JP4548531B2 - ヘッドホン - Google Patents

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本発明は、左右一対のヘッドホンハウジングの内部に、AV(Audio Video)機器から出力された左右(LR)の音声信号をそれぞれ音声に変換する一対の小型スピーカーと、AV機器に接続する入力コード及び左右一対のヘッドホンハウジング間に掛け渡した渡りコードをそれぞれ巻き取る一対のコード巻き取り装置とを収納した左右一対のヘッドホン組立体を具備したッドホンに関するものである。
一般的に、ヘッドホンは、携帯型のMD(Mini Disc) プレーヤ,携帯型のCD(Compact Disc) プレーヤ,携帯型の液晶テレビなどのAV(Audio Video)機器から出力された左右(LR)の音声信号を入力コードを介して左右一対のヘッドホンハウジングの一方に入力し、且つ、一方のヘッドホンハウジングから他方のヘッドホンハウジングに渡りコードを介して入力し、これら左右(LR)の音声信号を左右一対のヘッドホンハウジング内に収納した一対の小型スピーカーにより左右の耳もとで音声に変換するように一対のヘッドホン組立体が構成されているものであり、この種のヘッドホンのうちでヘッドバンドを用いない耳掛け式のヘッドホンが最近多用されている。
この耳掛け式のヘッドホンの一例として、上記したAV機器と接続する入力コードを一方のヘッドホンハウジング内に収納したコード巻き取り装置に巻き取り、且つ、入力コードの先端に取り付けた入力プラグを一方のヘッドホンハウジング内に納めることができるコード巻き取り装置付きヘッドホンが開発されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−10385号公報(第5−7頁、第1図,第2図,第8図)。
図16は従来のコード巻き取り装置付きヘッドホンを人間の左右の耳に装着した状態を説明するための図、
図17は従来のコード巻き取り装置付きヘッドホンにおいて、使用時に入力コードを一方のヘッドホンハウジング内から引き出した状態を示した図、
図18は従来のコード巻き取り装置付きヘッドホンにおいて、不使用時に入力コードを一方のヘッドホンハウジング内に巻き取った状態を示した図である。
図16〜図18に示した従来のコード巻き取り装置100は、上記した特許文献1(特開2002−10385号公報)に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
まず、図16に示した如く、従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100では、左右一対のヘッドホン組立体101L,101Rが人間の左右の耳に対応して略左右対称に構成されている。
即ち、左右一対のヘッドホン組立体101L,101Rは、外形を形成する左右一対のヘッドホンハウジング102L,102Rの内部に、一対の小型スピーカー(図示せず)を左右対称に収納し、且つ、左側のヘッドホンハウジング102Lの内部のみにコード巻き取り装置(図示せず)を収納し、更に、左右一対のヘッドホンハウジング102L,102Rの外部に左右一対の耳掛け103L,103Rを左右対称に取り付けて構成されている。
そして、従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100を使用する時には、左右一対のヘッドホン組立体101L,101Rを左右一対の耳掛け103L,103Rにより左右の耳に装着している。
ここで、左側の耳に装着されるヘッドホン組立体101Lには、AV機器と接続するために入力プラグ104を先端に取り付けたAV機器接続用の入力コード105が左側のヘッドホンハウジング102L内に収納したコード巻き取り装置(図示せず)に巻き取り可能に設けられており、入力プラグ104をAV機器に差し込むことにより、AV機器から出力された左右(LR)の音声信号が入力コード105を介して左側のヘッドホン組立体101L内に取り込めるようになっている。そして、左側のヘッドホン組立体101L内に入力した左右の音声信号のうちで左側の音声信号は、左側のヘッドホンハウジング102L内に収納した小型スピーカー(図示せず)から左耳側に出力されている。
一方、左側のヘッドホン組立体101Lから右側のヘッドホン組立体101Rに向かって渡りコード106が接続されており、この渡りコード106を介して右側の音声信号が右側のヘッドホンハウジング102R内に収納した小型スピーカー(図示せず)から右耳側に出力されている。この際、渡りコード106には、U字状に束ねて自由になる長さを調整するスライダ107が摺動自在に保持されている。
従って、従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100を使用する時には、図17に示したように、左側のヘッドホン組立体101L側に設けた入力コード105を左側のヘッドホンハウジング102L内から引き出して、この入力コード105の先端に取り付けた入力プラグ104をAV機器に差し込んでいる。
次に、従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100を使用しない不使用時には、図18に示した如く、左側のヘッドホン組立体101L側では、入力コード105の先端に取り付けた入力プラグ104の先端を左側のヘッドホンハウジング102Lに一体的に突出形成した突出部102Laの孔内に収納することで、入力コード105を左側のヘッドホンハウジング102L内に収納したコード巻き取り装置(図示せず)に巻き取っている。
一方、右側のヘッドホン組立体101R側では、渡りコード106がスライダ107によってU字状に束ねられたまま露出している。
ところで、上記した従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100において、左側のヘッドホンハウジング102L内には、左側の音声を出力する小型スピーカー(図示せず)と、AV機器接続用の入力コード105を巻き取るコード巻き取り装置(図示せず)とが収納され、一方、右側のヘッドホンハウジング102R内には、右側の音声を出力する小型スピーカー(図示せず)のみが収納されている。
上記の構造により、従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100を使用しない不使用時に、図18に示した如く、入力コード105は左側のヘッドホンハウジング102L内に巻き取られるものの、渡りコード106は左側のヘッドホンハウジング102Lと右側のヘッドホンハウジング102Rとの間に露出したままの状態となるので、この渡りコード106の収納処理ができず煩わしいものとなっていると共に、外観上での見栄えも悪いので問題である。
更に、上記の構造により、左側のヘッドホンハウジング102Lの内部に比較して右側のヘッドホンハウジング102Rの内部はコード巻き取り装置がない分だけ空洞になってしまっているため、これにより、従来のコード巻き取り装置付きヘッドホン100を使用した時に、一対の小型スピーカーから出力された各音声の一部が左右一対のヘッドホンハウジング102L,102Rの内部でアンバランスに反響されるので、左右の音質特性に差が出てしまい、左右の音声信号をバランス良く音声に変換することができず問題である。
そこで、AV機器接続用の入力コードを一方のヘッドホンハウジング内に巻き取り、且つ、一方のヘッドホンハウジングと他方のヘッドホンハウジングとの間に掛け渡した渡りコードを他方のヘッドホンハウジング内に巻き取ることができ、更に、左右のヘッドホンハウジング内に小型スピーカーとコード巻き取り装置とをそれぞれ収納することで、左右のヘッドホンハウジングの内部が同じ音響環境となり、左右の音質特性をバランス良く得られることができるッドホンが望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、スピーカーと、
前記スピーカーを収納した第1の枠体と、
導電性ブラシと、
前記導電性ブラシが設けられたリールと、
一端にプラグを有し他端が前記導電性ブラシに接続され前記リールに巻き取り可能とされた入力コードと、
円板部を有し前記円板部の一面側に前記第1の枠体が取り付けられ、他面側に前記リールを回転可能に収納した第2の枠体と、
前記円板部に設けられた貫通孔と、
前記貫通孔を塞ぐよう前記円板部の他面に取り付けられ、前記リール側の面に前記前記導電性ブラシが摺接するリング状の導電パターンを有する基板と、
一端が前記貫通孔を通して前記基板に接続され他端が前記スピーカーに接続されたワイヤと、を備え、
前記第1の枠体と前記第2の枠体とが、前記円板部及び前記基板により音響的に分離れていることを特徴とするッドホンである。
また、第2の発明は、上記した第1の発明のッドホンにおいて、
前記スピーカーは、裏面が前記円板部と対向するように前記第1の枠体に収納されており、
前記第1の枠体は、前記スピーカーの裏面側に外部と連通した孔を有することを特徴とするッドホンである。
上記した第1の発明のッドホンによると、第1の枠体内のスピーカーと第2の枠体内の基板との間でワイヤを結線するために、第2の枠体の円板部には貫通孔(ワイヤ孔)が設けられ、この貫通孔が基板で塞がれているので、第2の枠体内に空気が入り込まないために、スピーカーを収納した第1の枠体とリールを回転可能に収納した第2の枠体とが音響的に分離され、これにより、第1の枠体に収納したスピーカーは、リールを回転可能に収納した第2の枠体に影響されることなく、良好な音質特性を維持することができる。
また、上記した第2の発明のッドホンによると、上記した第1の発明のッドホンにおいて、スピーカーは、裏面が円板部と対向するように第1の枠体に収納されており、第1の枠体は、スピーカーの裏面側に外部と連通した孔を有しているので、上記した第1の発明の効果が得られる他に、スピーカーの裏側では孔から空気が外部に抜き出されるために、第1の枠体内で反響音が生じなくなり、スピーカーから音質の良い音声を出力することができる。
以下に本発明に係るッドホンの一実施例を図1乃至図15を参照して詳細に説明する。
本発明に係るッドホンでは、左右の耳のうちで一方の耳に対応した一方のヘッドホンハウジング内に、小型スピーカーと、AV機器接続用の入力コードを巻き取るコード巻き取り装置とを収納した一方のヘッドホン組立体と、左右の耳のうちで他方の耳に対応した他方のヘッドホンハウジング内に、小型スピーカーと、一方のヘッドホンハウジングから他方のヘッドホンハウジングに掛け渡した渡りコードを巻き取るコード巻き取り装置とを収納した他方のヘッドホン組立体とを具備したことを特徴とするものであり、以下に説明する実施例1,2では一方の耳側を左耳側に対応させ、且つ、他方の耳を右耳側に対応させているが、上記とは逆に左右を反転して対応させることも可能である。
尚、以下に説明する実施例1,2において、本発明に係るッドホンにおける技術的思想は、左右一対のヘッドホン組立体の外形を形成する一対のヘッドホンハウジングの外部に左右一対の耳掛けを取り付けた状態で使用可能な耳掛け方式に適用した場合について説明するが、これに限ることなく、ここでの図示を省略するものの、左右一対のヘッドホン組立体をヘッドバンドで結合した状態で使用可能なヘッドバンド方式にも適用可能である。
図1は本発明に係る実施例1のッドホンを断面して示した構成図、
図2は図1に示した左右一対のヘッドホンハウジングを分解して示した分解斜視図、
図3は図1に示したコード巻き取り装置を分解して示した分解斜視図、
図4は本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、左側のヘッドホン組立体を示した平面図、
図5は本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、右側のヘッドホン組立体を示した平面図、
図6は本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内からそれぞれ引き出した状態を示した図、
図7は入力プラグから入力コード及び渡りコードを介して左右一対の小型スピーカーに結線した状態を説明するための図、
図8は本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第1状態を示した図、
図9は本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第2状態を示した図である。
図1に示した如く、本発明に係る実施例1のヘッドホン(以下、コード巻き取り装置付きヘッドホンと記す)10では、左右一対のヘッドホン組立体11L,11Rが人間の左右の耳に対応して略左右対称に構成されている。
即ち、左右一対のヘッドホン組立体11L,11Rは、外形を形成する左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rの内部に、AV(Audio Video)機器から出力された左右(LR)の音声信号を入力プラグ40を先端に取り付けた入力コード41を介してそれぞれ音声に変換する一対の小型スピーカー20,20と、上記した入力コード41及び左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rとの間に掛け渡した渡りコード42とをそれぞれ巻き取る一対のコード巻き取り装置30,30とが収納されていると共に、左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rの外側に左右一対の耳掛け45L,45Rの各一端を取り付けて構成されている。
この際、左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rは、第1〜第5枠体13〜17を組み合わせて形成されているが、これらの第1〜第5枠体13〜17については後で詳述する。
また、入力コード41の長さは約1000mm程度に設定され、一方、渡りコード42の長さは約550mm程度に設定されている。
また、左右一対の耳掛け45L,45Rは、各一端と反対側の各他端に柔軟性を有する樹脂材などで成形した左右一対の耳掛けパッド46L,46Rを左右対称に嵌め込むことで、左右の耳裏への感触性能を高めている。
ここで、図2に分解して示した如く、左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rは、絶縁性を有する樹脂材を用いて成形した計5点の第1〜第5枠体13〜17を組み合わせて左右共通に枠組みされており、且つ、両者12L,12Rは共用可能に形成されている。
そして、上記した第1〜第5枠体13〜17のうちで、第1,第2枠体13,14は小型スピーカー20(図1)を収納するために耳側に設けた内側枠体となり、且つ、第3〜第5枠体15〜17はコード巻き取り装置30(図1)を収納するために耳側から離れて設けた外側枠体となり、内側枠体(13,14)と外側枠体(15〜17)とを音響的に分離させた状態で突き合わせて一体的に結合することで、左側のヘッドホンハウジング12Lと右側のヘッドホンハウジング12Rとが枠組みされている。
より具体的に第1〜第5枠体13〜17について順に説明すると、まず、第1枠体13はカップ状に形成されており、且つ、表面13aには小型スピーカー20(図1)で変換された音声を耳側に出力するために複数の丸孔13a1が形成され、この表面13aが柔軟性を有するイヤーパッド(図示せず)で覆われて耳に当接するようになっている。また、第1枠体13の裏面13b側には、円周に沿って略3等分した部位に係止爪13b1が下方に向かって突出形成されており、これら3箇所の係止爪13b1は下記する第2枠体14と結合するためのものである。
次に、第2枠体14はリング状に形成されており、内周リング部14aと外周リング部14bとの間を円周に沿って略6等分して設けた6本のステイ部14cで連結することで、この上面側と第1枠体13との間に小型スピーカー20(図1)が収納可能になっている。また、第2枠体14の内周リング部14aと外周リング部14bとの間で且つ6本のステイ部14c間には、6個の空気抜き孔14dが貫通して穿設されており、これら6個の空気抜き孔14dにより、小型スピーカー20(図1)の裏側の空気を外部に抜き出すことができるようになっている。
また、第2枠体14の内周リング部14aの下部には、円周に沿って略3等分した部位に係止爪14a1が下方に向かって突出形成されており、これら3箇所の係止爪14a1は下記する第3枠体15と結合するためのものである。更に、第2枠体14の外周リング部14bには、円周に沿って略3等分した部位に切り欠き部14b1が凹状に形成されており、これら3箇所の切り欠き部14b1に第1枠体13に形成した3箇所の係止爪13b1が着脱自在に係合できるようになっている。
そして、第1枠体13と第2枠体14との間に小型スピーカー20(図1)を収納した後に、第1枠体13に形成した3箇所の係止爪13b1と第2枠体14に形成した3箇所の切り欠き部14b1との係合により第1,第2枠体13と,14を結合して、耳側の内側枠体として枠組みしている。
次に、第3枠体15は、円板部15aに沿ってリング状外周面15bが下方に向かって高さを高くして略円筒状に形成されており、且つ、リング状外周面15bの内部で円板部15aの裏面中心部位に軸部15cが一体的に下方に向かって突出形成されている。そして、第3枠体15のリング状外周面15bと軸部15cとの間に形成された内部空間にコード巻き取り装置30(図1)が軸部15cを中心にして収納可能になっている。
更に、第3枠体15の円板部15a上で軸部15cの近傍にワイヤ孔15a1が貫通して穿設されている。このワイヤ孔15a1は、後述するように第3枠体15の内部から円板部15aの内面上に貼り付けた配線基板31(図1,図3)で密閉されると共に、配線基板31にハンダ付けしたワイヤ32(図1,図3)を通すために形成したものである。
また、第3枠体15のリング状外周面15bの外側の一部から突出部15dがアーム状に一体的に突出形成され、更に、突出部15dの内部に段付き孔15d1が大径孔と小径孔とを同心的に連設して貫通されている。
そして、段付き孔15d1の大径孔内には、左側の耳掛け45L(図1)の一端又は右側の耳掛け45R(図1)の一端が支持されると共に、段付き孔15d1の小径孔内には、後述するように左側のヘッドホン組立体11L側に設けた入力プラグ40のプラグ・スリーブ40a(図4,図8)又は入力プラグ40の凸部40d(図4,図9)が挿脱自在に挿入されるか、もしくは、後述するように右側のヘッドホン組立体11R側に設けたカムピン55(図5)が進退自在に嵌合できるようになっている。
また、第3枠体15の円板部15a上の内周側にリング部15eが第2枠体14の内周リング部14aの内径より一回り小さく突出形成されており、且つ、円板部15a上でリング部15eの外周に沿って略3等分した部位に係止孔15a2が貫通して穿設されている。
そして、第1,第2枠体13,14で内側枠体を形成した時に、第2枠体14の内周リング部14aが第3枠体15のリング部15eに位置決めされて嵌合し、且つ、第2枠体14に形成した3箇所の係止爪14a1が第3枠体15に穿設した3箇所の係止孔15a2に係合することで、前記した内側枠体(13,14)が第3枠体15に結合できるようになっている。
更に、第3枠体15の円板部15a上で最外周に沿って3等分した部位に逃げ孔15a3が貫通して穿設され、これら3箇所の逃げ孔15a3を通してリング状外周面15bの内壁に3箇所の係止爪15fが形成されており、これら3箇所の係止爪15fは後述する第5枠体17と結合するためのものである。
次に、第4枠体16は、円板部16aに沿ってリング状外周部16bが高さを低くして形成され、且つ、円板部16a上で中心部に第3枠体15の内部に形成した軸部15cの先端が進入可能な有底孔16c1を形成した小径のリング部16cが高さを低くして形成されている。更に、第4枠体16の円板部16aの外面16a1は、メタルメッキ,カラー印刷などにより外観上見栄えの良い処理が施されている。そして、第4枠体16は、下記するカップ状の第5枠体17の内部に挿入された後に、第5枠体17のカップ部17aの内側に貫通して穿設した大径孔17a1内に臨んで一体化されるようになっている。
次に、第5枠体17は、カップ状に形成したカップ部17aの頂点側に大径孔17a1が貫通して穿設され、且つ、カップ部17a上の周面にリング部17bがカップ部17aの最大径より一回り小径に上方に向かって突出形成されている。また、第5枠体17のリング部17bで第3枠体15の突出部15dに対応した位置に逃げ用の切り欠き切き17b1が形成され、且つ、切り欠き切き17b1から離れた位置にコード挿入用の切り欠き切き17b2が形成されている。また、第5枠体17のリング部17bの周面に沿って略3等分した部位に係止孔17b3が形成されており、これら3箇所の係止孔17b3に第3枠体15の内壁面に形成した3箇所の係止爪15fが係合するようになっている。更に、第5枠体17のカップ部17aの内壁面で周面に沿って略3等分した部位に係止爪17a2が形成されており、これら3箇所の係止爪17a2でカップ部17a内に挿入された第4枠体16のリング状外周部16bを挟持できるようになっている。
そして、第4枠体16を第5枠体17内に係止し、且つ、第3枠体15と第4,第5枠体16,17との間にコード巻き取り装置30(図1)を収納した上で、第3枠体15に形成した3箇所の係止爪15fと第5枠体17に形成した3箇所の係止孔17b3との係合により第3〜第5枠体15〜17を結合して、耳側から離れた外側枠体として枠組みしている。
更に、前述したように第2枠体14に形成した3箇所の係止爪14a1と第3枠体15に形成した3箇所の係止孔15a2との係合により、内側枠体(13,14)と外側枠体(15〜17)とを音響的に分離させた状態で突き合わせて一体的に結合することで、最終的に左側のヘッドホンハウジング12L(左側のヘッドホン組立体11L)と右側のヘッドホンハウジング12R(右側のヘッドホン組立体11R)とが形成される。
ここで、上記の状態を図1に断面して示すと、左右一対のヘッドホン組立体11L,11Rでは、左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rを第1枠体13〜第5枠体17でそれぞれ構成した時に、第1枠体13と第2枠体14との間に小型スピーカー20が収納され、且つ、第3枠体15と第4,第5枠体16,17との間にコード巻き取り装置30が収納されている。
従って、左右一対のヘッドホン組立体11L,11Rでは、内側枠体(13,14)及び外側枠体(15〜17)が共に左右同じ構造形態であるので、各小型スピーカー20に対する音響条件が左右で同じとなり、これにより左右でバランスの取れた音質特性を得ることができる。
更に、外側枠体(15〜17)側は、内側枠体(13,14)側の空気が入り込まないように第3筐体15の円板部15aと、この円板部15aの内面上に貼り付けた配線基板31とにより遮蔽されており、これにより内側枠体(13,14)内と外側枠体(15〜17)内とが音響的に分離しており、また、内側枠体(13,14)内に収納した小型スピーカー20の裏側では第2筐体14に形成した6個の空気抜き孔14dから空気が外部に抜き出されるために、内側枠体(13,14)内で反響音が生じなくなり、小型スピーカー20から音質の良い音声を出力することができる。
尚、実施例1では、左右のヘッドホンハウジング12L,12Rを第1枠体13〜第5枠体17で構成した場合を説明したが、小型スピーカー20を収納する内側枠体と、コード巻き取り装置30を収納する外側枠体とが音響的に分離できる構造形態ならば良く、枠体数は組み立て可能な数量で適宜枠組みすれば良い。
次に、第3枠体15と第4,第5枠体16,17間に収納したコード巻き取り装置30について、先に説明した図1,図2と、新たな図3とを併用して説明する。
図3に分解して示した如く、上記したコード巻き取り装置30は、先に図2を用いて説明した第3枠体15側から第4,第5枠体16,17側に向かって、配線基板31と、巻き取りリール33と、ゼンマイバネ35と、ゼンマイバネ押さえ板36と、リール押さえ板37とが、第3枠体15のリング状外周面15bの内側に形成した軸部15cを中心にして上記した順で同軸的に組み立てられている。
まず、配線基板31は、絶縁性を有する樹脂材を用いて第3枠体15内に形成した軸部15cの基部に嵌合する中心孔31aを中心にして円板状に形成されており、且つ、配線基板31の外径が下記する巻き取りリール33に形成した第1円形凹部33eの内径より一回り小径に形成されている。また、配線基板31の面31bは第3枠体15のリング状外周面15b内の円板部15aの内面上の中心部位に軸部15cで位置決めされて貼り付けられるものであり、この面31bにワイヤ32の一端がハンダ付けされて他端が第3枠体15の円板部15aに穿設したワイヤ孔15a1を通って小型スピーカー20に向かって引き出されている。また、配線基板31の面31bに対して裏面となる面31cには複数本のリング状導電性パターン(図示せず)が中心孔31aと同心的にぞれそれ径を違えて形成されており、これら複数本のリング状導電性パターンには下記する巻き取りリール33の第1円形凹部33e内に設けた複数本の導電性ブラシ34が摺接している。
尚、図1のみに示したように左側のヘッドホン組立体11L側では渡りコード42の一端が配線基板31の面31bにハンダ付けされて、この渡りコード42の他端が第3枠体15の円板部15aに穿設したワイヤ孔15a1を通って右側のヘッドホン組立体11R側の巻き取りリール33に向かって引き出されている。
次に、巻き取りリール33は、絶縁性を有する樹脂材を用いて第3枠体15内に形成した軸部15cに嵌合する中心孔33aを中心にして、第3枠体15側に位置する大径リールフランジ部33bと、リールボス部33cと、第4,第5枠体16,17側に位置する小径リールフランジ部33dとで“略エ字状”に一体的に形成されている。そして、巻き取りリール33は、大径リールフランジ部33bと小径リールフランジ部33dとの間に形成したリールボス部33に入力コード41又は渡りコード42が巻き取り可能になっている。
また、大径リールフランジ部33b側のリールボス部33c内には、第1円形凹部33eが中心孔33aを中心にして同心的に浅い深さで形成されている。そして、巻き取りリール33の第1円形凹部33e内に、導電性を有し且つ弾性があるバネ材を用いて複数本の導電性ブラシ34が内周から外周に向かってそれぞれ径を違えて取り付けられている。更に、入力コード41又は渡りコード42がリールボス部33cに形成したワイヤ孔33c1を通って上記した複数本の導電性ブラシ34に接続され、これら複数本の導電性ブラシ34が上記した配線基板31の面31cに形成した複数本のリング状導電性パターン(図示せず)に摺接することで、巻き取りリール33が回転した時でも入力コード41又は渡りコード42からの音声信号を配線基板31側に伝達できるようになっている。
また、大径リールフランジ部33bの外周部の円周に沿って略4等分した部位には、リールロック用切り欠き部33b1が切り欠き形成されており、これら4箇所のリールロック用切り欠き部33b1については後述する図4,図5に示した左右一対のリールロック機構部50L,50Rで説明する。
また、小径リールフランジ部33d側のリールボス部33c内には、第2円形凹部33fが中心孔33aを中心にして同心的に深い深さで形成されている。そして、巻き取りリール33の第2円形凹部33f内には、下記するゼンマイバネ35と、ゼンマイバネ押さえ板36とが嵌め込まれている。
上記したゼンマイバネ35は薄板状のバネが渦巻き状に巻回されている。一方、上記したゼンマイバネ押さえ板36は、第3枠体15内に形成した軸部15cの上端部に嵌合する中心孔36aを中心に円板状に形成されており、且つ、中心孔36aを挟んでバネ性を得るために十字状溝36bが形成されていると共に、外径が巻き取りリール33の第2円形凹部33fの内径よりも一回り小径に形成されている。
ここで、巻き取りリール33の第2円形凹部33f内にゼンマイバネ35を嵌め込んだ際、ゼンマイバネ35の一端は第2円形凹部33f内の壁部に固着され、且つ、ゼンマイバネ35の他端は第3枠体15内に形成した軸部15cのスリット(図示せず)に固着されている。更に、ゼンマイバネ35の上方に押さえ板36を設置することで、ゼンマイバネ35が上方に飛び出すことを防止し、且つ、第3枠体15内に形成した軸部15cの上端部のスリット(図示せず)にリール押さえ板37を嵌め込むことで、巻き取りリール33が軸部15cから抜け出すことを防止している。
そして、ゼンマイバネ35のバネ力で巻き取りリール33を回転させ、この回転に伴って入力コード41又は渡りコード42を巻き取りリール33のリールボス部33cに巻き取るようになっている。
次に、コード巻き取り装置30内に設けた巻き取りリール33をロックするリールロック機構50L,50Rについて、左側のヘッドホン組立体11L側,右側のヘッドホン組立体11R側に別けて図4,図5を用いて説明する。
まず、図4に示したように、左側のヘッドホン組立体11Lでは、第3筐体15の突出部15d内に形成した段付き孔15d1の大径孔内に左側の耳掛け45Lの一端側が支持されており、且つ、耳掛け45Lの一端側と反対の他端側に左側の耳掛けパッド46Lが嵌め込まれている。
また、第3筐体15のリング状外周面15b内で円板部15a上にコード巻き取り装置30を収納した場合に、第3筐体15のリング状外周面15bの外側の一部から突出した突出部15d側の円板部15a上で、且つ、巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bの外周部近傍に左側のリールロック機構部50Lが設けられている。
上記した左側のリールロック機構部50Lでは、板金材を用いて形成した左側のリールロックレバー51Lが円板部15a上に植設した軸52Lを中心にして捩じりバネ53Lによって常時時計方向に付勢されながら回動自在に設けられている。この際、リールロックレバー51Lは、一端側に係止部51Laが上方に向かって折り曲げ形成されており、且つ、一端側と軸52Lを介した他端側にリールロック解除部51Lbがピンを用いて上方に向かって植設されている。
そして、リールロックレバー51Lが捩じりバネ53Lの付勢力によって軸52Lを中心に時計方向に回動した場合に、リールロックレバー51Lの一端側に形成した係止部51Laが巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bの外周部の円周に沿って略4等分した部位に形成した4箇所のリールロック用切り欠き部33b1のいずれか一つに係合することで巻き取りリール33がロックされると共に、リールロックレバー51Lの他端側にピンを用いて植設したリールロック解除部51Lbが第3筐体15の突出部15d内に形成した段付き孔15d1の小径孔内に進入している。
この際、巻き取りリール33がリールロックレバー51Lによってロックされると、巻き取りリール33は回転できないので入力コード41を巻き取りリール33に巻き取ることができない。
一方、入力コード41を巻き取る場合に、使用者は入力プラグ40の先端にφ3.5mmの細径で形成したプラグ・スリーブ40a(又は、入力プラグ40のプラグ成型部にφ3.5mmの細径で突出形成した凸部40d)を第3筐体15の突出部15dに形成した段付き孔15d1の小径孔内に挿入する。このプラグ・スリーブ40a(又は、凸部40d)の挿入動作に伴って、プラグ・スリーブ40a(又は、凸部40d)が段付き孔15d1の小径孔内に進入しているリールロックレバー51Lの他端側のリールロック解除部51Lbを押すので、リールロックレバー51Lは捩じりバネ53Lに抗して軸52Lを中心に反時計方向に回動するため、リールロックレバー51Lの一端側に形成した係止部51Laが巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bに形成したリールロック用切り欠き部33b1から離れ、巻き取りリール33のロックが解除される。そして、巻き取りリール33のロックが解除されると、入力コード41の入出位置が図示の位置にあるので、巻き取りリール33内に取り付けたゼンマイバネ35(図1,図3)のバネ力で巻き取りリール33が反時計方向に回転し、入力コード41を巻き取りリール33に巻き取ることができる。
この際、段付き孔15d1の小径孔内に入力プラグ40のプラグ・スリーブ40aを挿入した場合には、プラグ・スリーブ40aの先端部が段付き孔15d1の大径孔内に支持した左側の耳掛け45Lの一端側に段付き孔15d1の小径孔と略同径に形成した有底孔45La内に進入している。一方、段付き孔15d1の小径孔内に入力プラグ40の凸部40dを挿入した場合には、凸部40dの長さがプラグ・スリーブ40aの長さよりも短く形成されているために凸部40dは左側の耳掛け45Lの有底孔45La内に進入しない。
尚、巻き取りリール33に巻き取った入力コード41を引き出す場合には、入力プラグ40のプラグ・スリーブ40a(又は、入力プラグ40の凸部40d)を段付き孔15d1の小径孔内に挿入せず、且つ、リールロックレバー51Lを捩じりバネ53Lで時計方向に付勢したまま、巻き取りリール33が時計方向に回転するように入力コード41を引き出せば良い。この時、巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bに形成したリールロック用切り欠き部33b1は、巻き取りリール33の時計方向の回転に対してリールロックレバー51Lの一端側に形成した係止部51Laが大径リールフランジ部33bの外周に支障のなく添接できるように切り欠かれている。
次に、図5に示したように、右側のヘッドホン組立体11Rでは、第3筐体15の突出部15d内に形成した段付き孔15d1の大径孔内に右側の耳掛け45Rの一端側が支持されており、且つ、耳掛け45Rの一端側と反対の他端側に右側の耳掛けパッド46Rが嵌め込まれている。
また、第3筐体15のリング状外周面15b内で円板部15a上にコード巻き取り装置30を収納した場合に、第3筐体15のリング状外周面15bの外側の一部から突出した突出部15d側の円板部15a上で、且つ、巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bの外周部近傍に右側のリールロック機構部50Rが設けられている。
上記したリールロック機構部50Rでは、板金材を用いて形成したリールロックレバー51Rが円板部15a上に植設した軸52Rを中心にして捩じりバネ53Rによって常時反時計方向に付勢されながら回動自在に設けられている。この際、リールロックレバー51Rは、一端側に係止部51Raが上方に向かって折り曲げ形成されており、且つ、一端側と軸52Rを介した他端側にリールロック解除部51Rbがピンを用いて上方に向かって植設されている。
また、第3筐体15の突出部15d内に形成した段付き孔15d1の大径孔内に嵌め込まれた右側の耳掛け45Rの一端側に段付き孔15d1の小径孔と略同径の有底孔45Raが形成され、この有底孔45Ra内に圧縮バネ54が嵌入されている。更に、段付き孔15d1の小径孔内にはカムピン55が圧縮バネ54に押されながら抜け防止が図られた状態で進退自在に嵌合している。
上記したカムピン55は先端側が外部に露出しており、且つ、段付き孔15d1の小径孔内に嵌合している部位に先端側から圧縮バネ54に向かってテーパカム部55aと、テーパカム部55aに連接した低い平坦部55bと、低い平坦部55bに連接した押圧壁部55cとによる台形状凹部が形成されており、この台形状凹部(55a〜55c)内にリールロックレバー51Rの他端側にピンを用いて植設したリールロック解除部51Rbが進入しているので、カムピン55はリールロック解除部51Rbによって段付き孔15d1の小径孔内からの抜け防止が図られている。更に、段付き孔15d1の小径孔内で押圧壁部55cから先端側に向かって板バネ部55dが形成されている。
そして、リールロックレバー51Rが捩じりバネ53Rの付勢力によって軸52Rを中心に反時計方向に回動した場合に、リールロックレバー51Rの一端側に形成した係止部51Raが巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bの外周部の円周に沿って略4等分した部位に形成した4箇所のリールロック用切り欠き部33b1のいずれか一つに係合することで巻き取りリール33がロックされると共に、リールロックレバー51Rの他端側にピンを用いて植設したリールロック解除部51Rbが第3筐体15の突出部15d内に形成した段付き孔15d1の小径孔内でカムピン55に形成した台形状凹部(55a〜55c)内に進入している。言い換えると、リールロックレバー51Rの他端側にピンを用いて植設したリールロック解除部51Rbがカムピン55に形成したテーパカム部55aの近傍に進入している。
この際、巻き取りリール33がリールロックレバー51Rによってロックされると、巻き取りリール33は回転できないので渡りコード42(図1,図3)を巻き取りリール33に巻き取ることができない。
一方、渡りコード42(図1,図3)を巻き取る場合に、使用者は第3筐体15の突出部15d内に形成した段付き孔15d1の小径孔内に嵌合したカムピン55を圧縮バネ54に抗して矢印方向に押し込むと、カムピン55に形成したテーパカム部55aが段付き孔15d1の小径孔内に進入しているリールロックレバー51Rの他端側のリールロック解除部51Rbを押すので、リールロックレバー51Rは捩じりバネ53Rに抗して軸52Rを中心に時計方向に回動するため、リールロックレバー51Rの一端側に形成した係止部51Raが巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bに形成したリールロック用切り欠き部33b1から離れ、巻き取りリール33のロックが解除される。そして、巻き取りリール33のロックが解除されると、渡りコード42の入出位置が図示の位置にあるので、巻き取りリール33内に取り付けたゼンマイバネ35(図1,図3)のバネ力で巻き取りリール33が時計方向に回転し、渡りコード42(図1,図3)を巻き取りリール33に巻き取ることができる。
尚、巻き取りリール33に巻き取った渡りコード42を引き出す場合には、カムピン55を段付き孔15d1の小径孔内に押し込まず、且つ、リールロックレバー51Rを捩じりバネ53Rで反時計方向に付勢したまま、巻き取りリール33が反時計方向に回転するように渡りコード42を引き出せば良い。この時、巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bに形成したリールロック用切り欠き部33b1は、巻き取りリール33の反時計方向の回転に対してリールロックレバー51Rの一端側に形成した係止部51Raが大径リールフランジ部33bの外周に支障のなく添接できるように切り欠かれている。
そして、上記のように構成した本発明に係る実施例1のコード巻き取り装置付きヘッドホン10を使用する時には、図6に示したように、左右一対のヘッドホン組立体11L,11Rを左右一対の耳掛け45L,45Rにより左右の耳に装着している。
ここで、左側のヘッドホンハウジング12L内からAV機器接続用の入力コード41を引き延ばしてこの入力コード41の先端に取り付けた入力プラグ40をAV機器に差し込んでいる。
一方、左側のヘッドホンハウジング12Lと右側のヘッドホンハウジング12Rとの間に掛け渡した渡りコード42を右側のヘッドホンハウジング12R内から引き延ばしている。これにより、AV機器からの左右(LR)の音声信号を左側のヘッドホン組立体11L内に取り込むことで、左右の音声信号のうちで左側の音声信号は左側のヘッドホンハウジング12L内に収納した小型スピーカ20(図1)から左耳側に出力され、一方、右側の音声信号は渡りコード42を介して右側のヘッドホンハウジング12R内に収納した小型スピーカー20(図1)から右耳側に出力される。
この際、図7に示した如く、入力コード41の先端に取り付けた入力プラグ40は、φ3.5mmで細径に形成した先端部位に、プラグ・スリーブ40aとプラグ・リング40bとプラグ・チップ40cとを順に形成し、AV機器から出力された左右(LR)の音声信号のうちでL,R共通の(−)信号をプラグ・スリーブ40aから入力し、且つ、Rchの(+)信号をプラグ・リング40bから入力すると共に、Lchの(+)信号をプラグ・チップ40cから入力し、この後、上記した各信号を入力コード41を介して左側に設けた3本の導電性ブラシ34から左側の配線基板31に入力し、更に、左側の音声信号を左側の配線基板31にハンダ付けしたワイヤ32を介して左側の小型スピーカー20に入力する一方、右側の音声信号を左側の配線基板31にハンダ付けした渡りコード42を介して右側に設けた2本の導電性ブラシ34から右側の配線基板31に入力し、右側の音声信号を右側の配線基板31にハンダ付けしたワイヤ32を介して右側の小型スピーカー20に入力している。
次に、図8に示した如く、本発明に係る実施例1のコード巻き取り装置付きヘッドホン10を使用しない不使用時に、左側のヘッドホン組立体11L側で、入力プラグ40の先端にφ3.5mmの細径で形成したプラグ・スリーブ40aの操作により入力コード41を巻き取る場合には、入力プラグ40のプラグ・スリーブ40aを左側のヘッドホンハウジング12Lの第3枠体15の突出部15d内に穿設した段付き孔15d1の小径孔内に収納することで、入力コード41を左側のヘッドホンハウジング12L内に収納したコード巻き取り装置30(図1,図3,図4)に巻き取ることができる。
一方、右側のヘッドホン組立体11R側で、右側のヘッドホンハウジング12Rの第3枠体15の突出部15d内に穿設した段付き孔15d1の小径孔内で進退するカムピン55の操作により渡りコード42を巻き取る場合には、カムピン55を突出部15d内に穿設した段付き孔15d1の小径孔内に押し込むことで、渡りコード42を右側のヘッドホンハウジング12R内に収納したコード巻き取り装置30(図1,図3,図5))に巻き取ることができる。
また、図9に示した如く、左側のヘッドホン組立体11L側で、入力プラグ40のプラグ成型部にφ3.5mmの細径で突出形成した凸部40dの操作により入力コード41を巻き取る場合には、入力プラグ40のプラグ・スリーブ40aをAV機器に挿入したまま、入力プラグ40の凸部40dを左側のヘッドホンハウジング12Lの第3枠体15の突出部15d内に穿設した段付き孔15d1の小径孔内に収納することで、入力コード41側をAV機器に装着したまま入力コード41を左側のヘッドホンハウジング12L内に収納したコード巻き取り装置30(図1,図3,図4)に巻き取ることができる。
勿論、渡りコード42を右側のヘッドホン組立体11R側のヘッドホンハウジング12R内に収納したコード巻き取り装置30(図1,図3,図5))に巻き取る場合には図8と同様にカムピン55を操作すれば良い。
このように、コード巻き取り装置付きヘッドホン10を使用しない不使用時には、入力コード41と渡りコード42とが共に左右一対のヘッドホンハウジング12L,12R内に収納した一対のコード巻き取り装置30,30に巻き取られるので、入力コード41及び渡りコード42の収納処理が良好に行われ、且つ、外観上の見栄えも良好に得られる。更に、小型スピーカー20と、コード巻き取り装置30とを左右一対のヘッドホンハウジング12L,12R内に共に収納しているため、左右一対のヘッドホンハウジング12L,12Rを共用できる。
図10は本発明に係る実施例2のッドホンを示し、且つ、使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内からそれぞれ引き出した状態を示した図、
図11は本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、左側のヘッドホン組立体を示した平面図、
図12は本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、右側のヘッドホン組立体を示した平面図、
図13は本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、右側のヘッドホン組立体中でリールロック機構部のリールロックレバーへのリールロック解除動作を説明するための図、
図14は本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第1状態を示した図、
図15は本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第2状態を示した図である。
図10に示した本発明に係る実施例2のッドホン10’は、先に説明した本発明に係る実施例1のッドホン10の構成と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付して図示し、且つ、実施例1と異なる構成部材に新たな符号を付して、異なる点を中心にして説明する。
上記した本発明に係る実施例2のヘッドホン(以下、コード巻き取り装置付きヘッドホンと記す)10’は、先に説明した実施例1のヘッドホン(以下、コード巻き取り装置付きヘッドホンと記す)10に対して一部改良を図ったものであり、即ち、使用者が実施例1のコード巻き取り装置付きヘッドホン10のヘッドホン組立体11L,11Rを左右の耳に装着している状態で、故意に図5で説明した右側のヘッドホン組立体11R側に設けたカムピン55を押し込むと、右側のリールロックレバー51Rによる巻き取りリール33へのリールロックが解除されるため、渡りコード42が右側の巻き取りリール33に巻き取られるので、渡りコード42が使用者の首にひっかかったり、あるいは、渡りコード42の引っ張り力で右側のヘッドホン組立体11Rが右耳から外れるなどの問題が発生する恐れがある。
上記の問題点を避けるために、実施例2のコード巻き取り装置付きヘッドホン10’では、ヘッドホン組立体11L’,11R’を使用者の左右の耳に装着しない不使用時にのみ右側のヘッドホン組立体11R’に設けたリールロック機構部50R’のリールロックレバー51R’による巻き取りリール33へのリールロックを解除できるようにして、渡りコード42を右側のヘッドホン組立体11Rに設けた巻き取りリール33に巻き取るように構成したものであり、この改良に伴って、実施例2では左右のヘッドホン組立体11L’,11R’のヘッドホンハウジング12L’,12R’中で左側の第3枠体15L’と、右側の第3枠体15R’と、右側のリールロック機構部50R’のリールロックレバー51R’とを一部改良している。
尚、実施例2において、左側のヘッドホン組立体11L中でリールロック機構部50Lのリールロックレバー51Lによる巻き取りリール33へのリールロック解除は、実施例1と同じように入力プラグ40のプラグ・スリーブ40a又は入力プラグ40の凸部40dを第3枠体15L’に突出形成した突出部15d’の段付き孔15d1内に挿入する構造であるので説明を省略する。
より具体的に説明すると、図10及び図11に示した如く、左側のヘッドホン組立体11L’では、第3枠体15L’のリング状外周面15b(図11のみ図示)の外側の一部からアーム状に突出形成した突出部15d’の外側面に、突き出しピン15d2が一体的に突出形成されている。この際、突き出しピン15d2は、図11に拡大して示したように突出部15d’の外側面のうちで入力プラグ40のプラグ・スリーブ40aが進入する段付き孔15d1の小径孔の近傍でこの段付き孔15d1に対して略直角に外側に向かって突出形成されている。
一方、図10及び図12に示した如く、右側のヘッドホン組立体11R’では、第3枠体15R’のリング状外周面15b(図12のみ図示)の外側の一部からアーム状に突出形成した突出部15d’’の外側面から内部横方向に向かってリールロック解除用孔15d3が貫通して穿設されており、且つ、このリールロック解除用孔15d3内に左側の第3枠体15L’の突出部15d’に突出形成した突き出しピン15d2が挿脱自在になっている。
この際、右側の第3枠体15R’の円板部15a上で突出部15d’’側には、板金材を用いて形成した右側のリールロックレバー51R’が円板部15a上に植設した軸52Rを中心にして捩じりバネ53Rによって常時反時計方向に付勢されながら回動自在に設けられている。このリールロックレバー51R’は、一端側で上方に向かって折り曲げ形成された係止部51Raが巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bに形成したリールロック用切り欠き部33b1に対して接離可能になっていると共に、一端側と軸52Rを介した他端側で上方に向かって折り曲げ形成されたリールロック解除部51Rb’がリールロック解除用孔15d3内に臨んでいる。
上記のように構成した実施例2のコード巻き取り装置付きヘッドホン10’のヘッドホン組立体11L’,11R’を使用者の左右の耳から取り外した不使用時に、図13に示した如く、左側のヘッドホン組立体11L’中の第3枠体15L’の突出部15d’と、右側のヘッドホン組立体11R’中の第3枠体15R’の突出部15d’’とを互いに対向させて、左側の第3枠体15L’の突出部15d’の外側面に突出形成した突き出しピン15d2を右側の第3枠体15R’の突出部15d’’の外側面から内部に向かって穿設したリールロック解除用孔15d3内に進入させ、突き出しピン15d2でリールロック解除用孔15d3内に臨んでいるリールロックレバー51R’のリールロック解除部51Rb’を押すと、リールロックレバー51R’は捩じりバネ53Rに抗して軸52Rを中心に時計方向に回動するため、リールロックレバー51R’の一端側に形成した係止部51Raが巻き取りリール33の大径リールフランジ部33bに形成したリールロック用切り欠き部33b1から離れ、巻き取りリール33のロックが解除される。そして、巻き取りリール33のロックが解除されると、巻き取りリール33内に取り付けたゼンマイバネ35(図1,図3)のバネ力で巻き取りリール33が時計方向に回転し、渡りコード42を巻き取りリール33に巻き取ることができる。
上記したように、実施例2では、コード巻き取り装置付きヘッドホン10’の左右のヘッドホン組立体11L’,11R’を使用者の左右の耳から取り外さないかぎり、渡りコード42を右側のヘッドホン組立体11R’側に巻き取ることができないため、渡りコード42が使用者の首にひっかかったり、あるいは、渡りコード42の巻き取り力で右側のヘッドホン組立体11Rが右耳から外れるなどの問題が発生する恐れが全くないので、コード巻き取り装置付きヘッドホン10’に対して安全性及び使用勝手を向上させることができる。
そして、この実施例2のコード巻き取り装置付きヘッドホン10’でも、先に実施例1で説明した図8又は図9と対応させて図14又は図15に示した如く、左側のヘッドホン組立体11L’側では、入力プラグ40のプラグ・スリーブ40a又は入力プラグ40の凸部40dを左側のヘッドホンハウジング12L’の第3枠体15L’の突出部15d’内に穿設した段付き孔15d1の小径孔内に収納することで、入力コード41を左側のヘッドホンハウジング12L’内に収納したコード巻き取り装置30(図1,図3,図4)に巻き取ることができる。
一方、右側のヘッドホン組立体11R’側では、左側のヘッドホンハウジング12L’の第3枠体15L’の突出部15d’に突出形成した突き出しピン15d2を右側のヘッドホンハウジング12R’の第3枠体15R’の突出部15d’’内に穿設したリールロック解除用孔15d3内に挿入することで、渡りコード42を右側のヘッドホンハウジング12R’内に収納したコード巻き取り装置30(図1,図3,図4)に巻き取ることができる。
本発明に係る実施例1のッドホンを断面して示した構成図である。 図1に示した左右一対のヘッドホンハウジングを分解して示した分解斜視図である。 図1に示した左右一対のコード巻き取り装置を分解して示した分解斜視図である。 本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、左側のヘッドホン組立体を示した平面図である。 本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、右側のヘッドホン組立体を示した平面図である。 本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内からそれぞれ引き出した状態を示した図である。 入力プラグから入力コード及び渡りコードを介して左右一対の小型スピーカーに結線した状態を説明するための図である。 本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第1状態を示した図である。 本発明に係る実施例1のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第2状態を示した図である。 本発明に係る実施例2のッドホンを示し、且つ、使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内からそれぞれ引き出した状態を示した図である。 本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、左側のヘッドホン組立体を示した平面図である。 本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、右側のヘッドホン組立体を示した平面図である。 本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、右側のヘッドホン組立体中でリールロック機構部のリールロックレバーへのリールロック解除動作を説明するための図である。 本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第1状態を示した図である、 本発明に係る実施例2のッドホンにおいて、不使用時に入力コード及び渡りコードを左右一対のヘッドホンハウジング内にそれぞれ巻き取った第2状態を示した図である。 従来のコード巻き取り装置付きヘッドホンを人間の左右の耳に装着した状態を説明するための図である。 従来のコード巻き取り装置付きヘッドホンにおいて、使用時に入力コードを一方のヘッドホンハウジング内から引き出した状態を示した図である。 従来のコード巻き取り装置付きヘッドホンにおいて、不使用時に入力コードを一方のヘッドホンハウジング内に巻き取った状態を示した図である。
符号の説明
10…実施例1のヘッドホン(コード巻き取り装置付きヘッドホン
10’…実施例2のヘッドホン(コード巻き取り装置付きヘッドホン
11L,11R…実施例1の左右一対のヘッドホン組立体、
11L’,11R’…実施例2の左右一対のヘッドホン組立体、
12L,12R…実施例1の左右一対のヘッドホンハウジング、
12L’,12R’…実施例2の左右一対のヘッドホンハウジング、
13…第1枠体、14…第2枠体、14a…内周リング部、14b…外周リング部、
14c…ステイ部、14d…空気抜き孔、
15…実施例1の第3枠体、15a…円板部、15b…リング状外周面、
15c…軸部、15d…突出部、15d1…段付き孔、
15L’,15R’…実施例2の第3枠体、
15d’…左側の突出部(実施例2)、15d’’…右側の突出部(実施例2)、
15d2…突き出しピン、15d3…リールロック解除用孔、
16…第4枠体、17…第5枠体、
13,14…内側枠体、15〜17…外側枠体、
20…小型スピーカー、
30…コード巻き取り装置、
31…配線基板、32…ワイヤ、
33…巻き取りリール、33a…中心孔、
33b…大径リールフランジ部、33b1…リールロック用切り欠き部、
33c…リールボス部、33d…小径リールフランジ部、
33e…第1円形凹部、33f…第2円形凹部、
34…導電性ブラシ、35…ゼンマイバネ、
36…ゼンマイバネ押さえ板、37…リール押さえ板、
40…入力プラグ、40a…プラグ・スリーブ、40d…凸部、
41…入力コード、42…渡りコード、
45L,45R…左右一対の耳掛け、45La,45Ra…有底孔、
46L,46R…左右一対の耳掛けパッド、
50L,50R…実施例1の左右一対のリールロック機構部、
50L,50R’…実施例2の左右一対のリールロック機構部、
51L…左側のリールロックレバー、
51La…係止部、51Lb…リールロック解除部(ピン)、
52L…軸、53L…捩じりバネ、
51R…実施例1の右側のリールロックレバー、
51R’…実施例2の右側のリールロックレバー、
51Ra…係止部、51Rb…リールロック解除部(実施例1)、
51Rb’…リールロック解除部(実施例2)
52R…軸、53R…捩じりバネ、
54…圧縮バネ、
55…カムピン、55a…テーパカム部、55b…低い平坦部、55c…押圧壁部、
55a〜55c…台形状凹部。

Claims (2)

  1. スピーカーと、
    前記スピーカーを収納した第1の枠体と、
    導電性ブラシと、
    前記導電性ブラシが設けられたリールと、
    一端にプラグを有し他端が前記導電性ブラシに接続され前記リールに巻き取り可能とされた入力コードと、
    円板部を有し前記円板部の一面側に前記第1の枠体が取り付けられ、他面側に前記リールを回転可能に収納した第2の枠体と、
    前記円板部に設けられた貫通孔と、
    前記貫通孔を塞ぐよう前記円板部の他面に取り付けられ、前記リール側の面に前記前記導電性ブラシが摺接するリング状の導電パターンを有する基板と、
    一端が前記貫通孔を通して前記基板に接続され他端が前記スピーカーに接続されたワイヤと、を備え、
    前記第1の枠体と前記第2の枠体とが、前記円板部及び前記基板により音響的に分離れていることを特徴とするッドホン。
  2. 前記スピーカーは、裏面が前記円板部と対向するように前記第1の枠体に収納されており、
    前記第1の枠体は、前記スピーカーの裏面側に外部と連通した孔を有することを特徴とする請求項1記載のッドホン。
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