JP5747484B2 - ステレオヘッドホンおよびステレオヘッドホン用スライダ - Google Patents

ステレオヘッドホンおよびステレオヘッドホン用スライダ Download PDF

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    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1033Cables or cables storage, e.g. cable reels

Description

この発明は、ステレオヘッドホンのケーブルの絡まりを防ぐ構造および方法に関する。
ステレオヘッドホンには、オーバーヘッド型、耳掛け型、インナーイヤー型などの形がある。耳に差し込むインナーイヤー型、カナル型はイヤホンとも呼ばれる。オーバーヘッド型は、ヘッドバンドで2つのスピーカ部が連結されているため、2つのスピーカ部とステレオプラグとをつなぐケーブルの絡みはそれほどでもない。しかし、耳掛け型、インナーイヤー型等の左右のスピーカ部が連結されていない構造のステレオヘッドホンの場合には、使用を終えてケーブルをまとめると、2つのスピーカ部およびステレオプラグをつなぐケーブルが絡み合ってしまい、次に使用するとき絡まりを解くのに苦労することが多かった。
このため、このような構造のステレオヘッドホンの収納時にケーブルが絡まないように、特許文献1、2のようにリールを設けることが提案されている。
特開2008−98925号公報
特開2006−67537号公報
しかし、特許文献1のステレオヘッドホンでは、自動巻き取り機能を持ったリールを設ける構成であるため、大がかりな構造になり、ステレオヘッドホン全体としてかさばるものになるうえ、構造が複雑である分コストアップにもつながった。
また、特許文献2のクリップ形リールは、構造は簡単であるが、ケーブルを伸ばしたとき、リールがケーブルから外れるため、リールを別に所持している必要があり、面倒であるとともに、無くしてしまうおそれがあった。また、リールにケーブルを巻き付けたりほぐしたりする作業が面倒であった。
この発明は、簡略な構造または方法でコードの絡みを防止したステレオヘッドホンおよびステレオヘッドホン用スライダ提供することを目的とする。
この発明は、ステレオケーブルおよび該ステレオケーブルから分岐した2本のモノラルケーブルからなるオーディオケーブルと、前記ステレオケーブルの端部に接続されたステレオプラグと、前記2本のモノラルケーブルの各々の端部に接続された2つのスピーカ部と、前記ステレオケーブルの前記ステレオプラグ側端部に設けられた、前記2つのスピーカ部または前記モノラルケーブルの前記2つのスピーカ部側端部を係止するホルダ部材と、
を備え、前記ホルダ部材は、前記ステレオケーブルの前記ステレオプラグからの引き出し部に設けられ、複数のフランジが適当な間隔でケーブル方向に配列された部材である蛇腹チューブを兼ねていることを特徴とする。
この発明は、ステレオケーブルおよび該ステレオケーブルから分岐した2本のモノラルケーブルからなるオーディオケーブルと、前記ステレオケーブルの端部に接続されたステレオプラグと、前記2本のモノラルケーブルの各々の端部に接続された2つのスピーカ部と、前記オーディオケーブルが嵌通するとともに、前記ステレオプラグを係止するプラグ収納部を有し、前記オーディオケーブルに沿って移動可能なスライダと、を備え、前記プラグ収納部は、前記オーディオケーブルの嵌通方向に沿った略円筒形で、側面に前記円筒の軸方向のスリットを有し、該スリットの両側の側面上端にそれぞれ略四分円形状の切欠きが形成されていることを特徴とする。
この発明のステレオヘッドホン用スライダは、ステレオヘッドホンのオーディオケーブルが緩く嵌通するケーブル嵌通部と、前記ステレオヘッドホンのステレオプラグを係止するプラグ収納部と、を備え、前記プラグ収納部は、前記オーディオケーブルの嵌通方向に沿った略円筒形で、側面に前記円筒の軸方向のスリットを有し、該スリットの両側の側面上端にそれぞれ略四分円形状の切欠きが形成されていることを特徴とする
この発明によれば、簡略な構造で、ステレオプラグおよび2つのスピーカ部、または、それらの近傍のオーディオケーブルを互いに係止して束ねることができ、これにより収納した場合にもオーディオケーブルが絡むことがなくなる。
この発明の実施形態であるステレオヘッドホンの構成および収納時の形態を説明する図 上記実施形態のスライダの構造図 この発明の第2の実施形態の説明図 この発明の第3の実施形態の説明図 この発明の第3の実施形態の説明図 この発明の第3の実施形態の説明図 この発明の第3の実施形態の説明図 この発明の第4の実施形態の説明図 この発明の第4の実施形態の説明図 この発明の第4の実施形態の説明図
図1(A)はインナーイヤータイプのステレオヘッドフォンの外観図である。ステレオヘッドホン1は、ステレオケーブル110の途中(分岐部11A)で2本のモノラルケーブル111,112に分岐するオーディオケーブル11、オーディオケーブル11のステレオケーブル110側の端部110Aに接続されたステレオプラグ15、オーディオケーブル11の2本のモノラルケーブル111,112側の端部に接続された左右のスピーカ部14L,R、および、2本のモノラルケーブル111,112が嵌通するチューブ状のスライダ2を有している。
オーディオケーブル11は、2本の1芯シールド線が並列にゴム被覆されたステレオケーブル110が、分岐部11Aでそれぞれ1本ずつに分岐して2本のモノラルケーブル111,112となっている。ここで、モノラルケーブル111およびスピーカ部14Lを左チャンネル用、モノラルケーブル112およびスピーカ部14Rを右チャンネル用とする。
ステレオプラグ15は、オーディオ再生装置のジャックに挿入される接点(コンタクト)25およびハウジング26を有している。また、ステレオプラグ15(ハウジング26)から引き出された直後のステレオケーブル110には蛇腹チューブ4が設けられている。蛇腹チューブ4は、オーディオケーブル11が横方向に引っ張られたとき、ステレオプラグ15からの引き出し部の曲率が小さくなりすぎないように抑制するための部材であり、複数のフランジが適当な間隔でケーブル方向に配列された蛇腹状のチューブである。この蛇腹チューブ4は、ステレオプラグ15のハウジング26と一体に、または、ハウジング26と一緒にモールディング成形される。
スライダ2は、ステレオヘッドホン1の通常使用時は図1(A)のように分岐部11A側に移動されており、ステレオヘッドホン1を使用しないとき図1(B)のようにスピーカ部14側へ移動される。また、スライダ2は、ステレオプラグ15の接点(コンタクト)25を収納する収納部を備えている。スライダ2の構造の詳細は、図2を参照して後述する。
左右のモノラルケーブル111,112のスピーカ部14側端部付近には、ケーブルの被覆径よりも若干太い瘤111A,112Aが形成されている。この瘤111A,112Aは、スライダ2の内壁に嵌合して、スライダ2の自由な移動を規制する。この瘤111A,112Aは樹脂モールディングで形成される。また、分岐部11Aには樹脂モールディングで補強部材113が形成されている。この補強部材113は、モノラルケーブル111,112が互いに離れる方向へ強く引っ張られた場合でもステレオケーブル110が裂けてしまわないように補強するための部材である。また、この補強部材113はスライダの分岐部11A側のストッパの機能も兼ねている。
図2を参照してスライダ2の構造を説明する。図2(A)はスライダ2の斜視図、図2(B)はスライダ2の側断面図である。同図(B)において、右側がスピーカ部14側であり、左側が分岐部11A側である。スライダ2は、弾性のある樹脂からなり、ケーブル嵌通部20、プラグ収納部21を有している。
ケーブル嵌通部20は偏平なチューブ形状になっており、内部の嵌通孔200を左右のモノラルケーブル111,112が嵌通する。嵌通孔200は、それぞれ内径が異なる筒部201,瘤収容部202,瘤係止部203からなっている。筒部201は2本のモノラルケーブル111,112が容易に通過でき、且つ、モノラルケーブル111,112に形成された瘤111A,112Aが通過できない程度の内径になっている。瘤係止部203は、若干の弾性変形(伸び)を伴って瘤111A,112Aが通過できる程度の内径になっている。瘤収容部202は、弾性変形を伴うことなく瘤111A,112Aを収容できる程度の内径になっている。
この構造により、スライダ2がケーブル111,112を嵌通させて、分岐部11A側からスピーカ部14側に移動されると、図1(B)のように2つのスピーカ部14L,Rは1箇所にまとめられる。またこのとき、瘤111A,112Aが、コード嵌通部20の瘤係止部203を通過して瘤収容部202に収容されることにより、瘤係止部203が瘤111A,112Aの移動を規制し、スライダ2が分岐部11A側に自由に移動することがない。
プラグ収納部21は、ケーブル嵌通部20の長手側面に重なるように形成されている。プラグ収納部21は、略真円のチューブ形状を成しており、収容孔210は、ステレオプラグ15の接点25が嵌挿して抜け落ちない程度の内径を有している。
スライダ2は、ユーザがこのステレオヘッドホン1の左右のスピーカ部14L,Rを左右の耳に装着したとき、ケーブル嵌通部20よりもプラグ収納部21が前(身体から離れる位置)になる向きにケーブル111,112に装着される。
上記構成のステレオヘッドホン1は、通常使用時には、スライダ2は、図1(A)に示すように、分岐部11Aの近傍に移動されている。この状態でステレオプラグ15が携帯音楽再生装置のジャックに挿入され、スピーカ部14L,Rがユーザの左右の耳に装着されて使用に供される。
このステレオヘッドホン1の使用が終了して収納されるとき、まず、図1(B)のように、スライダ2がスピーカ部14L,Rの近傍まで、すなわち、ケーブル111,112の瘤111A,112Aがスライダ2のケーブル嵌通部21のケーブル収容部202に収容される位置まで移動される。これにより、左右のケーブル111,112および左右のスピーカ部14L,Rが束ねられ、ケーブル111,112が分岐部11Aで開かず1本の線状になる。
そして、図1(C)のように、ステレオプラグ15の接点25をスライダ2のプラグ収納部21に嵌挿させる。これにより、1本に束ねられたケーブル111,112の先端部に、さらにステレオケーブル110の先端部が係止され、ステレオヘッドホン1が全体として1本の環状になって、独立した端部がなくなる。このようにステレオヘッドホン1が1本の環状になることにより、ケーブル11を折り畳む場合には、環をつぶして太く短いケーブルの束になったものを折り畳むことになり、ケーブル11の端部、すなわちステレオプラグ15やスピーカ部14L,Rが、ばらばらになって折り畳まれたケーブル11の途中をくぐるなどしてケーブル11が縺れてしまうことがなくなる。このようにオーディオケーブル11が環状になったステレオヘッドホン1を、ユーザが複数に折り畳んで小さい袋等に収納する。
なお、スライダ2は、ステレオヘッドホン1の製造時において、スピーカ部14L,Rが接続される前にモノラルケーブル111,112を嵌通させておけばよい。または、ケーブル嵌通部20に図2(C)に示すような切り込み205を設けておけば、後からスライダ2をステレオヘッドホン1に取り付けることも可能である。
なお、スライダ2のプラグ収納部21は、図2に示した形状に限定されない。たとえば、チューブ形状でなく、断面が逆Ω形の溝状になっていてもよい。また、ステレオプラグ15の接点25を係止・収納する構造でなく、ステレオプラグ15のハウジング26、蛇腹チューブ4またはステレオプラグ15から引き出し部付近のステレオケーブル110を係止する構造であってもよい。
《実施形態2》
図3は、この発明の他の実施形態を示す図である。この実施形態では、図1のスライダ2に代えて、図3(A)に示すような形状のケーブルホルダ3をステレオプラグ15の近傍に設けたことを特徴としている。この実施形態の説明において、図1に示した実施形態と同一構成の部分は同一番号を付して説明を省略する。
図3(A)において、ケーブルホルダ3は、弾性のある樹脂で形成されており、ステレオケーブル110が嵌通するステレオケーブル嵌通部30と、2本のモノラルケーブル111,112を係止するモノラルケーブル係止部31,32を有している。ステレオケーブル嵌通部30は偏平なチューブ形状になっており、内部の嵌通孔300をステレオケーブル110が嵌通する。
モノラルケーブル係止部31,32は、ステレオケーブル嵌通部30の長径方向の両側に形成されている。モノラルケーブル係止部31が左チャンネルのモノラルケーブル111を係止するための係止部であり、モノラルケーブル係止部32が右チャンネルのモノラルケーブル112を係止するための係止部である。
モノラルケーブル係止部31は、ステレオケーブル嵌通部30の短径側の壁部301、および、一方の長径側の壁部303から延出し、他方の長径側の壁部304方向へ屈曲したフック部311によって形成された溝部310を有しており、この溝部310にモノラルケーブル111が収容される。フック部311の先端311Aと壁部301との距離は、ケーブル111の径よりも若干狭く形成されている。ユーザが、フック部311の先端311Aと壁部301との間にケーブル111を押し込むことによって、フック部311が弾性変形してケーブル111が溝部310に収容される。ケーブル111が溝部310に収容されたのちは、フック部311によりケーブル111が容易に外れることはない。
モノラルケーブル係止部32もモノラルケーブル係止部31と同様の構成である。すなわち、モノラルケーブル係止部32は、ステレオケーブル嵌通部30の短径側の壁部302、および、一方の長径側の壁部303から延出し、他方の長径側の壁部304方向へ屈曲したフック部321によって形成された溝部320を有しており、この溝部320にモノラルケーブル112が収容される。フック部321の先端321Aと壁部301との距離は、ケーブル112の径よりも若干狭く形成されている。
このケーブルホルダ3は、図3(B)に示すように、ステレオプラグ15近傍のステレオケーブル110に移動しないように取り付けられる。ケーブルホルダ3は、ステレオヘッドホン1の製造時において、ステレオプラグ15が接続される前にステレオケーブル110を嵌通させて接着しておけばよい。または、ステレオプラグ15のハウジング26と一緒にモールディング成形してもよい。さらに、ステレオケーブル嵌通部30に図2(C)に示したものと同様の切り込みを設けておき、後からステレオケーブル110に取り付け接着してもよい。
ステレオヘッドホン1を、通常使用の形態から、図3(B)に示したように、左右のモノラルケーブル111,112のスピーカ部14L,R近傍の部分をケーブルホルダ3のモノラルケーブル係止部31,32に係止させることにより、ステレオヘッドホン1のケーブル11を環状にすることができる。
なお、ケーブルホルダ3のモノラルケーブル係止部31,32は、図3に示した形状に限定されない。また、モノラルケーブル111,112を係止する構造でなく、スピーカ部14L,Rを係止する構造であってもよい。
《実施形態3》
図4〜図7は、この発明のさらに他の実施形態を示す図である。この実施形態では、ステレオプラグ15のハウジング26、または、蛇腹チューブ4にモノラルケーブル111,112を係止する係止部を設けた例である。
図4は、ステレオプラグ15のハウジング26の底部と蛇腹チューブ4のハウジング側端面の双方にケーブル係止用の突条260,400を設けた例である。突状260は、ハウジング26の底面(ステレオケーブル110の引き出し面)に、接点25の突出方向に並行に、底面の辺に沿って形成されている。なお、ステレオケーブル110は、底面の中央から2本のシールドケーブルが接点25の突出方向に並ぶように引き出されている。突状400は、フランジ40のハウジング26側の面に、突状260に対向する位置に、フランジ40の円周に沿う形状で形成されている。これらの突条260,400により、モノラルケーブル111,112が、ハウジング16と蛇腹チューブ4との間に外れないように係止され、ほぼ図3(B)に示したような形状で全体が環状に束ねられる。
図5(A)は、蛇腹チューブ4内の隣接する2枚のフランジ40,41の対向面に突条401,402を設けた例である。突条401,402は、ステレオケーブル110の2本のシールドケーブルの配列方向に並行に、互いに対向するように、フランジ40の円周に沿う形状で形成されている。これらの突条401,402により、モノラルケーブル111,112が、蛇腹チューブ4によって外れないように係止され、ほぼ図3(B)に示したような形状で全体が環状に束ねられる。
図5(B)は、蛇腹チューブ4に隣接するステレオプラグ15と反対側の位置に、蛇腹チューブ4と類似した形状のケーブルホルダ5を形成した例である。このケーブルホルダ5は、2枚のフランジ51,52を備え、各フランジ51,52の対向面に突条501,502を有している。突条501,502は、ステレオケーブル110の2本のシールドケーブルの配列方向に並行に、互いに対向するように、フランジ40の円周に沿う形状で形成されている。これらの突条501,502により、モノラルケーブル111,112が、ケーブルホルダ5によって外れないように係止され、ほぼ図3(B)に示したような形状で全体が環状に束ねられる。
図6、図7は、ステレオプラグ15のハウジング26にモノラルケーブル111,112を係止する係止部を設けた例を示している。
図6の例では、ハウジング26のステレオケーブル110の引き出し面の反対側である頂部に、接点25の突出方向に直角にケーブル収納溝160が設けられている。収納溝160は、側壁161,162を残すように切欠き成形されたものである。両側壁161,162の端部は対向しており、その間隔がモノラルケーブル111,112の外径よりも細くなっている。これにより、ケーブル収納溝160に押し込まれたモノラルケーブルは、側壁161,162によって外れないように係止され、ほぼ図3(B)に示したような形状で全体が環状に束ねられる。
図7(A)は本実施形態のステレオプラグ15の正面図、図7(B)は同ステレオプラグ15の側面図を示している。図7の例では、ハウジング26のステレオケーブル110の引き出し面の反対側の頂面に、接点25の突出方向に並行にケーブル収納溝170が設けられている。収納溝170は、側壁171,172および突起171A,172Aを残すように切欠き成形されたものである。収納溝170は2本のモノラルケーブル111,12を並べて収納できる幅を有するが、両側壁171,172の上部に形成された突起171A,172Aが互いに対向することによって、収納溝170の開口部が2本のモノラルケーブル111,112の幅よりも細くなっている。これにより、ケーブル収納溝170に収納されたモノラルケーブルは、突起171A,172Aによって外れないように係止され、ほぼ図3(B)に示したような形状で全体が環状に束ねられる。
《実施形態4》
図8〜図10を参照して、本発明のさらに他の実施形態について説明する。この実施形態のスライダ6は、モノラルケーブル111、112のスピーカ部14側の端部でステレオプラグ15のハウジング26を把持することによって、オーディオケーブル11を束ねる。
まず、図8、図9を参照してスライダの構造について説明する。この実施形態において、先に説明した実施形態と同様の構造の部分については同一番号を付して説明を省略する。図8(A)はスライダ6の斜視図、図8(B)はスライダ6の側面図である。また、図9はスライダ6が若干スピーカ部14方向に移動された状態でステレオプラグ15を把持している状態を示す側面図である。
スライダ6は、弾性且つ硬質な樹脂からなり、ケーブル嵌通部60、プラグ収納部61を有している。ケーブル嵌通部60は偏平な2穴のチューブ形状になっており、2つの嵌通孔601,602をそれぞれ左右のモノラルケーブル111,112が嵌通する。モノラルケーブル111,112を嵌通孔601,602内で移動させることにより、スライダ6はケーブル111,112にそって移動可能である。プラグ収納部61は、ケーブル嵌通部60の長手側面につなげて形成されている。プラグ収納部61は、ケーブル嵌通部60と反対側の側面に開口部610を有する略円筒形状を成しており、その内径は、ステレオプラグ15のハウジング26を把持して抜け落ちない程度の大きさである。
プラグ収納部61は、ケーブル嵌通部60との接合部から円筒の左側面を形成する左翼部611、右側面を形成する右翼部612を有しており、左翼部611と右翼部612の先端部の間が開口部610になっている。開口部610の間隔は、ステレオプラグ15のハウジング26の外径よりも若干小さい寸法になっている。
ステレオプラグ15をスライダ6に収納するとき、ユーザは、開口部610にステレオプラグ15のハウジング26を側面から押しつけて左右の翼部611、612を弾性変形させる。この変形により、開口部610の間隔がハウジング26の外径まで広がり、ハウジング26がプラグ収納部61の内部に押し込まれる。こののち左右の翼部611、612は元の形状に復帰してハウジング26を把持する。これにより、ステレオプラグ15がスライダ6のプラグ収納部61に収納される。
スライダ6は、ユーザがこのステレオヘッドホン1の左右のスピーカ部14L,Rを左右の耳に装着したとき、ケーブル嵌通部60よりもプラグ収納部61が前(身体から離れる位置)になるようにモノラルケーブル111,112に装着される。
また、左右の翼部611,612は、それぞれ先端部の上側に円弧形状の切欠部611A,612Aを有している。このように翼部611,612に切欠部611A,612Aを設けたことにより、図9に示すように、略90度に屈曲したハウジング26を有するステレオプラグ15であっても上方に突出することなく収納することが可能になる。
図10を参照してスライダ6を用いてケーブル11を束ねる手順について説明する。ステレオヘッドホン1のケーブル11に取り付けられたスライダ6は、通常使用時には、図10(A)に示すように、分岐部11Aのストッパ7近傍に移動されている。この状態でステレオプラグ15が携帯音楽再生装置のジャックに挿入され、スピーカ部14L,Rがユーザの左右の耳に装着されて使用に供される。
スライダ6は、ステレオヘッドホン1の通常使用時は図10(A)のように分岐部11Aのストッパ7側に移動されている。ステレオヘッドホン1の使用が終了して収納されるとき、まず、図10(B)のように、スライダ6がスピーカ部14L,Rの近傍まで移動される。これにより、左右のケーブル111,112および左右のスピーカ部14L,Rが束ねられ、ケーブル111,112が分岐部11Aで開かず1本の線状になる。
そして、図10(C)のように、ステレオプラグ15のハウジング26をスライダ6のプラグ収納部61に嵌挿させる。これにより、1本に束ねられたケーブル111,112の先端部に、さらにステレオケーブル110の先端部が係止され、ステレオヘッドホン1が全体として1本の環状になって、独立した端部がなくなる。こののち、環をつぶして太く短いケーブルの束になったものを折り畳むことになり、ケーブル11の端部、すなわちステレオプラグ15やスピーカ部14L,Rが、ばらばらになって折り畳まれたケーブル11の途中をくぐるなどしてケーブル11が縺れてしまうことがなくなる。
なお、スライダ6のプラグ収納部61は、ステレオプラグ15のハウジング26を把持することによって収納するため、ステレオプラグ15が携帯オーディオプレーヤ等に差し込まれたままの状態でも、ステレオプラグ15を収納することができる。
《尚書き》
本発明は、この明細書、図面に示した実施形態に限定されず、特許請求の範囲記載の技術的思想を実現できる構成であれば、その形状に制限はない。たとえば、左右のスピーカ部14L,Rまたは左右のモノラルケーブル111,112に係止部材を設けても良い。すなわち、左右のスピーカ部14L,Rまたは左右のモノラルケーブル111,112の両方にほぼ同じ形状、且つ、互いに接続可能な部材を設け、これらが接続された状態でステレオプラグ15を保持できる構造にするなどである。
左右のスピーカ部14L,Rまたは左右のモノラルケーブル111,112の両方に部材を設ける場合、たとえば、光り物などイヤリングのような外観の形状にすることにより、スピーカ部14L,Rまたはその直下に部材を設けても違和感がない。
また、ステレオプラグ15としては、ステレオミニプラグ、マイクロプラグのほか、携帯電話等に接続するための平型プラグや外部接続プラグでもよい。
1 ステレオヘッドホン
2、6 スライダ
3、5 ケーブルホルダ
4 蛇腹チューブ
11 オーディオケーブル
14L,R スピーカ部
15 ステレオプラグ
20、60 ケーブル嵌通部
21、61 プラグ収納部
30 ステレオケーブル嵌通部
31,32 モノラルケーブル係止部
40、41、51、52 フランジ
110 ステレオケーブル
111、112 モノラルケーブル
611,612 翼部

Claims (3)

  1. ステレオケーブルおよび該ステレオケーブルから分岐した2本のモノラルケーブルからなるオーディオケーブルと、
    前記ステレオケーブルの端部に接続されたステレオプラグと、
    前記2本のモノラルケーブルの各々の端部に接続された2つのスピーカ部と
    前記ステレオケーブルの前記ステレオプラグ側端部に設けられた、前記2つのスピーカ部または前記モノラルケーブルの前記2つのスピーカ部側端部を係止するホルダ部材と、
    を備え
    前記ホルダ部材は、前記ステレオケーブルの前記ステレオプラグからの引き出し部に設けられ、複数のフランジが適当な間隔でケーブル方向に配列された部材である蛇腹チューブを兼ねているステレオヘッドホン。
  2. ステレオケーブルおよび該ステレオケーブルから分岐した2本のモノラルケーブルからなるオーディオケーブルと、
    前記ステレオケーブルの端部に接続されたステレオプラグと、
    前記2本のモノラルケーブルの各々の端部に接続された2つのスピーカ部と、
    前記オーディオケーブルが嵌通するとともに、前記ステレオプラグを係止するプラグ収納部を有し、前記オーディオケーブルに沿って移動可能なスライダと、
    を備え、
    前記プラグ収納部は、前記オーディオケーブルの嵌通方向に沿った略円筒形で、側面に前記円筒の軸方向のスリットを有し、該スリットの両側の側面上端にそれぞれ略四分円形状の切欠きが形成されていることを特徴とするステレオヘッドホン。
  3. ステレオヘッドホンのオーディオケーブルが緩く嵌通するケーブル嵌通部と、前記ステレオヘッドホンのステレオプラグを係止するプラグ収納部と、を備え、前記プラグ収納部は、前記オーディオケーブルの嵌通方向に沿った略円筒形で、側面に前記円筒の軸方向のスリットを有し、該スリットの両側の側面上端にそれぞれ略四分円形状の切欠きが形成されていることを特徴とするステレオヘッドホン用スライダ。
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