JP4713889B2 - 埋設式ガス栓 - Google Patents

埋設式ガス栓 Download PDF

Info

Publication number
JP4713889B2
JP4713889B2 JP2005002388A JP2005002388A JP4713889B2 JP 4713889 B2 JP4713889 B2 JP 4713889B2 JP 2005002388 A JP2005002388 A JP 2005002388A JP 2005002388 A JP2005002388 A JP 2005002388A JP 4713889 B2 JP4713889 B2 JP 4713889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
fireproof box
gas plug
fireproof
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005002388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006189121A (ja
Inventor
茂光 米元
充志 木村
陽介 植田
卓也 進藤
伸浩 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2005002388A priority Critical patent/JP4713889B2/ja
Publication of JP2006189121A publication Critical patent/JP2006189121A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4713889B2 publication Critical patent/JP4713889B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)

Description

本発明は、壁板の裏側に設置される埋設式ガス栓に関する。
埋設式ガス栓として、図11に示すようなものがある。これは、石膏ボード製の壁板(3)内に内蔵される埋込み型のガス栓であって、前記壁板(3)を施工する前の段階にて、壁板(3)の裏側の柱(31)等にガス栓本体(1)が取り付けられ、ガス栓本体(1)の取付後に壁板(3)を施工すると共に、前記ガス栓配設域に相当する部分の前記壁板(3)に開口(30)を形成して、前記開口(30)からガス栓の操作を可能とするものである。
このような埋め込み型のガス栓を壁板(3)の裏側に取り付けるには、まず、壁板(3)の裏側に、矩形の枠板(2a)と前記枠板(2a)の一側辺から後方へ直角に延びる調整板(2b)とから略L字状に形成されたバックプレート(2)を配設する。前記バックプレート(2)は、前記調整板(2b)に設けた長孔に木ネジを挿通させて、壁板(3)を施行する前の柱(31)にネジ込むことにより、前後にスライド可能に固定される。又、前記バックプレート(2)の枠板(2a)の内周縁(20)の、前記調整板(2b)寄りの一側縁からは、支持片(22)が前記(2b)と同方向に延長形成されており、前記支持片(22)には、前後方向に沿ってスリット(23)が形成されている。
前記支持片(22)には、図12に示すように、第1板(21a)と第2板(21b)とから略L字状に形成されている連結金具(21)が、前記第2板(21b)のフック部(24)を前記支持片(22)のスリット(23)に係合させることにより、摺動可能に取り付けられる。尚、ガス栓本体(1)の背面には、薄肉金属板からなる背面板(26)がネジ止めされており、この背面板(26)を連結金具(21)の第1板(21a)に取り付けることにより、前記ガス栓本体(1)は前記連結金具(21)と共に、壁板(3)の裏側にて前後方向に移動可能に設置されることとなる。
その後、壁板(3)を取り付け、バックプレート(2)の枠板(2a)の内周縁(20)に沿って壁板(3)を切り欠いて開口(30)を形成し、前記開口(30)から、枠板(2a)が壁板(3)の裏面に接触するようにバックプレート(2)の位置を調整すると共に、連結金具(21)をバックプレート(2)の支持片(22)のスリット(23)に沿ってスライドさせて、ガス栓本体(1)を手前に引き寄せる。
そして、前記プラグ部を包囲するように、操作ユニット(32)が前記開口(30)内に収容される。操作ユニット(32)の筒状本体(32a)の背面のコーナ部からは4本のネジ挿通筒(32b)が後方へ突出しており、このネジ挿通筒(32b)の先端を前記背面板(26)の四隅に対接させる。前記操作ユニット(32)の表面に、前記壁板(3)の表面側から取付枠(33)を重ね、前記取付枠(33)の上下対角方向の穴に取付けネジ(N)を差込み、前記取付枠(33)、操作ユニット(32)、及び、前記背面板(26)を一体的に取り付ける。その後、壁板(3)の表面側から、プレート枠(34)を取付枠(33)の表面に重ねると共に、さらに、化粧板(36)を取り付けてガス栓の取付工事が完了する。
実用新案登録第3083044号公報 実開昭62−34268号公報
上記したようなガス栓の取り付け構造では、壁板(3)の開口(30)は、壁板(3)の裏側全域に直接開放しているため、火災発生等の際に、炎や煙が壁板(3)内を伝ってきた場合、前記炎や煙が前記開口(30)から室内に噴き出す危険があり、耐火構造的に問題がある。
そこで、防火被覆部材として、開口(30)の裏側にボックスが設けられ、前記ボックス内にガス栓本体(1)を収容させてなるボックスコックが有効と考えられる。
しかしながら、従来のボックスコックは、配管接続部(10)とボックス(16)は一体的に固定されているもので、壁板(3)の裏側における前記ボックス(16)の前方開放端部の位置は、壁板(3)の最大壁厚に合わせて決定されているため、前記壁板(3)の壁厚が薄い場合には、図13に示すように、ボックス(16)は壁板(3)の裏側に奥まって位置する態様となり、この場合、ボックス(16)の前記前方開放端部と壁板(3)の裏面との間に隙間(S)が生じてしまう。よって、従来のボックスコックでは、ボックス(16)内の気密を保つことが出来ず、防火性能は期待できない。
又、前述の図11に示したような、バックプレート(2)を介してガス栓本体(1)を壁板(3)の裏側に可動可能に取り付けられる形式の埋設型のガス栓では、ガス栓本体(1)の設置後に、耐火構造を具備させるために、耐火ボックスを装着させることは困難であった。
本発明は、特に、『開口が形成された壁板の裏側に、前記開口の裏面周囲に添設される枠板を具備するバックプレートが設けられ、
ガス栓本体が前記バックプレートに前後方向に可動可能に取り付けられて前記壁板の裏側に固定される形式の埋設式ガス栓』において、ガス栓設置後でも、容易に耐火構造を備えた埋設式ガス栓に仕様変更できるようにすることを課題とする。
請求項1に係る発明の埋設式ガス栓は、『前記ガス栓本体を収容可能で且つ前記枠板の内周縁に向かって開放する金属製の耐火ボックスが設けられ、
前記耐火ボックスの前方開放端部を前記枠板の前記内周縁近傍に添設状態に係合させる係合手段が設けられ、
前記ガス栓本体から延長する配管接続部が対応する前記耐火ボックスの構成面には、前記配管接続部を挿通させるための挿通孔が前方開放状態に設けられ、
前記挿通孔の前記配管接続部の挿通域以外の範囲を閉塞させる閉塞板が設けられ、
前記閉塞板は、長方形状の薄肉の金属板であり、その中央には、前記ガス栓本体の配管接続部がちょうど挿通可能な開口が形成されてあり、前記開口の両側には、両端及び中央で非連続な切り込みが短辺に平行に等間隔で打ち抜かれてあり、一方の短辺中央から、前記開口に至る範囲には、スリットが形成されていること』である。
上記技術的手段は次のように作用する。
耐火ボックスをガス栓本体の後方から、前記ガス栓本体に被せる。このとき、前記ガス栓本体から延長されている配管接続部に対応する前記耐火ボックスの構成面に、前記配管接続部が挿通可能な挿通孔を、前記耐火ボックスの前方に開放するように設ける。これにより、前記耐火ボックスは、前記挿通孔に配管接続部を挿通させながら、前記ガス栓本体の後方から被嵌可能となる。そして、前記耐火ボックスの前方開放端部を、壁板の裏面に添設させたバックプレートの枠板の内周縁近傍に係止手段によって係止させることにより、前記耐火ボックスは、前方開放端部と枠板との間に隙間を生じさせることなく、前記枠板に一体的に取り付けられることとなる。こうして、前記耐火ボックスは、内部に既設のガス栓本体を収容し且つその前方開放端部が前記枠板の裏面に添設された状態に装着されることとなる。
又、閉塞板を装着させた状態においては、前記ガス栓本体の周囲は、耐火ボックスと前記閉塞板によって略密閉状態に閉塞された空間となる。
(2)請求項2に係る発明の埋設式ガス栓は、請求項1に記載の埋設式ガス栓において、『前記係合手段は、前記耐火ボックスの前記前方開放端部の上辺及び下辺の各々に連設されると共に、上方又は下方にそれぞれ開放して前記枠板の内周縁の上下辺部をそれぞれ挟持可能な断面略U字状の係合爪とした』ものであり、前記耐火ボックスの前記前方開放端部の上辺に設けた係合爪の上方開放部から前記枠板の内周縁の上辺を前記係合爪内に挟み込み、前記前方開放端部の下辺に設けた係合爪の下方開放部から前記枠板の内周縁の下辺を前記係合爪内に挟み込むことにより、耐火ボックスを枠板に取り付けることができる。
(3)この請求項2に記載の埋設式ガス栓において、請求項3に係る発明のように、『前記耐火ボックスの上下面の両側端部に、前方に開放する切り込みが形成されている』ものでは、耐火ボックスの上下面の前端側が自由状態となり、相互に近接する方向に撓ませることが可能となる。
(4)請求項4に係る発明の埋設式ガス栓は、請求項1に記載の埋設式ガス栓において、『前記係合手段は、前記枠板の内周縁の上下辺近傍の裏面から奥方向に突設され且つ上方及び下方に突出する係合突起を具備する略T字状の係合爪とし、前記耐火ボックスの前方開放端を前記枠板の裏面に接触させた状態にて前記係合突起が対応する前記耐火ボックスの上下面の各位置に、前記係合突起が貫通可能な係合孔が形成されていること』を特徴とするもので、耐火ボックスをガス栓本体の後方から被嵌させていき、枠板の上辺側の係合爪の、上方に突出している係合突起を、耐火ボックスの上面に設けた係合孔に差し込むと共に、枠板の下辺側の係合爪の、上方に突出している係合突起を、耐火ボックスの下面に設けた係合孔に差し込む。これにより、前記耐火ボックスは、係止される態様で枠板の裏面に添設されて固定される。前記係合突起を係合爪の上下に設けてあるのは、壁板に形成させる開口と柱との位置関係により、前記バックプレートを上下左右逆転させた状態で配設させる場合でも対応させることができるようにするためである。
(5) 請求項5に係る発明の埋設式ガス栓は、請求項1から4のいずれかに記載の埋設式ガス栓において、『前記耐火ボックスは、前記枠板に係合可能で且つ前後に開放する前部材と、前記前部材の後部にスライド自在に内嵌又は外嵌し且つ前方にのみ開放する後部材とから構成されていること』を特徴とするもので、前部材と後部材とを前後にスライドさせることにより、前記耐火ボックスの奥行きを変えることができる。すなわち、壁板が厚い場合では、プラグ部を壁板の表面側に露出させるために、前記ガス栓本体は前方へ大きく突出させられる。この場合、ボックスの奥行きは浅くて良いから、前記後部材を前部材に深く嵌合させておけば良い。逆に、壁板が比較的薄い場合には、前記壁板が厚い場合に比べて、ガス栓本体の前方への移動量は少ない。よって、この場合では、前記後部材を前部材から後方へスライドさせて、耐火ボックスの奥行きを深めに設定しておけば良い。
請求項1に係る発明によれば、壁板の裏側の柱に取り付けられたバックプレートを利用して前記壁板の裏側に配設させる形式の埋設式ガス栓であって、その配設完了後であっても、前記ガス栓本体を収容可能な耐火ボックスを容易に装着できるようにしたから、前記壁板に設けた開口の裏側の空間は前記耐火ボックスによって閉塞されることとなる。これにより、火災等の際に壁板内に伝わってくる炎や煙を前記耐火ボックスで遮断することができ、前記炎や煙が前記開口から室内に噴き出す危険を防止することができる。このように、ボックスを具備しない既設の埋設式ガス栓であっても、防火性能の高い耐火構造を具備させたガス栓に容易に仕様変更することができる。
又、耐火ボックスと閉塞板とによって、ガス栓本体の周囲を略密閉状態に囲むことができるようにしたから、防火性能が一層優れた耐火構造を期待することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、上記効果に加えて、耐火ボックスの前方開放端部に設けた断面略U字状の係合爪で壁板の裏面に添設させている前記バックプレートの枠板の内周縁を挟み込むだけで、前記耐火ボックスを枠板に係合状態に固定することができるので、耐火ボックスを装着させるためのネジ等の部品を設ける必要がなく、耐火ボックスの取り付けが容易で且つ確実であるといった効果がある。
このとき、請求項3に係る発明のように、前記係合爪が設けられている前記耐火ボックスの上面及び下面を近接する方向に撓ませながら、前記係合爪を前記枠板に係合させることができるので、係合爪を枠板の内周縁に装着し易くなる。よって、耐火ボックスの取り付けが一層容易となる。
又、請求項4に係る発明のものも、前記請求項2と同様に、耐火ボックスの取り付けが容易となり、また、修理や点検等の際の取り外しも容易であるといった効果がある。
請求項5に係る発明のものでは、壁板と壁板との間の距離及び、ガス栓本体の開口からの設置深さに応じて、耐火ボックスの奥行きを変更することができるから、適用範囲が広く且つ使い勝手の良い耐火ボックスを提供することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態のガス栓は、前述した図11と同じ取付構造によるものであり、ガス栓本体(1)は、柱(31)に調整板(2b)をネジ止めさせてなるバックプレート(2)を介して、壁板(3)の裏側に配設させる構成のものとする。
図1は、壁板(3)の裏側に配設されたガス栓本体(1)の平面図であり、ガス栓本体(1)の背面には背面板(26)が取り付けられていると共に、継手を介してフレキ管を接続させる配管接続部(10)は、ガス栓本体(1)の右側方に位置させている。
この種ガス栓本体(1)を壁板(3)の裏側に固定するには、まず、図1に示すように、背面板(26)の背面に連結金具(21)を添設固定させる。前記連結金具(21)は、背面板(26)の背面に直接添設されて固定される略長方形状の第1板(21a)とこれの一側辺から直角に前方へ突出する第2板(21b)とからなり、第2板(21b)には、バックプレート(2)の内周縁(20)の一側縁から後方へ向かって連設されている支持片(22)のスリット(23)にスライド可能に嵌め込まれるフック部(24)が外方へ突出するように設けられている。
尚、この実施の形態の埋設式ガス栓のガス栓本体(1)を固定させるには、まず、プラグ部(11)が前方に突出し且つ、配管接続部(10)が側方に位置する横向きの姿勢とし、前記背面板(26)を連結金具(21)の前記第1板(21a)に重ね合わせ、ネジ止めして固定する。
このように、背面板(26)と連結金具(21)とを具備させたガス栓本体(1)を壁板(3)の裏側に固定させるために、バックプレート(2)が用意されている。前記バックプレート(2)は、図2に示すように、縦長長方形状の内周縁(20)が形成されている枠板(2a)と、この長辺の一方から直角に且つ奥方向に連設された調整板(2b)とからなり、調整板(2b)に設けた長孔(25)に、木ネジ(B)を挿通させると共に、そのまま壁板(3)を施行する前の柱(31)の所定位置にネジ込む。これにより、バックプレート(2)は、前記長孔(25)の長さ分、壁板(3)に対して接離可能に固定される。
又、前記支持片(22)には、図1に示すように、前記連結金具(21)のフック部(24)がスライド可能に嵌め込まれるスリット(23)が形成されており、前記フック部(24)をスリット(23)に係止させることにより、連結金具(21)はバックプレート(2)に、第1板(21a)が枠板(2a)に対して平行に位置する状態で接離自在に前後方向にスライド可能となる。
その後、壁板(3)を施工し、バックプレート(2)の枠板(2a)の内周縁(20)に沿って壁板(3)を切り欠いて開口(30)を形成し、前記開口(30)から、枠板(2a)が壁板(3)の裏面に接触するようにバックプレート(2)の位置を調整する。
そして、連結金具(21)をバックプレート(2)の支持片(22)のスリット(23)に沿ってスライドさせることにより、ガス栓本体(1)を手前に引き寄せて、プラグ部(11)の先端が、壁板(3)の表面から約5.5mm突出させる。後は、従来のものと同様に、操作ユニット(32)を、ガス栓本体(1)のプラグ部(11)を包囲する態様で前記開口(30)内に収容させると共に、図3に示すように、壁板の表面側に各部品を順に取り付けていくことにより、ガス栓の取付工事が完了する。
上記要領で取り付けられた埋設式ガス栓を、耐火構造を具備する構成とするために、前記壁板(3)の開口(30)の裏側に、ガス栓本体(1)を収容可能な耐火ボックス(4)を配設させる。
耐火ボックス(4)は、図2又は図3に示すように、前記ガス栓本体(1)を全体的に包囲可能な大きさで且つ前方に開放する矩形箱体であり、ガス栓本体(1)の後方からその前方開放端部(41)が前記バックプレート(2)の枠板(2a)の裏面に接触する態様に取り付けられる。前方開放端部(41)を前記バックプレート(2)の枠板(2a)の裏面に接触させた状態にて、前記調整板(2b)側に位置する一側面(4a)は、前記調整板(2b)の後端部に近接又は当接するように、前記調整板(2b)の長さ分短く形成されており、これに対向する他側面(4b)には、前記ガス栓本体(1)の配管接続部(10)を挿通させるための挿通孔(40)が前方開放状態に形成されている。尚、前記挿通孔(40)の前後方向の長さは、前記耐火ボックス(4)の奥行きに略一致する程度に設定されているものとする。
ガス栓本体(1)の設置姿勢によって、配管接続部(10)は、上方又は下方に延長する場合もあり、これらの場合にも対応できるように、耐火ボックス(4)の前記上下面及び側面の各々には、前記挿通孔(40)の輪郭線に沿ったスリット(40a)を部分的に連結させた状態で打ち抜いてある。これにより、ガス栓本体(1)の姿勢に応じて、現場にて、耐火ボックス(4)の上下面又は側面のいずれかに形成されているスリット(40a)の連結部分を切り離して、所望の面に挿通孔(40)を開口させることができる。
又、前記耐火ボックス(4)の上下面と側面(4b)との境界部分には、図2に示すように、切り込み(42)が前方に開放するように形成されていると共に、前記上下面の前方端辺には、断面略U字状の係合爪(43)(44)がそれぞれ2つずつ連設されている。
前記耐火ボックス(4)の上面に設けられている係合爪(43)は上方に開放するように形成されていると共に、下面に設けられている係合爪(44)は、下方に開放するように設定されており、前記係合爪(43)で枠板(2a)の内周縁(20)の上辺を、係合爪(44)で内周縁(20)の下辺をそれぞれ挟み込むようにして係止させる。このとき、前記耐火ボックス(4)の上下面の、前記一方の側面(4a)側の前端部は自由状態にある上に、他方の側面(4b)側には切り込み(42)が形成されていることから、前記上下面の前端部は、図4の二点鎖線に示すように、夫々内方へ撓ませることが可能である。よって、係合爪(43)(44)の開放端縁が内周縁(20)内に位置するまで前記上下面を弾性的に撓ませることにより、前記係合爪(43)(44)を前記枠板(2a)の上下辺の各々に容易に係止させることができる。係止させた後は、前記上下面を構成している金属片の弾性力によって、前記上下面が相互に平行に位置する元の状態に復元され、係合爪(43)(44)によって内周縁(20)の上下辺が確実に挟持された状態に係合される。
このように、耐火ボックス(4)は、ガス栓本体(1)の配管接続部(10)の位置に応じて所定面に形成されているスリット(40a)に沿って全域的に打ち抜いて挿通孔(40)を形成し、ガス栓本体(1)の後方から、配管接続部(10)を挿通孔(40)に挿通させながら、ガス栓本体(1)を耐火ボックス(4)内に収容し、一方の側面(4a)を調整板(2b)の後方端に略接触させると共に、耐火ボックス(4)の前方開放端部(41)をバックプレート(2)の枠板(2a)の裏面に略接触させる態様で、耐火ボックス(4)の上下面の前端部を内方へ撓ませて係合爪(43)(44)に、枠板(2a)の内周縁(20)の上下辺をそれぞれ挟み込ませて係止させることにより、耐火ボックス(4)の取り付けが完了する。
この実施の形態の耐火ボックス(4)は、壁板(3)の施工前に壁板(3)の裏側にバックプレート(2)を利用して取り付けられた後のガス栓本体(1)に、容易に被嵌させることができるようにしたから、必要に応じて耐火ボックス(4)を装着し、耐火構造を具備させた埋設式ガス栓とすることができる。耐火ボックス(4)を装着させることにより、開口(30)から壁板(3)の裏側へ続く空間を略閉塞状態とすることができ、これにより、火災等により、壁板(3)内に伝わってくる炎や煙は、耐火ボックス(4)で遮断されることとなり、開口(30)から室内へ噴き出す危険を防止することができる。又、保守や修理の際には、上記したように、耐火ボックス(4)の上下面を内方へ撓ませることにより、係合爪(43)(44)の枠板(2a)の内周縁(20)への係合を容易に解除させて、耐火ボックス(4)を取り外すことができる。
図5は、前記耐火ボックス(4)の枠板(2a)への取付構造の他の例を示したものであり、このものでは、バックプレート(2)の枠板(2a)の裏面であって、前記内周縁(20)の上下方にそれぞれ位置する所定位置に、上下に突出する係合突起(14)(15)を具備する略T字状の係合爪(12)(13)をそれぞれ奥方向へ突設させると共に、前記耐火ボックス(4)の前方開放端部(41)を前記枠板(2a)の裏面に略接触させた装着完了状態にて、前記係合突起(14)(15)が対応する前記耐火ボックス(4)の上下面の各位置に、前記係合突起(14)(15)が貫通可能な係合孔(45)が形成されているものとした。
この実施の形態の耐火ボックス(4)を装着させるには、耐火ボックス(4)に設けた挿通孔(40)にガス栓本体(1)の配管接続部(10)を挿通させながら、ガス栓本体(1)の後方から耐火ボックス(4)を被嵌させていき、耐火ボックス(4)の上下面が係合爪(12)(13)から上方に突出している係合突起(14)よりもやや上方に位置させた後、係合孔(45)に係合突起(14)を対応させて、耐火ボックス(4)を下方へ降下させれば、前記係合孔(45)に係合突起(14)が挿通させる。これにより、耐火ボックス(4)は、係合爪(12)(13)の係合突起(14)に係合孔(45)によって係止される態様で枠板(2a)の裏面に装着される。
尚、図示しないが、開口(30)と柱(31)との位置関係により、壁板(3)の裏側から見て、枠板(2a)の左側に調整板(2b)を位置させなければならない場合は、バックプレート(2)は、図5の姿勢から、上下左右逆転させた状態で取り付けられることとなり、係合爪(12)(13)は、係合突起(15)が上方に突出する態様となる。この場合では、係合突起(15)を係合孔(45)に挿通させれば良い。
この実施の形態の耐火ボックス(4)も、バックプレート(2)の枠板(2a)に容易に装着又は取外しができることから、耐火構造への仕様変更又は保守・点検や修理も容易となる。
図6は、係合爪(12)(13)の係合突起(14)を係合孔(45)に挿通させて耐火ボックス(4)を枠板(2a)の裏面に装着させた状態を示す側面図である。このように、耐火ボックス(4)を装着させた状態においては、耐火ボックス(4)の側面(4b)には、挿通孔(40)が開放する態様となる。挿通孔(40)の一部分には配管接続部(10)が挿通しているが、配管接続部(10)の挿通域以外の他の開き部分から、前記炎や煙が耐火ボックス(4)内に入り込むこととなり、防火性能に劣るものとなる。
そこで、前記挿通孔(40)には、図7に示すような、閉塞板(5)を被せておく。
閉塞板(5)は、同図に示すように、横長長方形状の薄肉の金属板であり、中央には、前記ガス栓本体(1)の配管接続部(10)がちょうど挿通可能な略六角形状の開口(50)が形成されてあり、開口(50)の左右両側には、両端及び中央で連結されてなる切り込み(51)〜(56)が3本ずつ左右端の短辺に平行に等間隔で打ち抜かれていると共に、図面における右端辺中央から、前記開口(50)に至る範囲には、スリット(57)が形成されている。
この閉塞板(5)を、前記スリット(57)を広げることにより、ガス栓本体(1)の接続筒部(10)又はそれに続くフレキ管を前記スリット(57)内に挿通させ、ガス栓本体(1)の配管接続部(10)に開口(50)を外嵌させた状態で、図8に示すように、耐火ボックス(4)の側面(4b)に添設させる。これにより、挿通孔(40)の配管接続部(10)の挿通域以外の前記開き部分は、閉塞板(5)によって閉塞される態様となり、耐火ボックス(4)内の気密性が確保されると共に、防火性能が向上する。
尚、閉塞板(5)は、耐火ボックス(4)の奥行きや、挿通孔(40)内における配管接続部(10)の配設位置等に応じて、邪魔になる範囲を、切り込み(51)〜(56)のいずれかで切断しておく。図8に示したものでは、切り込み(55)で切断しておく必要がある。
前記閉塞板(5)の耐火ボックス(4)への添設手段の一つとして、耐火ボックス(4)に針金で巻き付けておく方法が採用可能である。
図9及び図10は、耐火ボックス(4)の他の例の説明図である。
この実施の形態の耐火ボックス(4)は、前記枠板(2a)の裏面に略接触状態に係合可能な前部材(46)と、前記前部材(46)に後方からスライド可能に外嵌する後部材(47)とから構成されているもので、前記前部材(46)は、前後両方に開放する矩形筒状に形成されていると共に、後部材(47)は、前方にのみ開放する箱状に構成されている。
尚、挿通孔(40)は、前部材(46)には前後方向に開放するように形成されていると共に、後部材(47)には、前方に開放するように形成されている。
前記後部材(47)の前部材(46)への重ね合わせ長さによって、耐火ボックス(4)の奥行き及び挿通孔(40)の長さが決定される。
具体的には、壁板(3)が薄い場合には、厚い場合に比べて、プラグ部(11)を壁板(3)の開口(30)の表面に露出させるために、ガス栓本体(1)を壁板(3)側に引き寄せる度合いは少ない。よって、その分、ガス栓本体(1)は壁板(3)から奥まった箇所に配設されるため、ガス栓本体(1)の背面に設けた背面板(26)から壁板(3)までの距離が遠くなる。この場合、図9に示すように、後部材(47)を後方へずらして、耐火ボックス(4)の奥行きを、背面板(26)から枠板(2a)までの距離以上に設定しておけば良い。それに応じて挿通孔(40)の長さも長く設定される。
逆に、図10に示すように、壁板(3)が厚い場合には、ガス栓本体(1)の壁板(3)側への引き寄せ度合いも大きく、壁が背面板(26)のフック部(24)をバックプレート(2)の支持片(22)のスリット(23)内を前方へ大きくスライドさせられる。この場合には、後部材(47)を前部材(46)に深く被せることにより、耐火ボックス(4)の奥行きを壁板(3)からガス栓本体(1)までの距離に応じて短く設定しておけば良い。
このように、耐火ボックス(4)を、相互にスライド可能な前部材(46)と後部材(47)との2ピースで構成して、耐火ボックス(4)の奥行きを変えることができるようにしたものにおいては、壁板(3)の厚さ及びそれに伴うガス栓本体(1)の設置深さに応じて、ちょうど良い大きさの耐火ボックス(4)を提供することができる。
本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の取付状態の平面図。 本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓を取り付けるためのバックプレートと前記ガス栓を収容させる耐火ボックスの説明図。 図1の状態の埋設式ガス栓に耐火ボックスを取り付けた様子を示す横部分断面図。 図2に示した耐火ボックスをバックプレートの枠板に取り付ける際の説明図。 本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓を取り付けるためのバックプレートと前記ガス栓を収容させる耐火ボックスの他の例を示す説明図。 図5に示したバックプレートと耐火ボックスの取り付け完了状態を示す側面図。 本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の耐火構造に使用される閉塞板の説明図。 図6の耐火ボックスの挿通孔に閉塞板を添設させた状態を示す側面図。 本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の耐火構造を示す他の例の説明図。 図9に示した耐火ボックスの奥行きを短くした状態を示す説明図。 従来の埋設式ガス栓の取付構造を示す分解斜視図。 従来の埋設式ガス栓と連結金具を示す斜視図。 従来のボックスコックを示す説明図。
符号の説明
(1)・・・・・・ガス栓本体
(10)・・・・・・配管接続部
(11)・・・・・・プラグ部
(12)(13)・・・・係合爪(係合手段)
(2) ・・・・・・バックプレート
(2a)・・・・・・枠板
(3) ・・・・・・壁板
(30)・・・・・・開口
(4) ・・・・・・耐火ボックス
(40)・・・・・・挿通孔
(43)(44)・・・・係合爪(係合手段)

Claims (5)

  1. 開口が形成された壁板の裏側に、前記開口の裏面周囲に添設される枠板を具備するバックプレートが設けられ、
    ガス栓本体が前記バックプレートに前後方向に可動可能に取り付けられて前記壁板の裏側に固定される形式の埋設式ガス栓において、
    前記ガス栓本体を収容可能で且つ前記枠板の内周縁に向かって開放する金属製の耐火ボックスが設けられ、
    前記耐火ボックスの前方開放端部を前記枠板の前記内周縁近傍に添設状態に係合させる係合手段が設けられ、
    前記ガス栓本体から延長する配管接続部が対応する前記耐火ボックスの構成面には、前記配管接続部を挿通させるための挿通孔が前方開放状態に設けられ、
    前記挿通孔の前記配管接続部の挿通域以外の範囲を閉塞させる閉塞板が設けられ、
    前記閉塞板は、長方形状の薄肉の金属板であり、その中央には、前記ガス栓本体の配管接続部がちょうど挿通可能な開口が形成されてあり、前記開口の両側には、両端及び中央で非連続な切り込みが短辺に平行に等間隔で打ち抜かれてあり、一方の短辺中央から、前記開口に至る範囲には、スリットが形成されていることを特徴とする埋設式ガス栓。
  2. 請求項1に記載の埋設式ガス栓において、前記係合手段は、前記耐火ボックスの前記前方開放端部の上辺及び下辺の各々に連設されると共に、上方又は下方にそれぞれ開放して前記枠板の内周縁の上下辺部をそれぞれ挟持可能な断面略U字状の係合爪としたことを特徴とする埋設式ガス栓。
  3. 請求項2に記載の埋設式ガス栓において、前記耐火ボックスの上下面の両側端部に、前方に開放する切り込みが形成されていることを特徴とする埋設式ガス栓。
  4. 請求項1に記載の埋設式ガス栓において、前記係合手段は、前記枠板の内周縁の上下辺近傍の裏面から奥方向に突設され且つ上方及び下方に突出する係合突起を具備する略T字状の係合爪とし、前記耐火ボックスの前方開放端を前記枠板の裏面に接触させた状態にて前記係合突起が対応する前記耐火ボックスの上下面の各位置に、前記係合突起が貫通可能な係合孔が形成されていることを特徴とする埋設式ガス栓。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の埋設式ガス栓において、前記耐火ボックスは、前記枠板に係合可能で且つ前後に開放する前部材と、前記前部材の後部にスライド自在に内嵌又は外嵌し且つ前方にのみ開放する後部材とから構成されていることを特徴とする埋設式ガス栓。
JP2005002388A 2005-01-07 2005-01-07 埋設式ガス栓 Expired - Fee Related JP4713889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002388A JP4713889B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 埋設式ガス栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002388A JP4713889B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 埋設式ガス栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006189121A JP2006189121A (ja) 2006-07-20
JP4713889B2 true JP4713889B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=36796515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005002388A Expired - Fee Related JP4713889B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 埋設式ガス栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4713889B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986485U (ja) * 1982-12-03 1984-06-11 佐々木 克夫 配管貫通穴用バツクアツプ材付きシ−ルプレ−ト
JPH037581U (ja) * 1989-06-13 1991-01-24
JPH04183214A (ja) * 1990-11-16 1992-06-30 Matsushita Electric Works Ltd パネルカバー
JPH06193759A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Fujii Gokin Seisakusho:Kk ガス栓の取付け構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2534424A1 (fr) * 1982-10-07 1984-04-13 Jeumont Schneider Circuit de commande d'un moteur synchrone a deux enroulements induits
JP2816739B2 (ja) * 1989-03-23 1998-10-27 旭光学工業株式会社 ウイルス及び細胞の分離器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5986485U (ja) * 1982-12-03 1984-06-11 佐々木 克夫 配管貫通穴用バツクアツプ材付きシ−ルプレ−ト
JPH037581U (ja) * 1989-06-13 1991-01-24
JPH04183214A (ja) * 1990-11-16 1992-06-30 Matsushita Electric Works Ltd パネルカバー
JPH06193759A (ja) * 1992-12-25 1994-07-15 Fujii Gokin Seisakusho:Kk ガス栓の取付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006189121A (ja) 2006-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4650674B2 (ja) 配管カバー部材
JP6611879B2 (ja) ユニットハウスの壁面構造
JP5106890B2 (ja) ボックスカバー
JP4713889B2 (ja) 埋設式ガス栓
JP4599175B2 (ja) 埋設式ガス栓
JP2008138397A (ja) カバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造
JP4753427B2 (ja) 点検口用枠材
JP5283416B2 (ja) 軒天換気見切金物用カバープレート、軒天換気見切金物構造体及び軒天換気構造
JP2008231774A (ja) 複合サッシ
JP6609531B2 (ja) 埋設式ガス栓の取付構造
JP7445967B2 (ja) ガス栓取付装置
JP5342722B2 (ja) パネルヒータ用配管材の保護カバー
JP6255040B2 (ja) ユニットハウス用の壁面パネルおよび壁面構造
JP2017044275A (ja) 埋設式ガス栓の取付構造
JP2023136027A (ja) ガス栓収容ボックス
JP5956358B2 (ja) 器具収容体
JP2008121326A (ja) 竪樋装置
JP2007253724A (ja) ランチャンネル
JP4540114B2 (ja) キャビネット
JP2008202272A (ja) 壁パネルのコーナー連結構造
JP2009270675A (ja) 壁孔閉塞用蓋
JP2007092345A (ja)
JP5852398B2 (ja) 建物用点検口
JP2015087072A (ja) レンジフード用モール部材
JP6496207B2 (ja) 止水部材、見切りカバーおよび横目地止水構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4713889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees