JP4599175B2 - 埋設式ガス栓 - Google Patents

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Description

本発明は、壁板の裏側に設置される埋設式ガス栓に関する。
図7は、石膏ボード製の壁板(3)内に内蔵される従来の埋設式ガス栓の取り付け構造の一例を示している。これは、前記壁板(3)の施工前に、壁板(3)の裏側の柱(31)等に、バックプレート(2)を介してガス栓本体(1)が取り付けられ、ガス栓本体(1)の取付後に壁板(3)が施工されると共に、前記ガス栓配設域に相当する部分の前記壁板(3)に開口(30)を形成して、前記開口(30)からガス栓の操作を可能とするものである。
このような壁板(3)の裏側に配設される埋め込み型のガス栓を取り付けるには、まず、壁板(3)の裏側に、矩形の枠板(2a)と前記枠板(2a)の一側辺から後方へ直角に延びる調整板(2b)とから略L字状に形成されたバックプレート(2)が配設される。前記バックプレート(2)は、前記調整板(2b)に設けた長孔に木ネジを挿通させると共に壁板(3)を施行する前の柱(31)にネジ込んで、前後にスライド可能に固定される。又、前記バックプレート(2)の枠板(2a)の内周縁(20)の、前記調整板(2b)寄りの一側縁からは、支持片(22)が前記(2b)と同方向に延長形成されており、前記支持片(22)には、前後方向に沿ってスリット(23)が形成されている。
前記支持片(22)には、図8に示すように、第1板(21a)と第2板(21b)とから略L字状に形成されている連結金具(21)が、前記第2板(21b)のフック部(24)を前記支持片(22)のスリット(23)に係合させることにより、摺動可能に取り付けられる。
尚、ガス栓本体(1)の背面には、金属製の背面板(26)がネジ止めされており、この背面板(26)を連結金具(21)の第1板(21a)に取り付けることにより、前記ガス栓本体(1)は前記連結金具(21)と共に、壁板(3)の裏側にて前後方向に移動可能に設置されることとなる。
その後、壁板(3)を取り付け、バックプレート(2)の枠板(2a)の内周縁(20)に沿って壁板(3)を切り欠いて開口(30)を形成し、前記開口(30)から、枠板(2a)が壁板(3)の裏面に接触するようにバックプレート(2)の位置を調整すると共に、連結金具(21)をバックプレート(2)の支持片(22)のスリット(23)に沿ってスライドさせて、ガス栓本体(1)を手前に引き寄せる。
そして、前記プラグ部を包囲するように、操作ユニット(32)が前記開口(30)内に収容される。操作ユニット(32)の筒状本体(32a)の背面のコーナ部からは4本のネジ挿通筒(32b)が後方へ突出しており、このネジ挿通筒(32b)の先端を前記背面板(26)の四隅に対接させる。前記操作ユニット(32)の表面に、前記壁板(3)の表面側から取付枠(33)を重ね、前記取付枠(33)の上下対角方向の穴に取付けネジ(N)を差込み、前記取付枠(33)、操作ユニット(32)、及び、前記背面板(26)を一体的に取り付ける。その後、壁板(3)の表面側から、プレート枠(34)を取付枠(33)の表面に重ねると共に、さらに、化粧板(36)を取り付けてガス栓の取付工事が完了する。
実用新案登録第3083044号公報 実開昭62−34268号公報
上記したようなガス栓の取り付け構造では、壁板(3)の開口(30)は、壁板(3)の裏側全域に直接開放していることから、冬季においては、前記開口(30)から壁板(3)の裏側の冷気が室内に入り込んで来る不都合や、火災等の際には、壁板(3)内を伝ってきた炎や煙が前記開口(30)から室内に噴き出す危険がある。
そこで、開口(30)の裏側にガス栓を収容可能なボックスを設けて、前記壁板(3)内の空気を前記ボックスで遮断することが考えられる。
しかしながら、壁板(3)の裏側に先に設置された状態のガス栓にボックスを具備させるには、ガス栓本体(1)に接続されている配管接続部(10)を挿通させるための挿通孔を、ガス栓本体(1)への被覆方向に向かって開放するように形成しなければならない。この場合、前記挿通孔は、前記配管接続部(10)の大きさ以上に形成されることとなり、前記挿通孔の、配管接続部(10)の挿通域以外の他の空間部分から、前記壁板(3)の裏側の空気がボックス内に入り込むこととなるため、前記ボックスの気密性は低く、確実な保温効果及び防火効果は期待できない。
本発明は、『開口が形成された壁板の裏側に、前記開口に向かって開放するボックスが設置され、ガス栓本体は、プラグ部が前記開口側を向く姿勢で前記ボックス内に収容されていると共に、前記ガス栓本体から延長する配管接続部が対応する前記ボックスの構成面には、前記配管接続部が挿通可能な挿通孔が開放されている埋設式ガス栓』において、前記ボックス内の気密性を高めることを課題とする。
請求項1に係る発明の埋設式ガス栓は、『前記挿通孔の全域を閉塞する閉塞板が設けられ、
前記閉塞板には、前記配管接続部が略密嵌状態に挿通可能な大きさ形状の開口部が形成されていると共に、前記開口部から前記閉塞板の外方に向かって開放する一本のスリットが形成されてあり、
前記閉塞板は、略長方形状の金属板とし、前記金属板の長辺方向の長さを調節可能な調整手段が設けられていること』である。
上記技術的手段は次のように作用する。
例えば、挿通孔を前記ボックスの前方開放端に開放するように設定しておけば、図7に示したような、ボックスを具備しない既設のガス栓本体の後方から、その配管接続部に前記挿通孔が対応するようにボックスの姿勢を決定させて、前記ガス栓本体に被せることができる。これにより、前記挿通孔内に前記配管接続部が挿通状態に位置することとなるが、前記挿通孔の、前記配管接続部挿通域以外の範囲は外方へ開放したままである。そこで、前記挿通孔を閉塞板で覆うことにより閉塞する。前記配管接続部は、前記閉塞板に設けた開口部に挿通させる。これにより、挿通孔の、前記配管接続部の挿通域以外の空間は全域に渡って前記閉塞板によって閉塞されることとなる。
前記閉塞板には、前記開口部から前記閉塞板の外方に向かって開放する一本のスリットが形成されているから、前記スリットを利用して、前記閉塞板の開口部を外方へ開くことができる。スリットを広げることにより形成される開き部分から、前記配管接続部又はそれに続くフレキ管を差し込んで、前記配管接続部を開口部内に挿通させることができる。
又、前記閉塞板は、略長方形状の金属板とし、前記金属板の長辺方向の長さを調節可能な調整手段が設けられているから、ガス栓本体の配設位置とボックスの奥行き等に合わせて、前記閉塞板が邪魔にならないように、所定の長さに調整することができる。
請求項に係る発明の埋設式ガス栓は、請求項に記載の埋設式ガス栓において、『前記開口部は前記金属板の中央に形成され、前記調整手段は、前記開口部から前記金属板の短辺に至る範囲に形成された前記短辺に平行な複数の切り込みとし、前記切り込みは、それぞれ部分的に連結された非連続線から構成されていること』を特徴とするもので、前記調整手段としての切り込みは、略長方形状に形成された閉塞板の中央の開口部から両短辺に至る範囲の一方又は両方に形成されており、前記切り込みに沿って、閉塞板を折り曲げることにより、切り込みに形成されている連結部分は容易に切断することができる。よって、長方形状の閉塞板の短辺に平行に複数設けられている切り込みのうち、適切な位置にある切り込みに沿って前記閉塞板を折り曲げれば、所望の長さの閉塞板となる。
請求項1に係る発明によれば、閉塞板で挿通孔を閉塞することによって、前記ボックス内を壁板の裏側から遮断することができるから、ボックス内の気密性が向上し、保温効果及び防火性能に優れたボックスを具備する埋設式ガス栓を提供することができる。これにより、冬季に壁板の裏側の冷気が開口から室内に入り込む不都合を防止することができる上に、火災等の際には壁板内に伝わってくる炎や煙を前記ボックスで遮断することができるので、前記炎や煙が前記開口から室内に噴き出す危険を防止することができる。
又、前記閉塞板に、前記開口部から前記閉塞板の外方に向かって開放する一本のスリットを形成しておけば、上記効果に加えて、既設のボックスコック内のガス栓への前記閉塞板の取り付けが容易になるといった効果がある。
又、ボックスの奥行きと、ガス栓本体から壁板までの距離等に応じて、閉塞板の長さを所定の長さに調整することができるので、閉塞板の一端が壁板の表面側へはみ出したり、他の部品の邪魔になったりすることがなく、使い勝手の良い閉塞板を提供することができる。
このとき、請求項に係る発明のように、調整手段を非連続線からなる切り込みとしておけば、前記切り込みに沿って折り曲げるだけで切断することができるから、閉塞板の長さ調節が容易になる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態の閉塞板を具備させるボックスを装着させるためのガス栓は、前述した図7と同じ取付構造によるものとし、ガス栓本体(1)は、柱(31)に調整板(2b)をネジ止めさせてなるバックプレート(2)を介して、壁板(3)の裏側に配設させる構成のものとする。
図1は、壁板(3)の裏側に配設されたガス栓本体(1)の平面図であり、ガス栓本体(1)の背面には背面板(26)が取り付けられていると共に、継手を介してフレキ管を接続させる配管接続部(10)は、ガス栓本体(1)の右側方に位置させている。
この種ガス栓本体(1)を壁板(3)の裏側に固定するには、まず、図1に示すように、背面板(26)の背面に連結金具(21)を添設固定させる。前記連結金具(21)は、背面板(26)の背面に直接添設されて固定される略長方形状の第1板(21a)とこれの一側辺から直角に前方へ突出する第2板(21b)とからなり、第2板(21b)には、バックプレート(2)の内周縁(20)の一側縁から後方へ向かって連設されている支持片(22)のスリット(23)にスライド可能に嵌め込まれるフック部(24)が外方へ突出するように設けられている。
尚、この実施の形態の埋設式ガス栓のガス栓本体(1)を固定させるには、まず、プラグ部(11)が前方に突出し且つ、配管接続部(10)が側方に位置する横向きの姿勢とし、前記背面板(26)を連結金具(21)の前記第1板(21a)に重ね合わせ、ネジ止めして固定する。
このように、背面板(26)と連結金具(21)とを具備させたガス栓本体(1)を壁板(3)の裏側に固定させるために、バックプレート(2)が用意されている。前記バックプレート(2)は、図2に示すように、縦長長方形状の内周縁(20)が形成されている枠板(2a)と、この長辺の一方から直角に且つ奥方向に連設された調整板(2b)とからなり、調整板(2b)に設けた長孔(25)に、木ネジ(B)を挿通させると共に、そのまま壁板(3)を施行する前の柱(31)の所定位置にネジ込む。これにより、バックプレート(2)は、前記長孔(25)の長さ分、壁板(3)に対して接離可能に固定される。
又、前記支持片(22)には、図1に示すように、前記連結金具(21)のフック部(24)がスライド可能に嵌め込まれるスリット(23)が形成されており、前記フック部(24)をスリット(23)に係止させることにより、連結金具(21)はバックプレート(2)に、第1板(21a)が枠板(2a)に対して平行に位置する状態で接離自在に前後方向にスライド可能となる。
その後、壁板(3)を施工し、バックプレート(2)の枠板(2a)の内周縁(20)に沿って壁板(3)を切り欠いて開口(30)を形成し、前記開口(30)から、枠板(2a)が壁板(3)の裏面に接触するようにバックプレート(2)の位置を調整する。
そして、連結金具(21)をバックプレート(2)の支持片(22)のスリット(23)に沿ってスライドさせることにより、ガス栓本体(1)を手前に引き寄せて、プラグ部(11)の先端が、壁板(3)の表面から約5.5mm突出させる。後は、従来のものと同様に、操作ユニット(32)を、ガス栓本体(1)のプラグ部(11)を包囲する態様で前記開口(30)内に収容させると共に、図3に示すように、壁板の表面側に各部品を順に取り付けていくことにより、ガス栓の取付工事が完了する。
上記要領で取り付けられた埋設式ガス栓を、耐火構造を具備する構成とするために、前記壁板(3)の開口(30)の裏側に、ガス栓本体(1)を収容可能なボックス(4)を配設させる。
ボックス(4)は、図2又は図3に示すように、前記ガス栓本体(1)を全体的に包囲可能な大きさで且つ前方に開放する矩形箱体であり、ガス栓本体(1)の後方からその前方開放端部(41)が前記バックプレート(2)の枠板(2a)の裏面に接触する態様に取り付けられる。前方開放端部(41)を前記バックプレート(2)の枠板(2a)の裏面に接触させた状態にて、前記調整板(2b)側に位置する一側面(4a)は、前記調整板(2b)の後端部に近接又は当接するように、前記調整板(2b)の長さ分短く形成されており、これに対向する他側面(4b)には、前記ガス栓本体(1)の配管接続部(10)を挿通させるための挿通孔(40)が前方開放状態に形成されている。尚、前記挿通孔(40)の前後方向の長さは、前記ボックス(4)の奥行きに略一致する程度に設定されているものとする。
ガス栓本体(1)の設置姿勢によって、配管接続部(10)は、上方又は下方に延長する場合もあり、これらの場合にも対応できるように、ボックス(4)の前記上下面及び側面の各々には、前記挿通孔(40)の輪郭線に沿った切り込み(40a)を部分的に連結させた状態で打ち抜いてある。これにより、ガス栓本体(1)の姿勢に応じて、作業現場にて、ボックス(4)の上下面又は側面のいずれかに形成されている切り込み(40a)の連結部分を切り離して、所望の面に挿通孔(40)を開口させることができる。
この実施の形態のものでは、前記ボックス(4)を前記バックプレート(2)の枠板(2a)に係合させる係合手段として、前記枠体(2a)の裏面であって、前記内周縁(20)の上下方にそれぞれ位置する所定位置に、上下に突出する係合突起(14)(15)を具備する略T字状の係合爪(12)(13)をそれぞれ奥方向へ突設させると共に、前記ボックス(4)の前方開放端部(41)を前記枠板(2a)の裏面に略接触させた装着完了状態にて、前記係合突起(14)(15)が対応する前記ボックス(4)の上下面の各位置に、前記係合突起(14)(15)が貫通可能な係合孔(45)を形成した。
この実施の形態のボックス(4)を装着させるには、ボックス(4)に設けた挿通孔(40)にガス栓本体(1)の配管接続部(10)を挿通させながら、ガス栓本体(1)の後方からボックス(4)を被嵌させていき、ボックス(4)の上下面が係合爪(12)(13)から上方に突出している係合突起(14)よりもやや上方に位置させた後、係合孔(45)に係合突起(14)を対応させて、ボックス(4)を下方へ降下させれば、前記係合孔(45)に係合突起(14)が挿通させる。これにより、ボックス(4)は、係合爪(12)(13)の係合突起(14)に係合孔(45)によって係止される態様で枠板(2a)の裏面に装着される。
尚、図示しないが、開口(30)と柱(31)との位置関係により、壁板(3)の裏側から見て、枠板(2a)の左側に調整板(2b)を位置させなければならない場合は、バックプレート(2)は、図2の姿勢から、上下左右逆転させた状態で取り付けられることとなり、係合爪(12)(13)は、係合突起(15)が上方に突出する態様となる。この場合では、係合突起(15)を係合孔(45)に挿通させれば良い。
このように、ボックス(4)は、ガス栓本体(1)の配管接続部(10)の位置に応じて所定面に形成されている切り込み(40a)に沿って打ち抜いて挿通孔(40)を形成し、ガス栓本体(1)の後方から、配管接続部(10)を挿通孔(40)に挿通させながら、ガス栓本体(1)をボックス(4)内に収容し、一方の側面(4a)を調整板(2b)の後方端に略接触させると共に、ボックス(4)の前方開放端部(41)をバックプレート(2)の枠板(2a)の裏面に略接触させる態様で、ボックス(4)の上下面に形成した係合孔(45)を、枠体(2a)の裏面の係合爪(11)(12)の係合突起(14)又は(15)に挿通させて係止させることにより、図4に示すように、ボックス(4)の取り付けが完了する。
ボックス(4)を装着させた状態においては、ボックス(4)の側面(4b)には、挿通孔(40)が開放する態様となる。挿通孔(40)の一部分には配管接続部(10)が挿通しているが、配管接続部(10)の挿通域以外の他の開き部分から、前記炎や煙がボックス(4)内に入り込むこととなり、このままでは保温性能及び防火性能に劣る。
そこで、前記挿通孔(40)には、図5に示すような、閉塞板(5)を被せておく。
閉塞板(5)は、同図に示すように、横長長方形状の薄肉の金属板であり、中央には、前記ガス栓本体(1)の配管接続部(10)が略密嵌状態に挿通可能な略六角形状の開口部(50)が形成されてある。前記開口部(50)の左右両側には、両端及び中央で連結されてなる切り込み(51)〜(56)が3本ずつ左右端の短辺に平行に等間隔で打ち抜かれていると共に、図面における右短辺中央から、前記開口部(50)に至る範囲には、スリット(57)が長辺に平行に形成されている。このスリット(57)の形成域における前記切り込み(51)(52)(53)は、スリット(57)の両側に分離された状態で形成されている。
これら切り込み(51)〜(56)に沿って金属板を折り曲げることにより、これら切り込み(51)〜(56)の各々の連結部分は容易に切断可能に設定されている。
この閉塞板(5)を、前記スリット(57)を広げることにより、ガス栓本体(1)の接続筒部(10)又はそれに続くフレキ管を前記スリット(57)内に挿通させることができる。この挿通状態から、ガス栓本体(1)の配管接続部(10)に開口部(50)を外嵌する態様にセットする。その状態で、図6に示すように、ボックス(4)の側面(4b)に閉塞板(5)を添設させる。これにより、挿通孔(40)は閉塞板(5)によって閉塞される態様となり、閉塞板(5)に設けられた開口部(50)は、略密嵌状態に挿通させた配管接続部(10)によって閉塞された態様となる。このように、閉塞板(5)を添設させることによって、ボックス(4)内の気密性が確保されると共に、防火性能が向上する。
尚、閉塞板(5)は、ボックス(4)の奥行きや、挿通孔(40)内における配管接続部(10)の配設位置等によって壁板(3)の裏面に当たったりして邪魔になる場合には、切り込み(51)〜(56)のいずれかで切断することにより、閉塞板(5)の長さを調整することができる。図6に示したものでは、切り込み(55)で切断しておく必要がある。
前記閉塞板(5)のボックス(4)への添設手段の一つとして、ボックス(4)に針金で巻き付けておく方法等が採用可能である。
この実施の形態で採用した閉塞板(5)は、スリット(57)を、開口部(50)から一方の短辺に開放するように形成したが、長辺側に開放するように形成しても良い。
このように、本発明の実施の形態の埋設式ガス栓は、ボックス(4)を容易に後付けできるようにした上に、挿通孔(40)の配管接続部(10)の挿通域以外の範囲は、閉塞板(5)で閉塞できるようにしたから、埋設式ガス栓に、必要に応じてボックス(4)と閉塞板(5)とを装着し、耐火構造を具備させた埋設式ガス栓とすることができる。閉塞板(5)付きのボックス(4)を装着させることにより、開口(30)から壁板(3)の裏側へ続く空間を略閉塞状態とすることができ、これにより、冬季においては、前記開口(30)から壁板(3)の裏側の冷気が室内に入り込んで来る不都合が防止できると共に、火災等に壁板(3)内を伝ってくる炎や煙が前記開口(30)から室内に噴き出す危険性を回避することができる。
尚、上記閉塞板(5)は、他の形式のボックスコックにでも必要であれば採用可能であることは言うまでもない。
本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓の取付状態の平面図。 本願発明の実施の形態の埋設式ガス栓を取り付けるためのバックプレートと前記ガス栓を収容させるボックスの説明図。 図1の状態の埋設式ガス栓にボックスを取り付けた様子を示す横部分断面図。 図3に示したバックプレートとボックスの取り付け完了状態を示す側面図。 図4のボックスの挿通孔を閉塞させるための閉塞板の説明図。 図4のボックスの挿通孔に閉塞板を添設させた状態を示す側面図。 従来の埋設式ガス栓の取付構造を示す分解斜視図。 従来の埋設式ガス栓と連結金具を示す斜視図。
符号の説明
(1)・・・・・・ガス栓本体
(10)・・・・・・配管接続部
(11)・・・・・・プラグ部
(3) ・・・・・・壁板
(30)・・・・・・開口
(4) ・・・・・・ボックス
(40)・・・・・・挿通孔
(5) ・・・・・・閉塞板
(50)・・・・・・開口部

Claims (2)

  1. 開口が形成された壁板の裏側に、前記開口に向かって開放するボックスが設置され、ガス栓本体は、プラグ部が前記開口側を向く姿勢で前記ボックス内に収容されていると共に、前記ガス栓本体から延長する配管接続部が対応する前記ボックスの構成面には、前記配管接続部が挿通可能な挿通孔が開放されている埋設式ガス栓において、
    前記挿通孔の全域を閉塞する閉塞板が設けられ、
    前記閉塞板には、前記配管接続部が略密嵌状態に挿通可能な大きさ形状の開口部が形成されていると共に、前記開口部から前記閉塞板の外方に向かって開放する一本のスリットが形成されてあり、
    前記閉塞板は、略長方形状の金属板とし、前記金属板の長辺方向の長さを調節可能な調整手段が設けられていることを特徴とする埋設式ガス栓。
  2. 請求項1に記載の埋設式ガス栓において、前記開口部は前記金属板の中央に形成され、前記調整手段は、前記開口部から前記金属板の短辺に至る範囲に形成された前記短辺に平行な複数の切り込みとし、
    前記切り込みは、それぞれ部分的に連結された非連続線から構成されていることを特徴とする埋設式ガス栓。
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