JP3108997U - コードホルダ及びそれを備えたイヤホン - Google Patents

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Abstract

【課題】分岐するイヤホンコードを束ねることにより、2本のコードを1本にまとめ、コードが独立に動くことを防ぎ、コードの絡まりを防止するイヤホンホルダを提供する。
【解決手段】本考案のイヤホン1は、一対のイヤホン本体2a,2bと、再生装置等へ接続するプラグ3とを備え、イヤホン本体2とプラグ3とは、2本のコード4a,4bを介して接続されている。このコード4a,4bにおいて分岐点5を境に2本に分岐した分岐線6a,6bには、球状のコードホルダ7が設けられている。このコードホルダ7は、分岐線6a,6bを挿通する挿通孔7aを備えるとともにこれらの分岐線を束ねるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ヘッドホンやイヤホン等のコードを束ねるコードホルダ及びそれを備えたイヤホンに関する。
音楽再生機器やラジオ等に用いられるイヤホンは、小型で両耳に装着することにより手軽にステレオ方式の再生を可能とすることから、従来より、ポータブル再生機器等の付属品として愛用されている。
このようなイヤホンは、図13に示すように、両耳に装着する一対のイヤホン本体2と、再生機器等に接続するプラグ3と、これらの間をある程度の長さからなる2本のコード4から構成され、この2本のコード4は、プラグ3側からイヤホン本体2側に向かって最初は1本にまとめられ途中から分岐して、それぞれのコード4a,4bとなり、それらがイヤホン本体2a,2bに接続されるようになっている。
ところで、上記のようなイヤホンにおけるイヤホン本体側のコードが二股に分かれている部分では、2本のコードがイヤホン本体が耳掛け形状となっていることから、このイヤホン本体を中心としてそれぞれ独立に動いてしまう。そのため、こうしたイヤホンを接続した再生機器を収納する際、このイヤホン本体部分を中心として2本のコードが絡まってしまうことが多かった。
そこで、2股に分かれたイヤホンコードの絡まりを防止するべく、不使用時にこの部分をファスナーで一体化したり、動物のマスコットを模した束ね具で2本のコードを束ねる技術が提案されている(例えば、下記特許文献1または2)。
特開2004−56636 実用新案登録第3066742号
しかしながら、上記特許文献1に記載されているように、イヤホンコードにファスナーを用いた場合、ファスナー部分の重量があり、結果としてイヤホン本体から利用者の耳にかかる重量が増すから、装着感の低下を招く。また、ファスナーによって、利用者の衣類に傷を付けたり、イヤホンコードに接触することにより、コードが断線する可能性も考えられる。
また、上記特許文献2に開示された絡み防止部材は、表部材と裏部材とを嵌合してなるものであるから、比較的硬質の部材で構成せざるを得ず、かつ角部を有するから、イヤホンコード上にこの絡み防止部材をスライドさせることによって、コードの磨耗や断線の原因となることがあった。さらに、このような硬質な部材は、コード上を滑りやすく、移動しやすいため、例えば、絡み防止部材を所望の位置に移動させたとしても、すぐにその位置からズレ、コードのまとまりを損なうことがあった。
本考案は、上記のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、分岐する2本のコードを1本にまとめることにより、コードが独立に動くことを防ぎ、コードの絡まりを防止するとともに、コードの断線を防止するコードホルダ及びそれを備えたイヤホンを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、一対のイヤホン本体とプラグとを接続する2本のコードがスライド移動可能に挿通される挿通孔を備え、前記プラグと前記イヤホン本体との間の所定の位置で保持されるように、前記挿通孔の内周の少なくとも一部が接する柔軟性ある部材により形成され、前記挿通孔は、前記2本のコードを束ねて保持する第1の挿通孔と、2本のコードを各々保持する2股の第2の挿通孔とを備えることを特徴とする。
請求項3載の考案は、請求項1記載の考案をイヤホンに適用した場合を規定したものであり、一対のイヤホン本体と、各種音声再生機器に接続するプラグと、前記イヤホン本体と前記プラグとを接続し前記プラグ側から前記イヤホン本体側への所定の位置で二股に分岐する2本のコードと、を備えるイヤホンにおいて、前記イヤホン本体と前記分岐部分の間には、前記2本のコードを束ねるコードホルダが設けられ、このコードホルダは、前記2本のコードがスライド移動可能に挿通される挿通孔を備え、前記2本のコードの所定の位置で保持されるように前記挿通孔の内周の少なくとも一部が接する柔軟性ある部材により形成され、前記分岐した2本のコードには、コード同士を接合する嵌合部が設けられ、前記コードホルダを前記コード上にスライド移動させることによって、前記2本のコードが前記嵌合部を介して接合することを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1記載の考案をイヤホンに用いた場合を規定したものであり、請求項3記載の考案において、前記コードホルダの前記挿通孔は、前記2本のコードを束ねて保持する第1の挿通孔と、2本のコードを各々保持する2股の第2の挿通孔とを備え、前記コードホルダを前記プラグ側から前記イヤホン側へスライド移動させると、前記2本のコードは前記第2の挿通孔からそれぞれ導入され、前記第1の挿通孔によって束ねられ、前記コードホルダを前記イヤホン側から前記プラグ側へスライド移動させると、前記束ねられた2本のコードは前記第1の挿通孔から導入され、前記第2の挿通孔によって2本に分離されることを特徴とする。
これらの態様では、イヤホンの使用時には、プラグを再生等機器に接続するともに、コードホルダを分岐部分に移動させ、一対のイヤホン本体を利用者の両耳に装着した後、利用者はコードホルダを上下にスライドさせることによって、2本のコードの分岐位置を調整し、イヤホンコードの弛みを調整することが可能である。また、このコードホルダの挿通孔は、プラグとイヤホン本体との間の所定の位置で保持されるように内周の一部が接する柔軟性ある部材により形成されているため、コードホルダは、コード上をスライド可能な一方で、スライド移動させた位置からズレにくい。
また、イヤホンの不使用時には、分岐部分の近傍に設けられたコードホルダを、2本のコード上でイヤホン本体側へスライドさせる。これにより、コードホルダによって2本のコードが束ねられる。また、コードホルダは、上記同様、2本のコード上をスライド可能であると同時に、挿通孔に設けられた柔軟性ある部材に接触し、コードホルダのずれを制限する。さらに、挿通孔とコードが接触していも当該2本のコードを傷めることがなく、イヤホンコードを断線させるようなことがない。
さらに、コードホルダ全体を例えばゴム等の柔軟性ある部材で構成した場合には、上記の効果に加えて、利用者の衣類に傷を付けるようなこともなく、イヤホンコードに接触することにより、コードが断線するようなこともない。また、コードホルダ自体が軽量となるため、利用者の身体的な負担を軽減するとともに、着用感や利便性の向上を図ることができる。
また、2本に分岐したコードに嵌合部を設け、各々のコードをコードホルダのスライド移動に伴う押圧によって接合させる構成としたため、分岐した2本のコードをコードホルダによって束ねるだけでなく、2本のコード自体を接合させて束ねることができるため、使用時であっても不使用時であっても、より確実に分岐したコードを束ねることが可能となる。
またこのような場合、第1の挿通孔と第2の挿通孔によって、2本に分岐したコードの接合をガイドすることができるため、分岐したコードをより確実に束ねることが可能となる。また、コードホルダをイヤホン本体側からプラグ側に移動するだけで、2本のコードを前記のようにして束ねられた2本のコードを第1の挿通孔から第2の挿通孔に挿通させるだけで分離させることができるため、使用時おける2本のコード部分の長さの調整や、収納状態からの2本のコードの分離を容易に行うことができる。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記コードホルダの外周から前記挿通孔へ向かってコードホルダの軸方向に沿った切り込み部を有することを特徴とする。
請求項5記載の考案は、請求項2記載の考案をイヤホンに適用した場合を規定したものであり、請求項3又は4記載の考案において、前記コードホルダは、その外周から前記挿通孔へ向かってコードホルダの軸方向に沿った切り込み部を有することを特徴とする。
これらの態様では、コードホルダに切り込み部が設けられていることにより、コードホルダは2本のコードに対して着脱自在に構成することが可能であるので、コードホルダを既存のイヤホンにも適用することができる。
請求項6記載の考案は、請求項4または5記載の考案において、前記コードホルダは、前記2本のコード上に複数設けられ、前記複数のコードホルダの間には、前記2本のコードを挿通されるアクセサリが間挿されていることを特徴とする。
この態様では、複数のコードホルダの間にアクセサリを間挿することによって、さらにバリエーションに富み、デザイン性の高いイヤホンを構成することが可能である。
請求項7記載の考案は、請求項4から6のいずれか1項に記載の考案において、前記イヤホン本体には、イヤホン本体同士を接合する固定部が設けられていることを特徴とする。
この態様では、イヤホン本体同士を接合することにより、例えば、分岐する2本のコードをコードホルダによってまとめ、あるいは嵌合部によって2本のコードを接合させたとしても、イヤホン本体の重量によってコードホルダがプラグ側にずれ、あるいは2本のコード自体が何らかの外力によって引き離されるような弊害が防止され、イヤホンコードをより確実にまとめることができるようになる。
なお、本考案におけるイヤホンとは、利用者の耳に装着し、電気信号を音響信号に変換する小型の装置のことをいい、特に特定の製品や態様を示唆するものではない。例えばイヤースピーカであってもインザイヤースピーカなど、本考案の上記作用効果を奏する装置であれば、すべて包含するものである。
以上のような本考案のコードホルダ及びそれを備えたイヤホンでは、イヤホン本体部分からコードの分岐部分までの間にコードホルダを設け、当該コードホルダをイヤホン本体近傍にスライドさせることによって、分岐した2本のコードを1本にまとめることができるため、コードがイヤホン本体に先導され独立に動くことを防ぎ、コードの絡まりを防止することができる。
次に、本考案を実施するための最良の形態(以下、本実施形態という)について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態におけるイヤホン1は、図1(a)に示すように、利用者の両耳に装着し図示しない再生装置等からの当該利用者に対して音声を発する一対のイヤホン本体2a,2bと、再生装置等へ接続するプラグ3とを備え、イヤホン本体2とプラグ3とは、2本のコード4a,4bを介して接続されている。このコード4a,4bは、プラグ側から所定の長さ部分までは1本にまとめられ、その先の分岐点5を境に2本に分岐した分岐線6a,6bを形成し、それぞれがイヤホン本体2a,2bに至る。
そして、この分岐線6a,6bには、球状のコードホルダ7が設けられている。コードホルダ7は、図1(b)の断面図に示すように、分岐線6a,6bを挿通する挿通孔7aを備えるとともにこれらの分岐線6a,6bを束ねるように構成されている。これら分岐線6a,6bの分岐する分岐点5には、留具8が設けられている。
そして、コードホルダ7は、このイヤホン本体2と留具8との間の分岐線6a,6b上をスライド可能に構成されているが、同時にスライドさせた所定の位置で停止するようになっている。具体的には、コードホルダ7は、その全体をラバー等の柔軟性ある部材によって構成され、図1(b)に示すように、挿通孔7aがその内周で2本の分岐線6a,6bと接している。これにより、このコードホルダ7は、利用者が自らこれをスライドさせた場合には比較的容易に移動できるが、単に分岐線6a,6bを上下に向けただけではスライドしないように構成されている。さらに、コードホルダ7の周囲には、利用者の趣向に合わせてデザイン(例えば、花柄)が施されている。
このような構成からなる本考案のイヤホン1は、使用時には、プラグ3を図示しない再生装置等に接続するともに、コードホルダ7を分岐点5側に移動させ、一対のイヤホン本体2を利用者の両耳に装着する。装着後、利用者は、自己の両耳の位置や身体の大きさに合わせて、コードホルダ7を上下にスライドさせることによって、分岐線6a,6bの分岐点の位置を調整し、イヤホンコードの弛みを解消することが可能である。
さらに、コードホルダ7が、ラバー等の柔軟性のある部材で構成されていることから、分岐線6a,6b上にこれをスライドさせても利用者の衣類に傷を付けたり、分岐線6a,6bを傷めることがなく、イヤホンコードを断線させるようなことがない。また、コードホルダ自体が軽量となるため、利用者の身体的な負担を軽減するとともに、着用感や利便性の向上を図ることができる。
一方、不使用時には、図1(c)に示すように、分岐点5近傍にあるコードホルダ7を分岐線6a,6b上をイヤホン本体2側へスライドさせる。これにより、コードホルダ7によって分岐線6a,6bの2本のコードが、イヤホン本体2側に至るまで1本に束ねられる。また、コードホルダ7が、ラバー等の柔軟性のある部材で構成され、さらに挿通孔7aの内周は分岐線6a,6bと接しているため、コールホルダのスライドが可能であると同時に、スライドさせた位置からズレるのを防止することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態におけるイヤホン10は、上記第1の実施形態におけるコードに改良を加えたものである。具体的には、図2(a)に示すように、分岐点5を境に2本に分岐する分岐線11a,11bの内側に、互いに押圧されることにより分岐線11を互いに接合させる嵌合部12を設けたものである。この嵌合部12は、図3(a)の拡大断面図に示すように、断面が円形の凸部12aと凸部と略同大同形の凹部12bとからなる。
そして、凸部12aと凹部12bとは、コードホルダ7同様、ラバー等の柔軟性ある材料によって構成されているため、分岐線11a,11bを凸部12a及び凹部12bが合わさるように接触させた場合には、同図(b)に示すように、凸部12aが若干縮むとともに、凹部12bの溝が若干広がって、凸部12aが凹部12bに嵌めこまれることとなる。なお、本実施形態において凸部12aを分岐線11aに、凹部12bを分岐線11bに設けて構成しているが、これとは反対に凹部を分岐線11aに設け、凸部を分岐線11bに設ける構成としても作用効果に変わりはない。
次に、上記のような分岐線11a,11bをコードホルダ7との関係において説明すると、嵌合部12を介して互いに合わさった状態における分岐線11a,11bの直径は、コードホルダ7の挿通孔7aの直径と略同一に構成されている。そのため、図4に示すように、分岐線11a,11bを挿通孔7aに挿通させた場合は、分岐線11a,11bの外周面が挿通孔7aの内周面に押圧されて、嵌合部12の凸部12aと12bとが嵌め合わさって分岐線11a,11bが1本にまとめられるようになる。
さらに、図2(b)を用いて説明すると、コードホルダ7を留具8からイヤホン1に向かって分岐線11a,11b上を摺動させた場合には、2本に分かれた分岐線11a,11bがコードホルダ7の挿通孔7aの入口方向(図中上部)に挿入されたところで束ねられ、嵌合部12を介して接合される。そして、挿通孔7a下部から排出される分岐線11a,11bは、1本にまとめられた状態となる。
また、嵌合部12の凸部12a及び12bは、上記のように柔軟性ある部材により構成されているため、接合された分岐線11a,11bは、コードホルダ7の位置に関係なく、それぞれの線を左右に引き離すことにより、分離させることが可能である。したがって、上記のように分岐線11a,11bを束ねた状態から、イヤホン10を使用する場合には、イヤホン本体2側に移動させたコードホルダ7を留具8方向に移動させ、その後、イヤホン本体2又は分岐線11a,11bのイヤホン本体2寄り上部を左右に適度に引っ張ることにより、分岐線11a,11bを引き離すことで分岐線11a,11bを分離させることができる。
なお、嵌合部12における凸部12a及び凹部12bを構成する部材は適宜変更可能であるが、上記のように、嵌合し易くかつある程度は形態を保持するもので、一方で断線等の弊害が生じないために適度な力で引き離しが可能な硬度により構成することが望ましい。この場合、分岐線11a,11bと共通に一体成型するようにしても良いし、分岐線11a,11bと別部材、例えばより柔軟な部材を熱圧着する等、自由である。
以上のような本実施形態のイヤホン10によれば、第1の実施形態におけるコードの分岐線11a,11bに嵌合部12を設け、分岐線の各々をコードホルダ7の押圧によって接合させる構成としたため、上記第1の実施形態に加え、分岐線11a,11bをコードホルダ7によって束ねるだけでなく、分岐線11a,11b自体を接合することで束ねることができるため、使用時であってもイヤホンを収納する場合であっても、より確実に分岐線11a,11bを束ねることが可能となる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態におけるイヤホン20は、第1又は第2の実施形態におけるイヤホン本体の構成に改良を加えたものである。具体的には、図5(a)の拡大断面図に示すようにイヤホン本体21a,21bの背面にイヤホン本体21同士を接合させるイヤホン嵌合部22を設けたものである。このイヤホン嵌合部22は、上記第2の実施形態おける嵌合部12同様、断面が円形の凸部22aと凸部22aと略同大同形の凹部22bとから構成されている。
また、凸部22aと凹部22bとは、コードホルダ7同様、ラバー等の柔軟性ある材料によって構成されているため、イヤホン本体21a,21bを凸部22a及び凹部22bが合わさるように接触させた場合には、凸部22aが若干縮むとともに、凹部22bの溝が若干広がって、凸部22aが凹部22bに嵌めこまれることとなる。なお、本実施形態において凸部22aをイヤホン本体21aに、凹部22bをイヤホン本体21bに設けて構成しているが、これとは反対に凹部をイヤホン本体21aに設け、凸部をイヤホン本体21bに設ける構成としても作用効果に変わりはない。
図5(b)に示すように、本実施形態のイヤホン本体21を上記第2の実施形態おけるイヤホン10に適用した場合には、分岐線11a,11bを1本に束ねることが可能となるとともに、イヤホン本体21もイヤホン嵌合部22によって接合することができるようになる。このようにイヤホン本体21自体を接合することにより、例えば、分岐線6をコードホルダ7によってまとめ、あるいは嵌合部12によって分岐線11a,11bを接合させたとしても、イヤホン本体21の重量によってコードホルダ7が留具8方向にずれたり、あるいは分岐線11a,11bが引き離されるような弊害がなく、イヤホン20をより確実にまとめることができるようになる。また、嵌合部12は、ファスナーのような重量のある部材ではなく、柔軟性のある部材により嵌め込み式で構成されているため、軽量で、利用者の着用感や利便性の弊害となることはない。
なお、本実施形態におけるイヤホン嵌合部は、上記のような嵌め込み式の態様に限られるものではなく、例えば、図6に示すように、凸部24aと凹部24bとをスライドさせてイヤホン本体23a及び23bを結合する嵌合部24のような態様も含むものである。また、この他にも、イヤホン本体背面に面ファスナーや磁石等を取り付けたり、あるいは一方のみに吸盤を取り付けるなど、本体同士を結合させて保持する如何なる態様によっても本実施形態の作用効果を実現することは可能である。また、本実施形態では、外見上イヤホン本体から嵌合部22あるいは24が突出するように設けているが、イヤホン全体のデザイン性を重視した場合には、イヤホン本体と一体に形成したり、イヤホン本体に埋め込んだり、あるいはイヤホン嵌合部部分に着脱自在なキャップを取り付けたりして、イヤホン嵌合部を外見上目立たないようにするのが望ましい。
[他の実施形態]
本考案は、上記のような実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すような種々の態様を包含するものであり、目的や用途に応じて適宜最適な態様を選択して実施することが可能である。
例えば、上記第2又は第3の実施形態において、コードホルダの内面構成を、図7(b)の拡大図に示すように略Y字型にし、上部から、各々引き離された分岐線11a,11bが取り込まれ、下部から束ねられた分岐線11a,11bが排出されるように構成することも可能である(コードホルダ31)。この場合、上部の挿通孔31a、31bは、嵌合部12の各凸部及び凹部の形状と略同一の形状にして、凸部12a及び凹部12bが摺動可能なように若干大きく形成するようにし、挿通孔31cにおいて凸部12a及び凹部12bが接合し易くなるようにガイドする構成とする。なお、図7では、説明の便宜上、コードホルダ31を円柱形で構成しているが、上記同様、球状に構成することも可能である。
以上のような構成によれば、分岐線11a,11bは、コードホルダ31に形成される挿通孔の構成をY型とし、挿通孔31a及び挿通孔31bによって嵌合部12の凸部12a及び12bをガイドして挿通孔31cで接合することが可能となるため、コードホルダ31を留具8からイヤホン本体2側にスライド移動させることで、分岐線11a,11bの嵌合を確実に行いながら、分岐線11a,11bを束ねることができるようになる。また、コードホルダ31をイヤホン本体2側から留具8側に移動するだけで、分岐線11a,11bを束ねた状態から分離させた状態となるため、使用時おける分岐線11a,11b部分の長さの調整や、収納状態からの分岐線11a,11bの分離を容易に行うことができる。
また、第1乃至第3の実施形態のイヤホンでは、コードホルダを分岐線6a,6b又は11a,11b上に1つ設けて構成したが、これは本考案のイヤホンを示す一態様に過ぎず、このコードホルダの数は、分岐線の長さや利用者の好み、イヤホン全体のデザイン等により、適宜変更可能である。
例えば、図8に示すように、このコードホルダ7を分岐線6a,6b上に3つ設けた構成も考えられる。この場合、同図(a)に示すように、これら3つのコードホルダ7を分岐線6a,6b上に均等に配置して束ねるようにすることもできるし、同図(b)に示すように、イヤホン本体2近傍に集中させて配置して分岐線6a,6bを束ねることもできる。前者のように配置することで、分岐線6a,6bの全体に渡って1本にまとめることができる。また、後者のように、3つまとめて配置することによって、コードホルダ7がよりズレにくくなり、効果が高い。
また、本考案のコードホルダは、上記実施形態に示した球状に限られず、図9に示すような円筒状や三角形状等、デザイン上の観点から任意の形状で構成することが可能である。このように、本考案のコードホルダは、その便利さのみならず、装着した場合にデザインの特徴も発揮し、スタイリッシュな外観を演出することが可能である。なお、この場合も、取り付けるコードホルダの数は任意に変更可能である。
さらに、図10に示すように、上記第1乃至第3の実施形態におけるコードホルダの一部に分岐線が挿入可能な切込部42を設けて構成することも可能である。これにより、コードホルダ41は分岐線6a,6bに対して着脱自在に構成することが可能であるので、本考案のコードホルダを既存のイヤホンにも適用することができる。また、上述したようにコードホルダの内面形状をY字型に形成した場合には、図11に示すように、コードホルダ43の左右両側に切込部44a、44bを設けて構成しても、上記同様の作用効果を奏することが可能である。
また、上述の通り、本考案のコードホルダの外装に種々のデザインを施すことが可能であるが、コードホルダを上記のように着脱自在に構成した場合には、利用者が好みに応じてコードホルダのデザイン、個数や並べる順序を任意に選択可能であり、機能性のみならず、娯楽性を兼ね備えたコードホルダあるいはイヤホンを提供することができる。
また、例えば、図12のイヤホンに示すように、コードホルダ7a,7bの間にアクセサリ51を間挿することによって、さらにバリエーションに富み、デザイン性の高いイヤホンを構成することが可能である。
第1の実施形態におけるイヤホンの構成を示す概念図(a)、断面図(b)及び作用を示す概念図(c)。 第2の実施形態におけるイヤホンの構成を示す概念図(a)及び作用を示す概念図(b)。 第2の実施形態における分岐線の構成を示す断面図。 第2の実施形態における分岐線とコードホルダの構成を示す断面図。 第3の実施形態におけるイヤホンの構成を示す断面図(a)及び概念図(b)。 第3の実施形態におけるイヤホンの他の態様を示す断面図(a)及び概念図(b)。 他の実施形態におけるイヤホン及びコードホルダの構成を示す概念図(a)及び拡大図(b)。 他の実施形態におけるイヤホンの構成を示す概念図(a)及び(b)。 他の実施形態におけるイヤホンの構成を示す概念図。 他の実施形態におけるコードホルダの構成を示す断面図。 他の実施形態におけるコードホルダの構成を示す斜視図。 他の実施形態におけるイヤホンの構成を示す図。 従来のイヤホンの構成を示す図。
符号の説明
1,10,20,30…イヤホン
2,2a,2b,21,21a,21b,23,23a,23b…イヤホン本体
3…プラグ
4…コード
4a,4b…コード
5…分岐点
6,6a,6b,11,11a,11b…分岐線
7,41,42…コードホルダ
7a,31a,31b,31c…挿通孔
8…留具
12…嵌合部
12a…凸部
12b…凹部
22,24…イヤホン嵌合部
22a,24a…凸部
22b,24b…凹部
30…イヤホン
43,44a,44b…切込部
51…アクセサリ

Claims (7)

  1. 一対のイヤホン本体とプラグとを接続する2本のコードがスライド移動可能に挿通される挿通孔を備え、
    前記プラグと前記イヤホン本体との間の所定の位置で保持されるように、前記挿通孔の内周の少なくとも一部が接する柔軟性ある部材により形成され、
    前記挿通孔は、前記2本のコードを束ねて保持する第1の挿通孔と、2本のコードを各々保持する2股の第2の挿通孔とを備えることを特徴とするコードホルダ。
  2. 前記コードホルダの外周から前記挿通孔へ向かってコードホルダの軸方向に沿った切り込み部を有することを特徴とする請求項1記載のコードホルダ。
  3. 一対のイヤホン本体と、各種音声再生機器に接続するプラグと、前記イヤホン本体と前記プラグとを接続し前記プラグ側から前記イヤホン本体側への所定の位置で二股に分岐する2本のコードと、を備えるイヤホンにおいて、
    前記イヤホン本体と前記分岐部分の間には、前記2本のコードを束ねるコードホルダが設けられ、
    このコードホルダは、前記2本のコードがスライド移動可能に挿通される挿通孔を備え、前記2本のコードの所定の位置で保持されるように前記挿通孔の内周の少なくとも一部が接する柔軟性ある部材により形成され、
    前記分岐した2本のコードには、コード同士を接合する嵌合部が設けられ、
    前記コードホルダを前記コード上にスライド移動させることによって、前記2本のコードが前記嵌合部を介して接合することを特徴とするイヤホン。
  4. 前記コードホルダの前記挿通孔は、前記2本のコードを束ねて保持する第1の挿通孔と、2本のコードを各々保持する2股の第2の挿通孔とを備え、
    前記コードホルダを前記プラグ側から前記イヤホン側へスライド移動させると、前記2本のコードは前記第2の挿通孔からそれぞれ導入され、前記第1の挿通孔によって束ねられ、
    前記コードホルダを前記イヤホン側から前記プラグ側へスライド移動させると、前記束ねられた2本のコードは前記第1の挿通孔から導入され、前記第2の挿通孔によって2本に分離されることを特徴とする請求項3記載のイヤホン。
  5. 前記コードホルダは、その外周から前記挿通孔へ向かってコードホルダの軸方向に沿った切り込み部を有することを特徴とする請求項4記載のイヤホン。
  6. 前記コードホルダは、前記2本のコード上に複数設けられ、
    前記複数のコードホルダの間には、前記2本のコードを挿通されるアクセサリが間挿されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のイヤホン。
  7. 前記イヤホン本体には、イヤホン本体同士を接合する固定部が設けられていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のイヤホン。
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JP2012089907A (ja) * 2010-09-24 2012-05-10 Susumu Nakatani 電線コード巻取り装置および巻取り装置用電線コード

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