JP2000253477A - コード巻取り装置付きヘッドホン - Google Patents
コード巻取り装置付きヘッドホンInfo
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- JP2000253477A JP2000253477A JP5650399A JP5650399A JP2000253477A JP 2000253477 A JP2000253477 A JP 2000253477A JP 5650399 A JP5650399 A JP 5650399A JP 5650399 A JP5650399 A JP 5650399A JP 2000253477 A JP2000253477 A JP 2000253477A
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Abstract
おいて、コード引出しのときに耳もとでクリック音が出
ないようにする。 【解決手段】 入力コード9を持って矢印A方向に引き
出すと、リール1はコイルスプリング3の復元力に抗し
ながら、かつフランジ5外周に付勢ばね8によって押圧
されているストッパー7のつめ7aがロック用の切込み
5aを飛び越しながら矢印R1と反対方向に回動する。
ストッパー7のつめ7aが付勢ばね8の付勢力によって
急斜面側5cに落ち込むときにフランジ5に衝撃的にぶ
つかるのを緩衝材7cが受け止めてクリック音が出ない
ようにする。
Description
入力コード巻取り装置の付いたヘッドホンに関する。
するポータブルオーディオ機器の増加に伴い、ヘッドホ
ンとしてインナーイヤ形またはインサイドホンと呼ばれ
る耳介内に挿入して用いられるものや、大形の載頭形ま
たは耳覆い形とよばれる耳介上から頭部に当接させるも
のが用いられている。いずれもオーディオ機器から音声
信号を入力するための入力コードが必要であり、ヘッド
ホンの使用にあたり入力コードの収納が課題となってい
た。そのため入力コードを収容するケースを用いたり、
ヘッドホン側やオーディオ機器側にコード巻取り装置を
設けたものが用いられている。
きヘッドホンの断面図、図9にその要部の斜視図、図1
0にその使用時の外観説明図を示す。図8においてヘッ
ドホン筺体10の前部筺体10cには人間の耳の外耳道
に対向して前部開孔10dが設けられ、この前部開孔1
0dに向けてスピーカユニット21が取り付けられてい
る。また前部筺体10dの前方周辺にはスポンジの表面
を軟質の合成樹脂レザー等でカバーしたイヤーパッド2
2が取り付けられており、側頭部に柔らかく当接すると
ともに耳介周辺を覆って音洩れと周辺の騒音の侵入とを
防止する。前部筺体10cから一体に後方すなわち耳か
ら遠ざかる方向に延びた支柱10eの先に巻取り装置基
板23を取付け、この巻取り装置基板23には支軸2を
植立し、この支軸2にリール1を回転自在に嵌着する。
リール1にはらせん状に入力コード9を巻取るコード巻
取り部1aと、このコード巻取り部1aと仕切られたコ
ードたるみ部1bと、リール1の中心部にコードたるみ
部の反対側に仕切られたコイルスプリング収納部1cと
が設けられている。入力コード9は一端をスピーカユニ
ット21の端子部21aにはんだ付け等で電気的に接続
され、巻取り装置基板23に設けた孔23aからコード
たるみ部1bに入ってここでゆるく数回らせん状に巻回
され、さらにリール1内部を貫通して、この部分でリー
ル1に固定されたうえ、コード巻取り部1aに入ってこ
れに巻回されている。筺体10は巻取り装置の後部から
これらを覆い、下方に入力コード9を引き出すコード引
出し孔10aが設けられていて、ここから引き出された
入力コード9の先端にはオーディオ機器に接続するプラ
グ9aが取り付けられている。
片耳分のヘッドホン50が構成されコード巻取り装置の
付いていない他方の耳用のヘッドホン51とは図10の
ようにヘッドバンド52と、図示しないが他方の耳用の
ヘッドホン51に電気的に接続する入力コードとによっ
て連結され、載頭形のヘッドホンが構成される。
て支軸2に回動自在に嵌着されている。そして一端が支
軸2に固着され、他端がリール1のコイルスプリング収
納部1c内面に固着されたコイルスプリング3によって
時計方向の矢印R1方向に付勢されている。リール1の
両側のフランジ4,5の一方の5にはロック用の切込み
5aが全周を整数等分して設けられ、軸6に回動自在に
軸支されたストッパー7のつめ7aがフランジ5の切込
み5aに押圧嵌入するように一端をストッパー7に、他
端を基板または筺体にかけた付勢ばね8で時計方向の矢
印R2方向に付勢されていていわゆるラチェット機構を
なしている。ストッパー7のつめ7aの他端には解除ボ
タン7bが設けられている。
説明する。入力コード9を図示しないオーディオ機器に
接続するために伸長する場合は入力コード9を持って矢
印A方向に引っ張る。するとリール1はコイルスプリン
グ3の復元力に抗しながら、かつフランジ5外周に付勢
ばね8によって押圧されているストッパー7のつめ7a
がロック用の切込み5aの緩斜面側5bを飛び越しなが
ら矢印R1と逆方向すなわち反時計方向に回動して、任
意の箇所でコード9の引っ張りを止めるとコイルスプリ
ング3の復元力によってリール1は矢印R1方向に回動
し、付勢ばね8によってストッパー7が矢印R2方向に
回動することによりつめ7aがロック用の切込み5aの
急斜面側5cに食い込んで停止する。
トッパー7の解除ボタン7bを押圧すると、つめ7aが
フランジ5の切込み5aの急斜面側5cから開放され、
リール1はコイルスプリング3の復元力によって矢印R
1方向に回動され、入力コード9を巻取る。
力コード9を伸長する場合に、リール1のフランジ5外
周にストッパー7のつめ7aが付勢ばね8によって押圧
されているため、ロック用の切込み5aを飛び越すとき
に急斜面側5cに落ち込んでストッパー7とフランジ5
が当接してクリック音を発生する。ところがヘッドホン
筺体10の内部にコード巻取り装置が設けられているた
めにこのクリック音が耳に直接入ってきて、相当な音量
となり不快な騒音となってしまう。
タン7bを押圧すると、リール1はコイルスプリング3
の復元力によって矢印R1方向に勢いよく回動され、急
速に入力コード9を巻取るために、勢いあまってプラグ
9aが使用者の顔面に当たり、目に入ったりけがをする
おそれもあった。
ドホン装着中に入力コードを伸長しても機械的騒音が気
にならないコード巻取り装置付きヘッドホンを提供しよ
うとするものであり、さらには装着中には入力コードの
収納を不可能にすることによって入力コード収納時の危
険を防止するコード巻取り装置付きヘッドホンを提供し
ようとするものである。
に本発明のコード巻取り装置付きヘッドホンは、請求項
1において、入力コードと、筺体内に設け前記入力コー
ドを前記筺体内に巻取るように付勢した巻取り手段と、
前記巻取り手段と連動し前記巻取り手段の前記入力コー
ドの巻取りを阻止するとともに前記入力コードの前記筺
体からの引出しを許容するラチェット手段と、前記ラチ
ェット手段の前記巻取り手段による入力コード巻取りの
阻止を解除する解除手段と、前記入力コードの前記筺体
からの引き出しのとき前記ラチェット手段の部材間の間
欠的な当接によって発生する音を低減させる緩衝手段と
を備えた構成である。
ときにラチェット手段の部材相互が間欠的に当接したと
きに発生するクリック音を緩衝手段で低減できるという
作用が得られる。
体内に設け前記入力コードを前記筺体内に巻取るように
付勢した巻取り手段と、前記巻取り手段と連動し前記巻
取り手段の前記入力コードの巻取りを阻止するとともに
前記入力コードの筺体からの引出しを許容するラチェッ
ト手段と、前記ラチェット手段の前記巻取り手段による
入力コード巻取りの阻止を解除する解除手段と、前記入
力コードの前記筺体からの引き出しのとき前記ラチェッ
ト手段を不動作とするラチェット解除手段とを備えた構
成である。
ときにラチェット解除手段によりラチェット手段を不動
作にし、ラチェット手段の部材相互が間欠的に当接する
ことによるクリック音を発生しないように作用すること
となる。
2の構成に、聴取のため装着可能な状態では解除手段を
不動作にする阻止手段を加えた構成であり、さらに請求
項4においては、入力コードと、筺体内に設け前記入力
コードを前記筺体内に巻取るように付勢した巻取り手段
と、前記巻取り手段と連動し前記巻取り手段の前記入力
コードの巻取りを阻止するとともに前記入力コードの前
記筺体からの引出しを許容するラチェット手段と、聴取
のため装着可能な状態では前記解除手段を不動作にする
阻止手段とを備えた構成である。
装着可能な形状になっているときは阻止手段によって入
力コードを筺体内に巻取ることができないようにし、装
着中の巻取りによって勢い余った入力コードまたはプラ
グが人体に危害を与えないように作用する。
3,4において、解除手段を構成する操作部が、聴取の
ため装着可能な状態におけるヘッドバンドのアーム部に
より覆われる位置に配置され、当該状態においては操作
不可能となるように構成したものである。
状態では、ヘッドバンドのアーム部によって、解除手段
の操作部そのものが操作できないものであり、まちがっ
て操作しようとするようなこともなくなるものである。
ド巻取り装置付きヘッドホンの一実施形態を説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1のコード
巻取り装置付きヘッドホンの要部を破断して示す斜視
図、図2及び図3は同じくその動作説明のための要部断
面図である。
において支軸2に回動自在に嵌着されている。そして一
端が支軸2に固着され、他端がリール1のコイルスプリ
ング収納部1c内面に固着されたコイルスプリング3に
よっての矢印R1方向に付勢されていて巻取り手段を構
成している。リール1の両側のフランジ4,5の一方の
5にはロック用の切込み5aが全周を整数等分して複数
個設けられ、軸6に回動自在に軸支されたストッパー7
のつめ7aがフランジ5の切込み5aに押圧嵌入するよ
うに一端をストッパー7に、他端を基板または筺体にか
けた付勢ばね8で当該ストッパー7が矢印R2方向に付
勢されている。切込み5aとつめ7aの関係は、入力コ
ード9を引き出す方向R3にはつめ7aは緩斜面側5b
と係合して容易につめ7aが切込み5aからはずれ、入
力コード9を巻取る方向には、つめ7aは急斜面側5c
と係合してロックされるラチェット手段を構成してい
る。ストッパー7のつめ7aの他端には、解除の操作部
となる解除ボタン7bが設けられている。
スピーカユニット21の入力端子21aに接続されリー
ル1にいったん固定された後リール1のコード巻取り部
1aに巻回されて引き出され他端にはオーディオ機器に
接続するプラグ9aが取り付けられており、これらの部
分は筺体10内部に収納され、入力コード9は筺体10
のコード引出し口10aより引き出され、図2のように
ストッパー7の解除ボタン7bは開孔10bより露出さ
れている。その他は、図8に示された構成はすべて本実
施形態においても同様にあてはまる。
おける図9と異なる点はストッパー7のつめ7aの根元
に軟質のゴム、合成樹脂等の素材を用いた緩衝材7cを
固着し、付勢ばね8によってストッパー7のつめ7aが
フランジ5方向に押圧され切込み5aに落ち込んでもス
トッパー7とフランジ5とが当接する前に緩衝材7cが
当接するようにした緩衝手段を有する点である。
て、つぎにその動作を説明する。入力コード9を図示し
ないオーディオ機器に接続するために伸長する場合は入
力コード9を持って矢印A方向に引っ張る。するとリー
ル1はコイルスプリング3の復元力に抗しながら、かつ
フランジ5外周に付勢ばね8によって押圧されているス
トッパー7のつめ7aが図2(a)のようにロック用の
切込み5aを飛び越しながら矢印R3方向に回動して、
任意の箇所でコード9の引っ張りを止めるとコイルスプ
リング3の復元力によってリール1は矢印R1方向に回
動し、付勢ばね8によってストッパー7が矢印R2方向
に回動することによりつめ7aがロック用の切込み5a
の急斜面側5cに食い込んで停止する。
ク用の切込み5aを飛び越すときに、つめ7aが付勢ば
ね8の付勢力によって急斜面側5cに落ち込むときにつ
め7aまたはストッパー7のいずれかがフランジ5に衝
撃的にぶつかるのを図2(b)のように緩衝材7cが受
け止めて緩衝する。これによって従来つめ7aがフラン
ジ5の切込み5aを飛び越すときに間欠的にストッパー
7とフランジ5が当接して発生していたクリック音を低
減させることができる。
トッパー7の解除ボタン7bを押圧すると、つめ7aが
フランジ5の切込み5aの急斜面側5cから開放され、
リール1はコイルスプリング3の復元力によって矢印R
1方向に回動され、入力コード9を巻取る。
トッパー7のつめ7aの根元に軟質のゴム、合成樹脂等
の素材を用いた緩衝材7cを固着して緩衝手段とし、入
力コード9の伸長時に付勢ばね8によってストッパー7
のつめ7aがフランジ5方向に押圧され切込み5aに落
ち込んでもストッパー7とフランジ5とが当接する前に
緩衝材7cが当接することによってクリック音の発生を
低減させることができるものである。
衝材7d、または図3(b)の緩衝材7eに示すよう
に、ストッパー7自体がフランジ5と当接しないような
構成としても良い。また、ラチェット機構の切込み5a
の数は多いほど引出しをやめたときのバックラッシュが
少なくなるが、引き出し時のストッパー7の振動が多く
なり緩衝材の効果にも影響してくるので、その辺を勘案
して決定すればよい。さらに、本実施の形態ではリール
1のフランジ5をラチェット歯車に用いたが、ラチェッ
ト歯車はフランジ5の外面に設けても、またリール1と
は別部材であってもよく、リール1と連動するものであ
ればよい。
態2のコード巻取り装置付きヘッドホンの要部断面図で
ある。図2の実施の形態1のものに対してリール11や
支軸12等の構成は類似であり、リール11の巻取り方
向が変わっているだけであるから重複の図示と説明を省
略する。図4(a)において筺体20内でリール11は
図示を省略したコイルスプリングによって常時図の矢印
R4方向に付勢されているものとする。リール11には
図2のものと同様に両側にフランジがあり、断面図のた
めその一方の15のみ示されている。フランジ15には
ロック用の切込み15aが全周を整数等分して複数個設
けられ、軸16に回動自在に軸支されたストッパー17
のつめ17aがフランジ15の切込み15aに押圧嵌入
するように一端をストッパー17に、他端を筺体20に
かけた付勢ばね18で矢印R5方向に付勢されている。
ストッパー17のつめ17aの軸16に関する反対側他
端には解除ボタン17bが設けられ、筺体20に設けた
孔20bから露出している。
端側においてストッパー17に植立された支軸17cに
ローラー17dを回転自在に嵌合させ、入力コード9は
このローラー17dに接触しながら筺体20のコード引
出し孔20aから引き出されている。このようにローラ
ー17dが入力コード9と係合することにより、つめ1
7aとフランジ15の切込み15aの緩斜面側15bと
急斜面側15cとの関わりであるラチェット手段の動作
を解除するラチェット解除手段を構成している。支軸1
7cが摩擦の少ない材質や形状であればローラー17d
を省略することもできる。
作を説明する。入力コード9を図示しないオーディオ機
器に接続するために伸長する場合は入力コード9を持っ
て矢印B方向に引っ張る。するとリール11は図示しな
いコイルスプリングの復元力によって入力コード9を引
き出させない方向に付勢されているので、付勢力とコー
ドへの引っ張り力との合成ベクトルによってローラー1
7dには、したがってストッパー17には矢印R6方向
の回動力が生じ、1点鎖線で示したようにつめ17aは
フランジ15のロック用の切込み15aからはずれ、こ
の力の釣合い状態を保ったまま、すなわちつめ17aが
はずれたまま図4(b)のように入力コード9は矢印R
8方向に回動するリール11から繰り出される。そして
任意の箇所でコード9の引っ張りを止めると、ローラー
17dへの押圧はなくなり付勢ばね18によってストッ
パー17が矢印R7方向に回動し、この状態においてコ
イルスプリングの復元力によってリール11は矢印R4
方向に回動し、つめ17aがロック用の切込み15aの
急斜面側15cに食い込んで停止する。
ローラー17dと当接することにより、つめ17aは切
込み15aからはずれるため、ストッパー17のつめ1
7aとフランジ15の切込み15aは互いに嵌合するこ
とがなく、入力コード9の引き出し中にクリック音は発
生しない。
17の解除ボタン17bを押圧すると、つめ17aがフ
ランジ15の切込み15aの急斜面側15cから開放さ
れ、リール11はコイルスプリングの復元力によって矢
印R4方向に回動され、入力コード9を巻取る。
トッパー17のつめ17aの延長先端にストッパー17
に植立された支軸17cにローラー17dを回転自在に
嵌合させたものを設け、ラチェット解除手段としたの
で、入力コード9の伸長時に付勢ばね18によってスト
ッパー17のつめ17aがフランジ15方向に押圧され
切込み15aに落ち込んロックしている状態を解除さ
せ、そのまま入力コード9を引き出す間はつめ17aが
フランジ15の切込み15aに落ちこむことがなく、従
来のようにこの間でクリック音を生じることがない。
態3のコード巻取り装置付きヘッドホンの要部説明図、
図6は同じくそのコード収納可否動作の説明図である。
この実施の形態は実施の形態1の構成を基本として、異
なった部分のみを説明する。図5(a)において係止部
材27と解除部材28とが軸6に回動自在に軸支され、
係止部材27のつめ27aがフランジ5の切込み5aに
押圧嵌入するようになっている。つめ27aの根元には
図1,2と同様に軟質のゴム、合成樹脂等の材質の緩衝
材27bが固着されている。係止部材27の軸6に対し
てつめ27aの反対側に係合部27cが設けられ、この
係合部27cに解除部材28の一部28aが当接し、係
合部27cと解除部材28の間には付勢ばね29が架張
されている。また図1と同様に一端を係止部材27に、
他端を基板または筺体にかけた付勢ばね8で矢印R9方
向に付勢されている。そして係止部材27と係合部27
cで係合した解除部材28の端部に設けられた解除ボタ
ン28bは、図1における解除ボタン7bと同様の作用
をする。そして阻止部材21が軸22を中心に矢印R1
0またはR11方向に回動し、図6で説明するように回
動にしたがって解除部材28の阻止部28cに介入した
り、しなかったりすることにより阻止手段を構成する。
コード巻取り装置の付いた片耳分のヘッドホン30と、
コード巻取り装置の付いていないヘッドホン31とがヘ
ッドバンド32と、図示しないが他方の耳用のヘッドホ
ン31に電気的に接続する入力コードとによって連結さ
れ、載頭形のヘッドホンが構成される。ヘッドバンド3
2は折り曲げ部32a,32bおよび32cが設けら
れ、この部分でヘッドバンド32のアーム部32d,3
2eが内方に折り曲げられるようになっている。また、
ヘッドバンド32のアーム部32d,32eは、ヘッド
ホン30,31に対し、回動軸32f,32gで回動自
在に連結されている。そして、軸32fは前述した阻止
部材21の軸22と連動させている。
(d)より明らかなように、カム状に形成され、切欠部
21aを有する。そして、解除ボタン28bの阻止部2
8cが阻止部材21に対応する状態((b)図)では、
当該解除ボタン28bの押圧力は阻止させるが、阻止部
28cが切欠部21aに対応する状態((d)図)では
解除ボタン28bを押圧可能状態となる。また、図6
(a)の状態から実際に聴取のため頭部に装着する場合
は、ヘッドホン30,31が拡開され、(b)図に示す
ように、アーム部32dは軸32fを中心に矢印R12
方向に回動することになるが、当該アーム部32dが仮
想線で示す位置まで回動したとしても、阻止部材21は
阻止部28cに充分に対応関係にある形状となってい
る。
ヘッドホンを使用可能状態及び更にヘッドホン30,3
1を拡開した使用状態では、阻止部材21は図6(b)
のように解除ボタン28bの下部すなわち阻止部28c
の下にあり、解除ボタン28bを押圧しても阻止部材2
1によって阻止され、28bは動かず、つめ27aはフ
ランジ5の切込み5aの急斜面側5cから開放されない
ので、リール1は入力コード9を巻取ることはできな
い。
り畳んだとき、図6(d)のように阻止部材21のカム
部は解除ボタン28bの下部すなわち阻止部28cが切
欠部21aに対応し、解除ボタン28bを押圧すること
ができ、つめ27aはフランジ5の切込み5aの急斜面
側5cから開放されて、リール1は入力コード9を巻取
る。
いて入力コード9を引き出そうとしたとき、阻止部材2
1によって解除ボタン28bの動きが阻止されている
が、係止部材27は図5(b)のように付勢ばね29に
抗して矢印R13方向に回動して解除部材28から離れ
ることができ、つめ27aはフランジ5の切込み5aの
急斜面側5cから解除され実施の形態1と同様に入力コ
ード9を引き出すことができる。図5(c),(d)は
それぞれ係止部材27と解除部材28の単独の形状を示
す。
畳み可能なヘッドバンドの、ヘッドホンに対する回動と
連動する阻止部材を設け、この阻止部材によってヘッド
ホンの使用可能状態及び使用状態では入力コードの収納
を阻止することによって頭に装着した状態でのコードの
収納を防止したことによってコード収納時に勢い余って
コードやプラグ等が顔面に当たる危険を防止できるもの
である。
の構成に組み合わせることも可能であり、また従来のコ
ード巻取り装置付きヘッドホンに組み合わせても有効な
ものである。
ード巻取り装置付きヘッドホンにおいて、ヘッドバンド
を折り畳んだ状態の背面図である。同図で、40,41
はヘッドホンであり、ヘッドバンド42は、実施形態3
と同様に折り畳み可能に構成され、アーム部42a、4
2bはそれぞれの軸部43によってヘッドホン40、4
1に回動自在に連結してある。一方のヘッドホン40
に、前述した実施の形態と同様のコード巻取装置が収納
され、コード9が引き出しできるようになっており、巻
取り手段による入力コード巻取りの阻止を解除する解除
手段としての解除ボタン44を設けている。
42のアーム部42aが、聴取のためにヘッドホンを頭
部に装着した状態で対応する位置に対応して配置されて
いる。すなわち、図7に示す折り畳み状態から、使用の
際は拡開し、アーム部42aは矢印R14方向に回動
し、頭部へ装着状態では、仮想線で示す状態となり、解
除ボタン44を当該アーム部42aで覆うことになっ
て、解除ボタン44は操作不可能な状態となる。
のために装着した状態では、ヘッドバンドのアーム部に
よって、解除手段の操作部そのものが操作できないもの
であり、まちがって操作しようとするようなこともなく
なるものである。
り装置付きヘッドホンは、請求項1の構成によって、入
力コードを引き出すときにラチェット手段の部材相互が
間欠的に当接したときに発生するクリック音を緩衝手段
で低減できるという有利な効果が得られる。
を引き出すときにラチェット解除手段を動作させ、入力
コードを引き出すときにラチェット手段の部材相互が間
欠的に当接してクリック音を発生しないようにできると
いう有利な効果が得られる。
ドホンが頭部に装着可能な及び装着状態になっていると
きは阻止手段によって入力コードを筺体内に巻取ること
ができないようにし、装着中の巻取りによって勢い余っ
た入力コードまたはプラグが人体に危害を与えないよう
にすることができる。
ヘッドホンの要部を破断して示す斜視図
ホンの要部断面図
ホンの要部説明図
ホンの折り畳み状態の背面図
ンの断面図
Claims (5)
- 【請求項1】 入力コードと、 筺体内に設け前記入力コードを前記筺体内に巻取るよう
に付勢した巻取り手段と、 前記巻取り手段と連動し前記巻取り手段の前記入力コー
ドの巻取りを阻止するとともに前記入力コードの前記筺
体からの引出しを許容するラチェット手段と、 前記ラチェット手段の前記巻取り手段による入力コード
巻取りの阻止を解除する解除手段と、 前記入力コードの前記筺体からの引き出しのとき前記ラ
チェット手段の部材間の間欠的な当接によって発生する
音を低減させる緩衝手段とを備えたことを特徴とするコ
ード巻取り装置付きヘッドホン。 - 【請求項2】 入力コードと、 筺体内に設け前記入力コードを前記筺体内に巻取るよう
に付勢した巻取り手段と、 前記巻取り手段と連動し前記巻取り手段の前記入力コー
ドの巻取りを阻止するとともに前記入力コードの筺体か
らの引出しを許容するラチェット手段と、 前記ラチェット手段の前記巻取り手段による入力コード
巻取りの阻止を解除する解除手段と、 前記入力コードの前記筺体からの引き出しのとき前記ラ
チェット手段を不動作とするラチェット解除手段とを備
えたことを特徴とするコード巻取り装置付きヘッドホ
ン。 - 【請求項3】 聴取のため装着可能な状態では解除手段
を不動作にする阻止手段を備えた請求項1または2記載
のコード巻取り装置付きヘッドホン。 - 【請求項4】 入力コードと、 筺体内に設け前記入力コードを前記筺体内に巻取るよう
に付勢した巻取り手段と、 前記巻取り手段と連動し前記巻取り手段の前記入力コー
ドの巻取りを阻止するとともに前記入力コードの前記筺
体からの引出しを許容するラチェット手段と、 前記ラチェット手段の前記巻取り手段による入力コード
巻取りの阻止を解除する解除手段と、 聴取のため装着可能な状態では前記解除手段を不動作に
する解除阻止手段とを備えたことを特徴とするコード巻
取り装置付きヘッドホン。 - 【請求項5】 前記解除手段を構成する操作部が、聴取
のため装着可能な状態におけるヘッドバンドのアーム部
により覆われる位置に配置され、当該状態においては操
作不可能となるように構成したことを特徴とする請求項
3または4記載のコード巻取り装置付きヘッドホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05650399A JP3777855B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | コード巻取り装置付きヘッドホン |
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