JP4381348B2 - 光コンセント - Google Patents

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本発明は、光コンセント、詳しくは光コンセントの小型化と設置作業の効率化を図った光コンセントに関するものである。
一般に、建物等の内部に導かれた光ケーブルにはケーブル同士の接続がし易いように余長部分が設けられており、接続後の余長部分は、光コンセント内に巻回された状態で収納されている。この光コンセントの小型化を図るために、被覆樹脂を除去した心線のみを光コンセント内に形成された巻回部を巻回すようにしたものが提案されている。この光コンセントは心線が巻回部から外れないように張出部分が形成されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−61984号公報
本発明が解決しようとする問題点は、上述の巻回部に巻き回したファイバ心線は長さが必ずしも一定ではないため、巻回部に接触して巻き付けられる場合もあり、巻回部から非接触で離れて巻かれる場合もあり、しかもファイバ心線は弾性があるため外側に広がろうとするので張出部分から外れ巻回部から飛び出してしまい設置に手間を取られる恐れがあった。
本発明は、上記問題点を解決し、光コンセント内のファイバ心線の収容を容易にするとともに確実性を高め、設置時における作業の効率向上と光コンセント自体の小型化を図ることができる光コンセントを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明に係る光コンセントは、建築物の壁面に露出させて取付けられる光コンセント又は分電盤内に設置される光コンセントであって、上記光コンセントはボックス本体と、該ボックス本体の前面開口部内に収納される光ファイバトレイと、該光ファイバトレイを覆うとともに上記ボックス本体の前面を覆う内カバーと、該内カバーに係合しボックス本体及び内カバー全体を覆う化粧カバーとで構成され、上記ボックス本体は下端中央に光ファイバのインドアケーブルを把持する把持部材及び防塵・気密用のブッシングを収容する収容部を設け、上記光ファイバトレイは、光ファイバジャックを固定する固定部、ファイバ心線を巻き回す巻回部、及び外部から前記ボックス本体内部に引き込んだインドアケーブルの光ファイバ心線と、ボックス本体内部に配置された光ファイバジャックに接続された光ファイバ心線とを融着接続するとともに融着部を保護する補強スリーブを保持する保持部を設けるとともに、上記固定部は上記光ファイバトレイの下端両側に設けたことを特徴とする。
そして、前記光ファイバトレイには前記巻回部を所定間隔をおいて上下方向に複数並接することが好ましい。
また、前記巻回部は略円形状の内壁と、該内壁の外側に所定間隔をおいて配置された外壁とで構成され、該外壁には光ファイバ心線の飛び出しを防止する張出片を内壁に向かって突出形成するとともに、該張出片の長さを少なくとも上記内壁と外壁との間隔と略等しく形成し、上記内壁の上記張出片の先端に対応する部分には凹部を設けて張出片の先端と内壁との間には空隙を設け、光ファイバ心線を巻回部に容易に巻き回すことができるとともに巻き回した光ファイバ心線が巻回部から飛び出さないようにすればよい。
なお、前記補強スリーブの保持部は補強スリーブの太さに対応して保持幅を変更可能な2段の異なる撓み構造を備え、太さの異なる補強スリーブに柔軟に対応できるようにしてもよい。
さらに、前記ボックス本体は規格化された配線器具用プレートと略同じ大きさで、設置時のスペースを従来の配線器具用プレートと同様であることが好ましい。
そして、前記ボックス本体には、前記収容部を上下端に設けるとともに、収容部を閉塞する閉塞体を退避させる退避部および、前記ブッシングを収容するブッシング収容部を設け、設置の自由度を高めるとともに収容部の使用の如何に対応できるようにしても構わない。
また、前記ボックス本体裏面にはマグネットを着脱可能に配置し、マグネットで金属の壁面などに設置できるようにしてもよい。
請求項1の発明によれば、ボックス本体内に光ファイバトレイを収容し、その上から内カバーと化粧カバーとでボックスの開口部全面を遮蔽することができるので、屋外などの設置にも対応した光コンセントを提供することができる。
しかも、ボックス本体には光ファイバを把持する把持部材及び防塵・気密用のブッシングを収容する収容部を設けたので、光ファイバの引き込み部からの防塵性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、ファイバ心線を引き回す巻回部を光コンセント内に2箇所並接したので、ファイバ心線の巻きまわしの自由度が高くなるとともに、余長の調整がし易くなり設置時の作業の効率化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、外壁に形成された張出片が巻回部に巻きまわしたファイバ心線の浮き上がりを抑え、ファイバ心線が巻回部から外れることがなくなり確実に光コンセントないに光ケーブルを収納することができる。
請求項4の発明によれば、ファイバ心線の本数によって補強スリーブの太さが変わっても容易に対応することができる光コンセントを提供することができる。
請求項5の発明によれば、ボックス本体を規格化された配線器具用プレートと略同じ大きさに設定したので、分電盤内にも容易に設置することができる。
請求項6の発明によれば、ボックス本体の上下部に収容部を設け、上部の収容部を使用するか否かによって設置の自由度が高められるとともに、閉塞体、ブッシングの使用不使用に柔軟に対応することができる。
請求項7の発明によれば、ボックス本体の裏側面に磁石を設けることにより、ネジ止めできない金属の壁面などにも設置することができる。
図1は本発明に係る光コンセントAの正面図及び底面図を示し、図2は光コンセントAの分解斜視図を示す。この光コンセントAは規格化された配線器具用プレートと略同じ大きさに形成され、建築物の壁面や分電盤内に設置することができるように構成されているものである。この光コンセントAは入力側のインドアケーブルをファイバジャックに分岐接続、若しくはこの光コンセントAを経由して他の光コンセントAに接続するための出力側のインドアケーブルに接続するとともに、インドアケーブルとファイバジャック若しくはインドアケーブル同士を接続するために必要なファイバ心線の余長を収容することができるようにしたものである。
光コンセントAは、ボックス本体1に光ファイバトレイ2を配置し、その上から内カバー3を被せ、その上から建築物の壁面に露出して設置しても塵埃などの影響を受けないように化粧カバー4を取り付けたもので、ボックス本体1は分電盤や壁面にネジで固定することができるようにネジ穴5が形成され、中央には後述する光ファイバトレイ2の係合孔15に係合し、光ファイバトレイ2をボックス本体1内に着脱可能に固定するための固定手段である係合凸部6が、下部には後述するインドアケーブルを把持する把持部材10及び防塵・気密用のブッシング11を収容する収容部7と、収容部7の両側にファイバプラグを差し込む差し込み孔8が形成されている(図3参照)。収容部7は箱状に形成され、前面の切欠き部7aと後面の壁7bにはそれぞれインドアケーブルを通す貫通孔9、9が形成されている。
把持部材10は側面視コ字状に折り曲げ形成された金属で前後にはU字状の切込み12が形成され、インドアケーブルの被覆部分に噛み込んでインドアケーブルがずれないように把持するもので、ブッシング11はゴムなどの弾性部材で前後方向にインドアケーブルを挿通させる挿通孔13が形成され、把持部材10の外側に配置することによりボックス本体1内部に塵埃などを浸入させないようにしている(図2参照)。
なお、図2おいて、符号14は環状の磁石を示し、この磁石14はネジ23によって、ボックス本体1の裏面に固定されるもので、ボックス本体1には裏面から磁石14を収容するとともにネジ23を捻じ込むネジ孔が形成された膨出部24が形成されている。
光ファイバトレイ2は、図4に示すように、底面に形成された係合孔15をボックス本体1に突出形成された係合凸部6に係合させることによりボックス本体1に取り付けることができるようになっている。
この光ファイバトレイ2は、光ファイバジャック16を固定する固定部17と、ファイバ心線18を巻き回す巻回部20と、ファイバ心線18同士を融着接続するとともに融着部を保護する補強スリーブ21を保持する保持部22とが設けられている。
上記巻回部20は所定間隔をおいて並設した内壁25と外壁26とで構成し、外壁26の上端面には内壁25に向かって張出片27を突出形成するとともに、この張出片27の長さを少なくとも上記内壁25と外壁26とで形成された通路30の幅(間隔)Lと略等しく形成するとともに前部上面には先端に向かって下方に傾斜するガイド突部27aを形成し、上記内壁25の上記張出片27の先端に対応する部分は内方に曲折させて凹部28を形成して張出片27の先端と内壁25との間には空隙を設けたので(図5(a)参照)、ファイバ心線18をガイド突部27aに沿って空隙から通路30内に容易に収容できる
ようにするとともに、一旦収容したファイバ心線18は張出片27に遮られて意図的に外さない限り通路30から飛び出さないようになっている。
上記内壁25は半径が光ファイバ心線18の許容される最小曲寸法R15以上を確保するように略円形状に形成され、図4上で、上下方向に所定間隔を置いて配置された第1の内壁25aと第2の内壁部25bとで構成されている。
そして、外壁26は第1の内壁25aの下方に円弧状に形成された第1の外壁部26a、第2の内壁部25bの上方に円弧状に形成された第2の外壁部26b及び、第1の内壁25aと第2の内壁部25bとの間に形成された2つの略三角形状の第3の外壁26cで構成されている。
そして、各外壁部の上端面には内壁25に向かって張出片27が突出形成されている。この張出片27は上述したように、内壁25の外周面に略到達するように形成され、この張出片27に対応する内壁25は内方に曲折して凹部28が形成され、内壁25の凹部28と張出片27の先端との間隔がファイバ心線18の太さよりもやや広くなるように設定されている。
第1の内壁25aの中央は上下方向にインドアケーブルのファイバ心線18を通す通路29が形成され、この通路29の両端開口部は、通路29への出入り時にファイバ心線18が急激に折れ曲がらないよう外広がりに湾曲して形成されている。
さらに、第1の内壁25aの下方には、光ファイバジャック16を固定する固定部17が設けられ、第3の外壁26cの外側にはファイバ心線18同士を融着接続するとともに融着部を保護する補強スリーブ21を保持する保持部22とが設けられている。
固定部17には先端にフックが形成されたコ字状の係止部31、32が立設され、光ファイバジャック16を両側から係止してファイバトレイ2上に固定することができるようになっている。又、固定部17及び内カバーには光ファイバジャック16の上下面に形成されている凸部39(図10参照)の係合する係合溝38がそれぞれ設けられ、光ファイバプラグの着脱時に、光ファイバジャック16の移動を防止している。
保持部22は上述した第3の外壁26cの外側壁面33と保持板34とで構成され、保持板34は側面視略L字状の支持板35の上部両側に係合片36、36が第3の外壁26cの壁面33に向かって湾曲して形成されるとともに、支持板35がトレイに形成された開口部37の中央に突出して形成されたもので、係合片36の矢印a方向の撓みと支持板35の矢印b方向の撓みとの2つの撓みで太さの異なる補強スリーブ21に柔軟に対応することができるようになっている(図5(b)参照)。
内カバー3は、図6(a)(b)に示すように、板状で表面側の周囲には係止部40が突出して形成され、孔41を通してネジでボックス本体1に固定することができるようになっており、固定時にはボックス本体1の開口部全面を塞ぐことができるようになっている。そして、前端には下方に突出して、ボックス本体1の切欠き部7aを塞ぐ張出部42が形成され、この張出部42にも貫通孔9の一端が形成されている。
化粧カバー4は背面側に内カバー3の係止部に係止するフック43が形成され(図7(b)参照)、内カバー3に重合した状態で上から押し付けることによりフック43が内カバー3の係止部40に係止され、内カバー3を介してボックス本体1に固定できるようになっている。
次に、上記構成の光コンセントAの設置態様を図8(a)〜(d)に基づいて説明する。
先ず、ボックス本体1を建築物の壁面や、配電盤にネジ50で固定する(図8(a)参照)。
次にインドアケーブル51をブッシング11の挿通穴13に挿通した後、インドアケーブル51の被覆を剥いてファイバ心線18を出し、光ファイバジャック16から出ているファイバ心線18と融着接続し、更に融着部を補強スリーブの略中央に配置して補強スリーブを熱溶着固定してファイバ同士の接続部を保護する。ファイバ心線18の余長は巻回部20に適宜ルートで巻き回し、補強スリーブ21を保持部22に保持させ、光ファイバジャック16を固定部17に固定し、ファイバトレイ2をボックス本体1に固定する。そして、インドアケーブル51を把持部材10に把持させて、ボックス本体1にファイバトレイ2が収容された状態にする(図8(b)参照)。その後、内カバー3をネジ52でボックス本体1に固定してボックス本体1の全面を塞ぎ(図8(c)参照)、さらに前面から化粧カバー4をあてがいボックス本体1(内カバー3)に押し付けると、フック43が内カバー3の係止部40に係止され、内カバー3を介してボックス本体1に化粧カバー4を固定すればよい(図8(d)参照)。このようにして組み上げた光コンセントAには、図8(b)に示すように、光ファイバジャック16が1つだけ配置されているので、ボックス本体1内に塵埃が入らないようにするため、固定部17の開口部分は遮蔽部材であるブランチチップ53で塞げばよい。このようにして構成された光コンセントAは防塵性も確保されるので建物の壁面などに設置することができる。
なお、上述の光コンセントにおけるファイバ心線の巻き回しは、1心のファイバ心線を収容し、1つのファイバプラグ55を接続できるようにした場合について説明したが、2心のファイバ心線を収容し、2つのファイバプラグ55を接続できるようにする場合は、2心ファイバテープ心線の先端を分割し、その先端部に2つのファイバジャックを夫々装着した形態のファイバジャックを用意し、2心のファイバテープ心線のインドアケーブルとの接続方法を採用すれば、ファイバ心線2本づつを同時に融着加工できるので融着工程が1回で済み、且つ補強スリーブも1個で補強でき、図9(a)に示すように2心のファイバテープ心線を図8(b)に示したと同様に巻き回して図面上右側の光ファイバジャック16を固定部17に固定し、他方のファイバジャックは2心のファイバテープ心線の先端を分割した以後を8の字に巻き回して方向転換し図面上左側の固定部に固定すればよく、2つのファイバプラグ55を接続することができる。
また、4心テープ心線のインドアケーブルの被覆を剥いで先端を2心のテープ心線2本に分割し、一方の2心テープ心線を図9(a)同様に接続し、他方の2心テープ心線は予めブッシング11の他方の挿通穴13に挿通させた2心テープ心線のインドアケーブルと接続して接続部を補強スリーブ21で保護し、補強スリーブ21を他方の保持部に保持して図9(b)に示すようにファイバ心線を巻回部に巻き回し、把持部材10を経由して外部に引き出せばよい。
上述したように、巻回部20を2箇所設け、ファイバ心線の引き回しを変えれば光コンセントA2の中央部分から引き込んだ光ファイバを、左右のファイバジャックに引き出すことができるし、4心(2心でも可)のファイバ心線を内部で分岐し、外部に引き出すことができ、ファイバトレイ2内で自由にファイバ心線を引き回すことができるので、従来の巻回部が1つしかない光コンセントに比べ、狭い横幅であっても光ファイバの分岐を多く取れる光コンセントを実現することができる。
固定部17´と、ファイバ心線18を巻き回す巻回部20と、ファイバ心線18同士を融着接続するとともに融着部を保護する補強スリーブ21を保持する保持部22とが設けられている。
次に、光コンセントの他の例について説明する。この光コンセントA´は、上述の光コンセントAが最大2つのファイバプラグ55を接続することができるものであるのに対し、最大4つのファイバプラグ55を接続できるように、ハイバージャック16を最大4つ配置できるようにしたものである(図11(a)(b)参照)。
光コンセントA´は、図12に示すように、ボックス本体1´に光ファイバトレイ2´を配置し、その上から内カバー3´を被せ、その上から建築物の壁面に露出して設置しても塵埃などの影響を受けないように化粧カバー4´を取り付けたもので、ボックス本体1´は分電盤や壁面にネジで固定することができるようにネジ穴5が形成され、中央には光ファイバトレイ2´を固定する係合凸部6が、上部及び下部にはインドアケーブルを把持する把持部材10及びブッシング11を収容する収容部7と、収容部7の両側にファイバプラグを差し込む差し込み孔8´が形成されている(図13参照)。収容部7は箱状に形成され、前面の切欠き部7aと後面の壁7bにはそれぞれインドアケーブルを通す貫通孔9、9が形成されている。
なお、上部の収容部7の両側には、未使用のブッシング11を収容するブッシング収容部44、閉塞体46を退避させる退避部45が形成されている。
上部の収容部7を使用しない時は、この上部の収容部7内には把持部材10に加え閉塞体46が収容されているが、上部の収容部7を使用する場合は、閉塞体46を退避部45に退避させ、代わりにブッシング収容部44に収容されている未使用のブッシング11を取り外して使用すればよい。
光ファイバトレイ2´は、図14に示すように、底面に形成された係合孔15をボックス本体1´に突出形成された係合凸部6に係合させることによりボックス本体1´着脱可能に取り付けることができるようになっている。
この光ファイバトレイ2´は、光ファイバジャック16を固定する。
固定部17´にはそれぞれ先端にフックが形成されたコ字状の係止部32が2個ずつ横並びで立設され、光ファイバジャック16を両側から係止してファイバトレイ2´上に固定することができるようになっている。又、固定部17´及び内カバー3´には光ファイバジャック16の上下面に形成されている凸部39(図10参照)に係合する係合溝38´が形成されている。この係合溝38´は光ファイバプラグの着脱時に光ファイバジャック16の移動を防止するためのものである。
内カバー3´は、図15(a)(b)に示すように、板状で表面側の周囲には係止部40が突出して形成され、孔41を通してネジでボックス本体1´に固定することができるようになっており、固定時にはボックス本体1´の開口面全体を塞ぐことができるようになっている。そして、前端には下方に突出して、ボックス本体1´の切欠き部7aを塞ぐ張出部42(図12参照)が形成され、この張出部42にも貫通孔9の一端が形成されている。なお、符号38´は裏面側に形成された溝でファイバジャックの凸部39に係合する係合溝を示す。
化粧カバー4´は背面側に内カバー3´の係止部40に係止するフック43が形成され(図16(b)参照)、内カバー3´に重合した状態で上から押し付けることによりフック43が内カバー3´の係止部40に係止され、内カバー3´を介してボックス本体1´に固定できるようになっている。
次に、上記構成の光コンセントA´の設置態様を、4心のファイバテープ心線を収容し、4つのファイバプラグ55を接続する場合について、図17(a)〜(d)に基づいて説明する。
先ず、ボックス本体1´を建築物の壁面や、配電盤にネジ50で固定する(図17(a)参照)。
予め、ファイバ心線18の先端部にファイバジャック16を夫々装着した形態のファイバジャックを4つ用意し、次にインドアケーブル51をブッシング11の挿通穴13に挿通した後、インドアケーブル51の先端の被覆を剥いて4心ファイバテープ心線の先端を分割し、そのファイバ心線18を出し、光ファイバジャック16から出ているファイバ心線18と融着接続し、更に融着部を補強スリーブ21の略中央に配置して補強スリーブ21を熱溶着固定してファイバ心線同士の接続部を保護する。
ファイバ心線18の余長は巻回部20に適宜ルートで巻き回し、補強スリーブ21を保持部22に保持させ、4つの光ファイバジャック16を固定部17´の係止部32でファイバトレイ2´上に固定し、さらにファイバトレイ2´の係合孔15に係合凸部6を係合させてボックス本体1´に固定する。そして、インドアケーブル51を把持部材10に把持させて、ボックス本体1´にファイバトレイ2が収容された状態にする(図17(b)参照)。
その後、内カバー3´をネジ52でボックス本体1´に固定してボックス本体1´の全面を塞ぎ(図17(c)参照)、さらに前面から化粧カバー4´をあてがいボックス本体1´(内カバー3´)に押し付けると、フック43が内カバー3´の係止部40に係止され、内カバー3´を介してボックス本体1´に化粧カバー4´を固定すればよい(図17(d)参照)。
なお、上述の設置態様では、インドアケーブルはボックス本体1´の下部から引き込んだが、ボックス本体1´の上部にも収容部7を設けたので、ボックス本体1´の上部からもインドアケーブルを引き込むことができるので光コンセントの設置の自由度を格段に高めることができる。
また、上述の光コンセントA´におけるファイバ心線の巻き回しは、4心のファイバテープ心線を収容し、4つのファイバプラグ55を接続できるようにした場合について説明したが、1心のファイバテープ心線2本を収容し、それぞれのファイバ心線18にファイバプラグ55を接続できるようにする場合は、インドアケーブル51をブッシング11の挿通穴13に挿通した後、インドアケーブル51の被覆を剥いてファイバ心線18を出し、光ファイバジャック16から出ているファイバ心線18と融着接続し、更に融着部を補強スリーブの略中央に配置して補強スリーブを熱溶着固定してファイバ同士の接続部を保護する。
ファイバ心線18の余長は巻回部20に適宜ルートで巻き回し、補強スリーブ21を保持部22に保持させ、2つの光ファイバジャック16を一方の固定部17´に係止部32で固定し、他方の固定部17´には、ボックス本体1´内に塵埃が入らないように遮蔽部材であるブランクチップ53´を取り付けた後、ファイバトレイ2の係合孔15をボックス本体1の係合凸部6に係合させて固定する。
そして、インドアケーブル51を把持部材10に把持させて、ボックス本体1´にファイバトレイ2´が収容された状態にすればよい(図18参照)。
上述したように、巻回部20を2箇所設け、ファイバ心線の引き回しを変えれば光コンセントA´の中央部分から引き込んだ光ファイバを、左右のファイバジャックに引き出すことができるし、複数心のファイバ心線を内部で分岐して外部に引き出すことができ、ファイバトレイ2´内で自由にファイバ心線を引き回すことができるので、従来の巻回部が1つしかない光コンセントに比べ、狭い横幅であっても光コンセントを最大4個接続することができる光コンセントを実現することができる。
(a)(b)は本発明に係る光コンセントの正面図及び底面図 上記光コンセントの構造を説明する分解斜視図 ボックス本体を説明する正面図 ファイバトレイを説明する正面図 (a)(b)は巻回部の張出片及び補強スリーブを保持する保持部の斜視図 (a)(b)は内カバーの正面図及びX−X´線における拡大断面図 (a)(b)は化粧カバーの正面図及びY−Y´線における拡大断面図 (a)〜(d)は本発明の光コンセントの設置方法を説明する正面図 (a)(b)は光ファイバ心線の収容状態の他の例を示す正面図 光ファイバジャックの側面図 (a)(b)は光コンセントの他の例を示す正面側斜視図および背面側斜視図 上記他の例の光コンセントの構造を説明する分解斜視図 上記他の例の光コンセントのボックス本体を説明する正面図 上記他の例の光コンセントのファイバトレイを説明する正面図 (a)(b)は上記他の例の光コンセントの内カバーの正面図及びX−X´線における拡大断面図 (a)(b)は上記他の例の光コンセントの化粧カバーの正面図及びY−Y´線における拡大断面図 (a)〜(d)は上記他の例の光コンセントの設置方法の一例を説明する正面図 上記他の例の光コンセントの設置方法の一例を説明する正面図
1 ボックス本体
2 光ファイバトレイ
3 内カバー
4 化粧カバー
17 固定部
10 把持部材
20 巻回部
25 内壁
26 外壁
27 張出片
28 凹部
A 光コンセント

Claims (7)

  1. 建築物の壁面に露出させて取付けられる光コンセント又は分電盤内に設置される光コンセントであって、
    上記光コンセントはボックス本体と、該ボックス本体の前面開口部内に収納される光ファイバトレイと、該光ファイバトレイを覆うとともに上記ボックス本体の前面を覆う内カバーと、該内カバーに係合しボックス本体及び内カバー全体を覆う化粧カバーとで構成され、
    上記ボックス本体は下端中央に光ファイバのインドアケーブルを把持する把持部材及び防塵・気密用のブッシングを収容する収容部を設け、
    上記光ファイバトレイは、光ファイバジャックを固定する固定部、ファイバ心線を巻き回す巻回部、及び外部から前記ボックス本体内部に引き込んだインドアケーブルの光ファイバ心線と、ボックス本体内部に配置された光ファイバジャックに接続された光ファイバ心線とを融着接続するとともに融着部を保護する補強スリーブを保持する保持部を設けるとともに、上記固定部は上記光ファイバトレイの下端両側に設けたことを特徴とする光コンセント。
  2. 前記光ファイバトレイには前記巻回部を所定間隔をおいて上下方向に複数並接した、請求項1記載の光コンセント。
  3. 前記巻回部は略円形状の内壁と、該内壁の外側に所定間隔をおいて配置された外壁とで構成され、該外壁には光ファイバ心線の飛び出しを防止する張出片を内壁に向かって突出形成するとともに、該張出片の長さを少なくとも上記内壁と外壁との間隔と略等しく形成し、上記内壁の上記張出片の先端に対応する部分には凹部を設けて張出片の先端と内壁との間には空隙を設けた、請求項1記載の光コンセント。
  4. 前記補強スリーブの保持部は補強スリーブの太さに対応して保持幅を変更可能な2段の異なる撓み構造を備えた、請求項3記載の光コンセント。
  5. 前記ボックス本体は規格化された配線器具用プレートと略同じ大きさである、請求項1記載の光コンセント。
  6. 前記ボックス本体には、前記収容部を上下端に設けるとともに、収容部を閉塞する閉塞体を退避させる退避部および、前記ブッシングを収容するブッシング収容部を設けた、請求項1記載の光コンセント。
  7. 前記ボックス本体裏面にはマグネットを着脱可能に配置した、請求項1、5又は6記載の光コンセント。
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