JP4343779B2 - 光受信機における光ケーブル挿通路 - Google Patents

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Description

本発明は、光受信機における光ファイバ収容部に対して、ケースの外部から光ケーブルを導く場合に利用できる光ケーブル挿通路に関する。
光受信機においては、光ファイバ収容部に余長の光ファイバを収容している。その収容状態で光受信機の光ファイバ導入部に対して外部から力が加わると、光ファイバ収容部内の光ファイバや光ファイバの接続部分に力が加わり、光ファイバが傷いたり、折れるおそれがある。
よって、このような光ファイバの損傷事故を防止する為に、光受信機における光ケーブル挿通路に位置する光ケーブルを保持させることが望まれる。
そこで出願人会社における試作品にあっては、図1、図2に表れているように、光受信機1における光ケーブルの出入口6に、光ケーブル挿通路60を位置させ、そこにおいては上下から光ケーブル41を弾力的に挟み付ける為に上下の当たり面に弾力部材を備える挟着用部材から成る挟着具39を配設し、上下の挟着用部材39をビス40、40で締め付けすることにより、光ケーブル挿通路60に位置する光ケーブル41を保持させている。
(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3参照)
特願2003−188541明細書、図面 特願2003−270152明細書、図面 特願2003−270153明細書、図面
この図1、2の光受信機1における光ケーブル挿通路60では、光受信機ケース出入口6から先端の光ファイバを先頭にして光ファイバ収容部24に向けて光ケーブル41を挿入する。その場合、長尺の光ケーブル41を上記上下の挟着用部材39の間を通さなくてはならない煩わしさがあった。さらに、挿通路60に位置させた光ケーブル41を保持する為に挟着用部材39をビス締めするのであるが、その場合、締めすぎて光ケーブル41を傷付けることのないように用心深くビス締めをしなくてはならない作業上の問題点があった。
本件出願の目的は、光受信機1のケースにおける光ファイバ収容部に向けて外部から光ケーブルを挿入したのち、ケースの挿通路において上記光ケーブルを固定させる場合、そこに備えさせる回動部材を僅かに回動させるだけの手数で光ファイバを挟圧保持して止着できるようにした光受信機における光ケーブル挿通路を提供しようとするものである。
他の目的は、上記光ケーブルを固定させる場合、そこに備えさせる回動部材を僅かに回動させるだけで光ファイバを挟圧保持できるようにするものであっても、その挟圧は、一定の圧力で極めてソフトに挟持し、光ケーブルにおける光ファイバーを傷めることのないような構成にした光受信機における光ケーブル挿通路を提供しようとするものである。
他の目的は、ケースの挿通路において上記光ケーブルが二系列の光ケーブルであっても、これらを共に固定させる場合、そこに備えさせる回動部材を僅かに回動させるだけで、上記二系列の光ケーブルを同時的に挟圧保持できるようにした光受信機における光ケーブル挿通路を提供しようとするものである。
他の目的は、光受信機のケースにおける光ファイバ収容部に向けて外部から細くて長い光ケーブルを挿入する場合、長尺の光ケーブルをわざわざ挿通路に通すことなく、外部から直接的にケース内における光ファイバ収容部に向けて光ケーブルの必要長さを存置させ、その後、光ケーブルにおける中間部をケースにおける挿通路に挟み込む状態で存置させるようにした光受信機における光ケーブル挿通路を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本願発明における光受信機における光ケーブル挿通路は、ケースには、余長の光ファイバを収容する為の光ファイバ収容部と、ケース外部と上記光ファイバ収容部との間に位置させる光ケーブルの挿通路とを備えている光受信機において、上記挿通路の側面には、光ケーブルを当て付ける為の当付壁を設けると共に、 上記挿通路における当付壁に対向する位置には、当付壁とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材を配設し、その回動部材の周辺には、回動部材の回動軸心に対して遠い位置となる長径部と、短かい位置となる短径部とを形成し、上記挿通路における当付壁と、上記回動部材との間隔は、上記当付壁に対して回動部材の長径部を接近させた状態では、上記当付壁と回動部材の長径部とで光ケーブルを挟圧保持し、上記当付壁に対して回動部材の短径部を接近させた状態では、上記当付壁と回動部材の短径部との間に光ケーブルの抜き差しを自在にする間隔が形成されるように構成したものである。
また好ましくは、ケースには、余長の光ファイバを収容する為の光ファイバ収容部と、ケース外部と上記光ファイバ収容部との間に位置させる光ケーブルの挿通路とを備えている光受信機において、上記挿通路の両側面には、夫々光ケーブルを当て付ける為の当付壁を設けると共に、上記挿通路における両当付壁の間には、両当付壁とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材を配設し、その回動部材の周辺には、回動部材の回動軸心を中心にして両側の対称位置で、かつ、回動軸心から遠くなる位置に二つの長径部を形成すると共に、回動部材の回動軸心を中心にして両側の対称位置で、かつ、回動軸心から近くなる位置に二つの短径部を形成し、上記挿通路における両当付壁と、上記回動部材との夫々の間隔は、上記両当付壁に対して回動部材の各長径部を接近させた状態では、上記両当付壁と回動部材の各長径部とで光ケーブルを挟圧保持し、上記両当付壁に対して回動部材の各短径部を接近させた状態では、上記両当付壁と回動部材の各短径部との間に光ケーブルの抜き差しを自在にする間隔が夫々形成されるように構成したものであればよい。
また好ましくは、挿通路における当付壁と、当付壁に対向する位置において当付壁から間隔を隔てて配設された回動自在の回動部材との間には、光ファイバに対して弾力的に接触させるための弾性部材を介在させ、しかもその弾性部材は回動部材の側に寄せて配置してあり、当付壁に対して回動部材の長径部を接近させた状態では、上記当付壁と、弾性部材とで光ケーブルを挟圧保持するようにしたものであればよい。
また好ましくは、挿通路における両当付壁と、両当付壁の間において両当付壁とは夫々間隔を隔てて配設されている回動自在の回動部材との間には、光ファイバに対して弾力的に接触させるための弾性部材を夫々介在させ、それらの弾性部材相互間は、上記二つの弾性部材が夫々回動部材の側に弾力的に寄せられるような引寄せ力を備えた連結部材で連結し、常時は二つの弾性部材を夫々回動部材の側に引き寄せ、両当付壁に対して回動部材の各長径部を接近させた状態では、上記両当付壁と、夫々の弾性部材とで光ケーブルを挟圧保持するようにしたものであればよい。
また好ましくは、光ファイバに対して弾力的に接触させるための弾性部材は、常時は回動部材の側に寄せられる内側弾性部材要素と、内側弾性部材要素とは僅かな空間を隔てて当付壁の側に位置させる外側弾性部材要素とを相互に連結して構成し、当付壁に対して回動部材の長径部を接近させた状態では、内側弾性部材要素と外側弾性部材要素とが弾力的に接触すると共に、上記当付壁と、弾性部材における外側弾性部材要素とで光ケーブルを挟圧保持するようにしたものであればよい。
以上のように本願発明は、光受信機1のケース7における光ファイバ収容部24に向けて外部から光ケーブル41を挿入したのち、ケースの挿通路60において上記光ケーブル41を固定させる場合、上記挿通路60の側面には、光ケーブルを当て付ける為の当付壁62を設けると共に、当付壁62とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材65を配設し、上記当付壁62と回動部材65との間隔を、上記当付壁62に対して回動部材65の長径部66aを接近させた状態では上記当付壁62と回動部材65の長径部66aとで光ケーブル41を挟圧保持するように構成してあるから、回動部材65を僅かに回動させるだけの手数で、しかも一定の圧力で光ファイバ41を挟圧保持して止着できる作業上の効果がある。
さらに本願発明は、上記光ケーブル41を固定させる場合、そこに備えさせる回動部材65を僅かに回動させるだけで光ケーブルを挟圧保持できるようにするものであっても、当付壁62から間隔を隔てて配設された回動自在の回動部材65との間には、光ファイバに対して弾力的に接触させるための弾性部材70を介在させるときには、光ケーブル41は当付壁62と弾性部材65とで狭圧保持され、その挟圧は、より広い面で、かつ極めてソフトで、光ケーブル41における光ファイバーを傷める損傷事故をより防止する安全上の効果がある。
さらに本願発明は、ケース7の挿通路60において上記光ケーブルが二系列の光ケーブル41、42が存在し、これらを共に固定させる場合、上記挿通路の両側面には、夫々光ケーブルを当て付ける為の当付壁62a、62bを設けると共に、両当付壁62a、62bの間には、両当付壁とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材65を配設し、上記両当付壁62a、62bと回動部材65との間隔を、上記両当付壁62a、62bに対して回動部材65の二つの長径部66a、66aを夫々接近させた状態では上記当付壁62a、62bと回動部材の長径部66a、66aとで光ケーブルを挟圧保持するように構成してあるから、上記両当付壁間62a、62bの回動部材65を僅かに回動させるだけで、上記二系列の光ケーブル41、42を同時的に挟圧保持できる作業上の効果がある。
さらに本願発明は、光受信機1のケース7における光ファイバ収容部24に向けて外部から細くて長い光ケーブル41を挿入する場合、当付壁62aと回動部材65との間には上方が解放されている空間Wができるので、光ケーブル41の中間をつまみ、ケース本体3に設けられている出入口6における切れ目6aの上方から切れ目6aを通して上記挿通路60における当付壁62aと回動部材65との間に存在する空間Wに上方から介入させ、そしてその光ケーブル41を挟圧保持することができ、細くて長い光ケーブル41を先に挿通路に通すことなく、外部から直接的にケース内5における光ファイバ収容部24に向けて光ケーブルの先端を存置させ、その後、光ケーブル41における中間部をケースにおける挿通路60に挟み込む状態で存置させることができる作業上の効果がある。
以下本願発明の実施の形態を示す図面について説明する。図1乃至図9において、図1及び図2は、ケース7におけるケース本体3と、ケースの中に収納される電子機器13及び光ファイバ収容部24の位置関係を示す正面図及び分解斜視図である。なお、これらの図において挿通路60の構成は、出願人会社における本件出願前の試作品に係わる挿通路を表示するものである。以下順次図面を用いて実施例を説明する。
3は、周知のようにオフィスビルやマンションなどの出入り口近くに設置する光受信機1におけるケース本体を示し、通常は任意の蓋体4を開閉自在に備える。4aは蓋体4の止具を示す。
ケース本体3は、天板3cと、天板に平行する状態で配置される結線盤3aと、天板3cと結線盤3aとの間に夫々配置される二つの側板3bとを角形に配置すると共に、上記天板3c、結線盤及び二つの側板3bで囲まれる角形の空間5の一面を塞ぐように備えさせた裏側板3dとで構成されている。
ケース本体3の表側面には、ケース外部からケース内の光ファイバ44等を操作するための比較的大きな開口部3eを備えさせ、さらに上記ケース本体の開口部3eに対しては着脱自在に蓋体4を被せ付けてケース7を構成し、さらに、上記ケース本体3において、外部から表側面の開口部3eを通してケース内5の光ファイバ44等を操作可能とする位置には、大きな曲率で添え付け状に配置される光ファイバを受け止める為の基板25と、光ファイバを大きな曲率で基板25に添わせた状態で配置した場合に、周方向外部(矢印80)に向けて光ファイバが逃げ出すのを防ぐために基板面上に柵状に配設した周壁58、27等で構成される光ファイバ収容部24を備えさせている。
5は、ケース本体3における収納空間を示し、O/E変換手段を備える光受信部13と、余長の光ファイバ44、45、46、47を収容する為の収容部24とを備えている。ケース本体3の下側の結線盤3aは、例えば底部3d、側部3bを含む本体部分とプラスチック材で一体に又は各別材を組み合わせて形成してある。結線盤3aに備える8、9は公知のテレビ信号を取り出す為の出力端子突出口を示す。
次に、結線盤3aに設けられている光ケーブル出入口6に向けての開口部を備える挿通路60について説明する。挿通路60は、基板25の一部を凹陥させた形状であって、光ケーブル41、42を沿わせる下面62c(奥部には基板25の上面に向けて光ケーブル41を案内するための緩やかな上り斜面を有する)と、相互に対向する両側面62a、62bを備える。両側面62a、62bは光ケーブル41、42を押し当てる為の当付壁で表面は光ケーブル41が軸芯方向に滑動しないようにぎざぎざの粗面にしてある。
回動部材65は、回動中心に対して周面が非真円の部材66を備え、66aは回動中心から遠くなる長径部であり、66bは回動中心から近くなる短径部である。67は回動中心部に位置させた軸部材で、先端には、下面62cに設けられた透孔25cに対して指先力でもって抜差を自在にする程度に膨出状に形成してある回動自在の掛合部67bを備え、常時は透孔25c内に位置させてある。68は上端に備えさせた任意形状の摘み部で、それの長手方向を非真円の部材66の長径方向に一致させてある。摘み部68から掛合部67bまでの部材はプラスチック材で一体形成にしてある。
70は必要に応じて設けられる弾性部材を示す。弾性部材70は、上記非真円の部材66の外周に、夫々自体の内側に設けた凹部71aが接する状態で備えさせた二つの第1弾性部材要素71、71と、上記光ケーブル41、42に対してより一層ソフトに弾力的に接触させる二つの柔らかい別部材でなる第2弾性部材要素72、72を貼着具備させる。上記凹部71aの内側の円弧は部材66の外周の円弧より著しく大きくしてあり、定置部(図8の位置)においてはクリック感が得られるように凹部71aの一部に部材66を落とし込む小さな凹陥部71bが形成してある。
上記第1弾性部材要素71、71相互間は、上記二つの弾性部材70が夫々回動部材の側に弾力的に寄せられるような引寄せ力を備えた一体成形材(弾力性を有するプラスチック材)でなる連結部材73で連結してある。
上記連結部材73は、図4、図5によく示されるように、常時は上記二つの弾性部材を夫々回動部材65の側に引き寄せて当付壁62a、62bと、夫々の弾性部材70との間に光ケーブル41、42を挿通させる為の間隙Wが開くようにしてある。また図6、図8によく示されるように、当付壁62a、62bに対して回動部材65の各長径部66a、66aを接近させた状態では、上記当付壁62a、62bと、夫々の弾性部材とで光ケーブル41、42を挟圧保持するようにしてある。
なお、弾性部材における弾力性が大きい場合は、透孔25cの図5において左右方向に向けて孔は大きく、楕円状の長孔であって、軸部材67が左右に揺動自在であってもよい。
25d、25dは夫々長溝を示し、第1弾性部材要素71、71の対向部に夫々対応させて凸片71cを設け、それらの凸片71cを長溝方向に案内することによって、光ケーブル41に対して第1弾性部材要素71が直交方向から押圧するようにしてある。
回動部材65と、弾性部材70の組合せ、及びこれらの挿通路60に対する組み付けを説明する。弾性部材70と回動部材65との位置関係が図4,図7の状態において、弾性部材70の内側に夫々設けた凹部71a、71aの間に、凹部71a、71aの間を弾力的拡張させてそれらの中間に部材66を介在させる。挿入方向は軸部材67の軸芯方向でも、それと交差する方向(図7に示される方向)でもよい。次に掛合部67bを透孔25cに力強く差し込むことにより、軸部材67は回転自在の状態で図5に示される位置に定着する。
なお光受信機1の設置は、図3(A)の状態で机上に、また側板3bに沿わせたベース板76を下にして建物壁面または机上に、さらには、背面に周知のだるま孔複数を配設し、それを利用することにより天板3cを上にして建物壁面に装着して用いる。
なお、本件明細書においては、設置状態が3態様あるので「上下及び前後」は特定できない。しかし多くの場合、方向を称する場合は、図3の状態で左手前の突出口8が見える面を下と称し、右側の天板3cの側を上と称する。また図3(A)で上を向いている面(蓋4の表面)を前と称し、図示の下面を後と称する。
上記光受信部13と余長の光ファイバ収容部24とは、図1、2に表れているように光ファイバ収容部24が図中上側となるように上下に重合させ、光ファイバの余長部分を収納する場合に上部に空間が生じて作業性が向上するようにしてある。
光受信部13は、通常知られているように外部はシールド効果を有する金属製のケース(シャーシ)14で構成されており、内部には、光信号をテレビ受像機用の入力信号に変換する為の手段、通常、O/E変換手段として知られている電子回路が収められている。また必要に応じては周知のように増幅回路が収まっている。光受信部13のケース14は任意の着脱自在に構成されたケース本体3側の取付具、例えば鈎片10で着脱自在に保持される。ケース(シャーシ)14の表面には、基板25の表面よりも高くなるように高さを設定した光アダプタ20が着脱自在に固着されている。この光アダプタ20には、ケース14内のO/E変換手段に連なる光ファイバ17の先端に付されている光コネクタ21aが抜差自在に接続されている。光コネクタ21aはケース14に設けた孔を通してケース14の内に収納できるようにしても良いし、ケース14の蓋が開閉できるように光ファイバ17のリード線を長くしてあっても良い。16、16aは周知のテレビ信号用出力端子及びテレビ信号用出力レベル測定端子の存在を示す。
余長の光ファイバ収容部24において、25は基板を示し、プラスチックまたは金属などの硬質平板材で形成してある。基板25は任意の手段、例えばケース本体3に対して直接的に、又はケース本体3に装着されている上記のケース14に対して着脱自在にねじ部材などを用いて装着する。図1、2に現れる25aは基板25から延長させたカバーを示し、リード線17を保護する為のものである。25bは基板25の上に設けたコネクタ仮止め具の存在を示すものである。
基板25の上面に対しては、図示のように光ファイバ44、45、46、47の添え付けを可能とする安全曲率の範囲内で小さい曲率に形成されている周壁26a,27aを有する第1巻枠26と、第2巻枠27とを並置させてある。安全曲率としては光ファイバのメーカーによって種々な説があるが、一般的には半径が20mm〜30mmあれば安全な曲率といわれている。
第1巻枠26と、第2巻枠27とは、基板25が合成樹脂で成型される場合には一体材で成型される。周壁26a,27aには、光ファイバの滑りを止める為に、必要に応じて上下方向に長いスリットが周方向に多数配設してあってもよい。更に巻枠の平面形状は真円であっても良いし、安全曲率以上の曲率を備える楕円形であっても良い。
また、巻枠の周壁26a,27aは、基板25とは別体で形成し、基板25の所定位置に任意の接合手段、例えば基板25に多数の孔を穿ち、巻枠の側から延びる多数の爪を嵌合させる手段を用いて、或いは接着剤などを用いて密着状態に装着してもよい。
28は周壁26a,27aに添わせる光ファイバ44、45、46、47が跳ね上がるのを阻止するために予め周壁26a,27aの上部位置に均等に割り付けて配置された複数の跳止爪を示す。この跳止爪28は周壁26a,27aの上部位置から放射方向に向けて一体材で張り出し状に備えさせてある。上記張り出し状の跳止爪における下方の基板25には、必要に応じて、周知のように成形時に必要な型(中子)を抜き出す為に透孔を設けておくとよい。
上記基板25の上面に対し、前述のごとく並置されている第1巻枠26と、第2巻枠27について説明する。これらの並置の状態は、第1巻枠26と第2巻枠27の夫々の中心点位置26f,27fを中心にして、上記安全曲率が得られる半径で描かれる円弧(周壁26a,27aの外周面とほぼ一致する)の一部が半径方向において相互に重合267するように、第1巻枠26と、第2巻枠27の中心点位置26f,27fを相互に近づけてある。このように配置すると当然のことながら図1から明らかなように第1巻枠26と第2巻枠27の左右全体の幅寸法は狭くなり、専有面積は小さくなる。
第1巻枠26と第2巻枠27との上記重合部267においては、図1に現れているように構成することにより、第1巻枠26の外周と、第2巻枠27の外周に対し、図から明らかなように夫々個別に光ファイバを安全曲率の範囲内で巻付け可能に構成してある。
その巻付け可能な構成を先ず第1巻枠26について説明する。図1に現れているように相手方である第2巻枠27に対して、両側に第1巻枠26の外周円弧面に向けて夫々開口させた開口部27hを有する空間R4aを構成し、かつ、その空間R4aの第1巻枠寄りには光ファイバ添付の為の円弧状の周壁26aを形成する。
次に、対応相似的に形成されている第2巻枠27について説明する。図1に現れているように相手方である第1巻枠26に対して、両側に第2巻枠27の外周円弧面に向けて夫々開口させた開口部26hを有する空間R4dを構成し、かつ、その空間R4dの第2巻枠寄りには光ファイバ添付の為の円弧状の周壁27aを形成する。
さらに、光ケーブル出入口6における導入路R1と、第1巻枠26における左回り巻き付けの始端26dとの間に、光ファイバを通過させる為の上記安全曲率以上の曲率に形成した光ファイバ通路R4bが設けられている。この光ファイバ通路R4bは、第2巻枠27の中間位置において中心点27f寄りに湾曲させてある。 このような通路R4bを設けることにより、通常、光ケーブル出入口6から挿入される光ファイバは、第1巻枠26,第2巻枠27に対して右回りに巻けるのであるが、これを図から理解できるように、逆向きの左回りに巻き付け可能になる。また上記構成により第2巻枠27は見ためで巻枠要素27cと、巻枠要素27dと、巻枠要素27eとに分かれる。
なお、光ファイバ通路R4a、R4b、R4dにおいては、夫々の周壁26a、27a、27gに対向する面に対して光ファイバを案内する壁面が構成されている。
基板25の上面に対しては、上記第1巻枠26と第2巻枠27の夫々の小さい曲率を有する周壁26a,27aの外周から遠く離れた位置に、第1巻枠26と第2巻枠27を取り囲むように、相互に適当な間隔を隔てて複数個所において光ファイバの外周位置規制用の跳止壁29bを夫々自立状に並設してある。外周位置規制用の跳止壁29bが並設してある位置は、第1巻枠26と第2巻枠27の周壁26a、27aから大きな間隙を隔てて光ファイバを大きな曲率で配置することを許容するように選定してある。上記跳止壁29bの上部には夫々対応する第1巻枠26と、第2巻枠27に向けて延出させた爪29aを備えさせ、光ファイバが上方に向けて跳ね上がらないように形成してある。
これらの複数の爪29aと、上記複数の跳止爪28との配列は、図1に示してあるように平面形状において、跳止爪28の先端と、複数の爪29aの先端が相互に入り組んだ状態に配置されている。このことは光ファイバ44、45、46、47が第1巻枠26と第2巻枠27の夫々の周壁26a、27aから近い位置にて巻かれた場合は、複数の跳止爪28によってその浮き上がりは防止され、光ファイバが曲率半径大きく、夫々の周壁26a、27aから離れた遠い位置に巻かれた場合は、複数の爪29aによってその浮き上がりは防止され、図1のように光ファイバが直線状態或いはやや湾曲した状態では、上方に向けて飛び出すことができないように交互に入れ込み状態で配列してある。
基板25の上面において、34、35は公知の第1と第2のスプライスホルダの存在を示し、光ファイバ44と47、45と46とを夫々接続するための公知の第1と第2のメカニカルスプライス36、37を着脱自在に保持する為のものである。
配設位置としては、邪魔にならないように図1における第1巻枠26と第2巻枠27の中間位置の上方に選定してある。
基板25において、基板25の上面とほぼ同じ高さに配設してある光アダプタ20が存在する隅部は、基板25を欠如させ、光ファイバ47の自由端に付着させた光コネクタ21bを光アダプタ20の受口22に着脱自在に接続できるようにしてある。
光ケーブルの出入口6近くの基板25の上面においては、出入口6から巻枠27に向けて大きな曲率で2芯の光ケーブル41や、2芯(又は単芯)の光ケーブル42の出入りを導くために緩やかに上昇するスロープが付された通路R1が形成されている。
出入口6の近くには上下から光ケーブル41、42を弾力的に挟み付ける為に通常知られているように上下の当たり面に弾力部材を備える挟着用部材から成る挟着具39a、39bが配設されており、挿入された光ケーブル41、42を着脱自在に保持している。
図1、2に現れる構成のものに光ケーブルを敷設する作業は、光ケーブルの出入口6から先端の光ファイバ44、45を先頭にして光ファイバ収容部24に2芯の光ケーブル41を挿入する。また必要に応じて2芯(又は単芯)の光ケーブル42をも挿入し、固定する。この状態で通常知られている第1と第2のメカニカルスプライス36、37を利用する接続手段(他の任意周知の接続手段でもよい)を用いて光ファイバ44と47、及び光ファイバ45と46とを接続する。この接続作業においては通常知られている工具を用いるので、光ファイバ44、45、46、47は比較的長くなければならない。例えば50cm以上であることが望ましい。作業員の都合によっては100cm以上の場合もある。
上記のようにして光ファイバ相互が接続された後は、図に現れているように、これらのループ状になっている余長の光ファイバ(余分な長い光ファイバ)を光ファイバ収容部24に対して綺麗に納めなければならない。
このように引き込まれた光ファイバの余長部分を邪魔にならないように丸め、小嵩に収納する場合、大小多数の巻態様を選択してきっちり、過不足無くきれいに収納することができる。
なお図面においてR1〜R12は光ファイバを配設する場所(通路)を示すものである。
例えば第1の態様は、二つの巻枠26、27の外周に沿って、通路R2、R3、R7、R6、R5、R10を渡って1巻の長さを長く巻き付ける。
第2の態様は、二つの巻枠26、27のいずれか一方の巻枠の外周に倣って最も短く巻き付ける。
第3の態様は、第1巻枠26と第2巻枠27の周壁から間隙を隔てて光ファイバを大きな曲率で配置することを許容するように配設されている複数の外周位置規制用の跳止壁29bに沿わせて、通路R2、R8、R6、R9を渡って1巻の長さを最も長く巻く。
第4の態様は、通路R1、R4b、R9、R6、R7、R3のように、斜めになる通路R4bを利用する巻き方である。このような巻き方を利用すると第1巻枠26,第2巻枠27に対して右回り(通路R3からR7に向けての巻き方)に巻くべき光ファイバを、逆向きの左回り(通路R10からR5に向けての巻き方)に巻き付け可能にする。
従って、挿入口6から通路R2に向けて入れた複数本の光ファイバを右回りに巻枠に巻いたり、左回り状に取り出したりすることができ、固定されている器具20に対し、左から光ファイバを接続できるようになり、光ファイバをきれいに巻いて整理することができる。
第5の態様は、通路R11、R12を利用する例がある。ここの中間には第1と第2のスプライスホルダ34、35が存在固定されている。従って第1と第2のメカニカルスプライス36、37を用いて光ファイバ相互を接続した後は、その第1と第2のメカニカルスプライス36、37を第1と第2のスプライスホルダ34、35に対して着脱自在に装着することにより、図示のようにこれらに接続される光ファイバを安定させることができる。また、光アダプタ20に対して光コネクタ21を介して接続される光ファイバ47も安定状態を維持する。
このように光ファイバ接続後、余長部分を収納する場合、上記多数の態様の巻き方を適宜選択利用することにより、光ファイバの余りの長さが大きく、しかも、ループ状で、そのループの長さが適当で定かでない場合でも、光ファイバを仕上がりよく巻き付け、格好の良い仕上がりにすることが可能になる。
しかも上記態様の巻き方は夫々巻枠26、27に対して緩く巻き付けても、きつく巻き付けても、巻枠の安全曲率以下にはならないので、光ファイバの曲率が小さくなって損傷することを気にしなくても、必ず安全曲率以上の曲率で巻くことができるようになる。
なお、上記のようにして、ケース本体3の内に光受信部13と、余長の光ファイバ収容部24とを任意の手段で装着し、光ファイバ収容部24に光ファイバを納めた後は通常の利用方法によって利用される。例えばケース本体3に蓋4を被せ、通常の如く家屋に装着する。
その後は出入口6から引き出されている光ケーブル42に例えば家屋54内におけるメディアコンバータ50、パソコン51を接続して光信号を利用する。又出入口9の接続端子16から引き出された同軸ケーブルにはセットトップボックス52、テレビ受像機53を接続して利用する。
なお、符号58は、光ファイバを大きな曲率で配置させた場合に、外部に向けて逃げ出すのを防ぐための周壁で、内面は上記安全曲率の範囲内でカーブさせてある。この周壁58は必要に応じて上記それぞれは独立して立設されている複数の外周位置規制用の跳止壁29bと連続させて、一体に形成するとよい。
以上のように第1巻枠26と第2巻枠27との配置、構成を図1のように構成することにより、平面的な専有面積を著しく小さくすることができる。それにより、ケースの外形形状をより小型、コンパクトにすることが可能になる。
図3乃至図8に現れる構成に係る挿通路60に、光ケーブルを固定する作業の一例について、例えば図1に示されている光ファイバ収容部24に光ファイバーを納める作業を終え、それらの光ファイバー44に連なる光ケーブル41を固定する作業を説明する。
外部に対しても長く連なっている光ケーブル41の中間をつまみ、ケース本体3に設けられている出入口6における切れ目6aの上方から切れ目6aを通して上記当付壁62aと回動部材65との間に存在する空間Wに図5に示されるように存置させる。
次に図6,図8に示されるように摘み68を略90度回動させることにより、回動部材65の長径部66aは当付壁62aに対向する位置に回動変位し、弾性部材70を介して、回動部材の長径部66aで光ケーブル41を挟圧し、光ケーブル41を正確に保持することになる。
次に任意の周知に係わる構成によって形成された蓋4を閉じる。蓋4には予め切れ目6aに対応する大きさの舌片4fが一体的に形成されている。従って蓋4を閉じると切れ目6aはきれいに塞がれる。
なお、6bは出入口6を二分し、左右の光ケーブル41、42を区分する為の区分片で、図3(C)で明白なように結線盤3aと一体に成型され、舌片4fに当たるまでに立設してある。
次に、図9は第1弾性部材要素71,第2弾性部材要素72の構成に係わる点において異なる例を示すものでこの図について説明する。
上記光ケーブル41に対して弾力的に接触させるための弾性部材70は、常時は回動部材65の側に寄せられる内側弾性部材要素71と、内側弾性部材要素71とは僅かな空間74を隔てて当付壁62aの側に位置させる外側弾性部材要素72とを相互に一体材(弾性を備えるプラスチックまたは硬質ゴム材)で連結して構成し、当付壁62aに対して回動部材65の長径部66aを接近させた状態では、内側弾性部材要素71と外側弾性部材要素72とが弾力的に接触すると共に、上記当付壁62aと、弾性部材における外側弾性部材要素72とで光ケーブル41を挟圧保持するようにしてある。なお外側弾性部材要素72の当付壁62aに対向する面には滑り止め用の粗面が備えさせてある。
ケースにおけるケース本体と、ケースの中に収納される光ファイバ収容部と挿通路の位置関係を示す正面図。なお、図において挿通路の構成は、出願人会社における本件出願前の試作品に係わる挿通路を表示するものである。 ケースにおけるケース本体と、ケースの中に収納される電子機器、光ファイバ収容部、挿通路の位置関係を示す分解斜視図。なお、図において挿通路の構成は、出願人会社における本件出願前の試作品に係わる挿通路を表示するものである。 (A)は、光受信機の斜視図で、蓋体を閉じた状態を示す。(B)は、ケース本体と、蓋体と、光ケーブル出入口と、挿通路との関係を説明する為の一部破断斜視図。ス本体と、蓋体と、光ケーブル出入口との関係を説明する為の部分破断斜視図。(C)は、ケース本体と、蓋体と、光ケーブル出入口との関係を説明する為の部分破断した断面図。 挿通路を説明する為の一部破断した分解斜視図。 (A)は、挿通路における当付壁と、回動部材と、弾性部材と光ケーブルの位置関係(常時)を説明する為の図で、ケース本体の側板と結線盤を破断して示す。(B)は(A)におけるA−A線断面図。(C)は(B)の部分拡大図。 (A)は、挿通路における当付壁と、回動部材と、弾性部材と、光ケーブルの位置関係を説明する為の図(回動部材を回動させた状態)で、ケース本体の側板と結線盤を破断して示す。(B)は(A)におけるB−B線断面図。 回動部材と弾性部材との位置関係を説明する為の断面図。 挿通路における当付壁と、回動部材と、弾性部材と、二系列の光ケーブルの位置関係を説明する為の図(回動部材を回動させた状態)。 弾性部材の異なる例を説明する為の図。
符号の説明
1・・・光受信機、3・・・ケース本体、 3a・・・結線盤、 3b・・・側板、 3c・・・天板、 3d・・・裏側板、 3e・・・開口部、4・・・蓋体、5・・・収納空間、6・・・光ケーブル出入口、7・・・ケース、13・・・光受信部、14・・・ケース(シャーシ)、17・・・光ファイバ、20・・・光アダプタ、21・・・コネクタ、24・・・光ファイバ収容部、25・・・基板、 25c・・・透孔、 25d・・・長溝26・・・第1巻枠、27・・・第2巻枠、28・・・跳止爪、34・・・第1スプライスホルダ、35・・・第2スプライスホルダ、36・・・第1メカニカルスプライス、37・・・第2メカニカルスプライス、41・・・光ケーブル、42・・・光ケーブル、44〜47・・・光ファイバ、R1〜R12・・・光ファイバ路、58・・・周壁、60・・・挿通路、62・・・当付壁、 62c・・・下面、65・・・回動部材、66・・・非真円の部材、 66a・・・長径部、 66b・・・短径部、67・・・軸部材、 67b・・・掛合部68・・・摘み部、70・・・弾性部材、71・・・第1弾性部材要素・内側弾性部材要素、 71a・・・凹部、 71b・・・凹陥部、72・・・第2弾性部材要素・外側弾性部材要素、73・・・連結部材、74・・・空間。

Claims (3)

  1. ケースには、余長の光ファイバを収容する為の光ファイバ収容部と、
    ケース外部と上記光ファイバ収容部との間に位置させる光ケーブルの挿通路とを備えている光受信機において、
    上記挿通路の両側面には、夫々光ケーブルを当て付ける為の当付壁を設けると共に、上記挿通路における両当付壁の間には、両当付壁とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材を配設し、
    その回動部材の周辺には、回動部材の回動軸心を中心にして両側の対称位置で、かつ、回動軸心から遠くなる位置に二つの長径部を形成すると共に、回動部材の回動軸心を中心にして両側の対称位置で、かつ、回動軸心から近くなる位置に二つの短径部を形成し、
    上記挿通路における両当付壁と、両当付壁の間において両当付壁とは夫々間隔を隔てて配設されている回動自在の回動部材との間には、光ケーブルに対して弾力的に接触させるための弾性部材を夫々介在させ、それらの弾性部材相互間は、上記二つの弾性部材が夫々回動部材の側に弾力的に寄せられるような引寄せ力を備えた連結部材で連結し、常時は二つの弾性部材を夫々回動部材の側に引き寄せ、
    上記挿通路における両当付壁と、上記回動部材との夫々の間隔は、上記両当付壁に対して回動部材の各長径部を接近させた状態では、上記両当付壁と夫々の弾性部材とで光ケーブルを挟圧保持し、
    上記両当付壁に対して回動部材の各短径部を接近させた状態では、上記両当付壁と夫々の弾性部材との間に光ケーブルの抜き差しを自在にする間隔が夫々形成されるように構成してあることを特徴とする光受信機における光ケーブル挿通路。
  2. ケースには、余長の光ファイバを収容する為の光ファイバ収容部と、
    ケース外部と上記光ファイバ収容部との間に位置させる光ケーブルの挿通路とを備えている光受信機において、
    上記挿通路の側面には、光ケーブルを当て付ける為の当付壁を設けると共に、
    上記挿通路における当付壁に対向する位置には、当付壁とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材を配設し、
    その回動部材の周辺には、回動部材の回動軸心に対して遠い位置となる長径部と、短かい位置となる短径部とを形成し、
    上記挿通路における当付壁と、当付壁に対向する位置において当付壁から間隔を隔てて配設された回動自在の回動部材との間には、光ケーブルに対して弾力的に接触させるための弾性部材を介在させ、しかもその弾性部材は回動部材の側に寄せて配置してあり、
    上記光ケーブルに対して弾力的に接触させるための弾性部材は、常時は回動部材の側に寄せられる内側弾性部材要素と、内側弾性部材要素とは僅かな空間を隔てて当付壁の側に位置させる外側弾性部材要素とを相互に連結して構成し、
    上記挿通路における当付壁と、上記回動部材との間隔は、
    上記当付壁に対して回動部材の長径部を接近させた状態では、内側弾性部材要素と外側弾性部材要素とが弾力的に接触すると共に、
    上記当付壁と、弾性部材における外側弾性部材要素とで光ケーブルを挟圧保持し、
    上記当付壁に対して回動部材の短径部を接近させた状態では、上記当付壁と弾性部材における外側弾性部材要素との間に光ケーブルの抜き差しを自在にする間隔が形成されるように構成してあることを特徴とする光受信機における光ケーブル挿通路。
  3. ケースには、余長の光ファイバを収容する為の光ファイバ収容部と、
    ケース外部と上記光ファイバ収容部との間に位置させる光ケーブルの挿通路とを備えている光受信機において、
    上記挿通路の両側面には、夫々光ケーブルを当て付ける為の当付壁を設けると共に、上記挿通路における両当付壁の間には、両当付壁とは間隔を隔てて回動自在にした回動部材を配設し、
    その回動部材の周辺には、回動部材の回動軸心を中心にして両側の対称位置で、かつ、回動軸心から遠くなる位置に二つの長径部を形成すると共に、回動部材の回動軸心を中心にして両側の対称位置で、かつ、回動軸心から近くなる位置に二つの短径部を形成し、
    上記挿通路における両当付壁と、両当付壁に対向する位置において当付壁から間隔を隔てて配設された回動自在の回動部材との間には、光ケーブルに対して弾力的に接触させるための弾性部材を夫々介在させ、それらの弾性部材相互間は、上記二つの弾性部材が夫々回動部材の側に弾力的に寄せられるような引寄せ力を備えた連結部材で連結し、常時は二つの弾性部材を夫々回動部材の側に引き寄せ、
    上記光ケーブルに対して弾力的に接触させるための夫々の弾性部材は、常時は回動部材の側に寄せられる内側弾性部材要素と、内側弾性部材要素とは僅かな空間を隔てて当付壁の側に位置させる外側弾性部材要素とを相互に連結して構成し、
    上記挿通路における両当付壁と、上記回動部材との夫々の間隔は、
    上記両当付壁に対して回動部材の各長径部を接近させた状態では、上記夫々の内側弾性部材要素と外側弾性部材要素とが弾力的に接触すると共に、
    上記両当付壁と、夫々の弾性部材における外側弾性部材要素とで光ケーブルを挟圧保持し、
    上記両当付壁に対して回動部材の各短径部を接近させた状態では、上記両当付壁と夫々の弾性部材における外側弾性部材要素との間に光ケーブルの抜き差しを自在にする間隔が夫々形成されるように構成してあることを特徴とする光受信機における光ケーブル挿通路。
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