JPWO2008143321A1 - 機器取付具、開口枠および機器 - Google Patents

機器取付具、開口枠および機器 Download PDF

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Abstract

機器取付具25は、機器取付壁1の開口枠3の額縁4前面に配置されるベース26と、ベース26に設けられたストッパ28とを備えている。ストッパ28が、ベース26に設けられかつ額縁4を通して機器取付壁1の開口2内に挿入される後方突出部34と、後方突出部34に設けられかつベース26内方に弾性変形する板状バネ体35と、バネ体35にベース26外方に突出するように設けられかつ額縁4の係合部11に係合してベース26の前方への移動を阻止するとともに、バネ体35がベース26内方に弾性変形した際に係合部11への係合が解除される引掛部36と、引掛部36からずれた位置においてバネ体35に設けられかつベース26と額縁4との間に位置するバネ体操作部37とを有している。この発明の機器取付具1によれば、機器20を機器取付壁1に簡単に取り付けることができ、しかも簡単に機器20を取り外すことを防止しうる。

Description

本発明は、機器取付具、開口枠および機器に関し、より詳細には、内部に機器本体を構成する部品が収容された筐体を有する機器を、筐体が機器取付壁に形成された開口内に嵌め込まれた状態で機器取付壁に着脱自在に取り付ける機器取付具、機器取付壁の開口周縁部に装着され、かつ機器取付具による機器の取付けに用いる開口枠、および機器に関する。
この明細書および請求の範囲において、機器を機器取付壁に取り付ける際に作業者などが作業をする側(図6の左側)を前、これと反対側を後というものとする。また、後方から前方を見た際の上下、左右(図1および図5)の上下、左右を上下、左右というものとする。
また、この明細書および請求の範囲において、「ベース内方」とは、開口を囲繞するベースに囲まれた内側をいうものとし、「ベース外方」とは、これと反対側をいうものとする。
たとえば表示装置、操作盤などの電子機器の表示板を、開口を塞ぐようにボックスに取り付ける取付装置として、表示板の裏面に取り付けられ、かつ屈曲部を有する板バネと、ボックス内に設けられ、かつ板バネの屈曲部が係合する突起部と、板バネの屈曲部または突起部に設けられ、かつ表示板の引き抜き時の摩擦力が挿入時の摩擦力よりも大きくなるように係合する係止部とをそなえたものが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1記載の取付装置においては、大きな力を必要とはするものの、誰にでも取り外し具を用いずにボックスの外側から取り外すことができるので、盗難防止対策としては不十分であった。
特開平9−86813号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、前方からの作業で機器を機器取付壁に簡単に取り付けることができ、しかも簡単に機器を取り外すことができない機器取付具、機器取付壁の開口周縁部に装着され、かつ機器取付具による機器の取付けに用いられる開口枠、および前方からの作業で機器取付壁に簡単に取り付けることができ、しかも簡単に取り外すことができない機器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)内部に機器本体を構成する部品が収容された筐体を有する機器を、筐体が機器取付壁に形成された開口内に嵌め込まれた状態で機器取付壁に着脱自在に取り付ける機器取付具であって、
機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置されて開口を囲繞するベースと、ベースの後面に設けられたストッパとを備えており、
ストッパが、ベースに設けられ、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に開口内に挿入される後方突出部と、後方突出部に設けられ、かつベース内方に弾性変形しうる板状のバネ体と、バネ体にベース外方に突出するように設けられ、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、機器取付壁の開口の周縁部に設けられた係合部に係合することによりベースの前方への移動を阻止するとともに、ベースと機器取付壁との間に解除具挿入用間隙を形成する引掛部と、引掛部からずれた位置においてバネ体に設けられ、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、ベースと機器取付壁との間の解除具挿入用間隙に臨む位置に配されるバネ体操作部とを有しており、
ベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、解除具挿入用間隙にベース外方から解除具を挿入することにより、バネ体に設けられたバネ体操作部がベース内方に押圧されることに連動してバネ体がベース内方に弾性変形し、引掛部の係合部への係合が解除されるようになされている機器取付具。
2)機器取付壁の開口が方形であり、ベースが1つの枠体からなる上記1)記載の機器取付具。
3)枠体の上下両枠部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている上記2)記載の機器取付具。
4)枠体の左右両枠部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている上記2)記載の機器取付具。
5)機器取付壁の開口が方形であり、ベースが、当該開口の各辺部に沿う4つのベース構成部材からなる上記1)記載の機器取付具。
6)上下両ベース構成部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている上記5)記載の機器取付具。
7)左右両ベース構成部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている上記5)記載の機器取付具。
8)ベースに、後方に突出し、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、当該開口内に嵌るとともに、機器取付壁における開口の上下両縁部および左右両側縁部に当たって枠体の上下方向および左右方向の移動を阻止する位置決め部が設けられている上記1)記載の機器取付具。
9)位置決め部の後端部に、後方に向かってベース内方に傾斜したガイド部が形成されている上記8)記載の機器取付具。
10)ベースに、ベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、機器取付壁前面に当たってベースの後方への移動を阻止するがたつき防止部が設けられている上記1)記載の機器取付具。
11)ストッパの後方突出部が、ベースの後面と直角をなすように後方に突出した方形の板状であり、バネ体が、後方突出部のベース後面と直角をなす一側縁部の前部分に、側方に突出するとともに後方突出部と同一平面内に位置するように一体に形成され、引掛部が、バネ体の前側縁部の先端部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、バネ体操作部が、バネ体における引掛部よりも後方突出部寄りの部分に前方突出状に一体に形成されている上記1)記載の機器取付具。
12)ストッパのバネ体に、後方に向かってベース内方に傾斜したガイド部が形成されている上記11)記載の機器取付具。
13)ストッパの後方突出部が、ベースの後面と直角をなすように後方に突出するとともに、ベース外方から見てベース側が開口した略U字形の板状であり、バネ体が、後方突出部の先端連結部の前側縁部に前方に突出するとともに後方突出部と同一平面内に位置するように一体に形成され、引掛部が、バネ体の前側縁部の両端部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、バネ体操作部が、バネ体の両引掛部間に前方突出状に一体に形成されている上記1)記載の機器取付具。
14)後方突出部の先端連結部の後側縁部に、後方に向かってベース内方に傾斜したガイド部が形成されている上記13)記載の機器取付具。
15)ストッパの後方突出部が、ベースの後面と直角をなすように後方に突出するとともに、ベース外方から見てベース側が開口した略U字形の板状であり、バネ体が、後方突出部の先端連結部の前側縁部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、引掛部が、バネ体の前端部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、バネ体操作部が、バネ体の前端部を引掛部よりも前方に延長することにより形成されている上記1)記載の機器取付具。
16)上記1)〜15)のうちのいずれかに記載の機器取付具を用いて機器が取り付けられる機器取付壁の開口周縁部に装着される開口枠であって、機器取付壁前面の開口周縁部に配置される額縁と、機器取付壁後面の開口周縁部における少なくとも対向する1対の縁部に配置され、かつ締結手段により額縁に固定されて額縁とともに機器取付壁を挟着する挟着部材とよりなり、額縁の内周縁部に、機器取付具の引掛部が係合する係合部が設けられ、額縁の前面に沿って機器取付具のベースが配置されるようになされており、開口枠の額縁の前面に沿って機器取付具のベースが配置された際に、額縁と機器取付具のベースとの間に解除具挿入用間隙が形成されるようになされている開口枠。
17)開口を有する機器取付壁に着脱自在に取り付けられる機器であって、
内部に機器本体を構成する部品が収容され、かつ機器取付壁の開口内に嵌め込まれる筐体と、筐体の周面前端部に固定状に設けられ、かつ筐体が開口内に嵌め込まれた際に機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置される外方張り出し部とを備えており、外方張り出し部の後面に、請求項1〜15のうちのいずれかに記載の機器取付具が設けられている機器。
上記17)の機器において、機器取付具のベースが外方張り出し部に固定される場合と、外方張り出し部自体が機器取付具のベースを兼ねる場合とがある。
18)開口を有する機器取付壁に、上記17)記載の機器を取り付ける機器取付構造であって、
機器取付壁の開口の周縁部に上記16)記載の開口枠が装着され、機器の外方張り出し部の後面に、上記1)〜15)のうちのいずれかに記載の機器取付具が設けられ、機器の筐体が開口枠内に挿入されるとともに、外方張り出し部が額縁の前面に沿って配置された際に、機器取付具のストッパの引掛部が額縁の係合部に係合し、機器取付具のストッパのバネ体操作部と対応する位置において、額縁を機器取付具のベースとの間に解除具挿入用間隙が形成され、額縁と外方張り出し部との間におけるバネ体操作部と対応する位置に、解除具挿入用間隙に臨むスリットが形成されるようになされている機器取付壁への機器取付構造。
上記1)の機器取付具によれば、ベースを、前方から機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置すると、バネ体の引掛部が機器取付壁における開口の周縁部に設けられた係合部に係合して機器取付具の前方への移動が阻止されるので、機器取付具を機器取付壁に簡単に取り付けることができ、しかも前方からの操作では機器取付具を機器取付壁から取り外すことができなくなる。また、機器取付具の後方への移動は、機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置されたベースによって阻止される。
また、ベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、ベースと機器取付壁との間に解除具挿入用間隙が形成されるので、解除具挿入用間隙を通してベース外方から解除具を挿入するとともに、解除具によりバネ体に設けられたバネ体操作部をベース内方に押圧してバネ体をベース内方に弾性変形させることによって、引掛部の係合部への係合を解除して、機器取付具を機器取付壁から取り外すことができる。したがって、機器取付具を機器に設けておけば、解除具を用いることなく機器を機器取付壁から取り外すことはできないが、機器を機器取付壁から取り外す必要が生じた場合には、解除具を用いることにより簡単に機器取付壁から取り外すことができる。しかも、バネ体操作部が引掛部からずれた位置においてバネ体に設けられているので、解除具によりバネ体操作部を押圧する際に、引掛部の係合部からの係合解除の妨げとはならない。
上記2)〜7)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を強固に機器取付壁に取り付けることができる。
上記3)、4)、6)および7)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を機器取付壁から取り外す際には、上下または左右のいずれか一方のストッパのバネ体操作部を解除具によりベース内方に押圧してバネ体をベース内方に弾性変形させることによって、引掛部の係合部への係合を解除し、ついで機器を、バネ体を弾性変形させた側に移動させることにより、上下または左右のいずれか他方のストッパの引掛部の係合部への係合を解除することができる。したがって、機器の取り外し作業が簡単になる。
上記8)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を機器取付壁に取り付けた際に、位置決め部材が機器取付壁における開口の上下両縁部および左右両側縁部に当たることによって、機器の上下方向および左右方向への移動を阻止することができる。
上記9)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を機器取付壁に取り付ける際に、機器が機器取付壁の開口に対して若干位置ずれしていたとしても、ガイド部の働きにより、位置決め部材を確実に機器取付壁の開口内に嵌め入れることができる。
上記10)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を機器取付壁に取り付けた際に、がたつき防止部の働きにより、機器の後方への移動を阻止することができる。
上記11)の機器取付具によれば、比較的簡単な構成で、後方突出部、バネ体、引掛部およびバネ体操作部を有するストッパを形成することができる。
上記12)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を機器取付壁に取り付ける際に、機器が機器取付壁の開口に対して若干位置ずれしていたとしても、ガイド部の働きにより、機器取付壁の開口の周縁部によりバネ体の引掛部を確実にベース内方に押圧してバネ体を弾性変形させることができる。
上記13)の機器取付具によれば、比較的簡単な構成で、後方突出部、バネ体、引掛部およびバネ体操作部を有するストッパを形成することができる。
上記14)の機器取付具を機器に設けた場合、機器を機器取付壁に取り付ける際に、機器が機器取付壁の開口に対して若干位置ずれしていたとしても、ガイド部の働きにより、後方突出部を確実に機器取付壁の開口内に嵌め入れることができる。
上記15)の機器取付具によれば、比較的簡単な構成で、後方突出部、バネ体、引掛部およびバネ体操作部を有するストッパを形成することができる。
上記16)の開口枠によれば、機器取付壁が、たとえば石膏ボードにより形成されている場合であっても、機器取付壁における開口の周縁部に設けられる係合部の位置精度を高めることができるので、この開口枠を装着した機器取付壁に、機器取付具を設けた機器を取り付ける際に、引掛部を確実に係合部に係合させることができる。すなわち、石膏ボードからなる機器取付壁への開口の形成は、カッターなどを用いて行われるので、加工精度が高くなく、係合部の位置がずれるおそれがある。したがって、機器取付具を設けた機器を機器取付壁に取り付ける際に、引掛部が係合部に係合しないおそれがある。
上記17)の機器によれば、上記1)〜15)と同様な効果を奏する。
上記18)の機器取付構造によれば、機器を取り外す際に、解除具を挿入する箇所を視認することができ、解除具により確実にバネ体操作部を押圧することができる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施形態1
この実施形態は図1〜図11に示すものであり、石膏ボードからなる機器取付壁に機器を取り付ける場合を示す。
図1は機器を取り付ける機器取付壁および機器取付壁の開口周縁部に装着される開口枠を示し、図2および図3は機器取付具を備えた機器を示し、図4は機器取付具を備えた機器を機器取付壁に取り付ける過程の状態を示す。図5〜図10は機器取付具を備えた機器を機器取付壁に取り付けた状態を示す。また、図11は機器取付具を備えた機器を機器取付壁から取り外す過程の状態を示す。
図1に示すように、機器取付壁(1)は石膏ボードからなり、機器取付用の方形の開口(2)があけられている。機器取付壁(1)の開口(2)の周縁部には開口枠(3)が装着されている。開口枠(3)は、機器取付壁(1)前面における開口(2)の周縁部に配置される額縁(4)と、機器取付壁(1)後面における開口(2)の上下両縁部(開口(2)の周縁部における少なくとも対向する1対の縁部)に配置され、かつボルト(6)およびナット(7)(締結手段)により額縁(4)に固定されて額縁(4)とともに機器取付壁(1)を挟着する上下2つの挟着部材(5)とよりなる。
額縁(4)の上下両横部材(4a)および左右両縦部材(4b)の内側縁部には、それぞれ後方に突出して開口(2)内に嵌る位置決め壁(8)が一体に形成されている。額縁(4)の上下両横部材(4a)に形成された位置決め壁(8)の左右両端部にはそれぞれ左右方向に長い貫通穴(9)があけられ、額縁(4)の上下両横部材(4a)の上下方向内側縁部における貫通穴(9)に臨む部分に、それぞれ上下方向内方に突出しかつ後述する機器取付具の引掛部が係合しうる係合部(11)が設けられており、これにより、機器取付壁(1)の開口(2)の周縁部に、後述する機器取付具の引掛部が係合しうるようになっている。また、額縁(4)前面の外周縁部には前方突出壁(12)が形成されており、前方突出壁(12)の上下両辺部の長さ方向中央部の左右両側部に、それぞれ左右方向に長い切り欠き(13)が形成されている。さらに、額縁(4)の四隅部には、それぞれ機器取付壁(1)の開口(2)内に臨む内方突出部(14)が設けられており、各内方突出部(14)にボルト挿通穴(15)があけられている。
上下両挟着部材(5)の左右両側部には、それぞれ機器取付壁(1)の開口(2)内に臨む内方突出部(16)が設けられており、各内方突出部(16)にボルト挿通穴(17)があけられている。そして、額縁(4)および両挟着部材(5)のボルト挿通穴(15)(17)に前方から通されたボルト(6)の先端部にナット(7)をねじ嵌めることによって、額縁(4)および両挟着部材(5)が、機器取付壁(1)を挟着した状態で機器取付壁(1)に固定されている。
図2に示すように、表示装置、操作盤などの機器(20)は、内部に機器本体を構成する部品が収容され、かつ機器取付壁(1)の開口(2)の周縁部に装着された開口枠(3)の額縁(4)を通して開口(2)内に嵌め込まれる筐体(21)と、筐体(21)の周面前端部に固定状に設けられ、かつ筐体(21)が開口枠(3)内に嵌め込まれた際に機器取付壁(1)の前面に沿う外方張り出し部(22)とを備えている。外方張り出し部(22)の外周縁には後方突出壁(23)が一体に形成されている。
機器(20)の外方張り出し部(22)に機器取付具(25)が設けられている。機器取付具(25)は、1つの枠体(27)からなり、かつ機器取付壁(1)の前面における開口(2)の周囲の部分に配置されて開口(2)を囲繞するベース(26)と、ベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)の後面に左右方向に間隔をおいて設けられた2つのストッパ(28)とを備えている。枠体(27)の後面は、外方張り出し部(22)の後方突出壁(23)の突出縁とほぼ同一垂直面上にある。
ベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)および左右両枠部材(27b)のベース(26)内方の縁部に、それぞれ後方に突出しかつ機器(20)の筐体(21)の上下両面および左右両側面に面接触する筐体保持壁(29)が一体に形成されている。また、枠体(27)の上下両枠部材(27a)の左右両端部および左右両枠部材(27b)の上下両端部における筐体保持壁(29)よりもベース(26)外方の部分に、後方に突出し、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)の前面、すなわち機器取付壁(1)の前面における開口(2)の周囲の部分に配置された際に、額縁(4)を通して開口(2)内に嵌るとともに、額縁(4)の上下両横部材(4a)および左右両縦部材(4b)の位置決め壁(8)(機器取付壁(1)における開口(2)の上下両縁部および左右両側縁部)に当たって枠体(27)の上下方向および左右方向の位置決めを行う位置決め部(31)が一体に形成されている。位置決め部(31)の後端部に、後方に向かってベース(26)内方に傾斜したガイド部(32)が形成されている。
図3に示すように、ベース(26)となる枠体(27)の上枠部材(27a)に設けられた左側のストッパ(28)は、上枠部材(27a)に固定された垂直状の基板(33)と、基板(33)の下縁に一体に形成され、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際に額縁(4)を通して開口(2)内に挿入される後方突出部(34)と、後方突出部(34)に設けられ、かつベース(26)内方に弾性変形しうる板状のバネ体(35)と、バネ体(35)にベース(26)外方に突出するように設けられ、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際に、額縁(4)の係合部(11)に係合してベース(26)の前方への移動を阻止するとともに、バネ体(35)がベース(26)内方に弾性変形した際に係合部(11)への係合が解除される引掛部(36)と、引掛部(36)から左方にずれた位置においてバネ体(35)に設けられ、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際にベース(26)と機器取付壁(1)との間に位置するバネ体操作部(37)と、ベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際に、開口枠(3)の額縁の前面(機器取付壁(1)の前面における開口(2)の周囲の部分)に当たってベース(26)の後方への移動を阻止するがたつき防止部(38)とを有している。引掛部(36)は、引掛部(36)が係合部(11)に係合した際に、ベース(26)と開口枠(3)の額縁(4)との間に隙間が形成される位置にある。すなわち、引掛部(36)の前側縁部はベース(26)よりも後側にある。
枠体(27)の上枠部材(27a)に設けられた左側のストッパ(28)の後方突出部(34)は、ベース(26)の後面と直角をなすように後方に突出した方形の水平板状である。バネ体(35)は、後方突出部(34)のベース(26)後面と直角をなす左側縁部の前部分に左側方に突出するとともに後方突出部(34)と同一平面内に位置するように一体に形成されている。バネ体(35)の後側縁部に、後方に向かって下方(ベース(26)内方)に傾斜したガイド部(39)が一体に形成されている。引掛部(36)は、バネ体(35)の前側縁部の左端部(先端部)に前方に向かって上方(ベース(26)外方)に斜めに突出するように一体に形成されている。バネ体操作部(37)は、バネ体(35)における引掛部(36)よりも後方突出部(34)寄りの部分(右側の部分)で、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際に額縁(4)の前方突出壁(12)の切り欠き(13)と合致する位置に、前方突出状に一体に形成された水平板状である。バネ体操作部(37)は、ベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)から筐体保持壁(29)にかけて形成された貫通穴(30)に通されている。がたつき防止部(38)は、左右方向に間隔をおいた1対のスリット(41)を、ストッパ(28)の基板(33)の上端から後方突出部(34)の前後方向中間部にかけて形成し、基板(33)における両スリット(41)間に位置する部分を後方に曲げることにより形成されている。枠体(27)の上枠部材(27a)に設けられた右側のストッパ(28)は、左側のストッパ(28)とは左右逆向きに構成されており、同一部分には同一符号を付す。また、詳細な図示は省略したが、ベース(26)となる枠体(27)の下枠部材(27a)に設けられた2つのストッパ(28)は、上枠部材(27a)に設けられた2つのストッパ(28)と上下逆向きに構成されている。
次に、機器(20)を機器取付壁(1)に取り付ける方法について、図4を参照して説明する。
すなわち、機器(20)の筐体(21)を、前方から開口枠(3)の額縁(4)を通して機器取付壁(1)の開口(2)内に嵌め込む。すると、まずストッパ(28)のバネ体(35)の引掛部(36)が開口枠(3)の額縁(4)における上下両横部材(4a)の上下方向内縁部に当たり(図4(a)参照)、さらに機器(20)を後方に押し込むと、引掛部(36)が額縁(4)の内周縁に押されることによりバネ体(35)が上下方向内方に弾性変形し、引掛部(36)が上下方向内方に移動する(図4(b)参照)。このとき、バネ体操作部(37)も上下方向内方に移動する。そして、引掛部(36)が額縁(4)よりも後方に来ると、バネ体(35)が自身の弾性力により元の状態に復帰し、引掛部(36)の先端部が貫通穴(9)内に嵌って額縁(4)の係合部(11)に係合する。こうして、外方張り出し部(22)および機器取付具(25)のベース(26)が、機器取付壁(1)における開口(2)周縁部に装着された開口枠(3)の額縁(4)の前面に配置された状態で、機器(20)が機器取付壁(1)に取り付けられる(図5および図6参照)。
機器(20)の筐体(21)を開口枠(3)内に嵌め込む際に、ストッパ(28)のバネ体(35)のガイド部(39)の働きによって、額縁(4)の内周縁部により確実にバネ体(35)の引掛部(36)をベース(26)内方に押圧してバネ体(35)を弾性変形させることができる。また、ベース(26)の位置決め部(31)のガイド部(32)の働きによって、機器(20)を機器取付壁(1)に取り付ける際に、機器(20)が機器取付壁(1)の開口枠(3)の額縁(4)に対して若干位置ずれしていたとしても、位置決め部(31)を確実に額縁(4)を通して機器取付壁(1)の開口(2)内に嵌め入れるとともに、額縁(4)の位置決め壁(8)に接触させることができる。
機器(20)が機器取付壁(1)に取り付けられた状態においては、引掛部(36)が額縁(4)の係合部(11)に係合することにより、機器(20)の前方への移動が阻止されている(図7参照)。また、ベース(26)の位置決め部(31)が額縁(4)の位置決め壁(8)のベース(26)内方を向いた面に面接触することによって、機器(20)の上下方向および左右方向への移動が阻止されている(図8参照)。また、ストッパ(28)のがたつき防止部(38)の上下方向外端部が額縁(4)の前面に当たることによって、機器(20)の後方への移動が阻止されている(図9参照)。また、バネ体(35)の引掛部(36)が額縁(4)の係合部(11)に係合して、ストッパ(28)のがたつき防止部(38)の上下方向外端部が額縁(4)の前面に当たることによって、機器取付具(25)のベース(26)と開口枠(3)の額縁(4)との間に解除具挿入用間隙(42)が形成されている(図7参照)。そして、額縁(4)の前方突出部(12)の切り欠き(13)により機器(20)の外方張り出し部(22)の後方突出壁(23)と開口枠(3)の額縁(4)の間に、解除具挿入用間隙(42)に臨むスリット(43)が形成されている(図7参照)。さらに、バネ体操作部(37)がスリット(43)と対応する部分に位置している(図10参照)。なお、機器(20)の外方張り出し部(22)の後方突出壁(23)、および額縁(4)の前方突出部(12)にそれぞれ切り欠きを形成し、両切り欠きによりスリットを形成してもよい。
また、機器(20)が機器取付壁(1)に取り付けられた状態においては、機器取付具(25)は前方から見えることはないので、見栄えが良くなる。しかも、機器取付壁(1)の後側には機器(20)を取り付けるための余計なスペースを必要としない。
次に、機器(20)を機器取付壁(1)から取り外す方法について、図11を参照して説明する。
まず、薄板状の解除具(44)を、下方から下側のスリット(43)に通して解除具挿入用間隙(42)内に挿入し、ストッパ(28)のバネ体操作部(37)を上方に押し上げる。すると、バネ体(35)が上方に弾性変形し、下側のストッパ(28)の引掛部(36)の係合部(11)への係合が解除される(図11(a)参照)。このとき、バネ体操作部(37)が、枠体(27)の下枠部材(27a)の筐体保持壁(29)に当たるので、機器(20)は解除具(44)により下側から支持された状態となる。ついで、解除具(44)により機器(20)を支持したままで、解除具(44)を前方に移動させて機器(20)の下端部を開口枠(3)の額縁(4)よりも前方に移動させるとともに、若干下方へ移動させる。すると、上側のストッパ(28)の引掛部(36)が上側の係合部(11)から外れる。その後、機器(20)全体を前方に移動させる。こうして、機器(20)が機器取付壁(1)から取り外される。
実施形態1においては、機器取付具(25)のベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材に、それぞれ少なくとも1つ、ここでは2つのストッパ(28)が設けられている。これに代えて、左右両枠部材に、それぞれ少なくとも1つ、好ましくは2つのストッパが設けられていてもよい。
図12に、機器取付壁の変形例を示す。
図12に示す機器取付壁(50)は、たとえば金属板からなり、機器取付壁(50)の開口(51)周縁部には、実施形態1における開口枠(3)は装着されておらず、機器取付壁(50)の開口(51)の周縁部が、ストッパ(28)の引掛部(36)が係合する係合部(52)となっている。すなわち、機器取付壁(50)が金属板からなるので、機器取付壁(50)における開口(51)の周縁部に設けられる係合部(52)の位置精度を高めることができることになり、開口枠(3)を必要としない。
実施形態2
この実施形態は図13に示すものである。
図13は機器取付具(25)を備えた機器(20)を示す。
図13に示すように、実施形態2の機器(20)の外方張り出し部(22)に設けられ、かつ機器取付壁の開口を囲繞する機器取付具(25)のベース(55)は、開口(2)の各辺部に沿う4つのベース構成部材(56)からなる。そして、上下両ベース構成部材(56)に、それぞれ少なくとも1つのストッパ(28)、図示の例では2つのストッパ(28)が設けられている。また、全ベース構成部材(56)の両端部にガイド部(32)を有する位置決め部(31)が一体に形成されている。その他の構成は、実施形態1の機器(20)および機器取付具(25)と同様である。
また、上下両ベース構成部材(56)に代えて、左右両ベース構成部材(56)に、少なくとも1つのストッパ(28)が設けられていてもよい。
実施形態3
この実施形態は図14および図15に示すものである。
図14および図15は機器取付具(25A)を備えた機器(20)を示す。
図14および図15に示すように、実施形態3の機器(20)の外方張り出し部(22)に設けられている機器取付具(25A)のストッパ(60)のがたつき防止部(61)は、左右方向に間隔をおいた1対のスリット(62)を、ストッパ(60)の基板(33)の上下方向中間部から後方突出部(34)の前後方向中間部にかけて形成し、後方突出部(34)における両スリット(62)間に位置する部分をベース(26)内方に斜めに曲げることにより形成されている。具体的には、がたつき防止部(61)は、前方に向かってベース(26)内方に傾斜した第1傾斜部(61a)と、第1傾斜部(61a)の先端に連なりかつ前方に向かってベース(26)外方に傾斜した第2傾斜部(61b)とよりなる。そして、機器(20)を機器取付壁(1)に取り付けた状態においては、第2傾斜部(61b)が額縁(4)の前面の内周縁部に当たり、これにより機器(20)の後方への移動が阻止されている。その他の構成は、実施形態1の機器(20)および機器取付具(25)と同様である。
実施形態4
この実施形態は図16および図17に示すものである。
図16および図17は機器取付具(25B)を備えた機器(20)を示す。
図16および図17に示すように、実施形態4の機器(20)の外方張り出し部(22)に設けられている機器取付具(25B)のストッパ(65)は、ベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)に左右方向に間隔をおいて固定された1対の基板(66)と、両基板(66)のベース(26)内方の端部に跨るように一体に形成され、かつベース(26)が機器取付壁(1)の前面における開口(2)の周囲の部分に配置された際に開口(2)内に挿入される後方突出部(67)とを備えている。
ストッパ(65)の後方突出部(67)は、ベース(26)の後面と直角をなすように後方に突出するとともに、ベース(26)外方から見てベース(26)側が開口した略U字形の水平板状であり、後方突出部(67)の先端連結部(67a)の前側縁部に、ベース(26)内方に弾性変形しうる板状のバネ体(68)が、前方に突出するとともに後方突出部(67)と同一平面内に位置するように一体に形成されている。後方突出部(67)の先端連結部(67a)の後側縁部に、後方に向かってベース(26)内方に傾斜したガイド部(69)が一体に形成されている。バネ体(68)の前側縁部の左右両端部に、前方に向かってベース(26)外方に斜めに突出し、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際に、額縁(4)の係合部(11)に係合してベース(26)の前方への移動を阻止するとともに、バネ体(68)がベース(26)内方に弾性変形した際に係合部(11)への係合が解除される引掛部(71)が一体に形成されている。バネ体(35)の前側縁部における両引掛部(71)間に、外方張り出し部(22)が開口枠(3)の額縁(4)の前面に配置された際にベース(26)と額縁(4)との間に位置する水平板状のバネ体操作部(72)が、前方突出状に一体に形成されている。さらに、各基板(66)の左右方向外側縁部に、額縁(4)前面に当たって機器(20)の後方への移動を阻止するがたつき防止部(73)が、左右方向外方に向かって後方に傾斜するように一体に形成されている。その他の構成は、実施形態1の機器(20)および機器取付具(25)と同様である。
実施形態5
この実施形態は図18〜図20に示すものである。
図18〜図20は機器取付具(25C)を備えた機器(20)を示す。
図18〜図20に示すように、実施形態5の場合、開口枠(3)の額縁(4)の上下両横部材(4a)における貫通穴(9)に臨んだ部分には、位置決め壁(8)よりも上下方向内方に突出した係合部(75)が形成されている。また、機器(20)の外方張り出し部(22)に設けられている機器取付具(25C)のベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)の上下方向内側縁部には、少なくとも1つ、ここでは2つの切り欠き(76)が左右方向に間隔をおいて形成されている。
機器取付具(25C)のストッパ(77)は、ベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)の上下方向内側縁部における各切り欠き(75)の左右両側部分に跨るように一体に形成され、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)の前面に配置された際に開口(2)内に挿入される後方突出部(78)を備えている。
ストッパ(77)の後方突出部(78)は、ベース(26)の後面と直角をなすように後方に突出するとともに、ベース(26)外方から見てベース(26)側が開口した略U字形の水平板状であり、後方突出部(78)の先端連結部(78a)の前側縁部に、ベース(26)内方に弾性変形しうる板状のバネ体(79)が、前方に向かってベース(26)外方に斜めに突出するように一体に形成されている。バネ体(79)の前端部に、前方が開口したU字状のスリット(81)が入れられるとともに、スリット(81)に囲まれた部分が斜め上方に曲げられることにより、前方に向かってベース(26)外方に斜めに突出し、かつベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)前面に配置された際に、額縁(4)の係合部(75)に係合してベース(26)の前方への移動を阻止するとともに、バネ体(79)がベース(26)内方に弾性変形した際に係合部(75)への係合が解除される引掛部(82)が一体に形成されている。バネ体(79)における引掛部(82)よりも前方に延長された部分が、ベース(26)が額縁(4)の前面に配置された際にベース(26)と額縁(4)との間に位置するバネ体操作部(83)となっている。さらに、開口枠(3)の額縁(4)の前面またはベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)の後面に、機器(20)が機器取付壁(1)に取り付けられた際に、額縁(4)前面とベース(26)となる枠体(27)後面との間に介在させられて機器(20)の後方への移動を阻止するがたつき防止部(84)が設けられている。なお、がたつき防止部(84)は、上下両枠部材(27a)に代えて左右両枠部材(27b)に設けられていてもよいし、上下両枠部材(27a)および左右両枠部材(27b)の両者に設けられていてもよい。
機器取付具(25C)のベース(26)となる枠体(27)の上下両枠部材(27a)の両ストッパ(77)間の部分、および左右両枠部材(27b)のほぼ全長にわたる部分に、それぞれベース(26)が開口枠(3)の額縁(4)の前面に配置された際に、額縁(4)を通して開口(2)内に嵌るとともに、額縁(4)の上下両横部材(4a)および左右両縦部材(4b)の位置決め壁(8)に当たって枠体(27)の上下方向および左右方向の位置決めを行う板状の位置決め部(85)(86)が一体に形成されている。位置決め部(85)(86)の後端部に、後方に向かってベース(26)内方に傾斜したガイド部(87)(88)が形成されている。
その他の構成は、実施形態1の機器(20)および機器取付具(25)と同様である。
実施形態6
この実施形態は図21に示すものである。
図21は機器取付具(25D)を備えた機器(20)を示す。
図21に示すように、実施形態6の機器(20)の外方張り出し部(22)に設けられている機器取付具(25D)のストッパ(90)にはがたつき防止部(38)は設けられていない。また、額縁(4)の上下両横部材(4a)に形成された位置決め壁(8)の左右両端部にあけられた左右方向に長い貫通穴(9A)の前後方向の幅が、実施形態1の貫通穴(9)よりも狭くなっている。そして、機器(20)が機器取付壁(1)に取り付けられた状態においては、引掛部(36)の上斜め後方を向いた面が、位置決め壁(8)における貫通穴(9A)の後側の縁部に係合し、これによりベース(26)の後方への移動が阻止されている。その他の構成は、実施形態1の機器(20)および機器取付具(25)と同様である。
実施形態2〜6において、機器取付壁(1)への機器(20)の取付および取り外しは、実施形態1の場合と同様に行われる。また、実施形態2〜6において、図12に示すように、機器取付壁(1)が金属板からなる場合がある。
この発明による機器取付具は、内部に機器本体を構成する部品が収容された筐体を有する機器を、筐体が機器取付壁に形成された開口内に嵌め込まれた状態で機器取付壁に着脱自在に取り付けるのに適している。
この発明の実施形態1の機器取付具により機器を取り付ける機器取付壁および開口枠を示す分解斜視図である。 この発明の実施形態1の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す後方から見た斜視図である。 図2の要部を拡大して示す斜視図である。 この発明の実施形態1の機器取付具により機器取付壁に機器を取り付ける方法を示す部分拡大垂直断面図である。 この発明の実施形態1の機器取付具により機器取付壁に機器を取り付けた状態を示す後方から見た一部切り欠き背面図である。 この発明の実施形態1の機器取付具により機器取付壁に機器を取り付けた状態を示す一部切り欠き垂直断面図である。 図5のA−A線拡大断面図である。 図5のB−B線拡大断面図である。 図5のC−C線拡大断面図である。 図5のD−D線拡大断面図である。 この発明の実施形態1の機器取付具により機器取付壁に取り付けた機器を取り外す方法を示す垂直断面図である。 機器取付壁の変形例を示す垂直断面図である。 この発明の実施形態2の機器取付具により機器取付壁に機器を取り付けた状態を示す後方から見た背面図である。 この発明の実施形態3の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す後方から見た要部拡大斜視図である。 この発明の実施形態3の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す部分拡大垂直断面図である。 この発明の実施形態4の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す後方から見た要部拡大斜視図である。 この発明の実施形態4の機器取付具の要部を示す部分拡大平面図である。 この発明の実施形態5の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す後方から見た斜視図である。 図18の要部を拡大して示す斜視図である。 この発明の実施形態5の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す部分拡大垂直断面図である。 この発明の実施形態6の機器取付具に機器を取り付けた状態を示す部分拡大垂直断面図である。

Claims (18)

  1. 内部に機器本体を構成する部品が収容された筐体を有する機器を、筐体が機器取付壁に形成された開口内に嵌め込まれた状態で機器取付壁に着脱自在に取り付ける機器取付具であって、
    機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置されて開口を囲繞するベースと、ベースの後面に設けられたストッパとを備えており、
    ストッパが、ベースに設けられ、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に開口内に挿入される後方突出部と、後方突出部に設けられ、かつベース内方に弾性変形しうる板状のバネ体と、バネ体にベース外方に突出するように設けられ、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、機器取付壁の開口の周縁部に設けられた係合部に係合することによりベースの前方への移動を阻止するとともに、ベースと機器取付壁との間に解除具挿入用間隙を形成する引掛部と、引掛部からずれた位置においてバネ体に設けられ、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、ベースと機器取付壁との間の解除具挿入用間隙に臨む位置に配されるバネ体操作部とを有しており、
    ベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、解除具挿入用間隙にベース外方から解除具を挿入することにより、バネ体に設けられたバネ体操作部がベース内方に押圧されることに連動してバネ体がベース内方に弾性変形し、引掛部の係合部への係合が解除されるようになされている機器取付具。
  2. 機器取付壁の開口が方形であり、ベースが1つの枠体からなる請求項1記載の機器取付具。
  3. 枠体の上下両枠部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている請求項2記載の機器取付具。
  4. 枠体の左右両枠部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている請求項2記載の機器取付具。
  5. 機器取付壁の開口が方形であり、ベースが、当該開口の各辺部に沿う4つのベース構成部材からなる請求項1記載の機器取付具。
  6. 上下両ベース構成部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている請求項5記載の機器取付具。
  7. 左右両ベース構成部材に、それぞれ少なくとも1つのストッパが設けられている請求項5記載の機器取付具。
  8. ベースに、後方に突出し、かつベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、当該開口内に嵌るとともに、機器取付壁における開口の上下両縁部および左右両側縁部に当たって枠体の上下方向および左右方向の移動を阻止する位置決め部が設けられている請求項1記載の機器取付具。
  9. 位置決め部の後端部に、後方に向かってベース内方に傾斜したガイド部が形成されている請求項8記載の機器取付具。
  10. ベースに、ベースが機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置された際に、機器取付壁前面に当たってベースの後方への移動を阻止するがたつき防止部が設けられている請求項1記載の機器取付具。
  11. ストッパの後方突出部が、ベースの後面と直角をなすように後方に突出した方形の板状であり、バネ体が、後方突出部のベース後面と直角をなす一側縁部の前部分に、側方に突出するとともに後方突出部と同一平面内に位置するように一体に形成され、引掛部が、バネ体の前側縁部の先端部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、バネ体操作部が、バネ体における引掛部よりも後方突出部寄りの部分に前方突出状に一体に形成されている請求項1記載の機器取付具。
  12. ストッパのバネ体に、後方に向かってベース内方に傾斜したガイド部が形成されている請求項11記載の機器取付具。
  13. ストッパの後方突出部が、ベースの後面と直角をなすように後方に突出するとともに、ベース外方から見てベース側が開口した略U字形の板状であり、バネ体が、後方突出部の先端連結部の前側縁部に前方に突出するとともに後方突出部と同一平面内に位置するように一体に形成され、引掛部が、バネ体の前側縁部の両端部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、バネ体操作部が、バネ体の両引掛部間に前方突出状に一体に形成されている請求項1記載の機器取付具。
  14. 後方突出部の先端連結部の後側縁部に、後方に向かってベース内方に傾斜したガイド部が形成されている請求項13記載の機器取付具。
  15. ストッパの後方突出部が、ベースの後面と直角をなすように後方に突出するとともに、ベース外方から見てベース側が開口した略U字形の板状であり、バネ体が、後方突出部の先端連結部の前側縁部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、引掛部が、バネ体の前端部に前方に向かってベース外方に斜めに突出するように一体に形成され、バネ体操作部が、バネ体の前端部を引掛部よりも前方に延長することにより形成されている請求項1記載の機器取付具。
  16. 請求項1〜15のうちのいずれかに記載の機器取付具を用いて機器が取り付けられる機器取付壁の開口周縁部に装着される開口枠であって、機器取付壁前面の開口周縁部に配置される額縁と、機器取付壁後面の開口周縁部における少なくとも対向する1対の縁部に配置され、かつ締結手段により額縁に固定されて額縁とともに機器取付壁を挟着する挟着部材とよりなり、額縁の内周縁部に、機器取付具の引掛部が係合する係合部が設けられ、額縁の前面に沿って機器取付具のベースが配置されるようになされており、開口枠の額縁の前面に沿って機器取付具のベースが配置された際に、額縁と機器取付具のベースとの間に解除具挿入用間隙が形成されるようになされている開口枠。
  17. 開口を有する機器取付壁に着脱自在に取り付けられる機器であって、
    内部に機器本体を構成する部品が収容され、かつ機器取付壁の開口内に嵌め込まれる筐体と、筐体の周面前端部に固定状に設けられ、かつ筐体が開口内に嵌め込まれた際に機器取付壁の前面における開口の周囲の部分に配置される外方張り出し部とを備えており、外方張り出し部の後面に、請求項1〜15のうちのいずれかに記載の機器取付具が設けられている機器。
  18. 開口を有する機器取付壁に、上記17)記載の機器を取り付ける機器取付構造であって、
    機器取付壁の開口の周縁部に上記16)記載の開口枠が装着され、機器の外方張り出し部の後面に、上記1)〜15)のうちのいずれかに記載の機器取付具が設けられ、機器の筐体が開口枠内に挿入されるとともに、外方張り出し部が額縁の前面に沿って配置された際に、機器取付具のストッパの引掛部が額縁の係合部に係合し、機器取付具のストッパのバネ体操作部と対応する位置において、額縁を機器取付具のベースとの間に解除具挿入用間隙が形成され、額縁と外方張り出し部との間におけるバネ体操作部と対応する位置に、解除具挿入用間隙に臨むスリットが形成されるようになされている機器取付壁への機器取付構造。
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