多分
岐管の構成図、同図（０）は分岐部の構成図である。

多分岐管（３１〉は光ファイバテープ心線（１）を受入
れ、これを固定する心線固定部（３２）と、その反対側
に位置し分岐された単心光ファイバ心線（２）を押通す
る複数の単心線保護管（３３〉が一体に形成されており
、その中間は分岐部収容スペース（３４）をなしている
。

、同図（ロ）に示すように、多心光ファイバテープ心線
（１）の端部付近は上記多分岐管（３１）の心線固定部
（３２）に固定され、上記心線（目から分岐された単心
光ファイバ心線（２）は前記多分岐管０）の単心線保護
管（３３）に押通され、保護されて分岐部を形成してい
る。

第６図は従来の多心光ファイバテープ心線の分岐部の他
の例の説明図で、同図（イ）は分岐部の形成に用いる多
分岐管の構成図、同図（０）は分岐部の構成図である。

この例と第５図の例ど相違するところは、多分岐管（３
１）には多心光ファイバテープ心線（１）の固定部がな
く、多心光ファイバテープ心線（１）の保護管（３５）
が一体に形成されている。従って上記心線（１）は保護
管（３５）内に挿通され、固定されてはいない。

（解決しようとする課題） −Ｌ述した従来の多心光ファイバテープ心線（１）の分
岐部は、いかに無理なく単心光ファイバ心線（２）を分
岐するかを工夫したものであり、単心線保護管（３３）
の配置を考慮することにより、単心線保護管（３３）内
で単心光ファイバ心線（２）に無理がかからないように
設計されている。しかし、テープ心線（１）の端部から
単心線保護管（３３）までの間の分岐部収容スペース（
３４）では分岐された単心光ファイバ心線（２）の保護
には効果がない。

従って、上記分岐部収容スペース（３４）内に樹脂等を
流し込んで単心光ファイバ心線（２）を固定するとき、
単心光ファイバ心線（２）に無理な力が加わり光損失の
増加を招く。又樹脂を流し込まない場合には、この部分
の心線（２）が不安定で同様に光損失の増加を招くとい
う問題点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消した多心光ファイバ心線の
分岐部を提供するもので、その特徴は、多心光ファイバ
心線の端部と単心線保護管の間に、複数の押通孔を同一
円周上に有する孔明部材と該部材と同軸上に位置する略
紡錐状保護体を一体化した分岐部保護体を配置し、多心
光ファイバ心線から分岐した単心光ファイバ心線を−に
記紡錐状保覗体の外表面に沿わせ孔明部材の押通孔を経
て単心線保護管内に押通したことにある。

（作用） 上述した本発明の多心光ファイバ心線の分岐部において
は、多心光ファイバ心線の端部と単心線保護管の間に、
複数の押通孔を同一円周−Ｌにｆ「する孔明部材と該部
材と同軸上に位置する略紡錐状保渕体を一体化した分岐
部保護体を配置し、多心光ファイバ心線から分岐した単
心光ファイバ心線を上記紡誰状保護体の外表面に沿わせ
孔明部材の押通孔を経て単心線保護管内に押通すること
により、分岐した単心光ファイバ心線には無理な萌げ力
等が作用することがない。

又分岐した単心光ファイバ心線と紡錐状保諧体を樹脂等
で固定することにより、より安定した光損失の少ない分
岐部が得られる。この際、紡錐状保覗体の外表面に長さ
方向の複数の溝を設け、分岐した単心光ファイバ心線を
上記溝内に収納することにより、より一層安定した光損
失の少ない分岐部が得られる。

（実施例） 第１図は本発明の多心光ファイバ心線の分岐部の具体例
の縦断面図である。第２図は本発明における紡錐状保諧
体と孔明部材を一体化した分岐部保護体の構成図で、同
図（イ）は縦断面図、同図（ロ）は（イ）図のＸ−Ｘ矢
視図である。

図面に示すように、本発明の分岐部においては、多心光
ファイバテープ心線、多心光ファイバコード等の多心光
ファイバ心線（目の端部と、上記心線（りから分岐した
単心光ファイバ心線（２）を押通し、これを保護する単
心線保護管（１５）の間に分岐部保護体（１０）を配置
しである。

上記分岐部保護体００）は第２図に示すように、同一円
周上に大小２種類の連通した挿通孔（１３）（１４）を
有する孔明部材（１２）と、該孔明部材（＋２）と同軸
位置にある略紡錐状保護体（Ｉｆ）を一体化して形成し
たものである。上記紡錐状保護体（！りの外表面には、
必要により分岐した単心光ファイバ心線（２）を収納す
る長手方向の複数の溝（Ｉｌａ）を設けである。又孔明
部材（Ｉ２）の小径の押通孔（＋３）は単心光ファイバ
心線（２）を押通するものであり、大径の押通孔（１４
）内には単心線保護管（１５）の端部を押入し、固定す
る。

しかして、多心光ファイバ心線（目から分岐した複数の
単心光ファイバ心線（２）は、前記分岐部保護体（ｌＯ
）の紡錐状保諧体（ＩＩ）の外表面に沿って、あるいは
紡錐状保護体（１１）の外表面の満（目ａ）に沿って孔
明部材（１２）の小径の挿通孔（１３）内に導入され、
さらに大径の押通孔（１４）に固定されている単心線保
護管（１５）内に押通されている。

多心光ファイバ心線（１）の端部付近及び分岐部保護体
（＋０）の紡錐状保護体（ｌり上には、これらを内包し
て保護管（１７）を設け、その内部に樹脂（２０）を充
填して単心光ファイバ心線（２）と紡錐状保護体（１１
）を固定する。なお樹脂としてはホルマール樹脂、ＵＶ
硬化型樹脂、１液型あるいは２液混合型樹脂等が用いら
れる。なお、この場合保護管として熱収縮チューブを用
い、その内部に熱溶融接着剤を充填してもよい。これら
の外側には、さらに外部保護管（＋９）を設ける。外部
保護管（＋９）の一端は多心光ファイバ心線（目を押通
した多心光ファイバ心線（目の保護管（＋６）上に位置
せしめ、これを固定する。又外部保護管（１９）の他端
にはゴムブーツ（１８）を装着し、単心保護管（１５）
を保護する。

第３図は本発明の多心光ファイバ心線の分岐部の他の具
体例の縦断面図である。

本実施例は単心線保護管（＋５）及び多心光ファイバ心
線保護管（Ｉｌｌ）が、その上に繊維状抗張力体〈２３
）及び外部被覆体（２１）（２２）を具え、これらによ
って補強されている場合を示す。この場合は、前記繊維
状抗張力体（２３）を保護管（１７）と外部保護管（＋
９）の間に導入し、膜部に樹脂を充填して繊維状抗張力
体（２３）を固定する。これにより引張り力に対して強
固な分岐部が得られる。

第４図は本発明の多心光ファイバ心線の分岐部のさらに
他の具体例の縦断面図である。

本具体例も第３図の具体例と同様に、単心保護管（１５
）及び多心光ファイバ心線保護管（Ｉ６）が、繊維状抗
張力体（２３）及び外部被覆体（２１０２２）で補強さ
れている場合である。この場合は、前記繊維状抗張力体
（２３）を保護管（１７）上に導入し、その上に熱収縮
性チューブ（２４）％あるいは内部に熱溶融接着剤（２
５）を有する熱収縮性チューブ（２４）の層を設け、こ
れにより前記繊維状抗張力体（２３）を保護管（１７）
上に固定する。これによって第３図の実施例同様に引張
力に対して強固な分岐部が得られるが、さらに第３図の
ように内部に樹脂を注入することがなくなり、従って樹
脂が硬化するまでの時間を待つ必要がなく、作業時間か
短縮される。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の多心光ファイバ心線の分
岐部によれば、多心光ファイバ心線端部と単心線保護管
との間に紡錐状保護体と孔明部材を一体化した分岐部保
護体を配置することにより、分岐した単心光ファイバ心
線に無理な力がかからず、光損失の安定した分岐が得ら
れる。従って、光ファイバケーブルの細径化をはかるた
め導入されてきている光ファイバテープ心線等の分岐部
として用いるとき極めて効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多心光ファイバ心線の分岐部の具体例
の縦断面図である。 第２図は本発明における分岐部保護体の説明図で、同図
（イ）は縦断面図、同図（ロ）は（イ）図のＸ−Ｘ矢視
図である。 第３図及び第４図はいずれも本発明の多心光ファイバ心
線の分岐部の他の具体例の縦断面図である。 第５図及び第６図はいずれも従来の分岐部の説明図で、
それぞれ（イ）図は分岐多管の構成図、（０）図は分岐
部の構成図である。 １・・・多心光ファイバ心線、２・・・単心線、ＩＯ・
・・分岐部保護体、１１・・・紡錐状保護体、１２・・
・孔明部材、１３・・・小径押通孔、＋４・・・大径押
通孔、１５・・・単心線保護管、１Ｂ・・・多心光ファ
イバ心線保護管、１７・・・保護管、１８・・・ゴムブ
ーツ、＋９・・・外部保護管、２０・・・樹脂、２１．
２２・・・外部被覆体、２３・・・繊維状抗張力体、２
４・・・熱収縮チューブ、２５・・・熱溶融接着剤。 算５ 図

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）多心光ファイバ心線から分岐した単心光ファイバ
   心線のそれぞれを単心線保護管内に挿通した多心光ファ
   イバ心線の分岐部において、上記多心光ファイバ心線の
   端部と単心線保護管の間に、複数の挿通孔を同一円周上
   に有する孔明部材と該部材と同軸上に位置する略紡錐状
   保護体を一体化した分岐部保護体を配置し、前記多心光
   ファイバ心線から分岐した単心光ファイバ心線を上記紡
   錐状保護体の外表面に沿わせ孔明部材の挿通孔を経て単
   心線保護管内に挿通したことを特徴とする多心光ファイ
   バ心線の分岐部。
2. （２）紡錐状保護体の外表面に長さ方向の複数の溝を設
   け、単心光ファイバ心線を上記溝内に収納したことを特
   徴とする請求項（１）記載の多心光ファイバ心線の分岐
   部。
3. （３）多心光ファイバ心線から単心光ファイバ心線への
   分岐部の外側に分岐部保護管を設け、その内部に樹脂を
   充填し固定したことを特徴とする請求項（１）記載の多
   心光ファイバ心線の分岐部。
4. （４）分岐部保護管内部に充填する樹脂がホルマール樹
   脂、ＵＶ硬化型樹脂、１液型あるいは２液混合型樹脂で
   あることを特徴とする請求項（３）記載の多心光ファイ
   バ心線の分岐部。
5. （５）分岐部保護管が熱収縮チューブで、その内部に熱
   溶融接着剤を具えていることを特徴とする請求項（３）
   記載の多心光ファイバ心線の分岐部。
6. （６）単心線保護管及び多心光ファイバ心線保護管が繊
   維状抗張力体と外部被覆体で補強されている場合、分岐
   部保護管と外部保護管の間に上記繊維状抗張力体を導入
   し、該部に樹脂を充填して固定することを特徴とする請
   求項（１）記載の多心光ファイバ心線の分岐部。
7. （７）単心線保護管及び多心光ファイバ心線保護管が繊
   維状抗張力体と外部被覆体で補強されている場合、その
   外側に熱収縮チューブを設け、該熱収縮チューブと保護
   管の間に上記繊維状抗張力体を導入し上記分岐部保護管
   上に固定することを特徴とする請求項（１）ないし（３
   ）記載の多心光ファイバ心線の分岐部。
8. （８）前記熱収縮チューブが内部に熱溶融接着剤を具え
   ていることを特徴とする請求項（７）記載の多心光ファ
   イバ心線の分岐部。