JP7482507B2 - 貫通孔形成用ガイド治具、貫通孔形成方法及びガス栓取付装置 - Google Patents

貫通孔形成用ガイド治具、貫通孔形成方法及びガス栓取付装置 Download PDF

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Description

この発明は、室内外を隔てる板材にガス栓取付け用の貫通孔を形成するためのガイド治具、貫通孔を形成するための方法等に関する。
ガス栓取付装置により、室内外を隔てる板材(壁板、床板等)にガス栓を取り付けるためには、板材を施工した後に室内からガス栓を取り付ける場合(ガス栓後付けの場合)と、板材を施工する前にガス栓を室外側に仮取付けしておく場合(ガス栓先付けの場合)とがある。
ガス栓先付けの場合、貫通孔が形成された板材を施工する場合と、貫通孔が形成されていない板材を施工した後に板材に貫通孔を形成する場合(下記特許文献1参照)がある。
特許文献1に開示された貫通孔形成方法は、室外側にガス栓を仮取付けして壁板(板材)を施工した後に、壁板にガス栓取付金具によるガス栓取付けのための貫通孔を形成する方法である。
ガス栓取付金具は、壁板の室内側に配置される表枠体と、壁板の室外側に配置されガス栓を保持するとともに壁板に対して接近離間するよう移動可能である裏枠体と、を有し、壁板に形成される貫通孔を介して連結された表枠体と裏枠体とにより壁板を挟持してガス栓を壁板に固定するものである。
特許文献1の貫通孔形成方法では、室外側にある柱に裏枠体を、調整板を介して室内外方向に移動可能に支持させる。次に、裏枠体を壁板の裏面に当接する位置に配置し、裏枠体にガス栓を保持させる。その後、壁板を施工し、室内側から壁板における裏枠体の内周縁内に対応する箇所にドリルで孔を開ける。その孔に小型のノコギリを挿入して壁板を裏枠体の内周縁に沿って切り欠いて切除することにより、裏枠体の内周縁に対応した形状の貫通孔を形成している。
特開2014-173607号公報
特許文献1に開示のものでは、壁板に貫通孔を形成するとき、ガス栓を保持する裏枠体は壁板の裏面に当接する位置にある。そのため、ドリルで壁板に孔を開けたり、ノコギリで壁板を切り欠いたりする際に、ドリル、ノコギリ等の工具がガス栓や裏枠体に干渉してガス栓や裏枠体を傷つける恐れがあった。
また、特許文献1に開示のものでは、壁板を施工したとき、裏枠体は壁板の裏面に当接しており、裏枠体に保持されたガス栓は壁板の裏面より室外側の位置にある。壁板の裏面に当接した裏枠体の位置は、裏枠体が表枠体と壁板を挟持してガス栓を壁板に固定するときの位置でもある。よって、壁板に固定されたガス栓は、壁板より室外側にあることになり、ガス栓を壁板の貫通孔内に配置することができない。そのため、壁板が厚い場合には、ガス栓が奥深い位置にあることになり、ガスホースを接続しにくくしていた。
この発明は上記課題の少なくとも1つを解決するためになされたものであり、この発明の一態様に係る貫通孔形成用ガイド治具は、室内外を隔てる板材にガス栓取付装置によるガス栓取付け用の貫通孔を形成するためのガイド治具である。上記ガス栓取付装置は、上記板材の室内側に配置される固定板と、上記板材の室外側に配置され上記ガス栓を保持するとともに上記板材に対して接近離間するよう移動可能であるホルダとを有し、上記板材に形成される貫通孔を介して連結された上記固定板とホルダとにより上記板材を挟持して上記ガス栓を上記板材に固定するものである。
上記ガイド治具は、上記貫通孔の形成時に上記板材の室外側に上記ホルダと向かい合わせに配置され、上記貫通孔に対応する形状のガイド孔を有する枠本体を備え、上記枠本体は、上記ホルダを上記板材から離間させるスペーサを有することを特徴とする。
上記構成によれば、ガイド治具がそのスペーサにより、ガス栓を保持するホルダを板材から離間させる。そのため、板材に工具で貫通孔を形成するときに、工具がガス栓やホルダに干渉することを避けることができる。
好ましくは、上記枠本体は、外枠と、この外枠の内周縁に連なり上記外枠を分割する仕切り板とを有し、上記外枠の内側における上記仕切り板で分割された部分により上記ガイド孔が形成され、上記ガイド孔の縁をなす上記仕切り板及び外枠の少なくとも何れかに上記スペーサが上記外枠の軸線方向において上記外枠よりも突出するように設けられている。
上記構成によれば、ガイド孔の縁をなす仕切り板及び外枠の少なくとも何れかにスペーサが設けられることにより、ガイド孔に対応する位置でホルダの離間空間を確保することができる。
好ましくは、上記スペーサは切除可能である。
上記構成によれば、スペーサの切除によりホルダを板材に接近移動させることが可能となる。
好ましくは、上記スペーサは、上記仕切り板に設けられた場合には上記仕切り板とともに、上記外枠に設けられた場合には上記外枠の一部とともに、切除可能であり、上記スペーサが切除された上記枠本体の外枠の内側に、上記ホルダの上記板材側が進入可能である。
上記構成によれば、スペーサの切除により板材へ接近移動可能となったホルダを板材に近接又は当接させることができ、ひいては、ガス栓を板材の近くに配置させることができる。これにより、ガス栓が奥深い位置にあることを避け、ガスホースが接続しにくくなることを避けることができる。例えば、貫通孔形成時に、板材から離間させたホルダにガス栓をその一部を室内方向に突出させて保持させておき、貫通孔形成後に、スペーサを切除してホルダを板材に当接させれば、突出するガス栓の一部を貫通孔内に配置することも可能である。
この発明の他の態様は、室内外を隔て貫通孔が形成される板材にガス栓を取り付ける装置であって、
上記板材の室内側に配置される固定板と、
上記板材の室外側に配置され上記ガス栓を保持するとともに上記板材に対して接近離間するように移動可能であるホルダと、
上記板材に形成される貫通孔を介して上記固定板と上記ホルダを連結する連結手段と、を備え、
連結された上記固定板と上記ホルダとにより上記板材を挟持して上記ガス栓を上記板材に固定するガス栓取付装置において、
上記板材に貫通孔を形成するためのガイド治具をさらに備え、
上記ガイド治具は、上記板材の室外側に上記ホルダと向かい合わせに配置される枠本体を有し、
この枠本体は、上記貫通孔に対応する形状のガイド孔と、上記ホルダを上記板材から離間させるスペーサとを有することを特徴とする。
上記構成によれば、ガイド治具のスペーサが、ガス栓を保持するホルダを板材から離間させるため、板材に貫通孔を形成するときの工具と、ガス栓やホルダとの干渉を避けることができる。
この発明のさらに他の態様は、室内外を隔てる板材にガス栓取付装置によるガス栓の取付けのための貫通孔を形成する方法であって、上記ガス栓取付装置は、上記ガス栓を保持して支持部材に支持され室外側から上記板材に上記貫通孔の周縁で固定されるホルダを有するものであり、
上記ホルダに上記ガス栓を保持させる工程と、
上記ホルダを、室外側にある支持部材に直接又は間接的に、室内外方向に移動可能に支持させる工程と、
上記ホルダを上記板材への固定位置よりも奥側に配置する工程と、
上記ホルダの手前側に、上記貫通孔に対応する大きさのガイド孔を有するガイド治具を配置する工程と、
上記板材を施工する工程と、
施工された上記板材を室内側から上記ガイド治具のガイド孔に沿って切り欠いて切除し上記貫通孔を形成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ガス栓を保持するホルダを板材から離間させて、板材に貫通孔を形成することにより、貫通孔を形成するときの工具と、ガス栓やホルダとの干渉を避けることができる。
この発明によれば、室内外を隔てる板材へのガス栓取付け用の貫通孔の形成を、ガス栓を板材から離間させた状態で行うことができる。
この発明の第1実施形態に係るガス栓取付装置を構成する、ブラケット、ホルダ及びガイド治具を組み付けた状態の斜視図である。 同ガイド治具を示す斜視図であり、(A)は仕切り板がある状態を示し、(B)は仕切り板が切除された状態を示す。 同ガイド治具を示す図であり、(A)は正面図、(B)は図3(A)のB矢視図である。 同ガイド治具を示す図であり、(A)は背面図、(B)は図4(A)のB矢視図である。 同ブラケットを示す斜視図である。 同ホルダを示す斜視図である。 同ガス栓取付装置を構成する固定板を示す斜視図である。 同ガス栓取付装置によるガス栓取付け手順において、ガス栓を保持させたホルダをブラケットに支持させた状態を示す図であって、(A)は平面図、(B)は斜視図であり間柱を省略して示す。 同ガス栓取付け手順において、ガイド治具をブラケットに取り付けガス栓を間柱に仮取付けした状態を示す図であって、(A)は平面図、(B)は正面図である。 同ガス栓取付手順において、施工された壁板に貫通孔が形成された状態を示す図であって、(A)は平面図、(B)は斜視図であってガイド治具の仕切り板及びスペーサを切除しようとする状態を示す。 同ガス栓取付手順において、ガイド治具の仕切り板及びスペーサの切除後、ホルダを壁板まで移動させる途上の状態を示す図であって、(A)は平面図、(B)は斜視図であり間柱と壁板を省略して示す。 同ガス栓取付手順において、ホルダに螺合されていたボルトを退行させて固定板を取り付ける途上の状態を示す斜視図であり、間柱と壁板を省略して示す。 同ガス栓取付手順において、ホルダと固定板に壁板を挟持させガス栓を壁板に固定した状態を示す図であって、(A)は平面図、(B)は斜視図であり間柱と壁板を省略して示す。 この発明の第2実施形態に係るガス栓取付装置を構成するガイド治具を示す斜視図であり、(A)は仕切り板がある状態を示し、(B)は仕切り板及び外枠の一部が切除された状態を示す。 同ガイド治具を示す図であり、(A)は正面図、(B)は図15(A)のB矢視図である。 同ガイド治具を示す図であり、(A)は背面図、(B)は図15(A)のB矢視図である。
[第1実施形態]
以下、この発明の第1実施形態について図1~図13を参照して説明する。本実施形態は、室内外を隔てる板材として壁板にガス栓取付用の貫通孔を形成するための、ガイド治具及び方法、並びに、その壁板へのガス栓取付装置に、この発明を適用したものである。
尚、以下の説明において、壁板の室内外方向における室内側を前側(手前側)とし、室外側を後側(奥側)として説明する。また、左右は、室内から室外側を見たときの左右を意味する。
(ガス栓取付装置の概要)
ガス栓取付装置1は、図1、図13(B)に示すようにその構成部材として、ブラケット10と、ガス栓3を保持するホルダ20と、固定板30と、ガイド治具40と、を含むことができる。ブラケット10、ホルダ20及び固定板30は、金属製の板材をプレス加工、打ち抜き加工することにより形成されている。
ブラケット10は、図8(A),図10(A)等に示すように、室外側から壁板2a(板材)を支えることになる間柱2bに固定される。ブラケット10にホルダ20は支持されて壁板2aに対して接近離間する方向に移動可能である。すなわち、ホルダ20はブラケット10を介して間柱2bに支持されており、間柱2bはホルダ20の支持部材としての機能も有する。
固定板30は、図12、図13に示すように、壁板2aの室内側に配置され、この壁板2aにガイド治具40を用いて形成される貫通孔2c(図13(A)参照)を囲む。固定板30及びホルダ20はボルト7(連結手段)により貫通孔2cを介して連結され、それぞれ壁板2aの室内面及び室外面に押し付けられる。すなわち、固定板30及びホルダ20が壁板2aを挟持することにより、ガス栓3は壁板2aに固定される。
(ガス栓取付装置の構成部材:ブラケット)
ブラケット10について図5を参照して説明する。ブラケット10は、固定板部11、連結板部12、支持板部13、ストッパ板部14を有している。
固定板部11の前端から連結板部12が直角に折れ曲がり右方に延びている。連結板部12の右端に支持板部13が連なり、直角に折れ曲がり後方に延びている。支持板部13の後端から、ストッパ板部14が直角に折れ曲がり右方に延びている。連結板部12から支持板部13にかけて肉抜き穴16が形成され、支持板部13からストッパ板部14にかけて肉抜き穴17が形成されている。
固定板部11は、ブラケット10を間柱2bに固定するために用いられ、上端部前部と下端部後部にそれぞれ、取付孔11aが形成されている。取付孔11aには、図8(A)に示す木ねじ6が挿通され、間柱2bにねじ込まれる。
連結板部12の左側の上端部と下端部には、それぞれねじ孔12a,12aが形成されている。各ねじ孔12aは、連結板部12の左端から等しい距離に配置されている。ねじ孔12aには、ガイド治具40を固定する際に図9に示すボルト8が螺合される。連結板部12の右側の上端部と下端部には、それぞれ係合片挿通口12b,12bが形成されている。係合片挿通口12bはホルダ20をブラケット10に支持させる際に用いられる。
支持板部13は、ホルダ20をブラケット10に移動可能に支持するためのものであって、上端部と下端部には、それぞれ案内溝13a,13aが前後方向に水平に延びて形成されている。上下の案内溝13a,13aの前端は、それぞれ、上下の係合片挿通口12b,12bの右端に連なっている。
ストッパ板部14は、ホルダ20が前方から当接することにより、ホルダ20の後方移動を規制するものである。
(ガス栓取付装置の構成部材:ホルダ)
図6に示すホルダ20は、底板21と、底板21の左右の側部から前方に延びる側板22L,22Rを有している。底板21と左右の側板22L,22Rとは直角をなしており、ホルダ20は、前部と上下部が開放された形状をなしている。
底板21の上側部には、2つのガス栓固定片23,23が形成されている。ガス固定片23,23の中間に位置する中間線は、底板21の左右方向における中心よりわずかに左にずれている。ガス栓固定片23,23にはガス栓3が図9(B)に示すボルト4により固定される。これにより、ガス栓3はホルダ20にわずかに左にずれた位置で固定される。このとき、ガス栓3の接続部3cは、ホルダ20の開放された上部に向けられる。
左右の側板22L,22Rの上下側部の前部には、それぞれ、係合片24が設けられている。各係合片24は、左右方向の外方向に水平に突出する係合板部24aと、係合板部24aの先端部から後方に延びる抜け止め板部24bを有している。各抜け止め板部24bの後端部は、後方に向かうにつれ上下方向における側板22L,22Rから遠ざかる方向に傾斜している。
右の側板22Rの前端部には、内側に直角に折り曲げられ底板21と対向する右フランジ部25が設けられ、左の側板22Lの先端部には、内側に直角に折り曲げられ底板21と対向する左フランジ部26が設けられている。
左フランジ部26と左側板22Lの交差部には、位置決め穴27が形成され、左フランジ部26を厚み方向に貫通しているともに、左側板22Lをその前端から後方に向かって切り欠いている。位置決め穴27は、固定板30の位置決めに用いられる。
右フランジ部25及び左フランジ部26は、それぞれ、右左の側板22R,22Lを超えて上下に延びている。右フランジ部25の長手方向(上下方向)の両端部には、内側へ向かって突出する突出片25a,25aがそれぞれ形成されており、上側の突出片25aが下側のものより突出している。左フランジ部26の長手方向(上下方向)の両端部には、内側へ向かって突出する突出片26a,26aがそれぞれ形成されており、下側の突出片25aが上側のものより突出している。
各突出片25aには、ねじ孔25bが形成されている。各突出片26aには、ねじ孔26bが形成されている。ねじ孔25b,25b及びねじ孔26b,26bには、それぞれ、固定板30とホルダ20を連結するためのボルト7が螺合される。右側のねじ孔25b,25bと左側のねじ孔26b,26bとの中間に位置する中間線は底板21の左右方向における中心よりわずかに左にずれている。
ホルダ20を上記ブラケット10(図5)に支持させる際には、左の側板22Lの上下にある抜け止め板部24b,24bを上記連結板部12の係合片挿通口12b,12bに挿通させ、係合板部24a,24aを上記支持板部13の案内溝13a,13aに挿通させる。このとき、抜け止め板部24bは案内溝13aを通過できないので、ホルダ20は、左右方向に移動できず、案内溝13aの形成方向である前後方向に移動可能に支持される。
尚、ホルダ20の上下を逆にして、ホルダ20をブラケット10に支持させることも可能である。すなわち、ホルダ20の右の側板22Rの係合板部24a,24aをブラケット10の案内溝13a,13aに挿通させることも可能である。言い換えると、正立させたホルダ20に対しブラケット10が左側にある場合だけでなく右側にある場合にも、ホルダ20をブラケット10に支持させることができる。
上述したように、左にずれて形成されたガス栓固定片23,23により、ガス栓3はホルダ20に左にずれて固定されている。そのため、右の側板22R側でホルダ20をブラケット10に支持させた場合には、ガス栓3はブラケット10から右に遠ざかって配置される。
(ガス栓取付装置の構成部材:固定板)
図7に示す固定板30は、外形が角丸四角形状をなしており、内部に開口30aが形成されている。固定板30は、壁板2aの室内側に貫通孔2cを囲むように配置される(図13(A)参照)。
固定板30の右枠31の上端部及び下端部には、それぞれ、ねじ挿通孔36,36が形成されている。ねじ挿通孔36,36は、固定板30の内周縁から右方向に切り欠かれることにより形成されている。
固定板30の左枠32の上端部及び下端部には、それぞれねじ挿通孔37,37が形成されている。ねじ挿通孔37,37は、固定板30の外周縁から右方向に切り欠かれることにより形成されている。
左枠32は、上下のねじ挿通孔37,37の間の位置に、位置決め突部38を有している。位置決め突部38は、細長い板状に形成され、左枠32の開口30a側から後方に直角に折り曲げられて突出している。位置決め突部38の突出長さは、壁板2aの厚みより大きい。
位置決め突部38が、上記ホルダ20の位置決め穴27(図6、図12)に差し込まれることにより、固定板30はホルダ20に対して位置決めされ、右枠31のねじ挿通孔36,36と右フランジ部25のねじ孔25b,25bの位置がそれぞれ合致し、左枠32のねじ挿通孔37,37と左フランジ部26のねじ孔26b,26bの位置がそれぞれ合致するようになっている。
(ガス栓取付装置の構成部材:ガイド治具)
ガイド治具40について図2~図4を参照して説明する。
ガイド治具40は、壁板2aの室外側に配置され、壁板2aを施工する時には、ホルダ20の前方移動を防止し、壁板2aを施工した後には、貫通孔2cを切り欠くための案内となるものである。
ガイド治具40は樹脂製であって、図3(A)に示すように、正面視略矩形状の枠本体41と固定片部42とを備える。
枠本体41は、外枠43と2つの仕切り板44,44を有している。外枠43は、左右の縦枠部43v,43vと上下の横枠部43h,43hにより構成され、外枠43の内周縁により窓孔43aが形成されている。
仕切り板44,44は、縦枠部43v,43vの内側にそれぞれ設けられ、窓孔43aを3つに分割している。各仕切り板44は縦枠部43vと平行に延びており、横枠部43h,43hに連なっている。仕切り板44,44と横枠部43h,43hにより囲まれた部分がガイド孔45となっており、壁板2aに形成される貫通孔2cに対応した大きさを有している。
固定片部42は、外枠43の一方の縦枠部43vの上下方向中間部に設けられ、外側に張り出している。固定片部42は、ガイド治具40をブラケット10に固定するために用いられる。
図4(B)に示すように、固定片部42の裏側には、凹溝42aが形成されている。凹溝42aは、図9(B)に示すように、上記ブラケット10の連結板部12(図5)の上下の縁が収まる大きさに形成されている。凹溝42a内に連結板部12が係合することにより、ガイド治具40の上下方向の位置決めがなされる。
固定片部42の上端部と下端部には、それぞれねじ挿通孔42b,42cが形成されている。ねじ挿通孔42bはねじ挿通孔42cに対して外側にわずかにずれた位置にある。固定片部42をブラケット10の連結板部12に係合させて左右にスライドさせることにより、ねじ挿通孔42bを連結板部12の上側のねじ孔12aに合致させるか、又はねじ挿通孔42cを下側のねじ孔12aに合致させることができる。この状態で、図9に示すように、ボルト8により固定片部42はブラケット10に固定される。
各仕切り板44には、ガイド治具40の裏側に、図3(B)、図4(B)に示すように、窓孔43aの軸線方向において外枠43より突出するスペーサ46が設けられている。スペーサ46は、ホルダ20を壁板2aから後方へ離間させるものであり、突出基部46aと、係合部46bと、規制片部46cとを有している。
突出基部46aは、仕切り板44に連なって設けられ、板状をなして上下方向に延びている。係合部46bは、突出基部46aの上部及び下部に設けられ、正面視長方形状をなして角筒状に形成され、一辺を突出基部46aに連ねている。係合部46bは、スペーサ46を切除するときにドライバ5等の工具(図10(B)参照)との係合に用いられる。
規制片部46cは、係合部46bにおける突出基部46aに連なる一辺と対向する他辺に、連なって設けられ、上下方向に延びている。規制片部46cは、上側の係合部46bに設けられたものでは上方に突出し、下側の係合部46bに設けられたものでは下方に突出している。
図9(B)に示すように、ガイド治具40をホルダ20の前方に配置したとき、ホルダ20に螺合された4つのボルト7は、それぞれ、規制片部46cと仕切り板44との間に位置するようになっている。ボルト7と規制片部46cとによって、ガイド治具40の左右方向の位置決めがなされる。
図3(A)、図4(A)に示すように、各仕切り板44の上端部及び下端部は、一側面と裏面に形成された切欠き44aにより肉薄になっており、外枠43から破断されやすくなっている。
また、各仕切り板44の上下方向中間部には、架橋部47が設けられ、縦枠部43v,43vのうちの近い距離にある一方まで延びている。各架橋部47の先端部は、裏面側に形成された切欠き47aにより肉薄になっており、外枠43から破断されやすくなっている。
よって、仕切り板44の上端部と下端部、及び架橋部47の先端部の破断により、図2(B)に示すように、仕切り板44及び架橋部47を、外枠43から分離することができる。ひいては、スペーサ46を切除することができる。仕切り板44及び架橋部47を分離された外枠43の窓孔43aは、ホルダ20の前端部が進入可能な大きさに形成されている。
尚、図2、図4(A)に示すように、外枠43の上下の横枠部43h,43hの裏面側には、窓孔43aにホルダ20の前端部を進入させたとき、ガス栓3の接続部3cを逃がす逃げ凹部43bが形成されている。
上側の逃げ凹部43bは、正立させたホルダ20に左にずれて固定されたガス栓3の上方に延びる接続部3cに対応して横枠部43hの左右方向において左にずれて形成されている。下側の逃げ凹部43bは、上下を逆にしたホルダ20に右にずれて固定されたガス栓3の下方に延びる接続部3cに対応して右にずれて形成されている。
(壁板へのガス栓の取付方法)
上記構成のガス栓取付装置1を用いた、壁板2aへのガス栓3の取付け方法について、図1、図8~図13を参照して説明する。
この取付け方法は、壁板2aを施工する前に、ガス栓3を間柱2bに仮取付けしておき、壁板2aを施工した後に、ガス栓3の位置に合わせて壁板2aに貫通孔2cを形成してガス栓3を壁板2aに固定する方法である。
(ガス栓の仮取付け)
初めに、図8(A)に示すように、壁板2aの施工前に、ブラケット10を間柱2bに固定するため、固定板部11を間柱2bに突き当て、取付孔11a、11a(図5)に挿通させた木ねじ6,6を間柱2bにねじ込む。
次に、ホルダ20のガス栓固定片23,23にガス栓3をボルト4により固定する。このとき、ガス栓3は、プラグ部3bを前方に向け、接続部3cをホルダ20の開放された上部に向けている。また、プラグ部3bはホルダ20の前端より前方に突出している。接続部3cには、図示しないフレキシブル管が接続される。
また、図8(A),(B)に示すように、固定板30とホルダ20の連結に用いる4つのボルト7を、ホルダ20の右フランジ部25のねじ孔25b,25b及び左フランジ部26のねじ孔26b,26bに螺合させた状態でホルダ20に係止させておく。
次に、ホルダ20をブラケット10に支持させるため、ホルダ20の左の側板22Lの上下の係合片24を、前方から、ブラケット10の連結板部12の上下の係合片挿通口12bにそれぞれ通し、各係合板部24aを支持板部13の各案内溝13aに挿通させる。
尚、左の側板22L側をブラケット10に係合させているため、ガス栓3の位置は、ホルダ20において左にずれている。
ガス栓3を保持させたホルダ20を後方へ移動させ、図8(A)に示すように、ガス栓3のプラグ部3bを間柱2aの前端面より後方に位置させる。本実施形態では、ホルダ20の底板21をブラケット10のストッパ板部14に当接させている。
尚、ホルダ20へのガス栓3の取付けは、ホルダ20をブラケット10に支持させた後、又は、ホルダ20をブラケット10に支持させて後方に移動させた後に、行ってもよい。
次に、ガイド治具40の枠本体41を、図1、図9に示すように、ホルダ20と向かい合わせに配置して、ガイド治具40をブラケット10に固定する。
固定片部42の裏側の凹溝42aをブラケット10の連結板部12に係合させると、ガイド治具40は、上下方向に位置決めされ、左右方向にのみ移動可能となる。このとき、図9(B)に示すように、右フランジ部25及び左フランジ部26に係止された4つのボルト7のそれぞれが、対応する規制片部46cの外側に位置している。
このとき、固定片部42の下側のねじ挿通孔42cのみをブラケット10の下側のねじ孔12aに合致させることができる。このとき、ガイド治具40は、上側のねじ挿通孔42bをブラケット10の上側のねじ孔12aに合致させた場合と比べて左側に位置している。
ここで、上側のねじ挿通孔42bを上側のねじ孔12aに合致させようとして、ガイド治具40を右方向に移動させようすれば、右フランジ部25に係止されたボルト7に規制片部46cが突き当たるため、合致させることができない。よって、左にずれてホルダ20に保持されたガス栓3に対応してガイド治具40のガイド孔45を配置できるようになっている。
尚、ホルダ20を、上下を逆にして右の側板22Rの係合片24により、ブラケット10に支持させた場合には、ガス栓3及び4つのボルト7の位置は、ホルダ20において右にずれることになる。
この場合には、ガイド治具40の各規制片部46cの外側に右にずれた各ボルト7が位置することになるため、固定片部42の上側のねじ挿通孔42bのみがブラケット10の上側のねじ孔12aに合致する。即ち、ガイド治具40は右寄りに位置し、右にずれたガス栓3に対応してガイド孔45を配置できるようになっている。下側のねじ挿通孔42cを下側のねじ孔12aに合致させようとすれば、左フランジ部26に係止されたボルト7に規制片部46cが突き当たるため、合致させることができない。
ガイド治具40をブラケット10に固定したとき、ガイド治具40のスペーサ46により、ホルダ20の前方移動が阻止される。本実施形態では、ガイド治具40の右の係合部46bをホルダ20の右フランジ部25に当接させ、左の係合部46bを左フランジ部26に当接させている。よって、ガイド治具40とブラケット10のストッパ板部14とによりホルダ20は挟持されている。
すなわち、ガイド治具40、ホルダ20及びブラケット10は一体に固定され、ガイド治具40のホルダ20への取付けと、ホルダ20とブラケット10の仮固定が同時に行われる。ひいては、ガス栓3がホルダ20及びブラケット10を介して間柱2bに仮取付けされる。このとき、ガイド治具40の前端面は、間柱2aの前端面と同じか後方に位置している。
(壁板の施工及び貫通孔の形成)
次に、図10に示すように、壁板2aを施工して貫通孔2cを形成する。
先ず、貫通孔2cが形成されていない壁板2aを施工して間柱2bに支持させる。その後、壁板2aに貫通孔2cを形成するために、室内側から、壁板2aにおけるガイド治具40のガイド孔45内側に相当する位置に、ドリル等の工具で穴を開ける。この穴にのこぎり又はカッター等の工具を挿入させ、ガイド孔45に沿わせてガイド孔45の形状に壁板2aを切り欠いて切除する。これにより、貫通孔2cが形成される。
貫通孔2cを形成するとき、ガス栓3を保持させたホルダ20は、ガイド治具40のガイド孔45より後方に離間して配置され、スペーサ46により前方移動が阻止されている。これにより、工具がガス栓3やホルダ20に干渉して損傷させることを回避できる。また、スペーサ46はガイド孔45を形成する仕切り板44に設けられているため、ガイド孔45に対応する位置で、ガス栓3及びホルダ20を離間させることができる。
(固定位置に向けたガス栓の移動)
次に、ホルダ20の前方移動を可能にするために、ガイド治具40の仕切り板44を外枠43から分離してスペーサ46を切除する。この分離のためには、図10(B)に示すように、室内側から貫通孔2cを介して、ドライバ5等の工具をスペーサ46の係合部46b内に挿通して係合させ手前側にこじる。これにより、仕切り板44の切欠き44a及び架橋部47の切欠き47aを破断させ、仕切り板44が外枠43から分離され、スペーサ46が切除される(図11(B)参照)。これにより、ホルダ20を壁板2aに接近移動させることが可能となる。
次に、図11に示すように、ホルダ20を前方に移動させる。ガイド治具40の窓孔43aはホルダ20の前端部を進入させることができる大きさに形成されているので、右フランジ部25及び左フランジ部26を壁面2aの室外面に当接させるか、又は近接させることができる。これにより、ガス栓3を壁板2a近くに配置でき、ガス栓3が奥深く配置されることを回避できる。
さらに、右フランジ部25及び左フランジ部26に螺合された4つのボルト7を退行させ(図12参照)、各ボルト7の頭部を、貫通孔2cを越えて壁板2aの前方に突出させる。
(壁板へのガス栓の固定)
次に、図13に示すように固定板30とホルダ20とを連結して壁板2aを挟持させる。
先ず、図12に示すように、固定板30の右枠31の内側に右フランジ部25から延びるボルト7,7が位置し、左枠32の外側に左フランジ部26から延びるボルト7,7が位置するように、固定板30を配置する。このとき、右の各ねじ挿通孔36と左の各ねじ挿通孔37の開放された一端を、各ボルト7の軸部に近づけるとともに、位置決め突部38の先端を位置決め穴27に差し入れる。
固定板30が壁板2aに当接するまで位置決め突部38を位置決め穴27に差し込むことにより、各ボルト7は、右枠31の各ねじ挿通孔36及び左縦枠32の各ねじ挿通孔37の右端側に入り込んだ状態となり、固定板30は、取り付け位置に配置される。
図13に示すように、各ボルト7を締め付けることにより、固定板30及びホルダ20は、それぞれ、壁板2aの室内面及び室外面に押し付けられ連結される。これにより、固定板30とホルダ20は壁板2aを挟持し、ひいては、ホルダ20に保持されたガス栓3は壁板2aに固定される。
このとき、ガス栓3の接続部3cは外枠43の上側の逃げ凹部43bに入り込んでおり、プラグ部3bは貫通孔2c内に配置されている。これにより、プラグ部3bに図示しないガスホースを接続しやすくなっている。その後、図示しない化粧板Pを固定板30に取り付けることにより、ガス栓3の壁板2aへの取り付けは完了する。
次に、この発明の他の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態については、上記実施形態と異なる構成だけを説明することとし、同様な構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
[第2実施形態]
図14~図16は、この発明の第2実施形態を示す。本実施形態のガイド治具40Aは、外枠43の内側に仕切り板44を1つ有してガイド孔45を形成し、ガイド孔45の縁をなす外枠43と仕切り板44とにスペーサ46を有している。
(ガス栓取付装置の構成部材:ガイド治具)
ガイド治具40Aでは、1つの仕切り板44が、固定片部42側の縦枠部43vの内側に設けられ、窓孔43aを2つに分割している。ガイド孔45は、仕切り板44と、横枠部43h,43hと、固定片部42とは反対側の縦枠部43vとに囲まれた部分により形成されている。
スペーサ46は、仕切り板44だけでなく、ガイド孔45を形成する横枠部43h,43h及び縦枠部43vにも設けられている。
縦枠部43vに設けられたスペーサ46は、仕切り板44のスペーサ44と同様に、突出基部46aと、2つの係合部46bと、各係合部46bに設けられた規制片部46cとを有している。スペーサ46が設けられた縦枠部43vの上端部及び下端部は、それぞれ、一側面と裏面に形成された切欠き43cにより肉薄で破断されやすくなっている。これにより、この縦枠部43v及びそのスペーサ46は切除可能である。
各横枠部43hに設けられるスペーサ46は、ガイド孔45の左右方向におけるほぼ中央に配置されており、横枠部43hに連なる突出基部46aと、係合部46bとを有している。各横枠部43hにおけるスペーサ46より仕切り板44側の部分は、上面(又は下面)と裏面に形成された切欠き43cにより肉薄で破断されやすくなっている。横枠部43hの切欠き43cと、縦枠部43vの上端部(又は下端部)の切欠き43cとにより、横枠部43hの一部及びそのスペーサ46は切除可能である。
図14(B)に示す、仕切り板44と、一方の縦枠部43vと、横枠部43h,43hの一部とが切除された外枠43は、その内側をホルダ20の前端部が通ることができるようになっている。
(ガス栓の仮取付け)
本実施形態では、ガス栓3の仮取付けにおいて、ガイド治具40Aをブラケット10に固定したとき、ガイド治具40Aの上側の横枠部43hにおけるスペーサ46の係合部46bを、ホルダ20の右フランジ25の上側の突出片25aに当接させてもよく、下側の横枠部43hの係合部46bを、左フランジ26の下側の突出片26aに当接させてもよい。
(固定位置に向けたガス栓の移動)
壁板2aの施工、貫通孔2cの形成の後、スペーサ46を、ガイド孔45を形成する一方の縦枠部43v、仕切り板44、又は横枠部43h,43hの一部とともに切除して、すべてのスペーサ46を切除する。これにより、ホルダ20をガス栓3の固定位置に向けて前方に移動させることが可能になるとともに、ホルダ20の前端部が外枠43の内側を通ることが可能になる。
(壁板へのガス栓の固定)
ホルダ20と固定板30による壁板2aの挟持により、ガス栓3は壁板2aに固定される。このとき、ガス栓3の接続部3c(図1参照)は、横枠部43hの一部が切除されているので、外枠43との干渉を避けることができる。そのため、第1実施形態で横枠部43hに形成した逃げ凹部43b(図12)を設ける必要はない。
(第1、第2実施形態の効果)
上記実施形態によれば、室内外を隔てる壁板2aへのガス栓3を取り付けるための貫通孔2cの形成を、ガス栓3を壁板2aから離間させた状態で行うことができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
ガイド治具において、ガイド孔45の縁をなす横枠部43hにのみスペーサを設けてもよく、ガイド孔45の縁をなす縦枠部43vにのみスペーサを設けてもよい。
上記実施形態では、スペーサ46は、仕切り板44、縦枠部43v又は横枠部43hとともに切除されるが、スペーサ46が、仕切り板44、縦枠部43v又は横枠部43hから切除されるようにしてもよい。
上記実施形態では、ブラケット10を、壁板2a(板材)を室外側から支持する支持部材として間柱2bに固定させているが、柱、桟等に固定させてもよい。
ガス栓3を、室内外を隔てる板材として床板に取り付けることもできる。
一方の仕切り板44から近い方の縦枠部43vに延びる架橋部47を複数設けてもよい。
ホルダ20を直接間柱等に支持させてもよい。
この発明は、室内外を隔てる板材にガス栓取付け用の貫通孔を形成するためのガイド治具、貫通孔を形成するための方法等に適用することができる。
1 ガス栓取付装置
2a 壁板(板材)
2b 間柱
2c 貫通孔
3 ガス栓
3b プラグ部
3c 接続部
4 ボルト
5 ドライバ
6 木ねじ
7 ボルト(連結手段)
8 ボルト
10 ブラケット
11 固定板部
11a 取付孔
12 連結板部
12a ねじ孔
12b 係合片挿通孔
13 支持板部
13a 案内溝
14 ストッパ板部
16,17 肉抜き穴
20 ホルダ
21 底板
22L 左の側板
22R 右の側板
23 ガス栓固定片
24 係合片
24a 係合板部
24b 抜け止め板部
25 右フランジ部
25a 突出片
25b ねじ孔
26 左フランジ部
26a 突出片
26b ねじ孔
27 位置決め穴
30 固定板
30a 開口
31 右枠
32 左枠
36,37 ねじ挿通孔
38 位置決め突部
40,40A ガイド治具
41 枠本体
42 固定片部
42a 凹溝
42b,42c ねじ挿通孔
43 外枠
43a 窓孔
43v 縦枠部
43h 横枠部
43b 逃げ凹部
43c 切欠き
44 仕切り板
44a 切欠き
45 ガイド孔
46 スペーサ
46a 突出基部
46b 係合部
46c 規制片部
47 架橋部
47a 切欠き

Claims (6)

  1. 室内外を隔てる板材にガス栓取付装置によるガス栓取付け用の貫通孔を形成するためのガイド治具であって、上記ガス栓取付装置は、上記板材の室内側に配置される固定板と、上記板材の室外側に配置され上記ガス栓を保持するとともに上記板材に対して接近離間するよう移動可能であるホルダとを有し、上記板材に形成される貫通孔を介して連結された上記固定板とホルダとにより上記板材を挟持して上記ガス栓を上記板材に固定するものであり、
    上記貫通孔の形成時に上記板材の室外側に上記ホルダと向かい合わせに配置され、上記貫通孔に対応する形状のガイド孔を有する枠本体を備え、
    上記枠本体は、上記ホルダを上記板材から離間させるスペーサを有することを特徴とする貫通孔形成用ガイド治具。
  2. 上記枠本体は、外枠と、この外枠の内周縁に連なり上記外枠を分割する仕切り板とを有し、
    上記外枠の内側における上記仕切り板で分割された部分により上記ガイド孔が形成され、
    上記ガイド孔の縁をなす上記仕切り板及び外枠の少なくとも何れかに上記スペーサが上記外枠の軸線方向において上記外枠よりも突出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の貫通孔形成用ガイド治具。
  3. 上記スペーサは切除可能であることを特徴とする請求項2に記載の貫通孔形成用ガイド治具。
  4. 上記スペーサは、上記仕切り板に設けられた場合には上記仕切り板とともに、上記外枠に設けられた場合には上記外枠の一部とともに、切除可能であり、
    上記スペーサが切除された上記枠本体の外枠の内側に、上記ホルダの上記板材側が進入可能であることを特徴とする請求項3に記載の貫通孔形成用ガイド治具。
  5. 室内外を隔て貫通孔が形成される板材にガス栓を取り付ける装置であって、
    上記板材の室内側に配置される固定板と、
    上記板材の室外側に配置され上記ガス栓を保持するとともに上記板材に対して接近離間するように移動可能であるホルダと、
    上記板材に形成される貫通孔を介して上記固定板と上記ホルダを連結する連結手段と、を備え、
    連結された上記固定板と上記ホルダとにより上記板材を挟持して上記ガス栓を上記板材に固定するガス栓取付装置において、
    上記板材に貫通孔を形成するためのガイド治具をさらに備え、
    上記ガイド治具は、上記板材の室外側に上記ホルダと向かい合わせに配置される枠本体を有し、
    この枠本体は、上記貫通孔に対応する形状のガイド孔と、上記ホルダを上記板材から離間させるスペーサとを有することを特徴とするガス栓取付装置。
  6. 室内外を隔てる板材にガス栓取付装置によるガス栓の取付けのための貫通孔を形成する方法であって、上記ガス栓取付装置は、上記ガス栓を保持して支持部材に支持され室外側から上記板材に上記貫通孔の周縁で固定されるホルダを有するものであり、
    上記ホルダに上記ガス栓を保持させる工程と、
    上記ホルダを、室外側にある上記支持部材に直接又は間接的に、室内外方向に移動可能に支持させる工程と、
    上記ホルダを上記板材への固定位置よりも奥側に配置する工程と、
    上記ホルダの手前側に、上記貫通孔に対応する大きさのガイド孔を有するガイド治具を配置する工程と、
    上記板材を施工する工程と、
    施工された上記板材を室内側から上記ガイド治具のガイド孔に沿って切り欠いて切除し上記貫通孔を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする貫通孔形成方法。
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