JP3118503U - マルチメディアスピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチメディアスピーカにネットワーク音声の入出力機能を付加すること。
【解決手段】ネットワーク音声の出力を行うためのスピーカがそれぞれ配設されたメインスピーカ殻体11及びサブスピーカ殻体12と、これらの間を接続する第1の伝送ケーブル3とを含み、いずれか一方のスピーカ殻体の内部に、音声の入力を行うためのマイクロフォン13、音量制御を行うための音量調節つまみ15及びイヤホン挿入孔14が設けられ、スピーカ殻体とコンピュータとが第2の伝送ケーブルで接続される。第2の伝送ケーブルは、USB接続端と、USB接続端から引き出されたスピーカ接続端並びにマイクロフォン接続端とを備え、電源、スピーカ、マイクロフォンの各信号がそれぞれ独立した状態でコンピュータに伝送される。
【選択図】図1

Description

本考案は、ネットワーク音声の入出力と伝送機能とを備えたコンピュータ用のマルチメディアスピーカに関する。
本考案の先行技術としては、具体的には2つの主要な技術があり、1つはコンピュータ用のマルチメディアスピーカであり、コンピュータから音声を出力するものである。もう1つはネットワーク音声入出力装置であり、ネットワーク音声への適応を達成するため、ソフトウェアを対応させるだけでなく、ネットワーク音声入出力装置が伝送インターフェースを提供するもので、代表的な製品として耳掛けタイプのヘッドセットがあげられる。
マルチメディアスピーカと耳掛けタイプのヘッドセットは、異なる使用機能を提供するものであるため、消費者はそれぞれお金を使って購入する必要がある。相対して、ハードウェアの操作においては、知らず知らずのうちにさらに設備が追加され、ケーブル配線の問題が出てくる。コンピュータ伝送ケーブルを一本さらに一本と配線していくと、各伝送ケーブルが入り乱れ、処理し難い状況に陥ってしまい、悩みの種となる。
そこで、本考案の目的は、コンピュータ用のマルチメディアスピーカを基本とし、さらにネットワーク音声入出力機能を加え、現在のあらゆるネットワーク音声入出力装置を代替し、マルチメディアスピーカの使用価値及び付加価値を向上すると同時に、伝送ケーブルの配置について、伝送ケーブルに単方向の引き出しと巻取りが可能なコードリールを採用してメインスピーカとサブスピーカとを接続し、さらに二方向の引き出し・巻取りができるコードリールを設けた3つのプラグを備えた伝送プラグでそれぞれ電源、スピーカ、マイクロフォンの3つの信号を独立して伝送する機能を形成し、マルチメディアスピーカにネットワーク音声の入出力機能を付加することにある。
請求項1に係るマルチメディアスピーカは、上記課題を解決するために、ネットワーク音声の出力を行うためのスピーカがそれぞれ配設されたメインスピーカ殻体及びサブスピーカ殻体と、これらの間を接続する第1の伝送ケーブルとを含み、前記メインスピーカ殻体及び前記サブスピーカ殻体のうちのいずれか一方のスピーカ殻体の内部に、前記第1の伝送ケーブルを組み込んだ第1のコードリールユニットが設けられ、他方のスピーカ殻体に、ネットワークへ伝送する音声の入力を行うためのマイクロフォン、音量制御を行うための音量調節つまみ及びイヤホン挿入孔が設けられ、前記他方のスピーカとコンピュータとが第2の伝送ケーブルで接続され、前記第2の伝送ケーブルは、前記コンピュータのUSBに接続するUSB接続端と、前記USB接続端から引き出されたスピーカ接続端並びにマイクロフォン接続端とを備え、前記第2の伝送ケーブルにより電源、スピーカ、マイクロフォンの各信号がそれぞれ独立した状態でコンピュータに伝送されることを特徴とする。
請求項2に係るマルチメディアスピーカは、請求項1に係るマルチメディアスピーカにおいて、前記第1のコードリールユニットが、前記第1の伝送ケーブルの一方向への引き出しと巻き取りを行うものであって、互いに組み付けられて外殻を形成する前蓋及び後蓋と、前記外殻内に収納された巻取り盤、ぜんまい及び位置決めボールと、前記第1の伝送ケーブルとを備え、前記巻取り盤は、前記巻取り盤の一面に環状壁が形成されると共に、他面に円形突部が形成され、かつ前記外殻の中心軸を中心として回転可能であり、前記第1の伝送ケーブルは前記巻取り盤を貫通してその両面側に延び、前記第1の伝送ケーブルの中間部は前記巻取り盤に固定されると共に、その両側部はそれぞれ前記環状壁及び円形突部の外周面に巻き付けられて、前記外殻の外部へ延び、前記巻取り盤が正逆回転することにより、前記第1の伝送ケーブルの両側部を引出し・巻き取り可能であり、前記ぜんまいはその両端がそれぞれ前記巻取り盤及び外殻に固定されて、前記第1の伝送ケーブルが引き出された時に、前記巻取り盤をケーブル巻き取り方向へ回転するよう付勢し、前記巻取り盤の底面に、その回転に伴って前記位置決めボールが移動可能に係合するガイド溝が設けられ、前記後蓋の内面に前記位置決めボールが移動可能に係合する係合溝が径方向に沿って設けられ、前記ガイド溝は、前記第1の伝送ケーブルを引き出す際に前記位置決めボールが移動して前記巻取り盤の回転を許容し、引き出した第1の伝送ケーブルを解放した後、前記位置決めボールが引っかかって、前記巻取り盤のケーブル巻き取り方向への回転を規制し、前記位置決めボールが引っかかった状態で前記ケーブルを僅かに引き出した時、前記位置決めボールの引っかかりが外れ、前記位置決めボールが外れて前記ケーブルを解放した時に、前記位置決めボールが移動して前記巻取り盤のケーブル巻取り方向への回転を許容することを特徴とするものである。
請求項3に係るマルチメディアスピーカは、請求項1又は2に係るマルチメディアスピーカにおいて、前記第2の伝送ケーブルは、その中途に第2のコードリールユニットを備え、前記第2のコードリールユニットは、互いに組み付けられて外殻を構成する上蓋及び下蓋と、該上蓋と下蓋との間に収納されたリール盤、ぜんまい及び位置決め部材と、前記第2の伝送ケーブルとを備え、前記リール盤は前記外殻の中心軸の回りを回転可能であり、前記第2の伝送ケーブルの中間部が前記リール盤に固定されると共に、その両側部分が前記リール盤の外周にそれぞれ上下2段に巻き付けられて、前記外殻の外部へ延び、前記リール盤が回転することにより、前記第2の伝送ケーブルの両側部分を引き出し・巻き取り可能であり、前記ぜんまいは、その両端がそれぞれ前記リール盤及び前記外殻に固定され、前記第2の伝送ケーブルが引き出された時に、前記リール盤をケーブル巻き取り方向へ回転するよう付勢し、前記位置決め部材は、位置決めアームと取付片とからなり、該取付片は前記位置決めアームの一端部上面を覆って、その両側部がそれぞれ前記下蓋に固定され、前記位置決めアームの一端部上面に設けられ回転軸が前記取付片に形成された軸孔へ回動自在に挿通され、前記位置決めアームの他端部にスライド突起部が設けられ、前記リール盤の下面に、その回転に伴い前記位置決め部材のスライド突起部を案内し、該スライド突起部を移動させたり、停止させることにより、前記リール盤の回転を許容或いは規制する位置決め軌道が形成されていることを特徴とするものである。
本考案のマルチメディアスピーカによれば、ネットワーク音声の入出力機能でマルチメディアスピーカの付加価値と使用機能を大幅に増強し、従来の単純なマルチメディアスピーカにおける使用上の制限をなくすと共に、ネットワーク音声の使用領域に関わる機能を増進し、高い利便性・実用性を備えることができる。
請求項2に係るマルチメディアスピーカによれば、伝送ケーブルの一方向の引き出し・巻き取り機能によりメインスピーカ殻体とサブスピーカ殻体とを接続することができる。第1の伝送ケーブルを必要な長さまで引き出して位置決めし、第1の伝送ケーブルが不要な場合は巻き取ることができるので、伝送ケーブルが邪魔にならず、体裁も良く、長期間使用しても伝送ケーブルが損傷を受けにくい。また、引出し・巻き取りに際して伝送ケーブルの両側部が同じように動作し、しかも、ぜんまいの力によって一気に伝送ケーブルを巻き取るため、伝送ケーブルを引いたり、解放するだけの簡単な操作で、迅速に引出し・巻き取りを行うことが可能である。
請求項3に係るマルチメディアスピーカによれば、スピーカとコンピュータとの接続に際して引き出した第2の伝送コードを位置決めでき、二方向の引き出し・巻き取りを行うことができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本考案の実施形態に係るマルチメディアスピーカの斜視図である。マルチメディアスピーカ1は、ネットワーク音声の出力を行うためのスピーカがそれぞれ配設されたメインスピーカ殻体11及びサブスピーカ殻体12と、これらの間を接続する第1の伝送ケーブルとしての伝送ケーブル3とを含む。
また、図2は実施形態のサブスピーカ殻体の内部構造を示す斜視図であり、図3はメインスピーカ殻体の内部構造を示す斜視図である。図2に示すように、サブスピーカ殻体12の内部には、伝送ケーブル3を組み込んだ第1のコードリールユニットとしてのコードリールユニット2が設けられ、コードリールユニット2により、メインスピーカ殻体11とサブスピーカ殻体12との間を接続する伝送ケーブル3の単方向の引き出しと巻き取りを行うことができるようになっている。図3に示すように、メインスピーカ殻体11内に、ネットワークへ伝送する音声の入力を行うためのマイクロフォン13と、イヤホン挿入孔14と、音量調節つまみ15とが設けられ、音量調節つまみ15により出力音量の制御を行うようになっている。
図5はコードリールユニット2を分解して示す斜視図である。図5に示すように、コードリールユニット2は、前蓋21、ぜんまい22、巻き取り盤23、伝送ケーブル3、位置決めボール25及び後蓋26から構成されている。前蓋21と後蓋26とは、コードリールユニット2の外殻を構成していいる。前蓋21の内面中心部には下方に向けて中心軸211が突設されている。また、後蓋26の中心部には小孔261が形成され、中心軸211の先端部を小孔261に挿入してネジ262で固定することにより、前蓋21と後蓋26とが組み立てられるようになっている。
巻き取り盤23は、前蓋21及び後蓋26よりやや径小の円板状の本体の前面に本体と同心に前面環状壁231が突設されている。図6は、コードリールユニット2の巻き取り盤23の後面を示す斜視図である。また、図7は、コードリールユニット2の断面図である。巻き取り盤23の本体の後面には、本体と同心に円形突部232が突設されている(図6参照)。
ぜんまい22は巻き取り盤23の前面環状壁231の内側に配置され、その中心端221が前蓋21の内側の中心軸211に嵌合されて固定され、且つ、ぜんまい22の外側の先端部に設けた折り曲げ部222が巻き取り盤23の前面環状壁231に開設したスリット部2311に挿入されて前面環状壁231の内周面に嵌置・固定され、ぜんまい22の中心端221及び折り曲げ部222がそれぞれ前蓋21と巻き取り盤23の両者に規制されている。このため、巻き取り盤23が正方向に回転するとぜんまい22が巻き締められ、巻き取り盤23が逆方向に回転するとぜんまい22が巻き戻される。
図5乃至図6に示すように、巻き取り盤23の本体を前後に仕切る仕切り壁2312には挿通孔2313が穿設され、挿通孔2313に伝送ケーブル3が挿通されて前面から後面へと引き出され、伝送ケーブル3に異なる面方向の正方向ケーブルと逆方向ケーブルとが形成され、且つ、正方向ケーブルは前面環状壁231の外周面に巻き取られ、逆方向ケーブルは円形突部232の外周面に巻き取られる。
前述の正方向ケーブルと逆方向ケーブルは同一のコードであり、且つ、ほぼ同じ長さであるものとし、この伝送ケーブル3は、円形突部232の外側に設けられた挟持片2321により引き出された逆方向ケーブルが固定され、正方向ケーブルが引っ張られたとき逆方向ケーブルの範囲に進入しないよう、また、逆方向ケーブルが正方向ケーブルの範囲に進入しないようになっている(図6参照)。つまり、両者は常に一定のほぼ等しい長さを備えた状態となる。そのため、正方向ケーブルを引き出すとき、逆方向ケーブルには力がかからず、正方向ケーブルが元の位置へ巻き取られるときも、逆方向ケーブルはやはり力がかからない状態にある。正方向ケーブルと逆方向ケーブルとは、ほぼ同じ長さであり対等の動作をすることができ、一方の伝送ケーブルを引いても他方の伝送ケーブルには影響しない。同時に、正方向ケーブルが最終位置まで引き出されても、挟持片2321の固定作用により、サブスピーカ殻体12に接続された伝送ケーブル3の逆方向ケーブルは引き出されず内部に留まり、正方向ケーブルから延出された導線端がメインスピーカ殻体11に接続され、図1に示すように、伝送ケーブル3を隠す効果と、一方向への引き出し・巻取りの機能を得ることができる。
図5、図7に示すように、前蓋21は、その内側の中心軸211が巻き取り盤23の中央に設けられた通孔233に挿通され、さらに後蓋26の中央に設けられた小孔261にネジ262が挿通され、ネジ262が前蓋21の中心軸211にねじ込まれることによりネジ止め固定され(図7参照)、巻き取り盤23が前蓋21と後蓋26の間に規制され、且つ、巻き取り盤23の中心軸211回りの回転機能が形成される。このため、正方向ケーブルを引き出すと、同時に内部の巻き取り盤23が回転され、正方向ケーブルを元の位置へ巻き戻すときは、内部の巻き取り盤23がぜんまい22の復元力により逆方向に回転して引き出された正方向ケーブルが巻き取られる。
このほか、巻き取り盤23の円形突部232の上面234には、図6に示すようにガイド溝2341が設けられ、このガイド溝2341には位置決め部2342が設けられている。一方、後蓋26の内面には係合溝263が径方向に向けて設けられている。位置決めボール25は、後蓋26に設けられた係合溝263内に移動可能に係合され、かつ巻き取り盤23に設けられたガイド溝2341に移動可能に案内されて径方向内外の往復方式で位置移動して位置決めを行う。
次に、巻き取り盤23のガイド溝2341と、後蓋26の係合溝263と、位置決めボール25との関係について説明する。位置決めボール25は後蓋26の係合溝263に係合しているので、径方向へ移動することはできるが、周方向へ移動することはできない。このため、巻き取り盤23が規制を受けずに回転している時、位置決めボール25は、巻き取り盤23の回転方向に対して相対的に逆方向へ回転する。
ガイド溝2341は、図8乃至図12に示すように、略円形の大径ガイド溝2343と、大径ガイド溝2343より小径で略円形の小径ガイド溝2344と、大径ガイド溝2343と小径ガイド溝2344とを接続する接続部2345と、大径ガイド溝2343及び小径ガイド溝2344に連絡された位置決め部2342とを備える。小径ガイド溝2344と大径ガイド溝2343との接続部2345は、小径ガイド溝2344から大径ガイド溝2343に向かって、径方向よりも逆回転(時計回り)側へ傾斜している。
大径ガイド溝2343と位置決め部2342との接続部分は、巻き取り盤23が正回転している時は、位置決めボール25が大径ガイド溝2343内での相対的な逆回転移動を継続し、巻き取り盤23が逆回転した時に、相対的に正回転する位置決めボール25を位置決め部2342へ案内するよう傾斜している。位置決め部2342は、大径ガイド溝2343より深く、且つ、大径ガイド溝2343からの接続部分と小径ガイド溝2344からの接続部分とが略V字形に交差するよう形成されている。このため、位置決めボール25が位置決め部2342へ係合すると、位置決めボール25の相対的な正回転(反時計回り)は規制される。一方、位置決めボール25は、位置決め部2342に係合した状態から相対的に逆回転(時計回り)することができ、これにより位置決め部2342から小径ガイド溝2344へ案内される。
図8に示す位置決めボール25が大径ガイド溝2343に係合した状態で伝送ケーブル3を引き出すと、位置決めボール25はスムーズに大径ガイド溝2343内を移動し、巻き取り盤23は位置決めボール25によって規制されることなく正回転を継続する。
適当な長さまで伝送ケーブル3を引き出してから解放すると、図9に示すように、ぜんまい2の復元力によって巻き取り盤23が逆回転し、位置決めボール25は位置決め部2342へ案内される。すると、位置決めボール25が位置決め部2342に引っかかって巻き取り盤23の逆回転は停止し、伝送ケーブル3はその長さで位置決めされる。巻き取り盤23が一回転する度に、位置決めボール25は位置決め部2342との接続個所を通過するので、伝送ケーブル3の位置決め長さは、巻き取り盤23の一回転毎の引出し長さを整数倍した長さとなる。
図9の状態から伝送ケーブル3を僅かに引き出すと、図10に示すように、巻き取り盤23が正回転して位置決めボール25が小径ガイド溝2344に案内される。伝送ケーブル3の引き出しを継続して巻き取り盤23が正回転を続けると、図11に示すように、位置決めボール25は小径ガイド溝2344内を相対的に逆回転し、その後、接続部2345を通って大径ガイド溝2343に戻り、図6に示す状態に復帰するので、伝送ケーブル3をさらに引き出すことができる。
一方、図10に示す状態で伝送ケーブル3を解放すると、図12に示すように、ぜんまい2の復元力で巻き取り盤23が逆回転すると共に、位置決めボール25は引っかかることなく小径ガイド溝2344内を正回転し、伝送ケーブル3が速やかに巻き取られる。以上のようにして、コードリールユニット2に多段式の位置決めと伝送ケーブル3の一方向の引き出し・巻き戻し機能が形成される。
また、本考案のマルチメディアスピーカ1には、コンピュータに接続するための第2の伝送ケーブルとしての伝送ケーブル4を配置する必要がある。図4は第2の伝送ケーブルの一実施形態を示す伝送ケーブル4の平面図である。この伝送ケーブル4は、その利用特性上単一のケーブルとすることができる。、その一端を接続端41とし、他端をUSB接続端42とし、スピーカ接続端43とマイクロフォン接続端44の4つのプラグを備えた伝送ケーブル4とし、それぞれが独立して信号を伝送する。または、図4に示すように、伝送ケーブル4は、その中途に第2のコードリールユニットとしてのコードリールユニット5を設け、コードリールユニット5を介して2方向のケーブル引き出し機能と巻取り機能を形成させ、コードリールユニット5により、長さ調整を行えるようにすることもできる。
伝送ケーブル4は、一端を接続端41とし、他端をUSB接続端42とし、且つ、このUSB接続端42のケーブルからさらにスピーカ接続端43とマイクロフォン接続端44とをそれぞれ引き出してなる。マルチメディアスピーカ1は、メインスピーカ殻体11に設けられたケーブル接続部(図示せず)に伝送ケーブル4の接続端41を差し込んで伝送ケーブル4と接続し、伝送ケーブル4のUSB接続端42をコンピュータのUSB端子に接続し、スピーカ接続端43とマイクロフォン接続端44とをそれぞれコンピュータのスピーカ接続端子(図示せず)とマイクロフォン接続端子(図示せず)とに接続し、コンピュータと接続してそれぞれ電源、スピーカ、マイクロフォンの3つの信号を独立して伝送することができる。
図13は、実施形態のコードリールユニット5を分解して示す斜視図であり、図16はコードリールユニット5の断面図である。図13に示すように、コードリールユニット5は、上蓋51、パッド片52、リール盤53、伝送ケーブル4、ぜんまい55、下蓋56及び位置決め部材57から構成される。上蓋51と下蓋56とは、二方向コードリールの外殻を構成する。上蓋51の内面中心から下方に向けて突設した中心軸が下蓋56の中心に固定されている。そして、それぞれ円形平面を有するパッド52及びリール53が、上蓋51と下蓋56との間に配置され、上蓋51の中心軸がパッド52及びリール盤53の中心を貫通している。
図13に示すように、リール盤53は、その上部が周壁で囲まれて上方に開方された凹部を有する略円筒形をなし、前記凹部の上面がパッド52で閉鎖されている。リール盤53の周壁には嵌入溝531が形成され、該嵌入溝531にぜんまい55の一端552が係止されている。また、ぜんまい55の他端551は、上蓋51の中心軸に形成した嵌入溝511に固定されている。リール盤53が正方向に回転すると、内部のぜんまい55が巻き締められ、リール盤53が逆方向に回転すると、内部のぜんまい55が巻き戻され、巻き締められたぜんまい55が巻き戻る際の復元力がコードリールユニット5のリール盤53をコード巻き取り方向へ回転させる力となる。
また、リール盤53の周壁内面に沿って挟み片532が設けられ、前記周壁には、挟み片532の両側に対応する位置に、引き出し口533とスリット534が設けられている。伝送ケーブル4はその中間部分がリール盤53の周壁内面に沿って配置されると共に挟み片532により挟持され、中間部分の一側が周壁に設けられた引き出し口533から外部に引き出され、中間部分の他側が周壁に設けられたスリット534から外部に引き出され、1本の伝送ケーブル4がほぼ同じ長さでリール盤53の外周面に上下2段にそれぞれ巻きつけられる(図16参照)。リール盤53が正逆方向に回転することにより、伝送ケーブル4を引き出したり、巻き取ることが可能である。伝送ケーブル4を二方向に引き出すときは同時且つ同速度で引き出され、巻き取るときは再度伝送ケーブル4を引くと、元の位置へと巻き戻される。
このほか、コードリールユニット5は、リール盤53の下面に対して下蓋56の上面外縁寄りに設けた位置決め部材57により、コードリールユニット5の引っ掛けと引っ掛けの解除機能が提供される。図14はコードリールユニット5の位置決め部材(図13のA部)を分解して示す斜視図である。また、図15は、コードリールユニット5の位置決め棒と位置決め軌道の相関位置と動作を示す平面図である。
図14に示すように、位置決め部材57は、位置決めアーム571と取付片572から構成される。位置決めアーム571の両端部上面には、それぞれ回転軸5711及びスライド突起部5712が突設される。また、取付片572の中央部には軸孔5721が形成されると共に、両側部にそれぞれ係止孔が形成される。取付片572は位置決めアーム571の基端部分の上面を覆うように設置され、両側を下蓋56の上面に設けられた柱状の係合突起570に嵌置して固定される。また、取付片572の中央の軸孔5721に位置決めアーム571の回転軸5711が嵌入され、位置決めアーム571が取付片572により位置決めされると共に回動自在に軸支される。取付片572から露出された位置決めアーム571の先端部のスライド突起部5712は、リール盤53の底部に設けられた位置決め軌道535に係合されている。
図15に示すように、位置決めアーム571のスライド突起部5712は、リール盤53の回転に伴い、位置決め軌道535に案内されて移動し、引っかかって停止する状態と引っ掛かりから外れて再度移動する状態とを交互に繰り返す。そして、スライド突起部5712がスムーズに移動する時は、リール盤53の回転が許容され、スライド突起部5712が引っかかって停止すると、リール盤53の回転が規制される。
従って、伝送ケーブル4が引き出され、同時にリール盤53が回転するとき、位置決めアーム571が位置決め軌道535に沿って揺動運動し、この揺動運動において引き出された伝送ケーブル4がスライド突起部5712が引っかかることによってリール盤53の回転が停止されて位置決めされた後、再度伝送ケーブル4を引くと、位置決めアーム571のスライド突起部5712が引っかかった状態から解放される。また、段階的位置決め機能を得ることもでき、同様に引き出された伝送ケーブル4を位置決めした後、伝送ケーブル4が完全に巻き取られる前に、再度伝送ケーブル4を引き出し、位置決めアーム571に再度位置決めさせることができる。このため、本考案のコードリールユニット5は、その操作上一度の巻き取りと段階的な多段式位置決め制御の2つの使用機能を備えている。
本考案の実施形態に係るマルチメディアスピーカの斜視図である。 同上の実施形態のサブスピーカ殻体の内部構造を示す斜視図である。 同上の実施形態のメインスピーカ殻体の内部構造を示す斜視図である。 同上の実施形態の第2の伝送ケーブルの平面図である。 同上の実施形態の第1のコードリールユニットを分解して示す斜視図である。 同上の実施形態の第1のコードリールユニットの巻き取り盤の後面を示す斜視図である。 同上の実施形態の第1のコードリールユニットの断面図である。 伝送ケーブル引き出し時におけるガイド溝と位置決めボールとの関係を示す図である。 伝送ケーブル位置決め時におけるガイド溝と位置決めボールとの関係を示す図である。 伝送ケーブル位置決め解除時におけるガイド溝と位置決めボールとの関係を示す図である。 伝送ケーブル再引き出し時におけるガイド溝と位置決めボールとの関係を示す図である。 伝送ケーブル巻き取り時におけるガイド溝と位置決めボールとの関係を示す図である。 同上の実施形態の第2のコードリールユニットを分解して示す斜視図である。 同上の実施形態の第2のコードリールユニットの位置決め部材を分解して示す斜視図である。 同上の実施形態の第2のコードリールユニットの位置決め棒とガイド溝の相関位置と動作を示す平面図である。 同上の実施形態の第2のコードリールユニットの断面図である。
符号の説明
1 マルチメディアスピーカ
11 メインスピーカ殻体
12 サブスピーカ殻体
13 マイクロフォン
14 イヤホン挿入孔
15 音量調節つまみ
2 コードリールユニット(第1のコードリールユニット)
21 前蓋
211 中心軸
22 ぜんまい
221 中心端
222 折り曲げ部
23 巻き取り盤
231 前面環状壁
2311 スリット部
2312 仕切り壁
2313 挿通孔
232 円形突部
2321 挟持片
233 通孔
234 上面
2341 ガイド溝
2342 位置決め部
2343 大径ガイド溝
2344 小径ガイド溝
2345 接続部
25 位置決めボール
26 後蓋
261 小孔
262 ネジ
263 係合溝
3 伝送ケーブル(第1の伝送ケーブル)
4 伝送ケーブル(第2の伝送ケーブル)
41 接続端
42 USB接続端
43 スピーカ接続端
44 マイクロフォン接続端
5 コードリールユニット(第2のコードリールユニット)
51 上蓋
511 嵌入溝
52 パッド片
53 リール盤
531 嵌入溝
532 挟み片
533 引き出し口
534 スリット
535 位置決め軌道
55 ぜんまい
551 内側端部
552 外側端部
56 下蓋
57 位置決め部材
570 係合突起
571 位置決めアーム
5711 回転軸
5712 スライド突起部
572 取付片
5721 軸孔

Claims (3)

  1. ネットワーク音声の出力を行うためのスピーカがそれぞれ配設されたメインスピーカ殻体及びサブスピーカ殻体と、これらの間を接続する第1の伝送ケーブルとを含み、前記メインスピーカ殻体及び前記サブスピーカ殻体のうちのいずれか一方のスピーカ殻体の内部に、前記第1の伝送ケーブルを組み込んだ第1のコードリールユニットが設けられ、他方のスピーカ殻体に、ネットワークへ伝送する音声の入力を行うためのマイクロフォン、音量制御を行うための音量調節つまみ及びイヤホン挿入孔が設けられ、前記他方のスピーカとコンピュータとが第2の伝送ケーブルで接続され、前記第2の伝送ケーブルは、前記コンピュータのUSBに接続するUSB接続端と、前記USB接続端から引き出されたスピーカ接続端並びにマイクロフォン接続端とを備え、前記第2の伝送ケーブルにより電源、スピーカ、マイクロフォンの各信号がそれぞれ独立した状態でコンピュータに伝送されることを特徴とするマルチメディアスピーカ。
  2. 前記第1のコードリールユニットは、前記第1の伝送ケーブルの一方向への引き出しと巻き取りを行うものであって、互いに組み付けられて外殻を形成する前蓋及び後蓋と、前記外殻内に収納された巻取り盤、ぜんまい及び位置決めボールと、前記第1の伝送ケーブルとを備え、前記巻取り盤は、前記巻取り盤の一面に環状壁が形成されると共に、他面に円形突部が形成され、かつ前記外殻の中心軸を中心として回転可能であり、前記第1の伝送ケーブルは前記巻取り盤を貫通してその両面側に延び、前記第1の伝送ケーブルの中間部は前記巻取り盤に固定されると共に、その両側部はそれぞれ前記環状壁及び円形突部の外周面に巻き付けられて、前記外殻の外部へ延び、前記巻取り盤が正逆回転することにより、前記第1の伝送ケーブルの両側部を引出し・巻き取り可能であり、前記ぜんまいはその両端がそれぞれ前記巻取り盤及び外殻に固定されて、前記第1の伝送ケーブルが引き出された時に、前記巻取り盤をケーブル巻き取り方向へ回転するよう付勢し、前記巻取り盤の底面に、その回転に伴って前記位置決めボールが移動可能に係合するガイド溝が設けられ、前記後蓋の内面に前記位置決めボールが移動可能に係合する係合溝が径方向に沿って設けられ、前記ガイド溝は、前記第1の伝送ケーブルを引き出す際に前記位置決めボールが移動して前記巻取り盤の回転を許容し、引き出した第1の伝送ケーブルを解放した後、前記位置決めボールが引っかかって、前記巻取り盤のケーブル巻き取り方向への回転を規制し、前記位置決めボールが引っかかった状態で前記ケーブルを僅かに引き出した時、前記位置決めボールの引っかかりが外れ、前記位置決めボールが外れて前記ケーブルを解放した時に、前記位置決めボールが移動して前記巻取り盤のケーブル巻取り方向への回転を許容することを特徴とする請求項1に記載のマルチメディアスピーカ。
  3. 前記第2の伝送ケーブルは、その中途に第2のコードリールユニットを備え、前記第2のコードリールユニットは、互いに組み付けられて外殻を構成する上蓋及び下蓋と、該上蓋と下蓋との間に収納されたリール盤、ぜんまい及び位置決め部材と、前記第2の伝送ケーブルとを備え、前記リール盤は前記外殻の中心軸の回りを回転可能であり、前記第2の伝送ケーブルの中間部が前記リール盤に固定されると共に、その両側部分が前記リール盤の外周にそれぞれ上下2段に巻き付けられて、前記外殻の外部へ延び、前記リール盤が回転することにより、前記第2の伝送ケーブルの両側部分を引き出し・巻き取り可能であり、前記ぜんまいは、その両端がそれぞれ前記リール盤及び前記外殻に固定され、前記第2の伝送ケーブルが引き出された時に、前記リール盤をケーブル巻き取り方向へ回転するよう付勢し、前記位置決め部材は、位置決めアームと取付片とからなり、該取付片は前記位置決めアームの一端部上面を覆って、その両側部がそれぞれ前記下蓋に固定され、前記位置決めアームの一端部上面に設けられ回転軸が前記取付片に形成された軸孔へ回動自在に挿通され、前記位置決めアームの他端部にスライド突起部が設けられ、前記リール盤の下面に、その回転に伴い前記位置決め部材のスライド突起部を案内し、該スライド突起部を移動させたり、停止させることにより、前記リール盤の回転を許容或いは規制する位置決め軌道が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチメディアスピーカ。
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