JP2007520125A - 装飾物を備えるイヤーラップヘッドホンまたはヘッドセット - Google Patents

装飾物を備えるイヤーラップヘッドホンまたはヘッドセット Download PDF

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Abstract

装飾用イヤーラップ(1)装置が提供される。変形物は、装飾体取り付け部(11)およびイヤホン取り付け部(5)を有するイヤーラップを含む。使用法は、このような装置を使用者の耳の周りに装着する段階を含む。イヤーラップ装置を組み立てるかまたは本方法を実施するためのキットおよびシステムを提供することができる。

Description

発明の分野
本発明は、オーディオ構成要素に関し、特にイヤーラップ(ear wrap)を含むイヤホンまたはヘッドセット部分に関する。なお、本出願は、2004年1月10日に出願され、その全体が参照として本明細書に組み入れられる米国特許仮出願第60/535,596号の恩典を主張するものである。
背景
携帯電話が普及するにつれて、携帯電話の使用に伴う安全面の問題、特に運転中に使用する際の問題が大きく注目されている。立法者は、片方の手でハンドルを握り、別の手で携帯電話を持って自動車を運転するドライバーが本質的に危険であることに留意し、使用者が携帯電話を持つ負担から解放されるようにヘッドセットを使用するハンズフリーホンを使用させる法的な規制を提案している。
現在、多数の「ハンズフリー」ヘッドセットの形態が市販されている。これらは、運転中の携帯電話の使用に伴う安全性を向上させる。さらに、電話の使用時に他の活動を行うという追加的な融通性が得られる。
さらに、ヘッドセットを使用することによって、会話の質が向上することが多い。具体的には、イヤーピース(earpiece)を用いれば、会話の相手の声をよりよく聞き取ることができる。場合によっては、ノイズ打消し機能またはマイクロホンの配置によっても音声の捕捉が向上する。
現在まで、美的に満足なヘッドセットはほとんど設計されていない。確かに、いくつかのデザインは他のデザインよりさらに人間工学的である。それでもやはり、宝石または使用者が身に着ける他のアクセサリーに見られる装飾用の特徴を備えているヘッドセットはない。このように視覚的な魅力がないため、このような「不細工な」ハードウェアを使用することをためらう人もいる。
したがって、ヘッドセットのスタイルを改善する必要がある。本発明は、この要求、および当業者に明らかな他の要求を満たす。
発明の概要
本発明は、ステレオまたは携帯電話のヘッドセットを対象とする。すなわち、片側のデザインに適用可能な本発明の特徴は、同様に両側またはステレオヘッドセットのデザインに適用可能である。
本発明の1つの変形物は、イヤーラップが使用者の耳の上または中にイヤホンスピーカを位置させる構造を提供する携帯電話または移動電話のヘッドセットである。イヤーラップは、スピーカを受け入れる一体部分を含んでもよく、その他の方法でイヤーラップとスピーカを接続してもよい。ヘッドセットは、インラインマイクロホン(in-line microphone)を含んでもよい。他の場合には、マイクロホンをラップに組み込むか、または他の方法でラップに接続することができる。
装置の電子部品がどのように形成されようとも、本発明は、機能的であるのみならず美的に満足な構成を提供する。装飾用イヤーラップ装置およびその使用法が提供される。本発明の変形物は、装飾体取り付け部およびイヤホン取り付け部を有するイヤーラップを含み、態様は、少なくとも1つの装飾体およびイヤーラップをイヤホンに接続するコネクタを含むイヤーラップを含んでもよい。
本発明は、イヤーラップの装飾体が他の装飾体と相互交換できるように形成された、カスタマイズ可能なまたはモジュール方式の装飾用イヤーラップを含んでもよい。完成した組立品とその構成部品は、梱包された組合せとして提供されるかまたは個別に提供され、同様に本発明の一部を形成する。
本装飾用イヤーラップの少なくとも1つを含むシステムが提供される。態様は、イヤホン取り付け部および装飾体取り付け部を有するイヤーラップを含んでもよく、態様は、複数の異なる相互交換可能な装飾体を含んでもよい。システムは、本装飾用イヤーラップとともに使用されるイヤホンを含んでもよい。例えば、システムは、1つまたは複数の装飾用イヤーラップ、および第1の端部でイヤーラップに、かつ第2の端部でテクノロジー装置(例えば、電話、ステレオ、コンピュータ、ポータブル音楽プレーヤーまたはビデオプレーヤーなど)に接続可能であるイヤホンを含んでもよい。
本発明は、本イヤーラップ装置を使用する方法も含み、ここで態様は、使用者の耳の周りに装飾体取り付け部およびイヤホン取り付け部を有するイヤーラップを装着することを含み、態様は、少なくとも1つの装飾体を装飾体取り付け部に取り付け、かつ/または本イヤーラップ装置をイヤホンに取り付けることを含む。
イヤーラップがこのように取り付けられると、使用者は装飾物を自分の顔に隣接した位置に見せる。装飾物は前方を向いていることが多い。装飾物が花である場合、耳の裏に押し込まれた花のような錯覚を生じる。他の外観も同様に影響を受け得る。
本発明のある変形物は、装置から装飾体を取り外すこと、および同じ装飾体をイヤーラップ装置に取り付け直すかまたは別の装飾体を装置に取り付けることを含む。このような方法を実施する際に使用されるキットを提供することができる。
例示的な装置および方法または本明細書に含まれるその他に関して、本発明は使用者にとって、高度に修飾され、装着が快適であり、イヤホンを捕捉または支持するか、またはこれらが可能な少なくとも1つのイヤーラップを提供する。イヤーラップはカスタマイズ可能であってもよい。イヤーラップは、機能的なファッションアクセサリーとしてイヤホンとともに装着することができ、イヤホンおよび/またはマイクロホンなしで、純粋にファッションアクセサリーとして装着することができる。本発明は、ある携帯電話使用者が装着する可能性がより高い魅力的なヘッドセットを提供する。運転中にヘッドセットを使用するドライバーの数を増やすことによって、運転面の安全性が向上する。本発明の他の目的、特徴、および/または利点は、以下の概要、説明、図面、および特許請求の範囲をさらに読むことによって明らかになるであろう。
発明の詳細な説明
以下に、任意で様々な特徴を組み込んだいくつかの例に関して本発明を説明するが、本発明は、本発明の各変形物に関して意図されるように、記載または図示される発明に限定されない。本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、記載される本発明に様々な変更を施すことができ、(本明細書に記載されているか、説明を簡単にするために含まれていないかにかかわらず)等価物で置き換えることができる。さらに、記載される本発明の変形物の任意の自由選択の特徴は、単独で、または本明細書に記載される特徴の任意の1つまたは複数と組み合わせて記載し請求し得る。単数形の要素の参照は、複数の同じ要素が存在する可能性を含む。具体的には、本明細書および添付の特許請求の範囲では、単数形「1つの」、「および」、「該」、および「その」は、特に明示しない限り複数の指示対象を含む。さらに、特許請求の範囲が、任意の自由選択の要素を排除するように書かれている場合があることに留意されたい。そのように、この記述は、特許請求の範囲の要素の記載に関連する、「単に」、「のみ」のような排他的な用語を使用するため、または「否定的」制限を使用するための先行する根拠として働くものである。特に本明細書中で他に定義しない限り、本明細書中で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されているのと同じ意味を有する。
装飾用イヤーラップ装置
上で概要を示したように、本発明の態様は装飾用イヤーラップ装置を含む。本装置は、イヤホンなどを含むかまたは含むのに適した本体部材を含む。イヤホンは、材料のループによって捕捉されるかまたは他の方法で固定された可とう性のソケットに取り付けることができる。イヤホンを別の本体に組み込むことができ、その本体をイヤーラップに取り付けることができる。
本発明のイヤーラップは、イヤホンを備える機能的なイヤーラップを超えるものを提供する。イヤーラップは、耳、顔、および/または毛髪の装飾を意図した少なくとも1つの異なるファッション要素または宝石要素(すなわち、下記の装飾体)を含むかまたは含むのに適している。より具体的には、装飾物は花、星、または他の図形であってもよい。本明細書で使用されているように、「装飾物」および「装飾体」および類似の用語は、区別なく使用され、人の耳、顔、および/または毛髪を装飾する装飾形状および/またはデザインなどのような装飾用の特徴を有する要素を意味することを意図されたものである。ヘッドセットに色を付加する単純な交換可能な色付きのカバーとは異なり、本明細書の装飾物は、好ましくは複雑な二次元または三次元の具象的な形状である。以下に例を挙げる。
本発明の1つの変形物を図1および2に示す。装飾体4が取り付けられた湾曲したイヤーラップ部分1を含む装飾用イヤーラップ装置20が示されている。イヤーラップ1は通常、イヤーラップが使用者の頭の近くに位置するように使用者の耳に取り付けるように形作られている(例えば、図6参照)。この特定の態様において、イヤーラップ1は、耳の周りに取り付けられたフックまたはループとして形作られている。湾曲した部材1は、通常耳の形状に従うことができ、ならびにある態様においてはジグザグまたはらせん形の形状であってもよい。
イヤーラップ1は、大部分の使用者に合うように様々な耳の形状およびサイズに適合するように適応することができる。ある態様において、サイズおよび/または形状は調整可能である。例えば、ある態様において、使用者が異なる形状および/またはサイズへと容易に操作できる材料でイヤーラップ1を作るか、またはそのような材料を組み込むことができる。1つの例において、展延性のステンレススチールワイヤーがポリマー体なしで作られる。より典型的には、可とう性のポリマー体が使用される。
イヤーラップ部分1は、任意の適切な材料で作ることができ、可とう性であっても剛性であってもよく、または一部が可とう性であり、一部が剛性であってもよい。例えば、イヤーラップ1は、全体的もしくは部分的に剛性の材料(例えば、金属、プラスチックなど)で作ることも、または全体的もしくは部分的に可とう性の材料(例えば、ゴム、発泡樹脂、加脂された皮革、布地など)で作ることもできる。
図4A〜5Bに示されているように、イヤーラップは、渦巻き、縞、ポルカドットなどのような、イヤーラップ上に成形または塗装された装飾パターンを有してもよい。湾曲したイヤーラップ本体は、宝石または半宝石、ラインストーン、ビーズ、グリター(glitter)、刺繍のような適用された装飾的な構成要素が施されていても良い。湾曲したイヤーラップ部分は、中空であってもよく、または装飾用の溝または曲線を有してもよい。イヤーラップは、図5Aおよび5Bに示されているようにさらなる装飾のためにその本体に取り付けられた石22(例えば、半宝石や合成)を有してもよい。
なお、さらにイヤーラップの色は、装飾体の色と調和するように選択することができる。図7および8に例示的に示されているように、装置とともに使用される電子構成要素のワイヤーおよび/またはケーシングも同様に選択することができる。図1および2に示されている花の態様では、茎を真似た緑色の本体1が特に魅力的である。
図6に示されているように、湾曲したイヤーラップは、耳の後ろに快適に存在するように調和して形作られている。上に述べたように、装置はまた、以下により詳細に説明する装飾体4または耳飾りを含むかまたはそれを含むのに適している。図7に示されているように、装置を使用者が装着すると、装飾物は顔に隣接して(少なくとも部分的に重なることを含む)飾りを前方に向ける。
図面に様々に示されているように、イヤーラップは、本体中央部から前方へと湾曲し、外耳道に隣接して存在するイヤホン取り付け部またはイヤホンコネクタ5を含んでもよい。コネクタは、図示の例ではループとして形成されている。図3に示されているように、ループ5は、イヤホン7のリップ(lip)6に合うようにC字形断面を有してもよい。
イヤホン取り付け手段またはコネクタ5は、任意の適切な機械的嵌合(例えば、スナップ嵌合(snap fit)、摩擦嵌合(friction fit)、クランプ、クラスプ、ラップ)を含む、イヤホンを保持するための任意の適切な接続を使用することができる。または、イヤホンを本体1の所定の位置にまたは本体1に関連付けて接着(例えば、にかわづけして)、溶着、または溶接することができる。
図2は、材料のソケットまたはループの形状をしたコネクタ5を示している。イヤーラップ材料の弾性に応じて、イヤホン7をループ5にはめるか、またはループをイヤホン上に伸ばすことができる。または、コネクタ5は、ヘッドセットイヤホンを覆い固定するループセグメントおよびVelcro(商標)ストラップ(図示せず)を含んでもよい。いずれの場合も、イヤーピース接続部またはコネクタ5を、ステレオまたは携帯電話のヘッドセットなどに使用されるいくつかの従来のイヤホンのいずれかに合うように適合させることができる。
図7は、コネクタループ5内に受け入れることのできるイヤホン7を含む完全な携帯電話のヘッドセットを示している。ヘッドセットはまた、導体/ライン8、インラインマイクロホン9、およびプラグまたはジャック10も含んでいる。様々なオン/オフスイッチまたはコールアンサー(call answer)スイッチおよび/またはボリュームコントロールスイッチを電子部品に含めてもよい。
ステレオヘッドホンは第2のヘッドホンを付加し、一方、マイクロホンおよび/または制御装置を省略している。移動電話のヘッドセットとして使用する場合、マイクロホンを本体内でイヤホンと組み合わせることができる。図10Aは、このようなヘッドセットの一例を示している。マイクロホンは、図10Aに示されているようにブームによってある距離だけ離されるか、または他の構成にすることができる。さらに注目すべきことには、図10Aに示されているヘッドセット30は無線であり、Bluetooth(商標)技術を使用して移動電話または互換性のある他の装置に接続される。
このような装置は、図10Bに示されているように本発明による特徴を含むように修正することができる。ここで、ヘッドセット20'は、イヤーラップ1および延長部分11を、任意のポスト2などと共に含んでいる。イヤホン7との接続は、イヤホンスピーカ7、およびマイクロホン9を有するブーム14を含む本体またはスピーカハウジング13を介する。イヤーラップ1および本体14は回り継ぎ手15で連結されている。または、イヤホンスピーカをイヤーラップに接続する他の手段を使用してもよい。
特定の電子ハードウェアにかかわらず、イヤーラップは、イヤホンを使用者の耳に対して適切に位置付けるように形成される(例えば、耳の下甲介(lower concha)領域内または下甲介領域に隣接して配置したり、外耳道に隣接して配置したりする)。本発明は、例示のみを目的として、主として、携帯電話のイヤホン用の接続部を含むように記載されている。イヤホンは、1つまたは複数のイヤホンを使用する任意の他の装置のイヤホンであってもよいことを理解されたい。このような装置の例には、コンピュータ、CD、MD、DVD、MP3、または他の音楽プレーヤー、固定電話などが含まれる。
イヤーラップ1は、装飾体取り付け部または手段もまた含んでいる。一例では、装飾物をイヤーラップの主要な本体に取り付ける細長い部分11が設けられている。延長部分は、ポスト2を末端としてもよい。装飾体取り付け部分2がポストの形状をしている態様において、相補的な結合受け口(receptacle)3を装飾体上に配置するか、またはその反対に配置することができる。
取り付け部分2は、装飾体をイヤーラップ上にしっかりと保持している。受け口3は、多数の異なる装飾体に取り付けることができ、したがって、これらの装飾体は相互交換可能である。本明細書に記載されるポスト/受け口取り付け手段を含むがそれに限定されない任意の適切な方法でイヤーラップに装飾体を取り付け(例えば、ある態様では取り外し可能に取り付け)得ることは明らかである。延長体および装飾体を永久的に取り付ける適切な手段には、それらを互いに接着または溶着/溶接することが含まれる。
イヤーラップは、不快感を生じさせずに耳の上に乗る安定な構造を提供する。延長部分は、耳に整合することが意図されるイヤーラップの(少なくとも内部の)湾曲から分岐している。延長部分は、好ましくはその装着者に対して前方に向けられ、対象の顔および/または毛髪に干渉する範囲から外れた位置に装飾装置を固定する。
延長部は、直線もしくは湾曲したロッド状部分の形状をとるか、またはより厳密にブロックに類似しているか、または図10Bに点線で示されているようにウェッビング(webbing)材料12を含んでもよい。上で指摘したように、延長部とイヤーラップ本体との間の中間点取り付け位置を使用することができる。または、延長部分をイヤーラップ本体に対して前方もしくは後方および/または上方もしくは下方に移動させることができる。延長部は、ラップの本体上で前方に向けられると、有利なことに、上向きに延び、装置が装着されたときに装飾部分をよりよく見せることができる。
装飾体4は任意の装飾形状であってよい。そのサイズは典型的に、周りの人によく見えるサイズが選択される。ある態様において、装飾体4は、花(例えば、図1、2、4、および6参照)、蝶(例えば、図5参照)、蜂(図示せず)、ハート(図示せず)、星(図示せず)、ソートバブル(thought bubble)(図示せず)、枝角(図示せず)、架空の、または実在の人物(図示せず)、動物(図示せず)、天使(図示せず)、旗(図示せず)、宗教的な聖像(図示せず)などの図形を示すように形作ることができる。ある態様において、装飾体は文字または数字(例えば、使用者のイニシャルまたは年齢を表す)の形状をしていてもよい。これらの様々な形状は複雑な二次元または三次元の形状または形態を示す。これらの形状は性質上具象的なものであっても、象徴的なものであってもよい。装飾物は、花の複数の花弁やブーケの複数の花などのように複数の図形または形状を含んでもよい。
本装置は、単一の耳に装着しても、1対で装着してもよい。後者の例では、1対のうちの一方のみが一般的に電子部品を組み込んでいる。ある種の装飾品は、対応するセットとして装着した方がよい。前述の枝角は、そのような例の1つである。数対の装置を使用する場合、イヤーラップのうちの1つのみがコネクタ5を含む場合があり得る。
さらに、図9に示されているように、単に顔、耳、および/または毛髪を装飾するために、装飾体を有する1つまたは複数のイヤーラップをイヤホンなしに装着してもよい。イヤホンがない場合、外耳道の正面付近のコネクタ5が音声を妨害することはない。
装飾体4は、任意の適切な材料で作ることができ、可とう性であっても、剛性であってもよく、また、あるいは可とう性の部分および剛性の部分を有してもよい。装飾体の製造に使用できる例示的な材料には、プラスチック、ゴム、金属、皮革、木材、ガラス、磁器、紙、スクイーズフォーム(squeezable foam)、布地などが含まれるがそれらに限定されない。装飾体は、宝石、半宝石、ラインストーン、ビーズ、グリター、刺繍のような適用された装飾的な構成要素を含んでもよい。
ある態様において、装飾体4はイヤーラップに固定的に(すなわち、永久的にまたは取り外し不能に)取り付けられるが、他の態様においては、装飾体はイヤーラップに取り外し可能に(すなわち、着脱可能に)取り付けられ、このように、装置は、例えば上記にポスト/受け口形態に関して説明したように装飾体同士を相互交換できるように形成される。したがって、装飾用イヤーラップの態様は、相互交換可能な、またはモジュール方式の装置として特徴付けることができる。このモジュール性は、使用者が装着者のスタイルおよび美的要求を反映するようにイヤーラップを容易にカスタマイズするのを可能にする。
システム
本発明はまた、本装飾用イヤーラップを含むシステムも含む。態様は、イヤホン取り付け部および装飾体取り付け部を有するイヤーラップ、ならびにイヤーラップの装飾体部分に取り付けられているかまたは取り付け可能な少なくとも1つの装飾体を含んでもよい。
システムは、本装飾用イヤーラップに加えて、図8に示されているイヤホンおよび/またはヘッドセットシステムのようなイヤホンを含んでもよく、この場合、イヤホンはイヤーラップのイヤホンコネクタ部に動作可能に取り付け可能である。上記にイヤホンとともに使用できるものとして参照した1つまたは複数のテクノロジー装置を含めてもよい。
ある態様において、本明細書で記載されるように、システムは複数の異なる装飾体を含んでもよく、各装飾体をシステムのイヤーラップに取り外し可能に取り付けることができる。システムは、各耳で同時に使用できる対応するセットを提供する、上記に参照した第2のイヤーラップ装置を含んでもよい。
方法
本装飾用イヤーラップを使用する方法もまた提供される。本方法の態様は、本発明の装飾用イヤーラップを使用者の耳の周りに装着する段階を含み、ある態様においては、イヤーラップを使用者の耳の周りに装着する前、装着している間、または装着した後に1つまたは複数の装飾体をイヤーラップに取り付ける段階を含んでもよい。態様は、イヤーラップをイヤホンに接続する段階を含んでもよい。本方法の段階が、任意の好都合な順序で実行できるものであり、特定の順序に限定されないことを理解されたい。
図1による装飾用イヤーラップ装置にイヤホンを取り付ける際、イヤホンリップ6はイヤーラップのイヤホンコネクタに接続される。イヤホンコネクタが例えば図1の例に示されているようにループの形状をしている態様において、イヤホンはイヤーラップ1上のループ5にはめられる。
イヤホンは、例えば、図8に示されている携帯電話のヘッドセットの一部であってもよい。イヤホンは、ステレオまたは2つのイヤーピースのヘッドセットであってもよい。いずれの場合も、ヘッドセットジャックまたは接続部は自由に適切な装置に接続される。他の例では、RF、Bluetooth(商標)、または他の無線接続を行う。
装飾体はイヤーラップに事前に取り付けられ(例えば、永久的に取り付けられ)てもよい。このような例では、使用者は、耳の周りに装飾用イヤーラップを装着するだけでよく、その結果装飾体が見せられる。
装飾体がイヤーラップから取り外し可能である態様において、イヤホンはイヤホンコネクタを介してイヤーラップに接続する前またはその後で、装飾体をイヤーラップに取り付けることができる。使用者は、複数の異なる装飾体から1つの装飾体を選択し、選択した装飾体をイヤーラップに取り付けることができる。
取り付けは、任意の適切な方法で行うことができる。イヤーラップへの装飾体の取り付けが装飾体上のポスト2および受け口3を介して(またはその逆)行われる態様では、部材は単純に互いに押し付けられる。
1度組立てられると、イヤホンを有する装飾用イヤーラップは耳に装着され、例えば、ハンズフリー携帯電話用途に使用することができる。上で指摘したように、装飾用イヤーラップは、イヤホンを接続せずに装着することができる。
本発明の使用方法は、装飾体をイヤーラップから取り外す段階、および装飾体をイヤーラップに再度取り付けるかまたは装飾体を別の装飾体と置換、または交換する段階もまた含む。イヤーラップに固定された装飾体は(例えば、イヤーラップを前方に回転させ引き出すことによって)イヤーラップから取り外すことができる。使用者の好み、気分、または気まぐれに応じて、上述の方法と類似した方法で、同じまたは異なる装飾体をイヤーラップに固定することができる。
キット
本キットは、装飾用イヤーラップを含んでもよい。キットは、イヤーラップおよび少なくとも1つの装飾体を含んでもよい。ある態様において、装飾体はイヤーラップに永久的に取り付けられ得る。他の態様において、装飾体は、イヤーラップに取り外し可能に取り付けられるか、またはイヤーラップに取り付けられていないキット内に設けることができる。複数の異なる装飾体をキット内に含むことができる。
本キットは、キットの装飾用イヤーラップとともに使用される様々な他の構成要素を含んでもよい。例えば、キットは、図8のイヤホンのようなイヤーラップに接続可能なイヤホンを含んでもよい。ある態様において、キットは、上で参照したテクノロジー装置を含んでもよい。キットは、充電器(例えば、自動充電器、ドッキングポート(docking port))、保護ケースなどの1つまたは複数のテクノロジー装置用の他の付属品を含んでもよい。
本キットはまた、キットの装飾用イヤーラップ装置を使用するための使用説明書を含んでもよい。例えば、使用説明書には、装飾体のイヤーラップへの取り付けおよび/もしくは装飾体のイヤーラップからの取り外しを行う方法、ならびに/または装飾体同士を相互交換する方法を記載することができる。キットの使用説明書は、紙やプラスチックなどの基板上に印刷することができる。このため、使用説明書は、キット内に添付文書として存在しても、キットまたはその構成要素の容器のラベルに存在しても(すなわち、包装または部分包装(sub-packaging)に関連付けられても)よい。
他の態様においては、使用説明書は、適切なコンピュータ可読記憶媒体上、例えばCD-ROM、ディスケットなどに存在する電子記憶データファイルとして存在する。他の態様において、実際の使用説明書はキット内に存在せず、リモートソースから、例えばインターネットを介して使用説明書を得る手段が提供される。この態様の一例は、使用説明書を見ることができるウェブアドレスおよび/または使用説明書をダウンロードできるウェブアドレスを含むキットである。使用説明書と同様に、使用説明書を得るためのこの手段は、適切な基板上に記録される。
本キットのある態様において、キットの構成要素はキット格納要素、例えば箱や類似の構造内に梱包し、容易に取り扱える単一のユニットを形成する。
製造
本発明の構成部品は、当業者が同様の構成要素を作製するように作製することができる。イヤーラップは、ウレタン、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、シリコーンなどのポリマーまたはプラスチックで射出成形することができる。電子部品は、注文製造するか、またはいくつかの電子部品製造業者のいずれかから調達することができる。装飾用の花、蝶などは、「シルクフラワー」供給業者から購入してもよい。他の装飾体は、射出成形、打ち抜き加工などによって注文製造することができる。
本発明の範囲は、与えられた例および/または本明細書によって限定されず、使用される特許請求の範囲の用語の明白な意味によってのみ限定される。
各図は、本発明の局面を概略的に示している。言い換えれば、図は、必ずしも一定の縮尺で描かれてはおらず、いくつかの構成要素および特徴は明確にするために誇張されている。
図に示された態様の本発明の変形物が意図される。
イヤホンおよび装飾体を組み込んだ本発明によるイヤーラップの例示的な態様の正面図である。 図1の分解組立図である。 図1の装置の部分断面図である。 図4Aおよび4Bはそれぞれ、装飾体が付けられた、および分離された本発明の一態様の側面図である。 図5Aおよび5Bはそれぞれ、イヤーラップ本体に付けられた、およびイヤーラップ本体から分離された、蝶の形状の装飾体を含む他の態様の正面図および側面図である。 使用者の耳の上の図1の装置の側面図である。 使用者の顔に隣接する、前方を向いている図1の装置の正面図である。 携帯電話のヘッドセットのような例示的なヘッドセットの透視図である。 耳の上の、イヤホンが接続されていない図1の装置の側面図および対象の顔である。 図10Aは、公知のBluetooth(商標)ヘッドセットの側面図である。図10Bは、本発明に従う使用のために改良されたヘッドセットを示す図である。

Claims (25)

  1. 以下を含む装置:
    耳の少なくとも一部の周りへの装着に適した湾曲体であって、イヤホンまたはイヤホンコネクタ、および装飾体を接続するための湾曲体からの延長部を含む湾曲体。
  2. 装飾体をさらに含む、請求項1記載の装置。
  3. 延長部が前方を向いている、請求項1記載の装置。
  4. 装飾体が前方を向いている、請求項1記載の装置。
  5. 装飾体および延長部のうちの一方がポストを含み、他方がポストを受け入れるように形成された受け口(receptacle)を含む、請求項1記載の装置。
  6. 延長部がポストを含み、装飾体がポストおよび受け口によってイヤーラップ(ear wrap)に取り外し可能に取り付けられる、請求項5記載の装置。
  7. 装飾体が具象的な形状を有する、請求項1記載の装置。
  8. 形状が花または蝶の形状である、請求項1記載の装置。
  9. コネクタがループを含む、請求項1記載の装置。
  10. 以下を含む装置:
    装飾体を取り付けるための手段、およびイヤホンを取り付けるための手段を含むイヤーラップ。
  11. イヤーラップに取り付けられた装飾体をさらに含む、請求項10記載の装置。
  12. 装飾体が前方を向いている、請求項11記載の装置。
  13. 装飾体が花または蝶の形状である、請求項11記載の装置。
  14. 装飾体が、装飾体取り付け部に永久的に取り付けられる、請求項11記載の装置。
  15. 装飾体が、装飾体取り付け部に取り外し可能に取り付けられる、請求項11記載の装置。
  16. 以下を含むシステム:
    イヤホン取り付け部および装飾体取り付け部を含むイヤーラップ;ならびに
    異なる形状を有する複数の装飾体。
  17. 異なる形状が花および蝶の形状を含む、請求項16記載のシステム。
  18. イヤホンをさらに含む、請求項16記載のシステム。
  19. インラインマイクロホン(in-line microphone)をさらに含む、請求項18記載のシステム。
  20. 顔および外耳道を有する耳を有する使用者による、イヤホンを備える装飾用イヤーラップの使用法であって、以下の段階を含む方法:
    イヤーラップを耳の周りに装着する段階;
    イヤホンを外耳道に隣接して位置させる段階;および
    装飾体を顔に隣接した位置に見せる段階。
  21. 装飾体取り付け部に装飾体を取り付ける段階をさらに含む、請求項20記載の方法。
  22. 取り付けが装着前に行われる、請求項21記載の方法。
  23. 取り付けが装着後に行われる、請求項21記載の方法。
  24. 本体に取り付けられた1つの装飾体を他の装飾体と交換する段階をさらに含む、請求項21記載の方法。
  25. イヤホンをテクノロジー装置に接続する段階をさらに含む、請求項21記載の方法。
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